JP2967433B2 - スイッチ回路 - Google Patents
スイッチ回路Info
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- JP2967433B2 JP2967433B2 JP72891A JP72891A JP2967433B2 JP 2967433 B2 JP2967433 B2 JP 2967433B2 JP 72891 A JP72891 A JP 72891A JP 72891 A JP72891 A JP 72891A JP 2967433 B2 JP2967433 B2 JP 2967433B2
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- Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、演算増幅器(以下、オ
ペアンプという)を用いる電子的なスイッチ回路に関す
るものである。
ペアンプという)を用いる電子的なスイッチ回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、機械的なスイッチ回路に替わり、
電子的な手段を利用したスイッチ回路が多く利用されて
いる。
電子的な手段を利用したスイッチ回路が多く利用されて
いる。
【0003】図3は、そのような従来の電子的スイッチ
回路を用いた増幅器の周波数特性切換え回路図で、
A1,A2はアンプ、21は抵抗、22は容量、23はスイッチ
ングトランジスタ(以下、スイッチTrと記す)であり、
そのON,OFFは制御信号源24からのON,OFF信
号により制御される。また、26はバイアス源である。
回路を用いた増幅器の周波数特性切換え回路図で、
A1,A2はアンプ、21は抵抗、22は容量、23はスイッチ
ングトランジスタ(以下、スイッチTrと記す)であり、
そのON,OFFは制御信号源24からのON,OFF信
号により制御される。また、26はバイアス源である。
【0004】以上のように構成したスイッチ回路の動作
は、まず、制御信号源24がOFFのとき、スイッチTr2
3が高抵抗値になり、入力電圧Vinはそのまま、出力電
圧Voutとなる。次に、制御信号源24がONのとき、ス
イッチTr23は導通し、このとき、コレクタ、エミッタ
間の飽和抵抗値が十分小さい時、図3の回路は次式で表
される周波数特性を有することになる。
は、まず、制御信号源24がOFFのとき、スイッチTr2
3が高抵抗値になり、入力電圧Vinはそのまま、出力電
圧Voutとなる。次に、制御信号源24がONのとき、ス
イッチTr23は導通し、このとき、コレクタ、エミッタ
間の飽和抵抗値が十分小さい時、図3の回路は次式で表
される周波数特性を有することになる。
【0005】
【数1】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、スイッチTr23の飽和抵抗が無視できな
いために周波数特性は理想からずれ、一方、スイッチ切
換え時において、容量22の一端が接地されるので瞬時的
に抵抗21と容量22との接続点が0Vに落ち、それら抵抗
21と容量22によって決まる時定数で元の電圧に戻り、バ
イアス源26の値をV26、抵抗21の値をR21、容量22の値
をC22とすると、次式
来の構成では、スイッチTr23の飽和抵抗が無視できな
いために周波数特性は理想からずれ、一方、スイッチ切
換え時において、容量22の一端が接地されるので瞬時的
に抵抗21と容量22との接続点が0Vに落ち、それら抵抗
21と容量22によって決まる時定数で元の電圧に戻り、バ
イアス源26の値をV26、抵抗21の値をR21、容量22の値
をC22とすると、次式
【0007】
【数2】VS=V26・exp{−t/(R21・C22)}
【0008】で表されるパルスが出力に発生し、切換え
時にショック音を発生する問題点を有していた。
時にショック音を発生する問題点を有していた。
【0009】本発明は、上記従来の問題点を解決するこ
とを目的とし、スイッチTrON時の直列抵抗分をほぼ
0にし、しかも切換え時のショック音を小さくすること
が可能なスイッチ回路を提供する。
とを目的とし、スイッチTrON時の直列抵抗分をほぼ
0にし、しかも切換え時のショック音を小さくすること
が可能なスイッチ回路を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的
を、外部からの信号が入力される入力端子とこの入力さ
れた信号を増幅して出力する出力端子を備えた増幅回路
と、その増幅回路の出力端子に一端が接続されたフィル
タ回路と、フィルタ回路の他端に一端が接続された抵抗
と、その抵抗の他端と所定の直流電圧が出力される出力
端子が接続されたバイアス源と、非反転入力端子がバイ
アス源の出力端子と接続され、反転入力端子及び出力端
子が抵抗とフィルタ回路との接続部に接続された演算増
幅器とを備え、外部から与えられる制御信号によって演
算増幅器を動作若しくは非動作の状態とする。
を、外部からの信号が入力される入力端子とこの入力さ
れた信号を増幅して出力する出力端子を備えた増幅回路
と、その増幅回路の出力端子に一端が接続されたフィル
タ回路と、フィルタ回路の他端に一端が接続された抵抗
と、その抵抗の他端と所定の直流電圧が出力される出力
端子が接続されたバイアス源と、非反転入力端子がバイ
アス源の出力端子と接続され、反転入力端子及び出力端
子が抵抗とフィルタ回路との接続部に接続された演算増
幅器とを備え、外部から与えられる制御信号によって演
算増幅器を動作若しくは非動作の状態とする。
【0011】
【作用】この構成のスイッチ回路は、スイッチTrON
時の直列抵抗分がほぼ0になり、スイッチ切換え時に発
生する出力パルスが十分小さくなる。そのため、ショッ
ク音が発生しないスイッチ切換えをすることができる。
時の直列抵抗分がほぼ0になり、スイッチ切換え時に発
生する出力パルスが十分小さくなる。そのため、ショッ
ク音が発生しないスイッチ切換えをすることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
る。
【0013】図1は本発明の一実施例におけるスイッチ
回路を用いた周波数特性切換え回路を示すもので、11は
周波数特性を決定する抵抗、12は同じく容量、13,14は
それぞれ本発明のスイッチ回路を構成する十分大きな値
の抵抗と、DC電圧値によってON,OFF可能なオペ
アンプ、15は制御信号源、16はバイアス源であり、これ
はオペアンプ14の+端子にも接続されている。
回路を用いた周波数特性切換え回路を示すもので、11は
周波数特性を決定する抵抗、12は同じく容量、13,14は
それぞれ本発明のスイッチ回路を構成する十分大きな値
の抵抗と、DC電圧値によってON,OFF可能なオペ
アンプ、15は制御信号源、16はバイアス源であり、これ
はオペアンプ14の+端子にも接続されている。
【0014】以上のように構成された本実施例のスイッ
チ回路は、まず、OFFの時、オペアンプ14の出力イン
ピーダンスは無限大となる。ここで抵抗13の値を十分に
大きくとれば、容量12の一端はオープン状態と同じにな
り、入力電圧Vinはそのまま出力電圧Voutとなる出力
特性が得られる。
チ回路は、まず、OFFの時、オペアンプ14の出力イン
ピーダンスは無限大となる。ここで抵抗13の値を十分に
大きくとれば、容量12の一端はオープン状態と同じにな
り、入力電圧Vinはそのまま出力電圧Voutとなる出力
特性が得られる。
【0015】次に、スイッチ回路がONの時、オペアン
プ14の出力インピーダンスは0となる。したがって、オ
ペアンプ14の出力はバイアス源16で決定される電圧とな
るが、スイッチ回路OFF時においても抵抗13によりバ
イアス源16の電圧が与えられているから、容量12と抵抗
13の接点の電圧はON/OFF前後で変化しない。した
がって、本回路を用いれば、出力のスイッチ切換え時の
ショック音は発生せず、同時に、周波数特性を前記数1
の式に示すように切換えることができる。
プ14の出力インピーダンスは0となる。したがって、オ
ペアンプ14の出力はバイアス源16で決定される電圧とな
るが、スイッチ回路OFF時においても抵抗13によりバ
イアス源16の電圧が与えられているから、容量12と抵抗
13の接点の電圧はON/OFF前後で変化しない。した
がって、本回路を用いれば、出力のスイッチ切換え時の
ショック音は発生せず、同時に、周波数特性を前記数1
の式に示すように切換えることができる。
【0016】図2はオペアンプの一例を示すものであ
り、一般的な回路であるから説明を省略する。
り、一般的な回路であるから説明を省略する。
【0017】
【発明の効果】本発明は、外部からの信号が入力される
入力端子とこの入力された信号を増幅して出力する出力
端子を備えた増幅回路と、その増幅回路の出力端子に一
端が接続されたフィルタ回路と、フィルタ回路の他端に
一端が接続された抵抗と、その抵抗の他端と所定の直流
電圧が出力される出力端子が接続されたバイアス源と、
非反転入力端子がバイアス源の出力端子と接続され、反
転入力端子及び出力端子が抵抗とフィルタ回路との接続
部に接続された演算増幅器とを備え、外部から与えられ
る制御信号によって演算増幅器を動作若しくは非動作の
状態とすることによって、従来のスイッチTrON時の
直列抵抗分をほぼ0にし、しかもスイッチ切換え時のシ
ョック音を小さくできる効果がある。
入力端子とこの入力された信号を増幅して出力する出力
端子を備えた増幅回路と、その増幅回路の出力端子に一
端が接続されたフィルタ回路と、フィルタ回路の他端に
一端が接続された抵抗と、その抵抗の他端と所定の直流
電圧が出力される出力端子が接続されたバイアス源と、
非反転入力端子がバイアス源の出力端子と接続され、反
転入力端子及び出力端子が抵抗とフィルタ回路との接続
部に接続された演算増幅器とを備え、外部から与えられ
る制御信号によって演算増幅器を動作若しくは非動作の
状態とすることによって、従来のスイッチTrON時の
直列抵抗分をほぼ0にし、しかもスイッチ切換え時のシ
ョック音を小さくできる効果がある。
【図1】本発明の一実施例のスイッチ回路を用いた周波
数切換え回路図である。
数切換え回路図である。
【図2】本発明の実施例に使用するオペアンプの一例図
である。
である。
【図3】従来のスイッチ回路による周波数切換え回路図
である。
である。
11,13,21…抵抗、 12,22…容量、 16,26…バイア
ス源、 14…オペアンプ、 15,25…制御信号源、 23
…スイッチングトランジスタ(スイッチTr)。
ス源、 14…オペアンプ、 15,25…制御信号源、 23
…スイッチングトランジスタ(スイッチTr)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03K 17/00
Claims (1)
- 【請求項1】 外部からの信号が入力される入力端子と
この入力された信号を増幅して出力する出力端子を備え
た増幅回路と、該増幅回路の出力端子に一端が接続され
たフィルタ回路と、該フィルタ回路の他端に一端が接続
された抵抗と、該抵抗の他端と所定の直流電圧が出力さ
れる出力端子が接続されたバイアス源と、非反転入力端
子が上記バイアス源の出力端子と接続され、反転入力端
子及び出力端子が上記抵抗と上記フィルタ回路との接続
部に接続された演算増幅器とを備え、 外部から与えられる制御信号によって上記演算増幅器を
動作若しくは非動作の状態と する構成としたことを特徴
とするスイッチ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP72891A JP2967433B2 (ja) | 1991-01-08 | 1991-01-08 | スイッチ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP72891A JP2967433B2 (ja) | 1991-01-08 | 1991-01-08 | スイッチ回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0583098A JPH0583098A (ja) | 1993-04-02 |
JP2967433B2 true JP2967433B2 (ja) | 1999-10-25 |
Family
ID=11481796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP72891A Expired - Fee Related JP2967433B2 (ja) | 1991-01-08 | 1991-01-08 | スイッチ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2967433B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0525836U (ja) * | 1991-09-10 | 1993-04-02 | 三洋電機株式会社 | 信号入出力切り換え装置 |
KR101043030B1 (ko) * | 2009-03-20 | 2011-06-21 | 주식회사 피플웍스 | 네거티브 바이어스 스위칭 회로 |
-
1991
- 1991-01-08 JP JP72891A patent/JP2967433B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0583098A (ja) | 1993-04-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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