JP4855907B2 - 保持具 - Google Patents
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Description
また、押し広げられた保持部が元の形状に戻ろうとする弾性復元力によって、棒体が保持部に保持される。
逆に、棒体をスリットから引き抜くことによって、保持孔に保持されている棒体が、容易に取り出される。
吸盤係止板の挿入孔に吸盤の突設部を挿入し、保持部の一部を撓ませつつ、突設部の基端部を吸盤係止板に形成されている係止孔に係止させる。吸盤係止板の一面が保持部に接着されているので、突設部の先端部が保持部の弾性復元力によって保持部と吸盤係止板との間に挟持される。このため、例えば吸盤が直接的に保持部に取着されている場合よりも強固に吸盤が保持部に取着される。
以下では、花の部分を上側とし、茎及び葉の部分を下側とする。
表面層21及び基体層22は、夫々略鉛直に配されて、正面視及び背面視共に、5枚の花弁を放射状に有する略花形をなしているスポンジ製の弾性体であり、薄く目が粗い表面層21が、厚く目が細かい基体層22の正面に接着されている。
ただし、表面層21には、中央部に略円形の孔が形成されており、この孔を通して、基体層22を露出させることによって、更に意匠性を向上させている。
保持孔23へ柄51が挿入されることによって、保持部2の弾性復元力が作用し、変形させられた保持部2が元の形状に復元する。このとき、スリット24が閉じて、図4に示すように、保持孔23へ挿入された柄51が保持孔23に保持される。この結果、柄付ブラシ5が保持具1に保持される。
つまり、弾性体を用いてなる保持部2にスリット24が形成されていることによって、柄51を保持孔23の軸長方向に差し込んだり、スリット24を手動で開いたりすることなく、ワンタッチで柄51を保持することが可能となる。
この場合も、柄51を保持孔23の軸長方向から引き抜いたり、スリット24を手動で開いたりすることなく、ワンタッチで柄51を取り出すことが可能となる。
また、柄51の外径が保持孔23の内径に略等しい場合、主に、柄51の外周面と保持孔23の内周面との摩擦力が、柄51を保持する。
更に、柄51の上端部の外径が、柄51の中央部の外径よりも大きい場合、柄51の中央部を保持孔23に挿入することによって、基体層22の上端面に柄51の上端部が係止されて、柄51が保持される。
また、保持孔23ではなく、スリット24に挿入し、保持部2の弾性復元力か、又はスリット24の左右内面と物品との摩擦力で物品を保持してもよい。
取付部3は吸盤31と吸盤係止板32とを有する。
吸盤31は柔らかい合成樹脂製であり、吸盤31の吸着部31aが壁W側に向けられ、図3中矢符方向に壁Wに押し付けられることによって、吸盤31が壁Wに吸着し、このため、保持具1が壁Wに取り付けられる。
ここで、仮に、吸盤31の突設部31bのみが基体層22の背面に接着されている場合、接着面積が狭いため、吸盤31と基体層22とが簡単に分離し、保持具1が壁Wから脱落する。このような不具合を防止するために、本実施の形態においては、吸盤31を基体層22に強固に取着するための吸盤係止板32を用いる。
吸盤係止板32の中央部には、上側の小さい円形状の係止孔33と下側の大きい円形状の挿入孔34とが連結して形成されている。係止孔33は吸盤31の突設部31bの基端部の外径に略等しい内径を有し、挿入孔34は吸盤31の突設部31bの先端部の外径に略等しい内径を有する。
つまり、吸盤31は、吸盤係止板32を介して強固に基体層22に取着されている。
延設部41及び突設部42,42は、硬い合成樹脂製の薄板状であり、吸盤係止板32と一体に設けられている。
基体層22の背面と壁Wとの間には、取付部3がスペーサとして作用するため、適宜の離隔距離を有する空間が設けられる(図3参照)。即ち、延設部41及び突設部42,42夫々と壁Wとの間には空間が設けられ、この空間を利用して、掛止部4にタオル6が掛止される。仮に、延設部41及び突設部42,42が壁Wに密着する構成であれば、掛止部4にタオル6を掛止することは困難である。
また、保持具1は、スポンジ及び合成樹脂を用いてなるため、軽量であり、しかも水気に強く、容易に乾燥する。このため、一般的な室内の壁Wのみならず、例えば台所のシンクの側壁、風呂桶の側壁のような、水に濡れ易い壁Wに取り付けてもよい。
更にまた、使用者が物品の保持作業、取出作業等を行なう場合に、使用者の手が表面層21又は基体層22層に強く当接しても、使用者が痛みを感じることが抑制され、安全性が高い。しかも保持部2は容易に変形するため、保持した物品を不要に変形させ、又は傷つけることが抑制される。
なお、保持具1の形状、素材等は、本実施の形態で例示したものに限定されるものではない。
2 保持部
21 表面層(弾性体)
22 基体層(弾性体)
23 保持孔
24 スリット
3 取付部
31 吸盤
32 吸盤係止板
33 係止孔
4 掛止部
5 柄付ブラシ
51 柄(物品)
6 タオル(物品)
W 壁(他の物体)
Claims (2)
- 物品を保持するための保持孔が形成されている保持部と、
該保持部を他の物体に取り付けるための取付部と
を備える保持具であって、
前記保持部は弾性体を用いてなり、
前記保持部の外部から前記保持孔へ前記物品を差し込むために、前記保持孔の軸長方向に沿って、前記保持部の表面から前記保持孔の内面まで貫通するスリットが形成され、
前記取付部は、
前記他の物体に着脱可能に吸着する吸着部及び該吸着部の吸着面の反対側に突設され、先端部の外径が基端部の外径より太い突設部を設けた吸盤と、
該吸盤の前記突設部の先端部の外径に略等しい内径の挿入孔及び該挿入孔に連結し、前記突設部の基端部の外径に略等しい内径の係止孔が形成してあり、一面が前記保持部に接着されている吸盤係止板と
を有することを特徴とする保持具。 - 物品を掛止するための掛止部を備えることを特徴とする請求項1に記載の保持具。
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JP2006317564A JP4855907B2 (ja) | 2006-11-24 | 2006-11-24 | 保持具 |
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JP2006317564A JP4855907B2 (ja) | 2006-11-24 | 2006-11-24 | 保持具 |
Publications (2)
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JP4855907B2 true JP4855907B2 (ja) | 2012-01-18 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006317564A Expired - Fee Related JP4855907B2 (ja) | 2006-11-24 | 2006-11-24 | 保持具 |
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- 2006-11-24 JP JP2006317564A patent/JP4855907B2/ja not_active Expired - Fee Related
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