JP2010287215A - 情報入力装置、画像形成装置、入力制御方法、及び入力制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報入力装置、画像形成装置、入力制御方法、及び入力制御プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】センサから制御部に接続される信号線を削減し入力制御が行える情報入力装置、画像形成装置、入力制御方法、及び入力制御プログラムを記録した記録媒体を提供する。
【解決手段】情報入力装置100は、操作面の範囲内に所定間隔で配置され、操作体Pの近接を検知して検知信号を出力するセンサ1711を複数備えた装置であって、複数のセンサ1711から出力される検知信号を集約した集約検知信号を基に、操作体Pからの入力有無を判定する手段31と、センサ1711の検知信号を基に、操作面に配置された複数のセンサ群Rの中から、操作体Pを検知したセンサ1711を含むセンサ群Rを抽出する手段32と、センサ1711の検知信号を基に、抽出されたセンサ群Rの中から、操作体Pを検知したセンサ1711を特定する手段33と、特定されたセンサ1711の検知信号を基に、操作面上における操作体Pの位置を検出する手段110と、を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、情報入力装置、情報入力装置を備えた画像形成装置に関し、特に、画面操作により入力された信号を制御する技術に関するものである。
近年、複合機(MFP:Multifunction Peripheral)などの画像形成装置は、多機能化が進み、これらの様々な機能に対応した情報入力のために操作パネルを備えている。これにより、ユーザは、文字入力や機能選択などが行える。
上記操作パネルは、タクトキー方式を用いた入力部(スイッチ部)を有している。また、操作パネルの中には、複数の接触キーを格子状に有し表示画面上に設けられたスイッチパネルなどを有するものもある(例えば「特許文献1」を参照)。
しかしながら、上記操作パネルを含む従来の情報入力装置は、装置構成が煩雑となる問題点があった。
従来の情報入力装置では、入力時に押下(タッチ)する操作キーとその入力を検知するセンサとが、一対の構成となっている。そのため、操作対象である機能が増えると、センサの数も増加することになる。また、これらのセンサからは、検知信号を伝送する信号線が制御部(例えば「CPU:Central Processing Unit」)に配線されている。例えば、制御部では、各センサからの検知信号に基づき、画面上の操作位置などを検出し、検出位置から操作指示を判断する。そのため、センサの数が増加すると、信号線の配線数も増加することになる。
このように、従来の情報入力装置は、多機能化への対応を考えると、入力制御を行う構成が煩雑化し、製品コストの増加に繋がる。
本発明は上記従来技術の問題点を鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、センサから制御部に接続される信号線を削減し入力制御を行うことができる情報入力装置、画像形成装置、入力制御方法、及び入力制御プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報入力装置は、操作面の範囲内に所定間隔で配置され、操作体の近接を検知して前記操作体との距離に応じた検知信号を出力するセンサを複数備え、前記検知信号に基づき、操作面上における前記操作体の位置を検出する情報入力装置であって、複数の前記センサから出力された複数の検知信号が、単一の信号に集約された集約検知信号に基づき、前記操作体からの入力有無を判定する入力有無判定手段と、前記センサの検知信号に基づき、前記操作面に配置された複数のセンサ群の中から、前記操作体を検知したセンサを含むセンサ群を抽出するセンサ群抽出手段と、前記センサの検知信号に基づき、抽出されたセンサ群の中から、前記操作体を検知したセンサを特定するセンサ特定手段と、前記センサ特定手段により特定されたセンサの検知信号に基づき、前記操作面上における前記操作体の位置を検出する位置検出手段と、を有している。
このような構成によって、本発明に係る情報入力装置は、当該装置が備える複数のセンサにより操作体の近接が検知されると、集約された検知信号に基づき、複数のセンサの中から、操作体を検知したセンサを含む特定のセンサ群を抽出する。続いて、情報入力装置は、抽出されたセンサ群に含まれるセンサの検知信号に基づき、抽出したセンサ群の中から、操作体を検知したセンサを特定する。その結果、情報入力装置は、特定したセンサの検知信号に基づき操作体の位置検出を行う。
これによって、本発明に係る情報入力装置は、少ないセンサ数で操作体の位置を検出でき、センサから制御部に接続される信号線を削減することができる。
上記目的を達成するため、本発明に係る入力制御方法は、操作面の範囲内に所定間隔で配置され、操作体の近接を検知して前記操作体との距離に応じた検知信号を出力するセンサを複数備えた情報入力装置における入力制御方法であって、複数の前記センサから出力された複数の検知信号が、単一の信号に集約された集約検知信号に基づき、前記操作体からの入力有無を判定する入力有無判定手順と、前記入力有無判定手順により前記操作体からの入力があったと判定された場合に、前記センサの検知信号に基づき、前記操作面に配置された複数のセンサ群の中から、前記操作体を検知したセンサを含むセンサ群を抽出するセンサ群抽出手順と、前記センサ群抽出手順によりセンサ群が抽出された場合に、前記センサの検知信号に基づき、抽出されたセンサ群の中から、前記操作体を検知したセンサを特定するセンサ特定手順と、前記センサ特定手順により特定されたセンサの検知信号に基づき、操作面上における前記操作体の位置を検出する位置検出手順と、を有している。
このような手順によって、本発明に係る入力制御方法は、センサから制御部への信号伝送経路を切り替えながら、所定単位に集約された検知信号に基づき、操作体を検知したセンサを段階的に特定すると言う動作を実現する。つまり、本実施形態に係る入力制御方法では、装置が備えるすべてのセンサの検知信号に基づき、制御部が操作体の位置を検出するのではない。本実施形態に係る入力制御方法は、全体の入力可能エリアから実際に操作されたエリアを絞り込み、絞り込んだエリアから、検知したセンサを特定し、特定したセンサの検知信号から操作体の位置を検出する。
これによって、本発明に係る入力制御方法は、センサから制御部に接続される信号線を削減し入力制御が可能な環境を提供できる。
本発明によれば、集約された検知信号に基づき、操作体を検知したセンサを段階的に特定し、特定したセンサの検知信号から操作体の位置を検出することで、センサから制御部に接続される信号線を削減し入力制御が行える情報入力装置、画像形成装置、入力制御方法、及び入力制御プログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る情報入力装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る入力検知部の配置例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る入力検知部により検知される操作位置の例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る入力部の回路構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報入力装置が有する機能構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る入力制御の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る入力部の動作例(その1)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る入力部の動作例(その2)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る入力部の動作例(その3)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る入力部の動作例(その4)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置が情報入力装置を備えた場合のハードウェア構成例を示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下「実施形態」と言う)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<情報入力装置>
図1は、本実施形態に係る情報入力装置100のハードウェア構成例を示す図である。
図1に示すように、情報入力装置100は、入力制御部110、ROM120、RAM130、外部記憶I/F140、表示部160、及び入力部170を含むハードウェアを備え、それぞれがバス(以下「信号線」と言う)などで相互に接続されている。
入力制御部110は、CPU(Central Processing Unit)などの情報入力装置100を全体制御するプロセッサ(処理装置)である。ROM(Read Only Memory)120は、電源を切っても内部データを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。RAM(Random Access Memory)130は、ROM120から読み出されたプログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。これにより、情報入力装置100は、入力制御部110が、例えば、ROM120に格納された入力制御プログラムをRAM130上に読み出し、読み出したプログラムを実行することで、入力制御処理を実現する(入力制御機能を動作させる)。
外部記憶I/F140は、着脱可能な記録媒体150とのインタフェースである。これにより、情報入力装置100は、外部記憶I/F140を介して、記録媒体150の読み取り及び/又は書き込みを行う。
表示部160は、操作キーなどのGUI(Graphical User Interface)や入力情報を表示する表示装置である。例えば、表示部160には、液晶ディスプレイ、書き替え可能なシール体、カラーフィルタ、電子ペーパなどが挙げられる。
入力部170は、ユーザからの入力操作を検知する検知装置である。そのため、入力部170は、センサ1711及び変換部1712を有する入力検知部171を備えている。センサ1711は、静電容量の変化を計測するための一般的なセンサであり、変換部1712は、入力された信号をA/D(Analog / Digital)変換する変換器である。これにより、入力検知部171は、センサ1711による計測結果(以下「検知信号」と言う)を変換部1712に入力し、入力制御部110で処理可能な信号形式に変換する。
また、入力部170は、入力信号を伝送する際に用いる信号線を切り替える切替部172を備えている。切替部172は、入力制御部110からの制御信号に基づき切り替えを行う。これにより、切替部172は、入力制御処理に応じて、入力検知部171の検知信号を入力制御部110に伝送する経路を切り替える。
また、上記表示部160と上記入力部170は、スイッチディスプレイなどのように
一体構成となっている。具体的には、表示部160が、例えば、図2に示すような複数の入力検知部171が配置された基板(以下「センサ基板」と言う)上に設けられている。
図2は、本実施形態に係る入力検知部171の配置例を示す図である。
図2(A)に示すように、本実施形態に係るセンサ基板には、近傍に配置された3つの入力検知部171が正三角形の各頂点となるように、複数の入力検知部171が千鳥状に配置されている。このような配置は、パターンニングにより生成することができ、入力検知部171を容易かつ安価に製造することができる。
入力検知部171は、このような配置形態により、表示部160における表示面の全面にわたって、入力可能なエリア(以下「操作面」と言う)を形成する。これにより、情報入力装置100は、ユーザの指やタッチペンなどの静電物である操作体Pの近接や接触などにより入力された操作面上の操作(入力操作)を検知することができる。
図2(B)には、入力検知部171による操作検知の態様が模式的に示されている。
図2(B)に示すように、操作体Pがセンサ基板に接触すると、その接触位置の近傍に配置された入力検知部171による静電容量の検知結果が変化し、それによってユーザによる操作が検知される。図2(B)の例においては、複数の入力検知部171のうち、A、B、及びCの入力検知部が静電容量の変化を検知した場合の例を示している。
入力検知部171は、継続的に静電容量を計測しており、各々の入力検知部171を切り替えて静電容量の計測値を取得する。取得された計測値は、切替部172により切り替えられた信号伝送経路を介して入力制御部110に入力され、操作体Pの位置が検出される。
このように、情報入力装置100では、操作体Pの近接を入力検知部171で検知し、計測された静電容量の変化(操作体Pとの距離に応じた静電容量の変化)を検知信号として入力制御部110に伝送し、入力制御部110で操作体Pの位置を検出できる。
<入力制御機能>
次に、本実施形態に係る入力制御機能について説明する。
本実施形態に係る情報入力装置100では、当該装置が備える複数のセンサ1711により操作体Pの近接が検知されると、集約された検知信号に基づき、複数のセンサ1711の中から、操作体Pを検知したセンサ1711を含む特定のセンサ群を抽出する。続いて、情報入力装置100は、抽出されたセンサ群に含まれるセンサ1711の検知信号に基づき、抽出したセンサ群の中から、操作体Pを検知したセンサ1711を特定する。その結果、情報入力装置100は、特定したセンサ1711の検知信号に基づき操作体Pの位置検出を行う。本実施形態に係る情報入力装置100は、このような入力制御機能を有している。
図2を用いて上述したように、本実施形態に係る情報入力装置100では、所定数(図2では3つ)の入力検知部171による検知信号に基づいて操作体Pの位置を検出できる。
図3は、本実施形態に係る入力検知部171により検知される操作位置の例が示されている。
図3に示すように、本実施形態に係る情報入力装置100では、A、B、及びCの入力検知部により検知される操作体Pの位置が10箇所にわたる。具体的には、次の通りである。まず、情報入力装置100では、各入力検知部A、B、及びCの配置と同じ位置[1]、[2]、及び[3]が操作体Pの位置として検知される。また、情報入力装置100では、各入力検知部A、B、及びCから等距離にあたる位置[4]も操作体Pの位置として検知される。さらに、情報入力装置100では、入力検知部A側の位置[5]及び[10]、入力検知部B側の[6]及び[7]、入力検知部C側の[8]及び[9]が操作体Pの位置として検知される。
3つの入力検知部により操作体Pの位置が上記10箇所も検出できる理由は、入力検知部171から得られる複数の静電容量の変化に基づき、操作体Pの位置を判断しているからである。例えば、位置[1]の場合には、入力検知部B及びCにおける静電容量の変化が同じで、入力検知部Aの静電容量の変化が入力検知部B及びCよりも大きくなる。また、位置[4]の場合には、入力検知部A、B、及びCにおける静電容量の変化が同じになる。
このように、情報入力装置100では、入力検知部171から得られる複数の静電容量の変化から、予め割り当てておいた複数のエリアを特定することができる。これにより、情報入力装置100では、エリアに割り当てられる操作キーとセンサ1711が一対一の関係である必要がなく、従来よりセンサ数を削減できる。
しかし、センサ数が削減できたとしても、入力検知部171は、表示部160における表示面の全面にわたって配置され操作面を形成することから、入力制御部110への信号線が、配置される入力検知部171の数だけ配線されることになる。そのため、情報入力装置100では、多機能化への対応を考えると、入力制御を行う構成が煩雑化し、製品コストの増加に繋がる。
そこで、本実施形態に係る情報入力装置100では、複数の入力検知部171の検知信号を所定単位に集約し、入力制御部110への信号伝送経路を切り替えながら、集約された検知信号に基づき、操作体Pを検知した入力検知部171を段階的に特定する。つまり、本実施形態では、情報入力装置100が備えるすべての入力検知部171の検知信号に基づき、入力制御部110が操作体Pの位置を検出するのではない。本実施形態に係る情報入力装置100は、全体の入力可能エリア(操作面)から実際に操作されたエリア(操作エリア)を絞り込み、絞り込んだ操作エリアから、検知した入力検知部171を特定し、特定した入力検知部171の検知信号から操作体Pの位置を検出する。
これによって、本実施形態に係る情報入力装置100は、少ないセンサ数で操作体Pの位置を検出でき、入力検知部171から入力制御部110に接続される信号線を削減することができる。
以下に、上記入力制御機能の構成とその動作について説明する。
図4は、本実施形態に係る入力部170の回路構成例を示す図である。なお、図4では、切替部172による信号伝送経路の切り替えを分かりやすく説明するために、入力検知部171の配置を二次元の座標空間(X−Y)を用いて表現している。また、X方向に2個及びY方向に6個(合計12個)の入力検知部171を配置している例が示されている。
図4に示すように、本実施形態に係る入力部170では、操作面に対して所定間隔で(千鳥状に)配置された複数の入力検知部171から切替部172に信号線が配線されており、さらに切替部172から入力制御部110に信号線が配線されている。つまり、各入力検知部171の検知信号は、切替部172を介して入力制御部110へと伝送される。
切替部172は、Y方向切替器21、X方向切替器22、タイミング切替器23などを備えている。
Y方向切替器21は、Y方向に配置された入力検知部172の複数の検知信号を後段の論理和回路に伝送する経路と複数の検知信号をタイミング切替器23に伝送する経路の信号伝送経路を切り替える回路である。そのため、Y方向切替器21は、上記信号伝送経路を切り替えるためのスイッチS1(1)〜(6)を備えている。スイッチS1は、入力制御部110からの制御信号(OUT2端子からの出力信号)に基づき制御される。上記信号伝送経路が切り替えられ、複数の検知信号が入力される論理和回路及びタイミング切替器23には、入力検知部171のY方向の配置数に対応する信号線が配線されている(図4の場合には6本の信号線が配線されている)。
本実施形態に係る情報入力装置100では、上記回路構成により、例えば、Y方向切替器21のスイッチS1がT2端子の信号伝送経路に切り替えられると、複数の検知信号が論理和回路に伝送される。その結果、集約された検知信号(集約検知信号)が入力制御部110へと送出される。具体的には、図4の場合、Y方向切替器21のスイッチS1(1)〜(6)に入力された信号が入力制御部110へと送出される。つまり、Y方向の入力検知部171からの複数の検知信号が論理和され、その結果が入力制御部110のIN端子へと送出される。この信号伝送経路は、操作体Pからの入力有無を判定する際に用いられる。
一方、Y方向切替器21のスイッチS1がT1端子の信号伝送経路に切り替えられると、複数の検知信号がタイミング切替器23に伝送される。その結果、入力された検知信号が順に入力制御部110へと送出される。具体的には、図4の場合、Y方向切替器21のスイッチS1(1)〜(6)に入力された信号がタイミング切替器23へと送出される。この信号伝送経路は、操作体Pを検知したセンサ群を抽出する際に用いられる。つまり、センサ群を抽出する際には、操作体Pの入力有無判定時に用いる信号伝送経路と異なる経路を用いる。
X方向切替器22は、X方向に配置された入力検知部172の複数の検知信号を1段目の論理和回路OR1に伝送する経路と複数の検知信号を2段目の論理和回路OR2に伝送する経路の信号伝送経路を切り替える回路である。そのため、X方向切替器22は、上記信号伝送経路を切り替えるためのスイッチS2(1)〜(6)を備えている。スイッチS2は、入力制御部110からの制御信号(OUT1端子からの出力信号)に基づき制御される。上記信号伝送経路が切り替えられ、複数の検知信号が入力される論理和回路OR1には、入力検知部171のX方向の配置数に対応する信号線が配線されている(図4の場合には2本の信号線が配線されている)。
また、X方向切替器22は、入力検知部171のY方向の配置数に対応する個数が備えられており(図4の場合には6個が備えられており)、これらのX方向切替器22に対応して論理和回路OR1(1)〜(6)が備えられている。
また、論理和回路OR1の後段には、論理和回路OR2(1)及び(2)が備えられている。論理和回路OR2は、論理和回路OR1(1)又は(2)からの出力信号と論理和回路OR1を介さない入力検知部171からの出力信号とを伝送する信号線が配線されている。
これら論理和回路OR2(1)及び(2)、ならびに論理和回路OR1(3)〜(6)からの信号線は、後段のY方向切替器21に配線されている。よって、論理和回路OR2(1)及び(2)からの出力信号、ならびに論理和回路OR1(3)〜(6)からの出力信号は、後段のY方向切替器21へと送出される。
本実施形態に係る情報入力装置100では、上記回路構成により、例えば、X方向切替器22のスイッチS2がT4端子の信号伝送経路に切り替えられると、X方向の検知信号が1段目の論理和回路OR1(1)〜(6)に伝送される。その結果、X方向の単位で集約された検知信号(センサ群単位の集約検知信号)が、後段の論理和回路OR2(1)及び(2)、又はY方向切替器21へと送出される。具体的には、図4の場合、X方向切替器22(1)に入力された入力検知部171(1−1)及び入力検知部171(2−1)の信号が、1段目の論理和回路OR1(1)に伝送され、2段目の論理和回路OR2(1)を介してY方向切替器21へと送出される。つまり、X方向の入力検知部171からの複数の検知信号が論理和され、その結果が後段の論理和回路OR2(1)及び(2)、又はY方向切替器21へと送出される。この信号伝送経路は、操作体Pを検知したセンサ群を抽出する際に用いられる。
一方、X方向切替器22のスイッチS2がT3端子の信号伝送経路に切り替えられると、X方向の各検知信号が2段目の論理和回路OR2に伝送される。その結果、X方向の各検知信号が、2段目の論理和回路OR2を介して後段のY方向切替器21へと送出される。具体的には、図4の場合、X方向切替器22(1)〜(6)に入力された入力検知部171(1−1)〜(1−6)の信号が、2段目の論理和回路OR2(1)に伝送され、Y方向切替器21へと送出される。この信号伝送経路は、操作体Pを検知したセンサ1711を特定する際に用いられる。つまり、センサ1711を特定する際には、操作体Pの入力有無判定時及び操作体Pの検知センサ群抽出時に用いる信号伝送経路と異なる経路を用いる。
このように、本実施形態に係る情報入力装置100では、複数の論理和回路を組み合わせることで、入力部170から入力制御部110への出力信号(入力検知部171による複数の検知信号)を集約している。具体的には、多段構造をなす論理和回路の集合で構成された集約回路を介して、入力検知部171から出力された複数の検知信号が単一の信号に集約され、入力制御部110へと入力される。これにより、情報入力装置100では、入力部170から入力制御部110への信号線を削減できる。具体的には、図4の場合、入力検知部171からの12本の信号線が、複数の信号を単一の信号に集約する集約回路を備える切替器172を介して1本の信号線へと削減できる。
タイミング切替器23は、Y方向切替器21のスイッチS1がT1端子の信号伝送経路に切り替えられた場合に入力される複数の検知信号を、入力制御部110に送出するタイミングを切り替える回路である。
本実施形態に係る情報入力装置100では、例えば、クロックに基づき、入力された複数の検知信号を順次出力する。具体的には、クロックが'H'のときに、入力された複数の検知信号を、スイッチS1(1)からスイッチS1(6)の順に出力する。また、入力された複数の検知信号をシリアル信号に変換(シリアル信号化)して出力してもよい。なお、シリアル信号化とは、パラレル信号をシリアル信号に変換するデジタル信号伝送方式の1つである。
タイミング切替器23は、入力された複数の検知信号の出力を、入力制御部110からの制御信号(OUT3端子からの出力信号)に基づき制御する。
このように、本実施形態に係る情報入力装置100では、タイミング切替器23によりデジタル信号の伝送を制御し、かつ上記Y方向切替器21及び上記X方向切替器22により信号伝送経路の切り替えを制御することで、操作体Pを検知したセンサ群の抽出及びセンサ1711の特定を行うことができる。
次に、入力制御部110において動作する入力制御機能について説明する。
図5は、本実施形態に係る情報入力装置100が有する機能構成例を示す図である。
図5に示すように、情報入力装置100は、入力有無判定部31、センサ群抽出部32、及びセンサ特定部33を有している。
入力有無判定部31は、所定位置に配置される複数の入力検知部171から出力された複数の検知信号が、切替器172が備える所定の集約回路を介して集約された集約検知信号に基づき、操作入力されたか否かを判定する機能部である。
入力制御部110には、切替部172が備えるY方向切替器21のスイッチS1がT2端子に接続された信号伝送経路により、IN端子から集約検知信号が入力される。
入力有無判定部31は、入力された集約検知信号が'H'であれば、いずれかの入力検知部171が操作体Pの近接や接触を検知したものと判断する。このようにして入力有無判定部31は、操作体Pの近接や接触の有無(操作体Pからの入力有無)を判定する。なお、上記集約検知信号の'H'や'L'は、正論理和でHigh出力、負論理和でLow出力の信号値を意味する。
また、入力有無判定部31は、入力ありと判定した場合に、入力検知フラグをセットする(例えば'オフ[0]'から'オン[1]'に変更する)。
センサ群抽出部32は、入力検知部171の検知信号に基づき、操作面に配置された複数のセンサ群の中から、操作体Pを検知した入力検知部171を含むセンサ群を抽出する機能部である。センサ群抽出部32は、入力有無判定部31により、操作体Pからの入力があったと判定された場合に、操作体Pを検知した入力検知部171を含むセンサ群を抽出する。センサ群は、抽出可能な最小単位の操作エリアにあたる。例えば、本実施形態では、X方向に一列に配置された2つの入力検知部171を1つのセンサ群(操作面の所定範囲に配置された複数の入力検知部171から構成されるセンサ群)としている。よって、操作面全体は、複数のセンサ群から構成されている。
入力制御部110は、OUT2端子からの出力信号に基づき、切替部172が備えるY方向切替器21のスイッチS1をT1端子に切り替る。その結果、入力制御部110には、タイミング切替器23を介してIN端子からX方向単位に集約された複数の検知信号が入力される。これらの検知信号は、Y方向切替器21のスイッチS1がT1端子に接続された信号伝送経路、及びX方向切替器22のスイッチS2がT4端子に接続された信号伝送経路を介して入力される。つまり、入力制御部110には、切替器172が備える所定の集約回路を介して、IN端子からセンサ群単位に集約された検知信号(以下「センサ群単位集約検知信号」と言う)が入力される。切替器172は、複数の入力検知部171から出力された複数の検知信号をセンサ群単位で単一の信号に集約するセンサ群単位集約回路を備えている。切替器172は、信号伝送経路の切替により機能する。
センサ群抽出部32は、入力されたX方向単位のセンサ群単位集約検知信号が'H'であれば、対応するX方向に配置された複数の入力検知部171をセンサ群として抽出する。つまり、センサ群抽出部32は、操作面全体の入力可能エリアから、操作体Pを検知した入力検知部171を含むX方向単位の操作エリアを絞り込む。なお、上記センサ群単位集約検知信号の'H'や'L'は、正論理和でHigh出力、負論理和でLow出力の信号値を意味する。
また、センサ群抽出部32は、特定のセンサ群を抽出した場合に、各センサ群に対応して設けられたセンサ群フラグをセットする(例えば'オフ[0]'から'オン[1]'に変更する)。
センサ特定部33は、センサ群抽出部32により抽出されたセンサ群に含まれる入力検知部171の検知信号に基づき、抽出されたセンサ群の中から、操作体Pを検知した入力検知部171を特定する機能部である。
入力制御部110は、OUT2端子からの出力信号に基づき、切替部172が備えるX方向切替器22のスイッチS2をT3端子に切り替る。このとき、入力制御部110は、センサ群フラグに従って、X方向切替器22のスイッチS2の切り替えを制御する。また、入力制御部110によりスイッチS2が制御されるX方向切替器22は1つである。よって、複数のセンサ群フラグが'オン'にセットされている場合には、対応するX方向切替器22の切り替え制御を順次行う。さらに、センサ群フラグに従って特定のX方向切替器22のスイッチS2を切り替え制御している間は、制御対象でないX方向切替器22のスイッチS2を、T3端子及びT4端子のいずれにも接続しない状態とする。
その結果、入力制御部110には、タイミング切替器23を介してIN端子からX方向に配置された各入力検知部171の検知信号が入力される。この検知信号は、Y方向切替器21のスイッチS1がT1端子に接続された信号伝送経路、及びX方向切替器22のスイッチS2がT3端子に接続された信号伝送経路を介して入力される。つまり、入力制御部110には、センサ群抽出部32により抽出された複数の入力検知部171における各検知信号がX方向順に入力される。
センサ特定部33は、入力された検知信号が'H'であれば、対応する順番に位置する入力検知部171を、操作体Pを検知した入力検知部171として特定する。つまり、センサ特定部33は、絞り込まれた操作エリアから、操作体Pを検知した入力検知部171を特定する。なお、上記検知信号の'H'や'L'は、正論理和でHigh出力、負論理和でLow出力の信号値を意味する。
また、センサ特定部33は、検知した入力検知部171を特定した場合に、各入力検知部171に対応して設けられたセンサフラグをセットする(例えば'オフ[0]'から'オン[1]'に変更する)。
以上のように、本実施形態に係る入力制御機能は、上記各機能部を連係動作させることで機能する。
次に、上記入力制御機能の詳細な動作(機能部群の連係動作)について、処理手順を示すフローチャート及び入力部170の回路図を用いて説明する。入力制御機能は、情報入力装置100に搭載(インストール)される入力制御プログラム(ソフトウェア部品)が、入力制御部110により、格納先(例えば「ROM」)からRAM120上に読み出され実行されることで実現される。
なお、以下の説明では、図4の回路図において、配置位置(1−1)、(2−1)、及び(1−2)の入力検知部171が操作体Pを検知した場合を例に挙げる。
図6は、本実施形態に係る入力制御の処理手順例を示すフローチャートである。
図6に示すように、情報入力装置100は、起動時に入力制御部110により、各種ハードウェア・ソフトウェアの初期化を行う(ステップS101)。具体的には、次の通りである。
入力制御部110は、ハードウェアの初期化動作として、所定の制御信号を、OUT1端子及びOUT2端子を介して、Y方向切替器21及びX方向切替器22に出力し、各切替器が備えるスイッチS1及びスイッチS2を、図7に示すような接続状態にする。
図7は、本実施形態に係る入力部170の動作例(その1)を示す図である。
図7に示すように、ステップS101の処理手順が実行されると、Y方向切替器21のスイッチS1(1)〜(6)は、T2端子に接続される。また、X方向切替器22のスイッチS2(1)〜(6)は、T4端子に接続される。
その結果、入力制御部110には、切替部172が備えるY方向切替器21のスイッチS1がT2端子に接続された信号伝送経路により、IN端子から集約検知信号が入力される。
また、入力制御部110は、ソフトウェアの初期化動作として、入力検知フラグ、センサ群フラグ、及びセンサフラグを含む各種制御フラグをデフォルト値にセットする。
続いて、入力制御部110は、入力有無判定部31により、所定位置に配置される複数の入力検知部171からの検知信号に基づき、操作体Pから入力されたか否かを判定する(ステップS102)。具体的には、次の通りである。
入力制御部110は、入力有無判定部31により、集約検知信号の'H'又は'L'に基づき、操作体Pから入力されたか否かを判定する。
入力制御部110は、集約検知信号が'H'の場合、いずれかの入力検知部171が操作体Pの近接や接触を検知したものと判断し、操作体Pからの入力があったと判定する(ステップS102:YES)。
一方、入力制御部110は、集約検知信号が'H'の場合、いずれの入力検知部171も操作体Pの近接や接触を検知していないものと判断し、操作体Pからの入力がないと判定する(ステップS102:NO)。この場合、入力制御部110は、操作体Pからの入力を検知するまで入力有無の判定を繰り返し行う。
入力制御部110は、入力有無判定部31により、操作体Pからの入力があったと判定されると(ステップS102:YES)、入力検知フラグをセットする(ステップS103)。すなわち、入力有無判定部31は、入力検知フラグに操作体Pの入力が検知された旨のフラグを立てる(例えば'オフ[0]'から'オン[1]'のフラグを立てる)。
続いて、入力制御部110は、切替部172が備えるY方向切替器21に対してスイッチS1の切り替えを制御する(ステップS104)。具体的には、次の通りである。
入力制御部110は、所定の制御信号を、OUT2端子を介してY方向切替器21に出力し、スイッチS1を、図8に示すような接続状態に切り替える。つまり、入力制御部110は、Y方向のスイッチ切り替えを指示する。
図8は、本実施形態に係る入力部170の動作例(その2)を示す図である。
図8に示すように、ステップS104の処理手順が実行されると、Y方向切替器21のスイッチS1(1)〜(6)は、T2端子からT1端子に接続され切り替えられる。
続いて、入力制御部110は、切替部172が備えるタイミング切替器23に対して信号出力のタイミングを制御する(ステップS105)。具体的には、次の通りである。
入力制御部110は、所定の制御信号を、OUT3端子を介してタイミング切替器23に出力し、IN端子から入力されるデジタル信号の伝送方式を制御する。つまり、入力制御部110は、順次出力又はシリアル信号出力などの伝送方式を指示する。
その結果、入力制御部110には、Y方向切替器21のスイッチS1がT1端子に接続された信号伝送経路、及びX方向切替器22のスイッチS2がT4端子に接続された信号伝送経路により、タイミング切替器23を介してIN端子からX方向単位の複数のセンサ群単位集約検知信号が入力される。
続いて、入力制御部110は、センサ群抽出部32により、X方向単位のセンサ群単位集約検知信号に基づき、操作面に配置された複数のセンサ群の中から、操作体Pを検知した入力検知部171を含むセンサ群を抽出する(ステップS106)。具体的には、次の通りである。
入力制御部110は、センサ群抽出部32により、入力されたX方向単位のセンサ群単位集約検知信号が'H'であれば、対応するX方向に配置された複数の入力検知部171を、センサ群(X方向の入力ライン)として抽出する。なお、X方向の入力ラインとは、図8の場合、1つのX方向切替器22に接続される2つの入力検知部171の配列にあたる。つまり、図8に示す回路構成における抽出可能な最小単位のセンサ群Rnである。
図8には、配置位置(1−1)、(2−1)、及び(1−2)の入力検知部171が操作体Pを検知した場合の例が示されている。このような場合、入力制御部110には、所定のデジタル信号伝送方式に従って動作するタイミング切替器23から、X方向単位の6つのセンサ群単位集約検知信号['H','H','L','L','L','L']が出力される。
入力制御部110では、1番目と2番目の入力信号が'H'で、3番目から6番目の入力信号が'L'であれば、センサ群抽出部32により、X方向単位の配置座標(1−1)及び(2−1)の2つの入力検知部171を含むセンサ群R1が抽出される。さらに、X方向単位の配置座標(1−2)及び(2−2)の2つの入力検知部171を含むセンサ群R2が抽出される。つまり、センサ群抽出部32は、操作面全体の入力可能エリアから、操作体Pを検知した入力検知部171を含むX方向単位(センサ群単位)の操作エリア(2本の入力ライン)を絞り込む。
続いて、入力制御部110は、センサ群Rnの抽出に係るエラー判定を行う(ステップS107)。具体的には、次の通りである。
入力制御部110は、抽出されたセンサ群Rnが、以下に挙げる[条件1]又は[条件2]のどちらの構成を満たしているかを判定する。
[条件1]:1又は隣接する2本の入力ラインで構成されるセンサ群Rn
[条件2]:隣接しない2本又は3本以上の入力ラインで構成されるセンサ群Rn
上記判定は、X方向単位のセンサ群単位集約検知信号に基づき行うことができる。例えば、入力された複数の検知信号に連続した3つの'H'が含まれている場合には、上記[条件2]を満たしていると判断できる。
入力制御部110は、抽出されたセンサ群Rnが隣接しない2本又は3本以上の入力ラインで構成されると判定された場合、エラー通知を行う(ステップS116)。上記[条件2]が満たされた場合には、操作面の広範囲がタッチされた場合や、同時に複数箇所がタッチされた場合などが想定される。そのため、正しい(望ましい)入力が行われなかったものと判断し、正しい入力を促す旨を通知する。例えば、入力制御部110は、表示部160の画面に、操作体Pにより操作面上の1点をタッチするように指示する情報を含む入力エラーに係る情報を表示させる。
一方、入力制御部110は、抽出されたセンサ群Rnが、1又は隣接する2本の入力ラインで構成されると判定された場合、センサ群抽出部32により、抽出したセンサ群Rnに対応して設けられたセンサ群フラグをセットする(ステップS108)。すなわち、センサ群抽出部32は、センサ群フラグに抽出された旨のフラグを立てる(例えば'オフ[0]'から'オン[1]'のフラグを立てる)。なお、センサ群フラグは、例えば、抽出可能なセンサ群Rnの数(図8に示す回路構成の場合には6個)で構成されるビット列である。よって、図8の場合、センサ群フラグのビット列は、"110000"となる。
続いて、入力制御部110は、切替部172が備えるX方向切替器22に対してスイッチS2の切り替えを制御する(ステップS109)。具体的には、次の通りである。
入力制御部110は、所定の制御信号を、OUT1端子を介してX方向切替器22に出力し、スイッチS2を図9に示すような接続状態に切り替える。つまり、入力制御部110は、X方向のスイッチ切り替えを指示する。
また、入力制御部110は、上記スイッチS2の切り替えを、上記ステップS108においてセットされたセンサ群フラグに従って制御する。入力制御部110は、センサ群フラグが'オン'にセットされたセンサ群Rn(X方向に配置された複数の入力検知部171)が接続されるX方向切替器22に対して、スイッチS2の切り替え制御を行う。
例えば、センサ群フラグのビット列が"110000"の場合には、まず1番目に対応するセンサ群R1が接続されるX方向切替器22のスイッチS2を切り替える。また、センサ群フラグに従って特定のX方向切替器22のスイッチS2を切り替え制御している間は、制御対象でないX方向切替器22のスイッチS2を、T3端子及びT4端子のいずれにも接続しない状態とする。
図9は、本実施形態に係る入力部170の動作例(その3)を示す図である。
図9に示すように、ステップS109の処理手順が実行されると、X方向切替器22のスイッチS2(1)は、T4端子からT3端子に接続され切り替えられる。また、X方向切替器22のスイッチS2(2)〜(6)は、制御対象でないことから、スイッチS2が、T3端子及びT4端子のいずれにも接続しない状態となっている。
続いて、入力制御部110は、切替部172が備えるタイミング切替器23に対して信号出力のタイミングを制御する(ステップS110)。具体的な制御処理については、上記ステップS105と同様であることから、ここでの説明を省略する。
その結果、入力制御部110には、Y方向切替器22のスイッチS1がT1端子に接続された信号伝送経路、及びX方向切替器22のスイッチS2がT3端子に接続された信号伝送経路により、タイミング切替器23を介してIN端子からX方向に配置された各入力検知部171の検知信号が入力される。つまり、入力制御部110には、センサ群抽出部32により抽出されたセンサ群Rn(1又は複数の入力ライン)に含まれる、X方向に配置された各入力検知部171の検知信号が入力される。
続いて、入力制御部110は、センサ特定部33により、抽出されたセンサ群Rnに含まれる入力検知部171の検知信号に基づき、抽出したセンサ群Rnの中から、操作体Pを検知した入力検知部171を特定する(ステップS111)。具体的には、次の通りである。
入力制御部110は、センサ特定部33により、入力された入力検知部171の検知信号が'H'であれば、対応する順番に位置する入力検知部171を、操作体Pを検知した入力検知部171として特定する。
図9の場合、以下にように動作する。まず、図9に示すように、入力制御部110は、上記ステップS109及びステップS110の処理手順により、配置座標(1−1)及び(2−1)の入力検知部171が接続されるX方向切替部22のスイッチS2(1)を、T3端子に切り替える。さらに、入力制御部110は、他のX方向切替部22のスイッチS2(2)〜(6)を、T3端子及びT4端子のいずれにも接続しない状態とする。
このような場合、入力制御部110には、所定のデジタル信号伝送方式に従って動作するタイミング切替器23から、抽出したセンサ群R1に含まれるX方向に配置された各入力検知部171の2つの検知信号['H','H']が出力される。
これにより、入力制御部110は、1番目と2番目の入力信号が'H'であれば、センサ特定部33により、配置座標(1−1)及び(2−1)の2つの入力検知部171(図9に示すハッチング箇所)を、操作体Pを検知した入力検知部171として特定する。
続いて、入力制御部110は、センサ群フラグをチェックする(ステップS112)。すなわち、入力制御部110は、ビット列に'オン'がセットされたセンサ群フラグが存在するか否かを判定する。
入力制御部110は、ビット列に'オン'がセットされたセンサ群フラグが存在する場合(ステップS112:YES)、所定の制御信号を、OUT1端子を介してX方向切替器22に出力し、スイッチS2を、図10に示すような接続状態に切り替える。このとき、入力制御部110は、上記スイッチS2の切り替えを、上記ステップS112において判定されたセンサ群フラグに従って制御する。例えば、センサ群フラグのビット列が"110000"の場合には、2番目に対応するセンサ群R2が接続されるX方向切替器22のスイッチS2を切り替える。
図10は、本実施形態に係る入力部170の動作例(その4)を示す図である。
図10に示すように、ステップS109の処理手順が実行されると、X方向切替器22のスイッチS2(2)は、T4端子からT3端子に接続され切り替えられる。また、X方向切替器22のスイッチS2(1)及び(3)〜(6)は、制御対象でないことから、スイッチS2がT3端子及びT4端子のいずれにも接続しない状態となっている。
以降、入力制御部110は、上記ステップS109からステップS112までの処理を行い、センサ特定部33により、抽出したセンサ群R2の中から、操作体Pを検知した入力検知部171を特定する。
図10の場合、以下にように動作する。まず、図10に示すように、入力制御部110は、上記ステップS109及びステップS110の処理手順により、配置座標(1−2)及び(2−2)の入力検知部171が接続されるX方向切替部22のスイッチS2(2)を、T3端子に切り替える。さらに、入力制御部110は、他のX方向切替部22のスイッチS2(1)及び(3)〜(6)を、T3端子及びT4端子のいずれにも接続しない状態とする。
このような場合、入力制御部110には、所定のデジタル信号伝送方式に従って動作するタイミング切替器23から、抽出したセンサ群R2に含まれるX方向に配置された各入力検知部171の2つの検知信号['H','L']が出力される。
これにより、入力制御部110は、1番目の入力信号が'H'で、2番目の入力信号が'L'であれば、センサ特定部33により、配置座標(1−2)の入力検知部171(図9に示すハッチング箇所)のみを、操作体Pを検知した入力検知部171として特定する。
このように、入力制御部110は、複数のセンサ群フラグが'オン'にセットされている場合、上記ステップS109からステップS112までの処理を繰り返し、対応するX方向切替器22の切り替え制御を順次行う。これにより、入力制御部110は、操作体Pを検知した入力検知部171を、抽出したセンサ群Rnごとに特定する。
続いて、入力制御部110は、再びセンサ群フラグをチェックし、ビット列に'オン'がセットされたセンサ群フラグが存在しない場合(ステップS112:NO)、入力検知部171の特定に係るエラー判定を行う(ステップS113)。具体的には、次の通りである。
入力制御部110は、センサ群Rnごとに特定された入力検知部171が、以下に挙げる[条件1]又は[条件2]のどちらを満たしているかを判定する。
[条件1]:1又は隣接する2個の入力検知部171
[条件2]:隣接しない2個又は3個以上の入力検知部171
上記判定は、X方向に配置された各入力検知部171の検知信号に基づき行うことができる。例えば、入力された複数の検知信号に3つの'H'が含まれている場合には、上記[条件2]を満たしていると判断できる。
入力制御部110は、特定された入力検知部171が隣接しない2個又は3個以上であると判定された場合、エラー通知を行う(ステップS116)。
一方、入力制御部110は、特定された入力検知部171が、1又は隣接する2個であると判定された場合、センサ特定部33により、特定した入力検知部171に対応して設けられたセンサフラグをセットする(ステップS114)。すなわち、センサ特定部33は、センサフラグに特定された旨のフラグを立てる(例えば'オフ[0]'から'オン[1]'のフラグを立てる)。なお、センサフラグは、例えば、操作面全体に配置された入力検知部171の数(図10に示す回路構成の場合には12個)で構成されるビット列である。よって、図10の場合、センサフラグのビット列は、"111000000000"となる。
その結果、入力制御部110は、特定した入力検知部171の検知信号に基づき操作体Pの位置を検出し、入力座標を確定する(ステップS115)。
<操作パネルを備えた画像形成装置>
図11は、本実施形態に係る画像形成装置200のハードウェア構成例を示す図である。
図11に示すように、画像形成装置200は、コントローラ210、操作パネル220、プロッタ230、及びスキャナ240などを備え、それぞれが相互にバスで接続されている。
操作パネル220は、表示部及び入力部を備えており、機器情報などの各種情報をユーザに提供したり、動作設定や動作指示などの各種ユーザ操作を受け付けたりする。プロッタ230は、画像形成部を備えており、用紙に出力画像を形成する。例えば、出力画像を形成する方式には、電子写真プロセスやインクジェット方式などがある。スキャナ240は、原稿読み取り部を備えており、原稿面の読み取り画像を生成する。
コントローラ210は、本体制御部211、記憶装置212、ネットワークI/F213、及び外部記憶I/F214などを備えており、それぞれが相互にバスで接続されている。
本体制御部211は、CPUであり、プログラムを実行することにより各種機能の実現や装置全体を制御する。記憶装置212は、上記プログラムや各種データ(例えば画像データなど)を格納し保持する。例えば、記憶装置212は、揮発性のメモリであるRAM、不揮発性のメモリであるROM、及び大容量の記憶領域を備えたHDD(Hard Disk Drive)などを含む。RAMは、本体制御部211のワークエリア(プログラムやデータが一時的に読み出される記憶エリア)として機能する。ROMやHDDは、プログラムや各種データの格納先として用いられる。これにより、画像形成装置200では、本体制御部211により、ROMに格納されたプログラムをRAM上に読み出し、プログラムの実行が行える。
ネットワークI/F213は、画像形成装置200をネットワークなどの所定のデータ伝送路を接続するためのインタフェースである。
外部記憶I/F214は、外部記憶装置にあたる記録媒体215を接続するためのインタフェースである。例えば、外部記憶装置には、SDメモリカード(SD Memory Card)やUSB(Universal Serial Bus)メモリなどがある。これにより、画像形成装置200では、記録媒体215に格納されたプログラムやデータを読み込める。
画像形成装置200は、上記ハードウェア構成により、コントローラ210で印刷データをラスタイメージ(ビットマップイメージ)へと変換し、プロッタ230で用紙にトナー画像を形成すると言った画像形成機能を実現している。
本実施形態に係る情報入力装置100は、上記操作パネル220として画像形成装置200に備えることができる。
図12は、本実施形態に係る画像形成装置200が情報入力装置100を備えた場合のハードウェア構成例を示す図である。
図12に示すように、情報入力装置100は、画像形成装置200との間でデータ通信を行うための本体通信I/F180を備えている。本体通信I/F180は、入力制御部110と接続されている。同様に、画像形成装置200は、情報入力装置100との間でデータ通信を行うための操作パネル通信I/F250を備えている。操作パネル通信I/F250は、コントローラ210と接続されている。
このような構成により、画像形成装置200は、操作パネル220として備えた情報入力装置100から、操作入力に関する情報(例えば「機能動作を指示する制御信号」)を受け取る。画像形成装置200が備えるコントローラ210は、受け取った操作入力に関する情報に基づき、画像形成に係る機能の動作を制御する。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る情報入力装置100によれば、入力検知部171から入力制御部110への信号伝送経路を切り替えながら、所定単位に集約された入力検知部171からの検知信号(集約検知信号)に基づき、操作体Pを検知した入力検知部171を段階的に特定し、特定した入力検知部171の検知信号から操作体Pの位置を検出する。
これによって、本実施形態に係る情報入力装置100は、少ないセンサ数で操作体Pの位置を検出でき、入力検知部171から入力制御部110に接続される信号線を削減することができる。つまり、情報入力装置100は、入力検知部171から入力制御部110に接続される信号線を削減し入力制御を行うことができる。
ここまで、上記実施形態の説明を行ってきたが、上記「入力制御機能」は、図を用いて説明を行った各処理手順を、動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化し、コード化されたプログラムが、制御部(例えば「CPU」)により実行されることで実現される。よって、上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体150に格納することができる。記録媒体150には、例えば、SDメモリカード及びUSBメモリなどがある。これにより、情報入力装置100には、記録媒体150を読み取り可能な外部記憶I/F140を介して、上記プログラムをインストールすることができる。また、情報入力装置100は、例えば、図11に示す画像形成装置200などのように、ネットワークI/F213を備える装置と接続されていれば、電気通信回線を用いて上記プログラムをダウンロードし、インストールすることもできる。
また、上記実施形態では、入力制御機能が有するセンサ群の抽出及びセンサの特定に係る処理を、所定のプログラムが入力制御部110で実行されることで実現する構成について説明を行ったが、この限りでない。例えば、上記センサ群の抽出及びセンサの特定に係る処理を、ハードウェアにより実現する構成であってもよい。
また、上記実施形態では、入力検知部171が千鳥状に配置され、3つの入力検知部171が正三角形の各頂点となるように配置されている構成について説明を行ったが、この限りでない。例えば、格子状に配置され、4つの入力検知部171が正四角形の各頂点となるように配置される構成であってもよい。この場合には、4つの入力検知部171から得られる検知信号に基づき、操作体Pの位置を検出すればよい。
最後に、上記実施形態に挙げた形状や構成に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
21 Y方向切替器
22 X方向切替器
23 タイミング切替器
31 入力有無判定部
32 センサ群抽出部
33 センサ特定部
100 情報入力装置
110 入力制御部(中央処理装置)
120 ROM(不揮発性の半導体メモリ)
130 RAM(揮発性の半導体メモリ)
140,214 外部記憶I/F
150,215 記録媒体
160 表示部
170 入力部
180 本体通信I/F
171 入力検知部,1711:センサ,1712:変換部(A/D変換)
172 切替部
200 画像形成装置
210 コントローラ
211 本体制御部(中央処理装置)
212 記憶装置
213 ネットワークI/F(NIC)
220 操作パネル
230 プロッタ
240 スキャナ
250 操作パネル通信I/F
OR 論理和回路(OR回路)
P 操作体
S スイッチ
特開2002−182835号公報

Claims (16)

  1. 操作面の範囲内に所定間隔で配置され、操作体の近接を検知して前記操作体との距離に応じた検知信号を出力するセンサを複数備え、前記検知信号に基づき、操作面上における前記操作体の位置を検出する情報入力装置であって、
    複数の前記センサから出力された複数の検知信号が、単一の信号に集約された集約検知信号に基づき、前記操作体からの入力有無を判定する入力有無判定手段と、
    前記センサの検知信号に基づき、前記操作面に配置された複数のセンサ群の中から、前記操作体を検知したセンサを含むセンサ群を抽出するセンサ群抽出手段と、
    前記センサの検知信号に基づき、抽出されたセンサ群の中から、前記操作体を検知したセンサを特定するセンサ特定手段と、
    前記センサ特定手段により特定されたセンサの検知信号に基づき、前記操作面上における前記操作体の位置を検出する位置検出手段と、を有することを特徴とする情報入力装置。
  2. 前記センサ群抽出手段は、
    前記入力有無判定手段により、前記操作体からの入力があったと判定された場合に、
    前記操作体を検知したセンサを含むセンサ群を抽出することを特徴とする請求項1に記載の情報入力装置。
  3. 前記センサ特定手段は、
    前記センサ群抽出手段によりセンサ群が抽出された場合に、
    前記操作体を検知したセンサを特定することを特徴とする請求項1に記載の情報入力装置。
  4. 入力制御を行う制御部からの所定の制御信号に従って、前記センサから前記検知信号を前記制御部に伝送する経路を切り替える切替手段を有し、
    前記センサ群抽出手段は、
    前記切替手段により、入力有無判定時に用いた信号伝送経路と異なる経路に切り替えられ、切り替えられた信号伝達経路を介して前記制御部に入力された複数の検知信号に基づき、前記操作体を検知したセンサを含むセンサ群を抽出することを特徴とする請求項1に記載の情報入力装置。
  5. 前記センサ群抽出手段は、
    前記切替手段により切り替えられた信号伝送経路により、
    複数の前記センサから出力された複数の検知信号が、センサ群単位で単一の信号に集約され、複数の前記センサ群から前記制御部に入力されたセンサ群単位の集約検知信号に基づき、前記操作体を検知したセンサを含むセンサ群を抽出することを特徴とする請求項4に記載の情報入力装置。
  6. 前記センサ特定手段は、
    前記切替手段により、入力有無判定時及びセンサ群抽出時に用いた信号伝送経路と異なる経路に切り替えられ、切り替えられた信号伝達経路を介して前記制御部に入力された検知信号に基づき、前記操作体を検知したセンサを特定することを特徴とする請求項4に記載の情報入力装置。
  7. 前記センサ特定手段は、
    前記センサ群抽出手段により抽出されたセンサ群に含まれるセンサの検知信号に基づき、前記操作体を検知したセンサを特定することを特徴とする請求項6に記載の情報入力装置。
  8. 前記センサ群抽出手段により複数の前記センサ群が抽出された場合に、
    前記センサ特定手段は、
    抽出されたセンサ群ごとに、該センサ群に含まれるセンサの検知信号に基づき、前記操作体を検知したセンサを特定することを特徴とする請求項7に記載の情報入力装置。
  9. 前記切替手段は、
    抽出されたセンサ群ごとに、該センサ群に含まれるセンサの検知信号を前記制御部に伝送する経路を切り替え、
    前記センサ特定手段は、
    前記切替手段により、センサ群ごとに切り替えられた信号伝送経路を介して前記制御部に入力された前記センサの検知信号に基づき、前記操作体を検知したセンサを特定することを特徴とする請求項8に記載の情報入力装置。
  10. 前記操作体からの入力エラーを判定するエラー判定手段を有し、
    前記エラー判定手段は、
    前記センサ群抽出手段により、3つ以上のセンサ群又は隣接しない2つのセンサ群が抽出された場合に、
    前記操作体からの入力がエラーであると判定することを特徴とする請求項1に記載の情報入力装置。
  11. 前記エラー判定手段は、
    前記センサ特定手段により、3つ以上のセンサ又は隣接しない2つのセンサが特定された場合に、
    前記操作体からの入力がエラーであると判定することを特徴とする請求項10に記載の情報入力装置。
  12. 前記センサの検知信号を前記制御部に出力する出力手段を有し、
    前記出力手段は、
    前記制御部に対して複数の検知信号を出力する場合に、
    所定のタイミングに従って順次出力することを特徴とする請求項4に記載の情報入力装置。
  13. 前記センサの検知信号を前記制御部に出力する出力手段を有し、
    前記出力手段は、
    前記制御部に対して複数の検知信号を出力する場合に、
    該複数の検知信号をシリアル信号に変換して出力することを特徴とする請求項4に記載の情報入力装置。
  14. 請求項1に記載の情報入力装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  15. 操作面の範囲内に所定間隔で配置され、操作体の近接を検知して前記操作体との距離に応じた検知信号を出力するセンサを複数備えた情報入力装置における入力制御方法であって、
    複数の前記センサから出力された複数の検知信号が、単一の信号に集約された集約検知信号に基づき、前記操作体からの入力有無を判定する入力有無判定手順と、
    前記入力有無判定手順により前記操作体からの入力があったと判定された場合に、前記センサの検知信号に基づき、前記操作面に配置された複数のセンサ群の中から、前記操作体を検知したセンサを含むセンサ群を抽出するセンサ群抽出手順と、
    前記センサ群抽出手順によりセンサ群が抽出された場合に、前記センサの検知信号に基づき、抽出されたセンサ群の中から、前記操作体を検知したセンサを特定するセンサ特定手順と、
    前記センサ特定手順により特定されたセンサの検知信号に基づき、操作面上における前記操作体の位置を検出する位置検出手順と、を有することを特徴とする入力制御方法。
  16. 操作面の範囲内に所定間隔で配置され、操作体の近接を検知して前記操作体との距離に応じた検知信号を出力するセンサを複数備えた情報入力装置における入力制御プログラムを記録した記録媒体であって、
    コンピュータを、
    複数の前記センサから出力された複数の検知信号が、単一の信号に集約された集約検知信号に基づき、前記操作体からの入力有無を判定する入力有無判定手段と、
    前記入力有無判定手段により前記操作体からの入力があったと判定された場合に、前記センサの検知信号に基づき、前記操作面に配置された複数のセンサ群の中から、前記操作体を検知したセンサを含むセンサ群を抽出するセンサ群抽出手段と、
    前記センサ群抽出手段によりセンサ群が抽出された場合に、前記センサの検知信号に基づき、抽出されたセンサ群の中から、前記操作体を検知したセンサを特定するセンサ特定手段と、
    前記センサ特定手段により特定されたセンサの検知信号に基づき、操作面上における前記操作体の位置を検出する位置検出手段として機能させる入力制御プログラムを記録した記録媒体。
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