JP2966848B2 - 画像処理方法 - Google Patents

画像処理方法

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JP2966848B2 JP63212384A JP21238488A JP2966848B2 JP 2966848 B2 JP2966848 B2 JP 2966848B2 JP 63212384 A JP63212384 A JP 63212384A JP 21238488 A JP21238488 A JP 21238488A JP 2966848 B2 JP2966848 B2 JP 2966848B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はひとつの画像を分割して読み取り、誤差拡散
法により二値化する画像処理方法に関するものである。
[従来の技術] 従来より、デジタルプリンタ、デジタル複写機等にお
いて中間調を再現するための二値化手法として、1975年
にFloidとSteinbergにより“An Adaptive Algorithm fo
r Spatial GrayScale"SID DIGESTという論文のなかで提
案された誤差拡散法がある。
この手法は、二値化処理で発生した誤差を周辺の画素
に分散し、画像濃度を保存することに特徴がある。
この手法を第2図(A)の様に領域を分割して処理を
行なう画像処理装置に適用した場合、領域と領域の境界
に「スジ」状の線が発生する。その解決手段として、第
2図(B)に示すように、領域を処理する時に領域
の一部をオーバラツプして入力し、領域から領域へ
拡散された誤差を格納しているメモリから読み出された
誤差を用いて領域の処理を行ない、また領域から
領域に拡散される誤差は、再びメモリに保持しておい
て、領域を処理する時に読み出して使用するという方
法がある。
[発明が解決しようとする課題] しかしこの処理法では、領域から領域(領域か
ら領域)に拡散される誤差を保持するために1画素当
り8ビツトのラインメモリが必要となり、ハードウエア
の規模が増大する(メモリ容量が大きずぎる)という欠
点があつた。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上述の課題を解決することを目的として成さ
れたもので、上述の課題を解決する一手段として以下の
構成を備える。
即ち、画像を第1と第2の領域に分割し、画像を読取
ることにより得られた第1の領域の画像データを誤差拡
散法によつて2値化処理した後に第2の領域の画像を読
取り、読取りにより得られた第2の領域の画像データを
誤差拡散法により2値化処理する際に、第1の領域の画
像データを2値化処理終了後第2の領域の画像データを
2値化処理する際、第1の領域の画像と第2の領域の画
像をオーバーラツプして読取り、オーバーラツプ読取り
により得られた第1の領域の画像データから誤差データ
を発生させ、該誤差データを使用して第2の領域の画像
データを2値化処理することを特徴とする。
[作用] 以上の構成において、第2の領域の画像データを2値
化する時必要となる第1の領域の誤差データを、第2の
領域の画像データの処理時に第1の領域のデータをオー
バーラツプして読み取ることにより発生させるので、第
1の領域を処理した際に発生した誤差データをメモリに
いれておく必要がなく、構成を簡素化することができ
る。
[実施例] 以下、添付図面に従つて、本発明に係る一実施例を説
明する。
第1図は本発明に係る一実施例の画像処理装置のブロ
ツク構成図である。
図中1は画像を分割して読み込む画像入力回路、2は
誤差拡散法により二値化処理を行なう二値化回路、3は
画像入力回路1よりの読取り画像の領域と領域の境界部
分での二値化データのメモリ4の入出力制御を行なう境
界部制御回路、4は二値化回路2により二値化された二
値化データを記憶するメモリ、5は画像を出力する画像
出力回路である。
画像入力回路1では読み込むべき画像を複数の領域に
分割して第2図(A)に示す様に所定読取り幅で読み込
む。以下、この1回の読み込み動作で読み込まれる画像
領域をブロツクと呼ぶ。
第3図(A)に示すように、1つのブロツクは、注目
領域(ここでは128ラインとする)と、一つ前の読み込
み領域の一部(ここでは1ラインとする)と、一つ後で
読み込むべき注目領域の一部(ここでは4ラインとす
る)とで構成され、注目領域の前後の領域をオーバーラ
ツプして読み込む。但し、ここで用いた数字は一例であ
り、任意の数とすることができる事は言うまでもない。
以下の説明の便のため、第3図(B)に示すように、
主走査方向(i方向)と副走査方向(j方向)を定め、
主走査方向のn画素目でかつ副走査方向のm画素目の位
置を(n,m)と表すことにする。例えば主走査方向の2
画素目でかつ副走査方向の10画素目の位置は(2,10)と
表される。
本実施例の二値化回路2の詳細構成を第4図に示す。
第4図において、6a〜6cはフリツプフロツプ(F/
F)、7a〜7dは加算器、8はラインメモリ、9は比較
器、10はセレクタ、11は誤差演算器、12は誤差配分器で
ある。
以上の構成より成る本実施例の読み込み領域の二値化
処理を以下に説明する。
主走査方向をi方向、副走査方向をj方向として、注
目画素位置を(i,j)とすると、画素位置(i,j)に対応
する原画像データが入力画像(ブロツク)信号100より
供給され、この原画像データと画素位置(i,j)に配分
される誤差の総和とが加算器7dで加算され、その加算値
320は比較器9において閾値信号310(例えば“127")と
比較され、二値化信号330として出力される。比較器9
は信号320が信号310より大きければ“1"、小さければ
“0"を二値化信号330として出力する。
セレクタ10には二値化信号330とメモリ4から出力さ
れる信号200が入力され、境界部制御回路3よりの切換
信号400が‘1'ならば信号200が選択され、‘0'ならば二
値化信号330が選択され信号500として出力される。メモ
リ4よりの信号200は、一つ前の領域の画素位置が(1,
x) x=1,…,n(但しnは第3図(B)中の副走査方
向の画素数に対応する)の二値化データである。
誤差演算回路11では信号500と信号320の差分(誤差)
が次式に従つて計算される。
(誤差)=(信号320)−{255*(信号500)} 但し、画像信号は8ビツト単位で処理される。なお、
“*”は乗算記号である。
誤差配分器12は周囲の画素に配分する誤差量351〜354
を制御する。誤差量351〜354はそれぞれ画素位置(i−
1,j+1)、(i,j+1)、(i+1,j+1)および(i
+1,j)に既に配分された誤差量と加算される。これに
より、注目画素(i,j)に発生する誤差を周囲の画素に
拡散することができる。このため、例えば読み込んだ部
分の二値化処理で前回二値化されたデータに強制的に一
致させたような場合であつても、その時に発生する誤差
を周囲の画素に拡散することができ、滑らかに領域間を
つなぐことができる。
第1図に示す境界部制御回路3では、処理中の画素位
置が(1,x)のときは‘1'、それ以外のときは‘0'を切
換信号400として出力する。これにより、注目領域の1
つ前の領域部分ではメモリ4よりの信号200を選択させ
ることができる。又、処理中の画素位置が(129,x)の
ときは‘1'を、それ以外のときは‘0'を信号300として
出力し、メモリ4に1つ後の領域であることを報知す
る。
メモリ4では、処理中の画素が副走査方向に1画素ず
れるたびに副走査方向の画素位置に対応したデータを読
出し、信号200としてセレクタ10に出力する。また、境
界部制御回路3よりの信号300が‘1'ならば、セレクタ1
0よりの信号500を取り込み、メモリ内の所定位置に記憶
する。これにより1つ後の領域の二値化データを記憶し
ておく。このため、次の処理でオーバラツプして読み込
んだ部分を一つ前の処理で二値化されたこのメモリ4の
記憶二値化データに強制的に一致させることにより、注
目領域と一つ前の領域との境界部分を整合させることが
できる。そして、発生する誤差は上述したように誤差配
分器12でこれに続く部分に配分するため、互いの領域間
をなめらかにつなぐことができる。
出力装置5は、二値化信号500に対応したドツトのオ
ン・オフによつて出力パターンを生成して出力する。た
だし、出力される領域はブロツク中の注目領域のみであ
る。
以上の構成を備えることにより、オーバラツプして読
み込んだ部分を一つ前の処理で二値化されたデータに強
制的に一致させることができる。これにより、注目領域
と一つ前の領域との境界部分を整合させることができ
る。
また、このときに必要なデータは1画素当り1ビツト
で済むので、従来のような誤差を保持しておく方式に比
べて1/8のデータ量となり、必要とするハードウエア規
模(メモリ容量)を小さくできる。
[他の実施例] 第5図は以上に説明した本発明に係る一実施例の処理
内容の一部を変更した場合の説明図である。
第5図においては、画像を入力する時に、一つ前の領
域のオーバラツプを1ラインから2ラインに変更してい
る。それにともなつて第4図のラインメモリ8を2ライ
ン分に増やしている。
そして、2ライン目(注目領域に近い方のライン)は
境界部分をさらになめらかにつなぐための遷移領域とす
る。
この場合には、境界部制御回路3は信号400として、
処理中の画素位置が(1,x)のとき、および(2,x)のと
きで“x"が“n"以下の偶数のときは‘1'を出力し、それ
以外のときは‘0'を出力する。
また、信号300として、処理中の画素位置が(129,x)
または(130,x)のときは‘1'を出力し、それ以外のと
きは‘0'を出力する。
メモリ4では、処理中の画素位置が(1,x)および
(2,x)のときその位置に対応する記憶データ(当該位
置の二値化データ)を信号200として出力する。また境
界部制御回路3よりの信号300が‘1'ならば、その時の
信号500を所定位置に記憶する。
以上のような処理において、オーバラツプして読み込
んだ部分を、1ライン目は全てのデータを一つ前の処理
で二値化されたデータに一致させ、また、2ライン目は
半分だけ一つ前の処理で二値化されたデータに一致させ
る(1画素おきに一致させる)ことにより、注目領域と
一つ前の領域との境界部分を徐々につなぐことができ、
注目領域と一つ前の領域との境界部分をよりよく整合さ
せることができる。
また、このときに必要なデータは1画素当り1ビツト
・2ライン分で済むので、従来の誤差(1画素当たり8
ビツト)を保持しておくという方式に比べて1/4のデー
タ量となり、ハード規模(メモリ容量)を小さくでき
る。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、第2の領域の画
像データを2値化する時必要となる第1の領域の誤差デ
ータを、第2の領域の画像データの処理時に第1の領域
のデータをオーバーラップして読み取ることにより発生
させるので、第1の領域を処理した際に発生した誤差デ
ータをメモリにいれておく必要がなく、ハードウエアの
規模の増大を抑え、少ないメモリ容量で例えば領域と領
域の境界部分を滑らかにつなぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る一実施例のブロツク構成図、 第2図(A)は画像読取りを説明するための図、 第2図(B)は読取り幅と注目領域との関係を示す図、 第3図(A)、(B)は本実施例の一度に読み込まれて
処理される領域(ブロツク)を示す図、 第4図は本実施例の二値化回路の詳細ブロツク図、 第5図は本発明に係る他の実施例の二値化処理の説明図
である。 図中、1……画像入力回路、2……二値化回路、3……
境界部制御回路、4……メモリ、5……画像出力回路、
6a〜6c……フリツプフロツプ(F/F)、7a〜7d……加算
器、8……ラインメモリ、9……比較器、10……セレク
タ、11……誤差演算器、12……誤差配分器である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像を第1と第2の領域に分割し、画像を
    読取ることにより得られた第1の領域の画像データを誤
    差拡散法によつて2値化処理した後に第2の領域の画像
    を読取り、読取りにより得られた第2の領域の画像デー
    タを誤差拡散法により2値化処理する画像処理方法であ
    つて、 第1の領域の画像データを2値化処理終了後第2の領域
    の画像データを2値化処理する際、第1の領域の画像と
    第2の領域の画像をオーバーラツプして読取り、オーバ
    ーラツプ読取りにより得られた第1の領域の画像データ
    から誤差データを発生させ、該誤差データを使用して第
    2の領域の画像データを2値化処理することを特徴とす
    る画像処理方法。
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