JPH0126403Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0126403Y2 JPH0126403Y2 JP15664484U JP15664484U JPH0126403Y2 JP H0126403 Y2 JPH0126403 Y2 JP H0126403Y2 JP 15664484 U JP15664484 U JP 15664484U JP 15664484 U JP15664484 U JP 15664484U JP H0126403 Y2 JPH0126403 Y2 JP H0126403Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wood
- angle
- base
- contact surface
- circular saw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002023 wood Substances 0.000 claims description 25
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 15
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Sawing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は卓上丸のこに関するものである。
第5図から第9図には卓上丸のこの従来例が示
されている。これらの図に示されているように卓
上丸のこはベース1、このベース1に回動自在に
嵌合している回転テーブル2、ベース1に設けら
れ、かつ木材3を支持する固定バイス4等を備え
ている。そして回転テーブル2は適宜な角度で位
置決め可能な角度インデツクス機構を有してい
る。このように構成された卓上丸のこは上述のよ
うに使用頻度の高い角度に位置決めできる角度イ
ンデツクス機構を有しているが、この角度インデ
ツクス機構は非常に便利な反面、次に述べるよう
に欠点があつた。
されている。これらの図に示されているように卓
上丸のこはベース1、このベース1に回動自在に
嵌合している回転テーブル2、ベース1に設けら
れ、かつ木材3を支持する固定バイス4等を備え
ている。そして回転テーブル2は適宜な角度で位
置決め可能な角度インデツクス機構を有してい
る。このように構成された卓上丸のこは上述のよ
うに使用頻度の高い角度に位置決めできる角度イ
ンデツクス機構を有しているが、この角度インデ
ツクス機構は非常に便利な反面、次に述べるよう
に欠点があつた。
窓枠、ドア枠の製作時には必ず木材3の留め切
り作業を行うが、組立作業時に各部材の組立誤差
や45゜切り(留め切り)作業の不正確さなどから
直角α゜が狂うことが多くある。このため材料の木
材3,3aの合わせ面に隙間が発生し、再度、木
材3,3aのどちらか一方の留め切り作業を行つ
ている(第9図参照)。例えば木材3aを切断す
る場合に45゜+β゜(β゜は微小角度)に切断する必要
がある(45゜+β゜には墨線が引かれる)。この場合
に適宜な角度(0゜,22.5゜,30゜,45゜が通常)に位
置決めできる卓上丸のこではベース1にストツパ
穴5が設置されており、ハンドルホルダ6にボー
ル7が弾性体8を介して遊嵌されている(第5図
〜第7図参照)。ハンドル9を回動しボール7が
ベース1のストツパ穴5の位置にきた場合に、弾
性体8によりボール7がストツパ穴5に入つて位
置が決められる。従つて45゜よりβ゜だけずらそう
としても弾性体8によりボール7がストツパ穴5
に入つてしまい(第7図参照)、45゜+β゜に設置で
きず、45゜+β゜の墨線に合わせる作業が甚だ困難
であつた。なお第8図において10はこの刃であ
る。
り作業を行うが、組立作業時に各部材の組立誤差
や45゜切り(留め切り)作業の不正確さなどから
直角α゜が狂うことが多くある。このため材料の木
材3,3aの合わせ面に隙間が発生し、再度、木
材3,3aのどちらか一方の留め切り作業を行つ
ている(第9図参照)。例えば木材3aを切断す
る場合に45゜+β゜(β゜は微小角度)に切断する必要
がある(45゜+β゜には墨線が引かれる)。この場合
に適宜な角度(0゜,22.5゜,30゜,45゜が通常)に位
置決めできる卓上丸のこではベース1にストツパ
穴5が設置されており、ハンドルホルダ6にボー
ル7が弾性体8を介して遊嵌されている(第5図
〜第7図参照)。ハンドル9を回動しボール7が
ベース1のストツパ穴5の位置にきた場合に、弾
性体8によりボール7がストツパ穴5に入つて位
置が決められる。従つて45゜よりβ゜だけずらそう
としても弾性体8によりボール7がストツパ穴5
に入つてしまい(第7図参照)、45゜+β゜に設置で
きず、45゜+β゜の墨線に合わせる作業が甚だ困難
であつた。なお第8図において10はこの刃であ
る。
また第10図、第11図に示されているように
ストツパピン11がストツパ用ハンドル12を図
中矢印A方向へ上げて角度ストツパを解除する機
構を有する卓上丸のこにおいても、45゜からβ゜だ
けずらそうとする場合に一方の片手でストツパ用
ハンドル12を図中矢印Aのように上げておき、
他方の片手でハンドル9を回し回転テーブル2を
固定しなければならなかつた。従つて、狭い場所
で両手を使つて作業しなければならないので作業
がし難いのみならず、ハンドル9を回している最
中にストツパピン11が45゜穴に入つてしまい、
微小角度ずらした状態で角度を固定するのが困難
であつた。また、ストツパ用ハンドル12の動作
範囲を確保するためベース1の高さが高くなり、
製品全体が大きくなつてしまう。なお、第10
図、第11図において13は支点であり、矢印B
は回転方向である。
ストツパピン11がストツパ用ハンドル12を図
中矢印A方向へ上げて角度ストツパを解除する機
構を有する卓上丸のこにおいても、45゜からβ゜だ
けずらそうとする場合に一方の片手でストツパ用
ハンドル12を図中矢印Aのように上げておき、
他方の片手でハンドル9を回し回転テーブル2を
固定しなければならなかつた。従つて、狭い場所
で両手を使つて作業しなければならないので作業
がし難いのみならず、ハンドル9を回している最
中にストツパピン11が45゜穴に入つてしまい、
微小角度ずらした状態で角度を固定するのが困難
であつた。また、ストツパ用ハンドル12の動作
範囲を確保するためベース1の高さが高くなり、
製品全体が大きくなつてしまう。なお、第10
図、第11図において13は支点であり、矢印B
は回転方向である。
本考案は以上の点に鑑みなされたものであり、
切断角度の微調整を容易にすることを可能とした
卓上丸のこを提供することを目的とするものであ
る。
切断角度の微調整を容易にすることを可能とした
卓上丸のこを提供することを目的とするものであ
る。
すなわち本考案はベースと、このベースに回動
自在に嵌合している回転テーブルと、前記ベース
に設けられ、かつ木材を支持する固定バイスとを
備え、前記回転テーブルは適宜な角度で位置決め
可能な角度インデツクス機構を有している卓上丸
のこにおいて、前記固定バイスに、その前記木材
の接触面に対して凹凸可能な偏心軸を少なくとも
2個軸支させたことを特徴とするものであり、こ
れによつて固定バイスにはその木材の接触面に対
して凹凸可能な偏心軸が少なくとも2個軸支され
るようになる。
自在に嵌合している回転テーブルと、前記ベース
に設けられ、かつ木材を支持する固定バイスとを
備え、前記回転テーブルは適宜な角度で位置決め
可能な角度インデツクス機構を有している卓上丸
のこにおいて、前記固定バイスに、その前記木材
の接触面に対して凹凸可能な偏心軸を少なくとも
2個軸支させたことを特徴とするものであり、こ
れによつて固定バイスにはその木材の接触面に対
して凹凸可能な偏心軸が少なくとも2個軸支され
るようになる。
以下、図示した実施例に基づいて本考案を説明
する。第1図から第4図には本考案の一実施例が
示されている。なお従来と同じ部品には同じ符号
を付したので説明を省略する。本実施例では固定
バイス4に、その木材3の接触面である木材接触
面14に対して凹凸可能な偏心軸15,16を軸
支させた。このようにすることにより固定バイス
4にはその木材接触面14に対して凹凸可能な偏
心軸15,16が軸支されるようになつて、切削
角度の微調整を容易にすることを可能とした卓上
丸のこを得ることができる。
する。第1図から第4図には本考案の一実施例が
示されている。なお従来と同じ部品には同じ符号
を付したので説明を省略する。本実施例では固定
バイス4に、その木材3の接触面である木材接触
面14に対して凹凸可能な偏心軸15,16を軸
支させた。このようにすることにより固定バイス
4にはその木材接触面14に対して凹凸可能な偏
心軸15,16が軸支されるようになつて、切削
角度の微調整を容易にすることを可能とした卓上
丸のこを得ることができる。
すなわち軸部17とねじ部18とで構成した偏
心軸16および15(構成は偏心軸16と同じ)
を固定バイス4にその木材接触面14に対して凹
凸可能に軸支させた、このようにすることにより
次に述べるようにして切断することができる。す
なわち前述の第9図のθ゜2のようにθ゜(45゜をθ゜
とし
た)から微小角度β゜ずれている木材3aを切断す
る場合には、偏心軸16を回転させ図中2点鎖線
表示の位置から図中実線表示の位置に移動させる
と偏心軸16は固定バイス4の木材接触面14か
らδだ突出するようになり、この状態(第4図参
照)だ木材3aを切断断するとθ゜+β゜の角度に切
断できる。なおこの場合に偏心軸15は固定バイ
ス4の木材接触面14よりは出ていない(第2図
および第3図の2点鎖線の位置にある)。逆に前
述の第9図のθ゜1のような角度θ゜から微小角度β゜
ず
れている木材3を切断する場合には、偏心軸15
を固定バイス4の木材接触面14より突出させ、
偏心軸16は木材接触面14より凹ませる。この
状態(第1図参照)で木材3を切断するとθ゜−β゜
の角度に切断できる。このように偏心軸15,1
6を移動させると角度インデツクス位置を変える
ことなく木材3,3aの留め切りの微小角度調整
ができるようになつて、切断角度の微調整を容易
にすることができる。
心軸16および15(構成は偏心軸16と同じ)
を固定バイス4にその木材接触面14に対して凹
凸可能に軸支させた、このようにすることにより
次に述べるようにして切断することができる。す
なわち前述の第9図のθ゜2のようにθ゜(45゜をθ゜
とし
た)から微小角度β゜ずれている木材3aを切断す
る場合には、偏心軸16を回転させ図中2点鎖線
表示の位置から図中実線表示の位置に移動させる
と偏心軸16は固定バイス4の木材接触面14か
らδだ突出するようになり、この状態(第4図参
照)だ木材3aを切断断するとθ゜+β゜の角度に切
断できる。なおこの場合に偏心軸15は固定バイ
ス4の木材接触面14よりは出ていない(第2図
および第3図の2点鎖線の位置にある)。逆に前
述の第9図のθ゜1のような角度θ゜から微小角度β゜
ず
れている木材3を切断する場合には、偏心軸15
を固定バイス4の木材接触面14より突出させ、
偏心軸16は木材接触面14より凹ませる。この
状態(第1図参照)で木材3を切断するとθ゜−β゜
の角度に切断できる。このように偏心軸15,1
6を移動させると角度インデツクス位置を変える
ことなく木材3,3aの留め切りの微小角度調整
ができるようになつて、切断角度の微調整を容易
にすることができる。
なお微小角度ずらす必要がない場合は、偏心軸
15,16を木材接触面14より出ないようにす
ればよい。このようにすれば通常の切断作業が可
能となる。
15,16を木材接触面14より出ないようにす
ればよい。このようにすれば通常の切断作業が可
能となる。
なおまた偏心軸15,16を固定バイス4の反
対側(図中右側)にも設置すると、左右どちらの
切断作業時にも切断角度の微調整作業ができる。
対側(図中右側)にも設置すると、左右どちらの
切断作業時にも切断角度の微調整作業ができる。
上述のように本考案は切断角度の微調整が容易
となつて、切断角度の微調整を容易にすることを
可能とした卓上丸のこを得ることができる。
となつて、切断角度の微調整を容易にすることを
可能とした卓上丸のこを得ることができる。
第1図は本考案の卓上丸のこの一実施例の上面
図、第2図は第1図のA枠部の拡大図、第3図は
第2図の−線に沿う断面図、第4図は同じく
一実施例の上面図、第5図は従来の卓上丸のこの
第1図の−線相当の断面図、第6図は第5図
のC枠部の拡大図、第7図は従来の卓上丸のこの
ストツパ穴とボールとの不具合係合状態を示すス
トツパ用周りの縦断側面図、第8図は従来の卓上
丸のこの上面図、第9図は従来の卓上丸のこの窓
枠、ドア枠に使用される木材の切断作業を説明す
る木材の平面図、第10図は従来の卓上丸のこの
他の例のストツパ用ハンドル周りの縦断側面図、
第11図は第10図のストツパ用ハンドルを上げ
た場合の縦断側面図である。 1……ベース、2……回転テーブル、3,3a
……木材、4……固定バイス、5……ストツパ
穴、6……ハンドルホルダ、7……ボール、9…
…ハンドル、10……のこ刃、14……木材接触
面、15,16……偏心軸、17……軸部、18
……ねじ部。
図、第2図は第1図のA枠部の拡大図、第3図は
第2図の−線に沿う断面図、第4図は同じく
一実施例の上面図、第5図は従来の卓上丸のこの
第1図の−線相当の断面図、第6図は第5図
のC枠部の拡大図、第7図は従来の卓上丸のこの
ストツパ穴とボールとの不具合係合状態を示すス
トツパ用周りの縦断側面図、第8図は従来の卓上
丸のこの上面図、第9図は従来の卓上丸のこの窓
枠、ドア枠に使用される木材の切断作業を説明す
る木材の平面図、第10図は従来の卓上丸のこの
他の例のストツパ用ハンドル周りの縦断側面図、
第11図は第10図のストツパ用ハンドルを上げ
た場合の縦断側面図である。 1……ベース、2……回転テーブル、3,3a
……木材、4……固定バイス、5……ストツパ
穴、6……ハンドルホルダ、7……ボール、9…
…ハンドル、10……のこ刃、14……木材接触
面、15,16……偏心軸、17……軸部、18
……ねじ部。
Claims (1)
- ベースと、このベースに回動自在に嵌合してい
る回転テーブルと、前記ベースに設けられ、かつ
木材を支持する固定バイスとを備え、前記回転テ
ーブルは適宜な角度で位置決め可能な角度インデ
ツクス機構を有している卓上丸のこにおいて、前
記固定バイスに、その前記木材の接触面に対して
凹凸可能な偏心軸を少なくとも2個軸支させたこ
とを特徴とする卓上丸のこ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15664484U JPH0126403Y2 (ja) | 1984-10-16 | 1984-10-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15664484U JPH0126403Y2 (ja) | 1984-10-16 | 1984-10-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6171401U JPS6171401U (ja) | 1986-05-15 |
JPH0126403Y2 true JPH0126403Y2 (ja) | 1989-08-08 |
Family
ID=30714649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15664484U Expired JPH0126403Y2 (ja) | 1984-10-16 | 1984-10-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0126403Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6450186B2 (ja) * | 2014-12-25 | 2019-01-09 | 株式会社ピカコーポレイション | ワーク切断装置 |
-
1984
- 1984-10-16 JP JP15664484U patent/JPH0126403Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6171401U (ja) | 1986-05-15 |
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