JP4421092B2 - 電話機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話機に関し、特にその表示ユニットの角度可変機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電話機において、LCDユニット等の表示ユニットに角度可変機構(チルト機構)を有するものとして、次のようなものがある。
【0003】
図10は、このチルト機構を有する従来の電話機の第1の例で、LCDユニットのチルト機構の軸に金属の軸10を使用し、この金属の軸10を電話機の外部より挿入し組み立てられている。
【0004】
このように、この第1の例のものは、チルト軸として金属の軸10を使用しているため、強度に関しては十分であるが、高価である。
【0005】
図11、図12は、チルト機構を有する従来の電話機の第2の例で、第1の例のように、軸として高価な別部品を使用せず、LCDユニット11側に一対の軸受12を、本体カバー14側に一対の軸15を設けている。軸受12は一方向にスリッド13が入っており、また軸15は長穴形状をしており、軸受12のスリッド13を軸15の細手方向にあわせて挿入し、挿入後LCDユニット11を回転させ保持している。この構成は、軸15が長穴形状となるため軸15の細手方向の強度が弱く、また軸受12にスリッド13が入っているため大きな力でLCDユニット11を引っ張るとLCDユニット11が本体カバー14から抜けてしまう恐れがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の電話機で、表示ユニットに角度可変機構を持っているものは、高価なものであり、あるいは強度が弱いものであるという問題点があった。
【0007】
本発明は、従来のこのような点に鑑み為されたもので、安価で、強度を十分確保することが可能な、表示ユニットに角度可変機構を有する電話機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、表示ユニットを、角度可変機構を介して本体ユニットに取り付ける電話機において、本体ユニットは、本体ベースと本体カバーとからなるものとし、表示ユニットの一端部の両側面に設けられた軸受に嵌め込まれる角度可変機構の軸の一方を本体カバーに設け、他方を本体ユニットとは別体の軸部品で構成するとともに、軸部品はフランジを有するものとし、フランジを本体カバーにネジ止めしたことを特徴とする。
【0009】
請求項1に記載の本発明によれば、組み立てが容易で、安価な構成とすることができるとともに、強度を十分確保することができる。
【0011】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の電話機において、本体ベースは受けリブを有し、受けリブが軸部品に当接するようにしたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0015】
図1は、本発明の一実施形態に係る電話機の構成を示す図で、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【0016】
同図に示すように、LCDユニットカバー1とLCDユニットベース2からなるLCDユニットが、本体カバー4と本体ベース8からなる本体ユニットに対して、後述するチルト機構により角度が可変となるように取り付けられている。
【0017】
図2乃至図7は、この実施形態における主要部であるチルト機構の構成を示す図である。図2はチルト機構の軸部の正面透視図、図3は軸部の横断面図、図4は軸部の一方の縦断面図である。図5は図2に示す軸部の他方を構成する軸部品の部分の拡大図、図6及び図7はそれぞれ図5におけるA−Aの断面、及びB−Bの断面を示す断面図である。また、図8は、軸部品の構成を示す斜視図である。
【0018】
図2乃至図4に示すように、LCDユニットカバー1とLCDユニットベース2からなるLCDユニットの一端部の両側面には円形の凹部からなる軸受3が形成されている。また本体カバー4の、LCDユニット実装部の一方の側面には軸5が形成されている。
【0019】
LCDユニットを本体ユニットに取り付けるには、まずLCDユニットの一方の軸受3に対して、本体カバー4の軸5を斜めに回転させて挿入する(図3参照)。
【0020】
次に、他方の軸受3に、軸部品6を挿入する。この軸部品6は、例えばモールド等により形成することができ、図8に示すように、基体部6aの一側面の上部には、軸受3に挿入される軸6bが形成されている。基体部6aの頭部から他側面にかけては、円弧状に曲がっていて、本体カバー4の内側から回転させて実装しやすいように丸みを帯びている。また、基体部6aの第3の側面の下部にはフランジ6cが形成されている。また、基体部6aの底部には片側に寄った位置に摘み6dが形成され、底部の残りの部分は平坦になっている。
【0021】
軸受3に軸部品6を挿入するに当たっては、本体カバー4の内側から回転させて実装し(図3及び図7参照)、軸部品6のフランジ6cをネジ7にて本体カバー4に固定する(図6参照)。
【0022】
その後、本体ベース8を本体カバー4に取り付けるが、その際本体ベース8より突出した受けリブ9が軸部品6に当たるようになっている(図3及び図7参照)。このように受けリブ9により、軸部品6を支持することにより、軸部品6の回転(軸部品6挿入時の回転とは逆方向の回転)を防止することができる。
【0023】
この構造では、軸部品6が電話機内部に実装されるため、電話機使用状態にて分解できない。
【0024】
以上のように、この実施形態においては、LCDユニットのチルト機構の軸として、本体カバー4側に一方の軸5を設け、もう一方の軸6bは別部品(モールド部品)からなる軸部品6を1部品追加することによって構成している。
【0025】
このような構成としたことにより、次のような効果がある。
(1)組み立てが容易にできる。(軸部品は本体カバー内側から回転させながら組み込む。)
(2)強度を十分確保できる。(軸受にスリッドがない。軸の径が大きくできる。)
(3)安価に構成できる。(モールド1部品とネジ1個追加で構成できる。)
なお、上述の説明では、本体カバー4側に一方の軸5を、そしてこの軸5が嵌め込まれる軸受3をLCDユニット(LCDユニットベース2)側に設けたが、図9に示すように、LCDユニット(LCDユニットベース2)側に一方の軸5´を、そしてこの軸5´が嵌め込まれる軸受3´を本体カバー4側に設けるようにして実施することもでき、この場合も上述の場合と同様の効果を得ることができる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、安価で、強度を十分確保することが可能な、表示ユニットに角度可変機構を有する電話機を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る電話機の構成を示す図で、(a)は正面図、(b)は側面図。
【図2】 本発明の一実施形態におけるチルト機構の軸部の正面透視図。
【図3】 本発明の一実施形態におけるチルト機構の軸部の横断面図。
【図4】 本発明の一実施形態におけるチルト機構の軸部の一方の縦断面図。
【図5】 図2に示す軸部の他方を構成する軸部品の部分の拡大図。
【図6】 図5におけるA−Aの断面図。
【図7】 図5におけるB−Bの断面図。
【図8】 本発明の一実施形態における軸部品の構成を示す斜視図。
【図9】 本発明の一実施形態の変形例を示すチルト機構の軸部の横断面図。
【図10】チルト機構を有する従来の電話機の第1の例を示す分解斜視図。
【図11】チルト機構を有する従来の電話機の第2例を示す分解斜視図。
【図12】チルト機構を有する従来の電話機の第2例の分解断面図。
【符号の説明】
1…LCDユニットカバー
2…LCDユニットベース
3、3´…軸受
4…本体カバー
5、5´…軸
6…軸部品
6a…基体部
6b…軸
6c…フランジ
6d…摘み
7…ネジ
8…本体ベース
9…受けリブ
Claims (2)
- 表示ユニットを、角度可変機構を介して本体ユニットに取り付ける電話機において、前記本体ユニットは、本体ベースと本体カバーとからなるものとし、前記表示ユニットの一端部の両側面に設けられた軸受に嵌め込まれる角度可変機構の軸の一方を前記本体カバーに設け、他方を前記本体ユニットとは別体の軸部品で構成するとともに、前記軸部品はフランジを有するものとし、前記フランジを前記本体カバーにネジ止めしたことを特徴とする電話機。
- 前記本体ベースは受けリブを有し、前記受けリブが前記軸部品に当接するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電話機。
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