JP3349223B2 - 指示座標検知方法および装置 - Google Patents

指示座標検知方法および装置

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JP3349223B2
JP3349223B2 JP28060593A JP28060593A JP3349223B2 JP 3349223 B2 JP3349223 B2 JP 3349223B2 JP 28060593 A JP28060593 A JP 28060593A JP 28060593 A JP28060593 A JP 28060593A JP 3349223 B2 JP3349223 B2 JP 3349223B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タッチパネルの様に
マトリックス状にスイッチが配設された座標指示面を備
え、各スイッチのオン位置を判定して指示座標を検知す
る方法およびその検知方法を実施するための装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本出願人は以前、PLCの様な外部装置
と専用の通信ラインで接続し、ディスプレイの前面に備
えたタッチパネルに対する操作動作と連動して通信ライ
ンを介して外部装置に制御信号を送ることにより、操作
時期から時間遅れを生じることなく制御動作が行なえる
表示制御装置を提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
表示制御装置にあっては、タッチパネルの全面に対して
スキャン動作を行うことにより指示座標の判定動作を行
う構成であるため、ディスプレイへの表示動作とタッチ
パネルの検知動作とを定期的に繰り返すことが避けられ
ない。一方、表示に必要なデータ量およびタッチパネル
の分解能は増加する方向にあり、画面表示および指示位
置検知に要する時間が増加する不都合も予想される。
【0004】本発明者はかかる不都合に鑑みて考察を行
った結果、タッチパネルに対する指示座標の検知動作を
常時は停止して専ら表示の様な他の定常的なデータ処理
をさせておき、タッチパネルに対する指示動作が検知さ
れた時にのみ割込みを発生させて指示位置の詳細な検知
動作を開始するとともに、指示された近傍のみを重点的
に走査することにより、上記不都合が一挙に解消される
ことを知見した。
【0005】本発明は上記した知見に基づいてなされた
ものであって、指示操作された近傍のみを重点的に走査
して座標検知を行うことにより、検知に要する時間の短
縮を図ることができ、走査時期から時間遅れを生じるこ
となく指示座標の検知動作が行なえる指示座標の検知方
法を提供することを目的とする。本発明は更にまた、上
記した検知方法を実施するのに好適な指示座標検知装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる指示座標
検知装置は、図4にその全体的な構成を示す如く、互い
に略直交する第1および第2の走査ライン62・64を
並行して複数本ずつ備え、第1と第2の走査ライン62
・64間における各交点に対応させてスイッチ66をマ
トリックス状に設定した矩形平板状の座標指示面60
と、上記第1および第2の各走査ライン62・64に対
して個別に信号を入出力可能とする制御部68と、上記
した第2の走査ライン64から出力信号を共通して取り
出し可能とする指示動作検知部70とを備えている。
【0007】上記した座標指示面60上に構成される各
スイッチ66は、交差する一方の走査ラインを通じて送
られた信号が、その走査ラインで構成されるスイッチ6
6のオン時に他方の走査ラインを通じて取り出せる。ま
た、上記した制御部68は、常時は第1の全走査ライン
62に対して信号を印加したまま走査の停止状態を維持
しておき、上記した指示動作検知部70からの信号出力
が検知されると、第1および第2の各走査ライン62・
64に対して個別に信号を印加し、スイッチ66がオン
された走査ラインを特定可能としている。
【0008】また本発明にかかる指示座標の検知方法
は、図1にその概略を示す如く、座標指示面60に対す
る指示動作が行われたか否かを判断可能とする指示時期
検知工程と、常時は動作を停止しておき、前記指示時期
検知工程で指示動作が行われたことが判断されると、座
標指示面60上をスキャンして指示座標を判定する走査
工程とを備えている。
【0009】更に上記した走査工程には、第1の走査ラ
イン62の全てに対して信号を入力して第2の走査ライ
ン64におけるどのラインから信号が出力されているか
を検知する第1検知工程と、その第1検知工程において
特定された第2の走査ライン64aに対して信号を入力
する信号入力工程と、第1の走査ライン62におけるど
のラインから信号が出力されているかを検知する第2検
知工程と、信号が入力された第2の走査ライン64aと
それに対応して信号が出力された第1の走査ライン62
aとから指示座標を判定する工程とを備えている。
【0010】なお上記した指示時期検知工程は、第1の
走査ライン62の全てに対して信号を定常的に入力して
おき、第2の走査ライン64における何れか1本から信
号の出力があると、その信号を走査工程開始の割込信号
として利用することが好ましい。
【0011】
【作用】上記した構成により、指示動作検知部70は座
標指示面60に対する指示動作の検知を定常的に持続
し、制御部70を用いた座標位置を検知する走査動作は
停止している。
【0012】ここで何らかの指示動作が検知されると、
第1検知工程において、制御部68から第1走査ライン
62の全てに対して所定の信号を印加すると、その信号
はオンされたスイッチ66を通じて第2走査ライン64
側に出力されるので、どのラインに信号が出力されてい
るのか特定する。
【0013】ついで信号入力工程において、第1走査ラ
イン62に対する信号印加を停止すると同時に、上記の
様に特定された第2走査ライン64aに対して制御部6
8から信号を送る。かかる状態で第2検知工程におい
て、第1走査ライン62側のどのライン62aから信号
が出力されているかを検知し、特定された第1走査ライ
ン62aおよび第2走査ライン64aとから、判定工程
において指示座標を求めるのである。
【0014】
【発明の効果】本発明は上記の如く、常時は座標指示面
に対する走査動作を停止しておき、座標指示が検知され
た時にのみ、その座標位置の近傍のみを重点的に走査し
て座標を検知する様に構成したので、比較的簡単な構成
を維持したまま、座標検知に要する時間の大幅な短縮を
図ることができる。
【0015】
【実施例】以下本発明を、図2に示す如く、ターゲット
システム10のシーケンス制御専用に特化して構成され
たPLC12に対して通信ライン14を介して接続さ
れ、表示および制御を行う表示制御装置16と一体に構
成した一例を示すがこれに限らず、パーソナルコンピュ
ータなど、汎用あるいは専用を問わずデータの入出力機
能を有する各種の装置に適用したり、それ単独で作動す
る装置においても略同様に実施できることは勿論であ
る。
【0016】表示制御装置16は、前記したPLC12
とともにターゲットシステム10の操作卓などに一体に
組み込み配備され、ターゲットシステム10に対する操
作および表示盤として使用されるものであって、図3に
示す様に、本体ケース18の正面中央位置に大きく設け
た開口20を閉じる様にCRT、EL、プラズマあるい
は液晶などの各種表示手段から選択されるディスプレイ
22を配置する一方、該ディスプレイ22の下方位置
に、キーボード24のプラグ26を着脱自在に取り付け
るソケット28と、ICカード30に対するデータの入
出力動作を行うためのリーダ/ライタ用のソケット32
とを配置し、更に本体ケース18の内部には、表示制御
回路34を収納している。
【0017】表示制御回路34の基本的な構成は一般的
なパーソナルコンピュータと略同一であって、バスライ
ン36を介してCPU38、ROM40、RAM42を
はじめとする各種のメモリ44・46あるいはグラフィ
ックコントローラ48が接続され、ROM40内に予め
格納されたシステムプログラムに従ってCPU38が所
定の演算あるいは制御動作を行う。
【0018】更にまた、I/Oコントローラ50を介し
てキーボード24からデータ入力を可能とするととも
に、RAM42に適宜格納される演算結果は、グラフィ
ック用メモリ46内に予め格納されている画像データを
用いてグラフィックコントローラ48によりビデオRA
M52上へ展開され、該ビデオRAM52内への書き込
み内容に対応した表示をディスプレイ22で行う。
【0019】本発明を実施する表示制御回路34にあっ
ては、上記した構成に加えて、タッチパネルコントロー
ラ54を介してタッチパネル56によるデータの手動入
力動作を可能とするとともに、事象データ用メモリ44
およびグラフィック用メモリ46に格納した各種データ
によって、後記する表示および制御動作を可能とする。
【0020】タッチパネル56は、図3および図4に示
す如く、ディスプレイ22の表示面58を密着して覆う
透明薄板状であって、その正面側に、複数本の走査ライ
ンにより電気的に複数に区分された座標指示面60を備
えている。
【0021】走査ラインは細帯状の透明電極であって、
図4における左右方向に伸びる第1走査ライン62を上
下方向に複数本接近させて備えた第1走査ライン群63
と、上下方向に伸びる第2走査ライン64を左右方向に
接近させて備えた第2走査ライン群65とを、互いに微
小間隔を設けて座標指示面60の裏面側に設けることに
より、第1および第2走査ライン62・64の各交点に
対応して、スイッチ66が座標指示面60上にマトリッ
クス状に構成される様にしている。
【0022】タッチパネルコントローラ54は、バスラ
イン36に対して接続されてCPU38によりその動作
状態が規制される制御部68と、CPU38に対して割
込信号を送ってCPU38による制御部68の動作時期
を規制する指示動作検知部70とから構成される。
【0023】制御部68は、第1ドライバ72aと第1
バッファ74aとを第1走査ライン群63に、第2ドラ
イバ72bと第2バッファ74bとを第2走査ライン群
65に各々配設している。
【0024】各ドライバ72a・72bは、タッチパネ
ル56に設けた走査ライン62・64の本数に対応した
数の出力端76を備え、バスライン36を介したデータ
入力により、「H」または「L」レベルの信号を各出力
端76から個別に出力可能とする。一方各バッファ74
a・74bは、走査ライン62・64の本数に対応した
数の入力端78を備え、各入力端78に対する「H」ま
たは「L」レベルの信号入力に対応したデータをバスラ
イン36に向けて出力可能とする。かかるドライバ72
の出力端76およびバッファ74の入力端78とは、ア
イソレータ80・82を介して並列接続されるととも
に、第1および第2走査ライン群63・65における各
ライン62・64に対して個別に接続されている。
【0025】指示動作検知部70は、第2走査ライン群
65における全ての走査ライン64を共通の入力とする
AND回路であって、出力端84をCPU38における
割込信号入力端子86に対して直接接続している。更
に、第2ドライバ72bの出力信号を全て「H」に設定
して第1ドライバ72aの出力信号を全て「L」にした
待機状態において、座標指示面60上における何れのス
イッチ66もオンされていないと、指示動作検知部70
に対する全入力端87が「H」状態を維持し、CPU3
8に対して「H」信号を送りつづけてタッチパネル56
が操作されていないことを知らせる。しかし、スイッチ
66が1つでもオンされると、指示動作検知部70にお
ける何れか1つの入力端87が「L」に変化するので、
それと同時に「L」信号を出力端84からCPU38に
送り、CPU38に対して後記する座標位置検知のため
の割込動作を開始させるのである。
【0026】ところで、上記した表示制御装置16が接
続されるPLC12は、必要とする個別の機能毎に回路
がユニット化され、各ユニットを必要に応じてバスライ
ン88を介して適宜追加可能に並列接続することによ
り、PLC12全体として達成される機能を増減可能と
する従来と略同様な構成のものである(例えば、オムロ
ン社製の製品番号「C2000H」)。
【0027】この実施例にあっては、PLC12全体を
制御するCPUユニット90と、ターゲットシステム1
0から送られる検知信号の直接的な取り込みを可能とす
る入力ユニット92と、ターゲットシステム10に向け
て所定の制御信号の出力を可能とする出力ユニット94
と、各種データを保存するメモリユニット96と、表示
制御装置16との間で所定のデータ通信を可能とする計
算機リンクユニット98とを基本ユニットとして備え、
CPUユニット90で常時入出力手段の変化状態を監視
しておき、新規データ入力等のデータ変化が認められる
と、必要な演算処理を施したあとメモリユニット96上
における該当のアドレスにアクセスして内容を書き換
え、あるいは出力ユニット94に向けてデータを送出す
る様に構成している。
【0028】また、例えばコンベア装置の様なターゲッ
トシステム10に対して入出力される状態情報MDの格
納場所が、制御あるいは表示すべきターゲットシステム
10上に備えたレベル計やリミットスイッチの様な受動
部品あるいはリレーやモータの様な能動部品毎にメモリ
ユニット96上に確保され、入出力されるデータが数値
の様なワードデータに対してはワードデバイスが、オン
オフ情報の様なビットデータに対してはビットデバイス
がアドレス指定により格納場所を特定可能にメモリユニ
ット96内に設定されている。従って、PLC12の内
外部からメモリユニット96内における任意のワードデ
バイスあるいはビットデバイスに対してアクセスするだ
けで、ターゲットシステム10の対応位置を制御し或い
はその動作状態に関する情報が個別に取り出せる様にし
ている。
【0029】更に上記した表示制御装置16は、接続さ
れるPLC12の回路構成に特化したアルゴリズムで動
作する通信用プログラムで作動する通信コントローラ1
00を介し、上記したPLC12側の計算機リンクユニ
ット98とRS−232Cの様な所定規格のシリアル通
信ライン14で接続され、緊急性を要しない定常的なデ
ータの受け渡しをする。
【0030】また前記した汎用のシリアル通信ライン1
4とは別に、出力コントローラ102を介してPLC1
2側の入力ユニット104とパラレル通信ライン106
で接続し、ターゲットシステム10におけるコンベアの
微動操作の様なインチング動作を行わせるための制御信
号を、PLC12側に向けて直接送出できる様に構成し
ている。
【0031】このパラレル通信ライン106は、図5に
示す如く、制御すべきターゲットシステム10中のビッ
トデバイスと同数あるいはそれ以上のライン数を1組と
し、制御信号を通信コントローラ100を介することな
く直接的にPLC12側に送出可能とするものであっ
て、出力コントローラ102における出力ピンのアドレ
スを後記する如くプログラム中などで指定することによ
り、タッチパネル56上の例えばA〜Dで示すスイッチ
設定位置の押圧動作に対応して、該当のラインのレベル
を直接的に「H」または「L」レベルに変更できる様に
している。
【0032】
【処理指示語の構成】本発明を実施する表示制御装置1
6においては、表示内容に変更を要しないベース画面、
あるいはそのベース画面上で点滅や色変化させる図形な
どのグラフィックデータを、必要とする表示単位毎に1
つのファイル番号を指定してグラフィック用メモリ46
中に格納しておく。
【0033】一方、PLC12のメモリユニット96内
に構成されたビットまたはワードデバイスが示す状態情
報MDのうち、必要なものを適宜時期にシリアル通信ラ
イン14を通じて表示制御装置16側のRAM42上に
読み込む一方、事象データ用メモリ44に予め格納して
おいた図6(a)で例示する様な処理指示語Wを微小時
間毎に間欠的に読み出し、各処理指示語Wの事象名で特
定される内容の動作を、RAM42に読み出したPLC
12側の状態情報MDを参照しながら実行することによ
り、PLC12側のビットデバイスあるいはワードデバ
イスの内容変化に即応して変化する表示動作が行われ
る。
【0034】すなわち処理指示語Wの基本的な構成は、
図6(a)に示す如く、表示制御動作を実行すべきベー
ス画面のファイル番号Fと、該ベース画面上で実行すべ
き動作内容を特定する事象名Nと、各実行事象毎に参照
される1又は複数の参照情報rとを1組として備えたも
のであって、各ベース画面上で実行されるべき事象数に
対応した数の処理指示語Wが事象データ用メモリ44上
に格納される。
【0035】例えば図6(b)に示す処理指示語WL
は、グラフィック用メモリ46に予めファイル番号F1
として格納しておいたベース画面上に、ファイル番号F
2として格納されたスイッチ形状の図形を合成して表示
するとともに、その図形の表示色を、PLC12側の特
定のビットデバイスの値に対応させて表示変更するもの
であって、ベース画面のファイル番号F1、図形の呼び
出しを特定する例えば「L」から始まる事象名N1、呼
び出す図形を特定するファイル番号F2、図形の表示時
に参照するPLC12側のビットデバイスのアドレスA
1、ビットデバイスが「1」または「0」の時の色を特
定する情報M1、図形を表示するディスプレイ22上に
おける座標データX1とから構成される。
【0036】一方、図6(c)に示す処理指示語Wtは
上記とは逆に、タッチパネル56に対する押圧操作と連
動して、PLC12側に出力コントローラ102を介し
て所定のデータを送り、PLC12或いはそれに接続さ
れたターゲットシステム10のインチング制御を可能と
するものであって、ベース画面のファイル番号F1、タ
ッチパネル56のインチング操作を特定する例えば
「T」から始まる事象名N2、タッチパネル56からの
入力操作を有効とするディスプレイ22上の入力座標範
囲X2およびインチング制御をすべきPLC12側のデ
バイス番号A2とから構成される。
【0037】かかるデバイス番号A2は、パラレル通信
ライン106におけるデータ信号線のライン番号と予め
一致させており、デバイス番号A2を指定するだけで、
該当のデータ信号線における信号レベルが変化する様に
構成している。
【0038】従って、予め処理指示語WLとWtを用
い、A1とA2及びX1とX2を一致させた状態で複数
の押ボタンスイッチをディスプレイ22とタッチパネル
56上に設定しておくと、上記した事象名N2とタッチ
パネル56上での有効入力座標範囲X2とから、該当の
座標位置に対するタッチパネル56上のスイッチA〜D
の操作時期と正確に連動して、シリアル通信ライン14
側ではなくパラレル通信ライン106から、該ライン1
06の対応する信号線を「H」レベル状態に変化させて
PLC12側に制御信号を送出するのである。
【0039】
【表示制御装置の動作】次に、図7の説明図および図8
の流れ図に従って、表示制御装置16の動作、特に本発
明にかかるタッチパネル56を用いて、ターゲットシス
テム10のコンベアをインチング動作させる方法につい
て、更に詳細に説明する。
【0040】電源をオンして装置を起動すると、必要な
状態情報MDをPLC12との間で通信ライン14を介
して受け渡すデータ通信処理と、ディスプレイ22に対
する表示処理とが並行して行われる。
【0041】かかる通信処理は、事象データ用メモリ4
4内に設定されている処理指示語Wで引用されているP
LC12側の状態情報MDを表示制御装置16側に取り
出すものであって、事象データ用メモリ44に格納され
ている処理指示語W中、現在表示されているベース画面
F1に関係する処理指示語Wに含まれる情報から、PL
C12のワードデバイスおよびビットデバイスのアドレ
スを抜き出し、通信コントローラ100および計算機リ
ンクユニット98を通じてPLC12のメモリユニット
96に直接アクセスし、アドレス指定された状態情報デ
ータをRAM42内に展開する。
【0042】この通信処理動作と並行して、処理指示語
Wで特定される各事象の表示処理が行われ、事象データ
用メモリ44中に格納された処理指示語W中、通信処理
によってRAM42上に取り出された状態情報に基づい
た、例えば処理指示語WLを用いたスイッチ形状の表示
動作を行う。
【0043】ここで、図7(a)における座標(1、
1)で示すA位置のスイッチ66が押されたことが指示
動作検知部70によりCPU38に対して知らされる
と、予め設定しておいた割込みレベルに対応した割込み
がかかり、図8のステップ119から始まるタッチパネ
ルデータ処理に移る。
【0044】かかるタッチパネルデータ処理は、座標指
示面60における指示座標の検知工程と、検知された指
示座標から所定の制御動作を行う制御工程とから構成さ
れる。
【0045】先ずステップ120において、図7(a)
の如く、第1ドライバ72aの全出力をオンさせてお
き、その後ステップ121で第2バッファ74bに格納
されているデータをバスライン36を介して読み出し、
そのデータから第2走査ライン64における左から2番
目のライン64a がオンされていることを判定する。
続いてステップ122において、第1ドライバ72aに
データを送って全出力端76からの出力信号をオフせる
と同時に、図7(b)の如く、先に第2バッファ74b
を通じてオン状態が検知された第2走査ライン64aに
対して、ステップ123において第2ドライバ72bか
らオン信号を出力させ、その他の出力端76はオフ状態
を維持する。
【0046】かかる状態でステップ124において第1
バッファ74aからデータを読み出すと、第1走査ライ
ン群63中における上から2番目の第1走査ライン62
aからの入力信号のみがオンとなっていることが検知さ
れる。したがって、ステップ121における第2バッフ
ァ74bからの出力データと、ステップ124における
第1バッファ74aからの出力データとから、ステップ
125においてスイッチ66のオン座標である(1、
1)が判定されるので、この座標値を参照した制御工程
に入る。
【0047】ステップ128において、上記の様にして
検出された座標データに基づいて事象データ用メモリ4
4を検索し、ステップ129で該当の座標データが含ま
れる有効入力座標範囲X2が指定された処理指示語Wt
が登録されているか否かが判断され、未登録の場合はス
テップ133に移って終了する。
【0048】ステップ129で処理指示語Wtが登録さ
れていることが判定されると、ステップ130でタッチ
パネル56を押したのか離したのかが判断され、押した
のであればステップ131で出力コントローラ102に
対して出力ピンを指定してオン信号を送り、該当の通信
ラインのレベルを立ち上げる。逆にタッチパネル56か
ら手を離したのであれば、ステップ132において前記
したオン信号を同様にして直ちにオフし、PLC12側
への制御信号の送出を停止するのである。
【0049】なお、指示動作検知部70からの出力信号
がオンを維持している期間中、上記したステップ121
〜ステップ125における検知工程を間欠的に繰り返す
ことにより、座標指示面60上における指示座標の連続
的な変化を監視しつづけることができる。またステップ
121において、2以上の第2走査ライン64が特定さ
れた場合には、ステップ126および127により走査
ラインを変更し、特定された第2走査ラインに対して1
ラインずつ、ステップ123〜125を繰り返すことに
より、同時に複数のスイッチ66がオンされた場合にも
指示座標を検知することができる。更にまた、図示例で
は指示座標の検知に用いる信号レベルが「アクティブL
OW」の場合を例示したが、上記した例とは逆に「アク
ティブHIGH」でも略同様に実施することができる。
その場合、指示動作検知部70は、AND回路に代えて
OR回路が使用される。
【0050】また、上記した様なディスプレイ22と一
体となって指示座標を検知する透過型のタッチパネルに
代えて、キートップが表面上に印刷されたキーボード形
状など、その構成は適宜変更して実施できることは勿論
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる方法を説明する流れ図である。
【図2】本発明を表示制御装置に実施した一例を示す電
気回路のブロック図である。
【図3】表示制御装置の外観形状を示す斜視図である。
【図4】本発明の要部の構成を示す説明図である。
【図5】動作状態を示す説明図である。
【図6】表示制御装置で使用する処理指示語の構成を示
す説明図であって、(a)は処理指示語の基本的な構
成、(b)は表示画面上における図形表示用の処理指示
語の構成、(c)はインチング動作を制御する処理指示
語の構成を各々示す。
【図7】タッチパネル上における指示座標の検知手順を
示す説明図である。
【図8】タッチパネルデータ処理の動作を説明する流れ
図である。
【符号の説明】
16 表示制御装置 22 ディスプレイ 38 CPU 42 RAM 44 事象データ用メモリ 46 グラフィック用メモリ 54 タッチパネルコントローラ 56 タッチパネル 58 表示面 60 座標指示面 62 第1走査ライン 63 第1走査ライン群 64 第2走査ライン 65 第2走査ライン群 66 スイッチ 68 制御部 70 指示動作検知部 72 ドライバ 74 バッファ 76 ドライバの出力端 78 バッファの入力端 84 指示動作検知部の出力端 86 割込端子
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−178817(JP,A) 特開 昭60−83132(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/033 - 3/037 G06F 3/03

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座標指示面(60)に対する指示動作が
    行われたか否かを判断可能とする指示時期検知工程と、 常時は動作を停止しておき、前記指示時期検知工程で指
    示動作が行われたことが判断されると、座標指示面(6
    0)上をスキャンして指示座標を判定する走査工程とを
    備えた指示座標検知方法であって、 上記した座標指示面(60)に、互いに略直交する第1
    および第2の走査ライン(62)(64)を並行して複
    数本ずつ備え、第1と第2の走査ライン(62)(6
    4)間における各交点に対応させてスイッチ(66)を
    マトリックス状に設定し、交差する一方の走査ラインを
    通じて送られた信号が、スイッチ(66)のオン時に他
    方の走査ラインを通じて取り出し可能とする一方、 上記した走査工程に、 第1の走査ライン(62)の全てに対して信号を入力
    し、第2の走査ライン(64)におけるどのラインから
    信号が出力されているかを検知する第1検知工程と、 該第1検知工程において特定された第2の走査ライン
    (64a)に対して信号を入力する信号入力工程と、 第1の走査ライン(62)におけるどのラインから信号
    が出力されているかを検知する第2検知工程と、 信号が入力された第2の走査ライン(64a)とそれに
    対応して信号が出力された第1の走査ライン(62a)
    とから指示座標を判定する工程とを備えたことを特徴と
    する指示座標検知方法。
  2. 【請求項2】 上記した指示時期検知工程は、第1の走
    査ライン(62)の全てに対して信号を定常的に入力し
    ておき、第2の走査ライン(64)における何れか1本
    から信号の出力があると、その信号を走査工程開始の割
    込信号として利用することを特徴とする請求項1記載の
    指示座標検知方法。
  3. 【請求項3】 互いに略直交する第1および第2の走査
    ライン(62)(64)を並行して複数本ずつ備え、第
    1と第2の走査ライン(62)(64)間における各交
    点に対応させてスイッチ(66)をマトリックス状に設
    定した座標指示面(60)と、 上記第1および第2の各走査ライン(62)(64)に
    対して個別に信号を入出力可能とする制御部(68)
    と、 上記した第2の走査ライン(64)からの出力信号を統
    合して取り出し可能とする指示動作検知部(70)とを
    備え、 上記した座標指示面(60)上に構成される各スイッチ
    (66)は、交差する一方の走査ラインを通じて送られ
    た信号が、スイッチ(66)のオン時に他方の走査ライ
    ンを通じて取り出せるものであって、 上記した制御部(68)は、常時は第1の全走査ライン
    (62)に対して信号を印加したまま走査の停止状態を
    維持しておき、指示動作検知部(70)からの信号出力
    が検知されると、第1および第2の各走査ライン(6
    2)(64)に対して個別に信号を印加し、スイッチ
    (66)がオンされた走査ラインを特定可能としたこと
    を特徴とする指示座標検知装置。
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