JPH11161425A - タッチパネル入力装置 - Google Patents

タッチパネル入力装置

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JPH11161425A
JPH11161425A JP33028597A JP33028597A JPH11161425A JP H11161425 A JPH11161425 A JP H11161425A JP 33028597 A JP33028597 A JP 33028597A JP 33028597 A JP33028597 A JP 33028597A JP H11161425 A JPH11161425 A JP H11161425A
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touch
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JP33028597A
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English (en)
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Yutaka Sugawara
裕 菅原
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの入力画面に対して複数のアルゴリズム
を適用して操作性と入力精度の向上を図ることができる
タッチパネル座標入力装置を提供する。 【解決手段】 対向した2枚の抵抗膜の一方に印加され
た電圧の電圧分布と、前記抵抗膜が接触したときに他方
の抵抗膜が得た電圧とから接触位置を検出するタッチパ
ネル入力装置において、前記タッチパネル22面上にシ
ステムコントローラ11からの指示で複数の接触座標検
出エリアA,B,C,Dを設定し、分割されたエリアに
対して入力方式を割り当て、前記分割されたエリアに対
してタッチ入力が行われたときに、タッチパネルコント
ローラ11は、当該エリアに割り当てられた入力方式に
対応したアルゴリズムを呼び出し、当該アルゴリズムに
よって接触座標の検出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ペンや指によっ
て座標入力が可能なアナログ式のタッチパネル入力に係
り、特に、タッチパネル入力方式の操作性の向上を意図
したタッチパネル入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】対向した2枚の抵抗膜を使用して座標入
力を行ういわゆるタッチパネル入力装置として例えば特
開平6−4213号公報記載の発明や、特開平5−32
4162号公報記載の発明が知られている。このうち特
開平6−4213号公報記載の発明は、アナログ抵抗シ
ートと電極線群の組み合わせによってタッチ位置を求め
るタッチパネル式操作装置に関するものである。また、
特開平5−324162号公報記載の発明は、絶縁基板
上にアナログ用電極とデジタル用電極を合わせて設けた
タッチパネルに関するものである。
【0003】一方、タッチパネル入力には、指入力を意
図し、大型のアイコンを押し下げるように構成したも
の、タッチペン入力を意図し、小型のアイコンを押し下
げるように構成したもの、あるいはタッチペンによる手
書き描画入力などの各入力方式があり、その各々に対応
して接触座標検出のアルゴリズムが最適化され、当該ア
ルゴリズムを使用して座標検出が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来から種
々の構成や種々の入力方式が知られ、その各々に対して
最適化された接触座標検出のアルゴリズムを使用して座
標検出が行われているが、1つの画面に対応した1つの
タッチパネル入力面に対しては複数の接触座標検出アル
ゴリズムを併用して使用することはできない。このた
め、1つの画面に指入力用大型アイコン、タッチペンに
よる描画入力エリアなどが併存する場合には、位置検出
の分解能を優先するためタッチペン入力に適した接触座
標検出アルゴリズムを用いることになる。この場合は指
入力を行った場合、座標確定の所要時間が長くなり、入
力応答性が悪くなるといる不都合が生じる。反対に、指
入力に適した座標検出アルゴリズムが適用されたタッチ
パネル上でペン入力により描画を行おうとすると、分解
能が低いため高精度な描画入力ができないという不都合
が生じる。
【0005】本発明は、このような背景に鑑みてなされ
たもので、その目的は、1つの入力画面に対して複数の
アルゴリズムを適用して操作性と入力精度の向上を図る
ことができるタッチパネル座標入力装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の手段は、対向した2枚の抵抗膜の一方に印加
された電圧の電圧分布と、前記抵抗膜が接触したときに
他方の抵抗膜が得た電圧とから接触位置を検出するタッ
チパネル入力装置において、前記タッチパネル面上に複
数の接触座標検出エリアを設定するエリア分割手段と、
分割されたエリアに対して入力方式を割り当てる入力方
式割り当て手段と、入力方式に対応した接触座標検出ア
ルゴリズムを格納するアルゴリズム格納手段と、前記分
割されたエリアに対してタッチ入力が行われたときに、
当該エリアに割り当てられた入力方式に対応したアルゴ
リズムを前記アルゴリズム格納手段から呼び出し、当該
アルゴリズムによって接触座標の検出を行う制御手段と
を備えていることを特徴とする。
【0007】第2の手段は、第1の手段において、エリ
ア分割手段が前記抵抗膜の電極端子間の導通を開閉する
開閉手段からなり、開閉手段の開閉状態を制御すること
によって前記抵抗膜の検出領域を分割することを特徴と
する。
【0008】第3の手段は、第1の手段において、入力
方式が、タッチペン入力方式と指入力方式であることを
特徴とする。
【0009】第4の手段は、第1の手段において、エリ
ア分割手段および入力方式割り当て手段は、外部装置か
らの通信情報によってエリア分割および入力方式割り当
てを行うことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0011】図2は本発明の実施形態に係るタッチパネ
ル入力装置のタッチパネルの構造を示す分解斜視図であ
り、対向した2枚の抵抗膜100,200のそれぞれの
両端に電極端子101,102、201,202を設
け、互いに直交する方向に重ねるようになっている。抵
抗膜100,200は、それぞれ複数に分割され、分割
された各抵抗膜領域100A,100B、200A,2
00Bのそれぞれの両端の電極端子101A,B、10
2A,B、201A,B、202A,Bには隣接する電
極端子101Aと102A、101Bと102B、20
1Aと202A、201Bと202Bをそれぞれ短絡す
るスイッチ103A,103Bと203A,203Bが
設けられている。前記抵抗膜100,200は、それぞ
れ透明絶縁基板104,204上に形成されている。な
お、ここでは図示しないが、従来は、抵抗膜は分割され
ておらず、1枚の透明絶縁基板上に1つの抵抗膜が形成
されていた。
【0012】図1は本発明の実施形態に係るタッチパネ
ル入力装置の回路構成を示すブロック図である。この入
力装置は装置本体1とタッチパネル入力部2とからな
る。装置本体1は、システムコントローラ11とシステ
ム制御ソフトウェア記憶部12からなり、システムコン
トローラ11は、入力部13、出力部14、および記憶
部15と相互に情報の授受を行う。このシステムコント
ローラ11は、システム制御ソフトウェア記憶部12に
格納されたプログラムに従って装置全体を制御する。こ
の実施形態においては、後述の表示部21の表示制御
は、システムコントローラ11が実行している。
【0013】タッチパネル入力部2は、LCDなどから
なる表示部21と、前記タッチパネル22と、タッチパ
ネルコントローラ23と、A/D変換器24と、A/D
変換器接続スイッチ25と、タッチパネル接続スイッチ
群SW1〜SW12とから概略的に構成されている。
【0014】タッチパネルコントローラ23は、1チッ
プCPUであり、図示しないCPU部、ROM部、RA
M部、および外部I/F部26を備え、コントローラと
しての機能を備えている。外部I/F部26は、システ
ムコントローラ11とのインターフェイスとして機能
し、ROM部には複数のアナログタッチパネルの接触座
標検出プログラムおよび装置本体側とのデータ送受信制
御プログラムが格納され、CPU部は、これらのプログ
ラムに基づいて所定の制御を実行する。
【0015】分割形抵抗膜式アナログタッチパネル22
は、前述のように絶縁基板104,204上に複数の抵
抗膜100,200が形成され、電圧印加のためのSW
1〜SW12の制御、およびA/D変換器接続SWであ
るSW13〜SW16のON/OFF制御によりタッチ
パネル22面上の接触位置の検出対象エリアを選択する
ことができる。
【0016】したがって、この実施形態では、スイッチ
SW1〜16とこれらのスイッチSW1〜16のON/
OFF制御を行うタッチパネルコントローラ23とがエ
リア分割手段として機能する。また、このタッチパネル
コントローラ23(のCPU部)が入力方法割り当て手
段としても機能、またタッチパネルコントローラ23
(のROM部)がアルゴリズム格納手段としても機能し
ている。
【0017】以下、タッチパネル22の電極と各スイッ
チSW1〜SW16との結線状態について図1の参照し
て説明する。タッチパネル22は、図2で説明したもの
で、ここでは、電極101BがX1、電極101AがX
2、電極102BがX3、電極102AがX4に、電極
202BがY1に、電極202AがY2に、電極201
BがY3に、電極201AがY4にそれぞれ対応してい
るものとする、そのため、スイッチ103BがSW11
に、スイッチ103AがSW8に、スイッチ203Aが
SW4に、スイッチ203BがSW3にそれぞれ対応す
ることになる。これにより、抵抗膜100Bと200B
が重なった領域がエリアAに、抵抗膜100Bと200
Aが重なった領域がエリアBに、抵抗膜100Aと20
0Bが重なった領域がエリアCに、抵抗膜100Aと2
00Aが重なった領域がエリアDに分割される。
【0018】このようなタッチパネル構成で、SW1は
Vccから電極Y1に、SW2はVccから電極Y3に、S
W5は電極Y2から接地部に、SW6は電極Y4から接
地部に、SW7はVccから電極X4に、SW8はVccか
ら電極X2に、SW10は電極X3から接地部に、SW
12は電極X1から接地部に至る間にそれぞれ設けら
れ、前記SW3は前記SW1,SW2に至るまでに電極
Y1とY3とを短絡可能な位置に、SW4は前記SW
5,SW6に至るまでに電極Y2とY4とを短絡可能な
位置に、SW8は前記SW7,SW9に至るまでに電極
X2とX4とを短絡可能な位置に、SW11は前記SW
10とSW12に至るまでに電極X1とX3とを短絡可
能な位置にそれぞれ設けられている。そして、各SW1
〜SW12には、タッチパネルコントローラ23からス
イッチ制御信号が出力され、各スイッチのON/OFF
が制御される。
【0019】また、A/D変換器接続スイッチ25のS
W13は電極X3と、SW14は電極X1と、SW15
は電極Y4と、SW16は電極Y2とそれぞれ接続さ
れ、各電極から出力電圧を取り込み、A/D変換器24
でA/D変換が行われる。前記SW13〜SW16の選
択はタッチパネルコントローラ23からの指示で実行さ
れ、A/D変換されたデータはタッチパネルコントロー
ラ23に入力される。また表示部21は、システムコン
トローラ11によって表示制御され、表示出力が当該表
示部21に入力され、この入力に従った表示が行われ
る。
【0020】このように構成すると、SW1〜SW12
のON/ OFF制御、およびA/D変換器接続スイッ
チ25のSW13〜SW16のON/OFF制御により
タッチパネル22面上の接触位置の検出対象エリアを選
択することができる。例えば、SW7およびSW10を
ON、SW1〜SW6、SW8、SW9、SW11、お
よびSW12をOFFすることにより、電極X3−X4
間に電圧を印加し、SW13〜SW15をOFF、SW
16をONして電圧を測定することによってエリアAの
X方向の座標検出を行い、次いで、SW1、SW5をO
N、SW2〜SW4、SW6〜SW12をOFFするこ
とによって電極Y1−Y2間に電圧を印加し、SW14
〜SW16をOFF、SW12をONして電圧を測定す
ることによってエリアAのY方向の座標検出を行うこと
ができる。そして、X座標およびY座標が検出できたこ
とによってエリアAにおける接触位置を検出することが
可能になる。
【0021】(1)第1の分割方式における接触座標の
取得 そこで、前述のようにしてタッチパネル22がエリアA
からエリアDまでの4つの領域に区分され、エリアAと
エリアDはタッチペンによる描画入力が要求され、エリ
アBとエリアCは指入力によるアイコン押下入力が要求
されている場合についての処理について、以下、説明す
る。
【0022】タッチパネルコントローラ23は、タッチ
ペン入力用座標検出アルゴリズムと指入力用座標検出ア
ルゴリズムを備えており、エリアAとエリアDに対して
はタッチペン入力用座標検出アルゴリズムを適用し、エ
リアBとエリアCに対しては指入力用座標検出アルゴリ
ズムを適用するようにプログラミングする。それぞれの
エリアの接触座標データ取得の制御については、図3お
よび図4のフローチャートに示す。
【0023】(1−1)エリアAの接触座標データの取
得手順 まず、エリアAの接触座標データを取得する。そのため
にまず、ステップ301で、SW7、SW10をON
し、X軸方向に電圧を印加する。SW16をONし、接
触点のX軸方向の電圧をA/D変換器24によって測定
し、デジタル値に変換された測定値をタッチパネルコン
トローラ23内に取り込む。その際、SW7、SW1
0、SW16以外のスイッチはOFFとする。
【0024】次いで、ステップ302で、SW1、SW
5をONし、Y軸方向に電圧を印加する。SW13をO
Nし、接触点のY軸方向の電圧をA/D変換器24によ
り測定し、デジタル値に変換された測定値をタッチパネ
ルコントローラ23内に取り込む。その際、SW1、S
W5、SW13以外のスイッチはOFFとする。
【0025】ステップ301およびステップ302でX
軸方向の座標とY軸方向の座標を取り込んだ後、ステッ
プ303で、エリアA用の接触座標検出アルゴリズム
(タッチペン入力用座標検出アルゴリズム)を選択し、
接触座標検出を実行する。そして、ステップ304でエ
リアAの接触座標が確定すると、ステップ305で、エ
リアA接触座標データを外部I/F26を介して装置本
体1のシステムコントローラ11に送信する。
【0026】(1−2)エリアBの接触座標データの取
得手順 ステップ305でエリアAの接触座標検出が終了する
と、ステップ306で、SW7、SW10をONし、X
軸方向に電圧を印加する。SW15をONし、接触点の
X軸方向の電圧をA/D変換器24によって測定し、デ
ジタル値に変換された測定値をタッチパネルコントロー
ラ23内に取り込む。その際、SW7、SW10、SW
15以外のスイッチはOFFとする。
【0027】次いで、ステップ307で、SW2、SW
6をONし、Y軸方向に電圧を印加する。SW13をO
Nし、接触点のY軸方向の電圧をA/D変換器24によ
り測定し、デジタル値に変換された測定値をタッチパネ
ルコントローラ23内に取り込む。その際、SW2、S
W6、SW13以外のスイッチはOFFとする。
【0028】ステップ306およびステップ307でX
軸方向の座標とY軸方向の座標を取り込んだ後、ステッ
プ308で、エリアB用の接触座標検出アルゴリズム
(指入力用座標検出アルゴリズム)を選択し、接触座標
検出を実行する。そして、ステップ309でエリアBの
接触座標が確定すると、ステップ310で、エリアB接
触座標データを外部I/F26を介して装置本体1のシ
ステムコントローラ11に送信する。
【0029】(1−3)エリアCの接触座標データの取
得手順 ステップ310でエリアBの接触座標検出が終了する
と、ステップ311で、SW9、SW12をONし、X
軸方向に電圧を印加する。SW16をONし、接触点の
X軸方向の電圧をA/D変換器24によって測定し、デ
ジタル値に変換された測定値をタッチパネルコントロー
ラ23内に取り込む。その際、SW9、SW12、SW
16以外のスイッチはOFFとする。
【0030】次いで、ステップ312で、SW1、SW
5をONし、Y軸方向に電圧を印加する。SW14をO
Nし、接触点のY軸方向の電圧をA/D変換器24によ
り測定し、デジタル値に変換された測定値をタッチパネ
ルコントローラ23内に取り込む。その際、SW1、S
W5、SW14以外のスイッチはOFFとする。
【0031】ステップ311およびステップ312でX
軸方向の座標とY軸方向の座標を取り込んだ後、ステッ
プ313で、エリアC用の接触座標検出アルゴリズム
(指入力用座標検出アルゴリズム)を選択し、接触座標
検出を実行する。そして、ステップ314でエリアBの
接触座標が確定すると、ステップ315で、エリアC接
触座標データを外部I/F26を介して装置本体1のシ
ステムコントローラ11に送信する。
【0032】(1−4)エリアDの接触座標データの取
得手順 ステップ315でエリアCの接触座標検出が終了する
と、ステップ316で、SW9、SW12をONし、X
軸方向に電圧を印加する。SW15をONし、接触点の
X軸方向の電圧をA/D変換器24によって測定し、デ
ジタル値に変換された測定値をタッチパネルコントロー
ラ23内に取り込む。その際、SW9、SW12、SW
15以外のスイッチはOFFとする。
【0033】次いで、ステップ317で、SW2、SW
6をONし、Y軸方向に電圧を印加する。SW14をO
Nし、接触点のY軸方向の電圧をA/D変換器24によ
り測定し、デジタル値に変換された測定値をタッチパネ
ルコントローラ23内に取り込む。その際、SW2、S
W6、SW14以外のスイッチはOFFとする。
【0034】ステップ316およびステップ317でX
軸方向の座標とY軸方向の座標を取り込んだ後、ステッ
プ318で、エリアD用の接触座標検出アルゴリズム
(タッチペン入力用座標検出アルゴリズム)を選択し、
接触座標検出を実行する。そして、ステップ319でエ
リアBの接触座標が確定すると、ステップ320で、エ
リアD接触座標データを外部I/F26を介して装置本
体1のシステムコントローラ11に送信する。
【0035】このようにして各エリアA、B,C,Dの
接触座標位置がシステムコントローラ11に入力され、
システムコントローラ11で検出した座標位置に基づい
て所定の制御もしくは処理が実行される。
【0036】(2)第2の分割方式における接触座標の
取得 図5は第2の分割方式を採用したタッチパネル入力装置
における接触座標データ取得の制御手順を示すフローチ
ャートである。
【0037】この実施形態は、図1のタッチパネル22
入力面をエリアA+BとエリアC+Dに区分し、エリア
A+Bはタッチペンによる描画入力が要求され、エリア
C+Dは指入力によるアイコン押下入力が要求されてい
るときの例である。タッチパネルコントローラ23はタ
ッチペン入力用座標検出アルゴリズムと指入力用座標検
出アルゴリズムを備えており、エリアA+Bに対しては
タッチペン入力用座標検出アルゴリズムを適用し、エリ
アC+Dに対しては指入力用座標検出アルゴリズムを適
用するようにプログラミングする。
【0038】(2−1)エリアA+Bの接触座標データ
の取得手順 まず、エリアA+Bの接触座標データを取得する。その
ためにまず、ステップ501で、SW7、SW10をO
Nし、X軸方向に電圧を印加する。SW4、SW16を
ONし、接触点のX軸方向の電圧をA/D変換器24に
よって測定し、デジタル値に変換された測定値をタッチ
パネルコントローラ23内に取り込む。その際、SW
7、SW10、SW4、SW16以外のスイッチはOF
Fとする。
【0039】次いで、ステップ502で、SW1、SW
3、SW4、SW5をONし、Y軸方向に電圧を印加す
る。SW13をONし、接触点のY軸方向の電圧をA/
D変換器24により測定し、デジタル値に変換された測
定値をタッチパネルコントローラ23内に取り込む。そ
の際、SW1、SW3、SW4、SW5、SW13以外
のスイッチはOFFとする。
【0040】ステップ501およびステップ502でX
軸方向の座標とY軸方向の座標を取り込んだ後、ステッ
プ503で、エリアA+B用の接触座標検出アルゴリズ
ム(タッチペン入力用座標検出アルゴリズム)を選択
し、接触座標検出を実行する。そして、ステップ504
でエリアA+Bの接触座標が確定すると、ステップ50
5で、エリアA+B接触座標データを外部I/F26を
介して装置本体1のシステムコントローラ11に送信す
る。
【0041】(2−2)エリアC+Dの接触座標データ
の取得手順 ステップ505でエリアA+Bの接触座標検出が終了す
ると、ステップ506で、SW9、SW12をONし、
X軸方向に電圧を印加する。SW4、SW16をON
し、接触点のX軸方向の電圧をA/D変換器24によっ
て測定し、デジタル値に変換された測定値をタッチパネ
ルコントローラ23内に取り込む。その際、SW9、S
W12、SW4、SW16以外のスイッチはOFFとす
る。
【0042】次いで、ステップ507で、SW1、SW
3、SW4、SW5をONし、Y軸方向に電圧を印加す
る。SW14をONし、接触点のY軸方向の電圧をA/
D変換器24により測定し、デジタル値に変換された測
定値をタッチパネルコントローラ23内に取り込む。そ
の際、SW1、SW3、SW4、SW5、SW14以外
のスイッチはOFFとする。
【0043】ステップ506およびステップ507でX
軸方向の座標とY軸方向の座標を取り込んだ後、ステッ
プ508で、エリアC+D用の接触座標検出アルゴリズ
ム(指入力用座標検出アルゴリズム)を選択し、接触座
標検出を実行する。そして、ステップ509でエリアC
+Dの接触座標が確定すると、ステップ510で、エリ
アC+D接触座標データを外部I/F26を介して装置
本体1のシステムコントローラ11に送信する。
【0044】このようにして各エリアA+B,C+Dの
接触座標位置がシステムコントローラ11に入力され、
システムコントローラ11で検出した座標位置に基づい
て所定の制御もしくは処理が実行される。
【0045】(3)第3の分割方式における接触座標の
取得 引き続き、初期設定においては、図1のタッチパネル2
2入力面をエリアA,B,C,Dに区分し、エリアA,
Dはタッチペンによる描画入力が要求され、エリアB,
Cは指入力によるアイコン押下入力が要求されている
が、システム操作モード変更などの理由によりシステム
稼働中に図1のタッチパネル22入力面をエリアA+
B,C+Dに区分し、エリアA+Bはタッチペンによる
描画入力が要求され、エリアC+Dは指入力によるアイ
コン押下入力が要求されるように変更になった場合、装
置本体1側のシステムコントローラ11からの指示情報
に従い、エリア分割および座標検出アルゴリズムの対応
を変化させる。
【0046】タッチパネルコントローラ23はこの場合
も、前述と同様にタッチペン入力用座標検出アルゴリズ
ムと指入力用座標検出アルゴリズムを備えており、装置
本体1のシステムコントローラ11からタッチパネルエ
リア分割/合成に関する指示、および分割/合成された
エリアに対する接触座標検出アルゴリズムの対応付け指
示を受信し、受信した内容に従って接触座標検出制御を
行う。この制御を図6のフローチャート(通信シーケン
ス)に沿って説明する。
【0047】まず、装置本体1側のシステムコントロー
ラ11にタッチパネル入力部2に初期設定実行指示が入
力されると(ステップ601)、システムコントローラ
11からタッチパネルコントローラ23にタッチパネル
分割指示情報が送信される(ステップ602)。このタ
ッチパネル分割指示情報とは、エリアA,B,C,Dに
分割するという指示である。また、タッチパネルエリア
に対応する接触座標検出アルゴリズム指示情報がシステ
ムコントローラ11からタッチパネルコントローラ23
に送信される(ステップ603)。タッチパネルエリア
に対応する接触座標検出アルゴリズム指示情報とは、前
述のようにエリアA,Dはタッチペンに対応した接触座
標検出アルゴリズムであり、エリアB,Cは指入力に対
応した接触座標検出アルゴリズムであるという情報であ
る。タッチパネルコントローラ23では、システムコン
トローラ11から受信した指示情報に基づいてタッチパ
ネル入力制御を実行し(ステップ604)、タッチ入力
に応じて(ステップ605)タッチ入力の接触座標デー
タを取得し(ステップ606)、取得した座標データを
システムコントローラ11に送信する(ステップ60
7)。なお、この取得制御は、前述の図3および図4の
フローチャートに示した手順で実行される。
【0048】このような通信が交互に行われて座標検出
が実行されているときに、タッチパネル入力部2で設定
変更要求が発生すると(ステップ608)、システムコ
ントローラ11は、タッチパネルコントローラ23に対
してタッチパネル分割変更指示情報を送信する(ステッ
プ609)。この場合、タッチパネル22の入力面をエ
リアA+BとエリアC+Dに分割するという指示であ
る。また、タッチパネルエリアに対応する接触座標検出
アルゴリズム指示情報がシステムコントローラ11から
タッチパネルコントローラ23に送信される(ステップ
610)。タッチパネルエリアに対応する接触座標検出
アルゴリズム指示情報とは、前述のようにエリアA+B
はタッチペンに対応した接触座標検出アルゴリズムであ
り、エリアC+Dは指入力に対応した接触座標検出アル
ゴリズムである。タッチパネルコントローラ23では、
システムコントローラ11から受信した指示情報に基づ
いてタッチパネル入力制御を実行し(ステップ61
1)、タッチ入力に応じて(ステップ612)タッチ入
力の接触座標データを取得し(ステップ613)、取得
した座標データをシステムコントローラ11に送信する
(ステップ614)。なお、この取得制御は、前述の図
5のフローチャートに示した手順で実行される。
【0049】このようにエリアを変更したときには、そ
のエリアの入力状態に対応させて接触座標検出アルゴリ
ズムを変更し、最適なアルゴリズムで検出精度と検出速
度の両者を満足させてタッチパネル入力を行うことがで
きる。
【0050】
【発明の効果】これまでの説明で明らかなように、請求
項1記載の発明によれば、タッチパネル面上に複数の接
触座標検出エリアを設定し、分割されたエリアに対して
入力方式を割り当て、前記分割されたエリアに対してタ
ッチ入力が行われたときに、当該エリアに割り当てられ
た入力方式に対応したアルゴリズムをアルゴリズム格納
手段から呼び出し、当該アルゴリズムによって接触座標
の検出を行うので、同一画面上に異なる入力方式のエリ
アが存在しても、当該エリアの入力に最適な接触座標検
出アルゴリズムによって座標検出を行うことが可能にな
り、操作性と入力精度の向上を図ることができる。
【0051】請求項2記載の発明によれば、抵抗膜の電
極端子間の導通を開閉する開閉手段によってエリアの分
割を可能にしたので、表示画面の特性に合わせて簡単に
エリアの設定を行うことができ、エリア設定の自由度が
大きくなり、操作性をさらに高めることができる。
【0052】請求項3記載の発明によれば、入力方式
が、タッチペン入力方式と指入力方式であるので、描画
入力にも指によるアイコン指示にも対応することが可能
となり、操作性をさらに高めることができる。
【0053】請求項4記載の発明によれば、エリアの分
割手段および入力方式割り当ては、外部装置からの通信
情報によって行うことができるので、システムの柔軟性
を増すことが可能となり、もって操作性の向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるタッチパネル入力
装置と装置本体の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態におけるタッチパネルの構
造を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態におけるエリア分割とその
分割に対応した座標位置取得制御の制御手順の前半部を
示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態におけるエリア分割とその
分割に対応した座標位置取得制御の制御手順の後半部を
【図5】本発明の他の実施形態におけるエリア分割とそ
の分割に対応した座標位置取得制御の制御手順を示すフ
ローチャートである。
【図6】本発明の更に他の実施形態における外部装置か
らの指示によって分割とその分割に対応した通信処理手
順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 装置本体 11 システムコントローラ 2 タッチパネル入力部 21 表示部 22 タッチパネル 23 タッチパネルコントローラ 24 A/D変換器 25 A/D変換器接続スイッチ 26 外部I/F 100,100A,100B,200,200A,20
0B 抵抗膜 101A,101B,102A,102B,201A,
201B,202A,202B 電極 103A,103B,203A,203B スイッチ SW1〜SW16 スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向した2枚の抵抗膜の一方に印加され
    た電圧の電圧分布と、前記抵抗膜が接触したときに他方
    の抵抗膜が得た電圧とから接触位置を検出するタッチパ
    ネル入力装置において、 前記タッチパネル面上に複数の接触座標検出エリアを設
    定するエリア分割手段と、 分割されたエリアに対して入力方式を割り当てる入力方
    式割り当て手段と、 入力方式に対応した接触座標検出アルゴリズムを格納す
    るアルゴリズム格納手段と、 前記分割されたエリアに対してタッチ入力が行われたと
    きに、当該エリアに割り当てられた入力方式に対応した
    アルゴリズムを前記アルゴリズム格納手段から呼び出
    し、当該アルゴリズムによって接触座標の検出を行う制
    御手段と、を備えていることを特徴とするタッチパネル
    入力装置。
  2. 【請求項2】 前記エリア分割手段が前記抵抗膜の電極
    端子間の導通を開閉する開閉手段からなり、開閉手段の
    開閉状態を制御することによって前記抵抗膜の検出領域
    を分割することを特徴とする請求項1記載のタッチパネ
    ル入力装置。
  3. 【請求項3】 前記入力方式が、タッチペン入力方式と
    指入力方式であることを特徴とする請求項1記載のタッ
    チパネル入力装置。
  4. 【請求項4】 前記エリア分割手段および入力方式割り
    当て手段は、外部装置からの通信情報によってエリア分
    割および入力方式割り当てを行うことを特徴とする請求
    項1記載のタッチパネル入力装置。
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