JP2969980B2 - 二酸化珪素被覆体およびその製造方法 - Google Patents

二酸化珪素被覆体およびその製造方法

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JP2969980B2 JP3013034A JP1303491A JP2969980B2 JP 2969980 B2 JP2969980 B2 JP 2969980B2 JP 3013034 A JP3013034 A JP 3013034A JP 1303491 A JP1303491 A JP 1303491A JP 2969980 B2 JP2969980 B2 JP 2969980B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック成形体、
金属板などの基体の表面硬度、耐候性、耐薬品性などの
表面状態を改善する方法、または、プラスチック成形体
などの吸水性、ガス透過性を抑制する方法に関し、特に
プラスチック成形体その他の基体表面に耐久性に優れた
二酸化珪素被膜を形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、二酸化珪素成膜方法として、低
温成膜が可能である真空系を必要としないため成膜コ
ストが安価である大面積、大量成膜が可能である等の
利点から二酸化珪素の過飽和状態の珪弗化水素酸水溶液
と基材を接触させて基材表面に二酸化珪素を形成する方
法(以後、「析出法」と略称する)が注目されている
(例えば、特開昭60−33233、特開昭62−20
876)。
【0003】特にプラスチック成形体に析出法によって
二酸化珪素被膜を形成する方法に関しては、プラスチッ
ク成形体に有機珪素化合物、それらの加水分解物を被覆
硬化させて第1次被膜とした後、析出法で第1次被膜上
に二酸化珪素被膜を形成させる方法が知られている(例
えば、特開昭61−12734)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常、未処理のプラス
チック表面に析出法によって二酸化珪素被膜形成を試み
ても、二酸化珪素は膜状には得られず、粒子が表面に付
着した状態となって現れる。これは、プラスチック表面
に珪弗化水素酸水溶液中の珪素化学種との反応の拠点が
ないためであると推察される。特開昭61−12734
に記載されている第1次被膜は、珪弗化水素酸水溶液中
の珪素化学種との反応の拠点を提供しているため、予め
プラスチック成形体を該第1次被膜で覆っておくことに
より析出法によって二酸化珪素を膜状に得ることが可能
となった。
【0005】しかし、析出法によって得られる二酸化珪
素被膜の膜質を向上するために析出法の条件(成膜温
度、珪弗化水素酸濃度)を変更すると、予めプラスチッ
ク表面上に該第1次被膜を形成しておいても析出法の条
件によっては、二酸化珪素被膜が得られなかったり、得
られても白濁するなどの問題点があった。
【0006】本発明は、上記従来の問題点を解決し、プ
ラスチック成形体その他の基体を、耐久性に優れた均一
厚さの二酸化珪素被膜で覆った被覆体およびその製造方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、 a)基体、 b)オルガノシラン、それらの加水分解物、およびコロ
イダルシリカからなる群より選ばれた少なくとも1種の
珪素化合物を被覆硬化させてなる層、 c)二酸化珪素が過飽和状態にある所定の珪素濃度の珪
弗化水素酸水溶液(イ)を前記b)層に接触させて形成
させた二酸化珪素被膜の層、及び d)二酸化珪素が過飽和状態にあり、かつ前記珪弗化水
素酸水溶液(イ)の珪素濃度よりも高い珪素濃度を有す
る珪弗化水素酸水溶液(ロ)を前記c)層に接触させて
形成させた二酸化珪素被膜の層、をa)、b)、c)お
よびd)の順に積層してなる二酸化珪素被覆体を要旨と
するものである。
【0008】以下に本発明を詳細に説明する。本発明に
使用される基体としては、プラスチック成形体、金属板
などが用いられるが、プラスチック成形体としては、特
に限定されないが、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリスチ
レン、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、
ポリアミド、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリエチレン、ポリプロピレン、芳香族ポリエス
テル、ポリエーテルケトン、ポリイミド、ポリアクリロ
ニトリル、ポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレン
オキサイド、ポリスルフォン等に代表される熱可塑性樹
脂、エラストマー、およびそれらのポリマーブレンドか
らなる成形体、ポリジエチレングリコールビスアリルカ
ーボネート、フェノール樹脂等に代表される熱硬化性樹
脂成形体である。成形体の形状、大きさは任意である。
【0009】本発明において、b)層の形成に用いられ
る、オルガノシランとしては代表的には、一般式(1)
で示される珪素化合物を挙げることができ、例として、
ジメチルジメトキシシラン、メチルトリメトキシシラ
ン、テトラエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラ
ン、フェニルメチルジメトキシシラン、ビニルトリエト
キシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シ
ラン、ビニルトリアセトキシシラン、γ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルト
リエトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−ア
ミノプロピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエ
チル)−γ−アミノプロピル(メチル)ジメトキシシラ
ン、N−ビス(β−ヒドロキシエチル)−γ−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメ
トキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、
β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメ
トキシシラン、3,3,3−トリフルオロプロピルトリ
メトキシシラン、メチルトリクロロシラン、ジメチルジ
クロロシラン等がその代表例としてあげられる。また、
これら一般式(1)で示される珪素化合物の加水分解物
とは、該珪素化合物中のアルコキシ基、アルコキシアル
コキシ基、アシルオキシ基、塩素元素の一部または全部
が水酸基に置換されたもの、および置換された水酸基同
志が一部自然に縮合したものを含んでいる。これらの加
水分解物は、例えば水およびアルコールのような混合溶
媒中で酸の存在下で加水分解することによって得ること
ができる。
【0010】また、コロイダルシリカとは、粒径1〜1
00ミリミクロンのシリカの超微粒子を水またはアルコ
ール系分散媒に分散せしめたゾルまたはこのゾルから分
散媒を除去した乾燥粉末であり、通常市販されているも
のが使用可能である。本発明において、オルガノシラ
ン、それらの加水分解物、およびコロイダルシリカから
なる群より選ばれた少なくとも1種の珪素化合物を用い
てプラスチック成形体その他の基体にb)層を形成する
が、その形成方法は、塗料として塗布した後に熱、紫外
線、電子線などを用いて乾燥させる湿式法、真空蒸着、
イオンプレーティング、スパッタリング、プラズマ重合
等の乾式法のいずれであってもかまわないが、大型、任
意形状のプラスチック成形体に被膜を形成するためには
前記湿式法が好ましい。
【0011】形成されるb)層の厚さは、特に限定され
ないが、通常0.1〜10μmの範囲が好ましい。この
被覆層の厚さが過小であると、その後の析出法によって
得られる二酸化珪素被膜の付着力が低下する傾向が現れ
るため適当ではない。逆に過大であると、不経済であ
る。ただし、ポリカーボネート基体にはアミノ基を有す
る珪素化合物、ポリメチルメタクリレート基体にはメタ
クリロキシ基を有する珪素化合物を使用した場合には、
b)層が数nm〜0.1μm程度の薄いものでもその後
の析出法によって得られる二酸化珪素被膜の付着力は強
固である。なお、基体がプラスチック成形体である場
合、これとb)層の付着力をさらに向上するために、
b)を形成する前に、予めコロナ放電処理、プラズマ処
理、紫外線照射等によってプラスチック基体表面を改質
したり、予め樹脂プライマー層を形成しておいてもよ
い。
【0012】以上のようにしてb)層を形成したプラス
チック成形体その他の基体を、次いで、二酸化珪素の過
飽和状態の珪弗化水素酸水溶液(イ)及び(ロ)と接触
させて、b)層上に二酸化珪素被膜を形成する。一般
に、得られる二酸化珪素被膜の緻密性、屈折率などの特
性は、珪弗化水素酸の濃度や温度に大きく左右される。
通常、珪弗化水素酸の濃度が濃いほど、また、成膜温度
即ち珪弗化水素酸水溶液の温度が高いほど、緻密な二酸
化珪素被膜が得られる。
【0013】しかし、b)層を形成した基体に緻密な二
酸化珪素被膜を得るために、高濃度の珪弗化水素酸水溶
液を使用したり、高温で成膜を試みると、b)層が珪
弗化水素酸水溶液に溶解して、二酸化珪素被膜が得られ
ない二酸化珪素被膜が得られても、厚みが不均一で白
濁したムラの多いものである等の問題がある。
【0014】本発明においては、b)層を形成した基体
に、まず、所定の珪素濃度、好ましくは2.0モル/リ
ットル以下の珪素濃度の珪弗化水素酸水溶液(イ)を接
触させて二酸化珪素被膜(c)層)を形成した後、前記
珪弗化水素酸水溶液(イ)の珪素濃度よりも高い珪素濃
度、好ましくは珪素濃度2.5モル/リットル以上の珪
素濃度の珪弗化水素酸水溶液(ロ)に接触させて透明で
均一な二酸化珪素被膜(d)層)を得る。珪弗化水素酸
水溶液(ロ)の珪素濃度は珪弗化水素酸水溶液(イ)の
珪素濃度よりも0.6〜2.5モル/リットル高いこと
が好ましい。
【0015】珪弗化水素酸水溶液(イ)の接触は30℃
以下の液温でおこなうことが好ましく、通常は15〜3
0℃の液温で10分〜200分接触させる。c)層の膜
厚は、通常は10〜50nm、例えば20nm、であれ
ば、その上に均一なd)層を被覆することができる。前
記珪弗化水素酸水溶液(イ)の接触温度をT1℃とすれ
ば、珪弗化水素酸水溶液(ロ)の接触は(T1℃+5
℃)以上の温度、特に25℃以上の液温でおこなうこと
が好ましく、通常は30〜50℃の液温で30分〜30
0分接触させる。d)層の好ましい膜厚は、50〜30
0nmである。珪弗化水素酸水溶液の接触は上記の2回
に限らず、3回以上おこなってもよい。このときはこの
液として順次珪素濃度が高くなるようにし、最初の液の
珪素濃度を上記(イ)の値とし、最後の液の珪素濃度を
上記(ロ)の値とすることが好ましい。
【0016】本発明において使用した二酸化珪素被膜製
造装置の系統図を第1図に示す。第1図において、浸漬
槽は外槽1と内槽2からなり、内槽1と外槽2の間には
水3が満たしてある。この水は一定温度になるようにヒ
ーター4で加熱されかつ温度分布均一化のため攪拌機5
で攪拌されている。
【0017】内槽2は前部6、中部7、後部8からな
り、各部には、工業用シリカゲル粉末を二酸化珪素の供
給源として二酸化珪素を溶解飽和させた所定濃度の珪弗
化水素酸水溶液6.5リットルが満たしてある。ここ
で、三方コック13a、13a’、13b、13b’を
調節し、循環ポンプ12aを作動させ内槽後部8の反応
液を一定量づつくみ出してフィルター11aで濾過し内
槽6へ戻す処理液循環を開始する。 ここで、フィルタ
ー11aのメッシュは1.5μmであり、反応液循環流
量を520cc/分(反応液全量が6.5リットルであ
るので循環流量は約8%/分である)と設定する。
【0018】その後、縦50mm、横50mm、厚さ3
mmのアルミ板15を3枚、内槽後部8に浸漬し攪拌機
16を作動させアルミ板の溶解を促進させる。この状態
で16〜30時間保持することによって反応液は適度の
二酸化珪素飽和度を有する(二酸化珪素成膜可能な)処
理液となる。なお、反応液中の珪素濃度は、反応液をサ
ンプリングし、それを約10時間、10℃以下の温度で
冷却した後、直接プラズマ発光分光法により測定する。
【0019】反応液が二酸化珪素成膜能力を有するよう
になると、反応液中でも二酸化珪素が粒子となって発生
し、成長し、やがてフィルター11aで濾過され、フィ
ルターの目詰まりの原因となる。アルミニウム添加後3
0〜50時間経過した時点でこの傾向がみられ循環流量
の低下を招く。そこで、配管及びフィルター11a内の
反応液を内槽2に戻した後、反応液の循環を内槽後部
8、フィルター11b、循環ポンプ12a、内槽前部6
の順となるように三方コック13a、13a’、13
b、13b’を設定し、反応液の循環を再び開始する
と、反応液の循環流量は再び520cc/分に回復す
る。ここで、フィルター11bのメッシュはフィルター
11aと同じく1.5μmである。
【0020】この状態で循環ポンプ12bを作動させ、
5%弗化水素酸水溶液10が洗浄液槽9、フィルター1
1a、循環ポンプ12a、洗浄液槽9の順で循環するこ
とによって目詰まりしたフィルター11aを洗浄再生す
る。以上の手順に従って、フィルターに目詰まり傾向が
認められた都度三方コック13a、13a’、13b、
13b’を調節してフィルターを切り替える操作を行な
いながら、各種珪素化合物で被覆したプラスチック成形
体を内槽中部7に所定時間浸漬することによって二酸化
珪素被膜を連続して得ることができる。
【0021】
【実施例】以下、実施例、比較例を挙げて本発明を詳細
に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下
の実施例に限定されるものではない。実施例1、比較例
1まずγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
350重量部、水分散コロイダルシリカ(日産化学株式
会社製、商品名スノーテックス−C、固形分20%)
14重量部、蒸留水 9重量部及び1.2規定塩酸水溶
液 3重量部を混合し80℃で4時間還流後、57重量
部の溶媒を溜出温度80〜90℃で溜出した。このよう
にして得られたコロイダルシリカを含むγ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシランの加水分解物溶液 66
重量部にエチルセロソルブ 100重量部及び硬化触
媒、フローコントロール剤を少々添加し塗料とした。こ
の塗料を、予め洗浄した縦100mm横100mm厚さ
1.1mmのポリジエチレングリコールビスアリルカー
ボネート(以後CR−39と呼ぶ)平板に浸漬法で塗布
し、120℃の熱風乾燥炉で30分間熱処理した。CR
−39平板上には4μmの厚みのb)層が形成されてい
た。
【0022】上記b)層を形成したCR−39平板を第
1図に示した二酸化珪素被膜製造装置の内装中部7に浸
漬後、30分間保持することによって二酸化珪素被膜
(c)層)を作成した。なお、二酸化珪素被膜製造装置
内を循環する珪弗化水素酸水溶液の濃度は1.2モル/
リットルであり、ヒーター4を調節して成膜時の温度が
30℃となるようにした。
【0023】以上のようにしてCR−39平板上に透明
均一性に優れた二酸化珪素被膜(c)層)が得られた。
被膜の厚さを調べたところ約30nmであった。上記
b)層及びc)層をこの順に積層したCR−39平板
(実施例1)および、b)層のみ被覆したCR−39平
板(比較例1)を、第1図に示した二酸化珪素被膜製造
装置の内装中部7に浸漬後、60分間保持した。なお、
二酸化珪素被膜製造装置内を循環する珪弗化水素酸水溶
液の濃度は3.2モル/リットルであり、ヒーター4を
調節して成膜時の温度が32℃となるようにした。
【0024】b)層及びc)層をこの順に積層したCR
−39平板には透明で均一な二酸化珪素被膜(d)層)
が形成されていた。得られたd)層の膜厚を調べたとこ
ろ約70nmであった。即ち、CR−39平板上には
c)層とd)層を合わせて約100nmの二酸化珪素被
膜が得られたことになる。しかし、b)層のみ被覆した
CR−39平板は、その表面が疎水性であることが、接
触角の測定により確認され、また、電子顕微鏡による破
断面観察では、二酸化珪素被膜( d)層)の形成は認
められなかった。
【0025】上記二酸化珪素被膜( c)層プラスd)
層 )は、セロハン粘着テープを貼り付けて引き剥すテ
ストでは全く剥がれない強固な付着力を有するものであ
った。また、沸騰水中に1時間浸漬したが、付着力に変
化はなかった。
【0026】実施例2、比較例2 まず以下の手順で下塗液を作成した。始めに、メチルイ
ソブチルケトン 240重量部、メタクリル酸 160重
量部、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン
40重量部の混合物を窒素雰囲気下で75℃に保ちつ
つベンゾイルパーオキサイド 0.5重量部をメチルイ
ソブチルケトン 60重量部に溶かした溶液を2時間か
かって加えた。さらに2時間、同温度に保った後、ベン
ゾイルパーオキサイド 0.5重量部をメチルイソブチ
ルケトン 60重量部に溶かした溶液を1時間かかって
加え、75℃での保温を4時間続けた。その後メチルイ
ソブチルケトン 750重量部、メチルエチルケトン 2
40重量部、イソプロパノール 630重量部、2−
(2’−ヒドロキシ−ジ−t−ブチルフェニル)−5−
クロロベンゾトリアゾール 20重量部を加えた。この
溶液を共重合体溶液1と呼ぶものとする。
【0027】一方、メチル無水ナジック酸 178重量
部にγ−アミノプロピルトリエトキシシラン 221重
量部を70℃に保ちつつ1時間かかって加え、さらに1
時間保温した後、エタノール 530重量部、イソプロ
パノール 1070重量部を加えた。この溶液をシラン
溶液1と呼ぶものとする。そして共重合体溶液1を10
0重量部とシラン溶液1を10重量部を混合して下塗り
塗料とし、予め洗浄したポリカーボネート基板にこの下
塗り塗料を塗布し、熱風乾燥炉で120℃、30分間加
熱乾燥した。この基板上には5μmの厚みの下塗り層が
形成されていた。
【0028】次に上記下塗り塗料上に塗布するb)層作
成用の上塗り塗料を以下の手順で作成した。まず、γ−
グリシドキシプロピルトリメトキシシラン 80重量
部、メチルトリメトキシシラン 144重量部、コロイ
ダルシリカ(日産化学工業株式会社製、商品名スノーテ
ックス−C、固形分濃度 20%) 71重量部および
0.1規定塩酸水溶液 170重量部を混合し、80〜
85℃で2時間還流して加水分解を行った。
【0029】このようにして得られた3元共加水分解物
溶液 410重量部にエチルセロソルブ7 3重量部、過
塩素酸アンモニウム 1.3重量部、フローコントロー
ル剤少々を添加し上塗り塗料とした。このようにして得
られた上塗り塗料を前記下塗り層で被覆されたポリカー
ボネート上に塗布し熱風乾燥炉で130℃60分間加熱
乾燥し硬化させた。この上塗りの厚みは約5μmであ
り、b)層の合計厚みは10μmであった。
【0030】上記二重塗布法を用いてb)層を形成した
ポリカーボネート平板に、析出法によって二酸化珪素被
膜(c)層)形成を試みた。なお、珪弗化水素酸水溶液
の濃度は1.5モル/リットルであり、成膜時の温度が
27℃となるようにして、約50分間処理した。ポリカ
ーボネート平板上には透明均一性に優れた二酸化珪素被
膜(c)層)が得られた。被膜の厚さを調べたところ約
40nmであった。
【0031】上記b)層、c)層をこの順に積層したポ
リカーボネート平板(実施例2)および、c)層の形成
を行わなかったポリカーボネート平板(比較例2)を、
第1図に示した二酸化珪素被膜製造装置の内装中部7に
浸漬後、120分間保持した。なお、珪弗化水素酸水溶
液の濃度は4.0モル/リットルであり、成膜時の温度
が32℃となるようにした。
【0032】b)層、c)層をこの順に積層したポリカ
ーボネート平板には透明均一な二酸化珪素被膜(d)
層)が形成されていた。得られたd)層の膜厚を調べた
ところ約160nmであった。即ち、ポリカーボネート
平板上にはc)層d)層合わせて約200nmの二酸化
珪素被膜が得られたことになる。しかし、c)層を形成
しなかったポリカーボネート平板は依然表面疎水性であ
り、二酸化珪素被膜(d)層)の形成は認められなかっ
た。
【0033】上記二酸化珪素被膜(c)層プラスd)
層)は、セロハン粘着テープを貼り付けて引き剥すテス
トでは全く剥がれない強固な付着力を有するものであっ
た。また、沸騰水中に1時間浸漬したが、付着力に変化
はなかった。
【0034】実施例3、比較例3 γ−アミノプロピルトリエトキシシラン 10重量部を
イソプロピルアルコール 1000重量部に希釈して
b)層形成用の塗布液とした。この塗布液を予め洗浄し
た縦100mm横100mm厚さ1.1mmのポリカー
ボネート平板に浸漬法で塗布し、80℃の熱風乾燥炉で
30分間熱処理した。ポリカーボネート平板上には約1
5nmのb)層が形成されていた。
【0035】上記b)層を形成したポリカーボネート平
板を第1図に示した二酸化珪素被膜製造装置の内装中部
7に浸漬後、30分間保持することによって二酸化珪素
被膜(c)層)を作成した。 なお、二酸化珪素被膜製
造装置内を循環する珪弗化水素酸水溶液の濃度は1.8
モル/リットルであり、ヒーター4を調節して成膜時の
温度が30℃となるようにした。
【0036】以上のようにしてポリカーボネート平板上
に透明均一性に優れた二酸化珪素被膜(c)層)が得ら
れた。被膜の厚さを調べたところ約30nmであった。
上記b)層、c)層をこの順に積層したポリカーボネー
ト平板(実施例3)および、b)層のみ被覆したポリカ
ーボネート平板(比較例3)を、第1図に示した二酸化
珪素被膜製造装置の内装中部7に浸漬後、60分間保持
した。なお、二酸化珪素被膜製造装置内を循環する珪弗
化水素酸水溶液の濃度は2.5モル/リットルであり、
ヒーター4を調節して成膜時の温度が40℃となるよう
にした。
【0037】b)層、c)層をこの順に積層したポリカ
ーボネート平板には透明均一な二酸化珪素被膜(d)
層)が形成されていた。得られたd)層の膜厚を調べた
ところ約70nmであった。即ち、ポリカーボネート平
板上にはc)層d)層合わせて約100nmの二酸化珪
素被膜が得られたことになる。しかし、b)層のみ被覆
したポリカーボネート平板は依然表面疎水性であり、二
酸化珪素被膜(d)層)の形成は認められなかった。
【0038】上記二酸化珪素被膜( c)層プラスd)
層 )は、セロハン粘着テープを貼り付けて引き剥すテ
ストでは全く剥がれない強固な付着力を有するものであ
った。また、沸騰水中に1時間浸漬したが、付着力に変
化はなかった。実施例1〜3、比較例1〜3の結果か
ら、c)層の形成が、析出法のあらゆる条件下において
もプラスチック成形体表面に二酸化珪素被膜形成を可能
にしていることがわかる。
【0039】実施例4〜6、比較例4〜6 γ−アミノプロピルトリエトキシシラン 10重量部を
イソプロピルアルコール 1000重量部に希釈して
b)層形成用の塗布液とした。この塗布液を予め洗浄し
た縦100mm横100mm厚さ1.1mmのポリカー
ボネート平板、および縦100mm横100mm厚さ1
00μmのポリカーボネートフィルムに浸漬法で塗布
し、80℃の熱風乾燥炉で30分間熱処理した。ポリカ
ーボネート平板、フィルムには約15nmのb)層が形
成されていた。
【0040】上記b)層を形成したポリカーボネート平
板およびフィルムを第1図に示した二酸化珪素被膜製造
装置の内装中部7に浸漬後、20分間保持することによ
って二酸化珪素被膜(c)層)を作成した。なお、二酸
化珪素被膜製造装置内を循環する珪弗化水素酸水溶液の
濃度は1.5モル/リットルであり、ヒーター4を調節
して成膜時の温度が28℃となるようにした。
【0041】以上のようにしてポリカーボネート平板上
に透明均一性に優れた二酸化珪素被膜(c)層)が得ら
れた。被膜の厚さを調べたところ約20nmであった。
上記b)層、c)層をこの順に積層したポリカーボネー
ト平板およびフィルムを、第1図に示した二酸化珪素被
膜製造装置の内装中部7に、第1表に示した各析出法の
条件(30℃、濃度2.5〜4.0モル/リットル)で
約60〜100分間浸漬することによってに、ポリカー
ボネート平板およびフィルム上に各々100nmの均一
な厚みで透明な二酸化珪素被膜(d)層)を形成した。
ポリカーボネート平板およびフィルムには透明かつ均一
厚みのd)層が形成されていた。
【0042】上記二酸化珪素被膜( c)層プラスd)
層 )は、セロハン粘着テープを貼り付けて引き剥すテ
ストでは全く剥がれない強固な付着力を有するものであ
った。また、沸騰水中に1時間浸漬したが、付着力に変
化はなかった。
【0043】各得られたポリカーボネート平板の吸水率
をJISK−6911法に基づき、また、ポリカーボネ
ートフィルムの水蒸気透過率をJISZ−0208法
(40℃、90%RH)に基づいて測定した。結果を第
1表に示す。なお、表1には比較のため、d)層の析出
法の条件を30℃、濃度1.0〜2.0モル/リットル
で得られたものを比較例4および5として、また未処理
のポリカーボネート平板およびポリカーボネートフィル
ムの測定結果を比較例6として併せて記載した。第1表
より珪素濃度の高い処理液を使用して作成した二酸化珪
素被膜ほど緻密であり、ガスバリヤー性が高いと推察さ
れる。
【0044】比較例7〜9 c)層を形成しないこと以外は、実施例4〜6と全く同
様にして、b)層上に直接d)層の形成を試みた。その
結果を第2表に示す。第2表の結果より、c)層を形成
しないと、処理液の珪素濃度が濃くなるにしたがって二
酸化珪素被膜を得ることが困難になってくることがわか
る。すなわち、実施例4〜6および比較例7〜9の結果
から、c)層の形成が、プ
【0045】 第1表 析出法条件 成膜温度 処理液濃度 透湿度 吸水率 (℃) (モル/リットル) (g/24hr・m2) (%) ---------------------------------------------------------------------- 比較例4 30 1.0 28.7 0.31 比較例5 30 2.0 12.0 0.20 実施例4 30 2.5 2.67 0.07 実施例5 30 3.0 1.97 0.03 実施例6 30 4.0 1.88 0.02 比較例6 ---- ----- 30.2 0.33
【0046】 第2表 d)層析出条件 成膜温度 処理液濃度 d)層外観 (℃) (モル/リットル) --------------------------------------------------------- 比較例7 30 2.5 一部白濁 比較例8 30 3.0 白濁、ムラあり 比較例9 30 4.0 成膜できず
【0047】ラスチック成形体表面に緻密な二酸化珪素
被膜の形成を可能にしていることが明らかである。
【0048】実施例7〜9 実施例4〜6と全く同様にしてb)層およびc)層を形
成したポリカーボネート平板に第3表に示した各析出法
の条件によって、各100nmの二酸化珪素被膜(d)
層)を形成した。ポリカーボネート平板には透明で均一
厚みの二酸化珪素被膜(d)層)が形成されていた。ポ
リカーボネー基板にはc)層およびd)層を合わせて膜
厚が約120nmの二酸化珪素被膜が得られたことにな
る。
【0049】上記二酸化珪素被膜(c)層、d)層)
は、いずれもセロハン粘着テープを貼り付けて引き剥す
テストでは全く剥がれない強固な付着力を有するもので
あった。また、沸騰水中に1時間浸漬したが、付着力に
変化はなかった。得られた各ポリカーボネート平板を所
定温度(85〜100℃)の温風乾燥機に入れ2時間後
に取り出し、クラック発生の有無を調べた。その結果を
表3に示す。表中○印は「クラック発生せず」を、Xは
「クラック発生する」ことを各々示す。
【0050】比較例10 実施例7〜9と全く同様にしてb)層を形成したポリカ
ーボネート平板に、実施例7〜9と全く同様の条件によ
り、120nm厚みのc)層を形成した。得られたポリ
カーボネート平板を所定温度の温風乾燥機に入れ2時間
後に取り出し、クラック発生の有無を調べた。その結果
を表3に示す。
【0051】第3表より実施例7〜9では比較例10に
比して二酸化珪素被膜に高い温度でクラックが発生しに
くく、この傾向は成膜温度が高い程大きいことがわか
る。
【0052】 第3表 析出法条件 クラック発生温度 成膜温度 処理液濃度 85℃ 90℃ 95℃ 100℃ (℃) (モル/リットル) --------------------------------------------------------------------- 実施例7 30 2.5 ○ X X X 実施例8 35 2.5 ○ ○ X X 実施例9 40 2.5 ○ ○ ○ X 実施例10 ----- ------- X X X X
【0053】 第4表 d)層析出条件 成膜温度 処理液濃度 d)層外観 (℃) (モル/リットル) --------------------------------------------------------- 比較例11 30 2.5 一部白濁 比較例12 35 2.5 白濁、ムラあり 比較例13 40 2.5 成膜できず
【0054】比較例11〜13 c)層を形成しないこと以外は、実施例7〜9と全く同
様にして、b)層上に直接d)層の形成を試みた。その
結果を第4表に示す。第4表の結果より、c)層を形成
しないと、高温で成膜するにしたがって二酸化珪素被膜
を得ることが困難になってくることがわかる。すなわ
ち、実施例7〜9及び比較例11〜13の結果から、
c)層の形成がプラスチック成形体表面にクラックの発
生しにくい二酸化珪素被膜の形成を可能にしていること
が明らかである。
【0055】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の二酸化珪素
被覆体の製造方法は、予めプラスチック成形体その他の
基体表面に付着力良好な加水分解性オルガノシランを被
覆硬化させてなる層を形成し、析出法によって透明で厚
みが均一な膜の得られる条件で二酸化珪素被覆(c)
層)を行い、さらに、析出法で二酸化珪素被覆(d)
層)を行うものであり、c)層の形成により、緻密な二
酸化珪素被膜を得るために処理液中の珪素濃度を濃くし
たり、温度を高くするなど、析出法のあらゆる条件下で
も、透明で厚みの均一性に優れ、かつガスバリヤー性お
よび吸水防止性が高く、高温度でのクラック発生のすく
ない二酸化珪素被膜(d)層)を基体表面上に得ること
が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施するために使用した二酸化珪素
被膜製造装置の系統説明図である。
【符号の説明】 1…外槽 2…内槽 3…水 4…ヒーター 5…攪拌機 6…内槽前部 7…内槽中部 8…内槽後部 9…洗浄液槽 10…5%HF水溶液 11…フィルター 12…循環ポンプ 13…三方コック 14…基体 15…アルミ板 16…攪拌機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−298522(JP,A) 特開 昭64−38443(JP,A) 特開 昭61−12734(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08J 7/04 - 7/06 B32B 9/00 C23C 4/10,14/10

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)基体、 b)オルガノシラン、それらの加水分解物、およびコロ
    イダルシリカからなる群より選ばれた少なくとも1種の
    珪素化合物を被覆硬化させてなる層、 c)二酸化珪素が過飽和状態にある所定の珪素濃度の珪
    弗化水素酸水溶液(イ)を前記b)層に接触させて形成
    させた二酸化珪素被膜の層、及び d)二酸化珪素が過飽和状態にあり、かつ前記珪弗化水
    素酸水溶液(イ)の珪素濃度よりも高い珪素濃度を有す
    る珪弗化水素酸水溶液(ロ)を前記c)層に接触させて
    形成させた二酸化珪素被膜の層、をa)、b)、c)お
    よびd)の順に積層してなる二酸化珪素被覆体。
  2. 【請求項2】 前記珪弗化水素酸水溶液(イ)は2.0
    モル/リットル以下の珪素濃度を有し、前記珪弗化水素
    酸水溶液(ロ)は2.5モル/リットル以上の珪素濃度
    を有する特許請求の範囲第1項記載の二酸化珪素被覆
    体。
  3. 【請求項3】 前記オルガノシランは下記一般式(1)
    で示される珪素化合物である特許請求の範囲第1項記載
    の二酸化珪素被覆体。 R1 nSi(R24-n (1) (式中R1は炭素数1〜6の炭化水素基、ビニル基、メ
    タクリロキシ基、アミノ基、メルカプト基、エポキシ
    基、または弗素もしくは塩素を有する有機基であり、R
    2はアルコキシ基、アルコキシアルコキシ基、アセトキ
    シ基または塩素元素であり、nは0〜2の整数であ
    る。)
  4. 【請求項4】 前記基体はプラスチック成形体である特
    許請求の範囲第1項記載の二酸化珪素被覆体。
  5. 【請求項5】 a)基体の表面に、 b)下記一般式(1) R1 nSi(R24-n (1) (式中R1は炭素数1〜6の炭化水素基、ビニル基、メ
    タクリロキシ基、アミノ基、メルカプト基、エポキシ
    基、または弗素もしくは塩素を有する有機基であり、R
    2はアルコキシ基、アルコキシアルコキシ基、アセトキ
    シ基または塩素元素であり、nは0〜2の整数であ
    る。)で示される珪素化合物、それらの加水分解物、お
    よびコロイダルシリカからなる群より選ばれた少なくと
    も1種の珪素化合物を被覆硬化させ、 c)二酸化珪素が過飽和状態にあり珪素濃度が2.0モ
    ル/リットル以下である珪弗化水素酸水溶液を前記b)
    層に接触させて、その上に二酸化珪素被膜を形成し、 d)さらに二酸化珪素が過飽和状態にあり珪素濃度が
    2.5モル/リットル以上である珪弗化水素酸水溶液を
    前記c)層に接触させて、該c)層上に二酸化珪素被膜
    を形成することを特徴とする二酸化珪素被覆基体の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 珪弗化水素酸水溶液(ロ)の珪素濃度は
    珪弗化水素酸水溶液(イ)の珪素濃度よりも0.6〜
    2.5モル/リットル高い特許請求の範囲第1項記載の
    二酸化珪素被覆基体。
  7. 【請求項7】 珪弗化水素酸水溶液(イ)の前記接触温
    度は30℃以下であり、珪弗化水素酸水溶液(ロ)の前
    記接触温度は25℃以上である特許請求の範囲第1項記
    載の二酸化珪素被覆基体。
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