JPH07115334A - ボルテージフォロア回路 - Google Patents

ボルテージフォロア回路

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JPH07115334A
JPH07115334A JP5262087A JP26208793A JPH07115334A JP H07115334 A JPH07115334 A JP H07115334A JP 5262087 A JP5262087 A JP 5262087A JP 26208793 A JP26208793 A JP 26208793A JP H07115334 A JPH07115334 A JP H07115334A
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JP
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circuit
input
differential amplifier
output
voltage follower
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JP5262087A
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Inventor
Tetsuya Kondo
哲也 近藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入出力特性のリニアリティを良好にでき、電
源電圧の低電源化においても、入力信号及び出力信号の
ダイナミックレンジを確保できるようにする。 【構成】 差動増幅回路1と出力バッファ回路2とを有
し、入力信号Vinが差動増幅回路1の+側入力端子に
供給され、出力バッファ回路2からの出力信号Vout
が差動増幅回路1の−側入力端子に供給されるボルテー
ジフォロア回路において、差動増幅回路1の+側入力端
子と−入力端子の前段にそれぞれレベルシフト回路3a
及び3bを接続して構成する。この場合、+側入力端子
及び−側入力端子を、差動増幅回路1の入力部分を構成
する例えばNチャネル形MOSトランジスタTr3及び
Tr4のゲート電極とし、少なくともレベルシフト回路
3aでの入力信号Vinのレベルシフトを、入力信号V
inをNチャネル形MOSトランジスタTr3のしきい
値以上にして構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力信号が非反転入力
端子に供給され、出力信号が反転入力端子に供給される
非反転方式のボルテージフォロア回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ボルテージフォロア回路は、前
段に接続される回路と後段に接続される回路とのインピ
ーダンス変換器やバッファ回路として広く用いられてい
る。特に、固体撮像素子におけるボルテージフォロア回
路は、受光部やCCDレジスタと共に同一基板上に形成
する必要から、複数のMOS形トランジスタを有する簡
単な回路構成となっている。
【0003】従来のボルテージフォロア回路は、図5に
示すように、カレントミラー回路を主体とした差動増幅
回路101と、この差動増幅回路101の後段に接続さ
れるバッファ回路102とを有し、上記差動増幅回路1
01の+側入力端子に入力端子φinを介して前段の回
路からの入力信号Vinが供給され、−側入力端子にバ
ッファ回路102と出力端子φout間におけるノード
nを介してバッファ回路102からの出力信号Vout
が供給されるように配線接続されて構成されている。特
に、固体撮像素子やCCD遅延線に用いられるボルテー
ジフォロア回路は、CCDによる電荷転送レジスタと共
に同一基板上に形成する必要から、複数のMOS形トラ
ンジスタを有する簡単な回路構成となっている。
【0004】即ち、上記ボルテージフォロア回路は、図
6に示すように、カレントミラー回路にて構成された差
動増幅回路101とソースフォロア回路にて構成された
バッファ回路102が接続されて構成されている。
【0005】具体的には、上記差動増幅回路101は、
ソース端子とゲート電極とが短絡とされたPチャネル形
MOSトランジスタ(以下、単に第1のトランジスタと
記す)Tr1と、この第1のトランジスタTr1とゲー
ト電極が共用とされたPチャネル形MOSトランジスタ
(以下、単に第2のトランジスタと記す)Tr2と、上
記第1のトランジスタTr1と直列に接続され、ゲート
電極に入力端子φinが接続されたNチャネル形MOS
トランジスタ(以下、第3のトランジスタと記す)Tr
3と、上記第2のトランジスタTr2と直列に接続さ
れ、ゲート電極にバッファ回路102の出力電位が印加
されるNチャネル形MOSトランジスタ(以下、第4の
トランジスタと記す)Tr4と、これら第3及び第4の
トランジスタTr3及びTr4の共通のソース端子とG
ND間に定電流源(制御電圧Vgg)を構成するNチャネ
ル形MOSトランジスタ(以下、第5のトランジスタと
記す)Tr5とで構成されている。
【0006】上記バッファ回路102は、それぞれNチ
ャネル形MOSトランジスタからなる駆動素子Q1と負
荷抵抗素子Q2とが直列接続されて構成されている。
【0007】更に、上記差動増幅回路101は、その出
力電位(第2のトランジスタTr2と第4のトランジス
タTr4との接点電位)がバッファ回路102における
駆動素子Q1のゲート電極に供給されるように配線接続
され、差動増幅回路1の定電流源を構成する第5のトラ
ンジスタTr5のゲート電極及びバッファ回路102に
おける負荷抵抗素子Q2のゲート電極に一定電位Vgg
印加されるように配線接続されている。
【0008】また、差動増幅回路1における第1及び第
2のトランジスタTr1及びTr2のドレイン端子並び
にバッファ回路102における駆動素子Q1のドレイン
端子には共通の電源電圧Vddが印加され、バッファ回
路102の負荷抵抗素子Q2のソース端子は、GNDに
接続されている。
【0009】そして、バッファ回路102の出力電位
(駆動素子Q1と負荷抵抗素子Q2との接点電位)が、
出力端子φoutを介して外部に導出され、更に差動増
幅回路101における第4のトランジスタTr4のゲー
ト電極に印加されるように配線接続されて上記従来にお
けるボルテージフォロア回路が構成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ボルテージフォロア回路においては、図7で示す入出力
特性からもわかるように、入力電圧Vinのレベルが、
0(V)から差動増幅回路101の第3及び第4のトラ
ンジスタTr3及びTr4におけるしきい値レベルVt
hまでの領域において、非線形となっており、0(V)
からknee点までのリニアリティが悪くなっている。
【0011】従って、従来のボルテージフォロア回路
は、入力電圧Vinのレベルが、第3及び第4のトラン
ジスタTr3及びTr4におけるしきい値レベルの近傍
及びそれ以下の場合、使用できないことになる。
【0012】このため、特に、電源電圧を低電圧化した
場合などにおいて、入力信号Vin及び出力信号Vou
tのダイナミックレンジが狭くなり、ボルテージフォロ
ア回路としての機能を十分に発揮することができないと
いう問題があった。
【0013】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、入出力特性のリニアリ
ティを良好にすることができ、電源電圧の低電源化にお
いても、入力信号及び出力信号のダイナミックレンジを
確保することができるボルテージフォロア回路を提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のボルテージフォ
ロア回路は、差動増幅回路1とバッファ回路2とを有
し、入力信号Vinが差動増幅回路1の非反転入力端子
に供給され、バッファ回路2からの出力信号Voutが
差動増幅回路1の反転入力端子に供給されるボルテージ
フォロア回路において、非反転入力端子と反転入力端子
の前段にそれぞれレベルシフト回路3a及び3bを接続
して構成する。
【0015】この場合、非反転入力端子及び反転入力端
子を、差動増幅回路1の入力部分を構成するMISトラ
ンジスタTr3及びTr4のゲート電極とし、少なくと
もレベルシフト回路3aでの入力信号Vinのレベルシ
フトを、入力信号Vinを上記MISトランジスタTr
3のしきい値以上にして構成する。
【0016】また、このボルテージフォロア回路におい
ては、レベルシフト回路3a及び3bを、上記差動増幅
回路の入力部分を構成するMISトランジスタTr3及
びTr4とは、逆極性のMISトランジスタによるソー
スフォロア回路にて構成することができる。
【0017】なお、上記差動増幅回路の入力部分を構成
するMISトランジスタTr3及びTr4のしきい値の
変動に追従した電圧を、上記ソースフォロア回路のロー
ド側ゲート電極に印加する基準電圧補正回路4を接続す
るようにしてもよい。
【0018】
【作用】本発明に係るボルテージフォロア回路において
は、差動増幅回路1の非反転入力端子と反転入力端子の
前段にそれぞれレベルシフト回路3a及び3bを接続す
るようにしたので、入力信号Vin及び出力信号Vou
tのレベルが各レベルシフト回路3a及び3bにて持ち
上げられる。その結果、ボルテージフォロア回路の入出
力特性のうち、線形部分の領域に入力信号Vinのダイ
ナミックレンジを確保することができる。
【0019】特に、非反転入力端子及び反転入力端子を
それぞれMISトランジスタTr3及びTr4のゲート
電極とし、少なくともレベルシフト回路3aでの入力信
号Vinのレベルシフトを、該入力信号Vinを上記M
ISトランジスタTr3のしきい値以上とすることによ
り、入力信号Vinのレベルを上記MISトランジスタ
Tr3のしきい値以上に持ち上げることができ、ボルテ
ージフォロア回路の入出力特性中、線形部分の領域に入
力信号Vinのダイナミックレンジを確保することがで
きる。
【0020】そして、レベルシフト回路3a及び3b
を、差動増幅回路1の各入力部分を構成するMISトラ
ンジスタTr3及びTr4とは、逆極性のMISトラン
ジスタによるソースフォロア回路にて構成することによ
り、簡単な構成で、入力信号Vin及び出力信号Vou
tのレベルをMISトランジスタTr3及びTr4のし
きい値以上にすることができる。
【0021】また、上記差動増幅回路1の入力部分を構
成するMISトランジスタTr3及びTr4のしきい値
の変動に追従した電圧を、上記ソースフォロア回路のロ
ード側ゲート電極に印加する基準電圧補正回路4を接続
することにより、製造プロセス上又は温度変化に伴うし
きい値変動を吸収することができ、入力信号Vin及び
出力信号Voutのダイナミックレンジの変動を抑える
ことが可能となる。その結果、このボルテージフォロア
回路からの出力信号Voutの出力レンジが、後段に接
続される各種回路の入力レンジから外れるということが
なくなり、信頼性の高いボルテージフォロア回路を得る
ことができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明に係るボルテージフォロア回路
を固体撮像素子やCCD遅延線の出力段に適用した実施
例(以下、実施例に係るボルテージフォロア回路と記
す)を図1〜図4を参照しながら説明する。
【0023】この実施例に係るボルテージフォロア回路
は、図1に示すように、カレントミラー回路を主体とし
た差動増幅回路1と、この差動増幅回路1の後段に接続
される出力バッファ回路2とを有し、上記差動増幅回路
1の+側入力端子及び−側入力端子の各前段にそれぞれ
第1及び第2の入力バッファ回路3a及び3bが接続さ
れて構成されている。
【0024】そして、上記第1の入力バッファ回路3a
に入力端子φinを介して前段の回路からの入力信号V
inが供給され、第2の入力バッファ回路3bに出力バ
ッファ回路2と出力端子φout間におけるノードnを
介して出力バッファ回路2からの出力信号Voutが供
給されるように配線接続されて構成されている。なお、
差動増幅回路1の+側入力端子及び−側入力端子の各前
段にそれぞれ第1及び第2の入力バッファ回路3a及び
3bを接続するようにしたのは、差動増幅回路1の+側
入力端子及び−側入力端子の各DCレベルとゲインを合
わせるためである。
【0025】そして、本実施例に係るボルテージフォロ
ア回路おいては、CCDによる電荷転送レジスタと共に
同一基板上に形成する必要から、複数のMOS形トラン
ジスタを有する簡単な回路構成となっている。
【0026】具体的には、このボルテージフォロア回路
は、図2に示すように、カレントミラー回路にて構成さ
れた差動増幅回路1、ソースフォロア回路にて構成され
た出力バッファ回路2並びにそれぞれソースフォロア回
路にて構成された第1及び第2の入力バッファ回路3a
及び3bがそれぞれ接続されて構成されている。
【0027】上記差動増幅回路1は、ソース端子とゲー
ト電極とが短絡とされたPチャネル形MOSトランジス
タ(以下、単に第1のトランジスタと記す)Tr1と、
この第1のトランジスタTr1とゲート電極が共用とさ
れたPチャネル形MOSトランジスタ(以下、単に第2
のトランジスタと記す)Tr2と、上記第1のトランジ
スタTr1と直列に接続され、ゲート電極に後述する第
1の入力バッファ回路の出力電位が印加されるNチャネ
ル形MOSトランジスタ(以下、第3のトランジスタと
記す)Tr3と、上記第2のトランジスタTr2と直列
に接続され、ゲート電極に後述する第2の入力バッファ
回路の出力電位が印加されるNチャネル形MOSトラン
ジスタ(以下、第4のトランジスタと記す)Tr4と、
これら第3及び第4のトランジスタTr3及びTr4の
共通のソース端子とGND間に定電流源(第1の制御電
圧Vgg1 )を構成するNチャネル形MOSトランジスタ
(以下、第5のトランジスタと記す)Tr5とで構成さ
れている。
【0028】出力バッファ回路2は、それぞれNチャネ
ル形MOSトランジスタからなる駆動素子Q1と負荷抵
抗素子Q2とが直列接続されて構成されている。
【0029】第1の入力バッファ回路3aは、それぞれ
Pチャネル形トランジスタからなる駆動素子Q3と負荷
抵抗素子Q4とが直列接続されて構成され、第2の入力
バッファ回路3bもそれぞれPチャネル形トランジスタ
からなる駆動素子Q5と負荷抵抗素子Q6とが直列接続
されて構成されている。
【0030】そして、上記差動増幅回路1は、その出力
電位(第2のトランジスタTr2と第4のトランジスタ
Tr4との接点電位)が出力バッファ回路2における駆
動素子Q1のゲート電極に供給されるように配線接続さ
れ、差動増幅回路1の定電流源を構成する第5のトラン
ジスタTr5のゲート電極並びに出力バッファ回路2に
おける負荷抵抗素子Q2のゲート電極に一定電位Vgg1
が印加されるように配線接続されている。また、第1及
び第2の入力バッファ回路3a及び3bにおける各負荷
抵抗素子Q4及びQ6のゲート電極に後述する制御電圧
発生回路4からの第2の制御電圧Vgg2 が印加されるよ
うに配線接続されている。
【0031】また、差動増幅回路1における第1及び第
2のトランジスタTr1及びTr2の各ドレイン端子
と、第1及び第2の入力バッファ回路3a及び3bにお
ける各負荷抵抗素子Q4及びQ6のドレイン端子並びに
出力バッファ回路2における駆動素子Q1のドレイン端
子には共通の電源電圧Vddが印加され、第1及び第2
の入力バッファ回路3a及び3bにおける各駆動素子Q
3及びQ5のソース端子並びに出力バッファ回路2の負
荷抵抗素子Q2のソース端子は、それぞれGNDに接続
されている。
【0032】そして、第1の入力バッファ回路3aの出
力電位(駆動素子Q3と負荷抵抗素子Q4との接点電
位)が、差動増幅回路1における第3のトランジスタT
r3のゲート電極に印加されるように配線接続され、出
力バッファ回路2の出力電位(駆動素子Q1と負荷抵抗
素子Q2との接点電位)が、出力端子φoutを介して
外部に導出されると共に、第2の入力バッファ回路3b
における駆動素子Q5のゲート電極に印加されるように
配線接続され、更に第2の入力バッファ回路3bの出力
電位(駆動素子Q5と負荷抵抗素子Q6との接点電位)
が、差動増幅回路1における第4のトランジスタTr4
のゲート電極に印加されるように配線接続されて上記実
施例に係るボルテージフォロア回路が構成されている。
【0033】ここで、第1及び第2の入力バッファ回路
3a及び3bを構成するソースフォロア回路の各駆動素
子Q3及びQ5は、ゲート電極に印加される電圧が電源
電圧Vdd以下のときに動作し、その入出力特性は、図
3(a)に示すように、入力信号Vinの電圧レベルが
0(V)から電源電圧Vdd−Vth(駆動素子Q3の
しきい値)にかけて正方向の線形特性を有し、特に、入
力信号Vinの電圧レベルが0(V)のとき、あるレベ
ルの電圧(駆動素子Q3の特性に応じた電圧)が出力さ
れることになる。
【0034】即ち、これら第1及び第2の入力バッファ
回路3a及び3bは、入力信号Vinの電圧レベルを正
方向に持ち上げるレベルシフト回路としての機能を有
し、入力信号Vinの電圧レベルが低い場合、差動増幅
回路1の入力部を構成する第3及び第4のトランジスタ
Tr3及びTr4のゲート電位が持ち上がり、該ゲート
電位が第3及び第4のトランジスタTr3及びTr4に
おけるしきい値の近傍及びそれ以下のレベルとなるのを
防ぐこととなる。
【0035】一方、出力バッファ回路2を構成するソー
スフォロア回路の駆動素子Q1は、ゲート電極に印加さ
れる電圧が0(V)以上のときに動作し、その入出力特
性は、図3(b)に示すように、入力信号Vinの電圧
レベルがVth(駆動素子Q1のしきい値)から電源電
圧Vddにかけて正方向の線形特性を有し、特に、入力
信号Vinの電圧レベルが0(V)から上記Vthにか
けてほぼ0(V)が出力されることになる。
【0036】このことから、第1及び第2の入力バッフ
ァ回路3a及び3bにおける各駆動素子Q3及びQ5の
ゲート電極に0(V)が印加されたときの出力電圧とし
て例えば差動増幅回路1における第3及び第4のトラン
ジスタTr3及びTr4のしきい値以上に設定すること
により、この実施例に係るボルテージフォロア回路の入
出力特性は、図4に示すように、入力信号Vinの電圧
レベルが0(V)から電源電圧Vddにかけて正方向の
線形特性を有することになり、このボルテージフォロア
回路の入力ダイナミックレンジ及び出力ダイナミックレ
ンジを十分に確保することが可能となる。
【0037】従って、上記実施例に係るボルテージフォ
ロア回路においては、入力信号Vinの低レベルからk
nee点までのリニアリティを良好にすることができ、
電源電圧の低電源化においても、入力信号Vin及び出
力信号Voutのダイナミックレンジを確保することが
できる。
【0038】ところで、この実施例において、第1及び
第2の入力バッファ回路3a及び3bにおける負荷抵抗
素子Q4及びQ6のゲート電極に印加される制御電圧V
gg2は、前述したように、制御電圧発生回路4から出力
された電圧信号であり、この制御電圧発生回路4は、図
示するように、同一基板上に形成された2つのNチャネ
ル形MOSトランジスタからなり、かつ、それぞれドレ
インとゲートとが短絡とされた第1及び第2の負荷抵抗
素子Q7及びQ8が直列接続されて構成されている。
【0039】そして、第1の負荷抵抗素子Q7のドレイ
ン端子に電源電圧Vddが印加され、第2の負荷抵抗素
子Q8のソース端子はGNDに接続され、更に、この制
御電圧発生回路4の出力電位(第1の負荷抵抗素子Q7
と第2の負荷抵抗素子Q8の抵抗分割電位)が、上記第
1及び第2の入力バッファ回路3a及び3bにおける各
負荷抵抗素子Q4及びQ6のゲート電極に印加されるよ
うに配線接続されている。
【0040】この制御電圧発生回路4においては、差動
増幅回路1の入力部(第3及び第4のトランジスタTr
3及びTr4)と同様にNチャネル形MOSトランジス
タにて構成されていることから、例えば製造プロセス上
にばらつきや温度変化によって、例えば差動増幅回路1
の第3及び第4のトランジスタTr3及びTr4のしき
い値に変動が生じたとしても、制御電圧発生回路4を構
成する第1及び第2の負荷抵抗素子Q7及びQ8の各し
きい値も同じように変動するため、各トランジスタのし
きい値変動が吸収されることになり、入力信号Vin及
び出力信号Voutのダイナミックレンジの変動を抑え
ることが可能となる。その結果、このボルテージフォロ
ア回路からの出力信号Voutの出力レンジが、後段に
接続される各種回路の入力レンジから外れるということ
がなくなり、信頼性の高いボルテージフォロア回路を得
ることができる。
【0041】なお、上記実施例においては、差動増幅回
路1の入力部を構成する第3及び第4のトランジスタT
r3及びTr4をNチャネル形MOSトランジスタとし
たが、その他、上記第3及び第4のトランジスタTr3
及びTr4をPチャネル形MOSトランジスタとしても
よい。この場合、第1及び第2の入力バッファ回路3a
及び3bを構成する駆動素子(Q3,Q5)及び負荷抵
抗素子(Q4,Q6)をそれぞれNチャネル形MOSト
ランジスタとし、出力バッファ回路2を構成する駆動素
子Q1及び負荷抵抗素子Q2をそれぞれPチャネル形M
OSトランジスタとする。
【0042】また、この実施例においては、第1及び第
2の入力バッファ回路3a及び3bとして、Pチャネル
形MOSトランジスタによるソースフォロア回路を使用
したが、その他、入力信号Vinの電圧レベルをリニア
リティ良くレベルシフトすることが可能であれば、他の
回路構成も利用可能である。
【0043】また、上記実施例においては、固体撮像素
子やCCD遅延線の出力段に接続されるボルテージフォ
ロア回路に適用した例を示したが、その他、前段に接続
される回路と後段に接続される回路とのインピーダンス
変換器やバッファ回路として用いられる一般のボルテー
ジフォロア回路に適用させることも可能である。
【0044】
【発明の効果】上述のように、本発明に係るボルテージ
フォロア回路によれば、差動増幅回路とバッファ回路と
を有し、入力信号が上記差動増幅回路の非反転入力端子
に供給され、上記バッファ回路からの出力信号が該差動
増幅回路の反転入力端子に供給されるボルテージフォロ
ア回路において、上記非反転入力端子と上記反転入力端
子の前段にそれぞれレベルシフト回路を接続するように
したので、入出力特性のリニアリティを良好にすること
ができ、電源電圧の低電源化においても、入力信号及び
出力信号のダイナミックレンジを確保することができ
る。従って、各種回路の低電源化を促進させることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るボルテージフォロア回路を固体撮
像素子やCCD遅延線の出力段に適用した実施例(以
下、実施例に係るボルテージフォロア回路と記す)を示
すブロック線図である。
【図2】本実施例に係るボルテージフォロア回路の具体
例を示す回路図である。
【図3】本実施例に係るボルテージフォロア回路の第1
及び第2の入力バッファ回路並びに出力バッファ回路の
入出力特性を示す特性図である。
【図4】本実施例に係るボルテージフォロア回路の入出
力特性を示す特性図である。
【図5】従来例に係るボルテージフォロア回路を示すブ
ロック線図である。
【図6】従来例に係るボルテージフォロア回路の具体例
を示す回路図である。
【図7】従来例に係るボルテージフォロア回路の入出力
特性を示す特性図である。
【符号の説明】 1 差動増幅回路 2 出力バッファ回路 3a及び3b 第1及び第2の入力バッファ回路 4 制御電圧発生回路 Tr1〜Tr5 第1〜第5のトランジスタ Q1,Q3及びQ5 駆動素子 Q2,Q4及びQ6 負荷抵抗素子 Q7及びQ8 第1及び第2の負荷抵抗素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 差動増幅回路とバッファ回路とを有し、
    入力信号が上記差動増幅回路の非反転入力端子に供給さ
    れ、上記バッファ回路からの出力信号が該差動増幅回路
    の反転入力端子に供給されるボルテージフォロア回路に
    おいて、 上記非反転入力端子と上記反転入力端子の前段にそれぞ
    れレベルシフト回路が接続されていることを特徴とする
    ボルテージフォロア回路。
  2. 【請求項2】 上記非反転入力端子及び上記反転入力端
    子が、上記差動増幅回路の入力部分を構成するMISト
    ランジスタのゲート電極であり、少なくとも上記レベル
    シフト回路での入力信号のレベルシフトは、該入力信号
    を上記MISトランジスタのしきい値以上であることを
    特徴とする請求項1記載のボルテージフォロア回路。
  3. 【請求項3】 上記レベルシフト回路は、上記差動増幅
    回路の入力部分を構成するMISトランジスタとは、逆
    極性のMISトランジスタによるソースフォロア回路に
    て構成されていることを特徴とする請求項2記載のボル
    テージフォロア回路。
  4. 【請求項4】 上記差動増幅回路の入力部分を構成する
    MISトランジスタのしきい値の変動に追従した電圧
    を、上記ソースフォロア回路のロード側ゲート電極に印
    加する基準電圧補正回路が接続されていることを特徴と
    する請求項3記載のボルテージフォロア回路。
JP5262087A 1993-10-20 1993-10-20 ボルテージフォロア回路 Pending JPH07115334A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR19990088624A (ko) * 1998-05-29 1999-12-27 윌리엄 비. 켐플러 고속샘플홀드어플리케이션을위한저전압버퍼증폭기
JP2007014039A (ja) * 2006-10-23 2007-01-18 Texas Instr Japan Ltd 増幅回路
JP2017208634A (ja) * 2016-05-17 2017-11-24 アズビル株式会社 Opアンプおよび電子回路
JP2020205629A (ja) * 2020-09-15 2020-12-24 ラピスセミコンダクタ株式会社 メモリ制御装置及びメモリ制御方法

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