JP2547702B2 - スタッド溶接機 - Google Patents

スタッド溶接機

Info

Publication number
JP2547702B2
JP2547702B2 JP5146228A JP14622893A JP2547702B2 JP 2547702 B2 JP2547702 B2 JP 2547702B2 JP 5146228 A JP5146228 A JP 5146228A JP 14622893 A JP14622893 A JP 14622893A JP 2547702 B2 JP2547702 B2 JP 2547702B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
stud
discharge
circuit
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5146228A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH071141A (ja
Inventor
秀男 田中
広秋 清水
和昭 芦沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON DORAIBUITSUTO KK
SUTANREE DENKI KK
Original Assignee
NIPPON DORAIBUITSUTO KK
SUTANREE DENKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON DORAIBUITSUTO KK, SUTANREE DENKI KK filed Critical NIPPON DORAIBUITSUTO KK
Priority to JP5146228A priority Critical patent/JP2547702B2/ja
Publication of JPH071141A publication Critical patent/JPH071141A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2547702B2 publication Critical patent/JP2547702B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arc Welding Control (AREA)
  • Generation Of Surge Voltage And Current (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンデンサの充放電
を利用してスタッド溶接を行うCD(CAPACITOR DISCHA
RGE)形のスタッド溶接機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のCD形スタッド溶接機の概
略構成を示す回路図である。図中、1はコンデンサCを
充電する直流電源で、コンデンサCに充電された電荷は
サイリスタ(SCR)Qを通して放電される。2は母材
3に溶接されるスタッド、4はこのスタッド2を保持す
る溶接ガンのソレノイドコイルである。
【0003】上記のように構成されたスタッド溶接機に
おいては、スタッド2をソレノイドコイル4で保持して
おり、トリガスイッチによりソレノイドコイル4の通電
をオフにしてスタッド2をリリース(開放)し、これに
よりスタッド2が落下して母材3とショート(短絡)
し、放電に移行するようになっている。そして、放電開
始後さらにスタッド2をばねの力で加圧することによ
り、スタッド2を母材3に溶着させることができる。
【0004】図6は上記スタッド2と母材3のギャップ
電圧Vgと放電電流Igの関係を示したものである。ス
タッド2の落下後、短絡電流により電流が高く立ち上が
ってピークに達した時点で放電開始となり、スタッド2
の加圧により放電が終了する。図の斜線部分は、加圧後
のショート電流を示している。
【0005】また、図7は上記電圧Vg,電流Igの他
の波形例を示す図である。この例でも、放電開始時には
ショート電流によって電流Igはピークに達しており、
スタッド2の加圧により放電は停止する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のCD形のスタッ
ド溶接機は上記のように構成されており、トリガスイッ
チによりスタッドをリリースしているので、コンデンサ
の放電開始時には電流が高く立ち上がっており、このた
め、放電パワーが大きすぎ、スパッタが発生し、安定し
た溶着が得られないという問題点があり、また、過大な
ショート電流が放電後に流れるため、母材が薄板等の場
合にはうら焼が発生するという問題点があった。
【0007】この発明は、上記のような問題点に着目し
てなされたもので、安定した放電と良好な溶着が得ら
れ、また過大なショート電流による母材の損傷を防止可
能なスタッド溶接機を得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のコンデンサの
放電電流を利用したスタッド溶接機は、スタッドに高圧
の小電流を流す放電回路と、補助電流を流すことによ
り、主電流をカットする転流回路を設け、前記、高圧の
小電流をコンデンサの主電流より前に流し、転流回路に
より主電流が流れだしてからある時間で主電流をカット
し、その設定された時間だけ主電流を流すように構成し
たものである。
【0009】また、スタッドに高圧の小電流を流す放電
回路を設け、その高圧の小電流を補助電流としてスタッ
ドがソレノイドコイルから開放されて母材に落下するま
で流すように構成したものである。
【0010】
【作用】この発明のスタッド溶接機においては、コンデ
ンサの放電開始以前に高圧の小電流がスタッドに流れ、
放電開始時に過大なショート電流が流れることはない。
【0011】また、転流回路により主電流の流れている
時間が制御され、より安定した放電が得られ、ショート
電流が流れることが阻止される。
【0012】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の構成を示す回路
図である。図において、1はコンデンサC1を充電する
直流電源で、コンデンサC1に充電された電荷はサイリ
スタQ1を通して放電される。2は母材3に溶接される
スタッド、4はこのスタッド2を保持する溶接ガンのソ
レノイドコイル、5はスタッド2に高圧の小電流を流す
放電回路で、直流電源6,抵抗R1及びトランジスタQ
3により構成され、トランジスタQ3には抵抗R2を介
してゲート信号が入力される。
【0013】7はコンデンサC2を充電する直流電源
で、このコンデンサC2に充電された電荷はサイリスタ
Q2を通して放電され、この放電電流はサイリスタQ1
をカットオフし、C1による放電電流を制限する、と同
時に、負荷であるスタッド2と母材3に供給される。8
はサイリスタQ1,Q2により構成された転流回路で、
その切替えのタイミングは可変となっている。
【0014】上記のように構成されたスタッド溶接機に
おいては、従来と同様、スタッド2はソレノイドコイル
4により保持され、トリガスイッチのオンと同時にリリ
ースされる。そして、スタッド2の落下により溶接が開
始されるが、本実施例では放電回路5及び転流回路8が
設けられており、高圧の小電流が主電流より前に流れ、
流れだした主電流は転流回路によりその流れている時間
が制限されて流される。
【0015】図2はスタッド2と母材3のギャップ電圧
Vgとここに流れる電流Igの関係を示す図である。メ
インのサイリスタQ1にトリガがかかる前、つまり放電
開始前に放電回路5によって高圧の小電流をワンショッ
トパルスで与えることにより、放電開始時に過大なショ
ート電流が流れることはなく、安定した放電と良好な溶
着が得られ、また過大なショート電流による母材3の損
傷を防止することができる。
【0016】さらに、上記の回路では転流回路8を設け
ており、転流回路の動作するタイミングを適当に設定す
ることにより、ショート電流が流れないようにすること
ができ、有効な放電時間を制御することが可能となる。
【0017】図3はこの発明の他の実施例を示す回路図
であり、図1と同一符号は同一構成部分を示している。
この回路には転流回路はなく、コンデンサCに充電され
た電荷はサイリスタQを通して放電される。また放電回
路5により、高圧の小電流が上記コンデンサCの放電開
始以前にスタッド2に流れる。
【0018】図4は上述の回路における負荷のギャップ
電圧Vgと電流Igの関係を示したものである。放電回
路5はトリガスイッチと同期して制御され、トランジス
タQ3はメインゲートであるサイリスタQより先に数ミ
リsec間オンとなり、スタッド2がトリガスイッチに
よりリリース(開放)されて落下するまで高圧の小電流
が補助電流として与えられる。
【0019】そして、この高圧の電流によって放電が開
始され、メインのサイリスタQがオンして主電流が流れ
始める時にピークの高いショート電流が流れることはな
く、同様に安定した放電が得られ、図1の実施例と同様
の作用効果が得られる。
【0020】また図3の例では、例えば図4に示すよう
に、約300Vの高圧電流が数A補助電流として流れ、
続いてトリガスイッチのオンと同時に主電流が流れる。
この時の放電電圧は、20〜25V程度である。
【0021】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、コン
デンサの放電による主電流が流れる前に高圧の小電流が
流れるので、放電開始時にピークの高いショート電流が
流れることはなく、安定した放電と良好な溶着が得ら
れ、また過大なショート電流による母材の損傷を防止す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示す回路図
【図2】 図1の回路の動作を示す波形図
【図3】 この発明の他の実施例を示す回路図
【図4】 図3の回路の動作を示す波形図
【図5】 従来例を示す回路図
【図6】 図5の回路の動作を示す波形図
【図7】 図5の回路の他の動作を示す波形図
【符号の説明】
2 スタッド 3 母材 4 ソレノイドコイル 5 放電回路 8 転流回路 C コンデンサ C1 コンデンサ C2 コンデンサ Q1 サイリスタ Q2 サイリスタ Q3 トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−30764(JP,A) 特公 昭56−50673(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンデンサの放電電流を利用してスタッ
    ドを溶接するスタッド溶接機において、前記スタッドに
    高圧の小電流を流す放電回路と、補助電流を流すことに
    より、主電流をカットする転流回路を設け、前記、高圧
    の小電流をコンデンサの主電流より前に流し、転流回路
    により主電流が流れだしてからある時間で主電流をカッ
    トし、その設定された時間だけ主電流を流すことを特徴
    とするスタッド溶接機。
  2. 【請求項2】 コンデンサの放電電流を利用してスタッ
    ドを溶接するスタッド溶接機において、前記スタッドに
    高圧の小電流を流す放電回路を設け、その高圧の小電流
    を補助電流としてスタッドがソレノイドコイルから開放
    されて母材に落下するまで流すことを特徴とするスタッ
    ド溶接機。
JP5146228A 1993-06-17 1993-06-17 スタッド溶接機 Expired - Lifetime JP2547702B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5146228A JP2547702B2 (ja) 1993-06-17 1993-06-17 スタッド溶接機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5146228A JP2547702B2 (ja) 1993-06-17 1993-06-17 スタッド溶接機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH071141A JPH071141A (ja) 1995-01-06
JP2547702B2 true JP2547702B2 (ja) 1996-10-23

Family

ID=15403012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5146228A Expired - Lifetime JP2547702B2 (ja) 1993-06-17 1993-06-17 スタッド溶接機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2547702B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2342038A4 (en) * 2008-09-16 2013-10-23 Nelson Stud Welding Inc CURVE CONTROL WHEN WELDING A TORQUE ARC FASTENER
JP5154670B2 (ja) * 2011-03-04 2013-02-27 アジア技研株式会社 スタッド溶接方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH071141A (ja) 1995-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4459460A (en) Generator of high current pulses
JPS6232030B2 (ja)
JP2547702B2 (ja) スタッド溶接機
US3459996A (en) Starting circuit for direct current arc welder
US4282569A (en) Constant current welding power supply with an upslope starting current
JPS6224877A (ja) コンデンサ式スポツト溶接機
JP3045878B2 (ja) 消耗電極式交流アーク溶接機
JPS6268687A (ja) スポツト溶接機
JPS601894Y2 (ja) ガスシ−ルドア−ク溶接機
JP2785169B2 (ja) スタッド溶接機
JP4013634B2 (ja) パルス電源装置
JPH03204177A (ja) アーク溶接機
JPS59218284A (ja) コンデンサ−放電式抵抗溶接電源装置
JPS6255472B2 (ja)
JPS589773A (ja) コンデンサ放電形スタッド溶接機の溶接電流制御方法
JPH0320045Y2 (ja)
JPS61119379A (ja) ア−ク溶接電源装置
JPH0756124Y2 (ja) 直流アーク溶接機
JPH0259033B2 (ja)
JP2643938B2 (ja) 消耗電極式交流アーク溶接電源
JPH0154858B2 (ja)
JP2548430B2 (ja) アーク溶接電源装置
JP2549514Y2 (ja) 直流アーク溶接機
JPS61253177A (ja) Co2ア−ク溶接用電源装置
JP2502393B2 (ja) ア―ク溶接機

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960430