JP2964680B2 - 直流アーク溶接用電源装置 - Google Patents

直流アーク溶接用電源装置

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JP2964680B2
JP2964680B2 JP7480491A JP7480491A JP2964680B2 JP 2964680 B2 JP2964680 B2 JP 2964680B2 JP 7480491 A JP7480491 A JP 7480491A JP 7480491 A JP7480491 A JP 7480491A JP 2964680 B2 JP2964680 B2 JP 2964680B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は直流アーク溶接用電源装
置の改良に関し、特に消耗電極を用いて短絡とアークと
をくりかえす短絡移行式アーク溶接に好適な直流アーク
溶接用電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】消耗電極を用いるアーク溶接において、
消耗電極と被溶接物とが短絡したときに、短絡によって
溶接電流が急増し、これによって短絡部が急速に加熱
されて溶断し、再びアークに移行することになる。こ
の短絡からアーク再生に移るときに短絡によって増加し
た溶接電流が急速に減少しないとアーク再生の瞬間に過
剰入力となって大量のスパッタを発生させることにな
る。このため短絡からアークの再生に移るときに溶接電
流をできるかぎり急速に減少させるための工夫が重要で
ある。
【0003】従来は溶接現象を監視し、短絡からアーク
に移行した直後に一時溶接電源の出力制御素子を完全に
遮断する方法が採用されている。図1はこの方式のアー
ク溶接用電源装置の例を示す接続図である。同図におい
て1は交流電源であり商用交流電源が用いられる。2は
整流回路、3は整流回路2の出力を高周波交流に変換す
るためのインバータ回路、4はインバータ回路3の出力
をアーク溶接に適した電圧に変換する変圧器、5は変圧
器4の出力を整流して再度直流に変換する整流回路、6
は直流リアクトル、7はフライホイールダイオードであ
る。8は出力電圧検出器、9は出力電圧設定器、10は
比較器、11はインバータ制御回路であり公知のPWM
制御回路が用いられる。12は消耗電極、13は被溶接
物、14は溶接電圧検出器、15は溶接現象監視回路で
あり電極12と被溶接物13とが短絡して溶接電圧検出
器14の出力が低下してからアークが再生して再び上昇
するまでの間ハイレベル信号を出力する。16は溶接現
象監視回路15の出力信号の立下りによってトリガーさ
れるモノマルチバイブレータであり、アーク再生の瞬間
から一定時間のハイレベル信号を出力する。このモノマ
ルチバイブレータ16の出力信号はインバータ制御回路
11に供給されてインバータ回路3に対する駆動信号を
遮断する禁止信号として作用する。また17は出力ケー
ブルに分布するインダクタンスを便宜上1個のインダク
タンスとして示したものである。
【0004】同図の装置において、出力電圧設定器9の
出力信号Vrは出力電圧検出器8の出力Vfと比較器1
0にて比較されて差信号ΔV=Vf−Vrがインバータ
制御回路11に供給されて、インバータ制御回路11は
この差電圧ΔVが減少する方向にインバータ回路3に対
する駆動信号のパルス幅を調整する。この結果、出力端
子(a),(b)間の電圧は出力設定器9の設定値Vr
に対応した略一定の電圧に保たれる。
【0005】図2は図1の装置の動作を説明するための
線図であり、同図(a)は電極12と被溶接物13との
相互関係を模式的に示した図であり、図中斜線部は溶融
部分を示す。同図(b)は電極12と被溶接物13との
間の電圧、即ち溶接電圧Vaを示し、(c)は溶接現象
監視回路15の出力信号、(d)はこの溶接現象監視回
路15の出力によってトリガーされるモノマルチバイブ
レータ16の出力信号を示し、(e)はインバータの動
作および停止状態を示し、また(f)はこれらによって
得られる溶接電流Iaの変化を示している。
【0006】図2に示すように電極12の先端がアーク
によって溶融されて次第に大きな溶滴となり、時刻t=
にて被溶接物13に短絡する。この短絡によって溶
接電圧Vaはほぼ零近くまで低下し、これによって溶接
現象監視回路15の出力はハイレベルとなる。一方出力
電圧検出器8の出力信号がフィードバックされて出力電
圧設定器9の出力Vrと比較されて差信号ΔV=Vr−
Vfが減少するようにインバータ制御回路11が動作す
るので、出力端子(a)(b)間の出力電圧を一定に保
つよう動作する。このために出力電流は図2の時刻t=
からtに示すように急増し、この電流によって電
極12と被溶接物13との短絡部が加熱され、また短絡
部分の溶接金属が表面張力と短絡電流によるピンチ効果
で被溶接物13の方に移行し、次第に短絡部が細くな
り、時刻t=tで遂に短絡が解消されアークが再生す
る。アークの再生によって溶接電圧が急増すると溶接現
象監視回路15はこれを検出して出力信号sはローレベ
ルに反転する。信号sがローレベルに反転すると、この
信号の立下りによってモノマルチバイブレータ16がト
リガーされて一定時間幅のハイレベル信号kを出力し、
インバータ制御回路11はこれによって信号kがハイレ
ベルの間中インバータ回路3を停止させる。インバータ
回路3の停止によって整流回路5に対する電力の供給は
なくなるが、短絡期間中に流れていた電流Iaによって
直流リアクトル6およびケーブルのインダクタンスに蓄
えられていた電磁エネルギーによって溶接電流Iaが続
けて供給される。この電流Iaの減少速度は直流リアク
トル6、ケーブルのインダクタンスおよびアーク負荷か
らなる出力回路の時定数によって定まる値となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置において
は、電極が被溶接物に短絡し、これが溶融してアークが
再生した後は、電力源からの電力の供給は遮断される
が、短絡中に出力回路のインダクタンスに蓄えられた電
磁エネルギーはすべて溶接部を通して放出され消費され
るので、図2の時刻t=t2 からt3 に至る間にみられ
るようにアークの再生の直前からその瞬間に流れる電流
は非常に大きく、このために破断直前の細くなった短絡
部に過大な電流が流れることになり、この部分を沸騰,
爆飛させて、大きなスパッタが生じることになる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、出力端子間、
または直流リアクトルの中間点と他の出力端子との間に
電源の出力を短絡する極性のスイッチング素子を接続す
るとともに溶接電圧を検出し、この溶接電圧が短絡状態
から上昇してアーク再生に至る少し手前の電圧に達した
ときにこのスイッチング素子を導通させ、かつ短絡が解
消してアークに移行する少し手前または直後に遮断する
ようにして、上記従来装置におけるスパッタの発生を防
止したものである。
【0009】
【実施例】図3に本発明の実施例を示す。同図において
18は出力端子(a)(b)間に接続したスイッチング
用トランジスタであり並列に逆電圧防止用ダイオード1
9が逆極性に接続されている。20は第1の基準電圧設
定回路、21は第2の基準電圧設定回路、22は溶接電
圧検出器14の出力Va ,第1および第2の基準電圧設
定回路20,21の各出力Vs1,Vs2を入力とし、Va
≧Vs1(またはVa>Vs1)のときに信号s1 を出力
し、Va >Vs2(またはVa ≧Vs2)のときに信号s2
を出力する比較回路である。23は信号s1によってセ
ットされ信号s2 にてリセットされるフリップフロップ
回路、24はフリップフロップ回路23のQ端子の出力
3 によりスイッチングトランジスタ18を導通させる
駆動回路である。またフリップフロップ回路23の出力
3 はインバータ制御回路11にも供給され、信号s3
が供給されている間はインバータ3を休止させる。図3
のその他の部分は図1の従来装置と同機能の部分に同符
号をつけて詳細な説明は省略する。また図3において図
1の出力電圧検出器8、出力電圧設定器9および比較器
10は図示を省略してある。
【0010】図4は図3の実施例の動作を説明するため
の線図であり、図5は図4の線図において短絡からアー
ク再生に至る時刻t=t1 からt4 に至る間を時間軸
(横軸)を拡大して示した図である。両図において
(a)は溶接電圧検出器14の出力Va 、(b)および
(C)は比較回路22の出力s1 およびs2 、(d)は
フリップフロップ回路23の出力s3 を示し、(e)は
溶接電流Ia を示している。また(f)は各時刻におけ
る電極12と被溶接物13との関係を模式的に示した図
である。
【0011】ここでまず第1および第2の基準電圧設定
回路20、21の設定値Vs1,Vs2の決定の仕方に
ついて説明する。電極12の先端の溶融部と被溶接物1
3とが短絡すると溶接電圧Vaは図5(a)の時刻t=
に示すように高いアーク電圧からほぼ零近くのVs
oまで急減する。このときインバータ制御回路11はフ
ィードバック信号が急減するために誤差信号ΔVが大と
なり、大きな出力を発生するようにインバータ回路3に
作用する。この結果出力電流Iaが急増する。一方、短
絡部は電極先端の溶融部が表面張力と大なる短絡電流の
ピンチ効果によって次第に細く絞られてくるために電圧
Vaは次第に上昇し、そのまま放置すれば図2にて説明
したようにやがて短絡部が破断してアークが再生する。
そこで第1の基準電圧設定回路20の設定電圧Vs1と
してアーク再生のときの電圧Voよりわずかに低い電圧
(Vo>Vs1>Vso、但しVsoは短絡初期の溶接
電圧)に定め、また第2の基準電圧設定回路21の設定
電圧Vs2としてVoかまたはこの前後の電圧(但し、
Vs2≧Vs1)に定めればよい。
【0012】上記のように基準電圧Vs1、Vs2を定める
と、時刻t=t1 において電極12と被溶接物13とが
短絡すると溶接電圧Va はVa =Vsoに急減し、以後電
流Ia の増加とともに上昇してゆく。時刻t=t2 にお
いて溶接電圧Va が第1の基準電圧Vs1を超えてVa ≧
Vs1となると比較回路22の出力信号s1 がハイレベル
となり、これによってフリップフロップ回路23の出力
3 がハイレベルとなる。信号s3 がハイレベルとなる
と駆動回路24を介してスイッチング用トランジスタ1
8が導通し、出力端子(a)(b)間が短絡される。こ
れによってそれまで直流リアクトル6に流れていた電流
はトランジスタ18とフライホイールダイオード7とを
環流する電流となって流れ溶接部へは供給されなくな
る。したがって時刻t=t2 以後において溶接部に供給
される電流はそれ以前に流れていた電流によってケーブ
ルのインダクタンス17に蓄えられた電磁エネルギーに
よるものだけであり、このケーブルのインダクタンスは
小さいので、蓄えられていた電磁エネルギーも少なく、
溶接部の抵抗等によって急速に消費されて溶接電流は急
速に減少する。このために、短絡部は図5の(f)に示
すようにますます細くなるにもかかわらず溶接電圧は一
旦低下し、短絡部がさらに細く絞られて破断寸前になっ
て上昇を始める。この結果、溶接電圧Va は時刻t=t
3 において再び第1の基準値Vs1を超えるが、このとき
すでにフリップフロップ回路23の出力s3 はハイレベ
ルになっているので何ら変化はない。さらに短絡部が細
くなり、ほとんど破断に近づくと電圧は急速に上昇し、
このとき時刻t=t4 にて第2の基準電圧Vs2を超え
る。
【0013】Va>Vs2となると比較回路22は信号
を出力し、これによってフリップフロップ回路23
がリセットされて出力信号sはローレベルに反転す
る。この結果、トランジスタ18に流れていた電流はそ
のまま電極12と被溶接物13とからなる溶接部に流れ
ることになる。なお、溶接電圧VaがVsoから上昇し
てVa≧Vs1となってからVs2≧Vs1となるまで
の間にある間は信号sがインバータ制御回路11も停
止させるので電源回路からの新たな電力の供給はない。
このように動作する結果、図3の実施例においては図
4、図5の(e)に示すように短絡解消の直前において
溶接電流が一時急減するので短絡解消の瞬間の過熱がな
くなり、スパッタの発生を確実に防止するものである。
【0014】ただし、本発明を実施するときは短絡から
解放に至る時の検出電圧Va は図5(a)のように必ず
Vsoから上昇してVs1で出力端子がスイッチング素子に
よって短絡されると再度低下してVa <Vs1となり、そ
の後短絡部がさらに細くなるにつれて再び上昇してVs1
を超えてVs2から短絡解消の瞬間の電圧Vo まで上昇し
てゆくので、Vs1とVs2とを等しくしても十分に時刻t
2 とt4とを区別して検出することができる。それ故、
Vo ≧Vs2≧Vs1>Vsoであればよいことになる。
【0015】図3に示した実施例においては、短絡解消
の直前を検出するために溶接電圧として電極と被溶接物
との間の電圧を検出する必要があった。実際の装置にお
いて電極と被溶接物との間の電圧を直接検出するために
は図3に示したように検出用のケーブルを別に設けなけ
ればならず、溶接用ケーブルが数メートルないし十数メ
ートルにも及ぶときには検出用ケーブルの取扱いが煩雑
となり、またこのような長い検出用ケーブルを用いると
信号にノイズが混入する可能性が大きくなることが考え
られる。
【0016】図6は溶接電圧の検出を電源の出力端子
(a)(b)で行ない得るようにした本発明の別の実施
例を示す接続図である。同図において、18はスイッチ
ング用トランジスタ、19はトランジスタ18の保護用
ダイオードであり直流リアクトルに設けられた中間タッ
プと出力端子(b)との間に接続されている。30は略
定電圧特性の直流電源部であり、例えば図1および図3
に示した装置における交流電源1、整流回路2、インバ
ータ回路3、変圧器4、整流回路5、フライホイールダ
イオード7、出力電圧検出器8、出力電圧設定器9、比
較器10およびインバータ制御回路11に相当する。3
1はスイッチング用トランジスタ18を駆動するための
トランジスタ制御回路であり、図3に示した実施例と異
なり、出力端子(a)(b)間の電圧を検出する溶接電
圧検出回路14の出力Vaを入力として基準電圧Vs1お
よびVs2と比較し、Va がVo から上昇してVa ≧Vs1
になったときからVa >Vs2になるまでの間トランジス
タ18を導通させる信号s3 を出力する回路であって、
図3に示した実施例の第1および第2の基準電圧設定回
路20,21、比較回路22、フリップフロップ回路2
3および駆動回路24に相当する。
【0017】図6の実施例においては、出力端子(a)
(b)間の電圧はトランジスタ18が導通してもリアク
トル6の中間タップよりも出力側の電圧があるので零に
はならず真の溶接電圧に比例して変化するので、図3の
実施例のように電極12と被溶接物13との間の電圧を
直接検出した電圧に代用することができる。図7は、直
流リアクトルを6a と6b との2個に分割して、両者の
接続点にスイッチング用トランジスタ18を接続したも
のであり、動作は図6に示した実施例と同様である。
【0018】図6および図7の実施例においては、いず
れもスイッチング用トランジスタよりも出力端子側とな
るリアクトルのインダクタンスはスイッチング用トラン
ジスタが導通したときの溶接電流の減少速度を遅らせる
ように作用するので、この部分のインダクタンスを適当
な値に選択することによって最適の溶接電流減少速度を
得るようにすることもできる。また図3の実施例と同様
に図6および図7の実施例においてもトランジスタ制御
回路31から直流電源部30に対して信号s3 を供給し
て、トランジスタ18が導通している期間は直流電源部
30の出力を禁止するようにしてもよい。
【0019】なお、図3、図6および図7の実施例にお
いてはスイッチング用トランジスタをVa がVsoから上
昇してVa ≧Vs1(またはVa >Vs1)になったときか
らVa >Vs2(またはVa ≧Vs2)になるまでの間導通
するようにしたが、短絡から溶接電圧が上昇して最初に
Va ≧Vs1となったときから一定時間スイッチング用ト
ランジスタを導通させるようにしても略同様の効果が得
られる。
【0020】図8は図3に示した実施例を一部変更して
上記のようにしたときの例を示す接続図であり、同図に
おいては図3の第2の基準電圧設定回路21を除き、か
つフリップフロップ回路23のかわりに比較回路22の
出力信号s1によってトリガーされるモノマルチバイブ
レータ32を設け、このモノマルチバイブレータ32の
出力をトランジスタ導通指令信号および電源出力禁止信
号s3 として供給するようにしたものである。同図の装
置においてその他は図3に示した実施例と同じである。
【0021】図8の実施例においては、電極12が被溶
接物13に短絡して溶接電圧Vaが略零に低下した後に
短絡部が細くなり電圧Va がVsoから上昇してVa ≧V
s1となったときからモノマルチバイブレータ32の設定
時限の間だけトランジスタ18が導通することになる。
したがってモノマルチバイブレータの設定時限として
は、Va ≧Vs1となったときからアーク再生に至るまで
の平均的な時間に設定しておけばよいことになる。
【0022】なお、図8の実施例においても図6、およ
び図7に示したようにスイッチング用トランジスタを直
流リアクトルの途中に接続すれば、溶接電圧を出力端子
(a)(b)間から取ることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明においては、上記のように消耗電
極が被溶接物に短絡した後にアークが再生する直前に溶
接電流を一時急減させるものであるので、アーク再生時
に短絡部が過熱されることがなく、スパッタの発生が
効に防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の装置の例を示す接続図
【図2】図1の装置の動作を説明するための線図
【図3】本発明の実施例を示す接続図
【図4】図3の実施例の動作を説明するための線図
【図5】図4の線図の一部を時間的に拡大して示した線
【図6】本発明の他の実施例を示す接続図
【図7】本発明の他の実施例を示す接続図
【図8】本発明の他の実施例を示す接続図
【符号の説明】
1 交流電源 2 整流回路 3 インバータ回路 4 変圧器 5 整流回路 6 直流リアクトル 6a・6b 直流リアクトル 7 フライホィールダイオード 8 出力電圧検出器 9 出力電圧設定器 10 比較器 11 インバータ制御回路 12 消耗電極 13 被溶接物 14 溶接電圧検出回路 17 ケーブルのインダクタンス 18 スイッチング用トランジスタ 19 ダイオード 20 第1の基準電圧設定回路 21 第2の基準電圧設定回路 22 比較回路 23 フリップフロップ回路 30 直流電源部 31 トランジスタ制御回路 32 モノマルチバイブレータ Vso 短絡初期の電圧 Vo アーク再生時の電圧 Vs1 第1の基準電圧 Vs2 第2の基準電圧 Va 検出電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H23K 9/073 H23K 9/09 H02H 9/02 H02M 9/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力回路に直列に直流リアクトルを有す
    る直流アーク溶接用電源装置において、出力端子間に接
    続した出力を短絡する極性のスイッチング素子と、電極
    と被溶接物との間の電圧Va を検出する溶接電圧検出器
    と、前記電極と被溶接物とが短絡状態から開放してアー
    クが発生するときの電圧よりも僅かに低い電圧に相当す
    る電圧Vs1に定めた第1の基準電圧設定回路と、前記電
    圧Vs1以上でアーク発生直前またはアーク発生直後の電
    圧に相当する電圧Vs2に定めた第2の基準電圧設定回路
    と、前記溶接電圧検出器の出力Va と前記第1および第
    2の基準電圧設定回路の各出力Vs1、Vs2とを比較しV
    a <Vs1からVa ≧Vs1(またはVa >Vs1)になった
    ときからVa >Vs2(またはVa ≧Vs2)になるまでの
    間前記スイッチング素子に導通指令信号を出力する比較
    回路とを具備して前記導通指令信号が出力されるアーク
    発生直前に前記スイッチング素子を導通させて出力端子
    間を短絡してアーク発生直前の短絡電流を減少させた直
    流アーク溶接用電源装置。
  2. 【請求項2】 出力回路に直列に直流リアクトルを有す
    る直流アーク溶接用電源装置において、前記直流リアク
    トルに中間タップを設けるかまたは2個の直流リアクト
    ルを直列接続して接続点から中間端子を引出し、前記直
    流リアクトルの中間タップまたは中間端子と出力端子の
    うち前記直流リアクトルを介しない端子との間に出力を
    短絡する極性に接続したスイッチング素子と、溶接電圧
    検出器と、電極と被溶接物とが短絡状態から開放してア
    ークが発生するときの電圧よりも僅かに低い電圧に相当
    する電圧Vs1に定めた第1の基準電圧設定回路と、前記
    電圧Vs1以上でアーク発生直前またはアーク発生直後の
    電圧に相当する電圧Vs2に定めた第2の基準電圧設定回
    路と、前記溶接電圧検出器の出力Va と前記第1および
    第2の基準電圧設定回路の各出力Vs1,Vs2とを比較し
    Va <Vs1からVa ≧Vs1(またはVa >Vs1)になっ
    たときからVa >Vs2(またはVa ≧Vs2)になるまで
    の間前記スイッチング素子を導通させる信号を出力する
    比較回路とを具備して前記導通指令信号が出力されるア
    ーク発生直前に前記スイッチング素子を導通させて出力
    端子間を短絡してアーク発生直前の短絡電流を減少させ
    た直流アーク溶接用電源装置。
  3. 【請求項3】 出力回路に直列に直流リアクトルを有す
    る直流アーク溶接用電源装置において、出力端子間に接
    続した出力を短絡する極性のスイッチング素子と、電極
    と被溶接物との間の電圧Va を検出する溶接電圧検出器
    と、前記電極と被溶接物とが短絡状態から開放してアー
    クが発生するときの電圧よりも僅かに低い電圧に相当す
    る電圧Vs1に定めた基準電圧設定回路と、前記溶接電圧
    検出器の出力Va と前記基準電圧設定回路の出力Vs1と
    を比較し、Va <Vs1からVa≧Vs1になったときから
    一定時間前記スイッチング素子に導通指令信号を出力す
    る比較回路とを具備して前記導通指令信号が出力される
    アーク発生直前に前記スイッチング素子を導通させて出
    力端子間を短絡してアーク発生直前の短絡電流を減少さ
    た直流アーク溶接用電源装置。
  4. 【請求項4】 出力回路に直列に直流リアクトルを有す
    る直流アーク溶接用電源装置において、前記直流リアク
    トルに中間タップを設けるかまたは2個の直流リアクト
    ルを直列接続して接続点から中間端子を引出し、前記直
    流リアクトルの中間タップまたは中間端子と出力端子の
    うち前記直流リアクトルを介しない端子との間に出力を
    短絡する極性に接続したスイッチング素子と、溶接電圧
    検出器と、電極と被溶接物とが短絡状態から開放してア
    ークが発生するときの電圧よりも僅かに低い電圧に相当
    する電圧Vs1に定めた基準電圧設定回路と、前記溶接電
    圧検出器の出力Va と前記基準電圧設定回路の出力Vs1
    とを比較しVa <Vs1からVa ≧Vs1となったときから
    一定時間前記スイッチング素子導通指令信号を出力す
    る比較回路とを具備して前記導通指令信号が出力される
    アーク発生直前に前記スイッチング素子を導通させて出
    力端子間を短絡してアーク発生直前の短絡電流を減少さ
    た直流アーク溶接用電源装置。
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