JP2965852B2 - 軒天井支持構造 - Google Patents
軒天井支持構造Info
- Publication number
- JP2965852B2 JP2965852B2 JP6109368A JP10936894A JP2965852B2 JP 2965852 B2 JP2965852 B2 JP 2965852B2 JP 6109368 A JP6109368 A JP 6109368A JP 10936894 A JP10936894 A JP 10936894A JP 2965852 B2 JP2965852 B2 JP 2965852B2
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- wall
- fixed
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- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、住宅等における軒天
井支持構造に関するものである。
井支持構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来例を図５に基づいて説明する。図に
おいて、５０は外壁パネルであり、５１は外壁パネル５
０の外枠、５２は同外装材である。外壁パネル５０の屋
外側面上端には、壁際廻り縁５３が水平に延びて配設さ
れ、外壁パネル５０に釘５４にて固定されている。さら
に、外壁パネル５０の屋外側に軒天井材５５を配設し、
壁際廻り縁５３に釘５６にて固定してある。
おいて、５０は外壁パネルであり、５１は外壁パネル５
０の外枠、５２は同外装材である。外壁パネル５０の屋
外側面上端には、壁際廻り縁５３が水平に延びて配設さ
れ、外壁パネル５０に釘５４にて固定されている。さら
に、外壁パネル５０の屋外側に軒天井材５５を配設し、
壁際廻り縁５３に釘５６にて固定してある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成によれば、壁際廻り縁５３は直接外壁パネル５０
の外装材５２ならびに外枠５１に釘止めしている。この
ため、外壁パネル５０の外装材がＡＬＣ等からなる厚み
の厚い部材であると、壁際廻り縁５３を固定する釘は外
壁パネル５０の外枠５１にまで達しないため、壁際廻り
縁５３の固定強度が不十分となり、その結果、壁際廻り
縁５３によって軒天井材５５を支持することができなく
なってしまうという問題があった。
の構成によれば、壁際廻り縁５３は直接外壁パネル５０
の外装材５２ならびに外枠５１に釘止めしている。この
ため、外壁パネル５０の外装材がＡＬＣ等からなる厚み
の厚い部材であると、壁際廻り縁５３を固定する釘は外
壁パネル５０の外枠５１にまで達しないため、壁際廻り
縁５３の固定強度が不十分となり、その結果、壁際廻り
縁５３によって軒天井材５５を支持することができなく
なってしまうという問題があった。
【０００４】この発明の目的は、外壁パネルの外装材の
厚みや材質に関係なく、軒天井材の支持が確実に行える
軒天井支持構造を提供することである。
厚みや材質に関係なく、軒天井材の支持が確実に行える
軒天井支持構造を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明の軒天井支持構
造は、外装材を外枠の屋外面に貼設した外壁パネルと、
この外壁パネルの外枠の上面に固定され外壁パネルの屋
外側に張り出した水平片とこの水平片の屋外側端部から
垂下した垂直片とからなるアングルと、このアングルの
垂直片と前記外壁パネルの外装材の屋外面との間に嵌合
し前記外装材の屋外面上部近傍に沿って水平に配設した
壁際廻り縁と、この壁際廻り縁を前記アングルの垂直片
に固定した固着具と、前記外壁パネルの屋外側に水平に
配設し外壁パネル側の縁部を前記壁際廻り縁の下面に固
定した軒天井材とを備えたものである。
造は、外装材を外枠の屋外面に貼設した外壁パネルと、
この外壁パネルの外枠の上面に固定され外壁パネルの屋
外側に張り出した水平片とこの水平片の屋外側端部から
垂下した垂直片とからなるアングルと、このアングルの
垂直片と前記外壁パネルの外装材の屋外面との間に嵌合
し前記外装材の屋外面上部近傍に沿って水平に配設した
壁際廻り縁と、この壁際廻り縁を前記アングルの垂直片
に固定した固着具と、前記外壁パネルの屋外側に水平に
配設し外壁パネル側の縁部を前記壁際廻り縁の下面に固
定した軒天井材とを備えたものである。
【０００６】
【作用】この発明の構成によれば、軒天井材を支持する
壁際廻り縁は、外壁パネルの屋外面に沿って配設し、外
壁パネルの上端に固定したアングルの垂直片に固着具に
て固定される。
壁際廻り縁は、外壁パネルの屋外面に沿って配設し、外
壁パネルの上端に固定したアングルの垂直片に固着具に
て固定される。
【０００７】
【実施例】この発明の一実施例を図１ないし図３に基づ
いて説明する。この実施例は、建物のバルコニー部分の
下方における軒天井支持構造に関するものである。すな
わち、図２において、１０は下階の外壁パネルであり、
１１は上階に設けたバルコニーの前面腰壁パネルであ
る。１２はバルコニー床（図示せず）の下方において吊
木１３で吊持した軒天井材である。この軒天井材１２の
外壁パネル１０側端部の支持状態の拡大図を図１に示
す。
いて説明する。この実施例は、建物のバルコニー部分の
下方における軒天井支持構造に関するものである。すな
わち、図２において、１０は下階の外壁パネルであり、
１１は上階に設けたバルコニーの前面腰壁パネルであ
る。１２はバルコニー床（図示せず）の下方において吊
木１３で吊持した軒天井材である。この軒天井材１２の
外壁パネル１０側端部の支持状態の拡大図を図１に示
す。
【０００８】図１において、外壁パネル１０は、外枠１
４の屋外面にＡＬＣ製の厚みが厚い外装材１５を貼って
なる。この外壁パネル１０の上端面にアングル１７を設
け、外装材１５の屋外面上端近傍に沿って、軒天井材取
付下地となる角材からなる壁際廻り縁１６を水平に配設
する。アングル１７は、外壁パネル１０の幅方向に延び
る長尺の部材であってもよく、あるいは短尺の部材を間
欠的に複数個設けてもよい。アングル１７は、図３に示
すように、水平片１８と垂直片１９とからなり、水平片
１８にはボルト挿通孔２１、垂直片１９には固着具挿通
孔２２がそれぞれ所定個数設けられている。アングル１
７は、水平片１８を外壁パネル１０の屋外側に張り出し
た状態で外壁パネル１０の上端面に固定し、垂直片１９
が壁際廻り縁１６の屋外側側面２３に接して垂下する大
きさに形成されている。アングル１７の固定は、水平片
１８を外壁パネル１０の外枠１４の上面に載置し、水平
片１８のボルト挿通孔２１ならびに外壁パネル１０の上
枠１４に形成したボルト挿通孔（図示せず）にボルト２
０を挿通してナット２９に締結する。そして、壁際廻り
縁１６を垂直片１９と外装材１５の屋外面との間に嵌合
し、アングル１７の固着具挿通孔２２にタッピングねじ
あるいは釘等の固着具２４を挿通し、壁際廻り縁１６な
らびに外装材１５に締結して、壁際廻り縁１６をアング
ル１７に固定する。
４の屋外面にＡＬＣ製の厚みが厚い外装材１５を貼って
なる。この外壁パネル１０の上端面にアングル１７を設
け、外装材１５の屋外面上端近傍に沿って、軒天井材取
付下地となる角材からなる壁際廻り縁１６を水平に配設
する。アングル１７は、外壁パネル１０の幅方向に延び
る長尺の部材であってもよく、あるいは短尺の部材を間
欠的に複数個設けてもよい。アングル１７は、図３に示
すように、水平片１８と垂直片１９とからなり、水平片
１８にはボルト挿通孔２１、垂直片１９には固着具挿通
孔２２がそれぞれ所定個数設けられている。アングル１
７は、水平片１８を外壁パネル１０の屋外側に張り出し
た状態で外壁パネル１０の上端面に固定し、垂直片１９
が壁際廻り縁１６の屋外側側面２３に接して垂下する大
きさに形成されている。アングル１７の固定は、水平片
１８を外壁パネル１０の外枠１４の上面に載置し、水平
片１８のボルト挿通孔２１ならびに外壁パネル１０の上
枠１４に形成したボルト挿通孔（図示せず）にボルト２
０を挿通してナット２９に締結する。そして、壁際廻り
縁１６を垂直片１９と外装材１５の屋外面との間に嵌合
し、アングル１７の固着具挿通孔２２にタッピングねじ
あるいは釘等の固着具２４を挿通し、壁際廻り縁１６な
らびに外装材１５に締結して、壁際廻り縁１６をアング
ル１７に固定する。
【０００９】さらに、壁際廻り縁１６の下面に保持具２
５をタッピングねじあるいは釘等の固着具２６にて固定
し、この保持具２５にて軒天井材１２の外壁パネル１０
側端部を保持する。また、軒天井材１２の軒先側端部
は、腰壁パネル１１の下端に設けた保持具２７で保持す
る。このように構成された軒天井支持構造によると、軒
天井材１２を支持する壁際廻り縁１６は、外壁パネル１
０の屋外面に沿って配設し、外壁パネル１０の上端に固
定したアングル１７の垂直片１９にねじ２４にて固定さ
れている。このように、壁際廻り縁１６は従来のように
外壁パネル１０に直接固定するのではなく、外壁パネル
１０の外枠１４に固定したアングル１７に固定するの
で、外壁パネル１０の外装材１５の厚みや材質に関係な
く、壁際廻り縁１６を確実に固定でき、軒天井材１２の
支持も確実に行える。
５をタッピングねじあるいは釘等の固着具２６にて固定
し、この保持具２５にて軒天井材１２の外壁パネル１０
側端部を保持する。また、軒天井材１２の軒先側端部
は、腰壁パネル１１の下端に設けた保持具２７で保持す
る。このように構成された軒天井支持構造によると、軒
天井材１２を支持する壁際廻り縁１６は、外壁パネル１
０の屋外面に沿って配設し、外壁パネル１０の上端に固
定したアングル１７の垂直片１９にねじ２４にて固定さ
れている。このように、壁際廻り縁１６は従来のように
外壁パネル１０に直接固定するのではなく、外壁パネル
１０の外枠１４に固定したアングル１７に固定するの
で、外壁パネル１０の外装材１５の厚みや材質に関係な
く、壁際廻り縁１６を確実に固定でき、軒天井材１２の
支持も確実に行える。
【００１０】なお、前記実施例はバルコニーの下方にお
ける軒天井支持構造であったが、このようなバルコニー
の下方における軒天井の支持に限るものではなく、一般
的な外壁から突出した軒天井においても同様に構成する
ことができる。この発明の他の実施例を図４に基づいて
説明する。なお、図１ないし図３に示した実施例と同一
部分は、同一符号を付してその説明を省略する。
ける軒天井支持構造であったが、このようなバルコニー
の下方における軒天井の支持に限るものではなく、一般
的な外壁から突出した軒天井においても同様に構成する
ことができる。この発明の他の実施例を図４に基づいて
説明する。なお、図１ないし図３に示した実施例と同一
部分は、同一符号を付してその説明を省略する。
【００１１】この実施例は、軒天井材１２の外壁パネル
１０側端部を、タッピングねじあるいは釘等の固着具２
８にて壁際廻り縁１６の下面に固定したことを特徴とす
るものである。このように構成された軒天井支持構造に
おいても、第１の実施例と同様の効果が得られる。
１０側端部を、タッピングねじあるいは釘等の固着具２
８にて壁際廻り縁１６の下面に固定したことを特徴とす
るものである。このように構成された軒天井支持構造に
おいても、第１の実施例と同様の効果が得られる。
【００１２】
【発明の効果】この発明の軒天井支持構造によれば、軒
天井材を支持する壁際廻り縁は、外壁パネルの屋外面に
沿って配設し、外壁パネルの上端に固定したアングルの
垂直片に固着具にて固定されており、外壁パネルの外装
材の厚みや材質に関係なく、軒天井材の支持が確実に行
えるという効果が得られる。
天井材を支持する壁際廻り縁は、外壁パネルの屋外面に
沿って配設し、外壁パネルの上端に固定したアングルの
垂直片に固着具にて固定されており、外壁パネルの外装
材の厚みや材質に関係なく、軒天井材の支持が確実に行
えるという効果が得られる。
【図１】この発明の一実施例の軒天井材の支持部分の断
面図である。
面図である。
【図２】この発明の一実施例の断面図である。
【図３】この発明の一実施例のアングルの部分斜視図で
ある。
ある。
【図４】この発明の他の実施例の軒天井材の支持部分の
断面図である。
断面図である。
【図５】従来例の軒天井材の支持部分の断面図である。
１０ 外壁パネル １２ 軒天井材 １５ 外装材 １６ 壁際廻り縁 １７ アングル １８ 水平片 １９ 垂直片 ２４ 固着具
Claims (1)
- 【請求項１】 外装材を外枠の屋外面に貼設した外壁パ
ネルと、この外壁パネルの外枠の上面に固定され外壁パ
ネルの屋外側に張り出した水平片とこの水平片の屋外側
端部から垂下した垂直片とからなるアングルと、このア
ングルの垂直片と前記外壁パネルの外装材の屋外面との
間に嵌合し前記外装材の屋外面上部近傍に沿って水平に
配設した壁際廻り縁と、この壁際廻り縁を前記アングル
の垂直片に固定した固着具と、前記外壁パネルの屋外側
に水平に配設し外壁パネル側の縁部を前記壁際廻り縁の
下面に固定した軒天井材とを備えた軒天井支持構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6109368A JP2965852B2 (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 軒天井支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6109368A JP2965852B2 (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 軒天井支持構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07317199A JPH07317199A (ja) | 1995-12-05 |
| JP2965852B2 true JP2965852B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=14508474
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6109368A Expired - Fee Related JP2965852B2 (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 軒天井支持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2965852B2 (ja) |
-
1994
- 1994-05-24 JP JP6109368A patent/JP2965852B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07317199A (ja) | 1995-12-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990803 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |