JP2963434B1 - 鋼の連続鋳造用モールドパウダー - Google Patents

鋼の連続鋳造用モールドパウダー

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Abstract

【要約】 【課題】 本発明の目的は、滓化特性を調整でき、モー
ルド内での拡がり性を向上でき、保温性と鋳片品質に優
れ、更に、安定して使用できる鋼の連続鋳造用モールド
パウダーを提供することにある。 【解決手段】 本発明の鋼の連続鋳造用モールドパウダ
ーは、必須の構成成分として、基材原料を40〜80重
量%、シリカ原料を1〜30重量%及び溶融調整剤を1
〜30重量%含有してなる鋼の連続鋳造用モールドパウ
ダーにおいて、滓化調整剤としての遊離炭素が1重量%
以下の範囲にあり、且つステアリン酸金属塩が15重量
%以下の範囲にあることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼の連続鋳造にお
いて、モールド内に添加して使用される鋼の連続鋳造用
モールドパウダーに関する。
【0002】
【従来の技術】鋼の連続鋳造用モールドパウダーは、ポ
ルトランドセメント、合成珪酸カルシウム、ウォラスト
ナイト、黄リンスラグなどを主原料とし、必要に応じシ
リカ質原料を加え、更にはソーダ灰、蛍石、フッ素化合
物、アルカリ金属化合物や溶融速度調整剤として炭素質
原料を添加したものが一般的である。
【0003】モールドパウダーはモールド内の溶鋼表面
に添加され、種々の役割を果たしながら消費される。主
な役割としては、モールドと凝固シェルの潤滑;溶
鋼から浮上する介在物の溶解及び吸収;溶鋼の保温;
抜熱速度のコントロールなとが主要な役割である。
【0004】上記及びは、モールドパウダーの軟化
点、粘度などを調整することが重要であり、化学組成の
選定が肝要である。また、上記については、主に炭素
質原料によって調整される溶融速度や嵩比重、拡がり性
などの粉体特性が重要とされている。更に、上記につ
いては、凝固温度などを調整することが必要で、モール
ドパウダーの化学組成の選定が肝要である。
【0005】また、我が国における連続鋳造技術の進歩
は目覚ましく、発展し続けている。更には、HCR、H
DR比率の向上、高速鋳造などが積極的に進められてい
る。従って、鋳片品質や操業安定性に多大な影響を与え
るモールドパウダーに対する要求も一段と厳しくにって
おり、必要とされるモールドパウダーも多種多様になっ
ているのが現状である。
【0006】従来使用されているモールドパウダーは、
基材原料として、ポルトランドセメント、リンスラグ、
ウォラストナイトなどが使用されており、粉体特性を調
整する目的で、SiO原料を使用し、溶融調整剤とし
て、NaCO、LiCO、MgCO、CaC
、SrCO、MnCO、BaCOなどの炭酸
塩や、更にはNaF、NaAlF、蛍石、Mg
、LiF、硼砂、スポジュメンなどを使用し、溶融
速度調整剤として炭素質原料を添加しているのが一般的
である。
【0007】一方、基材原料に合成珪酸カルシウムを使
用したタイプ(セミプリメルトタイプ)や炭素原料を除
いたモールドパウダーを予め溶解し、適切な粒度に粉砕
し、その後に炭素質原料を添加する完全溶融型モールド
パウダー(プリメルトタイプ)も使用されている。
【0008】また、近年、作業環境の改善が推進されて
いる。そのため、粉末のモールドパウダーを使用すると
粉塵が多く発生するため、モールドパウダーにバインダ
ーを添加して、押出造粒、撹拌造粒、流動造粒、転動造
粒、スプレー造粒などの方法で、粒径1mm以下の顆粒
状に造粒したものも使用されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここ数年、極低炭素鋼
鋳造時の浸炭抑制を目的に、炭素質原料を含有しないモ
ールドパウダーが開発されている。この場合、滓化調整
に高融点酸化物のAl、MgO原料を活用してい
る。一方、モールドパウダー中の遊離炭素は、滓化調整
剤として機能しているだけでなく、炭素の酸化反応時の
発熱反応によりモールド表面の保温性を確保するために
は、極めて重要である。先述の如く、極低炭素鋼の浸炭
防止の目的で、モールドパウダー中の遊離炭素を減量す
ることは有効である。
【0010】例えば、特開昭63−174767号公報
には、連続鋳造用の中空パウダーにおいて、炭素含有量
を0.5重量%以下、アルカリ及びアルカリ土類金属炭
酸塩含有量を7〜20重量%含むことを特徴とする極低
炭素鋼鋳造用パウダーが開示されている。しかし、この
極低炭素鋼鋳造用パウダーのように、炭素含有量が1.
0重量%を下回るようなパウダーにおいては、滓化調整
が困難になり、実際の使用時にはモールド内で溶融層が
過剰になったりと安定して使用できない状況にある。更
に、保温性が著しく低下し、ディッケルと呼ばれるモー
ルド内溶鋼表面に皮がはった現象が発生し、ブレークア
ウトが発生したり、ノロカミやピンホールと呼ばれる鋳
片欠陥が多発するのが現状である。
【0011】一方、遊離炭素を減量することで保温性を
確保するために、金属を添加して発熱性を付与した発熱
型モールドパウダーも開発されている。この場合、例え
ば、特公平6−73728号公報には、基材原料20〜
90重量%、SiO含有量50重量%以上のシリカ質
原料0〜10重量%、フラックス原料0〜20重量%、
炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム及び硝酸ナトリウ
ムよりなる群から選択された1種または2種以上の発熱
材3〜30重量%、及びシリコン及び/またはシリコン
合金よりなる還元材3〜30重量%を含有してなり、不
可避的遊離炭素が0.5重量%以下であることを特徴と
する連続鋳造用発熱型モールドパウダーが開示されてい
る。この連続鋳造用発熱型モールドパウダーも、不可避
的遊離炭素量は0.5重量%以下に規定されている。該
モールドパウダーにおいては、金属を添加しているた
め、金属が炭素と同様に滓化調整剤としても作用する
が、実際のところ、滓化を精密に調整できず、モールド
内で溶融層厚みが安定せず、トラブルの要因になってい
る。
【0012】更に、特公昭49−40330号公報に
は、高炉滓50〜90%(重量%、以下同じ)、CaF
5〜40%、SiO20%以下、NaCO10
%以下、黒鉛2〜10%、ステアリン酸5%未満からな
る配合物を充分粉砕混合してなる鋼の連続鋳造用被覆剤
が開示されている。該公報に記載されている連続鋳造用
被覆剤は、被覆剤の拡がり性向上を目的としてステアリ
ン酸を使用したものである。しかし、これは、黒鉛が同
時に2〜10重量%添加されたものであり、浸炭やノロ
カミなどの鋳片品質の劣化とスラグベアーの生成などの
使用安定性の観点から充分なものではなかった。また、
ステアリン酸は融点が約72℃と低く、製造上や夏場の
高温での保管時に軟化する欠点があった。
【0013】従って、本発明の目的は、滓化特性を調整
でき、モールド内での拡がり性を向上でき、保温性と鋳
片品質に優れ、更に、安定して使用できる鋼の連続鋳造
用モールドパウダーを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解消するために種々検討を重ねた結果、上記の欠点を
克服するための鋼の連続鋳造用モールドパウダーでは、
遊離炭素を減量することで滓化特性を調整でき且つ保温
性の低下を抑制できることを見出し、本発明を完成する
に至った。
【0015】即ち、本発明の鋼の連続鋳造用モールドパ
ウダーは、必須の構成成分として、基材原料を40〜8
0重量%、シリカ原料を1〜30重量%及び溶融調整剤
を1〜30重量%含有してなる鋼の連続鋳造用モールド
パウダーにおいて、滓化調整剤としての遊離炭素が1重
量%以下の範囲にあり、且つステアリン酸金属塩が0.
2〜15重量%の範囲にあることを特徴とする。
【0016】また、本発明の鋼の連続鋳造用モールドパ
ウダーは、必須の構成成分として、基材原料を40〜8
0重量%、シリカ原料を1〜30重量%及び溶融調整剤
を1〜30重量%含有してなる鋼の連続鋳造用モールド
パウダーにおいて、滓化調整剤としての遊離炭素が実質
上不在であり、且つステアリン酸金属塩が0.2〜15
重量%の範囲にあることを特徴とする。
【0017】更に、本発明の鋼の連続鋳造用モールドパ
ウダーは、必須の構成成分として、基材原料を40〜8
0重量%、シリカ原料を1〜30重量%及び溶融調整剤
を1〜30重量%含有してなる鋼の連続鋳造用モールド
パウダーにおいて、滓化調整剤としての遊離炭素が実質
上不在であり、金属または合金が7重量%以下の範囲に
あり、且つステアリン酸金属塩が0.2〜15重量%の
範囲にあることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明者らは、種々の研究及び検
討を重ねた結果、以下の知見を得た。遊離炭素が1重量
%以下の場合、滓化調整が困難となり、且つモールドパ
ウダーの保温性を確保するためには、ステアリン酸金属
塩の使用が有効である。即ち、遊離炭素が1重量%以下
の場合や実質上不在の場合でも、ステアリン酸金属塩を
使用することで、滓化を容易に調整できる。また、遊離
炭素が不在の場合、モールドパウダーの粉体特性である
拡がり性も向上し、モールド内に投入した時に速やかに
拡がり、溶鋼表面を覆う特徴も有している。
【0019】また、モールドパウダーの保温性に関して
は、次の酸化反応により確保される。なお、下記の酸化
反応式はステアリン酸を例に挙げているものである:
【化1】CH(CH)16COOH+26O=18
CO+18HO この酸化反応を298.15Kでの標準エンタルピーか
ら発熱量を計算すると、約10488.1KJ/モルと
なり、モールドパウダーに通常配合されるSi、Si合
金のような金属等よりも大きな発熱反応となる。この酸
化反応により、モールドパウダーの保温性は確保され
る。
【0020】なお、本発明の鋼の連続鋳造用モールドパ
ウダーは、慣用のモールドパウダーであればその構成原
料は特に限定されるものではなく、例えば基材原料、シ
リカ原料及び溶融調整剤を必須の構成成分とするもので
あり、更に、滓化調整剤として炭素質原料を1重量%以
下の量で含有するものであっても、実質上遊離炭素が不
在のものであっても良い。
【0021】本発明の鋼の連続鋳造用モールドパウダー
に使用する基材原料としては、例えば合成珪酸カルシウ
ム、ポルトランドセメント、リンスラグ、ウォラストナ
イト等を例示することができる。ここで、基材原料の配
合量は40〜80重量%の範囲内である。基材原料の配
合量が80重量%を超えると溶融スラグ特性や粉体特性
が低下するために好ましくなく、また、該配合量が40
重量%未満であると溶融スラグ特性が低下するために好
ましくない。
【0022】次に、シリカ原料としては、例えば珪藻土
等を挙げることができる。ここで、シリカ原料の配合量
は1〜30重量%の範囲内である。シリカ原料の配合量
が30重量%を超えると粉塵が発生し易くなるために好
ましくなく、また、該配合量が1重量%未満であると粉
体特性が低下するために好ましくない。
【0023】溶融調整剤としては、例えばNa
、LiCO、MgCO、CaCO、SrC
、MnCO、BaCOなどの炭酸塩や、更に
は、NaF、NaAlF、MgF、LiF、硼
砂、スポジュメン、蛍石などを挙げることができる。こ
こで、溶融調整剤の配合量は、1〜30重量%の範囲内
にある。溶融調整剤の配合量が30重量%を超えるとス
ラグ特性が著しく低下するために好ましくなく、また、
該配合量が1重量%未満であるとスラグ特性の調整が困
難になるために好ましくない。
【0024】次に、ステアリン酸金属塩について説明す
る。ステアリン酸金属塩としては、例えば亜鉛塩、カリ
ウム塩、カルシウム塩、リチウム塩、バリウム塩、マグ
ネシウム塩、ナトリウム塩、アルミニウム塩などが使用
できる。これらのステアリン酸金属塩は粉末状であり、
0.2〜15重量%の量で使用することができる。滓化
調整の観点からは15重量%を超える量の使用も有効で
あるが、上記ステアリン酸金属塩は融点が200℃以下
の低融点化合物であり、多量に使用した場合、モールド
パウダーがモールド内で粘ったり、焼結してスラグベア
ーの生成に繋がることがあるため、該配合量は15重量
%以下が好ましい。また、ステアリン酸金属塩は、他の
構成原料とミキサーで均一になるように混合する。その
ため、0.2重量%未満では分散性が悪化する場合もあ
り、0.2重量%以上の量で使用することが好ましい。
【0025】上述のように、特公昭49−40330号
公報では、ステアリン酸を使用しているが、融点が低
く、上述のような問題点を有するため、本発明の鋼の連
続鋳造用モールドパウダーでは、ステアリン酸金属塩や
その誘導体を使用することが必須である。ここで、ステ
アリン酸の誘導体としては、例えばステアリン酸水素ナ
トリウムやステアリン酸ピッチ等を例示することができ
る。ただし、ステアリン酸の誘導体を使用する場合、著
しく融点が低いものは好ましくない。なお、本明細書に
おいて、述語「ステアリン酸金属塩」は、これらの誘導
体を含めた総称とする。
【0026】また、本発明の鋼の連続鋳造用モールドパ
ウダーには、金属を添加して発熱型のモールドパウダー
とすることもできる。この場合、7重量%を超える量で
金属を添加すると、ステアリン酸金属塩の影響で金属の
酸化が円滑に進行しない。そのため、金属は7重量%以
下の量で使用することが好ましい。なお、7重量%を超
える量の金属を添加する場合には、ステアリン酸金属塩
の添加量を5重量%以下とすることにより、保温性を確
保することができ、また、滓化を制御することも可能に
なる。
【0027】上記金属としては、Si、Al、Mgまた
はCaなどやその合金を使用することができる。ここ
で、特開平5−131266号公報では、母材、フラッ
クス、骨材を造粒し、その表面を炭素で被覆してなる球
状鋳型添加剤が開示されている。該公報においては、炭
素被覆の脱落を防止するために、炭素被覆上にステアリ
ン酸ナトリウム等を被覆して多層コーティングとするも
のであり、本発明の鋼の連続鋳造用モールドパウダーと
は、ステアリン酸金属塩の作用、効果が全く異なるもの
である。
【0028】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明の鋼の連続鋳造
用モールドパウダーを更に説明する。 実施例 以下の表1に示す配合割合にて原料を混合して本発明品
及び比較品の鋼の連続鋳造用モールドパウダーを得た。
また、本発明品及び比較品について、極低炭素鋼及び極
低炭高酸素鋼にて各5〜30チャージ使用し、その結果
を表1に併記する。なお、テストはスラブ連鋳機にてス
タートから終了まで実施し、定常速度域は0.8〜2.0
m/分で行った。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】表1中、合成珪酸カルシウム1は、CaO
含量49重量%、SiO含量42重量%のものであ
り、合成珪酸カルシウム2は、CaO含量52重量%、
SiO含量36重量%のものである。また、シリカ原
料は、SiO含量75重量%の珪藻土である。更に、
MgO系原料としては、仮焼マグネシアを使用した。ま
た、Al系原料としては、電融アルミナを使用し
た。
【0033】また、表1の使用結果において、ディッケ
ルは、モールド内を目視観察することにより測定したも
のであり、◎は「生成せず」を、×は「生成」をそれぞ
れ示す。更に、スラグベアーは、モールド内を目視観察
することにより測定したものであり、◎は「生成せず」
を、×は「生成」をそれぞれ示す。また、溶融安定度
は、溶融スラグ層厚みにより測定したものであり、◎は
「適度な厚み」を、△は「やや薄い」を、×は「薄い」
をそれぞれ示す。更に、操業安定度は、BO予知警報に
より測定したものであり、◎は「非常に安定」を、○は
「安定」を、×は「不安定」をそれぞれ示す。また、ピ
ンホール欠陥は、鋳片表面の目視観察により測定したも
のであり、◎は「10個/m以下」を、○は「50個
/m以下」を、△は「70個/m未満」を、×は
「70個/m以上」をそれぞれ示す。更に、ノロカミ
は、鋳片表面の目視観察により測定したものであり、◎
は「10個/m以下」を、○は「50個/m以下」
を、△は「70個/m未満」を、×は「70個/m
以上」をそれぞれ示す。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、滓化特性を調整でき、
モールド内での拡がり性を向上でき、保温性と鋳片品質
に優れ、更に、安定して使用できる鋼の連続鋳造用モー
ルドパウダーを提供することができるという効果を奏す
る。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 必須の構成成分として、基材原料を40
    〜80重量%、シリカ原料を1〜30重量%及び溶融調
    整剤を1〜30重量%含有してなる鋼の連続鋳造用モー
    ルドパウダーにおいて、滓化調整剤としての遊離炭素が
    1重量%以下の範囲にあり、且つステアリン酸金属塩が
    0.2〜15重量%の範囲にあることを特徴とする鋼の
    連続鋳造用モールドパウダー。
  2. 【請求項2】 必須の構成成分として、基材原料を40
    〜80重量%、シリカ原料を1〜30重量%及び溶融調
    整剤を1〜30重量%含有してなる鋼の連続鋳造用モー
    ルドパウダーにおいて、滓化調整剤としての遊離炭素が
    実質上不在であり、且つステアリン酸金属塩が0.2〜
    15重量%の範囲にあることを特徴とする鋼の連続鋳造
    用モールドパウダー。
  3. 【請求項3】 必須の構成成分として、基材原料を40
    〜80重量%、シリカ原料を1〜30重量%及び溶融調
    整剤を1〜30重量%含有してなる鋼の連続鋳造用モー
    ルドパウダーにおいて、滓化調整剤としての遊離炭素が
    実質上不在であり、金属または合金が7重量%以下の範
    囲にあり、且つステアリン酸金属塩が0.2〜15重量
    %の範囲にあることを特徴とする鋼の連続鋳造用モール
    ドパウダー。
  4. 【請求項4】 更に、金属を含有してなる、請求項1な
    いし3のいずれか1項記載の鋼の連続鋳造用モールドパ
    ウダー。
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