JP2000065868A - Dcケーブルの被覆上より心線電圧を測定する方法及び装置 - Google Patents

Dcケーブルの被覆上より心線電圧を測定する方法及び装置

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JP2000065868A
JP2000065868A JP10238045A JP23804598A JP2000065868A JP 2000065868 A JP2000065868 A JP 2000065868A JP 10238045 A JP10238045 A JP 10238045A JP 23804598 A JP23804598 A JP 23804598A JP 2000065868 A JP2000065868 A JP 2000065868A
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Masahiko Inoue
井上  昌彦
Takeji Takeuchi
竹次 竹内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 心線を絶縁被覆してなる被覆ケーブルの心線
電圧を、絶縁被覆の外側から間接的に測定するための静
電分圧を用いた交流電圧測定方法を、直流電圧測定に適
用できるようにすること。 【解決手段】 ケーブルの絶縁物に存在する双極子モー
メントを補償回路で相殺するようにした。測定対象の被
覆ケーブルの外表面の少なくとも一部分に第1の導体を
被着し、測定対象の被覆ケーブルと同一規格で長さが相
対的に短い被覆ケーブルの外表面の少なくとも一部分に
第2の導体を被着した補償回路を構成し、補償回路の心
線を前記第1の導体に接続し且つ前記第2の導体を接地
し、前記補償回路の心線と接地との間に前記直流電圧測
定手段を接続し、前記直流電圧測定装置の出力端子に現
われる電圧Vpに基づいて、測定対象の被覆ケーブルの
心線直流電圧E1を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、心線を絶縁被覆し
てなる被覆ケーブルの心線直流電圧を、絶縁被覆の外側
から間接的に測定するための方法及び装置に関するもの
である。具体的には、直流電気鉄道の技術分野におけ
る、き電線の電圧(DC1,500V)の間接的測定を
実施例として示す。
【0002】
【従来の技術】例えば、DC1,500Vのような比較
的高電圧が印加されるDCケーブルにおいて、その心線
電圧を測定するための従来手段としては、次のようなも
のがある。
【0003】1)絶縁アンプ方式の電圧検出装置(心線
直接):DC/DCコンバータを使った絶縁アンプによ
るものであり、電圧検出部の動作電力を外部から供給す
る必要のないのが特徴である。しかし、分圧器を含めた
装置自身の故障(例えば絶縁破壊)により、き電回路に
影響を与えるおそれがあった。
【0004】2)マグアンプ方式電圧検出装置(心線直
接): 交流励磁の直流変圧器を使用したものであり、
消費電力や設置経費の点で難点がある。同様方式の直流
変流器と組合せて、直流電力の計測用として使用してい
る例は多い。しかし、分圧器を含めた装置自身の故障に
より、き電回路に影響を与えるおそれがある。
【0005】3)電圧制御発振器方式の電圧検出装置
(心線直接):電圧制御発振器とLEDの組合せからな
る電圧検出部と、光ケーブルで結ばれた判断部とで構成
され、電圧検出部の動作電力を外部から供給する必要の
ないのが特徴である。しかし、主として分圧器の故障
(例えば絶縁破壊)により、き電回路に影響を与えるお
それがある。
【0006】4)心線に接触せずに電圧を測定する方法
(図5参照):交流高電圧の非接触的な測定を実現する
方法としては、ケーブルの被覆上から心線電圧を計測す
る方法に、図5(a)のように被覆上に電極を密着させ
て心線と電極との間に静電容量C5 1を形成し、このC5 1
と大地間に静電容量C5 2を直列接続し、C5 2の分圧電圧
により心線電圧を計測する方法がある。心線の対地電圧
1はC5 1、C5 2の逆比で分圧されて図5(b)のQ点
に現れるので、Q点の電位VQを測定することによりE1
を知ることができる(図5(b)参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図5に示す従来技術は
交流電圧を測定するのに用いられているが、直流電圧を
測定することができない。その主な理由は、次のとおり
である。 ケーブルの絶縁物には双極子モーメントが存在するた
めC5 1の値が変動し、心線電圧が一定であっても図5
(c)に示すように測定値が一定値になるまでに長時間
を要すること。 直流電圧測定手段の一例として示すポッケルス素子に
も漏洩抵抗が存在するため、C5 2の電荷が次第に減少し
て測定値が下がってしまう(t=∞では電圧ゼロとな
る)こと。
【0008】上記の双極子モーメントの影響を排除す
る方法、及びその方法を具体化した回路(装置)を開発
することにより、測定精度が高く、応答特性も良好な結
果を得ることを、本発明の課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の双極子モーメント
を相殺する補償回路4を、直流ケーブルの等価回路1
と、直流電圧測定装置5との間に介在させることによっ
て、課題の解決を計る(図1参照)。
【0010】
【発明の実施の形態】図1(a)において、心線を絶縁
被覆してなる被覆ケーブル1の等価回路と補償回路4と
を直列接続して2段構成とし、後者と並列に内部インピ
ーダンスが高い直流電圧測定装置5(一実施例としてポ
ッケルス素子を示す)を接続して回路を構成する。E1
は被測定直流電圧であり、E2はポッケルス素子の印加
電圧Vを零にするための逆バイアス電圧である。な
お、このEはVpを入力電圧とする直流増幅器の出力
電圧でもある。
【0011】本発明の方法に係るアイデア、即ち技術的
思想を完成に導くためには、この方法を可視的な有体物
として実施し、その効果を確認しつつ進化させなければ
ならない。そこで、永楽電気(株)の協力の下で、直流
電気鉄道用のDC1,500Vのき電線を測定対象の被
覆ケーブルとして選定し、実体図として図1(b)に示
す実験装置を作成した。これを図1(a)に示す等価回
路化して理論解析に供した。
【0012】実際の直流電気鉄道における電力供給のた
め、CVケーブルと呼ばれて広く使用されている「15
00V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシース電力ケーブ
ル」1を例示する。その一例として示す被覆ケーブル
は、心線2の部分が2.6φの銅線61本よりなる撚線
で直径が約23.4mmであり、その上に厚さ3mmの架橋
ポリエチレン絶縁層が被覆されて直径が約29.4mmを
なす。さらにその上に外被として厚さ約2.8mmのビニ
ルシースが被覆されて、直径約35.0mmの太さとなっ
ている。これらの絶縁層部分と外被のシース部分を合わ
せ絶縁被覆3と呼ぶことにする。絶縁層を構成する架橋
ポリスチレンの比誘電率は2.3、外被を構成するビニ
ールの比誘電率は6である。
【0013】このように、DC1,500Vの相対的に
高い電圧が印加される被覆ケーブル1は、心線2と絶縁
被覆3とよりなり、その絶縁被覆3の外表面の少なくと
も一部分に第1の導体6が被着される。この第1の導体
6の役割は、絶縁被覆3の誘電性材料を挟んで、心線2
と共働して静電容量を形成する電極を構成させることで
ある。
【0014】したがって、絶縁被覆3の外表面に第1の
導体6を被着するにあたっては、例えば導電性材料の箔
をぐるぐると巻付けてもよいし、円周の一部に貼着して
もよいし、又は導電性の中空パイプの中に被覆ケーブル
1を挿通してもよい。要するに所定の静電容量が得られ
るように心線2に対して所定の対向面積を確保できるよ
うにすることが肝要である。図1(a)の等価回路にお
いて、上部のC1、R2 2はケーブル絶縁体の等価回
路であり、C1は電子分極・原子分極を模擬し、R2、C
2の直列回路は双極子モーメントを模擬している。
【0015】一方、被測定ケーブルの外部素子として、
同じ材質であるが長さが短い(例えば約20cmの)短尺
ケーブル7を用意して被測定ケーブルの等価回路と相似
な回路を作り、前者の第1の導体6に後者の心線8を接
続する。同図で各素子の容量比をkとおいている。この
相似回路は、ケーブル絶縁物内に生じる双極子モーメン
ト効果を相殺する補償回路4である。
【0016】ここでポッケルス素子20とは、図1
(b)に示すように、それ自体は公知の構造体であっ
て、本発明において内部インピーダンスが高い直流電圧
測定手段として採用した一実施例の場合は、例えば縦1
5mm、横1mm、厚さ1mmの寸法を有する直方体形状の誘
電体21、例えば、ニオブ酸リチウム(LiNb
3)、水晶などの上面及び下面に、それぞれ上部電極
22及び下部電極23を付着してなる。
【0017】また、双極子モーメント効果を相殺する補
償回路は、図1(a)に示す等価回路から明らかなとお
り、測定対象の直流ケーブルの等価回路の定数C
1 2、R2に対して、それぞれkC1 kC2、R2/k
の定数を有する等価回路である。図1(a)に示す等価
回路を具体化して示す図1(b)のとおり、測定対象の
直流ケーブルと同じ仕様のケーブルを短尺化するように
切断してk倍及び1/kの係数が得られるように調整し
たものでよい。
【0018】2)回路動作 図1(a)に示す等価回路において、E1をステップ状
に印加したのち、t=∞におけるポッケルス素子に加わ
る電圧Vpは次式で表される。
【0019】
【数3】
【0020】上式より、Vp=0となるようにE2を制御
するときは、
【0021】
【数4】
【0022】により、E2よりE1を算出することができ
る。
【0023】次に、被測定電圧E1とポッケルス素子に
かかる逆電圧E2との関係は図2のブロック線図で表さ
れる。同図において、Kはフォトダイオード及び直流A
MPを含めた総合増幅率である。E1、E2間の伝達関数
は、
【0024】
【数5】
【0025】ここで
【0026】
【数6】
【0027】いま、入力電圧E1をステップ状の電圧と
すると、
【0028】
【数7】
【0029】なる出力電圧を得る。t=0のとき、
【0030】
【数8】
【0031】t=∞のとき、
【0032】
【数9】
【0033】(9)式において、AMPのゲインKを無
限大とすると、E1とE2との関係は、
【0034】
【数10】
【0035】となって、(2)式と同じ結論を得る。し
かしながら増幅器のゲインは有限なので、Kの大きさに
よって測定誤差を生じる。
【0036】3)実測結果 実測例として次のような定数を用いた。
【0037】
【数11】
【0038】E1をステップ状に印加したときのE2の応
答を測定すると図3のようになる。印加直後の電圧E2
は16.5V(計算値=15.8V)であり、5分後の
2は20V(計算値=18.1V)となっている。5
分後の電圧が若干高いのは、直流AMPにドリフトが2
V程度生じたためである。
【0039】なお、AMPゲインKを無限大にし、t→
∞のときの計算値は19.2Vである。
【0040】〔直流電気鉄道のき電線への適用例〕本発
明の実施対象の一例を、直流電気鉄道のき電線回路で例
示する。例えば、直流1,500ボルトのき電回路にお
いて、加圧、無加圧の検出を含めた電圧測定を、き電ケ
ーブルの被覆上から非接触で(き電回路に影響を与えな
いで)実施することが要請されている。 1)直流電気鉄道における、き電回路の一般的な構成及
び設備を図4に示す。 2)この構成及び設備の特徴は次のとおりである。 き電線とトロリ線、トロリ線と吊架線は各々一定の間隔
で相互に電気的に接続されており、き電回路への電気の
供給・停止は、変電所の直流母線とき電回路の間に設置
された高速度遮断器を投入・開放することにより行われ
る。本線のき電回路には、隣り合った変電所から並列に
電気を供給(並列き電)している。電車線路保守上の要
請などから、変電所の中間において、き電線を切り分け
るための開閉器を設ける場合がある。この場合には、吊
架線、トロリ線とも適切な絶縁物によって絶縁される構
造としている。
【0041】3)直流き電回路加圧検出装置の必要性 (1)高速度遮断器の投入時遮断で、「自動遮断した」
のか、「投入不能であった」のかを知る手段がない。き
電回路の電圧を検出する装置があれば、「いったん投入
した」のか、「投入されなかった」のかを知ることがで
き、その結果によりとるべき処置の正しい選択ができ
る。
【0042】(2)電車基地などの片送り回線用高速度
遮断器の故障により、実際には投入されていないにもか
かわらず投入されているとの誤表示が電力指令に伝達さ
れ、(高速度遮断器の「入」表示→「当然、加圧されて
いるであろう」と判断)列車運転に支障を与えた事例が
ある。き電回路の電圧を検出する装置があれば、このよ
うな場合にも適切な処置をとることができる。
【0043】(3)直流母線が複数に分割されている変
電所において、作業などにより停電したままの母線につ
ながった高速度遮断器を投入し、き電していると勘違い
して(高速度遮断器の「入」表示→「当然、加圧されて
いるであろう」と判断)、列車運転に支障を与えた事例
がある。き電回路の電圧を検出する装置があれば、この
ような場合にも適切な処置をとることができる。
【0044】4)今後のために 双極子モーメントを補償する回路を設けることにより、
直流電圧の測定が可能となった。しかし、次のことも考
慮する必要がある。現在、内部インピーダンスが高い直
流電圧測定装置の一例として実験に使用しているポッケ
ルス素子の漏洩抵抗は、TeraΩのオーダで大きいので測
定値の低下は問題にならないが、素子を収容する絶縁箱
の抵抗あるいは湿気などが測定値の低下に悪影響を及ぼ
す場合には、直流AMPに積分要素を付加する必要があ
る。
【0045】
【発明の効果】(1)双極子モーメントの影響の排除 1.前述の発明が解決しようとする課題の項で挙げた問
題点の原因は、ケーブル絶縁物に存在する双極子モーメ
ントであるので、測定対象のケーブルと同一仕様の短尺
ケーブルを用いて、両者の静電容量を直列に接続するこ
とにより、双極子モーメントの影響を排除することがで
きた。この回路構成によれば、両ケーブルの接続点Qの
電位VQは一定値となり、変動することはない。かく
て、Q点の電位を時間的に安定することはできるが、V
Q測定系に存在する漏洩抵抗の影響を排除する必要があ
った。これはVpからE2への伝達関数にPI(比例と積
分)特性を持たせることにより、漏洩抵抗の影響を排除
することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の方法を実施するための装置
の等価回路図、(b)はその装置の実体図。
【図2】電圧E1とE2の間のブロック線図。
【図3】電圧E1のステップ入力に対する電圧E2の過渡
応答を示すグラフ(実測図)。
【図4】直流電気鉄道のき電線への適用例を示す図。
【図5】非接触測定のための従来装置を示す図であっ
て、(a)は双極子モーメントを相殺する補償回路を有
しない構成を示し、(b)はその等価回路を示し、
(c)は検出電圧の時間的変化の様子を示す図。
【符号の説明】
1 被覆ケーブル 2 心線 3 絶縁被覆 4 補償回路 6 ポッケルス素子 7 短尺ケーブル 8 心線 9 絶縁被覆
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G025 AA17 AB07 AB11 2G035 AA12 AA13 AA15 AB01 AC01 AD11 AD19 AD20 AD37 AD39 AD51

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心線を絶縁被覆してなる被覆ケーブルの
    心線直流電圧E1を絶縁被覆の外側から間接的に測定す
    るための測定方法であって、 測定対象の被覆ケーブルの外表面の少なくとも一部分に
    第1の導体を被着させることと、 前記測定対象の被覆ケーブルと同一規格で長さが相対的
    に短い被覆ケーブル(短尺ケーブル)を別途用意して、
    その外表面の少なくとも一部分に第2の導体を被着して
    なる補償回路を用意することと、 内部インピーダンスが高い直流電圧測定手段を用意する
    ことと、 前記補償回路の心線を前記第1の導体に接続し且つ前記
    第2の導体を接地して2段構成とし、前記補償回路の心
    線と接地との間に前記直流電圧測定手段を並列接続して
    得られる測定電圧Vpに基づいて、測定対象の被覆ケー
    ブルの心線直流電圧E1を算出することとを含む測定方
    法。
  2. 【請求項2】 前記測定対象の被覆ケーブルの心線電圧
    1の算出は、前記第1の導体を被着させた測定対象の
    被覆ケーブルの等価回路値をC1、C2、R2とし、前記
    短尺ケーブルに第2の導体を被着させてなる補償回路の
    等価回路値をkC1、kC2、R2/kとし(但しkは各
    ケーブルと第1及び第2の導体間の静電容量比であ
    る)、前記内部インピーダンスが高い直流電圧測定手段
    の端子電圧Vpに対してVp=0となるような可変電圧E
    2を印加したとき、 【数1】 で算出することを特徴とする請求項1記載の測定方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の導体は前記第1の導体に対し
    て静電容量比がkとなるような面積及び被着態様で前記
    短尺ケーブルの外表面に被着することを特徴とする請求
    項1又は2記載の測定方法。
  4. 【請求項4】 心線を絶縁被覆してなる被覆ケーブルの
    心線直流電圧E1を絶縁被覆の外側から間接的に測定す
    るための測定装置であって、 測定対象の被覆ケーブルの外表面の少なくとも一部分に
    被着させた第1の導体と、 前記測定対象の被覆ケーブルと同一規格で長さが相対的
    に短い被覆ケーブル(短尺ケーブル)を別途用意して、
    その外表面の少なくとも一部分に第2の導体を被着して
    なる補償回路と、 内部インピーダンスが高い直流電圧測定手段と、 前記補償回路の心線を前記第1の導体に接続し且つ前記
    第2の導体を接地して2段構成とし、前記補償回路の心
    線と接地との間に前記直流電圧測定手段を並列接続して
    得られる測定電圧Vpに基づいて、測定対象の被覆ケー
    ブルの心線直流電圧E1を算出するようにした測定装
    置。
  5. 【請求項5】 前記測定対象の被覆ケーブルの心線電圧
    1の算出は、前記第1の導体を被着させた測定対象の
    被覆ケーブルの等価回路値をC1、C2、R2とし、前記
    短尺ケーブルに第2の導体を被着させてなる補償回路の
    等価回路値をkC1、kC2、R2/kとし(但しkは各
    ケーブルと第1及び第2の導体間の静電容量比であ
    る)、前記内部インピーダンスが高い直流電圧測定手段
    の端子電圧Vpに対してVp=0となるような可変電圧E
    2を印加したとき、 【数2】 で算出するようにしたことを特徴とする請求項4記載の
    測定装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の導体は前記第1の導体に対し
    て静電容量比がkとなるような面積及び被着態様で前記
    短尺ケーブルの外表面に被着したことを特徴とする請求
    項4又は5記載の測定装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002055126A (ja) * 2000-08-09 2002-02-20 Osaka Gas Co Ltd 非接触式電圧測定方法および装置
JP2006001394A (ja) * 2004-06-17 2006-01-05 West Japan Railway Co き電ケーブル監視装置
CN105572553A (zh) * 2016-03-02 2016-05-11 国家电网公司 单芯高压电缆外护层绝缘和交叉互联接线的在线测试方法

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