JP2964387B2 - 吸盤構造 - Google Patents

吸盤構造

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JP2964387B2
JP2964387B2 JP26642195A JP26642195A JP2964387B2 JP 2964387 B2 JP2964387 B2 JP 2964387B2 JP 26642195 A JP26642195 A JP 26642195A JP 26642195 A JP26642195 A JP 26642195A JP 2964387 B2 JP2964387 B2 JP 2964387B2
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suction cup
suction
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pulling
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば小物類やハン
ガー等の掛け具、整理棚、吊り下げポール等の各種の家
庭日用品の固定手段として用いられる吸盤構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の吸盤構造としては、可撓弾
性を有するゴムや合成樹脂からなる円盤状の吸盤体と、
吸盤体の背面中央部に吸着面に直交する方向の引動方向
に突設された引動杆と、引動杆の端部に連結されて起倒
操作により引動杆を引動又は解除可能な起倒レバーとか
らなる構造のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
構造の場合、吸盤体の背面には引動杆が突出形成される
と共にさらにその背面に起倒レバーが配置されている構
造のため、吸盤体の背面部分がかさ張ることになり、逆
言すると背面部分の有効利用を図ることができず、又、
起倒レバーを起倒操作することにより引動杆を引動又は
解除する構造のため、引動構造が複雑化し易くなると共
に起倒レバーの起倒範囲分だけ必要となって、配置スペ
ースも大きなものとなり易いという不都合を有してい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決することを目的とするもので、本発明のうちで、
請求項1記載の発明にあっては、可撓弾性を有するゴム
や合成樹脂からなる円盤状の吸盤体と、該吸盤体の背面
外周縁部に嵌着される保持部材と、該保持部材の対向位
置に形成された軸受穴に該吸盤体の吸着面の面方向に
びて回動自在に軸架され、保持部材の外方に突出した端
部を折曲して操作レバー部に形成した操作軸と、該操作
軸の操作レバー部の回動により該吸盤体の中央部を引動
すると共に操作軸の逆回動により吸盤体の引動を解除可
能な引動機構とを具備したことを特徴とする吸盤構造に
ある。
【0005】また請求項2記載の発明にあっては、請求
項1の保持部材に吸盤体の背面外周縁部よりも中央部側
に嵌着される環状保持部を形成してなることを特徴とす
るものであり、又請求項3記載の発明にあっては、請求
項1又は2記載の引動機構として、上記吸盤体の背面中
央部に引動部を形成し、該引動部に操作軸の軸線方向と
交差する方向に延びて操作軸が挿通可能な係合長穴を形
成し、該操作軸の該係合長穴の挿通部位に操作軸の回動
軸線に対して偏位した偏位部を形成してなることを特徴
とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1乃至図9は本発明の実施の形
態例を示し、図1乃至図7は本発明を小物吊下具に適用
した第一形態例、図8は吊下ポールに適用した第二形態
例、図9は筆記具立てに適用した第三形態例である。
【0007】図1乃至図7の第一形態例において、1は
吸盤体であって、可撓弾性を有する合成樹脂やゴム等か
らなり、全体として円盤状に形成され、常態において平
坦な吸着面1aの中央部に吸着凹部1bが形成されてい
る。
【0008】2は保持部材であって、合成樹脂製にして
略半球殻状に形成され、吸盤体1の背面外周縁部に形成
された環状嵌着部1cに嵌着される外周縁部2aが形成
され、かつ吸盤体1の背面外周縁部よりも中央部側に形
成された環状凹溝1dに嵌着される環状保持部2bが形
成されている。
【0009】3は操作軸、4は引動機構であって、この
場合上記吸盤体1の背面中央部に合成樹脂製の引動部1
eが一体に埋め込み形成され、上記環状保持部2bの対
向位置に軸受穴2c及び遊挿切欠2dを形成すると共に
保持部材2に軸受穴2eを形成し、軸受穴2c及び軸受
穴2eにより操作軸3を吸盤体1の吸着面1aの面方向
延びて回動自在に軸架し、操作軸3の一方端部を保持
部材3の外方に突出し、略90度に折曲して操作レバー
部3aを形成し、引動部1eに操作軸3の軸線方向と交
差する方向に延びて操作軸3が挿通可能な係合長穴1f
を形成し、操作軸3の係合長穴1fの挿通部位に操作軸
3の回動軸線に対して偏位した偏位部3bを形成して構
成している。
【0010】またこの場合上記保持部材2にピン部5・
5を突出形成し、このピン部5・5に中央下部に小物類
を掛けるための吊下部6aを有する全体として略Y状の
合成樹脂製の吊下体6を回動自在に枢着して構成してい
る。
【0011】この実施の第一形態例は上記構成であるか
ら、図4の如く、吸盤体1の吸着面1aを壁面等の被吸
着面Wに当接し、この状態で操作レバー部3aにより操
作軸3を略180度回動すると、図6の如く、引動機構
4により吸盤体1の背面中央部が引動され、吸盤体1の
中央部が引かれて被吸着面との間に負圧が生じ、この負
圧により吸盤体1は吸着保持され、又、操作軸3を略1
80度逆回動すると、図4の如く、吸盤体1の引動が解
除され、これにより吸盤体1を被吸着面Wから離すこと
ができ、この際、上記操作軸3は、保持部材2の対向位
置に形成された軸受穴2c・2eに吸盤体1の吸着面1
aの面方向に延びて回動自在に軸架され、保持部材2の
外方に突出した端部を折曲して操作レバー部3aに形成
しているから、吸盤体1の背面部分のかさ張りを少なく
できてシンプルであって小型化を図ることができ、逆言
すると吸盤体1の背面部分の有効利用を図ることがで
き、使用の融通性を高めることができ、配置スペースも
小さくでき、使用快適性を高めることができる。
【0012】またこの場合保持部材2に吸盤体1の背面
外周縁部よりも中央部側に嵌着される環状保持部2bを
形成しているから、吸着時において、吸着面1bは吸盤
体1の外周縁から環状保持部2bまでが平坦状を保持
し、そこから中央部が凹状に撓むことになり、このため
吸盤体1の吸着面1の凹面状態を良好に保持することが
でき、良好な吸着状態を得ることができ、又、この場合
引動機構4として、上記吸盤体1の背面中央部に引動部
1eを形成し、引動部1eに操作軸3の軸線方向と交差
する方向に延びて操作軸3が挿通可能な係合長穴1fを
形成し、操作軸3の係合長穴1fの挿通部位に操作軸3
の回動軸線に対して偏位した偏位部3bを形成している
から、操作軸3の回動により係合長穴1fと偏位部1b
との回転摺動により吸盤体1の引動力を得ることがで
き、確実に引動することができると共に解除操作も容易
に行うことができ、しかも簡素な構造に製作することが
できて製作コストを低減することができる。
【0013】図8の第二形態例は吊下ポールに適用した
もので、この場合ネジ作用により伸縮可能な吊下ポール
体7の両端部に本発明の吸着構造を備える保持部材2を
組み込み構成したものであり、この各々の吸盤体1・1
を対向する壁面等の各被吸着面Wに吸着させるようにな
っており、よって従来構造の如く、バネ圧力で被吸着面
間に弾圧状態にして係止保持させる突っ張り構造に比べ
て、被吸着面Wに弾圧力を与えることがなくて被吸着面
Wの弾圧損傷を未然に防止でき、又、図9の第三形態例
は筆記具立てに適用したもので、この場合筆記具容器体
8の底部に本発明の吸着構造を備える保持部材2を一体
に組み込み構成したものであり、吸着構造においては上
記第一形態例と同様な作用効果を得ることができる。
【0014】尚、本発明は上記実施の形態例に限られる
ものではなく、吸盤体1、保持部材2、操作軸3及び引
動機構4の構造も適宜変更して設計され、また、具体例
として示した上記小物吊下具、吊下ポール、筆記具立て
以外の種々の吸着固定手段として用いることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述の如く、請求項1記載の発
明にあっては、操作軸の回動操作により引動機構によっ
て吸盤体を吸着又は離反動作させることができ、この
、上記操作軸は、保持部材の対向位置に形成された軸
受穴に吸盤体の吸着面の面方向に延びて回動自在に軸架
され、保持部材の外方に突出した端部を折曲して操作レ
バー部に形成しているから、吸盤体の背面部分のかさ張
りを少なくできてシンプルであって小型化を図ることが
でき、逆言すると吸盤体の背面部分の有効利用を図るこ
とができ、使用の融通性を高めることができ、配置スペ
ースも小さくでき、使用快適性を高めることができる。
【0016】また請求項2記載の発明にあっては、保持
部材に吸盤体の背面外周縁部よりも中央部側に嵌着され
る環状保持部を形成しているから、吸着時において、吸
着面は吸盤体の外周縁から環状保持部までが平坦状を保
持し、そこから中央部が凹状に撓むことになり、このた
め吸盤体の吸着面の凹面状態を良好に保持することがで
き、良好な吸着状態を得ることができ、又、請求項3記
載の発明にあっては、引動機構として、上記吸盤体の背
面中央部に引動部を形成し、引動部に操作軸の軸線方向
と交差する方向に延びて操作軸が挿通可能な係合長穴を
形成し、操作軸の係合長穴の挿通部位に操作軸の回動軸
線に対して偏位した偏位部を形成しているから、操作軸
の回動により係合長穴と偏位部との回転摺動により吸盤
体の引動力を得ることができ、確実に引動することがで
きると共に解除操作も容易に行うことができ、しかも簡
素な構造に製作することができて製作コストを低減する
ことができる。
【0017】以上、所期の目的を充分達成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一形態例の全体斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施の第一形態例の分解斜視図であ
る。
【図3】本発明の実施の第一形態例の部分断面斜視図で
ある。
【図4】本発明の実施の第一形態例の縦断面図である。
【図5】本発明の実施の第一形態例の部分平断面図であ
る。
【図6】本発明の実施の第一形態例の縦断面図である。
【図7】本発明の実施の第一形態例の側面図である。
【図8】本発明の実施の第二形態例の側面図である。
【図9】本発明の実施の第二形態例の側断面図である。
【符号の説明】
W 被吸着面 1 吸盤体 1a 吸着面 1e 引動部 1f 係合長穴 2 保持部材 2b 環状保持部2c 軸受穴 2e 軸受穴 3 操作軸3a 操作レバー部 3b 偏位部 4 引動機構

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓弾性を有するゴムや合成樹脂からな
    る円盤状の吸盤体と、該吸盤体の背面外周縁部に嵌着さ
    れる保持部材と、該保持部材の対向位置に形成された軸
    受穴に該吸盤体の吸着面の面方向に延びて回動自在に
    架され、保持部材の外方に突出した端部を折曲して操作
    レバー部に形成した操作軸と、該操作軸の操作レバー部
    回動により該吸盤体の中央部を引動すると共に操作軸
    の逆回動により吸盤体の引動を解除可能な引動機構とを
    具備したことを特徴とする吸盤構造。
  2. 【請求項2】 上記保持部材に吸盤体の背面外周縁部よ
    りも中央部側に嵌着される環状保持部を形成してなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の吸盤構造。
  3. 【請求項3】 上記引動機構として、上記吸盤体の背面
    中央部に引動部を形成し、該引動部に操作軸の軸線方向
    と交差する方向に延びて操作軸が挿通可能な係合長穴を
    形成し、該操作軸の該係合長穴の挿通部位に操作軸の回
    動軸線に対して偏位した偏位部を形成してなることを特
    徴とする請求項1又は2記載の吸盤構造。
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