JP2965406B2 - 表示制御装置 - Google Patents

表示制御装置

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JP2965406B2
JP2965406B2 JP28636891A JP28636891A JP2965406B2 JP 2965406 B2 JP2965406 B2 JP 2965406B2 JP 28636891 A JP28636891 A JP 28636891A JP 28636891 A JP28636891 A JP 28636891A JP 2965406 B2 JP2965406 B2 JP 2965406B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プラズマ、ELある
いは液晶などの各種表示画面上における任意の座標位置
に、汎用コンピュータやプログラマブルコントローラ
(以下「PLC」という)などの外部装置から入力され
たデータに基づいて図形、グラフ、数字、文字などから
構成される画像を表示する装置であって、特にタッチパ
ネルの様な操作手段を備え、外部装置側に向けて信号を
送出可能としたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の表示制御装置は、外部装置
との間で受け渡すべき各種情報を、シリアル通信ライン
であるかパラレル通信ラインであるかは問わず、単一の
通信ラインを通じ、緊急度を考慮しながら順次シリアル
状に伝達するものが一般的であった(例えば、特開平2
−150719号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
構成にあっては、表示制御装置側のスイッチ操作期間に
対応してコンベアを駆動し、コンベア上に載置した荷物
位置の手動による位置調整の様なインチング動作をさせ
様とすると、たとえレベルの高い割り込み処理をしたと
しても、通信処理によるオーバーヘッドに起因した信号
伝達の時間遅れは避けられず、目視による位置設定時の
微調整が極めて難しい。
【0004】本発明はかかる不都合に鑑みてなされたも
のであって、操作情報伝達用の通信手段と処理指示語を
設けることにより、操作手段の操作期間に即応した情報
が外部装置に伝達できる表示制御装置を提供することを
目的とする。本発明は更に、操作手段としてタッチパネ
ルを用いることにより、操作手段の設置個数あるいは配
置位置が容易に設定変更できる表示制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記した目的を達成す
るために構成された本発明にかかる表示制御装置(10)
は、図1においてその全体的な構成を概略的に示す如
く、PLCの様な外部装置(12)と汎用の第1の通信ライ
ン(14)を介して接続され、該第1の通信ライン(14)を介
して受け渡される情報およびグラフィックデータ格納手
段(16)に格納されたグラフィックデータに対応した、画
像表示手段(18)における表示および外部装置(12)に対す
る制御動作を可能とするものである。
【0006】 本発明においては更に、手動の操作手段
(20)と、外部装置(12)と第2の通信ライン(100)を介し
て接続され、第1の信号S1入力されるのと連動
て、上記外部装置(12)に向けて送出される第2の信号S
2の出力状態が「H」と「L」レベルの様な有な変化
をする、操作情報伝達専用の通信手段(22)と、実行すべ
き個別の動作内容を特定する複数の情報から1組の処理
指示語Wを構成するとともに、制御すべき一連の動作内
容に対応して該処理指示語Wを複数組格納した事象デー
タ格納手段(24)と、該事象データ格納手段(24)に格納さ
れた処理指示語Wを順次解読し、解読内容に対応した制
御動作を行うシステム制御手段(26)とを備える。
【0007】 また上記した事象データ格納手段(24)に
格納した処理指示語W中に、操作手段(20)の操作内容を
特定する事象内容情報(28)と、操作手段(20)の配置位置
を特定する入力位置情報(30)とを含んだ操作手段(20)用
の処理指示語Wtを備える一方、上記システム制御手段
(26)が処理指示語Wtに基づいて操作手段(20)の操作を
特定すると、上記通信手段(22)に対して上記した第1
信号S1を送る様に構成している。
【0008】 なお上記操作手段(20)を、処理指示語W
によってタッチパネル(72)上に擬似的に構成された複数
組の操作スイッチとし、上記した第2の通信ライン(10
0)は、前記操作スイッチの構成数に対応した本数のパラ
レルの信号線を備えるとともに、操作手段(20)用の処理
指示語Wt中に、データを出力すべき信号線を特定する
出力位置情報(32)を含む様に構成することができる。
【0009】
【作用】上記した構成により、常時は、システム制御手
段(26)により事象データ格納手段(24)中の複数の処理指
示語W・W・・・を微小時間間隔で順次解読し、外部装
置(12)から通信ライン(14)を通じて送られる情報を参照
しながら、その情報に対応したグラフィックデータ格納
手段(16)中のデータに基づいた表示動作を画像表示手段
(18)において行っている。
【0010】ここで操作手段(20)が操作されると、予め
登録しておいた操作手段(20)を特定する処理指示語Wt
に基づき、システム制御手段(26)は操作手段(20)の操作
期間を判断し、該操作期間に対応して操作情報伝達用の
通信手段(22)に向けて所定の信号S1を送ることによ
り、外部装置(12)に対する信号S2の送出までの時間遅
れが可及的に減少された状態で、外部装置(12)へ操作情
報が伝達されるのである。
【0011】
【発明の効果】本発明は上記の如く、操作手段(20)にお
ける操作情報伝達用の通信手段(22)と、操作手段(20)の
操作を特定する処理指示語Wtとを設けたので、外部装
置(12)に対して操作手段(20)の操作時期に即応した信号
伝達が行われ、手動操作によるリアルタイムな制御動作
が可能となった。更に、操作手段(20)をタッチパネル(7
2)と処理指示語Wtとで構成することにより、操作手段
(20)の設置個数あるいは配置位置が任意且つ容易に設定
変更できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明にかかる表示制御装置の構成お
よび動作について更に詳細に説明する。なお、本実施例
は本発明を説明するためのものであって、特許請求の範
囲に記載の発明を限定し、あるいは範囲を減縮する様に
解すべきでない。また、本発明の表示制御装置(10)を、
図2で示す様に、ターゲットシステム(40)のシーケンス
制御専用に特化して構成されたPLC(34)に接続して表
示および制御を行う例を示すがこれに限らず、パーソナ
ルコンピュータなど、汎用あるいは専用を問わずデータ
の入出力機能を有する各種の外部装置に対して表示およ
び制御動作を行わせることは、略同様な構成により可能
である。
【0013】又、外部装置側における動作状態に関する
情報を格納したメモリに直接アクセスしてその状態情報
を取り出す例を示すが、外部装置側から表示制御装置側
のメモリに対して強制的に状態情報を送る形式のものに
あっても、同様に適用できることは勿論である。
【0014】
【PLCの回路構成】本発明にかかる表示制御装置(10)
が接続されるPLC(34)は、図2にその概略的な構成を
例示する如く、必要とする個別の機能毎に回路がユニッ
ト化され、各ユニットを必要に応じてバスライン(36)を
介して適宜追加可能に並列接続することにより、PLC
(34)全体として達成される機能を増減可能とする従来と
略同様な構成のものである(例えば、オムロン社製の製
品番号「C2000H」)。
【0015】この実施例にあっては、PLC(34)全体を
制御するCPUユニット(38)と、ターゲットシステム(4
0)から送られる検知信号(42)の直接的な取り込みを可能
とする入力ユニット(44)と、ターゲットシステム(40)に
向けて所定の制御信号(46)の出力を可能とする出力ユニ
ット(48)と、各種データを保存するメモリユニット(50)
と、表示制御装置(10)との間で所定のデータ通信を可能
とする計算機リンクユニット(52)とを基本ユニットとし
て備え、CPUユニット(38)で常時入出力手段の変化状
態を監視しておき、新規データ入力等のデータ変化が認
められると、必要な演算処理を施したあとメモリユニッ
ト(50)上における該当のアドレスにアクセスして内容を
書き換え、あるいは出力ユニット(48)に向けてデータを
送出する様に構成している。
【0016】また、例えばコンベア装置の様なターゲッ
トシステム(40)に対して入出力される状態情報データの
格納場所が、制御あるいは表示すべきターゲットシステ
ム(40)上に備えたレベル計やリミットスイッチの様な受
動部品あるいはリレーやモータの様な能動部品毎にメモ
リユニット(50)上に確保され、入出力されるデータが数
値の様なワードデータに対してはワードデバイスが、オ
ンオフ情報の様なビットデータに対してはビットデバイ
スがアドレス指定により格納場所を特定可能にメモリ内
に設定されている。従って、PLC(34)の内外部からメ
モリユニット(50)内における任意のワードデバイスある
いはビットデバイスに対してアクセスするだけで、ター
ゲットシステム(40)の対応位置を制御し或いはその動作
状態に関する情報が個別に取り出せる様にしている。
【0017】
【表示制御装置の回路構成】表示制御装置(10)は、前記
したPLC(34)とともにターゲットシステム(40)の操作
卓などに一体に組み込み配備され、ターゲットシステム
(40)に対する操作および表示盤として使用されるもので
あって、図3に示す様に、本体ケース(54)の正面中央位
置に大きく設けた開口(56)を閉じる様にCRT、EL、
プラズマあるいは液晶などの各種表示手段から選択され
るディスプレイ(58)を配置する一方、該ディスプレイ(5
8)の下方位置に、キーボード(60)のプラグ(62)を着脱自
在に取り付けるソケット(64)と、ICカード(66)に対す
るデータの入出力動作を行うためのリーダ/ライタ用の
ソケット(68)とが配置されている。かかる両ソケット(6
4)(68)の開口は、後記する装置の運転時には、必要なI
Cカード(66)がソケット(68)内に挿入され且つキーボー
ド(60)が取り外された状態で閉止され、キーボード(60)
による不要なアクセスを防止するとともに、本体ケース
(54)の内部に対する防塵・防滴が図られている。
【0018】本体ケース(54)の内部には図2に示す表示
制御回路(70)を収納する一方、上記したディスプレイ(5
8)の前面を従来と略同様な透明のタッチパネル(72)によ
り密着状態で覆い、該タッチパネル(72)を介してシステ
ム全体としての運転時における手動操作を可能とする。
更に、表示制御回路(70)とPLC(34)との間を所定の通
信ライン(14)で接続することにより、両者間におけ
ータ伝達を可能としている。
【0019】表示制御回路(70)の基本的な構成は一般的
なパーソナルコンピュータと略同一であって、図2に示
す如く、バスライン(74)を介してCPU(76)、各種メモ
リ(78)(80)(82)(84)、あるいはグラフィックコントロー
ラ(86)が接続され、メモリ(78)内に格納されたシステム
プログラムに従ってCPU(76)が所定の演算動作を行う
一方、I/Oコントローラ(88)を介してキーボード(60)
からデータ入力を可能とするとともに、作業用メモリ(8
0)に適宜格納される演算結果は、グラフィック用メモリ
(84)内に予め格納されている画像データを用いてグラフ
ィックコントローラ(86)によりビデオRAM(90)上へ展
開され、該ビデオRAM(90)内への書き込み内容に対応
した表示をディスプレイ(58)で行う。
【0020】更に、接続されるPLC(34)の回路構成に
特化したアルゴリズムで動作する通信用プログラムで作
動する通信コントローラ(92)を介し、上記したPLC(3
4)側の計算機リンクユニット(52)とRS−232Cの様
な所定規格のシリアル通信ライン(14)で接続され、緊急
性を要しない定常的なデータの受け渡しをする。
【0021】本発明にかかる表示制御回路(70)にあって
は、上記した構成に加えて、タッチパネルコントローラ
(94)を介してタッチパネル(72)によるデータの入力動作
を可能とするとともに、ICカード(66)上にその一部あ
るいは全部を構成した事象データ用メモリ(82)およびグ
ラフィック用メモリ(84)により、後記する表示および制
御動作を可能とする。
【0022】タッチパネル(72)は、図3において例示す
る如く、その操作面が縦10、横16に電気的に分割さ
れ、各分割領域に対応した(0,0)〜(15,9)の
物理アドレスがタッチパネル(72)に対する押圧操作と同
時にタッチパネルコントローラ(94)に向けて出力され
る。該タッチパネルコントローラ(94)からは更に、ディ
スプレイ(58)における表示画面の座標位置に対応した座
標アドレスが取り出され、CPU(76)によりデータ処理
がなされる。
【0023】本発明では更に、上記した汎用のシリアル
通信ライン(14)とは別に、出力コントローラ(96)を介し
てPLC(34)側の入力ユニット(98)とパラレル通信ライ
ン(100)で接続し、ターゲットシステム(40)におけるコ
ンベアの微動操作の様なインチング動作を行わせるため
の制御信号を、PLC(34)側に向けて直接送出できる様
に構成している。
【0024】該パラレル通信ライン(100)は、図4に示
す如く、制御すべきターゲットシステム(40)中のビット
デバイスと同数あるいはそれ以上のライン数(本実施例
では4本)を一組とし、制御信号を通信コントローラ(9
2)を介することなく直接的にPLC(34)側に送出可能と
するものであって、出力コントローラ(96)における出力
ピン(1)〜(4)のアドレスを後記する如くプログラム中な
どで指定することにより、タッチパネル(72)上の例えば
A〜Dで示すスイッチ形成位置の押圧動作に対応して、
該当のラインのレベルを直接的に「H」または「L」レ
ベルに設定変更できる様にしている。
【0025】
【処理指示語の構成】本発明を実施する表示制御装置(1
0)においては、図5(a)に示す様な表示内容に変更を
要しないベース画面(104)、あるいはそのベース画面(10
4)上で点滅や色変化させる図5(b)の様な図形(106)
などのグラフィックデータを、必要とする表示単位毎に
1つのファイル番号を指定してグラフィック用メモリ(8
4)中に格納しておく。
【0026】一方、PLC(34)のメモリユニット(50)内
に構成されたビットまたはワードデバイスが示す状態情
報のうち、必要なものを適宜時期に表示制御装置(10)側
の作業用メモリ(80)に読み込む一方、事象データ用メモ
リ(82)に予め格納しておいた図6(a)で例示する様な
処理指示語Wを微小時間毎に間欠的に読み出し、各処理
指示語Wの事象名で特定される内容の動作、作業用メモ
リ(80)に読み出したPLC(34)側の状態情報を参照しな
がら実行することにより、PLC(34)側のビットデバイ
スあるいはワードデバイスの内容変化に即応して変化す
る表示動作が行われる。
【0027】すなわち処理指示語Wの基本的な構成は、
表示制御動作を実行すべきベース画面(104)のファイル
番号F1と、該ベース画面(104)上で実行すべき動作内
容を特定する事象名TNと、各実行事象毎に参照される
1又は複数の参照情報dとを1組として備えたものであ
って、各ベース画面(104)上で実行されるべき事象数に
対応した数の処理指示語Wが事象データ用メモリ(82)上
に格納される。
【0028】例えば図6(a)に示す処理指示語Wは、
グラフィック用メモリ(84)に予めファイル番号F1とし
て格納しておいた図5(a)の様なベース画面(104)上
に、ファイル番号F2として格納された図5(b)の様
なスイッチ形状の図形(106)を図5(c)の様に合成し
て表示するとともに、その図形(106)の表示色を、PL
C(34)側の特定のビットデバイスの値に対応させて表示
変更するものであって、ベース画面(104)のファイル番
号F1、図形(106)の呼び出しを特定する例えば「L」
から始まる事象名TN、呼び出す図形(106)を特定する
ファイル番号F2、図形(106)の表示時に参照するPL
C(34)側のビットデバイスのアドレスA1、ビットデバ
イスが「1」または「0」の時の色を特定する情報M
1、図形(106)を表示するディスプレイ(58)上における
座標データX1とから構成される。
【0029】一方、図6(b)に示す処理指示語Wtは
上記とは逆に、タッチパネル(72)に対する押圧操作と連
動して、PLC(34)側に所定のデータを送ってPLC(3
4)或いはそれに接続されたターゲットシステム(40)の制
御を可能とするものであって、ベース画面(104)のファ
イル番号F1、タッチパネル(72)操作を特定する例えば
「T」から始まる事象名TN、タッチパネル(72)からの
入力操作を有効とするディスプレイ(58)上の入力座標範
囲X2、タッチパネル(72)の操作と連動してデータを書
き込むべきPLC(34)側のデバイスのアドレスA2、デ
ータの書き込みがタッチパネル(72)の押圧時期に限定さ
れるモーメンタリなビット書き込みか、絶対値を上書き
するワード書き込みかを特定する動作モードM2、およ
び書き込まれるワードデータまたはワード中のビット位
置情報Dとから構成される。
【0030】本発明では更に、上記したタッチパネル(7
2)用に構成した処理指示語Wtを拡張して、インチング
動作専用の処理指示語Wtを設けている。すなわち、事
象名TNとしてインチング動作専用の、例えばTihX
(ただし、Xは数字)を指定することにより、第1文字
目の「T」でタッチパネル(72)用の処理指示語(以下、
「タッチタグ」という)であることを示すとともに、次
の「ih」でインチング動作用のタッチタグ(以下、
「インチングタグ」という)であることを示し、更に最
後に付加された数字の「X」で出力コントローラ(96)に
おける信号の出力ピン番号を示す。かかる事象名TN
と、タッチパネル(72)上での有効入力座標範囲X2とか
ら、図4に例示す如く、該当の座標位置に対するタッチ
パネル(72)上のスイッチA〜Dの操作時期と正確に連動
して、通信コントローラ(92)側ではなく出力コントロー
ラ(96)側における(1)〜(4)中の該当の通信ライン(100)
のレベルが反転し、タッチパネル(72)に対するアクセス
期間と時間遅れがない、PLC(34)側に対する制御信号
の送出を可能とするのである。
【0031】
【表示制御装置の動作】次に、図7〜図9に示す流れ図
に従って、表示制御装置(10)の動作、特にタッチパネル
(72)を用いて、ターゲットシステム(40)のコンベアをイ
ンチング動作させる方法について説明する。先ず図7の
ステップ(200)で電源スイッチをオンして表示制御装置
(10)をスタートさせると、ステップ(201)において、P
LC(34)側と所定のデータ通信が行われてシステム全体
が自動運転されるオンライン状態か、表示制御装置(10)
のみを作動させて作画処理を行うオフライン状態である
かの選択が行われる。通常はICカード(66)の内容は使
用開始時に初期化されており、組み込みシステムとして
の専用のデータは事象データ用メモリ(82)およびグラフ
ィック用メモリ(84)のどちらにも設定されていないの
で、図8に示すステップ(210)の作画処理モードに移っ
て必要なデータの設定処理が行われる。
【0032】図8のステップ(210)で作画処理モードに
入ると、ステップ(211)でグラフィック用メモリ(84)に
格納する画像データの作成中か、事象データ用メモリ(8
2)に格納する事象データの作成中かが判断される。ステ
ップ(212)で行われるグラフィック処理は、一般的なC
ADあるいは作図プログラムにおける処理動作と略同様
な作図動作を可能とするものであって、例えば図5
(a)に例示する様な従来の操作盤を模した図形が画面
の全体にわたって表示されるベース画面(104)と、該ベ
ース画面(104)上にあって、スイッチの押し操作と対応
した変化を付与させながら表示する図5(b)で示すス
イッチの様な可動図形(106)とを、ファイル番号F1、
F2でそれぞれを互いに特定しながらグラフィック用メ
モリ(84)内に格納する。
【0033】必要とする図形(104)(106)の作成が全て終
了すると、事象データの登録作業に入る。かかる作業は
対話形式で行われ、入力されるデータの内容を表示制御
装置(10)側が判断しながら必要なデータの入力を促すも
のであって、ステップ(213)で実行させる事象名TNの
入力をしたあと、その入力された事象名の頭文字から、
ステップ(214)において実行すべき事象の内容が判断さ
れる。
【0034】例えば、事象名TNの最初の符号が「T」
であるとタッチタグであることが判断できるので、ステ
ップ(215)に移る。更にこのステップ(215)で、インチン
グタグであると判断されれば、ステップ(216)に移って
タッチパネル(72)上での有効入力領域X2をカーソル移
動によって設定することが促される。そこで、例えば左
上隅と右下隅の座標指定により領域指定が終了すると、
1つの処理指示語Wにおける参照情報dの内容が特定で
きるので、次のステップ(217)で事象データ用メモリ(8
2)への格納が行われる。更に、ステップ(218)において
必要とする全ての事象についての処理指示語Wの登録が
行われたことが判断されると、ステップ(219)に移って
終了する。
【0035】逆に、ステップ(215)で通常のタッチタグ
であることが判断されると、ステップ(220)でデータの
絶対値入力かビットデータのモーメンタリ入力かを区別
する動作モードM2を設定したあと、ステップ(221)で
データが出力されるPLC(34)側のデバイスのアドレス
A2を設定し、更にステップ(222)で出力させるワード
データまたはビットデータのビット位置dを設定したあ
と、ステップ(216)に移って、上記と同様な処理をす
る。更にまた、ステップ(214)で、タッチタグ以外の処
理指示語Wであることが判断されれば、ステップ(223)
に移って、必要な情報設定を上記と略同様にして行う。
【0036】次に、図7のステップ(201)でオンライン
モードであることが判断されると、ステップ(202)でタ
ッチパネル(72)が操作されたか否かを判定し、「NO」
であればステップ(203)でデータ通信処理が行われる。
かかる通信処理は、事象データ用メモリ(82)内に設定さ
れている処理指示語Wで引用されているPLC(34)側の
状態情報を表示制御装置(10)側に取り出すものであっ
て、事象データ用メモリ(82)に格納されている処理指示
語W中、現在表示されているベース画面F1に関係する
処理指示語Wに含まれる情報から、PLC(34)のワード
デバイスおよびビットデバイスのアドレスを抜き出し、
通信コントローラ(92)および計算機リンクユニット(52)
を通じてPLC(34)のメモリユニット(50)に直接アクセ
スし、アドレス指定された状態情報データを作業用メモ
リ(80)内に展開する。
【0037】かかる通信処理動作と並行して、ステップ
(204)における各事象の表示処理が行われ、事象データ
用メモリ(82)中に格納された処理指示語W中、通信処理
によって作業メモリ(80)上に取り出された状態情報に基
づいた表示動作を行う。
【0038】図7のステップ(202)において、上記とは
逆にタッチパネル(72)が押され或いは離されたことが判
断されると、図9のステップ(230)のタッチパネルデー
タ処理に移る。かかるタッチパネルデータ処理は、ステ
ップ(231)において、タッチパネルコントローラ(94)か
ら送られる入力座標データに基づいて事象データ用メモ
リ(82)を検索し、ステップ(232)で該当の座標データが
含まれる有効入力座標範囲X2が指定されたタッチタグ
が登録されているか否かが判断され、未登録の場合はス
テップ(233)に移って終了する。
【0039】ステップ(232)で、タッチタグの登録があ
ったことが判断されると、ステップ(234)で動作モード
M2の内容を判定し、ステップ(235)でデータの書き込
み処理が必要であることが判断されると、ステップ(23
6)で作業用メモリ(80)における該当のアドレスのデータ
書き換え処理を行う。それと同時に、ステップ(203)に
おいて通信コントローラ(92)を介し、PLC(34)内にお
けるワードデバイスのアドレスを指定して書き込みデー
タを送ることにより、PLC(34)側と表示制御装置(10)
側における状態情報の一致を図る。なお、それに続く図
7のステップ(204)における表示処理時に、予め設定し
ておいたスイッチの色換え等を指定する処理指示語Wに
より、タッチパネル(72)の押圧時を特定する表示をさせ
ることができる。
【0040】一方、図9のステップ(235)における判定
でインチングタグであれば、ステップ(237)でタッチパ
ネル(72)を押したのか離したのかが判断され、押したの
であればステップ(238)で出力コントローラ(96)に対し
て出力ピンを指定してオン信号を送り、時間遅れを有す
ることなしに該当の通信ライン(100)のレベルを立ち上
げる。逆にタッチパネル(72)から手を離したのであれ
ば、ステップ(239)において前記したオン信号を同様に
して直ちにオフし、PLC(34)側への制御信号の送出を
停止するのである。
【0041】
【他の実施例】上記した実施例では、タッチパネル(72)
上の1つの入力領域とパラレル通信ライン(100)中の1
本のケーブルとを1対1に対応させた例を示したがこれ
に限らず、図10に示すごとく、N本(本実施例では2
本)のデータ信号線(108)に加えてデータの送出時期を
特定するストローブ信号線(110)を通信ライン(100)中に
備え、タッチパネル(72)の操作位置に対応するインチン
グタグ中で直接指定、或いはアドレス指定により間接的
に指定された2進N桁(本実施例では(00),(0
1),(10),(11)の2桁4種類)のデータをデ
ータ信号線(108)を通じてPLC(34)側へ送出する様に
構成することができ、かかる構成により通信ライン(10
0)を構成する総ライン数を減少できる。また、送出され
るデータは2進値に限らず、アナログ値であってもよ
い。
【0042】更に、PLC(34)を介すことなく、表示制
御装置(10)から直接的にターゲットシステム(40)に対し
て制御信号を送る様にしてもよい。また上記インチング
動作をさせた制御結果を、汎用の通信ライン(14)を介す
ることなく、上記と略同様な構成の専用の通信手段を用
いて外部装置(12)から表示制御装置(10)側へ直接戻すこ
とも可能である。
【0043】また、操作手段(20)はタッチパネル(72)上
にソフトウェアによって擬似的に構成されたスイッチに
限らず、通常のオンオフ等を行う機械式のスイッチであ
っても略同様に構成できる。更にまた、処理指示語Wt
の構成も、インチング動作を特定できるものであれば、
付加される情報の種類あるいは個数を適宜変更してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な構成を示す説明図である。
【図2】本発明をPLCの制御および表示に使用する一
例を示すブロック図である。
【図3】外観形状の概略的な構成を示す斜視図である。
【図4】パラレル通信ラインの構成を示す説明図であっ
て、タッチパネル上の押圧位置と信号の出力ラインとが
1対1に対応する例を示す。
【図5】画面構成の一例を示す説明図であって、(a)
はベース画面を、(b)は可変図形を、(c)は両者の
合成画面を各々示す。
【図6】処理指示語の基本的な構成を示す説明図であっ
て、(a)は一般的な構成、(b)はタッチパネル用の
構成を各々示す。
【図7】全体的な動作手順を示す流れ図である。
【図8】作画処理の動作手順を説明する流れ図である。
【図9】タッチパネルを通じたデータ処理動作の手順を
説明する流れ図である。
【図10】本発明の他の例を示す説明図であって、パラ
レル通信ラインから信号をデータコードとして出力する
例を示す。
【符号の説明】
(10) 表示制御装置 (12) 外部装置 (14) シリアル通信ライン (16) グラフィックデータ格納手段 (18) 画像表示手段 (20) 操作手段 (22) 通信手段 (24) 事象データ格納手段 (26) システム制御手段 (28) 事象内容情報 (30) 入力位置情報 (32) 出力位置情報 (34) PLC (40) ターゲットシステム (50) メモリユニット (72) タッチパネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−288904(JP,A) 特開 平3−188493(JP,A) 特開 平3−78817(JP,A) 特開 平2−187816(JP,A) 「FAPAL(KDP0640PD−3) (KDP0640LD−3)取扱い説明 書」,株式会社小松製作所,平成3年9 月,p.▲II▼−6,▲II▼−7, ▲II▼−31 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09G 5/00 - 5/36 G06F 3/00 - 3/153 G05B 24/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置(12)と第1の通信ライン(14)を
    介して接続され、該第1の通信ライン(14)を通じて一連
    に送受される情報に対応した画像表示手段(18)における
    表示および制御動作を可能とする表示制御装置であっ
    て、 手動の操作手段(20)と、外部装置(12)と第2の通信ライン(100)を介して接続さ
    れ、第1の 信号S1入力されるのと連動して、上記外
    部装置(12)に向けて送出される第2の信号S2の出力状
    態が有意の変化をする、操作情報伝達用の通信手段(22)
    と、 実行すべき個別の動作内容を特定する複数の情報から1
    組の処理指示語Wを構成し、制御すべき一連の動作内容
    に対応して該処理指示語Wを複数組格納した事象データ
    格納手段(24)と、 該事象データ格納手段(24)に格納された処理指示語Wを
    解読し、解読内容に対応した制御動作を行うシステム制
    御手段(26)とを備えるとともに、 上記事象データ格納手段(24)に格納された処理指示語W
    中に、操作手段(20)の操作内容を特定する事象内容情報
    (28)と、操作手段(20)の配置位置を特定する入力位置情
    報(30)とを含んだ操作手段(20)用の処理指示語Wtを備
    える一方、 上記システム制御手段(26)は、処理指示語Wtに基づい
    上記操作手段(20)の操作を特定すると、上記通信手段
    (22)に対して上記した第1の信号S1を送ることを特徴
    とする表示制御装置。
  2. 【請求項2】 上記した操作手段(20)は、処理指示語W
    によりタッチパネル(72)上に擬似的に構成された複数の
    操作スイッチであり、上記した第2の通信ライン(100) は、前記操作スイッチ
    の構成数に対応した本数のパラレルの信号線を備え、 操作手段(20)用の処理指示語Wt中には更に、データを
    出力すべき信号線を特定する出力位置情報(32)が含まれ
    ている請求項1記載の表示制御装置。
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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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「FAPAL(KDP0640PD−3)(KDP0640LD−3)取扱い説明書」,株式会社小松製作所,平成3年9月,p.▲II▼−6,▲II▼−7,▲II▼−31

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