JP2002204149A - 電子回路装置及びこれを使用したスィチング回路装置 - Google Patents

電子回路装置及びこれを使用したスィチング回路装置

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JP2002204149A JP2000400500A JP2000400500A JP2002204149A JP 2002204149 A JP2002204149 A JP 2002204149A JP 2000400500 A JP2000400500 A JP 2000400500A JP 2000400500 A JP2000400500 A JP 2000400500A JP 2002204149 A JP2002204149 A JP 2002204149A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチング増幅器の制御信号を形成するた
めに必要なインバータ回路が温度特性を有し、温度変化
が生じると遅れ時間が変化し、忠実度の高い増幅が困難
になった。 【解決手段】 ハーフブリッジ型増幅器を形成するため
の第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 を設ける。第1及
び第2のスイッチQ1 、Q2 をオン・オフ制御するため
の指令信号を第1のインバータ回路8に入力させる。第
1のインバータ回路8の出力を第2のインバータ回路9
に入力させる。第1及び第2のインバータ回路8、9の
出力に基づいて第1のスイッチQ1 を正相駆動する第1
の制御信号を形成し、且つ第2のスイッチQ2 を逆相駆
動するための第2の制御信号を形成する。第1及び第2
のインバータ回路8、9を温度特性を有する電圧制御回
路15の出力で駆動し、第1及び第2のインバータ8、
9の温度特性を補償する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばインバータ
回路即ちNOT回路を含む電子回路装置、及びこれを含
むスイッチングアンプ等のスイッチング回路装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】家庭用ステレオのオーディオメインアン
プ、カーステレオ用のオーディオメインアンプ、TVの
オーディオメインアンプ等にスイッチングアンプ即ちD
級アンプが使用されている。スイッチングアンプは、1
対のスイッチング素子から成るハーフブリッジ型出力段
増幅回路又は2対のスイッチング素子から成るブリッジ
型出力段増幅回路とこれ等のドライバー回路とから成
る。ドライバー回路には、アナログ信号をPWM変調
(パルス幅変調)した信号又はアナログ信号を1ビット
A/D変換した信号から成る2値信号が入力する。ドラ
イバー回路は出力段の対のスイッチング素子の一方を2
値の入力信号と同相にオン・オフ制御し、他方を2値の
入力信号と逆相にオン・オフする。これにより、出力段
増幅回路からアナログ信号を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ドライバー回路は、対
のスイッチング素子の制御信号を形成するために、入力
段に2つのインバータ回路(NOT回路)を有し、更に
対のスイッチング素子の一方の制御信号のグランドに対
するレベルを高めるためのレベルシフタ回路を有する。
インバータ回路は、一般にC−MOS回路であり、温度
が高くなるに従って遅れが大きくなる温度特性を有す
る。レベルシフタ回路も同様な温度特性を有する。この
ため、温度変化が生じると、2値の入力信号に忠実に出
力段のスイッチング素子をオン・オフすることができな
くなり、出力アナログ信号に波形歪みが生じた。この遅
れによる歪みを補正するために、ドライバー回路の2値
信号入力端子と出力段増幅回路との間に負帰還回路を設
け、歪みを補正するように2値の入力信号を負帰還制御
することがある。しかし、負帰還制御信号にも遅れがあ
るために過渡的に歪みの増大が生じることがあり、また
高周波化に限界があった。今、スイッチング増幅器につ
いて述べたが、インバータ回路又はレベルシフタ回路等
の電子回路を含む別の装置においても同様に信号遅れの
問題がある。
【0004】そこで、本発明の第1の目的は、温度変化
による信号の遅れの変化を抑えることができる電子回路
装置を提供することにある。本発明の第2の目的は、忠
実性の高いスイッチング回路装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るための本発明は、入力端子と出力端子と電源端子とを
有し、前記入力端子に供給された2値の入力信号の位相
反転信号を前記出力端子から送出するように形成され且
つ温度の上昇と共に遅れが増大するような温度特性を有
する遅れを伴って前記位相反転信号を送出するように形
成されたインバ−タ回路と、前記電子回路を駆動するた
めの直流電圧を前記インバ−タ回路に供給するための電
源手段と、前記電源手段と前記インバ−タ回路の前記電
源端子との間に接続され、且つ前記インバ−タ回路の遅
れの温度特性を補償するために、温度の上昇と共に前記
電源端子に供給する電圧を高くするように形成された電
圧制御手段とから成る電子回路装置に係わるものであ
る。なお、請求項2及び3に示すように、第1及び第2の
インバータ回路の組み合せ回路、又は非反転増幅器とイ
ンバ−タ回路との組み合せ回路にも、請求項1と同様な
電圧制御手段を接続することができる。
【0006】上記第2の目的を達成するための発明は、
第1及び第2の主直流電源の直列回路と、 前記第1及び
第2の主直流電源の直列回路に対して並列に接続された
第1及び第2のスイッチの直列回路と、前記第1及び第2の
主直流電源の相互接続点と前記第1及び第2のスイッチの
相互接続点との間から出力を得るための出力手段と、前
記第1及び第2のスイッチのオン・オフを指令するための
2値のオン・オフ指令信号を受け入れるための入力手段
と、前記入力手段と前記第1及び第2のスイッチの制御端
子との間に接続され、前記オン・オフ指令信号に応答し
て第1及び第2のスイッチをオン・オフ駆動するためのも
のであって、前記入力手段に接続された第1のインバ−
タ回路と、前記第1のインバ−タ回路に接続された第2
のインバ−タ回路と、前記オン・オフ指令信号に同期し
て第1のスイッチをオン・オフ制御する第1の制御信号を
形成するために前記第1及び第2のインバ−タ回路に接続
された第1の制御信号形成回路と、前記第1の制御信号
と逆位相状態に前記第2のスイッチをオン・オフ制御す
る第2の制御信号を形成するために前記第1及び第2のイ
ンバ−タ回路に接続された第2の制御信号形成回路とを
有している制御手段と、前記制御手段にこれを駆動する
ための直流電圧を供給する制御用電源と、を備えたスイ
ッチング回路装置であって、前記第1及び第2のインバ−
タ回路のそれぞれは、それぞれの入力信号の位相反転信
号を、温度の上昇と共に遅れが上昇するような温度特性
を有する遅れを伴って送出するものであり、前記制御用
電源と前記第1及び第2のインバ−タ回路の電源端子との
間に電圧制御手段が接続され、前記電圧制御手段は、前
記第1及び第2のインバ−タ回路の遅れの温度特性を補
償するために、前記第1及び第2のインバ−タ回路の電源
電圧を温度の上昇と共に高くするように形成されている
ことを特徴とするスイッチング回路装置に係わるもので
ある。なお、請求項5、7、9に示すように、制御用電
源と第1及び第2の制御信号形成回路との間にも温度特
性を有する電圧制御手段を接続することができる。ま
た、請求項6、7に示すように、単一の主電源を有する
ハーフブリッジ型スイッチング回路装置にも本発明を適
用することができる。また、請求項8、9に示すよう
に、ブリッジ型スイッチング回路装置にも本発明を適用
することができる。
【0007】
【発明の効果】各請求項の発明によれば、電圧制御手段
からインバータ回路又は制御信号形成回路に供給される
電圧が、温度の上昇に伴なって高くなる。この結果、2
値信号の立上りが速くなり、遅れを補償することができ
る。また、請求項3〜9の発明によれば、第2のインバ−
タ回路の入力電圧は温度の上昇に伴って高くなり、第1
のインバ−タ回路の入力電圧は温度に無関係に一定であ
るので、温度に依存する制御信号のパルス幅の変化を抑
制し、入力信号に対して高い忠実度を有するように出力
段のスイッチをオン・オフさせることができる。
【0008】
【第1の実施形態】次に、図1〜図10を参照して第1
の実施形態のオーディオシステムにおけるスイッチング
増幅器を構成するスイッチング回路装置を説明する。
【0009】図1は、オン・オフ指令信号発生手段1
と、ここから供給されたディジタル形式又はPWM変調
形式の2値信号に対応するアナログ出力を得るためのス
イッチング回路装置即ちスイッチング増幅器とを示す。
【0010】オン・オフ指令信号発生手段1は、この入
力端子1aに供給される図5(A)に示すようなアナロ
グ信号を例えばPWM変調(パルス幅変調)して図5
(B)に示す高レベルと低レベルとの2つの状態を有す
る2値信号即ちディジタル信号又はPWM信号を形成す
るものである。この実施形態のオン・オフ指令信号発生
手段1は、アナログ信号の振幅の変化に対応してパルス
幅が変化しているパルス列から成るパルス幅変調信号
(PWM信号)を出力する。なお、オン・オフ指令信号
発生手段1を、周知の1ビットA/D変換器とするこ
と、又はアナログ情報に対応するディジタル信号又はP
WM信号の受信機とすること、又はディジタル信号又は
PWM信号が記録された記録媒体を再生する再生機とす
ることができる。
【0011】スイッチング増幅器は、ハーフブリッジ型
電力増幅回路を構成するための第1及び第2のスイッチ
Q1 、Q2 と、第1及び第2の主電源E1 、E2 と、第
1及び第2のスイッチQ1 、Q2 の駆動回路即ちスイッ
チ制御回路2と、制御用電源3と、対の出力端子4、5
と、フィルタ6とから成る。
【0012】ハーフブリッジ型電力増幅回路を形成する
ための絶縁ゲート型電界効果トランジスタから成る第1
及び第2のスイッチQ1 、Q2 は互いに直列に接続さ
れ、且つ互いに同一の直流電圧を供給するための第1及
び第2の主電源E1 、E2 の直列回路の一端と他端との
間に接続されている。負荷(図示せず)を接続するため
の第1の出力端子4はフィルタ6を介して第1及び第2
のスイッチQ1 、Q2 の相互接続点P1 に接続され、第
2の出力端子5は第1及び第2の主電源E1 、E2 の相
互接続点P2 に接続されている。スピーカ回路等の負荷
は第1及び第2の出力端子4、5間に接続される。
【0013】フィルタ6は第1及び第2のスイッチQ1
、Q2 のオン・オフによって生じる高周波数成分を除
去するものであって、接続点P1 と第1の出力端子4と
の間に接続されたリアクトルL1 と第1の出力端子4と
グランドとの間に接続されたコンデンサC1 とから成
る。なお、フィルタ6と同様なものを第1及び第2の出
力端子4、5間に接続し、このフィルタを介して負荷を
接続することもできる。また、負荷がフィルタ作用を有
する場合又は負荷がフィルタを要求しない場合にはフィ
ルタ6を省くことができる。
【0014】ドライバー回路とも呼ぶことができるスイ
ッチ制御回路2は、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2
をオン・オフ制御するものであって、大別して入力端子
7と、第1及び第2のインバータ回路(NOT回路)
8、9と、第1及び第2のエッジ検出回路10、11
と、第1及び第2の制御信号形成回路12、13と、逆
流阻止用ダイオード14と、本発明に従う温度特性を有
する第1及び第2の電圧制御回路15、16と、電源用
コンデンサCo とから成る。
【0015】第1のインバータ回路8の入力端子は、2
値のオン・オフ指令信号入力端子7に接続されている。
第2のインバータ回路9の入力端子は第1のインバータ
回路8の出力端子に接続されている。第1及び第2のイ
ンバータ回路8、9の一方の電源端子は第1の電圧制御
回路15を介して第1及び第2の主電源E1 、E2 より
も低い直流電圧+Vccを供給する制御用電源3に接続さ
れ、これ等の他方の電源端子はグランド端子17にそれ
ぞれ接続されている。第1及び第2のインバータ回路
8、9は互いに同一の回路構成のC−MOS型FET回
路即ち相補型FET回路であって、図2に示すようにP
チャネル型絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(以下、
第1のインバータ用FETと言う)18aと、Nチャネ
ル型絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(以下、第2の
インバータ用FETと言う)18bと、バッファ増幅器
19と、入力端子20と、出力端子21と、対の電源端
子22、23とから成る。第1及び第2のインバータ用
FET18a、18bのゲートは入力端子20にそれぞ
れ接続され、第1及び第2のインバータ用FET18
a、18bのドレインは互いに共通に接続され、この共
通接続点24がバッファ増幅器19を介して出力端子2
1に接続され、第1のインバータ用FET18aのソー
スが第1の電源端子22に接続され、第2のインバータ
用FET18bのソースがグランド側の第2の電源端子
23に接続されている。第1の電源端子22は第1の電
圧制御回路15の出力ライン15aに接続され、第2の
電源端子23は図1のグランド端子17に接続される。
第1及び第2のインバータ回路8、9は周知のように入
力端子20の信号と逆位相の信号を出力端子21に送出
する。従って、第1のインバータ回路8から図5(C)
の出力が得られ、第2のインバータ回路9から図5
(D)の出力が得られる。
【0016】図1において、第1及び第2のエッジ検出
回路10、11は第1及び第2のインバータ回路8、9
にそれぞれ接続されている。第1及び第2のエッジ検出
回路10、11は図5(C)(D)に示す第1及び第2
のインバータ回路8、9の出力パルスの前縁を検出して
図5(E)(F)に概略的に示すパルスを発生する。図
3に示すように、互いに同一に形成された第1及び第2
のエッジ検出回路10、11は、入力端子26と、AN
Dゲート27と、遅延回路28と、出力端子29とから
成る。ANDゲート27の一方の入力端子は入力端子2
6に接続され、他方の入力端子は遅延回路28を介して
入力端子に接続されている。遅延回路28は遅れを生じ
させる寄生容量を有する3つのインバータ回路28a、
28b、28cの直列回路から成る。入力端子26は図
1の第1及び第2のインバータ回路8、9に接続され
る。図3のA、B、C、D、E点の電圧波形は図6
(A)(B)(C)(D)(E)に示す通りである。即
ち、図6(A)に示す入力信号即ち図1のインバータ回
路8又は9の出力がto時点で低レベルLから高レベル
Hに傾斜を有する立上りを開始し、その後のt1 時点
で、インバータ回路8、9の出力が図3の遅延回路28
の第1段目のインバータ回路28aのしきい値Vthに達
すると、第1段目のインバータ回路28aの出力が図6
(B)に示すように高レベルHから低レベルLへの立下
りを開始する。第2段目及び第3段目のインバータ回路
28b、28cの出力は図6(C)(D)のように変化
し、結局、ANDゲート27の出力端子29には図6
(E)の微小幅のパルスが得られる。
【0017】図1の第1の制御信号形成回路12は、レ
ベルシフタ回路30と、第1のRSフリップフロップ3
1と、第1の駆動増幅器32とから成り、入力端子7の
オン・オフ指令信号に同期して第1のスイッチQ1をオ
ン・オフ制御するための第1の制御信号を形成し、これ
を第1のスイッチQ1 に供給するものである。
【0018】レベルシフタ回路30は、第1、第2、第
3及び第4の絶縁ゲート型FET34、35、36,3
7と、第1及び第2の抵抗38、39とから成り、ブー
トストラップ回路に形成されている。Nチャネル型の第
1のFET34のゲートは第1のエッジ検出回路10に
接続され、そのソースは第1の抵抗38を介してグラン
ド端子17に接続されている。Nチャネル型の第2のF
ET35のゲートは第2のエッジ検出回路11に接続さ
れ、そのソースは第2の抵抗39を介してグランド端子
17に接続されている。Pチャネル型の第3のFET3
6のゲートは第2のFET35のドレインに接続され、
第3のFET36のドレインは第1のFET34のドレ
インに接続され、第3のFET36のソースは第2の電
圧制御回路16の出力ライン16aに接続されている。
Pチャネル型の第4のFET37のゲートは第1のFE
T34のドレインに接続され、第4のFET37のドレ
インは第2のFET35のドレインに接続され、第4の
FET37のソースは第2の電圧制御回路16の出力ラ
イン16aに接続されている。
【0019】第1のRSフリップフロップ31のセット
端子Sは第1のFET34のドレインに接続され、その
リセット端子Rは第2のFET35のドレインに接続さ
れ、この対の電源端子は電源ライン16aと電源ライン
33とに接続されている。第1の駆動増幅器32は第1
のRSフリップフロップ31の正出力端子Qと第1のス
イッチQ1 の制御端子としてのゲートとの間に接続され
ている。また、第1の駆動増幅器32の対の電源端子は
電源ライン16a、33に接続されている。なお、フリ
ップフロップ31のセット端子Sとグランド及びライン
33との間には寄生容量Ca、Cbがあり、またリセッ
ト端子Rとグランド及びライン33との間に寄生容量C
c、Cdがある。
【0020】電源用コンデンサCo の一端は逆流阻止用
ダイオード14を介して制御用電源3に接続され、この
他端はライン33によって第1及び第2のスイッチQ1
、Q2 の相互接続点P1 即ち第1のスイッチQ1 のソ
ースに接続されている。このコンデンサCo は、第2の
スイッチQ2 がオンの期間に制御用電源3とダイオード
14とコンデンサCo と第2のスイッチQ2 の経路に流
れる電流で充電される。第1の駆動増幅器32はコンデ
ンサCo を電源としているので、グランドに対する相互
接続点P1 の電位の変化に拘らずに第1のスイッチQ1
のゲート・ソース間に所定の電圧の制御信号が供給され
る。
【0021】第2の制御信号形成回路13は、遅延回路
41と第2のフリップフロップ42と第2の駆動増幅器
43とから成り、第2のスイッチQ2 をオン・オフ制御
するための第2の制御信号を形成する。第2の制御信号
は周知のように第1の制御信号の逆相信号である。
【0022】遅延回路41は、第5、第6、第7及び第
8のFET44、45、46、47と第3及び第4の抵
抗48、49とから成り、レベルシフタ回路30と同一
の遅延時間を得るためにレベルシフタ回路30と同一回
路に形成されている。即ち、Nチャネル型の第5のFE
T44のゲートは第1のエッジ検出回路10に接続さ
れ、このソースは第3の抵抗48を介してグランド端子
17に接続されている。Nチャネル型の第6のFET4
5のゲートは第2のエッジ検出回路11に接続され、こ
のソースは第4の抵抗49を介してグランド端子17に
接続されている。Pチャネル型の第7のFET46のゲ
ートは第6のFET46のドレインに接続され、第7の
FET46のドレインは第5のFET48のドレインに
接続され、第7のFET46のソースは電源ライン15
aに接続されている。Pチャネル型の第8のFET47
のゲートは第5のFET44のドレインに接続され、こ
のFET47のドレインは第6のFET45のドレイン
に接続され、このFET47のソースは電源ライン15
aに接続されている。
【0023】第2のRSフリップフロップ42のセット
端子Sは第6のFET45のドレインに接続され、この
リセット端子Rは第5のFET44のドレインに接続さ
れ、この対の電源端子は電源ライン15aとグランド端
子17に接続されている。第2の駆動増幅器43は第2
のRSフリップフロップ42の正出力端子Qと第2のス
イッチQ2 のゲートとの間に接続され、この対の電源端
子は電源ライン15aとグランド端子17とに接続され
ている。なお、第2のフリップフロップ42のセット端
子Sとグランドとの間に寄生容量Cfがあり、リセット
端子Rとグランドとの間に寄生容量Ceがある。
【0024】第1及び第2の電圧制御回路15、16は
互いに同一の回路に構成され、図4に示すようにNPN
型の第1及び第2のトランジスタ51、52と、定電圧
ダイオード53と、2つの温度補償用のシリコンダイオ
ード54、55と、4つの抵抗56、57、58、59
と、入力端子60と、出力端子61と、共通端子62と
をそれぞれ有する。第1のトランジスタ51は入力端子
60と出力端子61との間に直列に接続されている。第
2のトランジスタ52のコレクタは第1のトランジスタ
51のベースに接続され、このエミッタは定電圧ダイオ
ード53を介して共通端子62に接続されている。抵抗
56は入力端子60と第1のトランジスタ51のベース
との間に接続されている。抵抗57は出力端子61と定
電圧ダイオード53との間に接続されている。2つの出
力電圧検出用抵抗58、59は互いに直列に接続され且
つ出力端子61と共通端子62との間に温度補償用ダイ
オード54、55を介して接続されている。なお、抵抗
59とダイオード54、55との直列回路は第2のトラ
ンジスタ52のベースと共通端子62との間に接続され
ている。第2のトランジスタ52は誤差増幅器として機
能し、抵抗58、59とダイオード54、54とによる
検出電圧と定電圧ダイオード53によって与えられる基
準電圧との差に対応したコレクタ電流が第2のトランジ
スタ52に流れる。即ち、第2のトランジスタ52のコ
レクタ・エミッタ間抵抗は出力電圧に反比例的に変化す
る。もし、出力電圧が高くなると、第2のトランジスタ
52の抵抗が小さくなり、第1のトランジスタ51のベ
ース電流が減少し、第1のトランジスタ51の抵抗及び
ここでの電圧降下が大きくなり、出力電圧が低下する。
シリコンダイオード54、55は、負の温度係数を有す
る。従って、温度が上昇すると、ダイオード54、55
の順方向電圧が低下し、抵抗59とダイオード54、5
5との直列回路の合成電圧値が下がる。これにより、定
電圧ダイオード53による基準電圧を上げたと同一の作
用が発生し、出力端子61の電圧が高くなる。この結
果、電圧制御回路15、16は正の温度係数を有する電
圧制御回路として機能する。この電圧制御回路15、1
6の温度係数は、インバータ回路8、9の遅れの温度特
性、及び第1及び第2の制御信号形成回路12、13の
遅れの温度特性を補償することができるように決定す
る。この電圧制御回路15、16の温度補償の設定は抵
抗59に直列に接続するダイオード54、55の数の増
減、抵抗59の値の調整等によって行う。なお、抵抗5
9を省き、ダイオード54、55等のみで下側の分圧抵
抗を得ることもできる。図4の回路を第1の電圧制御回
路15として使用する時には、入力端子60を図1の制
御電源3に接続し、出力端子61をライン15aに接続
し、共通端子62をグランド端子17に接続する。ま
た、図4の回路を第2の電圧制御回路16として使用す
る時には、入力端子60を図1のダイオード14のカソ
ードに接続し、出力端子61をライン16aに接続し、
グランド端子61をライン33に接続する。
【0025】図1のA〜Lで示す箇所の電圧を概略的に
示す図5(A)〜(L)を参照して図1の回路の基本的
動作を説明する。制御回路2の入力端子7に図5(B)
のPWM信号から成るオン・オフ指令入力信号が入力す
ると、第1のインバータ回路8によって入力信号が位相
反転され、ここから図5(C)に示す信号が得られる。
第2のインバータ回路9からは第1のインバータ回路8
の出力を位相反転した信号に相当する図5(D)の信号
が得られる。第1及び第2のエッジ検出回路10、11
からは、図5(C)(D)のパルスの前縁検出信号が図
5(E)(F)に示すように得られる。第1及び第2の
エッジ検出回路10、11の出力パルスの幅は第1及び
第2のインバータ回路8、9の出力パルスの幅よりも十
分に狭いので、レベルシフタ回路30に大きな電流が長
い時間流れるのを阻止することができ、電力損失を低減
することができる。図5(E)に示すように第1のエッ
ジ検出回路10から出力パルスが発生した時には第1の
FET34がオンになり、このドレイン電位が低下する
ために第4のFET37がオンになる。この結果、第4
のFET37のドレイン即ち第1のRSフリップフロッ
プ31のリセット端子Rが図5(H)のt1 時点に示す
ように低レベルから高レベルに転換し、フリップフロッ
プ31がリセットされる。図5(F)に示すように第2
のエッジ検出回路11から出力パルスが発生した時には
第2のFET35がオンになり、このドレイン電位が低
下するために第3のFET36もオンになる。この結
果、第3のFET36のドレイン即ち第1のRSフリッ
プフロップ31のセット端子Sが図5(G)のt2 時点
に示すように低レベルから高レベルに転換し、フリップ
フロップ31がセット状態になる。その後、図5のt3
時点で再び第1のエッジ検出回路10から出力パルスが
発生すると、第1のフリップフロップ31はリセットさ
れる。第1のRSフリップフロップ31のセットとリセ
ットとが繰返されると、この出力端子Qから図5(I)
に示す第1の制御信号が発生し、これが駆動増幅器32
を介して第1のスイッチQ1のゲート・ソース間に印加
される。制御回路2における遅延を無視すると、図5
(I)に示す第1の制御信号は図5(B)の入力信号と
同相関係にある。従って、第1のスイッチQ1 はオン・
オフ指令入力信号と同相関係を有してオン・オフ動作す
る。
【0026】遅延回路41の第5〜第8のFET44〜
47と第3及び第4の抵抗48、49とは、レベルシフ
タ回路31の第1〜第4のFET34〜37と第1及び
第2の抵抗38、39と等価なものであるので、遅延回
路41はレベルシフタ回路30と同様に動作する。但
し、第2のRSフリップフロップ42のセット端子Sが
第6のFET45のドレインに接続され、このリセット
端子Rが第5のFET44のドレインに接続されている
ので、第2のRSフリップフロップ42の出力は図5
(J)に示すように図5(I)の第1のRSフリップフ
ロップ31の出力の逆相信号となる。従って、第2のス
イッチQ2 のための第2の制御信号は第1のスイッチQ
1 のための第1の制御信号に対して逆相の関係を有し、
第2のスイッチQ2 は第1のスイッチQ1 と逆に動作す
る。即ち、第1のスイッチQ1 がオンの時には第2のス
イッチQ2 がオフになり、逆に第1のスイッチQ1 がオ
フの時に第2のスイッチQ2 がオンになる。接続点P1
の電位は、図5(K)に示すように第1のスイッチQ1
のオン時に高レベルになり、第2のスイッチQ2 がオン
時には低レベルになる。接続点P1 の電位は、グランド
を基準にした場合には、第1のスイッチQ1 のオン時に
第1及び第2の主電源E1 、E2 の合計電圧になる。ま
た、第2の出力端子5と接続点P1 との間の電圧は第1
のスイッチQ1 がオンの時に第1の主電源E1 の電圧と
同一になる。また、第2のスイッチQ2 のオン時には、
接続点P1 の電位が第2の出力端子5よりも第2の主電
源E2 の電圧だけ低くなる。第1及び第2の出力端子
4、5間には図5(K)のPWMパルス列の平滑信号に
相当する図5(L)のアナログ出力を得ることができ
る。
【0027】図7及び図8はインバータ回路8又は9の
遅れを説明するための波形図である。インバータ回路
8、9は、図2に示すようにC−MOS構成であり、下
側のFET18bのドレイン・ソース間即ちバッファ増
幅器19の入力段に寄生容量Cinを有する。このため、
図7(A)のt1 において入力端子20が高レベルから
低レベルに転換した時に、出力端子21の電圧は図7
(B)に示すように遅れを有して立上る。図7(B)に
示すt1 〜t3 区間の出力電圧Vout は次式に従って変
化する。 Vout =(Is /Cin)t (式1) ここで、Is は電源端子22と上側のFET18aと入
力容量Cinの経路に流れるセット電流を示し、tは時間
を示す。また、図7のt4 〜t6 区間の出力電圧Vout
は次式に従って変化する。 Vout =(Ir /Cin)t (式2) ここで、Ir は入力容量Cinと下側のFET18bとの
経路で流れるリセット電流を示す。リセット電流Ir は
セット電流Is よりも大きく流れるので、t4〜t6 区
間はt1 〜t3 区間よりも短い。第1及び第2のインバ
ータ用FET18a、18bに流すことができる電流I
は、電源電圧+Vccを一定とした場合に次式で示すこと
ができる。 I=μVg CW/L (式3) ここで、μはFETにおけるキャリアの表面移動度、V
g はゲート電圧、Cは単位面積当りのゲート容量、Wは
チャネル幅、Lはチャネル長である。
【0028】上記キャリアの表面移動度μは負の温度特
性を有し、温度が高くなるに従って小さくなる。従っ
て、温度が高くなると、FETが流せる最大電流Iが低
下する。この結果、高温時には、式1及び式2のIs 及
びIr が小さくなり、出力電圧Voutの傾きがゆるくな
る。図8(B)で破線で示す電圧Vout1は図1において
本発明に従う電圧制御回路15、16が設けられていな
い時のインバータ8又は9の出力電圧を示し、図8
(B)の実線で示す電圧Vout2は本発明に従う電圧制御
回路15、16を設けた時のインバータ8又は9の出力
電圧を示す。インバータ回路8、9に接続された次段の
エッジ検出回路10、11はしきい値Vthを有するの
で、図7の低温時には、インバータ出力電圧Vout のt
2 からt5 までの時間幅T1 が有効出力区間即ち有効パ
ルス区間となり、またt2時点が有効な前縁となる。ま
た、図8の高温時の本発明に従うインバータ出力電圧V
out2はt2 〜t5 の時間幅T2 が有効出力区間即ち有効
パルス区間となり、従来のインバータ出力電圧Vout1は
t2 ′〜t5 の時間幅T2 ′が有効出力区間となる。
【0029】高温時におけるインバータ回路8、9の遅
れの補正は、第1の電圧制御回路15の出力電圧が高温
時に低温時よりも高くなることによって達成される。イ
ンバータ8、9の駆動電圧が高くなると、式3に示した
電流Iは駆動電圧に比例的に大きくなり、出力電圧Vou
t の傾きが急になり、遅れが少なくなる。インバータ回
路8、9の出力電圧Vout の最大値は、従来回路ではい
ずれも図7(B)及び図8(B)に示すV1 であるが、
本発明に従う回路では高温時にV1 よりも高いV2 にな
る。
【0030】図1の第2のインバータ回路9において
は、第1のインバータ回路8と同様に高温時に電圧制御
回路15から電源端子に供給される電圧が上昇すること
に起因した遅れ低減の他に、ゲート電圧Vg の増大によ
る電流Iの増大に起因した遅れ低減が生じる。即ち、第
1の電圧制御回路15の出力電圧が温度の上昇に伴なっ
て高くなると、第1のインバータ回路8の出力電圧が高
くなる。第2のインバータ回路9のゲート電圧Vg は第
1のインバータ回路8の出力電圧であるので、高温時に
第2のインバータ回路9のゲート電圧Vg が高くなり、
前記式3の電流Iが大きくなり、第2のインバータ回路
9のセット電流Is 及びリセット電流Irも大きくな
り、遅れが小さくなる。ゲ−ト電圧Vgによる遅れ低減
効果は第1のインバ−タ回路8では発生せずに第2のイ
ンバ−タ回路9のみで発生する。これによりフリップフ
ロップ31、42の出力パルスの幅が温度によって変化
する量を抑制することができる。図9及び図10は低温
時と高温時のインバ−タ回路8、9の入出力とフリップ
フロップ31、42の出力パルスとの関係を、第1及び
第2のエッジ検出回路10、11、レベルシフタ回路3
0、及び遅延回路41の遅れを無視して概略的に示す。
図9の低温時においては、図9(A)の第1のインバ−タ
回路8の入力信号Vinに応答して図9(B)の出力が第1
のインバ−タ回路8から得られ、これが第2のインバ−
タ回路9の入力となつて第2のインバ−タ回路9から図9
(C)の出力が発生する。なお、図9(B)のVth1は
第2のインバ−タ回路9及び第1のエッジ検出回路10
のしきい値を示し、図9(C)のVth2は第2のエッジ検出回
路11のしきい値を示す。ここで説明を容易にするため
に、第1及び第2のエッジ検出回路10、11及びレベル
シフタ回路30及び遅延回路41の遅れを無視すると、
第1のRSフリップフロップ31は第2のインバ−タ回
路9の出力パルスの前縁を示すt3時点でセットされ、
第1のインバ−タ回路8の出力パルスの前縁を示すt5
時点でリセットされる。第2のフリップフロップ42は
第1のフリップフロップ31と逆にt3時点でリセット
され、t5時点でセットされる。図10に示す高温時に
おける基本的動作は図9と同一である、しかし、図9の
場合に比べて温度が高くなると、第1及び第2の電圧制
御回路15、16の出力電圧が高くなる。第1及び第2
のインバ−タ回路8、9の駆動電圧が高くなると、既に
説明したように遅れが少なくなる効果の他に、第2のイ
ンバ−タ回路9の入力信号即ちゲ−ト電圧Vgが高くな
り、遅れが更に少なくなる効果が生じる。このため、図
10(C)の第2のインバ−タ回路9の出力V02のパル
スの立上りの傾きが図10(B)の第1のインバ−タ回
路9の出力電圧V01のパルスの立上りの傾きよりも急に
なる。この結果、第2のインバ−タ回路の出力電圧V02
が次段のしきい値Vth2に速く到達し、第1のRSフリ
ップフロップ31の出力パルスの幅T2が比較的広くな
る。図10(B)(C)で破線V10´、V02´で示すも
のは、電圧制御回路15を設けず、高温時のインバ−タ
回路8、9の駆動電圧を低温時と同一にした時のインバ
−タ回路の8、9の出力電圧を示し、図10(D)
(E)の破線で示すパルスは図10(B)(C)の破線
Vo1´、V02´に応答する出力パルスを示す。図10
(D)から明らかなように、本実施形態によれば、第1
のRSフリップフロップ31の出力パルスの幅T2が従
来の幅T2´よりも広くなり、図9(D)に示す低温時
の第7のRSフリップフロップ31の出力パルスの幅と
の差が小さくなる。
【0031】図1において、エッジ検出回路10、11
を省き、第1のインバータ回路8の出力をFET34、
44に直接に供給し、第2のインバータ回路9の出力を
FET34、45に直接に供給することができる。この
場合には、FET34、35、44、45のしきい値に
よって第1及び第2のインバータ回路8、9の出力パル
スの有効前縁時点が決定される。レベルシフタ回路30
及び遅延回路の寄生容量Ca〜Ceに基づいて信号伝送
の遅れが生じる。FET34〜36、44〜46は負の
温度係数を有し、抵抗38、39、48、49は正の温
度係数を有するので、電源ライン15a、16aの電圧
が一定に保たれている時には、レベルシフタ回路30及
び遅延回路41の遅れ時間は温度によってさほど変化し
ない。本実施形態では、インバ−タ回路8、9の温度に
よる遅れの変化を少なくするために、第1及び第2の電
圧制御回路15、16の出力電圧を温度を追従させて変
えてレベルシフタ回路30及び遅延回路41に強性的に
温度特性を与えている。温度上昇に追従させて第2の電
圧制御回路16の出力電圧を高めると、例えば、FET
36の導通時間には寄生容量Ca、Cbの充電速度が高
くなり、フリップフロップ31のセット信号がしきい値
に達するまでの時間が短くなり、信号伝送の遅れが少な
くなる。また遅延回路41においては、温度上昇時に例
えば、FET47の導通時にライン15aの電圧が高く
なることにより、寄生容量Cfの充電速度が速くなり、
第2のフリップフロップ42のセット信号がしきい値ま
で立上る時間が短くなり、信号伝送の遅れが少なくな
る。
【0032】遅延回路41、第2のRSフリップフロッ
プ42及び第2の駆動増幅器42の電源端子は第1の電
圧制御回路15に接続されているので、これ等において
第1及び第2のインバータ回路8、9と同様に生じる温
度上昇に基づく遅れの増大を第1の電圧制御回路15に
よって低減することができる。
【0033】第1及び第2の電圧制御回路15、16
は、第1及び第2のインバータ回路8、9と第1及び第
2の制御信号形成回路12、13との全体における温度
変化による制御信号の遅れの変化を抑えるように形成さ
れる。即ち、温度変化に拘らず図5(I)に示す第1の
RSフリップフロップ31の出力パルス列が図5(B)
に示す入力端子7のパルス列にできるだけ忠実に対応
し、且つ図5(J)に示す第2のRSフリップフロップ
42の出力パルス列が図5(B)の入力端子7のパルス
列の逆相信号にできるだけ忠実に対応するように第1及
び第2の電圧制御回路15、16の各部の定数が決定さ
れる。図11は温度変化による遅れの変化を抑える原理
を示すものであり、横軸に温度変化、縦軸に電源電圧一
定時の遅れ、キャリアの表面移動度μ、電圧制御回路1
5又は16の出力電圧が示されている。図11の特性線
Aはμの変化を示し、特性線Bは従来と同様に電源電圧
を温度変化に無関係に一定に保った時のフリップフロッ
プ31又は42の出力パルスの遅れを示し、特性線Cは
第1及び第2の電圧制御回路15又は16の出力電圧の
変化を示し、特性線Dは本発明に従う電圧制御回路1
5、16を設けた場合のフリップフロップ31又は42
の出力パルスの遅れを示す。本実施形態では、図11の
特性線Dに示すように温度変化による遅れの変動をでき
るだけ少なくすると共に、遅れをできるだけ少なくする
ように制御電源電圧を制御する。
【0034】図12は電圧制御回路15、16の出力電
圧を最適化するために、図4の抵抗59の値を調整する
方法を示す。図12では、抵抗59が第1及び第2の抵
抗59a、59bの直列回路とツエナーダイオード59
cとから成る。ツエナーダイオード59cは通常の電圧
ではブレークダウンしないように形成されている。全体
の抵抗59の値が目標値よりも高い時には外部からツエ
ナーダイオード59cを破壊する電圧を加え、ツエナー
ダイオード59cを短絡状態とし、第2の抵抗59bと
破壊したツエナーダイオード59cとの合成抵抗値を下
げる。別の抵抗調整方法としては、抵抗59又は59a
を厚膜抵抗又は薄膜抵抗で形成し、このトリミングによ
ってその抵抗値を調整する。
【0035】本実施例は次の効果を有する。 (1) インバータ回路8、9の温度変化による遅れの
変化を温度特性を有する第1の電圧制御回路15によっ
て抑制することができる。 (2) レベルシフタ回路30の遅れ及び遅延回路41
の遅れを温度特性を有する第1及び第2の電圧制御回路
15、16によって抑制することができる。 (3) 温度特性を有する第1及び第2の電圧制御回路
15、16が設けられているので、第1及び第2のRS
フリップフロップ31、42から得られる第1及び第2
の制御信号の遅れが温度変化によってさほど変化しなく
なり、且つ遅れが最小に抑制される。このため、あらゆ
る温度において入力信号に対して忠実度の高い第1及び
第2の制御信号を得ることができ、図5(A)に示す原
アナログ信号に対して忠実度の高い図5(L)に示す再
生アナログ信号を得ることができる。 (4) 第1の電圧制御回路15によって第1及び第2
のインバータ回路8、9と遅延回路41と第2のRSフ
リップフロップ42と第2の駆動増幅器43との遅延を
一括して調整し、第2の電圧制御回路16によってレベ
ルシフト回路30と第1のRSフリップフロップ31と
第1の駆動増幅器32との遅延を一括して調整するの
で、遅延調整を容易に達成することができる。 (5) 第1及び第2の電圧制御回路15、16の抵抗
59を調整可能に構成しているので、微調整によって最
適な制御電圧を供給することができる。 (6) 温度変化による第1第2のスイッチQ1、Q2の
制御パルスの幅の変化が少なくなるので、高周波化が容
易になる。 (7) 帰還制御回路を設けなくとも、高品位の増幅が
可能である。また帰還制御回路を設ける場合であって
も、帰還量を少なくすることができる。
【0036】
【第2の実施形態】次に、図13に示す第2の実施形態
のスイッチング増幅器を説明する。但し、図13及び後
述する図14〜図20において図1〜図12と共通する
部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0037】図13の第2の実施形態のスイッチング増
幅器は、図1の第1及び第2の主電源E1 、E2 の代り
に1つの主電源Eを設け、この主電源Eの一端と他端と
の間に第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 の直列回路を
接続し、第1の出力端子4を結合コンデンサCc を介し
て第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 の相互接続点P1
に接続し、第2の出力端子5をグランド端子17に接続
し、この他は図1と同一に構成したものである。図13
の出力段増幅回路は変形ハーフブリッジ型回路と呼ばれ
るものであり、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 を交
互にオン・オフすることによって第1及び第2の出力端
子4、5間に接続される負荷に交流を供給することがで
きる。
【0038】図13のA〜L点には、図5(A)〜
(L)と同様な波形を得ることができる。また、図13
の第1及び第2の電圧制御回路8、9も図1と同様に機
能する。従って、第2の実施形態によっても第1の実施
形態と同一の作用効果を得ることができる。
【0039】
【第3の実施形態】図14に示す第3の実施形態のスイ
ッチング増幅器は、出力段増幅回路を第1、第2、第3
及び第4のスイッチQ1 、Q2 、Q3 、Q4 をブリッジ
型に形成し、これ等の制御回路は第1の実施形態と同様
に形成したものである。即ち、主電源Eの一端と他端と
の間に第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 の直列回路と
第3及び第4のスイッチQ3 、Q4 の直列回路とが接続
され、第1の出力端子4が第1のフィルタ6のリアクト
ルL1 を介して第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 の相
互接続点P1 に接続され、第2の出力端子5が第2のフ
ィルタ6′のリアクトルL1 ′を介して第3及び第4の
スイッチQ3 、Q4 の相互接続点P1 ′に接続されてい
る。負荷は第1及び第2の出力端子4、5間に接続され
る。第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 をオン・オフす
るための制御回路は図1と同一に形成されている。第3
及び第4のスイッチQ3 、Q4 をオン・オフするための
制御回路は第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 をオン・
オフするための制御回路と実質的に同一に形成されてい
る。第1〜第4のスイッチQ1 〜Q4 のオン・オフ制御
信号は図16(A)(B)(C)(D)に示す通りであ
り、第1及び第4のスイッチQ1 、Q4 が同時にオン・
オフ制御され、また第2及び第3のスイッチQ2 、Q3
が同時にオン・オフされる。図15は第3及び第4の制
御信号形成回路12´、13´を示す。図15において
図14の第1及び第2の制御信号形成回路12、13と
実質的に同一の部分にはダッシュを伴った同一の符号が
付されている。第3のスイッチQ3 をオン・オフ制御す
るための第3の制御信号形成回路12′は第1の制御信
号形成回路12と同一の回路構成を有するが、第1及び
第2のフリップフロップ31´、42´に対する接続は
逆になっている。即ち、第3の制御信号形成回路12′
に含まれているFET35´のドレインが第1のフリッ
プフロップ31´のセット端子Sに接続され、FET3
4´のドレインがリセット端子Rに接続されている。第
4のスイッチQ4 をオン・オフするための第4の制御信
号形成回路13′は第2の制御信号形成回路13と同一
に形成されている。但し、第4の制御信号形成回路1
3′に含まれているFET44´のドレインがフリップ
フロップ42のセット端子に接続され、FET45´の
ドレインがリセット端子に接続されている。制御用電源
3と第3の制御信号形成回路12′の電源端子との間に
ダイオード14′を介してコンデンサCo ′が接続され
ている。コンデンサCo´は第3の制御信号形成回路1
2′の電源として機能するように接続されている。第2
のフィルタ6′はリアクトルL1 ′とコンデンサC1 ′
とから成り、リアクトルL1 ′は第3及び第4のスイッ
チQ3 、Q4 の相互接続点P1 ′と第2の出力端子5と
の間に接続され、コンデンサC1 ′は第2の出力端子5
とグランド端子17との間に接続されている。なお、出
力端子4、5間にフィルタを介して負荷を接続すること
もできる。
【0040】図16のブリッジ型スイッチング増幅器の
第1〜第4のスイッチQ1 〜Q4 の制御信号は、図1の
第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 の制御信号と同様に
形成されるので、第3の実施形態によっても第1の実施
形態と同様な効果を得ることができる。
【0041】
【第4の実施形態】図17に示す第4の実施形態の電子
回路は、本発明が適用されたパルス増幅回路であって、
図1の第2のインバ−タ回路9の出力段に波形整形回路
80を設けたものに相当し、図1と同一の第1及び第2
のインバ−タ回路8、9、電源3、電圧制御回路15を
有する。図17のA、B、C点の電圧波形は図18
(A)(B)(C)に示されている。波形整形回路80
の出力は第2のインバ−タ回路9の出力パルスの前縁が
しきい値Vthに達した時に第1のレベルから第2のレベ
ルに変化し、図17(B)のパルスの後縁がしきい値V
thを横切った時に第2のレベルから第1のレベルに戻
る。図17においても電圧制御回路15が設けられてい
るので、第1の実施形態と同様な原理で図18(C)の
パルスの幅の温度による変化が少なくなる。また、温度
上昇時の遅れの増大を抑制することができる。
【0042】
【第5の実施形態】図19に示す第5の実施形態の電子
回路は、図17の第1のインバ−タ8を非反転増幅器8
´に置き換え、この他は図17と同一形成したものに相
当する。非反転増幅器8´が温度特性を有する電圧制御
回路15で駆動されているので、第2のインバ−タ回路
9の入力信号即ちゲ−ト電圧Vgは第1の実施形態と同
様に温度によって変化する。従って、図18の実施形態
によっても第1及び第4の実施形態と同様な効果を得る
ことができる。
【0043】
【第6の実施形態】図20の第6の実施形態の信号処理
回路は、図17から第2のインバ−タ回路9を省き、こ
の他は図17と同様に形成したものである。図20の回
路では温度上昇時にゲ−ト電圧Vgを高めることはでき
ないが、駆動電圧が高められるために遅れは減少する。
【0044】
【変形例】本発明は上述の実施形態に限定されるもので
なく、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 図4の第1又は第2の電圧制御回路15、16
を図21に示すように変形することができる。即ち、図
4の抵抗59とダイオード54、55の代りにスイッチ
S1 、S2 、S3 と互いに値の異なる抵抗R1 、R2 、
R3 との直列回路を第2のトランジスタ52のベースと
共通端子62との間に接続し、且つ温度検出回路70を
設け、温度検出回路70の出力によってスイッチS1 、
S2 、S3 を選択的にオンに制御し、下側の分圧抵抗の
値を温度上昇した時に低下させて出力電圧に温度特性を
持たせることができる。また、分圧抵抗の値を変える代
りに、破線で示すように複数のツエナー電圧の異なる複
数のツエナーダイオード53a、53b、53cをスイ
ッチS1 、S2 、S3 を介して互いに並列に接続し、ス
イッチS1 〜S3 を温度検出回路70によって選択的に
オンにして温度特性を有する出力電圧を得ることができ
る。 (2) 第2の電圧制御回路16を省くことができる。 (3) エッジ検出回路10、11を省くことができ
る。 (4) 第1〜第4のスイッチQ1 〜Q4 をバイポーラ
トランジスタ等の別の半導体制御スイッチとすることが
できる。 (5) 第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 又は第1〜
第4のスイッチQ1 〜Q4 で直流−交流変換する電力変
換回路の制御回路にも本発明を適用することができる。 (6) 図1及び図11の第1及び第2のスイッチQ1
、Q2 の制御信号、及び図12の第1〜第4のスイッ
チQ1 〜Q4 の制御信号に、周知のデッドタイムを与え
る回路を付加することができる。 (7) 各実施形態において、出力端子4と入力端子7
との間に負帰還量の少ない負帰還回路を設けることがで
きる。 (8) 図14のブリッジ回路において、第3の制御信
号は第2の制御信号と同相であり、第4の制御信号は第
1の制御信号と同相であるので、第3及び第4の制御信
号形成回路12’、13’を第2及び第1の制御信号形
成回路13,12の一部を兼用するように構成すること
ができる。 (9) 図22に示すように、第1のインバ−タ回路8
の電源端子のみを温度特性を有する電圧制御回路15´
に接続し、第2のインバ−タ回路9の電源端子は電源3
2直接に接続し、第1のインバ−タ回路8の出力をバッ
ファ回路9´を介して第1のエッジ検出回路10に接続
し、バッファ回路9´の電源端子は電源3に直接に接続
し、第2のインバ−タ回路9の出力を第2のエッジ検出
回路11に接続することができる。この図22の回路に
よっても第1〜第6の実施形態と同一の効果を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う第1の実施形態のスイッチング増
幅器を示す回路図である。
【図2】図1のインバータ回路を詳しく示す回路図であ
る。
【図3】図1のエッジ検出回路を詳しく示す回路図であ
る。
【図4】図1の電圧制御回路を詳しく示す回路図であ
る。
【図5】図1のA〜Lの電圧状態を概略的に示す波形図
である。
【図6】図3のエッジ検出回路の各部の電圧を示す波形
図である。
【図7】図1のインバータ回路の低温時の入力及び出力
電圧を示す波形図である。
【図8】図1のインバータ回路が図7の場合よりも高温
になった時の入力及び出力電圧を示す波形図である。
【図9】低温時における図1の状態を概略的に示す波形
図である。
【図10】高温時における図1の状態を概略的に示す波
形図である。
【図11】インバータ回路又はスイッチ制御回路におけ
る温度変化とキャリアの表面移動度μ、電圧制御回路の
出力電圧、及び遅れとの関係を示す図である。
【図12】電圧制御回路の温度特性の調整方法を説明す
るための回路図である。
【図13】第2の実施形態のスイッチング増幅器を示す
回路図である。
【図14】第3の実施形態のスイッチング増幅器を示す
回路図である。
【図15】図14の一部を詳しく示す回路図である。
【図16】図14の第1〜第4のスイッチQ1 〜Q4 の
制御信号を示す波形図である。
【図17】第4の実施形態の電子回路を示すブロック図
である。
【図18】図17の各部の状態を示す波形図である。
【図19】第5の実施形態の電子回路を示すブロック図
である。
【図20】第6の実施形態の電子回路を示すブロック図
である。
【図21】電圧制御回路の変形例を示す回路図である。
【図22】変形例のスイッチング増幅器の一部を示す回
路図である。
【符号の説明】
1.オン・オフ指令信号発生手段 2.制御回路 3.制御用手段 4,5.出力端子 8,9.インバータ回路 10,11.エッジ検出回路 12,13.第1及び第2の制御信号形成回路 15,16.電圧制御回路 30.レベルシフタ回路 Q1〜Q4.スイッチ E1,E2,E.主電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H007 AA04 AA06 CA01 CB12 DB03 5J055 AX02 AX15 BX16 CX03 DX22 DX48 DX56 EX07 EY01 EY05 EY10 EY13 EZ14 EZ20 EZ32 EZ51 FX06 FX12 FX34 GX01 GX02 GX04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子と出力端子と電源端子とを有
    し、前記入力端子に供給された2値の入力信号の位相反
    転信号を前記出力端子から送出するように形成され且つ
    温度の上昇と共に遅れが増大するような温度特性を有す
    る遅れを伴って前記位相反転信号を送出するように形成
    されたインバ−タ回路と、 前記インバ−タ回路を駆動するための直流電圧を前記イ
    ンバ−タ回路に供給するための電源手段と、 前記電源手段と前記インバ−タ回路の前記電源端子との
    間に接続され、且つ前記インバ−タ回路の遅れの温度特
    性を補償するために、温度の上昇と共に前記電源端子に
    供給する電圧を高くするように形成された電圧制御手段
    とから成る電子回路装置。
  2. 【請求項2】 2値の入力信号を受け入れるための入力
    手段と、 前記入力手段に接続された第1のインバ−タ回路と、 前記第1のインバ−タ回路の出力端子に接続された第2の
    インバ−タ回路と、 直流電圧を供給するための電源手段と、 前記電源手段と前記第1及び第2のインバ−タ回路の電源
    端子との間に接続された電圧制御手段とを有し、前記第
    1及び第2のインバ−タ回路は、温度の上昇と共に遅れが
    増大するような温度特性を有する遅れを伴って出力信号
    を送出するようにそれぞれ形成され、 前記電圧制御手段は、前記第1及び第2のインバ−タ回路
    の遅れの温度特性を補償するために、温度の上昇と共に
    前記第1及び第2のインバ−タ回路の前記電源端子に供給
    する電圧を高くするように形成されていることを特徴と
    する電子回路装置。
  3. 【請求項3】 2値の入力信号を受け入れるための入力
    手段と、 前記入力手段に接続された非反転増幅器と、 前記非反転増幅器の出力端子に接続されたインバ−タ回
    路と、 直流電圧を供給するための電源手段と、 前記電源手段と前記非反転増幅器及び前記インバ−タ回
    路の電源端子との間に接続された電圧制御手段と、 を有し、前記インバ−タ回路は、温度の上昇と共に遅れ
    が増大するような温度特性を有する遅れを伴って出力信
    号を送出するように形成され、 前記電圧制御手段は、前記インバ−タ回路の遅れの温度
    特性を補償するために、温度の上昇と共に前記非反転増
    幅器及び前記インバ−タ回路の前記電源端子に供給する
    電圧を高くするように形成されていることを特徴とする
    電子回路装置。
  4. 【請求項4】 第1及び第2の主直流電源の直列回路と、 前記第1及び第2の主直流電源の直列回路に対して並列に
    接続された第1及び第2のスイッチの直列回路と、 前記第1及び第2の主直流電源の相互接続点と前記第1及
    び第2のスイッチの相互接続点との間から出力を得るた
    めの出力手段と、 前記第1及び第2のスイッチのオン・オフを指令するため
    の2値のオン・オフ指令信号を受け入れるための入力手
    段と、 前記入力手段と前記第1及び第2のスイッチの制御端子と
    の間に接続され、前記オン・オフ指令信号に応答して第
    1及び第2のスイッチをオン・オフ駆動するためのもので
    あって、前記入力手段に接続された第1のインバ−タ回
    路と、前記第1のインバ−タ回路に接続された第2のイ
    ンバ−タ回路と、前記オン・オフ指令信号に同期して第
    1のスイッチをオン・オフ制御する第1の制御信号を形成
    するために前記第1及び第2のインバ−タ回路に接続され
    た第1の制御信号形成回路と、前記第1の制御信号と逆
    位相状態に前記第2のスイッチをオン・オフ制御する第2
    の制御信号を形成するために前記第1及び第2のインバ−
    タ回路に接続された第2の制御信号形成回路とを有して
    いる制御手段と、 前記制御手段にこれを駆動するための直流電圧を供給す
    る制御用電源と、 を備えたスイッチング回路装置であって、 前記第1及び第2のインバ−タ回路のそれぞれは、それぞ
    れの入力信号の位相反転信号を、温度の上昇と共に遅れ
    が上昇するような温度特性を有する遅れを伴って送出す
    るものであり、 前記制御用電源と前記第1及び第2のインバ−タ回路の電
    源端子との間に電圧制御手段が接続され、 前記電圧制御手段は、前記第1及び第2のインバ−タ回
    路の遅れの温度特性を補償するために、前記第1及び第2
    のインバ−タ回路の電源電圧を温度の上昇と共に高くす
    るように形成されていることを特徴とするスイッチング
    回路装置。
  5. 【請求項5】 第1及び第2の主直流電源の直列回路と、 前記第1及び第2の主直流電源の直列回路に対して並列に
    接続された第1及び第2のスイッチの直列回路と、 前記第1及び第2の主直流電源の相互接続点と前記第1及
    び第2のスイッチの相互接続点との間から出力を得るた
    めの出力手段と、 前記第1及び第2のスイッチのオン・オフを指令するため
    の2値のオン・オフ指令信号を受け入れるための入力手
    段と、 前記入力手段と前記第1及び第2のスイッチの制御端子と
    の間に接続され、前記オン・オフ指令信号に応答して第
    1及び第2のスイッチをオン・オフ駆動するためのもので
    あって、前記入力手段に接続された第1のインバ−タ回
    路と、前記第1のインバ−タ回路に接続された第2のイ
    ンバ−タ回路と、前記オン・オフ指令信号に同期して第
    1のスイッチをオン・オフ制御する第1の制御信号を形成
    するために前記第1及び第2のインバ−タ回路に接続され
    た第1の制御信号形成回路と、前記第1の制御信号と逆
    位相状態に前記第2のスイッチをオン・オフ制御する第2
    の制御信号を形成するために前記第1及び第2のインバ−
    タ回路に接続された第2の制御信号形成回路とを有して
    いる制御手段と、 前記制御手段にこれを駆動するための直流電圧を供給す
    る制御用電源と、 を備えたスイッチング回路装置であって、 前記第1及び第2のインバ−タ回路のそれぞれは、それぞ
    れの入力信号の位相反転信号を温度の上昇と共に遅れが
    増大するような温度特性を有する遅れを伴って送出する
    ものであり、 前記第1及び第2の制御信号形成回路は温度の上昇と共に
    遅れが増大するような温度特性を有する遅れを伴って前
    記第1及び第2の制御信号を形成するものであり、 前記制御用電源と前記第1及び第2のインバ−タ回路及び
    前記第2の制御信号形成回路の電源端子との間に接続さ
    れた第1の電圧制御手段と、制御用電源と前記第1の制御
    信号形成回路の電源端子との間に接続された第2の電圧
    制御手段とを有し、 前記第1及び第2の電圧制御手段は、前記第1及び第2のイ
    ンバ−タ回路の遅れの温度特性を補償するために、それ
    ぞれの出力電圧を温度の上昇と共に高くするように形成
    されていることを特徴とするスイッチング回路装置。
  6. 【請求項6】 直流電圧を供給するための主電源と、 前記主電源の一端と他端との間に接続された第1及び第2
    のスイッチの直列回路と、 前記第1及び第2のスイッチの相互接続点と前記主電源の
    他端との間にコンデンサを介して負荷を接続するための
    出力手段と、 前記第1及び第2のスイッチのオン・オフを指令するため
    の2値のオン・オフ指令信号を受け入れるための入力手
    段と、 前記入力手段と前記第1及び第2のスイッチの制御端子と
    の間に接続され、前記オン・オフ指令信号に応答して第
    1及び第2のスイッチをオン・オフ駆動するためのもので
    あって、前記入力手段に接続された第1のインバ−タ回
    路と、前記第1のインバ−タ回路に接続された第2のイ
    ンバ−タ回路と、前記オン・オフ指令信号に同期して第
    1のスイッチをオン・オフ制御する第1の制御信号を形成
    するために前記第1及び第2のインバ−タ回路に接続され
    た第1の制御信号形成回路と、前記第1の制御信号と逆
    位相状態に前記第2のスイッチをオン・オフ制御する第2
    の制御信号を形成するために前記第1及び第2のインバ−
    タ回路に接続された第2の制御信号形成回路とを有して
    いる制御手段と、 前記制御手段にこれを駆動するための直流電圧を供給す
    る制御用電源と、 を備えたスィチング回路装置であって、 前記第1及び第2のインバ−タ回路のそれぞれは、それぞ
    れの入力信号の位相反転信号を温度の上昇と共に遅れが
    上昇するような温度特性を有する遅れを伴って送出する
    ものであり、 前記制御用電源と前記第1及び第2のインバ−タ回路の電
    源端子との間に電圧制御手段が接続され、 前記電圧制御手段は、前記第1及び第2のインバ−タ回
    路の遅れの温度特性を補償するために、前記第1及び第2
    のインバ−タ回路の電源電圧を温度の上昇と共に高くす
    るように形成されていることを特徴とするスィチング回
    路装置。
  7. 【請求項7】 直流電圧を供給するための主電源と、 前記主電源の一端と他端との間に接続された第1及び第2
    のスイッチの直列回路と、 前記第1及び第2のスイッチの相互接続点と前記主電源の
    他端との間にコンデンサを介して負荷を接続するための
    出力手段と、 前記第1及び第2のスイッチのオン・オフを指令するため
    の2値のオン・オフ指令信号を受け入れるための入力手
    段と、 前記入力手段と前記第1及び第2のスイッチの制御端子と
    の間に接続され、前記オン・オフ指令信号に応答して第
    1及び第2のスイッチをオン・オフ駆動するためのもので
    あって、前記入力手段に接続された第1のインバ−タ回
    路と、前記第1のインバ−タ回路に接続された第2のイ
    ンバ−タ回路と、前記オン・オフ指令信号に同期して第
    1のスイッチをオン・オフ制御する第1の制御信号を形成
    するために前記第1及び第2のインバ−タ回路に接続され
    た第1の制御信号形成回路と、前記第1の制御信号と逆
    位相状態に前記第2のスイッチをオン・オフ制御する第2
    の制御信号を形成するために前記第1及び第2のインバ−
    タ回路に接続された第2の制御信号形成回路とを有して
    いる制御手段と、 前記制御手段にこれを駆動するための直流電圧を供給す
    る制御用電源と、 を備えたスイッチング回路装置であって、 前記第1及び第2のインバ−タ回路のそれぞれは、それぞ
    れの入力信号の位相反転信号を温度の上昇と共に遅れが
    増大するような温度特性を有する遅れを伴って送出する
    ものであり、 前記第1及び第2の制御信号形成回路は温度の上昇と共に
    遅れが増大するような温度特性を有する遅れを伴って前
    記第1及び第2の制御信号を形成するものであり、 前記制御用電源と前記第1及び第2のインバ−タ回路及び
    前記第2の制御信号形成回路の電源端子との間に接続さ
    れ第1の電圧制御手段と、制御用電源と前記第1の制御信
    号形成回路の電源端子との間に接続された電圧制御手段
    とを有し、 前記第1及び第2の電圧制御手段は、前記第1及び第2のイ
    ンバ−タ回路の遅れの温度特性を補償するために、それ
    ぞれの出力電圧を温度の上昇と共に高くするように形成
    されていることを特徴とするスイッチング回路装置。
  8. 【請求項8】 直流電圧を供給するための主電源と、 前記主電源の一端と他端との間に接続された第1及び第2
    のスイッチの直列回路と、 前記主電源の一端と他端との間に接続された第3及び第4
    のスイッチの直列回路と、 前記第1及び第2のスイッチの相互接続点と前記第3及び
    第4のスイッチの相互接続点との間に負荷を接続するた
    めの出力手段と、 前記第1、第2、第3及び第4のスイッチのオン・オフを
    指令するための2値のオン・オフ指令信号を受け入れる
    ための入力手段と、 前記オン・オフ指令信号の入力手段と前記第1、第2、第
    3及び第4のスイッチの制御端子との間に接続され、前記
    オン・オフ指令信号に応答して第1、第2、第3及び第4の
    スイッチをオン・オフ制御するための第1、第2、第3及
    び第4の制御信号を形成するためのものであって、前記
    オン・オフ指令信号の入力手段に接続された第1のイン
    バ−タと、前記第1のインバ−タに接続された第2のイン
    バ−タと、前記オン・オフ指令信号に同期して第1のス
    イッチをオン・オフ制御する第1の制御信号を形成する
    ために前記第1及び第2のインバ−タに接続された第1の
    制御信号形成回路と、前記第1の制御信号と逆位相状態
    に前記第2のスイッチをオン・オフ制御する第2の制御信
    号を形成するために前記第1及び第2のインバ−タに接続
    された第2の制御信号形成回路と、前記第1の制御信号と
    逆位相状態に第3のスイッチをオン・オフ制御する第3
    の制御信号を形成するために前記第1及び第2のインバ−
    タに接続された第3の制御信号形成回路と、前記第1の
    制御信号と同相状態に前記第4のスイッチをオン・オフ
    制御する第4の制御信号を形成するために前記第1及び
    第2のインバ−タに接続された第4の制御信号形成回路
    とを有する制御手段と、 前記制御手段にこれを駆動するための直流電圧を供給す
    る制御用電源と、を備えたでスイッチング回路装置であ
    って、前記第1及び第2のインバ−タ回路のそれぞれは、
    それぞれの入力信号の位相反転信号を温度の上昇と共に
    遅れが上昇するような温度特性を有する遅れを伴って送
    出するものであり、 前記制御用電源と前記第1及び第2のインバ−タ回路の電
    源端子との間に電圧制御手段が接続され、 前記電圧制御手段は、前記第1及び第2のインバ−タ回
    路の遅れの温度特性を補償するために、前記第1及び第2
    のインバ−タ回路の電源電圧を温度の上昇と共に高くす
    るように形成されていることを特徴とするスイッチング
    回路装置。
  9. 【請求項9】 直流電圧を供給するための主電源と、 前記主電源の一端と他端との間に接続された第1及び第2
    のスイッチの直列回路と、 前記主電源の一端と他端との間に接続された第3及び第4
    のスイッチの直列回路と、 前記第1及び第2のスイッチの相互接続点と前記第3及び
    第4のスイッチの相互接続点との間に負荷を接続するた
    めの出力手段と、 前記第1、第2、第3及び第4のスイッチのオン・オフを
    指令するための2値のオン・オフ指令信号を受け入れる
    ための入力手段と、 前記オン・オフ指令信号の入力手段と前記第1、第2、第
    3及び第4のスイッチの制御端子との間に接続され、前記
    オン・オフ指令信号に応答して第1、第2、第3及び第4の
    スイッチをオン・オフ制御するための第1、第2、第3及
    び第4の制御信号を形成するためのものであって、前記
    オン・オフ指令信号の入力手段に接続された第1のイン
    バ−タと、前記第1のインバ−タに接続された第2のイン
    バ−タと、前記オン・オフ指令信号に同期して第1のス
    イッチをオン・オフ制御する第1の制御信号を形成する
    ために前記第1及び第2のインバ−タに接続された第1の
    制御信号形成回路と、前記第1の制御信号と逆位相状態
    に前記第2のスイッチをオン・オフ制御する第2の制御信
    号を形成するために前記第1及び第2のインバ−タに接続
    された第2の制御信号形成回路と、前記第1の制御信号と
    逆位相状態に第3のスイッチをオン・オフ制御する第3
    の制御信号を形成するために前記第1及び第2のインバ−
    タに接続された第3の制御信号形成回路と、前記第1の
    制御信号と同相状態に前記第4のスイッチをオン・オフ
    制御する第4の制御信号を形成するために前記第1及び
    第2のインバ−タに接続された第4の制御信号形成回路
    とを有する制御手段と、 前記制御手段にこれを駆動するための直流電圧を供給す
    る制御用電源と、を備えたでスイッチング回路装置であ
    って、 前記第1及び第2のインバ−タ回路のそれぞれは、それぞ
    れの入力信号の位相反転信号を温度の上昇と共に遅れが
    増大するような温度特性を有する遅れを伴って送出する
    ものであり、 前記第1、第2、第3及び第4の制御信号形成回路は温度
    の上昇と共に遅れが増大するような温度特性を有する遅
    れを伴って前記第1、第2、第3及び第4の制御信号を形
    成するものであり、 前記制御用電源と前記第1及び第2のインバ−タ回路及
    び前記第2及び第4の制御信号形成回路の電源端子との
    間に接続された第1の電圧制御手段と、制御用電源と前
    記第1及び第3の制御信号形成回路の電源端子との間に
    接続された第2の電圧制御手段とを有し、 前記第1及び第2の電圧制御手段は、前記第1及び第2の
    インバ−タ回路の遅れの温度特性を補償するために、そ
    れぞれの出力電圧を温度の上昇と共に高くするように形
    成されていることを特徴とするスイッチング回路装置。
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