JP4545483B2 - くびれ検出時電流急減機能付溶接電源及び溶接装置 - Google Patents

くびれ検出時電流急減機能付溶接電源及び溶接装置 Download PDF

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本発明は、炭酸ガスアーク溶接、マグ溶接等の短絡移行溶接において短絡が開放しアークが再発生する前兆現象である溶滴のくびれ現象を検出して溶接電流を急減させてスパッタの発生を抑制するためのくびれ検出時電流急減機能付溶接電源の改良に関するものである。
図8は、短絡期間Tsとアーク期間Taとを繰り返す消耗電極ガスシールドアーク溶接(以下、短絡移行溶接という)における電流・電圧波形及び溶滴移行を示す図である。同図(A)は消耗電極(以下、溶接ワイヤ1という)を通電する溶接電流Iwの、同図(B)は溶接ワイヤ1・母材2間の溶接電圧Vwの時間変化を示し、同図(C)〜(E)は溶滴1aの移行の様子を示す。以下、同図を参照して説明する。
時刻t1〜t3の短絡期間Ts中は溶接ワイヤ1先端の溶滴1aが母材2と短絡した状態にあり、同図(A)に示すように、溶接電流Iwは次第に増加し、同図(B)に示すように、溶接電圧Vwは短絡状態にあるために数V程度の低い値となる。同図(C)に示すように、時刻t1において溶滴1aが母材2と接触して短絡状態に入る。その後、同図(D)に示すように、溶滴1aを通電する溶接電流Iwによる電磁的ピンチ力によって溶滴1a上部にくびれ1bが発生する。そしてこのくびれ1bが急速に進行して、時刻t3において同図(E)に示すように、溶滴1aは溶接ワイヤ1から溶融池2aへと離脱しアーク3が再発生する。このくびれ現象が発生すると、100μs程度の極短時間後に短絡が開放されてアーク3が再発生する。すなわち、このくびれ現象は短絡開放の前兆現象となる。くびれ1bが発生すると、溶接電流Iwの通路がくびれ部分で狭くなるために、同図(B)の時刻t2〜t3に示すように、溶接電圧Vwが上昇する。この溶接電圧Vwの上昇を検出すればくびれ1bが発生しているくびれ期間Tnを検出することができる。
短絡移行溶接では、時刻t3においてアーク3が再発生したときに大電流が通電しているためにアーク3から溶融池2aへの圧力(アーク力)が非常に大きくなり、大量のスパッタが発生する。すなわち、アーク再発生時の溶接電流Iwの値に略比例してスパッタ発生量が増加する。したがって、スパッタの発生を抑制するためには、上記の電流値を小さくする必要がある。このための方法として、上記のくびれ現象の発生を検出して溶接電流Iwを急減させてアーク再発生時の電流値を小さくするくびれ検出時電流急減機能を付加した溶接電源が従来から提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。以下、これら従来技術について説明する。
[従来技術1(特許文献1)]
図9は、特許文献1に記載するくびれ検出時電流急減機能付溶接電源のブロック図である。溶接電源PSは一般的な消耗電極ガスシールドアーク溶接用の溶接電源である。トランジスタTRが直列に挿入され、それと並列に抵抗器Rが接続されている。くびれ検出回路NDは、+端子と−端子間の溶接電圧Vwを入力として短絡期間中に溶滴にくびれが発生したことを電圧の上昇によって検出するとHighレベルとなるくびれ検出信号Ndを出力する。駆動回路DRは、このくびれ検出信号NdがLowレベルのときには上記のトランジスタTRをオン状態にする駆動信号Drを出力する。したがって、上記のトランジスタTRは、上記のくびれ検出信号NdがHighレベル(くびれ検出時)のときはオフ状態になる。
図10は、上記の溶接電源の各信号のタイミングチャートである。同図(A)は溶接電流Iwの、同図(B)は溶接電圧Vwの、同図(C)はくびれ検出信号Ndの、同図(D)は駆動信号Drの時間変化を示す。以下、同図を参照して説明する。
同図において、時刻t2〜t3のくびれ検出期間Tn1及び時刻t5〜t6のくびれ検出期間Tn2以外の期間中は、同図(C)に示すように、くびれ検出信号NdはLowレベルであるので、同図(D)に示すように、駆動信号DrはHighレベルになる。この結果、トランジスタTRはオン状態になるので、通常の消耗電極ガスシールドアーク溶接用の溶接電源と同一となる。
時刻t2において、同図(B)に示すように、短絡期間Ts中に溶接電圧Vwが上昇して第1基準値Vt1以上になったことを検出して溶滴にくびれが発生したと判別すると、同図(C)に示すように、くびれ検出信号NdがHighレベルになる。これに応動して同図(D)に示すように、駆動信号DrはLowレベルになるので、トランジスタTRはオフ状態になる。また同時に、溶接電源PSの出力を停止する。この結果、抵抗器Rが溶接電流Iwの通電路に挿入される。この抵抗器Rの値は短絡負荷(数十mΩ)の10倍以上大きな値に設定されるために、同図(A)に示すように、溶接電流Iwは急激に減少する。溶接電流Iwが基準電流値Imにまで減少すると、溶接電源PSの出力を再開して出力電流Io=Imを通電する。したがって、溶接電流Iwは基準電流値Imに維持される。時刻t3において、短絡が開放してアークが再発生すると、同図(B)に示すように、溶接電圧Vwが第2基準値Vt2以上になる。これを検出して、同図(C)に示すように、くびれ検出信号NdはLowレベルになり、同図(D)に示すように、駆動信号DrはHighレベルになる。同時に溶接電源PSの出力電流Ioを増加させて通常の消耗電極ガスシールドアーク溶接の制御に復帰させる。この動作によって、アーク再発生時(時刻t3)の電流値を小さくすることができスパッタの発生を抑制することができる。
ところで、くびれ期間Tn1は通常100μs程度であるが、時刻t5〜t6のくびれ検出期間Tn2のように、くびれの進行速度のバラツキによって少し長くなる場合が生じる。この場合でも、同図(A)に示すように、溶接電流Iwは基準電流値Imに維持されるので、それ以下に減少して電流が零になり短絡が開放してもアークが再発生せずにアーク切れに至ることはない。また、アークが再発生するときの電流値は常に基準電流値Imとなるので、くびれ検出期間Tn2が長くてもスパッタ発生の抑制効果への影響はほとんどない。
ところで、同図(D)に示すように、トランジスタTRはほとんどの期間オン状態にある。例えば、溶接電流平均値を200Aとすると、短絡期間Ts及びアーク期間Taの合算値は20ms程度である。くびれ検出期間は100μs程度であるので、99.5%の期間はトランジスタTRはオン状態にあることになる。トランジスタTRのオン時の飽和電圧を2Vとすると、損失は200A×2V×99.5%=308Wと大きな値となる。このために、トランジスタTRはこの損失に耐えうるように大容量のものを使用することになり、コストが高額になる。
[従来技術2(特許文献2)]
図11は、特許文献2に記載するくびれ検出時電流急減機能付溶接電源のブロック図である。溶接電源PSは一般的な消耗電極ガスシールドアーク溶接用の溶接電源である。トランジスタTRは、コレクタが+端子に、エミッタが−端子に接続されて、上記の溶接電源PSからの出力電流Ioを通電する。ダイオードDは、トランジスタTRと逆並列に接続されて、トランジスタTRがオン状態のときに短絡負荷を通電する溶接電流Iwを還流する。くびれ検出回路NDは、+端子と−端子間の溶接電圧Vwを入力として短絡期間中に溶滴にくびれが発生したことを電圧の上昇によって検出するとHighレベルとなるくびれ検出信号Ndを出力する。駆動回路DRは、このくびれ検出信号NdがHighレベルのときには上記のトランジスタTRをオン状態にする駆動信号Drを出力する。したがって、上記のトランジスタTRは、上記のくびれ検出信号NdがHighレベル(くびれ検出時)のときはオン状態になる。
図12は、上記の溶接電源の各信号のタイミングチャートである。同図(A)は溶接電流Iwの、同図(B)は溶接電圧Vwの、同図(C)はくびれ検出信号Ndの、同図(D)は駆動信号Drの、同図(E)はトランジスタTRを通電する電流Ibの時間変化を示す。以下、同図を参照して説明する。
同図において、時刻t2〜t3のくびれ検出期間Tn1及び時刻t5〜t6のくびれ検出期間Tn2以外の期間中は、同図(C)に示すように、くびれ検出信号NdはLowレベルであるので、同図(D)に示すように、駆動信号DrはLowレベルになる。この結果、トランジスタTRはオフ状態になるので、通常の消耗電極ガスシールドアーク溶接用の溶接電源と同一となる。
時刻t2において、同図(B)に示すように、短絡期間Ts中に溶接電圧Vwが上昇して第1基準値Vt1以上になったことを検出して溶滴にくびれが発生したと判別すると、同図(C)に示すように、くびれ検出信号NdがHighレベルになる。これに応動して同図(D)に示すように、駆動信号DrはHighレベルになるので、トランジスタTRはオン状態になる。また同時に、溶接電源PSの出力を停止するが、同図(A)の時刻t2〜t3の点線で示すように、溶接電源PS内の大きな直流リアクトルの作用によって出力電流Ioは短時間では少ししか減少しない。トランジスタTRがオン状態にあるので、同図(E)に示すように、上記の出力電流Ioはトランジスタ通電電流IbとしてトランジスタTRを通電することになる。この結果、同図(A)に示すように、溶接電流Iwは急減する。時刻t3において短絡が開放してアークが再発生すると、同図(B)に示すように、溶接電圧Vwが第2基準値Vt2以上になる。これを検出して、同図(C)に示すように、くびれ検出信号NdはLowレベルになり、同図(D)に示すように、駆動信号DrはLowレベルになる。同時に溶接電源PSの出力が開始されて、通常の消耗電極ガスシールドアーク溶接の制御に復帰する。この動作によって、アーク再発生時(時刻t3)の電流値を小さくすることができ、スパッタ発生を抑制することができる。
ところで、くびれ期間Tn1は通常100μs程度であるが、時刻t5〜t6のくびれ検出期間Tn2のようにくびれの進行速度のバラツキによって少し長くなる場合がある。この場合、同図(A)に示すように、溶接電流Iwは減少し続けて零となる。この状態でくびれが進行して短絡が開放したときにはアークが再発生せずアーク切れになる。これを防止するために溶接電流Iwが基準電流値Imまで減少したときは、たとえ短絡が開放前であっても時刻t51の時点で、同図(D)に示すように、駆動信号DrをLowレベルにしてトランジスタTRをオフにする必要がある。これによって同図(E)に示すトランジスタ通電電流Ibが急減するために、溶接電源PSの出力電流Ioは急増する。この結果、アーク再発生時(時刻t6)の電流値が大きくなり、スパッタ発生の抑制効果はなくなる。したがって、従来技術2では、スパッタ抑制効果はくびれ検出期間のバラツキに大きく影響される。
ところで、同図(D)に示すように、トランジスタTRはほとんどの期間オフ状態にある。例えば、溶接電流平均値を200Aとした場合、短絡期間Ts及びアーク期間Taの合算値は20ms程度である。くびれ検出期間は100μs程度であるので、0.5%の期間だけトランジスタTRはオン状態にあることになる。トランジスタTRのオン時の飽和電圧を2Vとすると、損失は200A×2V×0.5%=2Wと小さな値となる。このために、トランジスタTRには上述した従来技術1のときよりも相当に小容量のものを使用することができる。
特開平1−170582号公報 特開平4−284972号公報
上述したように、従来技術1では、くびれ検出期間がばらついてもアーク再発生時の溶接電流値は常に小さな値であるのでスパッタ抑制効果は大きいままである。しかし、電流急減用のトランジスタの損失が大きいので、大容量の素子が必要になるという課題がある。他方、従来技術2では、くびれ検出期間がばらついたときにアーク再発生に失敗してアーク切れになる場合がある。これを防止しようとするとアーク再発生時の溶接電流値が大きな値になり、スパッタ抑制効果が失われるという課題がある。ただし、電流急減用のトランジスタの損失は小さくなる。
そこで、本発明では、くびれ検出期間がばらついてもスパッタ抑制効果に影響を与えず、かつ、電流急減用のトランジスタの損失が小さいために小容量の素子を使用することができるくびれ検出時電流急減機能付溶接電源を提供する。
上述した課題を解決するために、第1の発明は、アーク期間と短絡期間とを繰り返す消耗電極ガスシールドアーク溶接に使用する溶接電源であって、短絡が開放されてアークが再発生する前兆現象である消耗電極先端の溶滴のくびれ現象を検出して短絡負荷を通電する溶接電流を急減させてスパッタの発生を抑制するくびれ検出時電流急減機能付溶接電源において、
前記溶接電源の2つの出力端子間に設けられたコンデンサ及び放電用スイッチング素子の直列回路から成る放電回路と、
前記コンデンサに並列に設けられた充電用電源及び充電用スイッチング素子の直列回路から成る充電回路と、
前記放電回路及び前記充電回路は前記コンデンサから負荷への放電電流が前記溶接電源からの出力電流とは逆方向に通電するように接続し、
短絡期間中に前記くびれ現象の発生を検出すると前記充電用スイッチング素子をオフにすると共に前記放電用スイッチング素子をオンにして前記放電回路から短絡負荷に前記放電電流を通電して前記溶接電流を急減させ、続いて短絡が開放されてアークが再発生したことを検出した時点又はそれから所定時間経過した時点で前記放電用スイッチング素子をオフにして放電を停止すると共に前記充電用スイッチング素子をオンにして前記コンデンサへの充電を開始する充放電駆動回路とを備え、
前記コンデンサの容量を前記アークの再発生時に前記放電電流がピーク値となる値に設定することを特徴とするくびれ検出時電流急減機能付溶接電源である。

また、第2の発明は、第1の発明に記載の充放電駆動回路が、短絡期間中に前記くびれ現象の発生を検出した時点で前記放電用スイッチング素子をオンにして前記放電回路から短絡負荷に前記放電電流を通電して前記溶接電流を急減させ、続いて短絡が開放されてアークが再発生したことを検出した時点又はそれから所定時間経過した時点で前記放電用スイッチング素子をオフにして放電を停止すると共に前記充電用スイッチング素子をオンにして前記コンデンサへの充電を開始し、続いて前記コンデンサの充電電圧が予め定めた充電電圧制限値に達したことを検出した時点で前記充電用スイッチング素子をオフにして充電を停止する充電電圧制限駆動回路であることを特徴とするくびれ検出時電流急減機能付溶接電源である。
また、第3の発明は、第1の発明記載の充放電駆動回路が、短絡期間中に前記くびれ現象の発生を検出すると前記充電用スイッチング素子をオフにすると共に前記放電用スイッチング素子をオンにして前記放電回路から短絡負荷に前記放電電流を通電して前記溶接電流を急減させ、続いて短絡が開放されてアークが再発生したことを検出した時点又はそれから所定時間経過した時点で前記放電用スイッチング素子をオフにして放電を停止し、続いて短絡が再発生したことを検出した時点から前記コンデンサの充電電圧が前記溶接電流の上昇に略比例して上昇するように前記充電用スイッチング素子をチョッパ制御する充電電圧制御駆動回路であることを特徴とするくびれ検出時電流急減機能付溶接電源である。
また、第4の発明は、前記溶接電源、ワイヤ送給機及び溶接トーチを含む消耗電極ガスシールドアーク溶接に使用する溶接装置であって、
前記放電回路及び前記充電回路及び前記充放電駆動回路を含むくびれ検出時電流急減ユニットを前記ワイヤ送給機に内蔵したことを特徴とする第1、第2又は第3の発明記載のくびれ検出時電流急減機能付溶接装置である。
上記第1の発明によれば、くびれ検出期間がばらついてもアーク切れは発生せず、かつ、アーク再発生時の電流値も小さいのでスパッタ発生を大幅に抑制することができる。さらに、電流急減用のスイッチング素子の損失が小さいので、小容量の素子を使用することができコストを安価にすることができる。
上記第2の発明によれば、上記の効果に加えて、溶接電流の平均値、ピーク値等に応じてコンデンサの充電電圧を制限することによって、放電電流のピーク値を適正化することができる。このために、溶接電流のピーク値が変化してもアーク再発生時の電流値を常に略所望値にすることができ、スパッタを常に大幅に抑制することができる。
さらに、上記第3の発明によれば、上記第1の発明の効果に加えて、短絡期間中は充電用スイッチング素子をチョッパ制御することによってコンデンサの充電電圧を溶接電流値に比例させることができる。このために、短絡期間が変化してくびれ検出直前の溶接電流値が変化してもそれに応じてコンデンサからの放電電流が適正化されるので、アーク再発生時の溶接電流値を常に略所望値にすることができ、スパッタを常に大幅に抑制することができる。
さらに、上記第4の発明によれば、くびれ検出時電流急減ユニットをワイヤ送給機に内蔵することによって溶接ケーブルの長さが長くなってもくびれ検出時の電流急減作用には影響を与えないので、スパッタを常に大幅に抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係るくびれ検出時電流急減機能付溶接電源のブロック図である。以下、同図を参照して各回路ブロックについて説明する。
溶接電源PSは、一般的な消耗電極ガスシールドアーク溶接用の溶接電源である。溶接電源PSの+端子と−端子間にコンデンサC及び放電用スイッチング素子TRDの直列回路から成る放電回路が接続される。この放電回路からの放電電流Idはくびれ検出期間中に溶接電流Iwとは逆方向に通電する。上記のコンデンサCの容量は、アーク再発生時に放電電流Idが略ピーク値となる値に設定する。上記のコンデンサCに並列に充電電源E及び充電用スイッチング素子TRCの直列回路から成る充電回路が接続される。
くびれ検出回路NDは、溶接電圧Vwを入力として溶滴のくびれ発生を電圧の上昇によって検出してHighレベルとなるくびれ検出信号Ndを出力する。充放電駆動回路DRAは、上記のくびれ検出信号Ndを入力として、くびれ検出信号NdがHighレベルになると上記の充電用スイッチング素子TRCをオフにし、Lowレベルになった時点又はそれから所定時間経過した時点で上記の充電用スイッチング素子TRCをオンにする充電駆動信号Drcを出力する。同時に、上記の充放電駆動回路DRAは、上記のくびれ検出信号Ndを入力として、くびれ検出信号NdがHighレベルになると上記の放電用スイッチング素子TRDをオンにし、Lowレベルになった時点又はそれから所定時間経過した時点で上記の放電用スイッチング素子TRDをオフにする放電駆動信号Drdを出力する。
上記のくびれ検出回路NDの動作を上記の充放電駆動回路DRAに含めても良い。また、上記の放電回路、充電回路及びくびれ検出回路NDを含む充放電駆動回路DRAを、一点鎖線で示すくびれ検出時電流急減ユニットCDとして定義する。上記のくびれ検出時電流急減機能付溶接電源は、一般的な消耗電極ガスシールドアーク溶接用の溶接電源PSにこのくびれ検出時電流急減ユニットCDを内蔵したものになる。
図2は、上記のくびれ検出時電流急減機能付溶接電源の各信号のタイミングチャートである。同図(A)は溶接電流Iwの、同図(B)は溶接電圧Vwの、同図(C)はくびれ検出信号Ndの、同図(D)は充電駆動信号Drcの、同図(E)は放電駆動信号Drdの、同図(F)は放電電流Idの、同図(G)はコンデンサ電圧Vcの時間変化を示す。以下、同図を参照して説明する。
同図において、時刻t2〜t3のくびれ検出期間Tn1及び時刻t5〜t6のくびれ検出期間Tn2以外の期間中は、同図(C)に示すように、くびれ検出信号NdはLowレベルであるので、同図(E)に示すように、放電駆動信号DrdはLowレベルになる。この結果、放電用スイッチング素子TRDはオフ状態になるので、同図(A)に示すように、溶接電流Iwは通常の消耗電極ガスシールドアーク溶接用の溶接電源と同一となる。
時刻t2において、同図(B)に示すように、短絡期間Ts中に溶接電圧Vwが上昇して第1基準値Vt1以上になったことを検出して溶滴にくびれが発生したと判別すると、同図(C)に示すように、くびれ検出信号NdがHighレベルになる。これに応動して同図(D)に示すように、充電駆動信号DrcはLowレベルになるので、充電用スイッチング素子TRCはオフ状態になる。また同時に、同図(E)に示すように、放電駆動信号DrdはHighレベルになるので、放電用スイッチング素子TRDはオン状態になる。このために、同図(F)に示すように、コンデンサCから放電電流Idが同図(A)に示す溶接電流Iwとは逆方向に通電する。同図(A)の時刻t2〜t3の点線で示すように、出力電流Ioは溶接電源PS内の大きな値の直流リアクトルの作用によって短時間では少ししか減少しない。この出力電流Ioから放電電流Idが減算された値が溶接電流Iwとなるので、溶接電流Iwは急減する。時刻t3において、短絡が開放してアークが再発生すると、同図(B)に示すように、溶接電圧Vwが第2基準値Vt2以上になる。これを検出して、同図(C)に示すように、くびれ検出信号NdはLowレベルになり、同図(D)に示すように、充電駆動信号DrcはHighレベルになる。このために、同図(G)に示すように、コンデンサ電圧Vcは充電電源Eによって充電されて次第に大きくなる。同時に、同図(E)に示すように、放電駆動信号DrdはLowレベルになるので、放電用スイッチング素子TRDはオフ状態になる。このために、同図(F)に示すように、放電電流Idが遮断されるので、同図(A)に示すように、溶接電流Iwは出力電流Ioと同一になり、溶接電流Iwは増加する。この動作によって、アーク再発生時(時刻t3)の電流値を小さくすることができスパッタの発生を大幅に抑制することができる。コンデンサCの容量は、平均的なくびれ期間Tn1において同図(F)に示す放電電流Idがピーク値になるように設定する。
ところで、くびれ検出期間Tn1は通常100μs程度であるが、時刻t5〜t6のくびれ検出期間Tn2のように、くびれの進行速度のバラツキによって少し長くなる場合がある。この場合、同図(F)に示すように、放電電流Idがピーク値から減少に転じるので、同図(A)に示すように、溶接電流Iwは増加に転じる。しかし、アーク再発生時の電流値は依然として小さな値であるので、スパッタ抑制効果はほとんど変わらない。
また、同図(E)に示すように、放電用スイッチング素子TRDはほとんどの期間オフ状態にある。例えば、溶接電流平均値を200Aとした場合、短絡期間Ts及びアーク期間Taの合算値は20ms程度である。くびれ検出期間は100μs程度であるので、0.5%の期間は放電用スイッチング素子TRDはオフ状態にあることになる。放電用スイッチング素子TRDのオン時の飽和電圧を2Vとすると、損失は200A×2V×0.5%=2Wと小さな値となる。このために、放電用スイッチング素子TRDは小容量の素子を使用することができる。また、充電用スイッチング素子TRCは小さな充電電流が通電するのでやはり小容量の素子を使用することができる。
上述したように、本発明では、くびれ検出期間がばらついてもアーク切れを生じたり、スパッタの抑制効果がなくなることはない。さらに、充電用スイッチング素子TRC及び放電用スイッチング素子TRD共に小容量の素子を使用することができる。また、上記はアーク再発生時の時刻t3に充電用スイッチング素子TRCをオンにし放電用スイッチング素子TRDをオフにする場合である。しかし、このタイミングをアーク再発生から所定時間(数十〜数百μs)だけ遅らせても良い。これはアーク再発生後も短時間の間電流値が小さい方が溶接条件によってはスパッタ発生が少なくなる場合があるためである。
[実施の形態2]
図3は、本発明の実施の形態2に係るくびれ検出時電流急減機能付溶接電源のブロック図である。同図において上述した図1と同一のブロックには同一符号を付してそれらの説明は省略する。以下、図1とは異なる点線で示す回路ブロックについて説明する。
コンデンサ電圧検出回路VCDは、コンデンサCの端子間電圧であるコンデンサ電圧Vcを検出してコンデンサ電圧検出信号Vcdを出力する。充電電圧制限駆動回路DRBは、くびれ検出信号Ndを入力として、くびれ検出信号NdがHighレベルになると放電用スイッチング素子TRDをオンにし、Lowレベルになった時点又はそれから所定時間経過した時点で上記の放電用スイッチング素子TRDをオフにする放電駆動信号Drdを出力する。同時に、上記の充電電圧制限駆動回路DRBは、くびれ検出信号NdがLowレベルになった時点又はそれから所定時間経過した時点で充電用スイッチング素子TRCをオンにし、コンデンサ電圧検出信号Vcdの値が予め定めた充電電圧制限値Vctに達したときは充電用スイッチング素子TRCをオフにする充電駆動信号Drcを出力する。
図4は、上記のくびれ検出時電流急減機能付溶接電源の各信号のタイミングチャートである。同図は上述した図2と対応しており、以下図2とは異なる点についてのみ説明する。
時刻t4においてアークが再発生すると、同図(D)に示すように、充電駆動信号DrcがHighレベルになるので充電用スイッチング素子TRCがオン状態になる。このために、同図(G)に示すように、コンデンサCへの充電が開始する。時刻t31において同図(G)に示すように、コンデンサ電圧Vcが予め定めた充電電圧制限値Vctに達すると、同図(D)に示すように、充電駆動信号DrcはLowレベルになる。このために、同図(G)に示すように、充電は停止する。
コンデンサCの充電電圧であるコンデンサ電圧Vcを制限する理由は以下のとおりである。同図(A)に示すように、短絡期間Ts中の溶接電流Iwのピーク値は、通常溶接電流平均値に略比例して大きくなる。放電電流Idは、この溶接電流ピーク値よりも数十A程度小さな値になるのが適正である。したがって、溶接電流平均値が変化して溶接電流ピーク値が変化した場合には、上記の充電電圧制限値Vctを調整することによって放電電流Idを適正化することができる。
[実施の形態3]
図5は、本発明の実施の形態3に係るくびれ検出時電流急減機能付溶接電源のブロック図である。同図において、上述した図3と同一のブロックには同一符号を付してそれらの説明は省略する。以下、図3とは異なる回路である電流検出器IWD、点線で示す充電電圧制御駆動回路DRC及び短絡検出回路SDについて説明する。
電流検出器IWDは、溶接電流Iwを検出して電流検出信号Iwdを出力する。短絡検出回路SDは、溶接電圧Vwの値によって短絡を検出しHighレベルとなる短絡検出信号Sdを出力する。充電電圧制御駆動回路DRCは、くびれ検出信号Ndを入力として、くびれ検出信号NdがHighレベルになると放電用スイッチング素子TRDをオンにし、Lowレベルになった時点又はそれから所定時間経過した時点で上記の放電用スイッチング素子TRDをオフにする放電駆動信号Drdを出力する。同時に、この充電電圧制御駆動回路DRCは、くびれ検出信号NdがHighレベルになると充電用スイッチング素子TRCをオフにし、上記の短絡検出信号SdがHighレベル(短絡)になるとコンデンサ電圧検出信号Vcdの値が溶接電流検出信号Iwdの値に略比例した値になるように上記の充電用スイッチング素子TRCをチョッパ制御する充電駆動信号Drcを出力する。すなわち、Vcd=α・Iwdとなるように、電流検出信号Iwdを目標値としコンデンサ電圧検出信号Vcdをフィードバック値として充電用スイッチング素子はチョッパ制御される。αは係数である。
図6は、上記のくびれ検出時電流急減機能付溶接電源の各信号のタイミングチャートである。同図は上述した図4と対応しており、以下図4とは異なる点についてのみ説明する。
時刻t1において、同図(B)に示すように、短絡が発生すると、同図(D)に示すように、充電用スイッチング素子のチョッパ制御が開始される。時刻t2において、同図(C)に示すように、くびれ検出信号NdがHighレベルになると、同図(D)に示すように、充電用スイッチング素子はチョッパ制御を停止してオフになる。
上記の溶接電源の構成によれば、コンデンサ電圧Vcを短絡期間中の溶接電流Iwに比例させることによって、くびれ検出時のコンデンサからの放電電流値を適正化することができる。すなわち、時刻t1〜t3の短絡期間がTs1と通常よりも短い場合、時刻t2のくびれ検出時の溶接電流値Iwは通常値よりも小さくなる。そこで、コンデンサ電圧Vcをこの溶接電流値Iwに比例させて小さくすることによって、放電電流を適正化し、時刻t3のアーク再発生時の溶接電流値Iwが常に略所望値になるようにしている。
[実施の形態4]
図7は、本発明の実施の形態4に係るくびれ検出時電流急減機能付溶接装置のブロック図である。以下、同図を参照して説明する。
溶接電源PSは、上述した図1と同様に一般的なガスシールドアーク溶接用の溶接電源である。ワイヤ送給機5は、送給モータM、送給ロール6及び図1で上述したくびれ検出時電流急減ユニットCD等から成る。溶接ワイヤ1は、上記の送給モータMによって駆動させる上記の送給ロール6の回転により溶接トーチ4内を通って送給されて母材2との間にアーク3が発生する。上記の溶接電源PSの+出力は、溶接ケーブル7及びワイヤ送給機5を介して溶接トーチ4に供給される。上記の溶接電源PSの−出力は、溶接ケーブル8を介して母材2に接続される。くびれ検出時電流急減ユニットCDは、上記の+出力と−出力との間に接続される。このユニットCDの動作は図1で上述したとおりである。したがって、実施の形態4は、くびれ検出時電流急減ユニットCDをワイヤ送給機5に内蔵したものである。
同図において、溶接電源PSと母材2とが数十m離れた位置にあることもときどきある。このような場合には、溶接ケーブル7、8を数十mに長くして対応するのが通常である。溶接トーチ4の長さは1〜3m程度と短く設定されている。これは、溶接ワイヤ1の送給性を良好に維持するためである。くびれ検出時電流急減ユニットCDが溶接電源PSに内蔵されている場合、溶接ケーブル7、8が長くなるとケーブルの抵抗値、インダクタンス値が大きくなるために、くびれ検出時の放電回路からの放電電流のピーク値が抑制されて電流急減効果が小さくなる。この結果、スパッタ低減効果も小さくなる。これに対して、実施の形態4では、くびれ検出時電流急減ユニットCDがワイヤ送給機5に内蔵されているので、溶接ケーブル7、8が長いときでも放電電流の放電経路は短いままで略一定となる。このために、くびれ検出時の放電電流のピーク値が略一定となり、電流急減効果は大きい状態を維持することができ、スパッタ低減効果も大きいままである。
本発明の実施の形態1に係るくびれ検出時電流急減機能付溶接電源のブロック図である。 図1の各信号のタイミングチャートである。 本発明の実施の形態2に係るくびれ検出時電流急減機能付溶接電源のブロック図である。 図3の各信号のタイミングチャートである。 本発明の実施の形態3に係るくびれ検出時電流急減機能付溶接電源のブロック図である。 図5の各信号のタイミングチャートである。 本発明の実施の形態4に係るくびれ検出時電流急減機能付溶接装置のブロック図である。 従来技術の短絡移行溶接における電流・電圧波形図及び溶滴移行図である。 従来技術1のくびれ検出時電流急減機能付溶接電源のブロック図である。 図9の各信号のタイミングチャートである。 従来技術2のくびれ検出時電流急減機能付溶接電源のブロック図である。 図11の各信号のタイミングチャートである。
符号の説明
1 溶接ワイヤ
1a 溶滴
1b くびれ
2 母材
2a 溶融池
3 アーク
4 溶接トーチ
5 ワイヤ送給機
6 送給ロール
7、8 溶接ケーブル
C コンデンサ
CD くびれ検出時電流急減ユニット
D ダイオード
DR 駆動回路
Dr 駆動信号
DRA 充放電駆動回路
DRB 充電電圧制限駆動回路
DRC 充電電圧制御駆動回路
Drc 充電駆動信号
Drd 放電駆動信号
E 充電電源
Ib トランジスタ通電電流
Id 放電電流
Im 基準電流値
Io 出力電流
Iw 溶接電流
IWD 電流検出器
Iwd 電流検出信号
M 送給モータ
ND くびれ検出回路
Nd くびれ検出信号
PS 溶接電源
R 抵抗器
SD 短絡検出回路
Sd 短絡検出信号
Ta アーク期間
Tn くびれ検出期間
TR トランジスタ
TRC 充電用スイッチング素子
TRD 放電用スイッチング素子
Ts 短絡期間
Vc コンデンサ電圧
VCD コンデンサ電圧検出回路
Vcd コンデンサ電圧検出信号
Vct 充電電圧制限値
Vt1 第1基準値
Vt2 第2基準値
Vw 溶接電圧

Claims (4)

  1. アーク期間と短絡期間とを繰り返す消耗電極ガスシールドアーク溶接に使用する溶接電源であって、短絡が開放されてアークが再発生する前兆現象である消耗電極先端の溶滴のくびれ現象を検出して短絡負荷を通電する溶接電流を急減させてスパッタの発生を抑制するくびれ検出時電流急減機能付溶接電源において、
    前記溶接電源の2つの出力端子間に設けられたコンデンサ及び放電用スイッチング素子の直列回路から成る放電回路と、
    前記コンデンサに並列に設けられた充電用電源及び充電用スイッチング素子の直列回路から成る充電回路と、
    前記放電回路及び前記充電回路は前記コンデンサから負荷への放電電流が前記溶接電源からの出力電流とは逆方向に通電するように接続し、
    短絡期間中に前記くびれ現象の発生を検出すると前記充電用スイッチング素子をオフにすると共に前記放電用スイッチング素子をオンにして前記放電回路から短絡負荷に前記放電電流を通電して前記溶接電流を急減させ、続いて短絡が開放されてアークが再発生したことを検出した時点又はそれから所定時間経過した時点で前記放電用スイッチング素子をオフにして放電を停止すると共に前記充電用スイッチング素子をオンにして前記コンデンサへの充電を開始する充放電駆動回路とを備え、
    前記コンデンサの容量を前記アークの再発生時に前記放電電流がピーク値となる値に設定することを特徴とするくびれ検出時電流急減機能付溶接電源。
  2. 請求項1記載の充放電駆動回路が、短絡期間中に前記くびれ現象の発生を検出した時点で前記放電用スイッチング素子をオンにして前記放電回路から短絡負荷に前記放電電流を通電して前記溶接電流を急減させ、続いて短絡が開放されてアークが再発生したことを検出した時点又はそれから所定時間経過した時点で前記放電用スイッチング素子をオフにして放電を停止すると共に前記充電用スイッチング素子をオンにして前記コンデンサへの充電を開始し、続いて前記コンデンサの充電電圧が予め定めた充電電圧制限値に達したことを検出した時点で前記充電用スイッチング素子をオフにして充電を停止する充電電圧制限駆動回路であることを特徴とするくびれ検出時電流急減機能付溶接電源。
  3. 請求項1記載の充放電駆動回路が、短絡期間中に前記くびれ現象の発生を検出すると前記充電用スイッチング素子をオフにすると共に前記放電用スイッチング素子をオンにして前記放電回路から短絡負荷に前記放電電流を通電して前記溶接電流を急減させ、続いて短絡が開放されてアークが再発生したことを検出した時点又はそれから所定時間経過した時点で前記放電用スイッチング素子をオフにして放電を停止し、続いて短絡が再発生したことを検出した時点から前記コンデンサの充電電圧が前記溶接電流の上昇に略比例して上昇するように前記充電用スイッチング素子をチョッパ制御する充電電圧制御駆動回路であることを特徴とするくびれ検出時電流急減機能付溶接電源。
  4. 前記溶接電源、ワイヤ送給機及び溶接トーチを含む消耗電極ガスシールドアーク溶接に使用する溶接装置であって、
    前記放電回路及び前記充電回路及び前記充放電駆動回路を含むくびれ検出時電流急減ユニットを前記ワイヤ送給機に内蔵したことを特徴とする請求項1、2又は3記載のくびれ検出時電流急減機能付溶接装置。

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