JP2002182835A - キー入力装置及び情報処理装置 - Google Patents

キー入力装置及び情報処理装置

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JP2002182835A
JP2002182835A JP2000382826A JP2000382826A JP2002182835A JP 2002182835 A JP2002182835 A JP 2002182835A JP 2000382826 A JP2000382826 A JP 2000382826A JP 2000382826 A JP2000382826 A JP 2000382826A JP 2002182835 A JP2002182835 A JP 2002182835A
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JP2000382826A
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Kazutoshi Asada
和敏 麻田
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きさが限られた表示画面上でキー情報の入
力用途に対応した多種多様なスイッチパネルをソフトウ
エア的にリアルタイムに構築できるようにする。 【解決手段】 表示画面上のキー情報が触れられるとそ
のキー情報を入力する装置であって、キー情報を画面上
に表示する表示手段1と、複数の接触キーを格子状に有
して表示手段1上に設けられたスイッチパネル2と、予
め表示手段1に表示されたキー情報配置画面に対応して
接触キーの配置間隔及び/又は該接触キーの被接触領域
の大きさを拡大し又は縮小するようにスイッチパネル2
を制御する制御装置3とを備えるものである。キー情報
が少ないときは接触キーの配置間隔を広くすると共に、
その接触キーの被接触領域の大きさを拡大できるので、
親指や人差し指などの押下に十分対応することができ
る。反対に、キー情報が多いときは接触キーの配置間隔
を狭くすると共に、その接触キーの被接触領域の大きさ
を縮小できるので、スタイラスペンなどの押下に十分に
対応することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示画面上のキー
情報が触れられるとそのキー情報を入力する機能を備え
た携帯端末装置や携帯電話機などに適用して好適なキー
入力装置及び情報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯端末装置や携帯電話機などが
使用される場合が多くなってきた。一方で、携帯端末装
置等が小型軽量化される中で、液晶表示部分の大型化が
進んでいる。この種の携帯端末装置では操作面に液晶表
示器及びキーボードを備えたものや、折り畳み式の携帯
電話機では表示部本体と操作部本体とがヒンジにより可
動自在に係合され、表示部本体には液晶表示器が取り付
けられ、操作部本体にはキーボードが取り付けられてい
る。
【0003】他方で、携帯電話機で文字情報を入力して
電子メールを送受信する形態が一般的になってきてい
る。ボタンキーを単なるダイヤル入力キーのみでなく、
文字入力にも使用する場合が増えてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来方式の
携帯端末装置や携帯電話機などによれば、電子情報内容
の多種多様化により、液晶表示部分の大型化が進んでい
る。このため、キーボードに割り当てられる面積が益々
小さくなる傾向にある。その結果、キーボタンの大きさ
が小さくなり、手で正確に入力するのが困難な程になっ
ている。
【0005】また、携帯電話機で電子メールを送信する
場合に、ダイヤル用途に限られていた数字の「0」〜
「9」のキーボタンなどを文字情報の入力に当てている
ため、文字情報を確定に入力するのに手数を要し、文字
入力効率が非常に悪いという問題がある。
【0006】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、大きさが限られた表示画面上
でキー情報の入力用途に対応した多種多様なスイッチパ
ネルをソフトウエア的にリアルタイムに構築できるよう
にしたキー入力装置及び情報処理装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題は、表示画
面上のキー情報が触れられると該キー情報を入力する装
置であって、キー情報を画面上に表示する表示手段と、
複数の接触キーを格子状に有して表示手段上に設けられ
たスイッチパネルと、予め表示手段に表示されたキー情
報配置画面に対応して接触キーの配置間隔及び/又は該
接触キーの被接触領域の大きさを拡大し又は縮小するよ
うにスイッチパネルを制御する制御装置とを備えること
を特徴とするキー入力装置によって解決される。
【0008】本発明に係るキー入力装置によれば、表示
画面上のキー情報を触れるとそのキー情報が入力される
場合を前提にして、キー情報が表示手段の画面上に表示
され、この表示手段上には、複数の接触キーを格子状に
有したスイッチパネルが設けられ、制御装置では予め表
示手段に表示されたキー情報配置画面に対応して接触キ
ーの配置間隔及び/又はその接触キーの被接触領域の大
きさを拡大し又は縮小するようにスイッチパネルを制御
するようになされる。
【0009】従って、キー情報が少ないときは接触キー
の配置間隔を広くすると共に、その接触キーの被接触領
域の大きさを拡大できるので、親指や人差し指などの押
下に十分対応することができる。反対に、キー情報が多
いときは接触キーの配置間隔を狭くすると共に、その接
触キーの被接触領域の大きさを縮小できるので、スタイ
ラスペンなどの押下に十分に対応することができる。
【0010】これにより、大きさに限りがある表示画面
上でキー情報の入力用途に対応した多種多様なスイッチ
パネルをソフトウエア的にリアルタイムに構築すること
ができる。電話番号や文字情報などを入力するキー入力
手段を備えた携帯電話機や携帯端末装置などに十分応用
することができる。
【0011】本発明に係る情報処理装置は表示画面上の
キー情報が触れられるとそのキー情報を入力するキー入
力手段を備えて情報を処理する装置であって、このキー
入力手段は、キー情報を画面上に表示する表示手段と、
複数の接触キーを格子状に有して表示手段上に設けられ
たスイッチパネルと、予め表示手段に表示されたキー情
報配置画面に対応して接触キーの配置間隔及び/又は該
接触キーの被接触領域の大きさを拡大し又は縮小するよ
うにスイッチパネルを制御する制御装置とを有すること
を特徴とするものである。
【0012】本発明に係る情報処理装置によれば、上述
したキー入力装置が応用されるので、計算機能や電話番
号入力などで数字の「0」〜「9」を入力するときは、
これらの数字に係るキー情報配置画面を表示して、接触
キーの配置間隔を広くすると共に、その接触キーの被接
触領域の大きさを拡大できるので、親指や人差し指など
の押下に十分対応することができる。
【0013】また、電子メールの文字情報入力などでひ
らがなの「あ」〜「ん」やローマ字の「a」〜「z」を
入力するときは、これらのひらがなや、ローマ字に係る
キー情報配置画面を表示して、接触キーの配置間隔を狭
くすると共に、その接触キーの被接触領域の大きさを縮
小できるので、スタイラスペンなどの押下に十分に対応
することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係るキー入力
装置及び情報処理装置の一実施の形態について、図面を
参照しながら説明をする。 (1)実施形態 図1は本発明に係る実施形態としてのキー入力装置10
0の構成例を示す図である。図2は表示手段1における
画面分割例を示すイメージ図である。この実施形態では
表示手段上の、複数の接触キーを格子状に有したスイッ
チパネルを制御する制御装置を備え、キー情報が少ない
ときは親指や人差し指などの押下に十分に対応できるよ
うにすると共に、キー情報が多いときはスタイラスペン
などの押下に十分に対応できるようにして、有限の表示
画面上でキー情報の入力用途に対応した多種多様なスイ
ッチパネルをリアルタイムに構築できるようにしたもの
である。
【0015】図1に示すキー入力装置100は表示画面
上のキー情報が触れられるとそのキー情報を入力する装
置である。このキー入力装置100には表示手段1が備
えられ、キー情報を画面上に表示するようになされる
(以下でキー情報配置画面ともいう)。キー情報は数字
の「0」〜「9」や、ひらがなの「あ」〜「ん」やロー
マ字の「a」〜「z」などである。この他に、「*」記
号や「#」記号も含まれる。この表示手段1には液晶表
示ディスプレイや、平面表示素子が使用される。
【0016】この表示手段1上にはスイッチパネル2が
取り付けられる。スイッチパネル2は格子状に複数の接
触キーを有している。スイッチパネル2には接触キーの
一例となるドットセンサを有したタッチキーセンサ(タ
ッチパネル)が使用される。スイッチパネル2の大きさ
は表示手段1の表示画面の大きさにほぼ等しい。このキ
ー入力装置100では表示画面の一部に、確定後のキー
情報を表示するように使用される。従って、確定後のキ
ー情報を表示する領域上のドットセンサの出力を無効と
するような制御がなされる。
【0017】この表示手段1及びスイッチパネル2には
制御装置3が接続されており、予め表示手段1に表示さ
れたキー情報配置画面に対応して接触キーの配置間隔及
び/又はその接触キーの被接触領域の大きさを拡大し又
は縮小してスイッチパネル2を制御するようになされ
る。
【0018】例えば、親指や人差し指などの押下によっ
てキー情報を入力するような用途のときは、キー情報を
少なくして、接触キーの配置間隔を広くすると共に、そ
の接触キーの被接触領域の大きさを拡大するようになさ
れる。反対に、スタイラスペンなどの先の細い物で押下
することによってキー情報を入力するような用途のとき
は、キー情報を多くして、接触キーの配置間隔を狭くす
ると共に、その接触キーの被接触領域の大きさを縮小す
るようになされる。
【0019】この制御装置3には操作手段4が接続さ
れ、キー情報の入力用途(ファンクション)に対応した
キー情報配置画面を選択するように操作される。キー情
報の入力用途としては電子メール、電話(TEL)、W
EBブラウザ、ゲーム等が対象となる。この操作手段4
により、多種多様な入力用途に最適なキー間隔と配列を
選択することができる。
【0020】制御装置3は図2に示す表示手段1におい
て、キー情報配置画面を表示する領域E1と、入力が確
定されたキー情報を表示する領域E2とを分割して表示
手段1を制御するようになされる。この例ではキー情報
配置画面の内容にもよるが、図2に示す表示手段1の表
示画面を垂直方向の上下比でE1:E2=3:2に設定
するようになされる。
【0021】また、制御装置3は同一の入力用途に対し
て接触キーの配置間隔及び/又はその接触キーの被接触
領域の大きさを拡大し又は縮小してスイッチパネル2を
制御するようになされる。この制御により、同一入力用
途においても、キー間隔や配列を適宜制御(カスタマイ
ズ)することができる。
【0022】図3A,Bはスイッチパネル2の構成例及
びスイッチ回路例を示すイメージ図である。図3Aに示
すスイッチパネル2は少なくとも、最小単位のキー情報
(入力文字)の選択可能な被接触領域を画定された接触
キーKijを格子状に配置して構成される。1つの接触
キーKijで1つのキー情報を特定するためである。図
3Aに示すPは接触キーKijの配置ピッチである。
【0023】このスイッチパネル2は水平方向選択部5
及び垂直方向選択部6を有している。水平方向選択部5
には例えばn本の列選択線x1,x2,xi・・xnが
接続されており、垂直方向選択部6にはm本の行選択線
y1,y2,yj・・・ymが接続されている。この接
触キーKijでは図3Bに示す列選択線xiと行選択線
yjとの交点がスイッチSWijを構成するようになさ
れる。なお、図3Bにはスイッチパネル2のスイッチS
Wijの回路例を示している。
【0024】この水平方向選択部5は列選択線xiを走
査し、垂直方向選択部6は行選択線yjを走査してタッ
チされた接触キーKijを検出し、スイッチ選択信号S
x,Syを発生する。水平方向選択部5及び垂直方向選
択部6には図1に示した制御装置3が接続され、スイッ
チ選択信号Sx,Syに基づいてこの交点の座標値
(X,Y)、すなわち、キー情報の表示位置を周知の方
法によって識別するようになされる。
【0025】図4A,Bはスイッチパネル2の組み替え
後の構成例及びスイッチ回路例を示すイメージ図であ
る。図4Aに示すスイッチパネル2で接触キーKijの
被接触領域の大きさを拡大するときは、制御装置3が所
定位置の接触キーKijを選択するように水平方向選択
部5及び垂直方向選択部6に選択線接続信号Cx,Cy
を供給して、列選択線xiと行選択線yjとを並列に接
続するようになされる。
【0026】図4Bの例では最小単位の接触キーKij
の配置ピッチPを2倍にすると共に、4倍の被接触領域
を画定する新たな接触キーKij’を構築する場合を示
している。この場合には列選択線x1とx2とが並列に
接続されると共に、行選択線y1と行選択線y2とが接
続される。同様にして、列選択線x3とx4とが並列に
接続されると共に、行選択線y3と行選択線y4とが接
続される。このように列選択線xiと行選択線yjとを
繋ぎ替えると、図4Bの波線円内に示す4倍の被接触領
域が画定された新たな接触キーKij’の4つのスイッ
チSW11,SW12,SW21,SW22のいずれを
押下した場合でも1組みのスイッチ選択信号Sx,Sy
を出力することができる。
【0027】このように、本発明に係る実施形態として
のキー入力装置100によれば、表示画面上のキー情報
を触れるとそのキー情報が入力される場合を前提にし
て、キー情報が表示手段1の画面上に表示され、この表
示手段1上には、複数の接触キーKijを格子状に有し
たスイッチパネル2が設けられ、制御装置3では予め表
示手段1に表示されたキー情報配置画面に対応して接触
キーKijの配置間隔及び/又はその接触キーKijの
被接触領域の大きさを拡大し又は縮小するようにスイッ
チパネル2を制御するようになされる。
【0028】従って、キー情報が少ないときは接触キー
Kijの配置間隔を広くすると共に、その接触キーKi
jの被接触領域の大きさを拡大できるので、親指や人差
し指などの押下に十分対応することができる。反対に、
キー情報が多いときは接触キーKijの配置間隔を狭く
すると共に、その接触キーKijの被接触領域の大きさ
を縮小できるので、スタイラスペンなどの押下に十分に
対応することができる。
【0029】これにより、大きさに限りがある表示画面
上でキー情報の入力用途に対応した多種多様なスイッチ
パネル2をリアルタイムに構築することができる。電話
番号や文字情報などを入力するキー入力手段を備えた携
帯電話機や携帯端末装置などに十分応用することができ
る。
【0030】(2)実施例 図5は本発明に係る実施例としての携帯電話機101の
構成例を示す斜視図である。この実施例では情報処理装
置の一例となる携帯電話機101に図1〜図4で説明し
たキー入力手段100が適用されるものである。つま
り、携帯電話機101では液晶ディスプレイ上にタッチ
キーセンサが設けられると共に、この液晶ディスプレイ
及びタッチキーセンサを制御するCPUを備え、電話番
号入力などで数字の「0」〜「9」を入力するときは、
タッチキーセンサを親指や人差し指などの押下に十分対
応できるようにすると共に、電子メールの文字情報入力
などでローマ字の「a」〜「z」を入力するときは、タ
ッチキーセンサをスタイラスペンなどの押下に十分に対
応できるようにしたものである。
【0031】図5に示す携帯電話機101は表示画面上
のキー情報が触れられるとそのキー情報を入力するキー
入力機能及び、この機能に基づいて通信処理をする電話
機能とを備えたものである。この携帯電話機101は筐
体としての本体部21を有している。本体部21には表
示手段の一例となる液晶ディスプレイ23が取り付けら
れている。液晶ディスプレイ23は通常の携帯電話機よ
りも大きめで、縦て横の大きさが100mm×45mm
程度を有している。
【0032】この携帯電話機10には通常の携帯電話機
のようなハード部品で構成される数字の「0」キー〜
「9」キー、記号の「#」キー、「*」キーから成るキ
ーアレイが設けられていない。このキーアレイに相当し
たキー入力手段がソフトウエア的に設けられ、ユーザは
液晶ディスプレイ23に表示されたキー情報を操作する
ようになされる。
【0033】この液晶ディスプレイ23では画面上にキ
ー情報を表示するようになされる(キー情報配置画
面)。キー情報は数字の「0」〜「9」や、ひらがなの
「あ」〜「ん」やローマ字の「a」〜「z」などであ
る。この他に、「*」記号や「#」記号も含まれる。こ
の液晶ディスプレイ23上にはタッチキーセンサ27が
取り付けられる。タッチキーセンサ27はスイッチパネ
ルの一例であり、格子状に複数のドットセンサ(接触キ
ー)を有している。
【0034】このタッチキーセンサ27の大きさは液晶
ディスプレイ23の表示画面の大きさにほぼ等しい。こ
の液晶ディスプレイ23では表示画面の一部に、確定後
のキー情報を表示するように使用される。この他に通常
の制御プログラムに基づいて行われる、相手方の電話番
号や、メッセージ、各種情報内容などを表示するように
なされる。液晶ディスプレイ23の上方には受話器用の
小型のスピーカ24が取り付けられ、電話応答時に相手
方の音声が出力される。本体部21の左上部にはアンテ
ナ26が取り付けられ、図示しない無線基地局との間で
電波が送受信される。
【0035】本体部21の左側面上方には操作手段の一
例となる操作ダイヤル25が取り付けられ、キー情報の
入力用途(ファンクション)に対応したキー情報配置画
面を選択するように操作される。キー情報の入力用途と
しては電子メール、電話(TEL)、WEBブラウザ、
ゲーム等が対象となる。
【0036】この操作ダイヤル25により、多種多様な
入力用途に最適なキー間隔と配列を選択することができ
る。操作ダイヤル25による操作情報D0は図6で説明
するI/Oインタフェースを介して制御装置の一例とな
るCPU33に出力される。操作ダイヤル25は例え
ば、決定ボタン付きのジョグダイヤルを使用するとよ
い。ジョグダイヤルを使用すると相手方の電話番号など
を円滑に検索することができる。
【0037】続いて、携帯電話機101の内部構成例に
ついて説明をする。図6は携帯電話機101の内部構成
例を示すブロック図である。図6に示す携帯電話機10
1は無線電話機能を有すると共に、タッチキーセンサ2
7からのスイッチ選択信号Sx,Syに基づいて表示画
面上のキー情報を処理するCPU33が備えられ、この
CPU33には内部バス38が接続されている。この内
部バス38には無線電話機能を構成する無線受信部4
1、受信信号処理部42、送信信号処理部43及び無線
送信部44などが接続されている。無線受信部41及び
無線送信部44にはアンテナ共用器45が接続されてア
ンテナ26に接続されている。
【0038】無線受信部41ではアンテナ26で受信し
た無線電波がアンテナ共用器45により送信信号と分離
されて所定の搬送周波数の受信信号のみが選択される。
受信信号は低ノイズアンプなどにより高周波増幅され
る。増幅後の受信信号は局部発信周波数の信号と混合さ
れ、この混合信号から中間周波数の受信信号が分離され
る。受信信号は中間増幅器で増幅された後に直交復調処
理が施される。その直交復調後の受信信号はアナログ・
デジタル変換されてデジタルの受信情報となる。
【0039】この受信情報から制御メッセージ及び音声
圧縮情報が復調された後に誤り訂正される。制御メッセ
ージはCPU33に出力される。この音声圧縮情報は無
線受信部41から受信信号処理部42に出力される。受
信信号処理部42では音声圧縮情報が復号化されて伸長
される。伸長後の音声情報はデジタル・アナログ変換さ
れた後に増幅されて受話器用のスピーカ24から出力さ
れる。この受信信号処理部42には背面用のスピーカ3
2が接続され、着信時に「ピッ、ピッ、ピッ・・・」と
いう擬声音で着呼するようになされる。
【0040】また、マイクロホン28には送信信号処理
部43が接続され、自己の音声信号が増幅された後にア
ナログ・デジタル変換される。変換後の音声情報は符号
化されて圧縮される。符号化後の音声圧縮情報は送信信
号処理部43から無線送信部44へ出力される。無線送
信部44ではCPU33からの制御メッセージと音声圧
縮情報とが合成され更に誤り訂正符号が付加される。符
号付加後の送信情報は変調される。変調後の送信情報は
デジタル・アナログ変換される。変換後の送信信号は中
間周波数の送信信号に変換された後に増幅される。搬送
周波数の信号は増幅後の送信信号により変調され電力増
幅されてアンテナ26から無線基地局に向けて輻射され
る。
【0041】上述のCPU33にはI/Oインタフェー
ス部39が接続され、更にI/Oインタフェース部39
には操作ダイヤル25及びタッチキーセンサ27が接続
されている。操作ダイヤル25はキー情報の入力用途
(ファンクション)に対応したキー情報配置画面を選択
するように操作される。キー情報の入力用途としては電
子メール、電話(TEL)、WEBブラウザ、ゲーム等
が対象となる。この操作ダイヤル25により、多種多様
な入力用途に最適なキー間隔と配列を選択することがで
きる。
【0042】タッチキーセンサ27はCPU33へ電話
番号及び文字情報を入力する際に操作される。つまり、
表示画面上のキー情報を触れるとそのキー情報を入力す
るようになされる。タッチキーセンサ27は複数のドッ
トセンサを格子状に有して液晶ディスプレイ23上に設
けられ、CPU33にI/Oインタフェース部39を通
してスイッチ選択信号Sx、Syを出力するようになさ
れる。
【0043】I/Oインタフェース部39に接続された
CPU33では、予め液晶ディスプレイ23に表示され
たキー情報配置画面に対応してドットセンサの配置間隔
及び/又はそのドットセンサの被接触領域の大きさを拡
大し又は縮小してタッチキーセンサ27を制御するよう
になされる。例えば、親指や人差し指などの押下によっ
て数字の「0」〜「9」や、「*」記号や「#」記号な
どのキー情報を入力するような電話番号入力のときは、
キー情報を12個にして、ドットセンサの配置間隔を広
くすると共に、そのドットセンサの被接触領域の大きさ
を拡大するようになされる。
【0044】反対に、スタイラスペンなどの先の細い物
で押下することによってローマ字の「a」〜「z」など
のキー情報を入力するような文字情報入力のときは、キ
ー情報を26個程度と多くして、ドットセンサの配置間
隔を狭くすると共に、そのドットセンサの被接触領域の
大きさを縮小するようになされる。
【0045】また、内部バス38にはEEPROM36
が接続され、着信件数及び相手方の名前を記憶するよう
になされる。EEPROM36には短縮ダイヤルなどの
電話番号も記録される。更に、内部バス38にはROM
34が接続され、携帯電話機101の全体を制御するた
めの各々の制御プログラムCPが記憶されている。
【0046】制御プログラムCPに関してはキー情報や
その入力手順、及び、液晶ディスプレイ23の表示制御
や、送信信号処理43、無線送信部44などの通信モデ
ムを使用した送信処理の制御手順、無線受信部41、受
信信号処理42などの通信モデムを使用した受信処理の
制御手順等が記述されている。制御プログラムCPの格
納にはROM34の他にEEPROM36を使用しても
よい。バージョンアップ時に制御プログラムCPの書き
換えが可能となることによる。
【0047】内部バス38には更にLCDドライバ22
が接続され、このLCDドライバ22Sには液晶ディス
プレイ23が接続されている。液晶ディスプレイ23で
はLCDドライバ22の制御を受けて、制御プログラム
CPに基づいて行われる、キー情報配置画面の表示や、
相手方、自局の電話番号、あるいは相手方からのメッセ
ージ、相手方へ送信する文字情報、各種イベント情報内
容などを表示するようになされる。内部バス38にはL
CDドライバ22の他にRAM35及び外部I/Oイン
タフェース37が接続されている。RAM35はワーキ
ングメモリとして使用され、無線受信部41による制御
メッセージや不在時のメッセージなどの文字情報が一時
記録される。
【0048】なお、内部バス38には外部I/Oインタ
フェース37が接続されており、図示しない外部装置用
のUSB端子などに至り、外付けのパソコンや、外付け
のICカード、通信モデムを使用した情報処理が拡張で
きるようになされている。キー情報の制御プログラムC
Pを書き換える場合などに便利である。もちろん、これ
らの機能処理回路には電源部93が接続されており、電
源スイッチSWをオンするようになされる。電源オンに
より当該携帯電話機101はスタンバイ状態となる。ス
タンバイ状態とは、携帯電話機101のCPU33、L
CD23などのシステムLSIへの電源の供給が時計機
能を除いては行われない電源省力の状態をいう。
【0049】続いて、液晶ディスプレイ23における分
割表示例について説明をする。図7A及びBは液晶ディ
スプレイ23における分割表示例、図7Cはタッチキー
センサ27の設定例を示すイメージ図である。
【0050】この例では携帯端末装置としてスタイラス
(ペン)で文字情報を選択して入力する場合を想定す
る。この場合には、メッセージ作成など、文書編集を必
要とするので、液晶ディスプレイ23において、多くの
文章が表示できる大きさが好ましい。入力する文字も文
章を構成する全てが必要である。こうした用途に対して
は、図7Aに示すようにタッチキーセンサ27のキー間
隔を狭くして、確定後の文字を表示する液晶表示領域を
大きくとり、文書編集に必要な操作アイコン(操作ボタ
ン等)を全部表示する。スタイラスペンで入力するの
で、キー間隔が狭くても入力しずらいことはない。
【0051】図7Aに示す液晶ディスプレイ23では横
長状態で使用され、LCDドライバ22によって、キー
情報配置画面を表示する領域E1と、入力が確定された
キー情報を表示する領域E2とを分割して表示するよう
に制御される。この例ではキー情報配置画面の内容にも
よるが、図7Aに示す液晶ディスプレイ23の表示画面
を垂直方向の上下比でE1:E2=3:2に設定するよ
うになされる。
【0052】図7Bに示す例で表示領域E1には10個
の数字「0」〜「9」と、26個のローマ字「A」〜
「Z」とがキー情報配置画面として液晶液晶ディスプレ
イ23に表示される。これらの36個のキー情報を選択
するタッチキーセンサ27を図7Cに示している。タッ
チキーセンサ27は少なくとも、最小単位のキー情報
(入力文字)の選択可能な被接触領域を画定されたドッ
トセンサを格子状に配置して構成される。1つのドット
センサで1つのキー情報を特定するためである。
【0053】図7Cに示すタッチキーセンサ27には水
平方向選択部5及び垂直方向選択部6が設けられてい
る。水平方向選択部5には表示画面の上部から下部に向
かって、8本の列選択線x1〜x8が接続されており、
垂直方向選択部6には表示画面の左部から右部に向かっ
て12本の行選択線y1〜y12が接続されている。こ
のタッチキーセンサ27では図7Cに示す列選択線x1
〜x3の出力を無効とする制御がなされる。
【0054】これは入力が確定されたキー情報を表示す
る領域E2上に列選択線x1〜x3が配置されるからで
ある。もちろん、列選択線x4〜x8と行選択線y1〜
y12との各々の交点がスイッチSWijを構成するよ
うになされる。タッチキーセンサ27のスイッチSWi
jの回路例は図3Bを参照されたい。このようにする
と、5×12=60個の交点が使用できるので、60個
のキー情報を表示画面上に配置することができる。
【0055】続いて、液晶ディスプレイ23における文
字情報に係るキー情報の入力例について説明をする。図
8Aはタッチキーセンサ27における押下例、図8Bは
携帯電話機101におけるスイッチ選択信号Sx,Sy
の処理例、図8Cは液晶ディスプレイ23における分割
表示例を示すイメージ図である。
【0056】図8Aに示すタッチキーセンサ27で例え
ば、図8Cに示すローマ字「A」を選択すべく「A」表
示上のドットセンサをスタイラスペン102等でタッチ
すると、図8Aに示す選スイッチSW61がオンする。
このとき、水平方向選択部5は列選択線xiを走査し、
垂直方向選択部6は行選択線yjを走査してタッチされ
た「A」のドットセンサを検出し、スイッチ選択信号S
x,Syを発生する。
【0057】この水平方向選択部5及び垂直方向選択部
6を有したタッチキーセンサ27には図8Bに示すCP
U33が接続されているので、CPU33ではスイッチ
選択信号Sx,Syに基づいてこの交点の座標値(X,
Y)、すなわち、ローマ字「A」の表示位置を周知の方
法によって識別するようになされる。CPU33ではロ
ーマ字「A」の入力を認識し、入力が確定されたローマ
字「A」をLCDドライバ22を通じて液晶ディスプレ
イ23の表示領域E2に表示するようになされる。
【0058】続いて、液晶ディスプレイ23におけるモ
ード切替に係るキー情報の入力例について説明をする。
図9Aはタッチキーセンサ27における押下例、図9B
は液晶ディスプレイ23における分割表示例を示すイメ
ージ図である。
【0059】図9Aに示すタッチキーセンサ27で例え
ば、図9Bに示すローマ字「A」を選択して、ひらがな
の「あ」に変換する場合に、まず、「A」表示上のドッ
トセンサをスタイラスペン102等でタッチすると、図
9Aに示すスイッチSW66がオンする。このとき、水
平方向選択部5は列選択線xiを走査し、垂直方向選択
部6は行選択線yjを走査してタッチされた「A」のド
ットセンサを検出し、スイッチ選択信号Sx,Syを発
生する。
【0060】その後、「モード切替」の表示上のドット
センサをスタイラスペン102等でタッチすると、図9
Aに示すスイッチSW63がオンする。このとき、水平
方向選択部5は列選択線xiを走査し、垂直方向選択部
6は行選択線yjを走査してタッチされた「モード切
替」のドットセンサを検出し、スイッチ選択信号Sx,
Syを発生する。
【0061】このスイッチ選択信号Sx,Syは図8B
に示したようにタッチキーセンサ27からCPU33へ
出力されるので、CPU33ではスイッチ選択信号S
x,Syに基づいてこの交点の座標値(X,Y)、すな
わち、ローマ字「A」の表示位置を周知の方法によって
識別するようになされる。その後、CPU33ではロー
マ字「A」をひらがなの「あ」に変換するようになされ
る。入力が確定されたローマ字「あ」をLCDドライバ
22を通じて液晶ディスプレイ23の表示領域E2に表
示するようになされる。
【0062】続いて、液晶ディスプレイ23における電
話番号情報に係るキー情報の入力例について説明をす
る。図10A及び図10Bは液晶ディスプレイ23にお
ける他の分割表示例、図10Cはタッチキーセンサ27
の設定例を示すイメージ図である。
【0063】この例では液晶ディスプレイ23及びタッ
チキーセンサ27を電話番号入力としてキー情報を手入
力する場合を想定する。この場合は、液晶ディスプレイ
23には基本的に相手方にダイヤルする電話番号のみを
表示すればよい。キー情報(入力文字)もダイヤル通話
関連のものに限られる。一方で、容易かつ正確に電話番
号を入力すいるためにはキー間隔を大きくとることが重
要である。従って、図10Aに示すように、確定後の入
力文字の液晶表示領域を小さくとり、タッチキセンサ2
7では、ダイヤルに必要なキー情報の配置ピッチを大き
く配列するようになされる。
【0064】図10Aに示す液晶ディスプレイ23では
縦長状態で使用され、LCDドライバ22によって、キ
ー情報配置画面を表示する領域E1と、入力が確定され
たキー情報を表示する領域E2とを分割して表示するよ
うに制御される。この例では電話番号情報を表示するだ
けなので、図10Aに示す液晶ディスプレイ23の表示
画面を垂直方向の上下比でE1:E2=3:7に設定す
るようになされる。
【0065】図10Bに示す例で表示領域E1には10
個の数字「0」〜「9」と、2個の記号「*」、「#」
とがキー情報配置画面として液晶液晶ディスプレイ23
に表示される。これらの12個のキー情報を選択するタ
ッチキーセンサ27を図10Cに示している。
【0066】図10Cに示すタッチキーセンサ27では
垂直方向選択部6に接続された12本の行選択線y1〜
y12のうち、表示画面の上部から下部に向かって4本
の行選択線y12,y11,y10,y9の出力を無効
とする制御がなされる。これは入力が確定されたキー情
報を表示する領域E2上に行選択線y12,y11,y
10,y9が配置されるからである。
【0067】この例ではドットセンサの配置間隔及びそ
のドットセンサの被接触領域の大きさを拡大するため
に、水平方向選択部5に接続された8本の列選択線x1
〜x8のうち、列選択線x1とx2、列選択線x4とx
5、及び、列選択線x7とx82とを各々並列に繋ぎ替
えるようになされる(図4B参照)。
【0068】また、水平方向選択部5に接続された8本
の列選択線x1〜x8のうち、△印で示した列選択線x
3、x6の出力及び、12本の行選択線y1〜y12の
うち、更に、4本の行選択線y1,y3,y5,y7の
出力を無効とする制御がなされる。これは列選択線x
3、x6や行選択線y1,y3,y5,y7がキー情報
を仕切る枠部分にかかっているためである。
【0069】もちろん、並列接続された列選択線x1・
x2、列選択線x4・x5、及び、列選択線x7・x8
と、行選択線y2,y4,y6,y8との各々の交点が
スイッチSWijを構成するようになされる。タッチキ
ーセンサ27のスイッチSWijの回路例は図3Bを参
照されたい。このようにすると、3×4=12個の交点
が使用できるので、例えば、数字「1」をタッチする
と、スイッチSW18又はSW28がオンし、数字
「2」をタッチすると、スイッチSW48又はSW58
がオンし、数字「3」をタッチすると、スイッチSW7
8又はSW88がオンし、同様にして「*」記号をタッ
チすると、スイッチSW12又はSW21がオンし、
「*」記号をタッチすると、スイッチSW12又はSW
21がオンするようになされる。しかも、被接触面積を
広くした、12個のキー情報を表示画面上に配置するこ
とができる。
【0070】続いて、携帯電話機101における文字情
報入力時の処理例について説明をする。図11及び図1
2は本発明に係る実施例としての携帯電話機101にお
ける文字情報入力時の処理例(その1、2)を示すフロ
ーチャートである。
【0071】この実施例では電源オンと共に、液晶ディ
スプレイ23には時計機能が表示され、キー情報を入力
するに当たり、「ローマ字/ひらがなモード切替機能」
を利用するかがチェックされる場合を想定する。ここで
ローマ字/ひらがなモード切替機能とは、ローマ字入力
されたアルファベット文字を和文字に変換する機能をい
う。電話番号入力や文字情報入力のためのキー情報配置
画面は操作ダイヤル25を操作して表示切り替えするよ
うになされる。
【0072】例えば、キー入力機能の選択と同時に電話
番号入力のためのキー情報配置画面を表示し、操作ダイ
ヤル25の操作によって文字情報入力のためのキー情報
配置画面を液晶ディスプレイ23に表示するようになさ
れる。
【0073】これを前提にして、図11に示すフローチ
ャートのステップA1で電源がオンされると、ステップ
A2に移行してCPU33では操作ダイヤル25による
情報入力機能や、タッチキーセンサ27によるキー入力
機能などが選択されるのを待機する。
【0074】いずれかの機能が選択された場合は、ステ
ップA3に移行してCPU33では「ローマ字/ひらが
なモード切替機能」が選択されているかがチェックされ
る。モード切替機能を利用するかは、周知の対話形式に
より液晶ディスプレイ23に「モード切替」を表示し、
ユーザにこれを選択するようになされる。
【0075】このモード切替機能が選択された場合はス
テップA10に移行する。このモード切替機能が選択さ
れていない場合はステップA4に移行して、例えば、電
話番号入力のために、親指や人差し指などの押下可能な
数字の「0」〜「9」や、「*」記号や「#」記号など
のキー情報配置画面を表示する。ここでLCDドライバ
22はROM34によるソフトウエアにより液晶ディス
プレイ23を制御してキー情報配置画面を表示する(図
10B参照)。そして、ユーザは操作ダイヤル25を操
作して文字情報入力のためのキー情報配置画面を液晶デ
ィスプレイ23に表示するようになされる(図7B参
照)。
【0076】その後、ステップA5に移行してCPU3
3はキー情報がタッチされたかが検出される。ここでユ
ーザはタッチキーセンサ27をスタライスペン102又
は指で触れる。タッチキーセンサ27では図8Aに示し
たドットセンサが接触を検出する。この例では図8Cに
示すローマ字の「A」をタッチしたものとする。
【0077】そして、ステップA6に移行してタッチキ
ーセンサ27はCPU33に割り込み要求がなされ、タ
ッチキーセンサ27における接触位置のX,Y座標を通
知すべく、スイッチ選択信号Sx,SyをI/Oインタ
フェース部39を通してCPU33に出力するようにな
される。
【0078】その後、ステップA7でCPU33はスイ
ッチ選択信号Sx,Syからタッチキーセンサ27にお
けるドットセンサのX,Y座標を認識し、ROM34の
ソフトウエアに基づいて「A」の入力キー情報を判別す
る。タッチキーセンサ27の座標範囲は制御プログラム
(ソフトウエア)CPで定義されている。そして、ステ
ップA8に移行して入力キー情報が確定したかをチェッ
クする。この確定にはユーザが次ぎのキー情報を選択し
たことによるドットセンサの検出処理などを参照して行
われる。入力キー情報が確定していない場合はステップ
A7に戻ってCPU33は入力キー情報を判別する。
【0079】ステップA8で入力キー情報が確定した場
合は、ステップA9に移行してLCDドライバ22を制
御して液晶ディスプレイ23に確定入力情報であるロー
マ字の「A」を液晶ディスプレイ23の表示領域E2に
表示するようになされる(図8C参照)。その後、ステ
ップA16に移行する。
【0080】また、上述のステップA3でモード切替機
能が選択されている場合は、CPU33からLCDドラ
イバ22へ表示をモード切替のキー情報配置画面に切り
換えるように指示される。これを受けて液晶ディスプレ
イ23はステップA10で「モード切替」及びキー情報
配置画面を表示する(図9B参照)。その後、ユーザが
例えば、ローマ字の「A」をスタライスペン102又は
指で触れ、その後、「モード切替」の部分を触れると、
ステップA11に移行して、タッチキーセンサ27で
は、どのドットセンサがタッチされたかが検出されると
共に、「モード切替」がタッチされたかが検出される。
その後、ステップA12に移行してタッチキーセンサ2
7はCPU33に割り込み内容を通知するようになされ
る。
【0081】そして、ステップA13でCPU33は割
り込み内容を判別する。この割り込み内容はローマ字/
ひらがなモード切替機能の実行要求であり、ローマ字入
力されたアルファベット文字「A」を和文字「あ」に変
換する動作である。この変換動作に関してはステップA
8に移行してキー情報を変換したかがチェックされる。
この例ではローマ字「A」を「あ」に変換したかがチェ
ックされる。キー情報を変換していない場合はステップ
A13に戻ってCPU33は割り込み内容の判別を継続
する。
【0082】ステップA14でモード切替を行った場合
には、ステップA15に移行して、LCDドライバ22
を制御して液晶ディスプレイ23にモード切替後の確定
入力情報であるひらがなの「あ」を液晶ディスプレイ2
3の表示領域E2に表示するようになされる(図9B参
照)。その後、ステップA16に移行する。
【0083】ステップA16では文字入力処理を継続す
るか抜けるかが判断される。この際の判断はユーザであ
る。文字入力をこのまま継続する場合にはステップA2
に戻っていずれかの機能が選択されたかがチェックされ
る。そして、文字入力処理を抜ける場合には、ステップ
A17に移行して他処理が実行される。この処理には電
子メールの送信や、相手方の発呼、その相手方との通信
処理などである。その後、ステップA18に移行してキ
ー入力や通信処理を終了するかが判断される。この際の
判断はユーザであり、CPU33は電源オフ情報を検出
して一連の処理を終了する。
【0084】このように、本発明に係る実施例としての
携帯電話機101によれば、上述したキー入力装置10
0が応用されるので、計算機能や電話番号入力などで数
字の「0」〜「9」を入力するときは、これらの数字に
係るキー情報配置画面を表示して、ドットセンサの配置
間隔を広くすると共に、そのドットセンサの被接触領域
の大きさを拡大できるので、親指や人差し指などの押下
に十分対応することができる。
【0085】また、電子メールの文字情報入力などでひ
らがなの「あ」〜「ん」やローマ字の「a」〜「z」を
入力するときは、これらのひらがなや、ローマ字に係る
キー情報配置画面を表示して、ドットセンサの配置間隔
を狭くすると共に、そのドットセンサの被接触領域の大
きさを縮小できるので、スタイラスペン102などの押
下に十分に対応することができる。
【0086】この実施例ではキー間隔や配置はユーザが
使用している機能毎に変更することが可能であり、しか
も、液晶ディスプレイ23とタッチキーセンサ27のレ
イアウトの自由度を利用すると、個人の適性や好みに応
じたキー配列が可能となる。
【0087】例えば、 年寄りや子供には基本電話機能に絞り、少ない操作
ボタンで大きな配置ピッチでキー情報を配列する。一
方、若者や社会人には便利な機能をワンタッチで利用で
きる操作ボタンを配置ピッチを狭くして数多く配置す
る。 ローマ字入力はパソコンと同じ配列で仮名入力は
「あいうえお」と「あかさたな・・・」を縦横に配列す
る。 短縮キーや電話帳機能を主に使用するユーザに対し
ては数字「0」〜「9」のキーでなく、ジョグダイヤル
を併用したメニューキーや矢印キーを表示する。
【0088】このように当該携帯電話機101によれ
ば、ユーザに対してそれぞれ最適なキー間隔と配列を選
択させることで、ユーザ毎に最も効率よく正確にキー入
力できるようになる。また、異なるファンクション毎に
必要キーを最適に配置することで、ユーザはそれぞれの
ファンクション毎に最も効率良く正確にキー入力できる
ようになる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るキー
入力装置によれば、複数の接触キーを格子状に有した表
示手段上のスイッチパネルを制御する制御装置を備え、
この制御装置は、予め表示手段に表示されたキー情報配
置画面に対応して接触キーの配置間隔及び/又はその接
触キーの被接触領域の大きさを拡大し又は縮小するよう
にスイッチパネルを制御するものである。
【0090】この構成によって、キー情報が少ないとき
は接触キーの配置間隔を広くすると共に、その接触キー
の被接触領域の大きさを拡大できるので、親指や人差し
指などの押下に十分対応することができる。反対に、キ
ー情報が多いときは接触キーの配置間隔を狭くすると共
に、その接触キーの被接触領域の大きさを縮小できるの
で、スタイラスペンなどの押下に十分に対応することが
できる。
【0091】従って、大きさに限りがある表示画面上で
キー情報の入力用途に対応した多種多様なスイッチパネ
ルをリアルタイムに構築することができる。これによ
り、電話番号や文字情報などを入力するキー入力手段を
備えた携帯端末装置や携帯電話機などに十分応用するこ
とができる。
【0092】本発明に係る情報処理装置によれば、上述
したキー入力装置が応用されるので、計算機能や電話番
号入力などで数字の「0」〜「9」を入力するときは、
これらの数字に係るキー情報配置画面を表示して、接触
キーの配置間隔を広くすると共に、その接触キーの被接
触領域の大きさを拡大できるので、親指や人差し指など
の押下に十分対応することができる。
【0093】また、電子メールの文字情報入力などでひ
らがなの「あ」〜「ん」やローマ字の「a」〜「z」を
入力するときは、これらのひらがなや、ローマ字に係る
キー情報配置画面を表示して、接触キーの配置間隔を狭
くすると共に、その接触キーの被接触領域の大きさを縮
小できるので、スタイラスペンなどの押下に十分に対応
することができる。この発明は表示画面上のキー情報が
触れられるとそのキー情報を入力する機能を備えた携帯
端末装置や携帯電話機などに適用して極めて好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態としてのキー入力装置1
00の構成例を示す図である。
【図2】表示手段1における表示画面の分割例を示すイ
メージ図である。
【図3】A,Bはスイッチパネル2の構成例及びスイッ
チ回路例を示すイメージ図である。
【図4】A,Bはスイッチパネル2の組み替え後の構成
例及びスイッチ回路例を示すイメージ図である。
【図5】本発明に係る実施例としての携帯電話機101
の構成例を示す斜視図である。
【図6】携帯電話機101の内部構成例を示すブロック
図である。
【図7】A及びBは液晶ディスプレイ23における分割
表示例、Cはタッチキーセンサ27の設定例を示すイメ
ージ図である。
【図8】Aはタッチキーセンサ27における押下例、B
は携帯電話機101におけるスイッチ選択信号Sx,S
yの処理例、Cは液晶ディスプレイ23における分割表
示例を示すイメージ図である。
【図9】Aはタッチキーセンサ27における他の押下
例、Bは液晶ディスプレイ23における分割表示例を示
すイメージ図である。
【図10】A及びBは液晶ディスプレイ23における他
の分割表示例、Cはタッチキーセンサ27の設定例を示
すイメージ図である。
【図11】本発明に係る実施例としての携帯電話機10
1における文字情報入力時の処理例(その1)を示すフ
ローチャートである。
【図12】本発明に係る実施例としての携帯電話機10
1における文字情報入力時の処理例(その2)を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1・・・表示手段、2・・・スイッチパネル、3・・・
制御装置、4・・・操作手段、23・・・液晶ディスプ
レイ(表示手段)、25・・・操作ダイヤル(操作手
段)、27・・・タッチキーセンサ(スイッチパネ
ル)、33・・・CPU(制御装置)、100・・・キ
ー入力装置(キー入力手段)、101・・・携帯電話機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B020 CC06 CC12 DD02 DD29 DD42 EE01 FF01 5B068 AA05 AA22 BB01 BE01 CC06 CD06 5B087 AA09 AB02 AB04 CC02 CC24 DD09 DE02 5E501 AC15 BA02 BA03 BA05 CA04 CB02 CB05 CB06 FA03 FA14 FB04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画面上のキー情報が触れられると該
    キー情報を入力する装置であって、 前記キー情報を画面上に表示する表示手段と、 複数の接触キーを格子状に有して前記表示手段上に設け
    られたスイッチパネルと、 予め前記表示手段に表示されたキー情報配置画面に対応
    して前記接触キーの配置間隔及び/又は該接触キーの被
    接触領域の大きさを拡大し又は縮小するように前記スイ
    ッチパネルを制御する制御装置とを備えることを特徴と
    するキー入力装置。
  2. 【請求項2】 前記キー情報の入力用途に対応した前記
    キー情報配置画面を選択するように操作される操作手段
    が備えられることを特徴とする請求項1に記載のキー入
    力装置。
  3. 【請求項3】 前記制御装置は、 前記キー情報配置画面を表示する領域と、入力を確定さ
    れた前記キー情報を表示する領域とを分割するように前
    記表示手段を制御することを特徴とする請求項1に記載
    のキー入力装置。
  4. 【請求項4】 前記制御装置は、 同一の入力用途に対して前記接触キーの配置間隔及び/
    又は該接触キーの被接触領域の大きさを拡大し又は縮小
    するように前記スイッチパネルを制御することを特徴と
    する請求項1に記載のキー入力装置。
  5. 【請求項5】 前記スイッチパネルは、 少なくとも、最小単位のキー入力文字の選択可能な被接
    触領域を画定された接触キーを格子状に配置して構成さ
    れることを特徴とする請求項1に記載のキー入力装置。
  6. 【請求項6】 前記制御装置は、 前記被接触キーの被接触領域の大きさを拡大するとき
    は、前記格子状に配置された所定位置の最小単位の接触
    キーを選択して並列に接続することを特徴とする請求項
    1に記載のキー入力装置。
  7. 【請求項7】 表示画面上のキー情報が触れられると該
    キー情報を入力するキー入力手段を備えて情報を処理す
    る装置であって、 前記キー入力手段は、 前記キー情報を画面上に表示する表示手段と、 複数の接触キーを格子状に有して前記表示手段上に設け
    られたスイッチパネルと、 予め前記表示手段に表示されたキー情報配置画面に対応
    して前記接触キーの配置間隔及び/又は該接触キーの被
    接触領域の大きさを拡大し又は縮小するように前記スイ
    ッチパネルを制御する制御装置とを有することを特徴と
    する情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記キー入力手段と、該キー入力手段に
    基づいて通信処理をする電話機能とを備えた携帯電話機
    であることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004234190A (ja) * 2003-01-29 2004-08-19 Alps Electric Co Ltd 座標検出装置
US8508491B2 (en) 2009-03-16 2013-08-13 Ricoh Company, Ltd. Information input device, image forming apparatus, position determination method, and position determination program
US8780058B2 (en) 2009-05-11 2014-07-15 Ricoh Company, Ltd. Information input device, image forming device, input control method, and computer-readable recording medium

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