JPS61119379A - ア−ク溶接電源装置 - Google Patents

ア−ク溶接電源装置

Info

Publication number
JPS61119379A
JPS61119379A JP24135384A JP24135384A JPS61119379A JP S61119379 A JPS61119379 A JP S61119379A JP 24135384 A JP24135384 A JP 24135384A JP 24135384 A JP24135384 A JP 24135384A JP S61119379 A JPS61119379 A JP S61119379A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
welding
electrode
capacitor
diode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24135384A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Kono
等 河野
Takaaki Ogasawara
小笠原 隆明
Tokuji Maruyama
徳治 丸山
Yukio Toida
樋田 幸雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Shinko Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd, Shinko Electric Co Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP24135384A priority Critical patent/JPS61119379A/ja
Publication of JPS61119379A publication Critical patent/JPS61119379A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K9/00Arc welding or cutting
    • B23K9/06Arrangements or circuits for starting the arc, e.g. by generating ignition voltage, or for stabilising the arc
    • B23K9/067Starting the arc

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arc Welding Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、C02ガス雰囲気中において、電極(ワイ
ヤ)と母材との間にアークを発生させて溶接を行う消耗
電極式アーク溶接法に適用して好適なアーク溶接電源装
置に係シ、特に1溶接開始時に良好な溶接を行えるよう
にしたアーク溶接電源装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、co2ガス雰囲気中忙おける消耗電極式アーク溶
接法の普及はめざましいものかあるか、この溶接法の大
きな技術課題の一つに溶接開始の円滑化があけられる。
溶接開始時には、電極ワイヤか、全く加熱していない母
材にまず接触するという特殊な状態か必ず起こるために
、種々の異常現象か発生し、ロボットなどによる溶接ラ
インの大きな問題となってきた。
以下、第5図を参照してこの問題点を説明する。
溶接の始動は、まず溶接電源電圧を電極ワイヤC以下単
に電極という)1と母材2との間に印加し、電極1を比
較的遅いスピードで母材2に向けて送給する。そして、
電極1の先端が母材2に接触した瞬間電源から電流か供
給され、電極先端部が一部溶融しく第5図(3)〜(4
)) 、電極1かくびれて(同図(5)) 、アーク3
か発生する(同図(6))。
こうして、−たんアーク3が発生すると、11!極1の
先端部の溶融が進行し、溶滴か母材1と接触するまでこ
の状態か継続する(同図(6)、α)、(2))。
以下、同様にして短絡モード(同図(3)〜(5))と
アークモード(同図(6)〜伐))か繰り返され、この
間′WL極1が一定速度で供給され溶接か行われる。
また、この間アーク電圧Vaは溶接電流工Wの増減によ
って自動制御される。第を図はこの制御概要を説明する
ための概略図であシ、アーク電圧V&と設定電圧vre
fの差か増幅器5を介して制御回路6に供給されると、
制御回路6は直流電源7をコントロールしてアーク電圧
’VILを自動制御する。この場合、溶接電流IWK注
目すると、第5図(7)に示すように、(3)〜(6)
の段階で増加するか、これは通常の溶接電源がアーク電
圧一定制御を行うからである。すなわち、(3)〜(6
)の間、アーク電圧V&はほぼ零であシ設定電圧V r
efよシ低いなめ、溶接電流工Wを増加させて電極1を
溶融させ、電極母材間距離tを大きくシ、アーク電圧V
aを高めようとする方向の自動制御がかかるからである
一方、(6)〜(3)の区間においては、(6)の時点
の溶接電流か大きく、この電流値でアーク再生した直後
はアーク電圧Vaが必ず設定電圧vrefを超えるなめ
、溶接電流工vを低下して電極lの溶融量を級じ、電極
母材間距1istを小さくしてアーク電圧V&を低下さ
せようとする自動制御かかかる。
こうして、第5図(7)に示すような電流経過なたどシ
つつ、この現象を繰シ返すが、このような溶接 。
モードを短絡移行溶接と呼んでいる。なお、第6図中、
8は電流平滑用のりアクドル、9はコンタクトチップ、
10はワイヤ送給用のモータである。
上述し上洛接法では、短絡中の溶接電流の立上シ勾配を
抑制しないと、スパッタの発生か極端に多くなり溶接か
安定せず、また電源のt流耐景にも間相がある。このた
め、溶接電源には電流リップル抑制のためのりアクドル
8か必ず挿入される。
ところで、このリアクトル8があるために、前述した溶
接の始動が円滑にな゛されないという問題がめつ叱。す
なわち、電極1か母材2に接触した瞬間に1直流電源7
の最大気圧g maxか印加されたとしても、リアクト
ル8のインダクタジスLのためKS浴接電流工Wの初期
勾配はE鵬x / Lでしか上昇しない(第1図参照)
。通常の溶接電源においては、E rmx = 70 
V 、°L=ioopH程度であるため、溶接電流工W
の増加率は0.3!A/μsKなってしまう。しかる忙
、実験によれば、母材2が高速移動中忙アークの始動性
を十分満足するためには、約二〇A/μ3程度以上の立
上シ増加率が必要である(第2図参照:図中toは電極
lが母材2に接触した時刻である)。
この理由を、第2図を参照して説′明する。今、電極1
が母材2に接触すると(第2図(1)) 、この瞬間に
一応電流が増加し、極くわずかな接触面積のため忙小さ
な#I融部が発生する(同図(2))。しかしながら、
溶接開始時には電極1も母材2もほぼ完全に室温近くま
で冷却されていることが多いため、このときに−挙に電
流か立上らない限シ、前記溶融部は母材2側から冷却さ
れ、1!極1か母材2に完全に固着してしまう(同図(
3))。こうなると、短絡電流によるジュール熱で電極
1が溶融破断されるのを待つ以外疋なく、同図(4)〜
(6)のように溶接欠陥が発生する。
すなわち、母材2の速度か非常に速い場合には、第2図
(4)〜(6)の区間で電極(ワイヤ)1を曲げる力が
大きく働く★め、溶融破断の瞬間に同図(6)K示すよ
うな引き戻し力が電極IK作用し、アーク再生ができず
に最初の状態に戻ってしまう。これを何回か繰シ返すう
ちに母材2も暖まシ出し、どうにかアーク再生して通常
の溶接そ−ドへと移行する。しかしながら、この最初の
アーク始動失敗によって、第20図(ロ)に示すように
溶接予定箇所か短<2’Q(同図ビ)の正常な溶接と対
比されたい)、かつ融着電極か母材2から突立ったよう
な欠陥を残してしまうなめ、必ず修復が必要となシ、自
動溶接化の致命的障害となってくる。
このような溶接始動時の不都合を解決するために1従来
は以下の一つの方法かとられていた。
第1は、第2ノ図に示すように、リアクトル8に並列接
続され九スイッチ11を溶接始動時に閉じて、リアクト
ル8をショートする方式である。
この方式としては、スイッチ11をサイリスタなどで実
施した例かあるが、スイッチ11を切シ離すタイミング
を早くしないと電流か極端にはね上つ【しまう丸め、単
純なコンタクタなどでは実施かむずかしい。まな、スィ
ッチ11オフ時に電流か−たん零となってしまう丸め(
リアクトル8の電流初期値が零のなめ)、再びアーク切
れを起こし易いという問題からつ九。
第コの方式は、第1−図に示すように1電極1と母材2
への電流供給端1za、12bの間にコンデンサ13と
スイッチ14の直列回路を接続し、このスイッチ14に
放電用ダイオード15を並列接続し九ものである。この
方式では、溶接開始時に、電極1を降ろすと同時にスイ
ッチ14とメインスイッチ16を閉じるよう忙する。こ
うして、コンデンサ13を直流電源電圧Eまで充電した
後、スイッチ14をオフとする。この後、電極1が母材
2に接触すると、コンデンサ13→ダイオード15→浮
遊インダクタンスLoを介して放電電流か流れる。従っ
て、この放電電流の増加率かコA/μS以上となるよう
にしておけばアーク始動は良好に行える(例えば、LO
の値か一〇pf1程度以下ならばまず問題はない)。
〔発明か解決しようとする問題点〕 しかしながら、この第λの方式にも次の欠点かあつな。
(1)  スイッチ14.16かオン状態にあると、リ
アクトル8とコンデンサ13か共振回路を構成するなめ
、コンデンサ13の電圧VCが不安定となる。
例えば、溶接開始信号によシスイッチ14 、16をオ
ンとし、かつ電極1が母材2から離れているとすると、
リアクトル8とコンデンサ13によって直列共振回路が
構成され、回路に抵抗分がない場合には、第13図(ロ
)、(ハ)に破線で示すような永久共振が発生してしま
い、コンデンサ13の電圧vCS′jlf流Icは正弦
波状に変化することになる。
実際には回路に抵抗分か存在するため、Ti、FEV 
c電流Icは実線のように次第に減衰し、電圧Vcは電
源電圧Eに、電流ICは零に各々収束していく。
この場合、電圧VCか低いときに電極1か母材2に当接
し九とすれば、このような回路を設けた意味がまるでな
くなってしまう。特に、メインスイッチ16かトランジ
スタなどの場合には逆阻止能力がないなめに、保眼用の
ダイオードを前記トランジスタに逆並列接続するケース
が多く、このダイオードを通して電流jcが電源7側に
逆流してしまい極めて不都合である。これを抑制するた
めKは、メインスイッチ16と直列にダイオードを入れ
てやる必要があるが、とのダイオードには溶接電流か流
れる光め大電流容量のものが必要とな勺、コスト上問題
である−従って、通常は、電圧Vcが安定するのを待っ
て電極1と母材2をショートするようにする。すなわち
、スイッチ16゜14オン後一定時間遅らせてから電極
1の送給を開始するようKすればよい。
しかしなから、このような方法をとっても、別の問題が
生じる。以下、この問題について説明するが、スイッチ
14は一般にサイリスタと考えるのが妥当である免め、
以後第2弘図に示すようにスイッチ14はサイリスタで
あるとする。
(2)  コンデンサ13の電圧Vc安定後に電極1と
母材2とをショートし九場合、コンデンサ13には負電
圧がかかるので電解コンデンサを使用することができず
、コスト面で非常に不利となる。
すなわち、第2j図の時刻toにメインスイッチ16と
サイリスタ14とをオンとし、電圧vcか安定した後の
時刻t1に電極1か母材2に当接したとすると、サイリ
スタ14か逆電圧によってオフされるとともに、コンデ
ンサ13→ダイオード15→浮遊インダクタンスLO→
コンタクトチツプ9を通って電1@rに溶接電流工Wか
流れる。
この溶接亀流工Wは、放電電流ICと電源電流工1との
和電流で、−たんコンデンサ13を放電した後、これを
逆方向に充電し、コンデンサ13には電圧Eに近い負電
圧が印加されるととKなる。
ここで、コンデンサ電圧Vcを負にしないためには、コ
ンデンサ13、ダイオード15、浮遊インダクタンスL
O1電極1、母材2からなる直列回路の共振指標Qを1
付近の値とすればよいが、この場合、さらに別の問題が
発生する。
(3)上記直列回路のQを小さくするとコンデンサ13
の容1cか非現実的なイ直となり、″また、電流ピーク
値もはね上って、サイリスタ14、ダイオード15の電
流耐量からコスト高となる。
例えば上記直列回路の抵抗分をRとすると、となるか、
抵抗分RはせいぜいromΩ程度であシ、浮遊インダク
タンスLOか20μH程度存在するから、Q=1とする
と、 という途方もない値となり、実用的ではない。
この発明は、上述し上告問題、特に上記(2) 、 (
310問題点を解決しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために、この発明は、電流平滑リ
アクトルを介して母材と電極との間に直流気流を供給し
、これらの間にアークを発生させ【溶接を行わせるアー
ク溶接電源装置において、前記母材と電極との間の電圧
により、これらの間がアーク状態か短絡状態かを識別す
る第1識別手段と、前記電極および母材に溶接電流か流
れたことを識別する第コ識別手段と、溶接開始時に前記
電極および母材間に電圧を印加する制御手段と、前記電
極および母材への電流供給端間に接続されたコンデンサ
と第1ダイオードの直列回路で、該第1ダイオードか通
常の溶接電流に加算する向きに電、流を流せる極性に接
続された回路と、前記第2ダイオードと同方向の電流を
通流する向きに前記コンデンサに並列接続された第2ダ
イオードと、前記第2ダイオードと逆並列接続された逆
阻止形可変インピーダンス素子と、溶接開始指令が与え
られ、かつ前記溶接電流か流れておらず、かつ前記電極
と母材間fil圧がアーク状態を示すときのみ前記可変
インピーダンス素子をオンとするゲート駆動手段とを具
備することを特徴とする。
〔作用〕
上記手段によれば、溶接開始指令が与えられておシ、か
つ溶接電流か流れておらず、かつ電極母材間か非短絡状
態にあるときにサイリスタ等の可変インピーダンス素子
がオンとなシコンデンサが充電される。その後、電極と
母材か接触すると浮遊インダクタンスLOを介してコン
デンサか放電し十分な溶接開始電流が得られる。この放
を電流Icは、コンデンサの両端電圧が零になる時に最
大左なシ、以後、浮遊インダクタンスLOおよび第1.
第2ダイオード等からなる回路を環流し、この回路の抵
抗分によって減衰していくが、直流電源(溶接電源)か
ら供給される電流工1の増加率と放電電流Icの減少率
が一致し浮遊インダクタンスLOの起電力が零となった
時点で第1.第2ダイオードかオフし、以後直流電源か
らの電流111Cよって通常の溶接か行われる。
このとき、コンデンサは、並列に挿入された第コダイオ
ードの順方向電圧降下分まで逆方向に充電されるか、こ
の値は約O,6Vと極めて小さいので、前記コンデンサ
に小容量の電解コンデンサを使用することかできる。こ
の結果、ダイオードやサイリスタにも電流容量の小さな
ものを用いることかでき、装置の低廉化を実現すること
ができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照し【本発明の詳細な説明する。
第2図は本発明の一実施例の電気的構成を示すブロック
図でラシ、第2≠図の各部に対応する部分には同一の符
号を付しである。
この図において、電極1と母材2との間の電圧(以下、
アーク電圧と称する)vaは、増幅器21の出力として
検出され、溶接電流Ifは電流路に直列に挿入されたシ
ャント抵抗22の出力電圧を入力とする増幅器23の出
力として検出される(以下、説明の便宜の叱め、これら
の検出出力もVIL、Ifで示す)。検出され九アーク
電圧’Vaは、電圧設定器24で設定され上段定電圧V
refと加え合わせ点25で比較され、これらの電圧の
差が増幅器26を介して最大値選択回路27へ供給され
る。一方、検出された溶接電流IWは、加え合わせ点2
8.29へ供給され、最小電流設定器30および最大電
流設定器31で設定された最小電流ニーおよび最大電流
IrrLaxと各々比較され、l−1s −工wが増幅
器32を介して最大値選択回路27へ、T max −
工vか増幅器33を介して最小値選択回路34へ各々供
給される。前記最大値選択回路27は、V ref −
V aとI−’−−Ifとの大きい方を選択して出力す
る一力、最小値選択回路34は、最大値選択回路27の
出力とIrrax −i vとの小さい方を選択し、差
電圧ΔVとして出力する。
この差電圧ΔVは、コンパレータ35で三角波TWと比
較されてPWM (パルス幅変調)され、ドライバ36
を介してメインスイッチ16をオン/オフ制御する。な
お、最小値選択回路34の出力が接続され念コンパレー
タ35の入力端とアースとの間にはスタート停止スイッ
チ37が挿入され、スタートを停止できるようになって
いる。以上は従来と同様の構成で、構成要素21〜37
が制御回路38を構成する。
次に、電極1および母材2への電流供給端12a+12
bの間圧はコンデンサ40とダイオード41との直列回
路が接続され、このダイオード41の@性は溶接電流工
Wに加算する向きの′電流を流せる方向になっている。
また、コンデンサ40にはダイオード42と抵抗43と
か並列接続され、該ダイオード42は上記ダイオード4
1と同方向の電流を流せるよう罠なっている。さらに1
ダイオード41にはサイリスタ44が逆並列に接続され
、これかオンのときに直流電源7から供給される電流に
よってコンデンサ40を充電するようになっている。
一方、上記検出されたアーク電圧VJLおよび溶接電流
IWは、コンパレータ45.46に供給され、基準電圧
vSおよび基準電流工3と各々比較される。ここで、基
準電圧VSは、電極1と母材2が非短絡状態にあるとき
の電圧よシ低く設定され、非短絡状態にあるときにコン
パレータ45の出力は′H”レベルになる。一方、基準
電流Iaは溶接電流工w251流れたと判断しうる最小
の@、流値(例えば/(7A程度)に設定され、溶接電
流工Wか少しでも流れtときにはコンパレータ46の出
力が1L#レベルに変わるようになっている。そして、
これらの出力が溶接スタート信号STと共にアンドゲー
ト47の入力端へ供給され、アンドゲート47の出力は
ドライバ48を介してサイリスタ44のゲートGへ供給
される。
次に、本実施例の動作を、通常時の制御と溶接開始時の
制御とに別けて説明する。なお、通常時の制御は従来と
同様である。
(1)−通常時の制御 溶接電源の制御は通常、アーク寛王一定制御である。
この制御は、電極1の送給速度を一定とし、電極母材間
距離tの増減にともないアーク電圧Vaが増減する性質
を利用している。すなわち、アーク電圧Vaか設定電圧
vrefよシも低い場合は、溶接電流iwを増加して電
極1の溶融散を増し、前記距1thtを増加させ【アー
ク電圧Vaを上昇させ(第2図(a) 、 (b)の区
間)、逆にアーク電圧Vaか設定電圧”(refよりも
高い場合には、溶接電流■wを減じて電極lの付出し量
を増し、距離tを小さくしてアーク電圧vaを下降させ
(第2図()。
(d)の区間)、アーク電圧Vaか設定電圧V ref
と一致するように制御する(第2図(e)の区間)。
念だし、電極lと母材2の短絡期間では、溶接電流工W
が増加して機器の耐量上不利である九め上限を設け、電
流IWが最大電流1maxを超えると、最小値選択回路
34において増幅器33の出力を選択し、溶接電流iw
を制限する(第2図(b)の区間)。一方、アーク電圧
Vaか設定電圧Vrefより高い状態が比較的長く続く
と、溶接電流工Wかどんどん減少し、ついにはアーク3
か切れてしまうので、溶接電流1vが最小電流ニーよシ
下がったときKは最大値選択回路27および最小値選択
回路34で増幅器32の出力を選択し、溶接電流工Wか
最小電流ニー以下にならないようにする(第1図(d]
)。
なお、上記各動作において、最小値選択回路あの出力電
圧(差電圧)ΔVか大きい程、メインスイッチ16のオ
ンする割合(三角波TW/周期中に占めるオン幅の比率
)が増加し、アーク電圧yaか上昇する。すなわち、溶
接電流か一定となっているときは、アーク電圧V&はE
X (オンの割合)とほぼ一致する。
偉)溶接開始時の制御 溶接開始時の状態は次のとおシである。
■ 電極1と母材2とは離れ℃おり、非短絡状態にある
■ 従って、溶接電流工Wは零で最小電流ニー以下なの
で、制御回路38はメインスイッチ16をほぼ全期間オ
ンとする。
■ この九め、アーク電圧Vaは電源電圧E近くまで上
昇する。
この結果、溶接開始時(第2図に)の時刻to)にはコ
ンパレータ45.46の出力かともに@H”レベルとな
シ、溶接スタート信号STによってアンドゲート47か
開かれ、ドライバ48を介し℃サイリスタ44かオンと
され(第2図(ホ))、コンデンサ40は電源電圧Eに
近い値まで充電される(第2図(へ))、なお、サイリ
スタ44は充電後もオン状態を保ち、抵抗RKよる放電
を補う電流を流すようになっている。
やがて、電極lか送給され、第2図に)に示す時刻tl
K電極1が母材2に接触すると、アーク電圧VB÷Oと
なってコンパレータ45の出力がt#レベルになシ、ア
ンドゲート47か閉じサイリスタ44のゲートG・カソ
ードに間が短絡する。これによってコンデンサ40から
は、コンデンサ40→浮遊インダクタンスLo→コンタ
クトチツプ→[極1→母材2→シャント抵抗22→ダイ
オード41→コンデンサ40の経路で放電電流1aが流
れ、 (第2図(ト)χこのとき、サイリスタ44は逆
バイアスとなってオフする。一方、リアクトル8のイン
ダクタンスりはL>>Loであるなめ、コンデンサ40
の電圧Vcか放電によって低下しても、電源電流11は
容易に立上れない。そして、′IIi源亀流工1はコン
デンサ40の放電を補うべく、当初はコンデンサ40に
向って流れ、その放電時間を見かけ上長くする(第2図
(ト))。
さて、コンデンサ40の放電電流ICはIpなるピーク
値をとるか、これはr p*gJFフT1で規定され、
この値をとる時点でコンデンサ電圧VCか丁度零となる
(第2図(へ)、(ト))。これ以後は、ダイオード4
2→浮遊インダクタンスLo→コンタクトチツプ9→電
極1→母材2→シヤント抵抗22→ダイオード41→ダ
イオード42の経路で電流1cが環流し、この回路の抵
抗分によって減衰していき、電@1m流工1の増加率と
電流jcの減少率とか一致し、浮遊インダクタンスLo
の起電力か零となつ之時点でダイオード41.42かオ
フし、電流Icが零となシ、以後電源電流工lKよって
通常の溶接が行われる。
このトキ、コンデンサ40は、ダイオード42の順方向
電圧降下分まで逆方向に充電されるものの、この値は約
a6vと小さい。従って、従来のよう罠コンデンサ13
(第2≠図)の1直を太きくしてQを下げ、これによっ
て逆方向の充電を防ぐといったような手段をとらなくて
も済み、コンデンサ40の容量を必要最小限に選定する
ことができる。例えば、従来のraooopyよシー桁
値を落として200μF程度で十分である。この結釆、
LO=20pK、C=!r00pF、E=7(7Vとす
ると、 となる。実際には抵抗分の影響があるため、工p=Jj
OA程度となシ、放電電流ICが正となる期間は300
μ3程度になるので、サイリスタ44のターンオフタイ
ムは十分に確保することかできる。また、溶接開始に必
要な溶接電流を確保できることはいうまでもない。
次に1抵抗43は感電防止の目的で挿入したものである
。すなわち、溶接開始指令が与えられ、を極1と母材2
か一度も接触しないうちに溶接を停止すると、コンデン
サ40に電源電圧Eに近い電圧か残るため、人間か電極
IK触れると感を事故につながるおそれがある。そこで
、溶接停止指令か出てサイリスタ44のゲートかオフさ
れfc後、0.1〜dJ秒の間に放電できるよう圧抵抗
43を設けえ。
この抵抗は第ダ図に符号43&で示すように11!流供
給端121.12b間に挿入してもよいか、この場合は
通常の#液中の損失が大きくなるので抵抗値Rを大きく
しなければならず、放電時間を長くとる必要かある。例
えばアーク電圧V&の平均値をgav、抵抗43.43
aの値をコOσgとすると(第3図、第μ図参照)、第
3図の回路での定常ロスはOW1第μ図の回路での定常
ロスは、 −〇〇 となる。
なお、本実施例において溶接中にアーク切れを起こし九
場合は、上述し上洛接開始時と全く同一〇条件になるた
め、アーク移行かスムーズに再び行えるという長所かあ
る。
また、通常溶接時にこの回路を働かさない最大の理由は
、通常溶接時は母材2の温度か十分高いこと、電極1の
先端に必らず溶滴を持っていることの2点から、十分円
滑にアーク再生かできるからである。
最後に、サイリスタ44をダイオードで置き換えると、
アーク電圧Vaのわずかな上昇によって電源電流工1が
コンデンサ40&C流入してしまい、アークがたちどこ
ろに消滅してアーク切れを頻発し、正常な溶接ができな
くなってしまう。
〔発明の効果〕
以上説明したようにこの発明は、電極および母材へのt
i供給端の間にコンデンサト第1ダイオードとの直列回
路を接続するとともに、前記第2ダイオードと逆並列に
サイリスタ等の可変インピーダンス素子を、前記コンデ
ンサと並列に第2ダイオードを各々接続し、溶接開始指
令が与えられており、かつ溶接電流が流れておらず、か
つ電極母材間が非短絡状態にあるときに#記可変インピ
ーダンス素子をオンとして前記コンデンサを充電する一
方、前記電極と母材とか接触したときく前記コンデンサ
を放電し、コンデンサ電圧が零になった以降は第2.第
2のダイオードを通して電流を流し、前記コンデンサが
逆方向に充電されないようにしたので、このコンデンサ
に小容量の電解コンデンサを使用することかでき、充放
電電流が流れる素子の電流容量を小さくできることとあ
いまって、装置の低廉化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第2図は本発明の一実施例の電気的構成を示すブロック
図、第2図は同実施例におけるアーク電圧一定制御を説
明する七めの波形図、第3図、第φ図は感電防止用抵抗
43.43aの挿入位置を示す回路図、第1図はアーク
溶接の各段階と溶接電流を示す図、第6図は従来のアー
ク電圧一定制御を説明するためのブロック図、第1図は
溶接開始時の溶接電流工Wの状態を説明する丸めの図、
第2図は溶接電流iwの立上シ増加率を説明するための
図、第り図は溶接開始時の溶接不良か起こる理由を説明
する丸めの図、第io図は良好な溶接(同図(イ))と
不良溶接(同図(ロ))とを対比して示した平面図、第
1/図、第12図は溶接開始時の不良溶接を解消するた
めの従来方法を示す回路図、第13図は第2コ図の回路
における放t1!流工Cとコンデンサ%EEVcの挙動
を示す波形図、第2≠図はサイリスタを甲いた従来回路
の一例を示す回路図、第2j図は第2参図の回路におけ
る各部の波形を示す波形図である。 1・・・・・・電極、2・・・・・・母材、3・・・・
・・アーク、7・・・・・・直流截源、8・・・・・・
リアクトル、12tL、12b・・・・・・電流供給端
、38・・・・・・制御回路(制御手段)、40・・・
・・・コンデンサ、41・・・・・・第2ダイオード、
42・・・・・・第2ダイオード、43.43a・・・
・・・抵抗、44・・・・・・サイリスタ(可変インピ
ーダンス素子)、45・・・・・・コンパレータ(第1
1m別手段)、46・・・・・・コンパレータ(第コ識
別手り、47・・・・・・アンドゲート、48・・・・
・・ドライバC以上47.48はゲート駆動手段)、工
1・・・・・・電源電流、IC・・・・・・放電電流、
IW・・・・・・溶接電流、va・・・・・・アーク電
aE(電極・母材間電圧)、VC・・・・・・コンデン
サ電圧。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電流平滑リアクトルを介して母材と電極との間に
    直流電流を供給し、これらの間にアークを発生させて溶
    接を行わせるアーク溶接電源装置において、前記母材と
    電極との間の電圧により、これらの間がアーク状態か短
    絡状態かを識別する第1識別手段と、前記電極および母
    材に溶接電流が流れたことを識別する第2識別手段と、
    溶接開始時に前記電極および母材間に電圧を印加する制
    御手段と、前記電極および母材への電流供給端間に接続
    されたコンデンサと第1ダイオードの直列回路で、該第
    1ダイオードが通常の溶接電流に加算する向きに電流を
    流せる極性に接続された回路と、前記第1ダイオードと
    同方向の電流を通流する向きに前記コンデンサに並列接
    続された第2ダイオードと、前記第1ダイオードと逆並
    列接続された逆阻止形可変インピーダンス素子と、溶接
    開始指令が与えられ、かつ前記溶接電流が流れておらず
    、かつ前記電極と母材間電圧がアーク状態を示すときの
    み前記可変インピーダンス素子をオンとするゲート駆動
    手段とを具備することを特徴とするアーク溶接電源装置
  2. (2)前記可変インピーダンス素子はサイリスタである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のアーク溶
    接電源装置。
  3. (3)前記コンデンサに放電用の抵抗を並列接続したこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載
    のアーク溶接電源装置。
  4. (4)前記コンデンサと第1ダイオードの直列回路に放
    電用の抵抗を並列接続したことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項または第2項記載のアーク溶接電源装置。
JP24135384A 1984-11-15 1984-11-15 ア−ク溶接電源装置 Pending JPS61119379A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24135384A JPS61119379A (ja) 1984-11-15 1984-11-15 ア−ク溶接電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24135384A JPS61119379A (ja) 1984-11-15 1984-11-15 ア−ク溶接電源装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61119379A true JPS61119379A (ja) 1986-06-06

Family

ID=17073031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24135384A Pending JPS61119379A (ja) 1984-11-15 1984-11-15 ア−ク溶接電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61119379A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005288540A (ja) * 2004-01-26 2005-10-20 Daihen Corp くびれ検出時電流急減機能付溶接電源及び溶接装置
JP2007083269A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Daihen Corp くびれ検出時電流急減機能付溶接電源
CN107617804A (zh) * 2016-07-15 2018-01-23 上海沪工焊接集团股份有限公司 焊机引弧电路

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005288540A (ja) * 2004-01-26 2005-10-20 Daihen Corp くびれ検出時電流急減機能付溶接電源及び溶接装置
JP4545483B2 (ja) * 2004-01-26 2010-09-15 株式会社ダイヘン くびれ検出時電流急減機能付溶接電源及び溶接装置
JP2007083269A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Daihen Corp くびれ検出時電流急減機能付溶接電源
CN107617804A (zh) * 2016-07-15 2018-01-23 上海沪工焊接集团股份有限公司 焊机引弧电路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9878395B2 (en) Method for detecting current transfer in a plasma arc
US5479089A (en) Power converter apparatus having instantaneous commutation switching system
JP5311670B2 (ja) 半導体予充電モジュール
CN105981128B (zh) 闩锁继电器驱动电路
JP2006042459A (ja) 電力変換装置及びそれを用いた電気車
US6885535B2 (en) Non-linear snubber circuit
JP2000078851A (ja) Dcリンクコンデンサーの強制放電装置
JPS61119379A (ja) ア−ク溶接電源装置
JP2509546B2 (ja) 溶接電源
JP5115064B2 (ja) ロボットコントローラ
JP4345404B2 (ja) バックアップ電源装置
JP6566261B2 (ja) 漏電遮断器
JP2556076B2 (ja) 直流アーク溶接電源装置
JP2987551B2 (ja) 直流tigアーク溶接機
JP2964680B2 (ja) 直流アーク溶接用電源装置
JP2549514Y2 (ja) 直流アーク溶接機
JPH01136562A (ja) インバータ装置の保護回路
JP4037247B2 (ja) コンデンサ式抵抗溶接機
US20220324049A1 (en) Overvoltage protection for current braking switch
JP4226963B2 (ja) 電力変換装置
JPS60213358A (ja) 溶接機の無負荷電流などの遮断装置
JP4436077B2 (ja) 消耗電極ガスシールドアーク溶接のアークスタート制御方法
JP2699528B2 (ja) 交流アーク溶接用電源装置
JP2547702B2 (ja) スタッド溶接機
KR100721161B1 (ko) 피드백 단자 회로