JPH1011206A - 傾き検出ペン使用座標入力装置 - Google Patents
傾き検出ペン使用座標入力装置Info
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- JPH1011206A JPH1011206A JP18553996A JP18553996A JPH1011206A JP H1011206 A JPH1011206 A JP H1011206A JP 18553996 A JP18553996 A JP 18553996A JP 18553996 A JP18553996 A JP 18553996A JP H1011206 A JPH1011206 A JP H1011206A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 静電容量結合方式の座標入力装置において、
座標検出用の電極が１つのため、入力させるための座標
検出ペンの盤面に対する使用角度に対する入力制御がで
きない。また、座標検出が連続座標出力させるＣＡＤ等
で使用するとき、操作上で角度による入力制御を行うモ
ードもあり対応が不可能である。 【解決手段】 座標検出ペンのペン先と、ペンのボデイ
とに座標検出用の電極を配置し、ペンボディ部に輪形状
の角度を検出させる為の電極をもたせ、２個の検出部に
よりペンの座標信号の入力の可否を決定、入力盤面上に
放置しても連続入力を行なわない。
座標検出用の電極が１つのため、入力させるための座標
検出ペンの盤面に対する使用角度に対する入力制御がで
きない。また、座標検出が連続座標出力させるＣＡＤ等
で使用するとき、操作上で角度による入力制御を行うモ
ードもあり対応が不可能である。 【解決手段】 座標検出ペンのペン先と、ペンのボデイ
とに座標検出用の電極を配置し、ペンボディ部に輪形状
の角度を検出させる為の電極をもたせ、２個の検出部に
よりペンの座標信号の入力の可否を決定、入力盤面上に
放置しても連続入力を行なわない。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は静電容量結合方式に
より座標入力装置の盤面上の電極線信号を検出する装置
に於いて、座標を検出する検出部を座標検出ペンに２個
配置し、その２個の検出部に対し従来の座標検出用の検
出部とペン傾き用の検出部に対応させ、２個の座標検出
の検出部間の位置寸法と、各検出部の読み取る座標の寸
法との関係で、ペンの傾きを検出することができ、また
２個の検出部による座標検出で座標検出ペンの方向を検
出する座標入力装置に関するものである。
より座標入力装置の盤面上の電極線信号を検出する装置
に於いて、座標を検出する検出部を座標検出ペンに２個
配置し、その２個の検出部に対し従来の座標検出用の検
出部とペン傾き用の検出部に対応させ、２個の座標検出
の検出部間の位置寸法と、各検出部の読み取る座標の寸
法との関係で、ペンの傾きを検出することができ、また
２個の検出部による座標検出で座標検出ペンの方向を検
出する座標入力装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の座標入力装置の座標検出ペンは、
指示する座標を検出するための検出部が１個のみしか存
在しなく、座標入力装置の指示された座標を検出し、指
示された箇所での座標検出ペン自体の座標入力装置との
角度等は考慮しないのが一般的である。そのため座標入
力装置へのペン角度に応じた入力の可、不可の制御は行
っていなかった。静電容量結合方式での座標入力検出ペ
ンの角度の入力の制御を行う方法としては、座標検出ペ
ンのペンボディ部に手動で制御するためのスイッチを配
置させ、人の目の間隔である角度になった時にペンボデ
ィ部に配置されたスイッチを押下することにより、座標
検出ペンが指示された箇所を入力させることができるも
のであった。
指示する座標を検出するための検出部が１個のみしか存
在しなく、座標入力装置の指示された座標を検出し、指
示された箇所での座標検出ペン自体の座標入力装置との
角度等は考慮しないのが一般的である。そのため座標入
力装置へのペン角度に応じた入力の可、不可の制御は行
っていなかった。静電容量結合方式での座標入力検出ペ
ンの角度の入力の制御を行う方法としては、座標検出ペ
ンのペンボディ部に手動で制御するためのスイッチを配
置させ、人の目の間隔である角度になった時にペンボデ
ィ部に配置されたスイッチを押下することにより、座標
検出ペンが指示された箇所を入力させることができるも
のであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来、静電容量結合方
式による座標検出ペンの傾き角度を検出することができ
る座標入力装置は前述の方法しか無く、一般にはペンボ
ディ部に置かれたスイッチの役割もペン角度による入力
可、不可制御であるが、他の制御として使用することも
ある。座標入力装置を使用したＣＡＤ設計等で装置を使
用する際、座標入力装置の盤面（タブレット）上に座標
検出ペンを置いただけで連続座標入力がなされるモード
等があり、いかなる座標検出ペンのタブレットへの角度
に対して関係無く入力されてしまうため、操作者が入力
したくない時にまで入力されてしまうことがあり、操作
上での取扱いが良くない感じがある。
式による座標検出ペンの傾き角度を検出することができ
る座標入力装置は前述の方法しか無く、一般にはペンボ
ディ部に置かれたスイッチの役割もペン角度による入力
可、不可制御であるが、他の制御として使用することも
ある。座標入力装置を使用したＣＡＤ設計等で装置を使
用する際、座標入力装置の盤面（タブレット）上に座標
検出ペンを置いただけで連続座標入力がなされるモード
等があり、いかなる座標検出ペンのタブレットへの角度
に対して関係無く入力されてしまうため、操作者が入力
したくない時にまで入力されてしまうことがあり、操作
上での取扱いが良くない感じがある。
【０００４】また、前述の様に座標検出ペンで指示した
箇所の決定を座標検出ペンのボディ部にある他のスイッ
チで置き換える構成とした時、人の感覚である角度にな
った時に座標を入力させるため、角度による座標入力の
入力可能、不可能の精度がでないこととなり、操作上で
ペン角度を操作前に把握しなければならず使用操作が難
しいものになってしまう。図２に示す従来の傾き検出ペ
ンを使用したものは、座標検出ペン１７に座標検出部と
角度読み取りのためのスイッチ１８を位置させて、座標
入力装置を使用する場合角度入力に対しては人の感覚で
しかなく、座標検出ペン１７のボディ部に配置するスイ
ッチ１８自体も固定となりスイッチの移動はできなかっ
た。
箇所の決定を座標検出ペンのボディ部にある他のスイッ
チで置き換える構成とした時、人の感覚である角度にな
った時に座標を入力させるため、角度による座標入力の
入力可能、不可能の精度がでないこととなり、操作上で
ペン角度を操作前に把握しなければならず使用操作が難
しいものになってしまう。図２に示す従来の傾き検出ペ
ンを使用したものは、座標検出ペン１７に座標検出部と
角度読み取りのためのスイッチ１８を位置させて、座標
入力装置を使用する場合角度入力に対しては人の感覚で
しかなく、座標検出ペン１７のボディ部に配置するスイ
ッチ１８自体も固定となりスイッチの移動はできなかっ
た。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述に示した
従来の問題点に鑑みなされたもので、Ｘ、Ｙ軸方向の複
数の電極線を有するタブレットと、該タブレットの電極
線と静電容量結合による座標検出ペンからなる座標入力
装置であり、座標検出ペンの座標指示部に座標を検出す
るための検出部と、前記座標検出ペンのペンボディ部に
角度を検出する検出部との２個の検出電極部を有し、前
記座標検出ペン自体の傾き角度、また座標入力装置上で
のペンの方向の検出を行う座標入力装置を提案するもの
である。
従来の問題点に鑑みなされたもので、Ｘ、Ｙ軸方向の複
数の電極線を有するタブレットと、該タブレットの電極
線と静電容量結合による座標検出ペンからなる座標入力
装置であり、座標検出ペンの座標指示部に座標を検出す
るための検出部と、前記座標検出ペンのペンボディ部に
角度を検出する検出部との２個の検出電極部を有し、前
記座標検出ペン自体の傾き角度、また座標入力装置上で
のペンの方向の検出を行う座標入力装置を提案するもの
である。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明では操作者が座標検出ペン
の傾き角度を考慮せず、座標検出ペンの傾きによる座標
検出の制御ができる様、座標検出ペン先部に座標検出電
極（第１の検出部）を配置し、座標検出ペンのペンボデ
ィ部に角度読み取りのための輪形状の座標検出電極（第
２の検出部）を配置する。初期時に座標検出ペンを座標
入力装置の盤面上に配置し、２つの検出部による読み取
った座標を基準とする。この基準座標から得られた検出
部２点間の基準寸法とペン角度を与えた通常の操作での
ペンの２つの検出部の位置との関係により角度を読み取
ることができる。そのため予め角度を座標入力装置に読
み込み設定することにより、人の感覚を考慮せず角度に
よる入力の制御を行うことができる。座標検出ペンのボ
ディ部に配置された第２の検出部は移動することが可能
で、移動した時の基準寸法を使用することにより、いか
なる場所に配置されても座標検出ペンの角度の読み取り
制御が可能となる。他の制御として、検出部が２点のた
め座標検出ペン先部の検出部を固定し、座標検出ペンの
方向性を検出することができることを利用し、座標間で
ペンボディ部を動かすことにより座標入力装置がジョイ
ステツクとしての機能も有することができる。
の傾き角度を考慮せず、座標検出ペンの傾きによる座標
検出の制御ができる様、座標検出ペン先部に座標検出電
極（第１の検出部）を配置し、座標検出ペンのペンボデ
ィ部に角度読み取りのための輪形状の座標検出電極（第
２の検出部）を配置する。初期時に座標検出ペンを座標
入力装置の盤面上に配置し、２つの検出部による読み取
った座標を基準とする。この基準座標から得られた検出
部２点間の基準寸法とペン角度を与えた通常の操作での
ペンの２つの検出部の位置との関係により角度を読み取
ることができる。そのため予め角度を座標入力装置に読
み込み設定することにより、人の感覚を考慮せず角度に
よる入力の制御を行うことができる。座標検出ペンのボ
ディ部に配置された第２の検出部は移動することが可能
で、移動した時の基準寸法を使用することにより、いか
なる場所に配置されても座標検出ペンの角度の読み取り
制御が可能となる。他の制御として、検出部が２点のた
め座標検出ペン先部の検出部を固定し、座標検出ペンの
方向性を検出することができることを利用し、座標間で
ペンボディ部を動かすことにより座標入力装置がジョイ
ステツクとしての機能も有することができる。
【０００７】
【作用】本発明では、座標検出ペンの傾き角度による座
標信号の入力を制御するための基準とする座標検出ペン
先検出部と、座標検出ペンのボディ上に角度検出用の検
出部とを配置しているが、基準とする座標検出ペンのボ
ディ上の角度検出部を自由に動かすことができ、尚且つ
座標検出ペン先部の検出部と座標検出ペンボディ部の検
出部との間の寸法を、座標検出ペンを座標入力装置盤面
上に置くことにより決定し、この寸法が基準となるため
装置の基準寸法とするための値の設定の変更もできる。
標信号の入力を制御するための基準とする座標検出ペン
先検出部と、座標検出ペンのボディ上に角度検出用の検
出部とを配置しているが、基準とする座標検出ペンのボ
ディ上の角度検出部を自由に動かすことができ、尚且つ
座標検出ペン先部の検出部と座標検出ペンボディ部の検
出部との間の寸法を、座標検出ペンを座標入力装置盤面
上に置くことにより決定し、この寸法が基準となるため
装置の基準寸法とするための値の設定の変更もできる。
【０００８】
【実施例】本発明の実施例を添付図面を参照して説明す
る。図１は本発明の座標検出ペンの構成図で、座標検出
ペン１のペン先部に座標の指示した点の座標を読み取る
ための軸形状の検出部２を位置させ、座標検出ペンのボ
ディ部に角度のための座標を指示する輪形状の検出部３
を位置させている。座標検出は２個の検出部２、３で行
い、後述するタブレットの電極と静電容量結合にて検出
された座標データは座標検出ペン１に接続されているケ
ーブル４にて座標入力装置本体５に印加される。座標検
出ペン１に位置されている輪形状の角度読み取り用検出
部３は座標検出ペン１のボディ上で左右に動かすことが
でき、座標検出のための検出部２と角度検出のための検
出部３の寸法差Ｏを本座標検出の角度読み取りのための
基準寸法とする。
る。図１は本発明の座標検出ペンの構成図で、座標検出
ペン１のペン先部に座標の指示した点の座標を読み取る
ための軸形状の検出部２を位置させ、座標検出ペンのボ
ディ部に角度のための座標を指示する輪形状の検出部３
を位置させている。座標検出は２個の検出部２、３で行
い、後述するタブレットの電極と静電容量結合にて検出
された座標データは座標検出ペン１に接続されているケ
ーブル４にて座標入力装置本体５に印加される。座標検
出ペン１に位置されている輪形状の角度読み取り用検出
部３は座標検出ペン１のボディ上で左右に動かすことが
でき、座標検出のための検出部２と角度検出のための検
出部３の寸法差Ｏを本座標検出の角度読み取りのための
基準寸法とする。
【０００９】次に座標入力装置本体５の構成と座標検出
ペン１の接続の構成を説明する。本発明の電気的ブロッ
ク図を図３に示す。座標入力装置本体５には座標制御を
行うためのＣＰＵ６、座標制御を行うプログラムが格納
されたＲＯＭ７、検出された座標データおよび座標検出
ペン１の２つの検出部２、３の寸法である基準寸法Ｏを
格納するためのＲＡＭ８、検出された座標データをパソ
コン等の外部端末機器にデータをシリアル送受信するた
めのＳＩＯ９、タブレット１３のＸおよびＹ軸方向の複
数の電極線１４、１４、１４、・・・をドライブさせる
ためのパラレルポート（以下ＰＩＯという）１１、座標
検出のための検出部２よりの信号と角度検出のため検出
部３よりの信号の２つの信号を切り換えるためのの切り
換えスイッチ１５および切り換えスイッチ１５を制御す
るための制御線インタ−フェ−ス１２、座標検出ペン１
の２つの検出部よりのアナログ信号をデジタル信号へ変
換するためのＡ／Ｄコンバータ１０より構成されてい
る。
ペン１の接続の構成を説明する。本発明の電気的ブロッ
ク図を図３に示す。座標入力装置本体５には座標制御を
行うためのＣＰＵ６、座標制御を行うプログラムが格納
されたＲＯＭ７、検出された座標データおよび座標検出
ペン１の２つの検出部２、３の寸法である基準寸法Ｏを
格納するためのＲＡＭ８、検出された座標データをパソ
コン等の外部端末機器にデータをシリアル送受信するた
めのＳＩＯ９、タブレット１３のＸおよびＹ軸方向の複
数の電極線１４、１４、１４、・・・をドライブさせる
ためのパラレルポート（以下ＰＩＯという）１１、座標
検出のための検出部２よりの信号と角度検出のため検出
部３よりの信号の２つの信号を切り換えるためのの切り
換えスイッチ１５および切り換えスイッチ１５を制御す
るための制御線インタ−フェ−ス１２、座標検出ペン１
の２つの検出部よりのアナログ信号をデジタル信号へ変
換するためのＡ／Ｄコンバータ１０より構成されてい
る。
【００１０】次に本座標検出ペン１と座標入力装置本体
５との関係に対し説明する。座標検出ペン１にタブレッ
ト１３の位置する指示した座標を検出するための検出部
２と、角度を検出するための検出部３は座標入力装置本
体５内に位置する切り換えスイッチ１５に接続されてい
る。座標検出用の検出部２は切り換えスイッチのＡに、
角度検出用の検出部３は切り換えスイッチのＢに接続さ
れている。切り換えスイッチ１５に接続されている線Ｃ
は、ＣＰＵ６に接続されているＡ／Ｄコンバータ１０に
接続されている。切り換えスイッチ１５の座標検出用と
角度検出用の選択はＣＰＵ６より制御される。座標検出
の検出部の制御は切り換えスイッチ１５によりＡとＣを
接続し、角度検出の検出部はＢとＣを接続する様切り換
えスイッチ１５の選択制御を行う。前述した様に座標入
力装置本体５には各検出部２、３で検出されたアナログ
信号をＡ／Ｄコンバータ１０により変換された座標信号
データを格納するＲＡＭ８と検出された座標データ及び
パソコン１６等の外部機器とのコマンドデータを送受信
を行うことのできるＳＩＯ９がある。
５との関係に対し説明する。座標検出ペン１にタブレッ
ト１３の位置する指示した座標を検出するための検出部
２と、角度を検出するための検出部３は座標入力装置本
体５内に位置する切り換えスイッチ１５に接続されてい
る。座標検出用の検出部２は切り換えスイッチのＡに、
角度検出用の検出部３は切り換えスイッチのＢに接続さ
れている。切り換えスイッチ１５に接続されている線Ｃ
は、ＣＰＵ６に接続されているＡ／Ｄコンバータ１０に
接続されている。切り換えスイッチ１５の座標検出用と
角度検出用の選択はＣＰＵ６より制御される。座標検出
の検出部の制御は切り換えスイッチ１５によりＡとＣを
接続し、角度検出の検出部はＢとＣを接続する様切り換
えスイッチ１５の選択制御を行う。前述した様に座標入
力装置本体５には各検出部２、３で検出されたアナログ
信号をＡ／Ｄコンバータ１０により変換された座標信号
データを格納するＲＡＭ８と検出された座標データ及び
パソコン１６等の外部機器とのコマンドデータを送受信
を行うことのできるＳＩＯ９がある。
【００１１】本発明の動作について説明する。座標入力
装置本体５と接続されているパソコン１６よりタブレッ
ト１３への座標検出ペン１の角度による入力可、不可の
入力制御のための基準角度データθ１を座標入力装置本
体５に転送する。座標入力装置本体５は指定角度データ
をＳＩＯ９にて受信し、座標入力装置本体５内にあるＲ
ＡＭ８に格納する。次に、座標検出ペン１を座標検出入
力装置本体５の盤面（タブレット１３）に座標検出ペン
１が盤面と平行になる様に置く。切り換えスイッチ１５
の選択制御で座標検出ペン１の座標検出用の検出部２が
選択される様に設定（切り換えスイッチ１５をＡ−Ｃ間
接続）する。タブレット１３のＸおよびＹ軸方向の電極
線１４、１４、１４、・・をＰＩＯ１１パルスを印加し
て駆動し、各電極線１４、１４、１４、・・と座標検出
用検出部２との静電容量結合により座標信号を接続され
ているＡ／Ｄコンバータ１０に送る。検出されたアナロ
グ信号をＲＯＭ７内の制御プログラムにてデジタル信号
に変換し、座標入力装置内ＲＡＭ８に座標データとして
格納する。
装置本体５と接続されているパソコン１６よりタブレッ
ト１３への座標検出ペン１の角度による入力可、不可の
入力制御のための基準角度データθ１を座標入力装置本
体５に転送する。座標入力装置本体５は指定角度データ
をＳＩＯ９にて受信し、座標入力装置本体５内にあるＲ
ＡＭ８に格納する。次に、座標検出ペン１を座標検出入
力装置本体５の盤面（タブレット１３）に座標検出ペン
１が盤面と平行になる様に置く。切り換えスイッチ１５
の選択制御で座標検出ペン１の座標検出用の検出部２が
選択される様に設定（切り換えスイッチ１５をＡ−Ｃ間
接続）する。タブレット１３のＸおよびＹ軸方向の電極
線１４、１４、１４、・・をＰＩＯ１１パルスを印加し
て駆動し、各電極線１４、１４、１４、・・と座標検出
用検出部２との静電容量結合により座標信号を接続され
ているＡ／Ｄコンバータ１０に送る。検出されたアナロ
グ信号をＲＯＭ７内の制御プログラムにてデジタル信号
に変換し、座標入力装置内ＲＡＭ８に座標データとして
格納する。
【００１２】次に切り換えスイッチ１５を角度検出用の
検出部２が選択される様に設定（切り換えスイッチ１５
をＢ−Ｃ間接続）する。座標検出と同様にタブレット１
３のＸおよびＹ軸方向の電極線１４、１４、１４、・・
・をＰＩＯ１１によりパルスを印加して駆動し、各電極
線１４、１４、１４、・・・と角度検出用検出部２との
静電容量結合により、角度としての座標信号を接続され
ているＡ／Ｄコンバータ１０に送る。検出されたアナロ
グ信号をデジタル信号に変換し、各デジタル信号を対応
する電極線の座標値として、座標入力装置内ＲＡＭ８に
座標データとして格納する。次に座標検出用の検出部２
と角度検出用の検出部３との間の寸法、前述した様に寸
法差Ｏ（基準寸法Ｏ）を制御プログラムにより変換し、
変換された基準寸法Ｏを座標入力装置内ＲＡＭ８に格納
する。
検出部２が選択される様に設定（切り換えスイッチ１５
をＢ−Ｃ間接続）する。座標検出と同様にタブレット１
３のＸおよびＹ軸方向の電極線１４、１４、１４、・・
・をＰＩＯ１１によりパルスを印加して駆動し、各電極
線１４、１４、１４、・・・と角度検出用検出部２との
静電容量結合により、角度としての座標信号を接続され
ているＡ／Ｄコンバータ１０に送る。検出されたアナロ
グ信号をデジタル信号に変換し、各デジタル信号を対応
する電極線の座標値として、座標入力装置内ＲＡＭ８に
座標データとして格納する。次に座標検出用の検出部２
と角度検出用の検出部３との間の寸法、前述した様に寸
法差Ｏ（基準寸法Ｏ）を制御プログラムにより変換し、
変換された基準寸法Ｏを座標入力装置内ＲＡＭ８に格納
する。
【００１３】次に座標検出ペンの角度検出に対し説明す
る。基準寸法Ｏを検出する制御フローチャートを図４に
示す。図５は座標検出ペン１が座標入力装置の盤面（タ
ブレット）に対し角度θと設定したときの図である。各
検出部２、３を静電容量結合での読み取りは前述の通り
で同じであり、座標用の検出部２を検出するには座標入
力装置内の切り換えスイッチ１５をＡ−Ｃに接続させ盤
面上に位置されたＸおよびＹ軸方向の電極線１４、１
４、１４、・・・をスキャンさせ座標信号を検出する。
検出された座標信号はＡ／Ｄコンバータ１０を介し座標
データに変換され座標入力装置本体５内のＲＡＭ８に格
納する。次に座標入力装置本体５内の切り換えスイッチ
１５をＢ−Ｃに接続変更させ、角度検出用の検出部３に
より盤面上に位置されたＸおよびＹ軸方向の電極線１
４、１４、１４、・・・をスキャンさせ座標信号を検出
する。検出された座標信号はＡ／Ｄコンバータ１０を介
し座標データに変換され座標入力装置本体１５内のＲＡ
Ｍ８の他の領域に格納する。ＲＡＭ８の領域に格納され
た２つの検出部２、３での座標データにより座標検出用
の検出部と角度検出用の検出部の間の寸法制御プログラ
ムにて変換し、座標検出ペン１が位置した角度寸法Ｐと
して座標入力装置内ＲＡＭ８に格納する。座標検出ペン
１の位置した角度θ１は初期時に座標入力装置内のＲＡ
Ｍ８内に格納されてある基準寸法Ｏと座標検出ペン１が
位置した角度寸法Ｐの２つの寸法からＣＯＳθ１＝Ｏ／
Ｐとなり、本座標検出ペンが位置した角度θ１が得ら
れ、得られた座標検出ペンの角度θ１は検出角度データ
θ１として座標入力装置内ＲＡＭ８に格納する。
る。基準寸法Ｏを検出する制御フローチャートを図４に
示す。図５は座標検出ペン１が座標入力装置の盤面（タ
ブレット）に対し角度θと設定したときの図である。各
検出部２、３を静電容量結合での読み取りは前述の通り
で同じであり、座標用の検出部２を検出するには座標入
力装置内の切り換えスイッチ１５をＡ−Ｃに接続させ盤
面上に位置されたＸおよびＹ軸方向の電極線１４、１
４、１４、・・・をスキャンさせ座標信号を検出する。
検出された座標信号はＡ／Ｄコンバータ１０を介し座標
データに変換され座標入力装置本体５内のＲＡＭ８に格
納する。次に座標入力装置本体５内の切り換えスイッチ
１５をＢ−Ｃに接続変更させ、角度検出用の検出部３に
より盤面上に位置されたＸおよびＹ軸方向の電極線１
４、１４、１４、・・・をスキャンさせ座標信号を検出
する。検出された座標信号はＡ／Ｄコンバータ１０を介
し座標データに変換され座標入力装置本体１５内のＲＡ
Ｍ８の他の領域に格納する。ＲＡＭ８の領域に格納され
た２つの検出部２、３での座標データにより座標検出用
の検出部と角度検出用の検出部の間の寸法制御プログラ
ムにて変換し、座標検出ペン１が位置した角度寸法Ｐと
して座標入力装置内ＲＡＭ８に格納する。座標検出ペン
１の位置した角度θ１は初期時に座標入力装置内のＲＡ
Ｍ８内に格納されてある基準寸法Ｏと座標検出ペン１が
位置した角度寸法Ｐの２つの寸法からＣＯＳθ１＝Ｏ／
Ｐとなり、本座標検出ペンが位置した角度θ１が得ら
れ、得られた座標検出ペンの角度θ１は検出角度データ
θ１として座標入力装置内ＲＡＭ８に格納する。
【００１４】座標検出ペン１の傾き角度θによる座標信
号の入力可、不可の入力制御は、初期時に座標入力装置
内ＲＡＭ８に格納されている基準角度データθ１の値と
座標検出ペン１が位置して得られた検出角度データθ２
との比較により入力可か不可を決定する。一例の入力制
御として、座標検出ペン１の座標用検出部２で指示され
た座標が入力可能であるとき（設定されている基準角度
データθ１の値より検出角度データθ２の値が大きい場
合とする。）、座標入力装置本体５とＳＩＯ９にて接続
されているパソコン１６に座標データが格納されている
ＲＡＭ８より座標データを送信する。また座標検出ペン
１の座標検出用検出部３で指示された座標が入力不可能
であるとき（設定されている基準角度データθ１の値よ
り検出角度データθ２の値が同じか小さい場合とす
る。）、座標入力装置本体５内にＲＡＭ８に格納されて
いる座標データをパソコン１６本体に送信せず次の座標
データの検出を行う。角度の入力可、不可の制御に対す
るための一連の検出フローチャートを図６に示す。
号の入力可、不可の入力制御は、初期時に座標入力装置
内ＲＡＭ８に格納されている基準角度データθ１の値と
座標検出ペン１が位置して得られた検出角度データθ２
との比較により入力可か不可を決定する。一例の入力制
御として、座標検出ペン１の座標用検出部２で指示され
た座標が入力可能であるとき（設定されている基準角度
データθ１の値より検出角度データθ２の値が大きい場
合とする。）、座標入力装置本体５とＳＩＯ９にて接続
されているパソコン１６に座標データが格納されている
ＲＡＭ８より座標データを送信する。また座標検出ペン
１の座標検出用検出部３で指示された座標が入力不可能
であるとき（設定されている基準角度データθ１の値よ
り検出角度データθ２の値が同じか小さい場合とす
る。）、座標入力装置本体５内にＲＡＭ８に格納されて
いる座標データをパソコン１６本体に送信せず次の座標
データの検出を行う。角度の入力可、不可の制御に対す
るための一連の検出フローチャートを図６に示す。
【００１５】次に座標検出ペン１の座標検出用の検出部
２と角度検出用の検出部３とで各座標を検出することに
より基準角度データθ１と検出角度データθ２により座
標検出ペン１の角度に対する制御ができる。他の制御で
角度制御と座標検出ペンの座標検出用の検出部２を座標
入力装置の盤面上で固定し、輪形状の座標検出ペン１の
検出部を３６０度どの位置にでも動かすことで、輪形状
の検出部の検出によりジョイステックと同様の動きをさ
せ、座標入力装置自体がジョイステックとしての機能を
持たせることができる。
２と角度検出用の検出部３とで各座標を検出することに
より基準角度データθ１と検出角度データθ２により座
標検出ペン１の角度に対する制御ができる。他の制御で
角度制御と座標検出ペンの座標検出用の検出部２を座標
入力装置の盤面上で固定し、輪形状の座標検出ペン１の
検出部を３６０度どの位置にでも動かすことで、輪形状
の検出部の検出によりジョイステックと同様の動きをさ
せ、座標入力装置自体がジョイステックとしての機能を
持たせることができる。
【００１６】
【発明の効果】本発明では、ペン先に検出用電極を持た
せ、ペンボディに他の検出用電極を持たせることにより
ペン傾き角度に対する入力の制御が、人の感覚無しに制
御できる。また角度検出として使用している角度の基準
となるペンボディに位置した検出用電極を動かしても角
度の読み取りができる。また角度が検出できる機能を用
いペン先の電極を座標入力装置の盤面の１点で固定し、
ペンの他部を動かすことにより座標入力装置がジョイス
テックとして用いることができ使い勝手がひろがる。
せ、ペンボディに他の検出用電極を持たせることにより
ペン傾き角度に対する入力の制御が、人の感覚無しに制
御できる。また角度検出として使用している角度の基準
となるペンボディに位置した検出用電極を動かしても角
度の読み取りができる。また角度が検出できる機能を用
いペン先の電極を座標入力装置の盤面の１点で固定し、
ペンの他部を動かすことにより座標入力装置がジョイス
テックとして用いることができ使い勝手がひろがる。
【図１】 傾き検出ペン構成図
【図２】 従来の傾き検出ペン構成図
【図３】 電気的ブロック図
【図４】 基準寸法Ｏを検出する制御フローチャート
【図５】 ペン傾き説明図
【図６】 座標検出ペン傾き角度によるフローチャート
１ 座標検出ペン ２ 座標検出検出部 ３ 角度検出検出部 ４ ケーブル ５ 座標入力装置本体 ６ ＣＰＵ ７ ＲＯＭ ８ ＲＡＭ ９ ＳＩＯ １０ Ａ／Ｄコンバ−タ １１ ＰＩＯ １２ ＳＷ ＩＦ １３ タブレット １４ 軸電極線 １５ 切り換えスイッチ １６ パソコン １７ 座標信号ペン １８ スイッチ Ｏ 寸法差 θ１ 基準角度 θ２ 検出角度 Ｐ 角度寸法
Claims (1)
- 【請求項１】 Ｘ、Ｙ軸方向の複数の電極線を有するタ
ブレットと、該タブレットの電極線と静電容量結合によ
る座標検出ペンからなる座標入力装置であり、座標検出
ペンの座標指示部に座標を検出するための検出部と、前
記座標検出ペンのペンボディ部に角度を検出する検出部
との２個の検出電極部を有し、前記座標検出ペン自体の
傾き角度、また座標入力装置上でのペンの方向の検出を
行うことを特徴とする座標入力装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18553996A JPH1011206A (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 傾き検出ペン使用座標入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18553996A JPH1011206A (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 傾き検出ペン使用座標入力装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1011206A true JPH1011206A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=16172583
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18553996A Pending JPH1011206A (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 傾き検出ペン使用座標入力装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1011206A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9201556B2 (en) | 2006-11-08 | 2015-12-01 | 3M Innovative Properties Company | Touch location sensing system and method employing sensor data fitting to a predefined curve |
| WO2018169209A1 (ko) * | 2017-03-16 | 2018-09-20 | 삼성전자 주식회사 | 입력 장치, 전자 시스템 및 그 제어 방법 |
| JP2018200633A (ja) * | 2017-05-29 | 2018-12-20 | エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド | 位置検出装置及び位置検出方法 |
-
1996
- 1996-06-26 JP JP18553996A patent/JPH1011206A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9201556B2 (en) | 2006-11-08 | 2015-12-01 | 3M Innovative Properties Company | Touch location sensing system and method employing sensor data fitting to a predefined curve |
| WO2018169209A1 (ko) * | 2017-03-16 | 2018-09-20 | 삼성전자 주식회사 | 입력 장치, 전자 시스템 및 그 제어 방법 |
| KR20180105853A (ko) * | 2017-03-16 | 2018-10-01 | 삼성전자주식회사 | 입력 장치, 전자 시스템 및 그 제어 방법 |
| US20200192523A1 (en) * | 2017-03-16 | 2020-06-18 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Input device, electronic system and control method therefor |
| US11150770B2 (en) | 2017-03-16 | 2021-10-19 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Input device, electronic system and control method therefor |
| JP2018200633A (ja) * | 2017-05-29 | 2018-12-20 | エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド | 位置検出装置及び位置検出方法 |
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