JP2962569B2 - 遮断器の累積遮断電流算出装置 - Google Patents

遮断器の累積遮断電流算出装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、遮断器の累積遮断電流算出装置に関する
ものである。
[従来の技術] 従来例の構成を第5図を参照しながら説明する。
第5図は、例えば昭和62年2月、社団法人電気共同研
究会刊「電気共同研究」第2巻第3号第63頁に示された
従来の遮断器の累積遮断電流算出装置を模式的に一部ブ
ロック図で示す断面図である。
第5図において、(1)はリレー用変流器、(2)は
鉄心断面積の大きな大型の計測用変流器、(3)は遮断
部、(4)は絶縁碍子、(5)は導体、(6)は外被タ
ンク、(7)は計測用変流器(2)の出力線、(10)は
出力線(7)に接続されたパソコンである。
つぎに、前述した従来例の動作を第6図を参照しなが
ら説明する。
第6図は、従来の遮断器の累積遮断電流算出装置の計
測用変流器出力を示す波形図である。
第6図において、横軸は時間、縦軸は電流(計測用変
流器出力)を示し、事故が発生し、導体(5)に事故電
流が流れた場合の遮断に至るまでの様相を示している。
M点で事故が起き、P点で遮断器が開極、Q点で電流
遮断される。事故電流は事故の起きる位相によっても異
なるが、一般的に直流分を含んでおり、この図では、Id
は直流分、C−C′は直流成分の減衰を示すカーブ、A
−A′、B−B′は事故電流の包絡線である。
第5図に示す計測用変流器(2)は、忠実に事故電流
に応じた出力をその出力線(7)に出力するように設計
されている。
アークコンタクト消耗量と遮断電流の関係は、次のよ
うに表わされる(「電気共同研究」第33巻第4号参
照)。
V=α・Iβ・t …式 ここで、Vは消耗量、α、βは材料で決まる定数、t
はアーク時間(第6図のP−Q間時間)である。
したがって、計測用変流器(2)の出力により、アー
クコンタクト消耗量は式に基づいてパソコン(10)に
よって算出することができ、それをさらに加算等の演算
をすることにより累積遮断電流を求めることができる。
[発明が解決しようとする課題] 前述したような従来の遮断器の累積遮断電流算出装置
では、常時の電流に比べて10〜20倍の直流分を含んだ過
電流を正確に測定する必要があり、そのため計測用変流
器の鉄心形状が大きくなり、設置位置の制限や、遮断器
自体の形状も大きくなるという問題点があった。
この発明は、前述した問題点を解決するためになされ
たもので、小型の変流器で事故電流を検出すると共に、
設置位置の制限も少なく、遮断器の形状にも大きな影響
を与えない遮断器の累積遮断電流算出装置を得ることを
目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る遮断器の累積遮断電流算出装置は、次
に掲げる手段を備えたものである。
〔1〕 励磁特性の飽和前で事故電流の第1波目のピー
クツウピークiP-Pを検出する変流器。
〔2〕 前記変流器の出力に基づいて式 α・{iP-P/(2・21/2)]β・t=V からアークコンタクト消耗量Vを算出する算出手段。
[作用] この発明においては、変流器によって、励磁特性の飽
和前で事故電流の第1波目のピークツウピークiP-Pが検
出される。
また、算出手段によって、前記変流器の出力に基づい
て式 α・{iP-P/(2・21/2)}β・t=V からアークコンタクト消耗量Vが算出される。
[実施例] この発明の実施例の構成を第1図を参照しながら説明
する。
第1図は、この発明の一実施例を模式的に一部ブロッ
ク図で示す断面図であり、従来の計測用変流器(2)の
代わりに計測用変流器(8)を設け、他は前記従来装置
のものと全く同一である。
第1図において、(8)は鉄心断面積が小さい小型の
計測用変流器である。
ところで、この発明の変流器は、前述したこの発明の
一実施例では計測用変流器(8)に相当し、この発明の
算出手段は、一実施例ではパソコン(10)に相当する。
つぎに、前述した実施例の動作を第2図、第3図及び
第4図を参照しながら説明する。
第2図はこの発明の一実施例の計測用変流器の励磁特
性を示す特性図、第3図は事故電流及びこの発明の一実
施例の計測用変流器の出力電流を示すシミュレーション
波形図、第4図は事故電流及びこの発明の一実施例の事
故電流計算回路を示す参考図である。
第2図において、横軸は励磁電流i、縦軸は磁束Φを
示す。
計測用変流器(8)は、鉄心を小型化したため鉄心の
励磁特性において(a)の領域で飽和がおきる。このと
きの事故電流i1と計測用変流器(8)の出力電流i2のシ
ミュレーション波形例を第3図に示す。
第3図において、(a)は事故電流i1を示し、横軸は
時間(ms)、縦軸は電流値(A×103)を示す。(b)
は計測用変流器(8)の出力電流i2を示し、横軸は時間
(ms)、縦軸は電流値(A)を示す。
同図(b)に示すように、A点で事故が起き、リレー
時間後つまりB点以降の遮断時の正確な電流は測定でき
ていない。しかし、鉄心の励磁特性が飽和前である事故
直後の第1波目の出力電流i2の最大値Pと最小値Qは、
ほぼ正確に事故電流i1の値をとらえている。
事故電流が常時電流の例えば10倍の場合、計測用変流
器(8)の特性を、直流分を含まない対称分(交流分)
10倍までの電流を飽和せずに測定できるものに選ぶこと
により、つまり過電流バイアスの小さいものを選ぶこと
により、発明者は上記条件が満足することをシミュレー
ションにより確認した。
事故電流の第1波目のピークツウピークから遮断時の
電流を推定するアルゴリズムを次ぎに説明する。
第4図において、(a)は事故電流の直流分及び交流
分の減衰カーブを、(b)は事故電流計算回路を示す。
同図(b)において、L及びRはそれぞれ系統のイン
ダクタンス及び抵抗分である。Zはインピーダンスであ
り、Z=(ω2L2+R21/2で表される。事故電流iは、
次のように表わされる。
i=(V/Z)・sin(ωt)+i0・exp(−L/R) ここで、Vは系統電圧、ωは角周波数、i0は直流分電
流である。
第4図(a)で示すように、直流分は時定数L/Rで減
衰するが、交流分はV/Zで決まる一定値をとる。したが
って、事故電流の第1波目のピークツウピークの事故電
流値をiP-Pとすると、遮断時の電流値iCBは、次の式で
算出できる。
iCB=iP-P/(2・21/2) …式 したがって、このiCBを前出の式のIに代入するこ
とにより、アークコンタクト消耗量は算出することがで
き、ひいては累積遮断電流を求めることができる。
この発明の一実施例は、前述したように、累積遮断電
流検出用の計測用変流器(8)を、事故電流通過時に飽
和してもよい特性を持たせ、計測用変流器(8)が小型
軽量化したので、事故電流は変流器飽和のため遮断時の
正確な電流は計れないが、事故後の第1波目のピークツ
ウピークよりアークコンタクト消耗量を算出でき、遮断
器の形状にも影響を及ぼさない診断システムを構成する
ことができるという効果を奏する。
なお、上記実施例では算出手段としてパソコン(10)
を用いているが、他の手段、法でもよいことはいうまで
もない。
[発明の効果] この発明は、以上説明したとおり、励磁特性の飽和前
で事故電流の第1波目のピークツウピークiP-Pを検出す
る変流器と、この変流器の出力に基づいて式 α・{iP-P/(2・21/2)}β・t=V からアークコンタクト消耗量Vを算出する算出手段とを
備えたので、小型の変流器で事故電流を検出すると共
に、設置位置の制限も少なく、遮断器の形状にも大きな
影響を与えないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を模式的に示す断面図、第
2図はこの発明の一実施例の計測用変流器の励磁特性を
示す特性図、第3図はこの発明の一実施例の事故電流及
び計測用変流器の出力電流のシミュレーション波形図、
第4図はこの発明の一実施例のアルゴリズムの説明に用
いる参考図、第5図は従来の遮断器の累積遮断電流算出
装置を模式的に示す断面図、第6図は従来の遮断器の累
積遮断電流算出装置の計測用変流器出力を示す波形図で
ある。 図において、 (1)……リレー用変流器、 (3)……遮断部、 (4)……絶縁碍子、 (5)……導体、 (6)……外被タンク、 (8)……計測用変流器、 (10)……パソコンである。 なお、各図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】励磁特性の飽和前で事故電流の第1波目の
    ピークツウピークiP-Pを検出する変流器、及びこの変流
    器の出力に基づいて式 α・{iP-P/(2・21/2)}β・t=V からアークコンタクト消耗量Vを算出する算出手段を備
    えたことを特徴とする遮断器の累積遮断電流算出装置。
JP2293569A 1990-11-01 1990-11-01 遮断器の累積遮断電流算出装置 Expired - Lifetime JP2962569B2 (ja)

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