JP3569354B2 - 半導体昇圧回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば、EEPROM (Electrically Erasable and Programable Read Only Memory) やフラッシュメモリに用いられるチャージポンプ回路等の半導体昇圧回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、EEPROMやフラッシュメモリなどの半導体集積回路の単一5V電源化や単一3V電源化に伴って、集積回路の内部で電圧の昇圧が行われるようになってきており、このために、コッククロフト・ウォルトン回路やチャージポンプ回路などの半導体昇圧回路が用いられる。
【0003】
図6に、従来の半導体昇圧回路の構成を示す。
【0004】
図6に示すように、8個のNチャネルMOSトランジスタM 〜M が直列接続されて8段の昇圧回路を構成している。各トランジスタM 〜M のゲート端子はドレイン端子(ノードN 〜N で表される。)に夫々接続されており、ドレイン端子N 、N 、N 、N には、キャパシタンスC 、C 、C 、C を介して、図4に示すようなクロック信号φが入力され、ドレイン端子N 、N 、N 、N には、キャパシタンスC 、C 、C 、C を介して、クロック信号φと逆相のクロック信号φが入力される。また、トランジスタM 〜M の基板端子は接地端子(ノードN21で表される。)に接続されている。また、NチャネルMOSトランジスタM20、M21のドレイン端子及びゲート端子は入力端子(ノードN20で表される。)に接続され、基板端子は接地端子N21に接続されている。
【0005】
すなわち、ノードN はトランジスタM20のソース端子、トランジスタM のドレイン端子並びにゲート端子及びキャパシタンスC の一端に夫々接続され、ノードN はトランジスタM21のソース端子、トランジスタM のドレイン端子並びにゲート端子、トランジスタM のソース端子及びキャパシタンスC の一端に夫々接続され、ノードN はトランジスタM のドレイン端子並びにゲート端子、トランジスタM のソース端子及びキャパシタンスC の一端に夫々接続され、ノードN はトランジスタM のドレイン端子並びにゲート端子、トランジスタM のソース端子及びキャパシタンスC の一端に夫々接続され、ノードN はトランジスタM のドレイン端子並びにゲート端子、トランジスタM のソース端子及びキャパシタンスC の一端に夫々接続され、ノードN はトランジスタM のドレイン端子並びにゲート端子、トランジスタM のソース端子及びキャパシタンスC の一端に夫々接続され、ノードN はトランジスタM のドレイン端子並びにゲート端子、トランジスタM のソース端子及びキャパシタンスC の一端に夫々接続され、ノードN はトランジスタM のドレイン端子並びにゲート端子、トランジスタM のソース端子及びキャパシタンスC の一端に夫々接続されている。また、この半導体昇圧回路の出力端子(ノードN で表される。)は、MOSトランジスタM のソース端子に接続されている。
【0006】
このような半導体昇圧回路の出力電圧VPOUTは、例えば “Analysis and Modeling of On−Chip High−voltage Generator Circuits for Use in EEPROM Circuits” (IEEE JOURNAL OF SOLID−STATE CIRCUITS, vol.24, No.5, OCTOBER 1989) に記載されているように、以下に示すような式で表される。
Figure 0003569354
ここで、Vin :昇圧回路の入力電圧
Vφ :クロックの振幅電圧
f :クロック周波数
C :クロック信号へのカップリング容量
:昇圧回路の各段での寄生容量
n :昇圧回路の段数(1段の構成要素は、MOSトランジスタ1個とキャパシタ1個)
POUT:昇圧回路の最終段での出力電圧
OUT :出力段での負荷電流
tO :基板バイアスがない時のしきい値電圧
bs :基板バイアス電圧(ソースと基板又はウェルとの電位差)
φ :フェルミポテンシャル
:基板バイアス係数
【0007】
(1)式から、負荷電流IOUT が0、容量比C/( C+C) が1、クロックの振幅電圧Vφが電源電圧Vddに等しいとすると、1段当たりに昇圧される電圧は、
dd−V …(3)
となる。
【0008】
(3)式から、出力電圧VPOUTは、各MOSトランジスタのしきい値電圧Vと電源電圧Vddとのマージンに影響されることが分かり、特に、V≧Vddとなると、その段では昇圧されないことが分かる。すなわち、しきい値電圧Vが大きくなると、1段当たりに昇圧される電圧は小さくなるか又は0になるため、昇圧回路の段数nを増やしても出力電圧VPOUTは上昇しにくくなるか或いは全く上昇しなくなる。例えば、図6のMOSトランジスタM のソース電位は出力電圧VPOUT、基板電位は0Vであるので、基板バイアス電圧Vbsは出力電圧VPOUTと等しい。ここで、図6の昇圧回路は正高電圧発生用であるので、出力電圧VPOUTは正の値をとる。従って、MOSトランジスタM のしきい値電圧は非常に大きくなり、昇圧効率が悪くなる。この問題は、特に、しきい値電圧Vと電源電圧Vddとのマージンが小さい低電源電圧動作時に顕著になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の昇圧回路においては、図6に示すように、MOSトランジスタM 〜M の基板端子は全て接地電位となっている。すなわち、MOSトランジスタM 〜M は、図7に示すように、P型半導体基板451に形成されたソース/ドレイン454〜462とゲート464〜471とで夫々構成されており、基板端子は、半導体基板451のP拡散層452を介して接地端子N21に接続されている。なお、453はMOSトランジスタ20のドレイン、463はMOSトランジスタ20のゲートである。
【0010】
このため、より後段のMOSトランジスタになる程、ソース端子の電位が高くなり、ソースと基板部との電位差が大きくなって、いわゆる基板バイアス効果により、しきい値電圧Vが上昇し、出力電圧VPOUTが、このしきい値電圧Vの上昇により制限されるという問題があった。
【0011】
そこで、本発明の目的は、従来よりも高い出力電圧が得られ、また、低電源電圧でも効率よく昇圧可能な半導体昇圧回路を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の半導体昇圧回路は、負高電圧発生のための半導体昇圧回路であって、各段が、1個の第1のMOSトランジスタと、前記第1のMOSトランジスタのドレイン端子又はソース端子に一端が接続された1個の第1のキャパシタンスとを備え、前記第1のMOSトランジスタを介して各段が直列接続されており、前記第1のMOSトランジスタの基板部が、全体として、互いに独立に電位制御可能な2個以上のグループに分割されており、前記グループは、後段側ほど負の高電圧に制御されており、前記第1のMOSトランジスタの基板部は、その第1のMOSトランジスタが属するグループのうち昇圧された電圧が正の側に最も高い前記第1のMOSトランジスタのドレイン端子又はソース端子に接続されていることを特徴とする。
【0014】
第1の半導体昇圧回路の一態様では、各段が、前記第1のMOSトランジスタのゲート端子に一端が接続された1個の第2のキャパシタンスと、前記第1のMOSトランジスタのゲート端子と、そのソース端子又はドレイン端子のうち前記第1のキャパシタンスに接続されていない端子と、の間に接続された1個の第2のMOSトランジスタと、を更に有し、前記第2のMOSトランジスタのゲート端子は、前記第1のキャパシタンスの前記一端に接続されており、隣り合う2個の前記第1のキャパシタンスの他端に、互いに逆相の一対の第1のクロック信号が夫々入力されるとともに、隣り合う2個の前記第2のキャパシタンスの他端に、パルスタイミングが異なる一対の第2のクロック信号が夫々入力され、同一の段に入力される前記第1のクロック信号と前記第2のクロック信号とは、互いに逆相となっており、各段において、前記第2のMOSトランジスタの基板端子が前記第1のMOSトランジスタの基板部に接続されている。
【0016】
本発明に係る第2の半導体昇圧回路は、負高電圧発生のための半導体昇圧回路であって、各段が、1個の第1のMOSトランジスタと、前記第1のMOSトランジスタのドレイン端子又はソース端子に一端が接続された1個の第1のキャパシタンスと、前記第1のMOSトランジスタのゲート端子に一端が接続された1個の第2のキャパシタンスと、前記第1のMOSトランジスタのゲート端子と、そのソース端子又はドレイン端子のうち前記第1のキャパシタンスに接続されていない端子と、の間に接続された1個の第2のMOSトランジスタと、を備え、前記第1のMOSトランジスタを介して各段が直列接続されており、前記第1のMOSトランジスタの基板部が、全体として、互いに独立に電位制御可能な2個以上のグループに分割されており、前記グループは、後段側ほど負の高電圧に制御されており、前記第2のMOSトランジスタのゲート端子は、前記第1のキャパシタンスの前記一端に接続されており、隣り合う2個の前記第1のキャパシタンスの他端に、互いに逆相の一対の第1のクロック信号が夫々入力されるとともに、隣り合う2個の前記第2のキャパシタンスの他端に、パルスタイミングが異なる一対の第2のクロック信号が夫々入力され、同一の段に入力される前記第1のクロック信号と前記第2のクロック信号とは、互いに逆相となっており、各段において、前記第2のMOSトランジスタの基板端子が前記第1のMOSトランジスタの基板部に接続されていることを特徴とする。
【0017】
本発明に係る第3の半導体昇圧回路は、正高電圧発生のための半導体昇圧回路であって、各段が、1個の第1のMOSトランジスタと、前記第1のMOSトランジスタのドレイン端子又はソース端子に一端が接続された1個の第1のキャパシタンスと、前記第1のMOSトランジスタのゲート端子に一端が接続された1個の第2のキャパシタンスと、前記第1のMOSトランジスタのゲート端子と、そのソース端子又はドレイン端子のうち前記第1のキャパシタンスに接続されていない端子と、の間に接続された1個の第2のMOSトランジスタと、を備え、前記第1のMOSトランジスタを介して各段が直列接続されており、前記第1のMOSトランジスタの基板部が、全体として、互いに独立に電位制御可能な2個以上のグループに分割されており、前記グループは、後段側ほど正の高電圧に制御されており、前記第2のMOSトランジスタのゲート端子は、前記第1のキャパシタンスの前記一端に接続されており、隣り合う2個の前記第1のキャパシタンスの他端に、互いに逆相の一対の第1のクロック信号が夫々入力されるとともに、隣り合う2個の前記第2のキャパシタンスの他端に、パルスタイミングが異なる一対の第2のクロック信号が夫々入力され、同一の段に入力される前記第1のクロック信号と前記第2のクロック信号とは、互いに逆相となっており、各段において、前記第2のMOSトランジスタの基板端子が前記第1のMOSトランジスタの基板部に接続されていることを特徴とする。
【0021】
【作用】
本発明においては、昇圧回路を構成するMOSトランジスタの基板部をグループ毎に分割して形成し、そのグループ毎に独立に電位を制御できるように構成したので、MOSトランジスタの基板部をグループ毎に異なる電位に固定することができ、従って、基板バイアス効果によるMOSトランジスタのしきい値電圧の上昇を抑制することができて、従来の昇圧回路よりも出力電圧を高くできる。
【0022】
【実施例】
以下、本発明を実施例につき図1〜図5を参照しながら説明する。
【0023】
図1に本発明の参考例に係る半導体昇圧回路の構成を示す。
【0024】
図1に示すように、Nチャネルディプレッション型MOSトランジスタM101〜M108が直列接続されて8段の昇圧回路を構成している。すなわち、トランジスタM101、M102、M103、M104、M105、M106、M107、M108で各段が構成される。各トランジスタM101〜M108のゲート端子はドレイン端子(ノードN100〜N107で表される。)に夫々接続されており、ドレイン端子N100、N102、N104、N106には、キャパシタンスC101、C103、C105、C107を介して、図4に示すようなクロック信号φAが入力され、ドレイン端子N101、N103、N105、N107には、キャパシタンスC102、C104、C106、C108を介して、クロック信号φAと逆相のクロック信号φBが入力される。また、NチャネルMOSトランジスタM120、M121のドレイン端子及びゲート端子は入力端子(ノードN120で表される。)に接続され、基板端子は接地端子(ノードN121で表される。)に接続されている。
【0025】
また、トランジスタM101 〜M108 の基板端子は、後述するように、トランジスタM101 〜M104 とトランジスタM105 〜M108 との2つのグループに分割され、トランジスタM101 〜M104 の基板端子は、トランジスタM101 のドレイン端子N100 に、トランジスタM105 〜M108 の基板端子は、トランジスタM105 のドレイン端子N104 に夫々接続されている。
【0026】
すなわち、ノードN100 はトランジスタM120 のソース端子、トランジスタM101 のドレイン端子並びにゲート端子、キャパシタンスC101 の一端及びトランジスタM101 〜M104 の基板端子に夫々接続され、ノードN101 はトランジスタM121 のソース端子、トランジスタM102 のドレイン端子並びにゲート端子、トランジスタM101 のソース端子及びキャパシタンスC102 の一端に夫々接続され、ノードN102 はトランジスタM103 のドレイン端子並びにゲート端子、トランジスタM102 のソース端子及びキャパシタンスC103 の一端に夫々接続され、ノードN103 はトランジスタM104 のドレイン端子並びにゲート端子、トランジスタM103 のソース端子及びキャパシタンスC104 の一端に夫々接続され、ノードN104 はトランジスタM105 のドレイン端子並びにゲート端子、トランジスタM104 のソース端子、キャパシタンスC105 の一端及びトランジスタM105 〜M108 の基板端子に夫々接続され、ノードN105 はトランジスタM106 のドレイン端子並びにゲート端子、トランジスタM105 のソース端子及びキャパシタンスC106 の一端に夫々接続され、ノードN106 はトランジスタM107 のドレイン端子並びにゲート端子、トランジスタM106 のソース端子及びキャパシタンスC107 の一端に夫々接続され、ノードN107 はトランジスタM108 のドレイン端子並びにゲート端子、トランジスタM107 のソース端子及びキャパシタンスC108 の一端に夫々接続されている。また、この半導体昇圧回路の出力端子はトランジスタM108 のソース端子に接続されている。
【0027】
この構成において、トランジスタM101〜M108の基板端子は、トランジスタM101〜M104の基板端子のグループとトランジスタM105〜M108の基板端子のグループとに分割され、トランジスタM101〜M104の基板端子はトランジスタM101のドレイン端子N100に接続され、トランジスタM105〜M108の基板端子はトランジスタM105のドレイン端子N104に接続されている。このため、図6の従来の昇圧回路と比較すると、本参考例回路のトランジスタM101〜M107の基板バイアス電圧Vbsの方が夫々従来回路のトランジスタM1〜M7の基板バイアス電圧Vbsよりも小さく、従って、本参考例回路のトランジスタM105〜M108のしきい値電圧Vtの方が夫々従来回路のトランジスタM5〜M8のしきい値電圧Vtよりも小さい。この結果、本参考例回路は従来回路よりも昇圧能力が向上し、高い出力電圧が得られるとともに、同一の出力電圧を得るためには従来よりも段数を減少することができる。また、各段におけるしきい値電圧Vtが小さくなることにより、昇圧可能な電源電圧Vddの下限が小さくなり、低電源電圧での駆動が可能となる。
【0028】
次に、図1に示した昇圧回路の素子構造を図2を参照しながら説明する。
【0029】
図2に示すように、P型半導体基板401に形成されたNウェル領域402にPウェル領域403、404、405が夫々形成されている。Pウェル領域403には、P不純物拡散層406及びN不純物拡散層409、410が夫々形成されるとともに、ドレイン/ソースであるN不純物拡散層409、410の間のチャネル領域上に、ゲート酸化膜(図示せず)を介して、ゲート電極である多結晶シリコン膜421が形成され、トランジスタM120 が構成されている。また、Pウェル領域404には、P不純物拡散層407及びN不純物拡散層411〜415が夫々形成されるとともに、各トランジスタのドレイン又はソースを構成するN不純物拡散層411〜415の間の各チャネル領域上に、ゲート酸化膜(図示せず)を介して、各トランジスタのゲート電極である多結晶シリコン膜422〜425が夫々形成され、4個のトランジスタM101 〜M104 が構成されている。さらに、Pウェル領域405には、P不純物拡散層408及びN不純物拡散層416〜420が夫々形成されるとともに、各トランジスタのドレイン又はソースを構成するN不純物拡散層416〜420の間の各チャネル領域上に、ゲート酸化膜(図示せず)を介して、各トランジスタのゲート電極である多結晶シリコン膜426〜429が夫々形成され、4個のトランジスタM105 〜M108 が構成されている。
【0030】
トランジスタM101 〜M104 のゲート電極である多結晶シリコン膜422〜425はN不純物拡散層411〜414に夫々接続され、トランジスタM105 〜M108 のゲート電極である多結晶シリコン膜426〜429はN不純物拡散層416〜419に夫々接続されている。また、トランジスタM101 、M103 、M105 、M107 のゲート電極である多結晶シリコン膜422、424、426、428には、夫々、キャパシタンスC101 、C103 、C105 、C107 を介して、図4に示すようなクロック信号φが入力され、トランジスタM102 、M104 、M106 、M108 のゲート電極である多結晶シリコン膜423、425、427、429には、夫々、キャパシタンスC102 、C104 、C106 、C108 を介して、クロック信号φと逆相のクロック信号φが入力される。また、トランジスタM120 のドレインであるN不純物拡散層409及びゲート電極である多結晶シリコン膜421は電源端子N120 に夫々接続されている。Pウェル領域403は、P不純物拡散層406を介して、接地端子N121 に接続されており、トランジスタM120 の基板電位はこのPウェル領域403と同電位である。また、Pウェル領域404は、P不純物拡散層407を介して、トランジスタM120 のソースであるN不純物拡散層410及びトランジスタM101 のドレインであるN不純物拡散層411に夫々接続されており、トランジスタM101 〜M104 の基板電位はこのPウェル領域404と同電位である。さらに、Pウェル領域405は、P不純物拡散層408を介して、トランジスタM104 のソースであるN不純物拡散層415及びトランジスタM105 のドレインであるN不純物拡散層416に夫々接続されており、トランジスタM105 〜M108 の基板電位はこのPウェル領域405と同電位である。
【0031】
以上に説明した参考例では、半導体昇圧回路を構成する8個のMOSトランジスタM101〜M108の基板部を2つのグループに分割して形成したが、グループの数はこれに限定されるものではない。例えば、各段毎に基板部を分割して、8つのグループを形成することもできる。但し、分割をあまり細かくしすぎると、昇圧効率はよくなるが、素子の集積度を上げることができなくなるという問題が生じる。なお、上述した参考例では8段の回路構成としたが、段数は勿論これに限られるものではない。また、例えば、参考例のNチャネルMOSトランジスタM101〜M108を、Nウェル領域に形成したPチャネルMOSトランジスタに変更し、電源端子N120を接地して、負の高電圧発生回路(第1実施例)としてもよい。
【0032】
次に、本発明の第2実施例を図3及び図5を参照して説明する。
【0033】
図3に示すように、この第2実施例による半導体昇圧回路は、4つの回路ブロックPCH01〜PCH04を縦列接続して構成している。各回路ブロックPCH01〜PCH04は、PチャネルMOSトランジスタP201 、P202 を直列接続して構成され、トランジスタP201 のドレイン端子N201 には、キャパシタンスC201 を介して、図5に示すクロック信号φ1Aが入力され、トランジスタP201 のゲート端子N203 には、キャパシタンスC202 を介して、クロック信号φ2Aが入力され、トランジスタP202 のドレイン端子N202 には、キャパシタンスC203 を介して、クロック信号φ1Bが入力され、トランジスタP202 のゲート端子N205 には、キャパシタンスC204 を介して、クロック信号φ2Bが入力される。また、トランジスタP201 のソース端子N202 とゲート端子N203 との間にはPチャネルMOSトランジスタP203 が接続され、トランジスタP203 のゲート端子はトランジスタP201 のドレイン端子N201 に接続されている。また、トランジスタP202 のソース端子N204 とゲート端子N205 との間にはPチャネルMOSトランジスタP204 が接続され、トランジスタP204 のゲート端子はトランジスタP202 のドレイン端子N202 に接続されている。
【0034】
また、Nチャネルディプレッション型MOSトランジスタM220 、M221 のドレイン端子及びゲート端子は電源端子N220 に夫々接続され、基板端子は接地端子N221 に夫々接続され、ソース端子は、回路ブロックPCH01におけるトランジスタP201 、P202 のドレイン端子N201 、N202 に夫々接続されている。なお、Nチャネルディプレッション型MOSトランジスタM220 、M221 は、Nチャネルエンハンスメント型MOSトランジスタでもよい。
【0035】
回路ブロックPCH01、PCH02の4個のトランジスタP201 〜P204 の基板端子は、共通のNウェル領域からなる基板端子SUB に接続され、基板端子SUB は回路ブロックPCH02のトランジスタP204 のソース端子(図示せず)に接続されている。一方、回路ブロックPCH03、PCH04の4個のトランジスタP201 〜P204 の基板端子は、やはり共通のNウェル領域からなる基板端子SUB に接続され、基板端子SUB は回路ブロックPCH04のトランジスタP204 のソース端子(図示せず)に接続されている。なお、SUB とSUB とは互いに絶縁分離されている。
【0036】
回路ブロックPCH01のトランジスタP202 のソース端子N204 と回路ブロックPCH02のトランジスタP201 のドレイン端子N201 、回路ブロックPCH02のトランジスタP202 のソース端子N204 と回路ブロックPCH03のトランジスタP201 のドレイン端子N201 、回路ブロックPCH03のトランジスタP202 のソース端子N204 と回路ブロックPCH04のトランジスタP201 のドレイン端子N201 とが夫々接続されて、4個の回路ブロックPCH01〜PCH04が縦列接続されている。また、回路ブロックPCH04のトランジスタP202 のソース端子は出力端子に接続され、出力電圧VPOUTを出力する。
【0037】
次に、この第2実施例の半導体昇圧回路の動作を説明する。なお、以下の説明において、「しきい値電圧よりも小さい」とは、ゲートに比べソース又はドレインの電位が低いか、或いは、ゲートよりもソース又はドレインの電位は高いが、その差がしきい値電圧よりも小さいことを意味し、「しきい値電圧よりも大きい」とは、ゲートに比べソース又はドレインの電位が高く且つその差がしきい値電圧よりも大きいことを意味する。
【0038】
まず、図5の期間(I)において、クロック信号φ1Aはロー電位(“L”)、クロック信号φ2A、φ1B、φ2Bは夫々ハイ電位(“H”)であり、図3に示す電源端子N220 からトランジスタP201 のドレイン端子N201 にトランジスタM220 を介して電流が流れ、キャパシタンスC201 に電荷が蓄積される。トランジスタP202 のドレイン端子N202 は、以前にクロック信号φ1Bが“L”であった時よりも(1)式に示すVφ・C/( C+C) (Vφはφ1A、φ1Bの振幅)だけ高い電位である。このようにして、トランジスタP201 のドレイン端子N201 の電位とトランジスタP202 のドレイン端子N202 の電位との関係がトランジスタP203 のしきい値電圧よりも大きくなると、トランジスタP203 がオン状態となり、トランジスタP201 のゲート端子N203 とトランジスタP202 のドレイン端子N202 とは導通する。この時、トランジスタP201 のゲート端子N203 とドレイン端子N201 又はソース端子N202 との電位の関係はトランジスタP201 のしきい値電圧よりも小さいためトランジスタP201 はオフ状態となる。また、トランジスタP202 、P204 は、夫々、ゲート端子とドレイン端子又はソース端子との電位の関係がしきい値電圧よりも小さいためオフ状態である。
【0039】
次に、期間(I)から期間(II)に移行すると、クロック信号φ2A、φ2Bは“H”のままで、クロック信号φ1Aが“L”→“H”に、クロック信号φ1Bが“H”→“L”に夫々変化する。このため、トランジスタP203 のゲート端子N201 は“L”→“H”に、トランジスタP204 のゲート端子N202 は“H”→“L”になり、トランジスタP203 のゲート端子N201 とドレイン端子N202 又はソース端子N203 との電位の関係がトランジスタP203 のしきい値電圧よりも小さくなった時点でトランジスタP203 はオン状態→オフ状態に変化する。また、トランジスタP204 のゲート端子N202 とドレイン端子N204 又はソース端子N205 との電位の関係がトランジスタP204 のしきい値電圧よりも大きくなった時点でトランジスタP204 はオフ状態→オン状態に変化し、トランジスタP204 のドレイン端子N204 とソース端子N205 とが導通する。
【0040】
次に、期間(II)から期間(III)に移行すると、クロック信号φ1A、φ2Bは“H”、クロック信号φ1Bは“L”のままで、クロック信号φ2Aが“H”→“L”に変化する。このため、トランジスタP201 のゲート端子N203 は“H”→“L”になり、トランジスタP201 のゲート端子N203 とドレイン端子N201 又はソース端子N202 との電位の関係がトランジスタP201 のしきい値電圧よりも大きくなった時点で、トランジスタP201 はオフ状態→オン状態に変化し、トランジスタP201 のドレイン端子N201 からトランジスタP202 のドレイン端子N202 に電流が流れ、トランジスタP202 のドレイン端子N202 の電位が上昇する。
【0041】
次に、期間(III)から期間(IV)に移行すると、クロック信号φ1A、φ2Bは“H”、クロック信号φ1Bは“L”のままで、クロック信号φ2Aが“L”→“H”に変化する。このため、トランジスタP201 のゲート端子N203 は“L”→“H”になり、トランジスタP201 はオン状態→オフ状態に変化する。
【0042】
次に、期間(IV)から期間(V)に移行すると、クロック信号φ2A、φ2Bは“H”のままで、クロック信号φ1Aが“H”→“L”に、クロック信号φ1Bが“L”→“H”に夫々変化する。このため、トランジスタP203 のゲート端子N201 は“H”→“L”に、トランジスタP204 のゲート端子N202 は“L”→“H”になり、トランジスタP203 のゲート端子N201 とドレイン端子N202 又はソース端子N203 との電位の関係がトランジスタP203 のしきい値電圧よりも大きくなった時点で、トランジスタP203 はオフ状態→オン状態に変化し、トランジスタP203 のドレイン端子N202 とソース端子N203 とが導通する。また、トランジスタP204 のゲート端子N202 とドレイン端子N204 又はソース端子N205 との電位の関係がトランジスタP204 のしきい値電圧よりも小さくなった時点で、トランジスタP204 はオン状態→オフ状態に変化する。
【0043】
次に、期間(V)から期間(VI)に移行すると、クロック信号φ2A、φ1Bは“H”、クロック信号φ1Aは“L”のままで、クロック信号φ2Bが“H”→“L”に変化する。このため、トランジスタP202 のゲート端子N205 は“H”→“L”になり、トランジスタP202 のゲート端子N205 とドレイン端子N202 又はソース端子N204 との電位の関係がトランジスタP202 のしきい値電圧よりも大きくなった時点で、トランジスタP202 はオフ状態→オン状態に変化し、トランジスタP202 のドレイン端子N202 からソース端子N204 に電流が流れ、トランジスタP202 のソース端子N204 の電位が上昇する。
【0044】
次に、期間(VI)から期間(VII)に移行すると、クロック信号φ2A、φ1Bは“H”、クロック信号φ1Aは“L”のままで、クロック信号φ2Bが“L”→“H”に変化する。このため、トランジスタP202 のゲート端子N205 は“L”→“H”になり、トランジスタP202 のゲート端子N205 とドレイン端子N202 又はソース端子N204 との電位の関係がトランジスタP202 のしきい値電圧よりも小さくなった時点で、トランジスタP202 はオン状態→オフ状態に変化する。
【0045】
以上の動作において、例えば、トランジスタP201 、P203 、キャパシタンスC201 、C202 に注目すると、ノードN201 が“H”で、ノードN202 、N203 が“L”である時(期間(III))にトランジスタP201 がオン状態となり、ノードN201 →ノードN202 に電流が供給され、ノードN202 は、トランジスタP201 がオン状態となる前に比べて電位が上昇する。そして、次にクロック信号φ1Aが“L”、クロック信号φ1Bが“H”になり、ノードN201 が“L”、ノードN202 が“H”になる時(期間(V))に、トランジスタP203 がオン状態となり、ノードN202 とノードN203 とが導通するため、トランジスタP201 のソース−ゲート間の電位差は0となる。この時、ノードN202 に比べノードN201 の電位が低くなるが、トランジスタP201 がオフ状態となるため、ノードN202 →ノードN201 の電流は流れない。また、ノードN202 の電位は、トランジスタP201 がオン状態となっている時の電位に対し、(1)式に示すように、Vφ・C/( C+C) 程度高い電位となるため、以前に“H”状態であったときよりも電位が上昇する。
【0046】
以上の動作は回路ブロックPCH02〜PCH04においても同様であり、後段になるに従い電位は正方向に上昇する。すなわち、この第2実施例の半導体昇圧回路は、PチャネルMOSトランジスタを用いた正高電圧発生回路である。
【0047】
なお、この第2実施例の半導体昇圧回路においては、例えば、トランジスタP201 、P202 のソース又はドレインの電位に比べ基板端子SUB の電位が高いため、基板バイアス効果によりしきい値電圧の絶対値が大きくなり、トランジスタP201 、P202 がオン状態となりにくい、或いは、オン電流が小さくなる可能性があるが、全体としての基板電位をSUB 、SUB の2つに分割することにより、基板バイアス効果によるしきい値電圧の増大を低く抑えている。この基板電位の分割を例えば4分割として、各回路ブロック毎に電位を制御するようにすれば、集積度の点では劣るが、基板バイアス効果によるしきい値電圧の増大をより低く抑えることができる。
【0048】
この第2実施例の半導体昇圧回路では、次段への電荷の送り出し時の電圧降下を実質的に0とすることができるので、第1実施例の回路に比べてより大きな昇圧能力を示す。特に、0.8〜2.0V程度の電源電圧Vddにおいて、その昇圧能力の差が顕著となる。例えば、0.8〜2.0V程度の電源電圧Vddにおいて、所望の出力電圧を得ようとする場合、第1実施例の回路では、次段への電荷の送り出し時の電圧降下のために、昇圧回路の段数nを大きくする必要があるが、第2実施例の回路ではその必要がない。例えば、電源電圧Vddが2.0Vの場合において、第1実施例の回路では、出力電圧VPOUTとして23Vを得るために必要な昇圧回路の段数nは20段であるが、第2実施例の回路では12段でよい。
【0049】
一方、第1実施例の回路は、第2実施例の回路に比べて構成が簡単であり、また、必要なクロック信号も2種類で済むという利点を有する。
【0050】
以上、本発明を実施例につき説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではない。例えば、昇圧回路の段数は、上述した実施例のものに限られず、昇圧電圧や回路規模などに応じて任意に設定が可能である。また、昇圧回路を構成するトランジスタとして、参考例ではNチャネルディプレッション型MOSトランジスタM101〜M108を用いた例を、第2実施例ではPチャネルMOSトランジスタP201〜P204を用いた例を夫々示したが、これらのトランジスタとしては、Nチャネルエンハンスメント型MOSトランジスタなど、他のトランジスタを使用してもよい。例えば、第2実施例のPチャネルMOSトランジスタP201〜P204を、Pウェル領域に形成したNチャネルMOSトランジスタに変更して、第1実施例と同様に、負の高電圧発生回路としてもよい。
【0051】
【発明の効果】
本発明によれば、昇圧回路を構成するMOSトランジスタの基板端子をグループ化して形成し、そのグループ毎に異なる電位に制御することにより、基板バイアス効果を防止することができるので、高い昇圧能力を得ることができるとともに回路面積の増加を最小限に抑えることができる。
【0052】
また、低電源電圧においても高い昇圧能力を得ることができる。
【0053】
更に、従来と同一の昇圧能力を得る場合、従来に比べて昇圧回路の段数を減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例に係る半導体昇圧回路の構成を示す回路図である。
【図2】参考例に係る半導体昇圧回路の素子構造を示す概略断面図である。
【図3】本発明の第2実施例による半導体昇圧回路の構成を示す回路図である。
【図4】参考例に係る半導体昇圧回路のクロックタイミングを示す波形図である。
【図5】本発明の第2実施例による半導体昇圧回路のクロックタイミングを示す波形図である。
【図6】従来の半導体昇圧回路の構成を示す回路図である。
【図7】従来の半導体昇圧回路の素子構造を示す概略断面図である。
【符号の説明】
201 〜P204 PチャネルMOSトランジスタ
101 〜M108 、M120 、M121 、M220 、M221 Nチャネルディプレッション型MOSトランジスタ
101 〜C108 、C201 〜C204 キャパシタンス
pout 出力電圧
φ1A、φ1B、φ2A、φ2B、φ、φ クロック信号
100 〜N107 、N120 、N121 、N201 〜N205 、N220 〜N221 ノード
SUB 、SUB 基板端子
PCH01、PCH02、PCH03、PCH04 回路ブロック
401 P型半導体基板
402 Nウェル領域
403〜405 Pウェル領域
409、410、411〜420 N不純物拡散層
406〜408 P不純物拡散層
421〜429 多結晶シリコン

Claims (4)

  1. 負高電圧発生のための半導体昇圧回路であって、
    各段が、1個の第1のMOSトランジスタと、前記第1のMOSトランジスタのドレイン端子又はソース端子に一端が接続された1個の第1のキャパシタンスとを備え、
    前記第1のMOSトランジスタを介して各段が直列接続されており、
    前記第1のMOSトランジスタの基板部が、全体として、互いに独立に電位制御可能な2個以上のグループに分割されており、
    前記グループは、後段側ほど負の高電圧に制御されており、
    前記第1のMOSトランジスタの基板部は、その第1のMOSトランジスタが属するグループのうち昇圧された電圧が正の側に最も高い前記第1のMOSトランジスタのドレイン端子又はソース端子に接続されていることを特徴とする半導体昇圧回路。
  2. 各段が、
    前記第1のMOSトランジスタのゲート端子に一端が接続された1個の第2のキャパシタンスと、
    前記第1のMOSトランジスタのゲート端子と、そのソース端子又はドレイン端子のうち前記第1のキャパシタンスに接続されていない端子と、の間に接続された1個の第2のMOSトランジスタと、
    を更に有し、
    前記第2のMOSトランジスタのゲート端子は、前記第1のキャパシタンスの前記一端に接続されており、
    隣り合う2個の前記第1のキャパシタンスの他端に、互いに逆相の一対の第1のクロック信号が夫々入力されるとともに、隣り合う2個の前記第2のキャパシタンスの他端に、パルスタイミングが異なる一対の第2のクロック信号が夫々入力され、
    同一の段に入力される前記第1のクロック信号と前記第2のクロック信号とは、互いに逆相となっており、
    各段において、前記第2のMOSトランジスタの基板端子が前記第1のMOSトランジスタの基板部に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体昇圧回路。
  3. 負高電圧発生のための半導体昇圧回路であって、
    各段が、
    1個の第1のMOSトランジスタと、
    前記第1のMOSトランジスタのドレイン端子又はソース端子に一端が接続された1個の第1のキャパシタンスと、
    前記第1のMOSトランジスタのゲート端子に一端が接続された1個の第2のキャパシタンスと、
    前記第1のMOSトランジスタのゲート端子と、そのソース端子又はドレイン端子のうち前記第1のキャパシタンスに接続されていない端子と、の間に接続された1個の第2のMOSトランジスタと、
    を備え、
    前記第1のMOSトランジスタを介して各段が直列接続されており、
    前記第1のMOSトランジスタの基板部が、全体として、互いに独立に電位制御可能な2個以上のグループに分割されており、
    前記グループは、後段側ほど負の高電圧に制御されており、
    前記第2のMOSトランジスタのゲート端子は、前記第1のキャパシタンスの前記一端に接続されており、
    隣り合う2個の前記第1のキャパシタンスの他端に、互いに逆相の一対の第1のクロック信号が夫々入力されるとともに、隣り合う2個の前記第2のキャパシタンスの他端に、パルスタイミングが異なる一対の第2のクロック信号が夫々入力され、
    同一の段に入力される前記第1のクロック信号と前記第2のクロック信号とは、互いに逆相となっており、
    各段において、前記第2のMOSトランジスタの基板端子が前記第1のMOSトランジスタの基板部に接続されていることを特徴とする半導体昇圧回路。
  4. 正高電圧発生のための半導体昇圧回路であって、
    各段が、
    1個の第1のMOSトランジスタと、
    前記第1のMOSトランジスタのドレイン端子又はソース端子に一端が接続された1個の第1のキャパシタンスと、
    前記第1のMOSトランジスタのゲート端子に一端が接続された1個の第2のキャパシタンスと、
    前記第1のMOSトランジスタのゲート端子と、そのソース端子又はドレイン端子のうち前記第1のキャパシタンスに接続されていない端子と、の間に接続された1個の第2のMOSトランジスタと、
    を備え、
    前記第1のMOSトランジスタを介して各段が直列接続されており、
    前記第1のMOSトランジスタの基板部が、全体として、互いに独立に電位制御可能な2個以上のグループに分割されており、
    前記グループは、後段側ほど正の高電圧に制御されており、
    前記第2のMOSトランジスタのゲート端子は、前記第1のキャパシタンスの前記一端に接続されており、
    隣り合う2個の前記第1のキャパシタンスの他端に、互いに逆相の一対の第1のクロック信号が夫々入力されるとともに、隣り合う2個の前記第2のキャパシタンスの他端に、パルスタイミングが異なる一対の第2のクロック信号が夫々入力され、
    同一の段に入力される前記第1のクロック信号と前記第2のクロック信号とは、互いに逆相となっており、
    各段において、前記第2のMOSトランジスタの基板端子が前記第1のMOSトランジスタの基板部に接続されていることを特徴とする半導体昇圧回路。
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