JP2966702B2 - ろ過装置付き浴室ユニット - Google Patents

ろ過装置付き浴室ユニット

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JP2966702B2
JP2966702B2 JP5226031A JP22603193A JP2966702B2 JP 2966702 B2 JP2966702 B2 JP 2966702B2 JP 5226031 A JP5226031 A JP 5226031A JP 22603193 A JP22603193 A JP 22603193A JP 2966702 B2 JP2966702 B2 JP 2966702B2
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元彦 中村
浩 永冨
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保博 野崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽の湯水をろ過して
何日も使用することできるようにするろ過装置付き浴室
ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から浴槽の湯水をろ過して何日も使
用することができるようにしたろ過装置が知られてい
る。このろ過装置は従来は浴室外に設置され、浴槽と配
管により接続され、浴槽の湯水をろ過装置によりろ過、
殺菌し、再び浴槽に返送し、浴槽内の湯水を常時清浄な
状態を保持するようにし、この結果、何日でも入浴でき
るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例にあって
は、ろ過装置が浴室外に設置されており、このため、ろ
過装置の設置のために特別に設置スペースが必要であ
り、また、配管等も面倒であった。そこで、浴室の壁パ
ネルにろ過装置収納部となるキャビネットを取付けてろ
過装置を該ろ過装置収納部に収納することが考えられ
る。ところが、ろ過装置収納部にろ過装置を収納した場
合、ろ過装置内の保守、点検に当たり、ろ過装置収納部
内でろ過装置の蓋を外して行う必要があり、保守、点検
が面倒であり、また、保守、点検がでるようにろ過装置
収納部の大きさを余分目に大きくする必要があった。
【0004】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、その目的とするところは、ろ過装
置の保守、点検が浴室内において簡単にでき、また、ろ
過装置収納部の大きさもろ過装置収納部内において保
守、点検する必要がないので余分に大きくする必要がな
いろ過装置付き浴室ユニットを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決して本発明の目的を達成するため、本発明のろ過装置
付き浴室ユニットは、浴室ユニット1の壁パネル2に前
方が開口したろ過装置収納部4を取付け、浴槽5の湯水
をろ過するためのろ過装置6をろ過装置収納部4に起立
姿勢で収納すると共にろ過装置6を下端部を支点にして
回動自在にし、ろ過装置6の一定角度の前倒れ姿勢を保
持するための前倒れ姿勢保持手段100を設けて成るこ
とを特徴とするものである。
【0006】また、ろ過装置6の一定角度の前倒れ姿勢
を保持するための前倒れ姿勢保持手段100が紐状体4
7であることが好ましい。また、ろ過装置6と浴槽5と
を接続する配管7をろ過装置収納部4の底部とろ過装置
6の下面部との間においては可撓性のものとすることも
好ましい。また、ろ過装置収納部4の開口下端部にろ過
装置収納部4の底部とろ過装置6の下面部との間の配管
7を隠すための配管カバー41を設け、該配管カバー4
1をろ過装置6の前倒れにより連動して前傾斜状態に倒
れるように回動自在とすることも好ましい。
【0007】また、ろ過装置6の直ぐ上方位置において
ろ過装置収納部4内に棚板56を着脱自在に取付けるこ
とも好ましい。
【0008】
【作用】上記のような構成の本発明によれば、浴室ユニ
ット1の壁パネル2にろ過装置収納部4を取付け、該ろ
過装置収納部4にろ過装置6を収納するので、浴室ユニ
ット1の組み立て時にろ過装置6を取付けることができ
るようになっている。そして、ろ過装置6は浴室ユニッ
ト1内において保守、点検するのであるが、この場合、
ろ過装置6を下端部を支点にして回動し、ろ過装置6の
一定角度の前倒れ姿勢を前倒れ姿勢保持手段100で保
持することで、ろ過装置6の上面部をろ過装置収納部4
から前方に突出させた状態で蓋を開けて内部の保守、点
検を行うものである。
【0009】この場合、ろ過装置6の一定角度の前倒れ
姿勢を保持するための前倒れ姿勢保持手段100が紐状
体47であると、簡単な構成でろ過装置6を一定角度の
前倒れ姿勢で保持できることになる。また、ろ過装置6
と浴槽5とを接続する配管7をろ過装置収納部4の底部
とろ過装置6の下面部との間においては可撓性のものと
することで、ろ過装置6を下端部を支点にして前倒れ回
動させる場合、配管7部分にかかる応力を吸収できて回
動に支障がないものである。
【0010】また、ろ過装置収納部4の開口下端部にろ
過装置収納部4の底部とろ過装置6の下面部との間の配
管7を隠すための配管カバー41を設け、該配管カバー
41をろ過装置6の前倒れにより連動して前傾斜状態に
倒れるように回動自在とすると、配管カバー41により
配管7を隠して外観を良くすると共に、ろ過装置6を下
端部を支点にして前倒れ回動させる場合配管カバー41
が障害となることなく回動できるものであり、この結
果、配管カバー41をろ過装置6に近づけた状態で配置
できるものである。
【0011】また、ろ過装置6の直ぐ上方位置において
ろ過装置収納部4内に棚板56を着脱自在に取付ける
と、ろ過装置6の直ぐ上に棚板56を配置しても棚板5
6を取り外すことでろ過装置6の前倒れ回動の支障にな
らないものである。
【0012】
【実施例】本発明を以下添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。浴室ユニット1は図1乃至図4に示すよう
に、床パン16に浴槽5を設置し、床パン16の周囲の
立ち上がり部16aの上に壁パネル2と扉17を有する
出入り口用枠18を立設し、更に、壁パネル2の上に天
井パネル19を連結して浴室ユニット1が構成してあ
り、これらの諸部材を現場で組み立てるようになってい
る。
【0013】浴槽5の側面部には図1、図3、図6に示
すように吸い込み口9と吹き出し口10とが設けてあ
る。吸い込み口9は浴槽5の湯水を吸い込むための部分
であり、吹き出し口10は浴室内に湯水を吹き出すため
の部分である。そして、これら吸い込み口9や吹き出し
口10は入浴時に足側に位置するものである(つまり、
熱い湯水が直接背中に衝突しないように足側に位置させ
るものである)。また、浴槽5の頭側と足側を特定する
要素としては肘掛け部や頭を当てる枕部等を浴槽に設け
たり、あるいは、水栓金具13は足側に設けるので、水
栓金具13の位置により特定される。この浴槽5の足側
に近接して浴槽5に対向する壁パネル2には開口部3が
設けてある。ここで、開口部3を設ける壁パネル2は上
記吸い込み口9や吹き出し口10の位置する面と平行に
対向して隣接する壁パネル2でもよく、あるいは直角に
対向して隣接する壁パネル2でもよい。
【0014】開口部3には壁パネル2の背面側に図7に
示すように、補強用合板20が取付けられ、表面側に保
持部材15を配設し、該保持部材15の表面側から挿入
した固着具21を補強部材20に固着して取付けてあ
る。補強部材15は金属製であり、下受け板22の両端
部にアングル材よりなる縦枠材23の下端部に固着して
構成してある。また、下受け板22の後部(縦枠材23
より後方)には配管挿通用孔25が設けてある。そし
て、下受け板22の後部を開口部3の表面側から差し込
んで後方に突出させると共に断面L状の縦枠材23の一
辺を壁パネル2の開口部3の表面側に当て、縦枠材23
に設けた孔から固着具21を挿入して、壁パネル2を貫
通して補強部材20に固着するのである(図8参照)。
【0015】開口部3には合成樹脂製のろ過装置収納部
4がはめ込んで取付けられる。このろ過装置収納部4は
図6、図8に示すように前方が開口した薄箱状をしてお
り、外周面の前後方向の略中間部分に壁パネル2の表面
に当接する表面当接部26が設けてあり、この表面当接
部26のうち少なくとも上下にはフランジ部27が設け
てある。そして、ろ過装置収納部4を壁パネル2の開口
部3に前方からはめ込んで保持部材15の下受け板22
の上に載置し、この状態でろ過装置収納部4の外周部に
設けた表面当接部26を壁パネル2の前面に当接し、フ
ランジ部27から挿入した固着具21を壁パネル2を貫
通して補強部材20に固着してある。
【0016】ろ過装置収納部4には図8に示すように、
フランジ部27よりも後方の底面に配管7を通す配管孔
8が形成してある。また、ろ過装置収納部4の側面又は
底面又は上面の配管孔8よりも前方位置には図11のよ
うに配管用目印28が設けてある。浴槽5の吸い込み口
9と吹き出し口10とにはそれぞれ配管7が接続してあ
り、該配管7によりろ過装置収納部4内に収納されるろ
過装置6と接続されるものである。図3、図4、図6等
に示すように、配管7は浴槽5のフランジ11又はカウ
ンターの下方の空間部分から壁パネル2を貫通して外部
に導出し、壁パネル2外部においては壁パネル2に沿っ
て立ち上がり(この場合ろ過装置収納部4の後面部より
も後方に突出しないように沿わせる)、ろ過装置収納部
4内に下受け板22の配管挿通用孔25と配管孔8を貫
通して突出する浴槽側配管7aと、一端部が床パン上に
位置して壁パネル2を貫通して外部に導出し、壁パネル
2の外部においては壁パネル2に沿って立ち上がり(こ
の場合ろ過装置収納部4の後面部よりも後方に突出しな
いように沿わせる)ろ過装置収納部4内に下受け板22
の配管挿通用孔25と配管孔8を貫通して突出する排水
管7dと、該浴槽側配管7a及び排水管7dの先端部の
ろ過装置収納部4内への突出部分29(吸い込み口側突
出部29a、吹き出し口側突出部29b、排水管側突出
部29cがある)とろ過装置6の入側接続口30a、出
側接続口30b、排水用接続口30c等の接続口30に
それぞれ接続するための可撓性を有する接続用ホース7
bとで構成してあり、該接続用ホース7bは浴槽側接続
用ホース7b1 と収納部側接続用ホース7b2 とに2分
割されたものと、1本の接続用ホース7b3 とが使用さ
れる。ここで、2分割された浴槽側接続用ホース7b1
と収納部側接続用ホース7b 2 を使用するのは接続すべ
き突出部分29と接続口30とが前後方向及び左右方向
にずれて位置している場合に使用され、1本の接続用ホ
ース7b3 は接続すべき突出部分29と接続口30とが
前後方向が前後方向にずれていない場合に使用するもの
である。そして、上記1本の接続用ホース7b3 はろ過
装置6をろ過装置収納部4内に配設する際の位置決めの
役目もある。
【0017】そして、図11のように、可撓性を有する
2本の浴槽側接続用ホース7b1 の一端部をそれぞれ吸
い込み口側突出部29a及び排水管側突出部29cには
め込んでホースバンド等により締結して接続する。この
場合、浴槽側接続用ホース7b1 の他端部がちょうど配
管用目印28に位置するように該当する浴槽側接続用ホ
ース7b1 の一端部を吸い込み口側突出部29a及び排
水管側突出部29cにに接続するものである。
【0018】ろ過装置6は図20に示すように、入側接
続口30a、出側接続口30bを結ぶ径路中にポンプ3
2、セラミックヒータのようなヒータ33、ろ過槽3
4、殺菌灯やオゾン発生手段等を備えた殺菌部35等を
設けて構成してあり、また排水用接続口30cが設けて
ある。実施例においては図11のように下面部に突出し
た入側接続口30a及び排水用接続口30cにそれそれ
収納部側接続用ホース7b2 をはめ込んでホースバンド
により締結して接続する。この場合、収納部側接続用ホ
ース7b2 の他端部がろ過装置6の底面部の前部側に片
寄らせて設けた目印(図示せず)に位置するようにす
る。また、出側接続口30bには1本の接続用ホース7
3 の一端部をはめ込んでホースバンド等により締結し
て接続してある。ここで、1本の接続用ホース7b3
他端部もろ過装置6の底面部に設けた目印(図示せず)
に位置するようにする。
【0019】そして、ろ過装置6の取付けに当たって
は、図12のようにろ過装置収納部4内の両端にスペー
サ36を置き、ろ過装置6の脚40をスペーサ36の上
に載せ、ろ過装置6の下面とろ過装置収納部4の底面部
との間に正常のセット時よりもスペーサ36の分だけ長
い隙間を形成し、この状態で、まず、ろ過装置6に取付
けた1本の接続用ホース7b3 の他端部を吹き出し口側
突出部29bに接続してろ過装置6のろ過装置収納部4
内における設置位置の位置決めをする。次に、2本の浴
槽側接続用ホース7b1 の他端部をそれぞれ対応する2
本の収納部側接続用ホース7b2 の他端部に接続するも
のである。この場合、可撓性を有する浴槽側接続用ホー
ス7b1 の他端部と可撓性を有する収納部側接続用ホー
ス7b2 の他端部とはいずれも上記ろ過装置6の下面と
ろ過装置収納部4の底面部との間に形成される正常のセ
ット時よりもスペーサ36の分だけ長い隙間の前方寄り
に位置することになり、両者の接続作業が容易に行える
ようになっている。両者の接続は例えば図13(a)
(b)に示すように接続管37の片側半部を可撓性を有
する浴槽側接続用ホース7b1 の他端部の略水平部分に
はめ込むと共に他方の片側半部を可撓性を有する収納部
側接続用ホース7b2 の他端部の略水平部分にはめ込ん
で隙間中において略水平方向に接続し、ホースバンド3
8により結束するものである。このような接続が終わる
と、上記スペーサ36を取り外し、ろ過装置6の脚40
をろ過装置収納部4の底面部にセットする。
【0020】ろ過装置収納部4の前部開口の下端部には
配管カバー41が着脱自在に取付けられて上記ホース類
が外部に見えないようにカバーしている。配管カバー4
1は両側の後向き片42に係止孔43を形成し、この係
止孔43をろ過装置収納部4の両内壁に設けた係止突部
44に着脱自在に係止することで取付けるようになって
いる。
【0021】ろ過装置6は通常はろ過装置収納部4にろ
過装置6を起立姿勢で収納されるものであるが、このろ
過装置6は下端部(すなわち脚40の下端部)を支点に
して前倒れ姿勢に回動自在になっている。そしてろ過装
置6の一定角度の前倒れ姿勢を保持するための前倒れ姿
勢保持手段100が設けてある。つまり、ろ過装置6の
保守、点検に当たっては、ろ過装置6の上面部に着脱自
在に取付けた蓋45を外し、ろ過装置6を下端部を支点
にして前倒れ姿勢に回動し、この前倒れ姿勢を前倒れ姿
勢保持手段100で保持た状態で内部の保守、点検を行
うものである。
【0022】図15に示す実施例においては、ろ過装置
6の外殻を構成するケースの壁部には孔46が形成して
あり、この孔46に前倒れ姿勢保持手段100を構成す
るチェーンや紐等の紐状体47が通してあり、該紐状体
47の後端はろ過装置収納部4の背面壁に取付けてあ
る。図16に示す実施例においては、ろ過装置収納部4
の背面壁の一部に前方に向けて突曲した突曲部48を形
成し、この突曲部48の背面側の凹曲部分に補強板49
をはめ込んで固着し、紐状体47の後端を固着具により
補強板49で背面を補強した突曲部48部分に固着する
ようになっている。紐状体47の前端部には係止手段5
0とストッパ手段51とが設けてあり、図15の実施例
では紐状体47の前端に環状部52を設けて、該環状部
52が係止手段50とストッパ手段51とを共用化して
いる。環状部52はろ過装置6の上部に存在する筒部5
3に着脱自在に係止されるようになっており、環状部5
2を筒部53に係止した状態ではろ過装置収納部4内に
収納して自立させているろ過装置6が倒れないように紐
状体47が張られた状態となるように紐状体47の長さ
を設定してある。一方、ろ過装置6の保守点検をする場
合には蓋45を外し、係止手段50を構成する環状部5
2を筒部53から外し、脚40を支点としてろ過装置6
を上端部が前に傾くように斜め前方に傾ける。すると、
一定の角度傾くとストッパ手段51を構成する環状部5
2が孔46の縁に当たってろ過装置6が一定の傾き姿勢
で保持される。このようにすると、ろ過装置6の上部の
全部又は大部分をろ過装置収納部4よりも前に出した状
態にでき、この状態でろ材の交換等の保守点検が容易に
行えることになる。図21には係止手段50とストッパ
手段51との他の例が示してある。この実施例では固定
金具54が係止手段50とストッパ手段51とを兼用し
ており、固定金具54を被固定部55に着脱自在に係止
するようになっており、この固定金具54は孔46より
も大きく形成してある。上記各実施例では係止手段50
とストッパ手段51とを共用化した実施例を示したが、
係止手段50とストッパ手段51とが別部材であっても
よいのは勿論である。ろ過装置6を前傾姿勢に傾けた場
合、図16のように配管カバー41も回動して前傾姿勢
となるように係止孔43の形状を設定する。ここで、係
止孔43はへ字状をしていて係止用スライド孔部43a
と導入孔部43bとで構成してあり、導入孔部43から
係止突部44を挿入して係止用スライド孔部43aには
め込みものであり、通常(つまり配管カバー41が起立
姿勢をしている時)は係止用スライド孔部43aの上端
部に係止突部44が位置しているが、ろ過装置6が下端
部を支点にして前傾姿勢に回動するとろ過装置6に押さ
れて配管カバー41が前端下端部を支点にして図16の
想像線のように回動し、この場合、斜めに傾斜した係止
用スライド孔部43aに沿って係止突部44の位置が変
化し、係止突部44が係止用スライド孔部43aの下端
に位置した状態で止まるものである。
【0023】ろ過装置収納部4の上部には棚板56が配
設され、棚板56上に浴室内で使用する種々の小物を載
せて収納することができるようになっている。ここで、
棚板56はろ過装置収納部4と一体になったものでもよ
いが、着脱自在としておくと、棚板56を取付けた状態
でろ過装置収納部4内に設置したろ過装置6の直ぐ上に
わずかな隙間を介して配置できることになり、外観を良
くすることができる。そして、ろ過装置6の保守点検時
には棚板56を取り外してろ過装置6を前述のように前
倒しするものであり、棚板56を取り外すことでろ過装
置6の前倒し回動の支障にならないようになっている。
棚板56を着脱自在に取付けるには、例えば、図22に
示すように、ろ過装置収納部4の内壁にダボ突起57を
突設し、このダボ突起57に棚板56のダボ受け部58
を係止することで着脱自在に取付けるようになってい
る。
【0024】浴槽5の吸い込み口9にはフィルタ60が
取付けられる。すなわち、図18、図19に示すよう
に、浴槽5の壁部には鍔付きで且つ外周に雄ねじを有す
る筒状の浴槽内金具61が浴槽5内から挿入され、浴槽
1外から鍔付きで且つ内周に雌ねじを有する筒状の浴槽
外金具62の雌ねじを上記浴槽内金具61に螺合してワ
ッシャやパッキンを介して取付けてある。浴槽内金具6
1は内周部に内方に向けて係合突起63が突設してあ
る。フィルタ収納部64の後半体65には中央部に後方
に向けて接続筒部66が突設してあり、この接続筒部6
6には一端部が後端縁に開口するL状をした係合孔67
が形成してある。そして接続筒部66を筒状の浴槽外金
具62内に入れ、L状をした係合孔67の先端開口を係
合突起63に差し込んだ状態でフィルタ収納部64をさ
らにL状孔の軸方向に沿って押し込むと共にその後回転
して係合孔67の後端部に係合突起63を係合するもの
である。この状態ではフィルタ収納部64の前半体68
に設けた吸い込み部69が下向きに位置するように設定
してある。フィルタ収納部64内にはフィルタ60が収
納されるが、フィルタ60の掃除や交換は前半体68の
後端部を後半体65の前端部に着脱自在にはめ込んであ
る(嵌合や螺合により着脱自在にはめ込んである)の
で、これを脱離することにより行うものである。
【0025】しかして、ろ過装置6に設けたポンプ32
を作動することで、浴槽5の湯水を吸い込み口9の吸い
込み部69から吸い込まれ、フィルタ60により髪の毛
などを捕捉し、次いでろ過装置6において、殺菌部35
により殺菌し、ろ過槽34によりろ過して再び吹き出し
口10から浴槽5内にジェット水として浄化した湯水を
吹き出すことで、長期間浴槽5内の湯水を清浄に保つこ
とができるの、数日に渡って入浴が可能となる。そし
て、必要に応じてヒータ33により加熱することで、湯
水の温度低下を防止するものである。なお、ろ過装置6
にヒータ33を設けることなく、浴槽5の湯水の加熱手
段を別に設けてもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明にあっては、上述のように、浴室
ユニットの壁パネルに前方が開口したろ過装置収納部を
取付けてあるので、浴室ユニットの組み立て時にろ過装
置を浴室ユニット内に露出して取付けることができるも
のであり、しかも、浴槽の湯水をろ過するためのろ過装
置をろ過装置収納部に起立姿勢で収納すると共にろ過装
置を下端部を支点にして回動自在にし、ろ過装置の一定
角度の前倒れ姿勢を保持するための前倒れ姿勢保持手段
を設けあるので、浴室内においてろ過装置の保守、点検
に当たっては、ろ過装置を下端部を支点にして前傾姿勢
に回動し、この状態を前倒れ姿勢保持手段で保持するこ
とができ、ろ過装置の上面部の全部または大部分をろ過
装置収納部より前方に突出させた状態で保守、点検がで
きて、保守、点検が容易に行え、この結果、ろ過装置収
納部内にろ過装置を起立姿勢で保持した状態のままろ過
装置上面部から内部の保守、点検をするものに比べ、ろ
過装置収納部に保守、点検に必要な余分なスペースがい
らず、ろ過装置収納部を小型化できるものである。
【0027】また、ろ過装置の一定角度の前倒れ姿勢を
保持するための前倒れ姿勢保持手段が紐状体であると、
簡単な構成でろ過装置を一定角度の前倒れ姿勢で保持で
きるものである。また、ろ過装置と浴槽とを接続する配
管をろ過装置収納部の底部とろ過装置の下面部との間に
おいては可撓性のものとすることで、ろ過装置を下端部
を支点にして前倒れ回動させる場合、配管部分にかかる
応力を吸収できて回動に支障がなく、容易に前傾斜させ
て保守、点検ができるものである。
【0028】また、ろ過装置収納部の開口下端部にろ過
装置収納部の底部とろ過装置の下面部との間の配管を隠
すための配管カバーを設け、該配管カバーをろ過装置の
前倒れにより連動して前傾斜状態に倒れるように回動自
在とすると、配管カバーにより配管を隠して外観を良く
すると共に、ろ過装置を下端部を支点にして前倒れ回動
させる場合配管カバーが障害となることなく回動できる
ものであり、この結果、配管カバーをろ過装置に近づけ
た状態で配置でき、配管カバーにより配管を遮蔽するに
当たり、できるだけろ過装置と配管カバーとの間の隙間
を少なくして確実に遮蔽できるものである。
【0029】また、ろ過装置の直ぐ上方位置においてろ
過装置収納部内に棚を着脱自在に取付けると、ろ過装置
の直ぐ上に棚板を配置しても棚板を取り外すことでろ過
装置の前倒れ回動の支障にならないものであり、この結
果、棚板とろ過装置の上面との間の隙間を狭くしてろ過
装置の収納状態の外観を良くすることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体を示す正面断面図である。
【図2】同上の全体を示す平面断面図である。
【図3】同上の側面断面図である。
【図4】同上の要部正面断面図である。
【図5】同上のろ過装置を取付ける前のろ過装置取付け
部分の平面断面図である。
【図6】同上の分解斜視図である。
【図7】同上の保持部材の取付けを示す分解斜視図であ
る。
【図8】同上のろ過装置収納部の取付けを示す分解斜視
図である。
【図9】同上のろ過装置収納部の吸い込み口側突出部及
び排水管側突出部に浴槽側接続用ホースの一端部をそれ
ぞれ接続した状態の斜視図である。
【図10】同上のろ過装置の下面図である。
【図11】同上の分解斜視図である。
【図12】同上の取付け前の状態を示す斜視図である。
【図13】(a)は同上の配管の接続を示す説明図であ
り、(b)は断面図である。
【図14】同上に用いるホースを示す斜視図である。
【図15】同上のろ過装置を前倒し状態にした斜視図で
ある。
【図16】同上の配管カバーを前倒しにする説明図であ
る。
【図17】同上の配管カバーの取付けを示す断面図であ
る。
【図18】同上の吸い込み口部分の分解斜視図である。
【図19】同上の吸い込み口部分の断面図である。
【図20】本発明の概略配管図である。
【図21】本発明の他の実施例の斜視図である。
【図22】本発明の棚板の着脱の例を示す図面で、
(a)は断面図であり、(b)は分解斜視図である。
【符号の説明】
1 浴室ユニット 2 壁パネル 4 ろ過装置収納部 5 浴槽 6 ろ過装置 7 配管 41 配管カバー 47 紐状体 56 棚板 100 前倒れ姿勢保持手段
フロントページの続き (72)発明者 野崎 保博 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 井 千尋 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04H 1/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室ユニットの壁パネルに前方が開口し
    たろ過装置収納部を取付け、浴槽の湯水をろ過するため
    のろ過装置をろ過装置収納部に起立姿勢で収納すると共
    にろ過装置を下端部を支点にして回動自在にし、ろ過装
    置の一定角度の前倒れ姿勢を保持するための前倒れ姿勢
    保持手段を設けて成ることを特徴とするろ過装置付き浴
    室ユニット。
  2. 【請求項2】 ろ過装置の一定角度の前倒れ姿勢を保持
    するための前倒れ姿勢保持手段が紐状体であることを特
    徴とする請求項1記載のろ過装置付き浴室ユニット。
  3. 【請求項3】 ろ過装置と浴槽とを接続する配管をろ過
    装置収納部の底部とろ過装置の下面部との間においては
    可撓性のものとして成ることを特徴とする請求項1記載
    のろ過装置付き浴室ユニット。
  4. 【請求項4】 ろ過装置収納部の開口下端部にろ過装置
    収納部の底部とろ過装置の下面部との間の配管を隠すた
    めの配管カバーを設け、該配管カバーをろ過装置の前倒
    れにより連動して前傾斜状態に倒れるように回動自在と
    して成ることを特徴とする請求項3記載のろ過装置付き
    浴室ユニット。
  5. 【請求項5】 ろ過装置の直ぐ上方位置においてろ過装
    置収納部内に棚板を着脱自在に取付けて成ることを特徴
    とする請求項1記載のろ過装置付き浴室ユニット。
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