JP2963913B2 - Dc/dc変換半導体装置 - Google Patents

Dc/dc変換半導体装置

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JP2963913B2 JP8017290A JP8017290A JP2963913B2 JP 2963913 B2 JP2963913 B2 JP 2963913B2 JP 8017290 A JP8017290 A JP 8017290A JP 8017290 A JP8017290 A JP 8017290A JP 2963913 B2 JP2963913 B2 JP 2963913B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、LED等を表示させるために、単一電源から
負電圧を発生させるDC/DC変換半導体装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のDC/DC変換半導体装置として、第3図に示す回
路がある。第3図において、QP1はPチャンネルのMOSト
ランジスタ(第1のMOSトランジスタ)、QN1〜QN3は基
板内に各々独立して設けたPウエル内に個別に形成した
NチャンネルのMOSトランジスタ(第2乃至第4のMOSト
ランジスタ)、C1、C2は外付けのコンデンサ(第1、第
2のコンデンサ)、VDDは電源電圧(第2の電源)、1
は入力端子、2は出力端子、VINは入力電圧、VOUT′は
出力電圧、VSSは接地電圧(第1の電源)、Cはクロッ
ク信号、は反転クロック信号である。
この回路では、トランジスタQP1の基板(サブストレ
ート)には電圧VDDが、トランジスタQN1のPウエルには
電圧VSSが印加する。また、トランジスタQN2、QN3のP
ウエル電位は、それがオンしているときはソース側電位
となり、オフしているときはドレイン側電位に切り換わ
る。
いま、各トランジスタQP1、QN1〜QN3のゲートにクロ
ックが印加すると、そのクロック信号CがHレベルのと
き、反転クロック信号はLレベルであるので、トラン
ジスタQP1、QN3はオン、トランジスタQN1、QN2はオフと
なる。この結果、コンデンサC1の正(+)極に電圧VIN
が、負(−)極にVSSが印加し、そこに電荷がチャージ
される。
次のタイミングでは、クロック信号がCがLレベル、
反転クロック信号がHレベルとなるので、トランジス
タQP1、QN3がオフ、トランジスタQN1、QN2がオンとな
る。この結果、コンデンサC1の正(+)極が電圧VSS
切り換わるので、負(−)極の電圧はそれよりもVIN
け低い電圧に低下する。
以上の動作を繰り返しにより、出力端子2にはコンデ
ンサC2で平滑された負の電圧VOUT′が現れる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ことろで、コンデンサC1にチャージされる電圧VC1
は、 VC1′=VIN−VSS であるので、コンデンサC2にチャージされ出力端子2に
現れる出力電圧VOUT′は、 VOUT′=−(VIN−VSS) となる。つまり、 VDD≧VIN>VSS>VOUT′ と、第4図に示すようになる。従って、その負電圧
VOUT′の最大絶対値は電源電圧VDDの絶対値を越えるこ
とはできない。また、この回路では、トランジスタQP1
の基板に加わる電圧がVDD、ソースに加わる電圧がVIN
あるので、小さい出力電圧を得る場合にはその間の電位
差が大きくなり、基板効果(チャンネルのソース側部分
が狭められる)が顕著となり、DC/DC変換の効率が低下
するという問題がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、
その目的は、電源電圧VDDと接地電位VSSとの電位差より
も大きな値の負電圧を得ることができ、しかも基板効果
の影響を受けないようにしたDC/DC変換半導体装置を提
供することである。
〔課題を解決するための手段〕
このために本発明は、第1のMOSトランジスタを基板
内に形成し、第2乃至第4の反対極性のMOSトランジス
タを該基板内に形成した反対極性の相互に独立したウエ
ル内に各々形成し、第1と第2のトランジスタとを直列
接続し、第3と第4のトランジスタとを直列接続し、第
1と第2のトランジスタの共通接続点と第3と第4のト
ランジスタの共通接続点との間に第1のコンデンサを接
続し、第3のトランジスタの出力側と第1の電源との間
に第2のコンデンサを接続し、第1乃至第4のトランジ
スタのオン・オフ制御により、第1のトランジスタのソ
ースと第4のトランジスタのソースとの間に印加される
電圧をその極性を反転して第2のコンデンサに移行させ
るDC/DC変換半導体装置において、 第1のトランジスタの基板とソースに第2の電源を、
第2のトランジスタのウエルとソースに第1の電源を各
々印加すると共に、第3のトランジスタのウエルをソー
ス叉はドレインに、第4のトランジスタのウエルをソー
ス叉はドレインに各々切り換え接続し、第4のトランジ
スタのソースに入力電圧を印加するように構成した。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について説明する。第1図はそ
の一実施例のDC/DC変換回路を示す図である。第3図に
おいて説明したものと同一のものには同一の符号を付し
てその説明は省略する。この実施例では、トランジスタ
QP1のソースと基板とは共通に電源電圧VDDを印加して、
トランジスタQN3のソースを入力端子3に接続し、そこ
に入力電圧VINを印加するようにした。
従って、各トランジスタQP1、QN1〜QN3のゲートにク
ロックが印加すると、そのクロック信号CがHレベルの
とき、反転クロック信号はLレベルであるので、トラ
ンジスタQP1、QN3はオン、トランジスタQN1、QN2はオフ
となり、コンデンサC1の正(+)極に電圧VDDが印加
し、負(−)極に入力電圧VINが印加する。よってこの
コンデンサC1の充填電圧VC1は、 VC1=VDD−VIN となる。
次のタイミングでは、クロック信号CがLレベル、反
転クロック信号がHレベルとなるので、トランジスタ
QP1、QN3がオフ、トランジスタQN1、QN2がオンとなり、
コンデンサC1の正(+)極が電圧VSSに切り換わり、負
(−)極の電圧がそれよりもVc1だけ低下するので、出
力電圧VOUTは、 VOUT=−(VDD−VIN) となる。従って、入力電圧VINは、 VDD≧VIN>VOUT となる。
つまり、入力電圧VINは、電源電圧VDDとVSSとの間の
電位差の制限を受けなくなる(第2図(a)、(b)に
参照)。また、基板効果についてみても、トランジスタ
QP1に関してはそのソースと基板に共通に電圧VDDが印加
し、またトランジスタQN2、QN3に関してはそれがオンす
るときにPウエルとソースに共通電圧が印加するので、
その影響はない。
〔発明の効果〕
以上から本発明によれば、入力電圧の範囲が電源電圧
の影響を受けなくなるのでその電圧の設定の自由度が高
くなり、また、基板効果の影響を受けないのでDC/DCの
変換効率が高くなるという利点がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例のDC/DC変換回路の回路図、
第2図(a)、(b)はその作用説明図、第3図は従来
のDC/DC変換回路の回路図、第4図はその作用説明図て
ある。 1……入力端子、2……出力端子、3……入力端子、QP
1……PチャンネルMOSトランジスタ(第1のMOSトラン
ジスタ)、QN1〜QN3……NチャンネルMOSトランジスタ
(第2乃至第4のトランジスタ)、VSS……接地電圧
(第1の電源の電圧)、VDD……電源電圧(第2の電源
の電圧)、VIN……入力電圧、VOUT……出力電圧。。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 27/088 H01L 33/00 H01L 27/04 H03K 17/00 - 17/70 H03K 19/094 H03K 19/0944 H03K 19/096

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のMOSトランジスタを基板内に形成
    し、第2乃至第4の反対極性のMOSトランジスタを該基
    板内に形成した反対極性の相互に独立したウエル内に各
    々形成し、 第1と第2のトランジスタとを直列接続し、第3と第4
    のトランジスタとを直列接続し、第1と第2のトランジ
    スタの共通接続点と第3と第4のトランジスタの共通接
    続点との間に第1のコンデンサを接続し、第3のトラン
    ジスタの出力側と第1の電源との間に第2のコンデンサ
    を接続し、 第1乃至第4のトランジスタのオン・オフ制御により、
    第1のトランジスタのソースと第4のトランジスタのソ
    ースとの間に印加される電圧をその極性を反転して第2
    のコンデンサに移行させるDC/DC変換半導体装置におい
    て、 第1のトランジスタの基板とソースに第2の電源を、第
    2のトランジスタのウエルとソースに第1の電源を各々
    印加すると共に、第3のトランジスタのウエルをソース
    叉はドレインに、第4のトランジスタのウエルをソース
    叉はドレインに各々切り換え接続し、第4のトランジス
    タのソースに入力電圧を印加することを特徴とするDC/D
    C変換半導体装置。
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