JP2962045B2 - 電動機のｙ−△始動制御回路 - Google Patents
電動機のｙ−△始動制御回路Info
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- JP2962045B2 JP2962045B2 JP13950092A JP13950092A JP2962045B2 JP 2962045 B2 JP2962045 B2 JP 2962045B2 JP 13950092 A JP13950092 A JP 13950092A JP 13950092 A JP13950092 A JP 13950092A JP 2962045 B2 JP2962045 B2 JP 2962045B2
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- Japan
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- connection
- control circuit
- electromagnetic contactor
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、三相誘導電動機のＹ−
△（スター・デルタ）始動制御回路に関する。
△（スター・デルタ）始動制御回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】まず、従来における三相誘導電動機のY
−Δ始動制御回路を図２に示す。なお、図中に表示した
器具番号はＪＥＭ（日本電機工業会標準規格）の自動制
御器具番号に準ずる。図２において、誘導電動機ＩＭを
始動するには、電源回路に接続した配線用しゃ断器MCCB
を投入した上で、押釦スイッチＰＢ（入）を押す。これ
によりＹ−Δタイマ２が通電となり、最初にＹ−Δタイ
マ２の出力でＹ接続用電磁接触器６が励磁、投入され、
さらに主電磁接触器８８が投入されて電動機ＩＭはＹ接
続で始動する。なお、主電磁接触器８８は自己保持され
る。そして一定時限後にＹ−Δタイマ２が限時動作する
と、Ｙ接続用電磁接触器６が開路し、その後にΔ接続用
の電磁接触器１９が投入されて電動機ＩＭはΔ接続の運
転に切り換わる。なお、運転中はＹ−Δタイマ２が主電
磁接触器８８の補助接点で保持されてΔ接続用電磁接触
器１９は閉路状態を保つ。
−Δ始動制御回路を図２に示す。なお、図中に表示した
器具番号はＪＥＭ（日本電機工業会標準規格）の自動制
御器具番号に準ずる。図２において、誘導電動機ＩＭを
始動するには、電源回路に接続した配線用しゃ断器MCCB
を投入した上で、押釦スイッチＰＢ（入）を押す。これ
によりＹ−Δタイマ２が通電となり、最初にＹ−Δタイ
マ２の出力でＹ接続用電磁接触器６が励磁、投入され、
さらに主電磁接触器８８が投入されて電動機ＩＭはＹ接
続で始動する。なお、主電磁接触器８８は自己保持され
る。そして一定時限後にＹ−Δタイマ２が限時動作する
と、Ｙ接続用電磁接触器６が開路し、その後にΔ接続用
の電磁接触器１９が投入されて電動機ＩＭはΔ接続の運
転に切り換わる。なお、運転中はＹ−Δタイマ２が主電
磁接触器８８の補助接点で保持されてΔ接続用電磁接触
器１９は閉路状態を保つ。
【０００３】また、始動制御回路には、電動機の瞬間停
電保護対策として限時復帰動作の再始動リレー６２を備
えており、その限時復帰接点がＹ−△タイマ２の保持回
路に主電磁接触器８８の接点と並列に接続されている。
そして、電動機の始動開始後に停電が発生した場合に
は、電磁接触器（復帰動作時間は約２０ｍｓ）が開路，
Ｙ−△タイマ（復帰動作時間は約１００ｍｓ）が復帰動
作するが、再始動リレー６６が限時復帰するまでに復電
すれば、Ｙ−△タイマ２は再始動リレー６６の限時復帰
接点を通じて再び通電するので、これにより電動機ＩＭ
は前記のようにＹ−△の順序で再始動する。ただし、停
電時間が再始動リレー６６の時限以上に長引いた場合に
は、保守員が押釦スイッチＰＢ（入）を改めて投入して
電動機を始動させる必要がある。
電保護対策として限時復帰動作の再始動リレー６２を備
えており、その限時復帰接点がＹ−△タイマ２の保持回
路に主電磁接触器８８の接点と並列に接続されている。
そして、電動機の始動開始後に停電が発生した場合に
は、電磁接触器（復帰動作時間は約２０ｍｓ）が開路，
Ｙ−△タイマ（復帰動作時間は約１００ｍｓ）が復帰動
作するが、再始動リレー６６が限時復帰するまでに復電
すれば、Ｙ−△タイマ２は再始動リレー６６の限時復帰
接点を通じて再び通電するので、これにより電動機ＩＭ
は前記のようにＹ−△の順序で再始動する。ただし、停
電時間が再始動リレー６６の時限以上に長引いた場合に
は、保守員が押釦スイッチＰＢ（入）を改めて投入して
電動機を始動させる必要がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図２に示し
た電動機の始動制御回路では、極く希であるが電動機の
△運転中に非常に短い瞬時停電が生じた場合には次記の
ような不具合が生じることがある。すなわち、停電発生
から復電までの停電時間が電磁接触器の復帰動作時間
（約２０ｍｓ）より長く、Ｙ−△タイマの復帰動作時間
（約１００ｍｓ）よりは短い場合には、停電発生により
主電磁接触器８８，△接続用電磁接触器１９が復帰動作
して開路するが、Ｙ−△タイマ２は復帰動作までには至
らない。このために復電後に再始動リレー６２の保持動
作によりＹ−△タイマ２が再び通電状態になると、△接
続用の電磁接触器１９が励磁されるものの、主電磁接触
器８８は開路されたままとなるので、電動機ＩＭは再始
動しない。したがって、この場合には保守員が改めて押
釦スイッチＰＢ（入）を押して始動させるようにしてい
る。
た電動機の始動制御回路では、極く希であるが電動機の
△運転中に非常に短い瞬時停電が生じた場合には次記の
ような不具合が生じることがある。すなわち、停電発生
から復電までの停電時間が電磁接触器の復帰動作時間
（約２０ｍｓ）より長く、Ｙ−△タイマの復帰動作時間
（約１００ｍｓ）よりは短い場合には、停電発生により
主電磁接触器８８，△接続用電磁接触器１９が復帰動作
して開路するが、Ｙ−△タイマ２は復帰動作までには至
らない。このために復電後に再始動リレー６２の保持動
作によりＹ−△タイマ２が再び通電状態になると、△接
続用の電磁接触器１９が励磁されるものの、主電磁接触
器８８は開路されたままとなるので、電動機ＩＭは再始
動しない。したがって、この場合には保守員が改めて押
釦スイッチＰＢ（入）を押して始動させるようにしてい
る。
【０００５】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、その目的は前記課題を解決し、電動機の運転中
に瞬間停電が発生した場合には、復電後に電動機を△接
続のまま支障なく継続運転できるようにした電動機のＹ
−△始動制御回路を提供することにある。
であり、その目的は前記課題を解決し、電動機の運転中
に瞬間停電が発生した場合には、復電後に電動機を△接
続のまま支障なく継続運転できるようにした電動機のＹ
−△始動制御回路を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の始動制御回路においては、電動機始動後の
運転中に電源が瞬時停電した際に、復電までの停電時間
がＹ−△タイマの復帰時間以内の条件で、電動機を△接
続に保持して再始動する制御手段を備えるものとする。
に、本発明の始動制御回路においては、電動機始動後の
運転中に電源が瞬時停電した際に、復電までの停電時間
がＹ−△タイマの復帰時間以内の条件で、電動機を△接
続に保持して再始動する制御手段を備えるものとする。
【０００７】また、前記の制御手段を△接続用電磁接触
器の投入条件で主電磁接触器を励磁する保持回路として
構成し、さらに瞬間停電保護対策として備えた再始動リ
レーの限時復帰接点をＹ−△タイマの保持回路に接続し
た実施態様がある。
器の投入条件で主電磁接触器を励磁する保持回路として
構成し、さらに瞬間停電保護対策として備えた再始動リ
レーの限時復帰接点をＹ−△タイマの保持回路に接続し
た実施態様がある。
【０００８】
【作用】上記の構成により、電動機の運転中（△接続）
に発生した瞬間停電がＹ−△タイマの復帰動作以前に復
電すれば、△接続用電磁接触器が閉路するとともに、該
電磁接触器の補助接点を通じて主電磁接触器が再投入さ
れる。したがって、電動機は△接続のまま再始動する。
しかも、この場合には停電時間が１００ｍｓ以内の短時
間であって電動機は惰性で回転を続けているので、改め
て電動機をＹ接続から始動しなくても△接続のまま継続
運転が可能となる。
に発生した瞬間停電がＹ−△タイマの復帰動作以前に復
電すれば、△接続用電磁接触器が閉路するとともに、該
電磁接触器の補助接点を通じて主電磁接触器が再投入さ
れる。したがって、電動機は△接続のまま再始動する。
しかも、この場合には停電時間が１００ｍｓ以内の短時
間であって電動機は惰性で回転を続けているので、改め
て電動機をＹ接続から始動しなくても△接続のまま継続
運転が可能となる。
【０００９】
【実施例】図１は本発明の実施例を示すものであり、図
２と対応する器具には同じ番号が付してある。すなわ
ち、、図１は図２の始動制御回路と基本的には同じ構成
であるが、特に主電磁接触器８８の励磁コイルに接続し
た自己保持接点に対して、Ｙ接続用電磁接触器６の補助
接点と並列に△接続用電磁接触器１９の補助接点を追加
接続して保持回路を構成している。
２と対応する器具には同じ番号が付してある。すなわ
ち、、図１は図２の始動制御回路と基本的には同じ構成
であるが、特に主電磁接触器８８の励磁コイルに接続し
た自己保持接点に対して、Ｙ接続用電磁接触器６の補助
接点と並列に△接続用電磁接触器１９の補助接点を追加
接続して保持回路を構成している。
【００１０】かかる構成により、電動機ＩＭの運転中に
極短時間の瞬間停電が発生した場合に、Ｙ−△タイマ２
の復帰動作時間以内に復電すれば、再始動リレー６２の
限時復帰接点を通じてＹ−△タイマ２が通電し、これに
より△接続用電磁接触器１９が閉路するとともに、該電
磁接触器１９の補助接点（主電磁接触器８８の保持回路
に接続した接点１９）が閉路して主電磁接触器８８が再
投入される。したがって、停電中に惰性で回転を続けて
いた電動機ＩＭは、改めてＹ接続から始動することな
く、△接続のまま再始動して運転を継続するようにな
る。
極短時間の瞬間停電が発生した場合に、Ｙ−△タイマ２
の復帰動作時間以内に復電すれば、再始動リレー６２の
限時復帰接点を通じてＹ−△タイマ２が通電し、これに
より△接続用電磁接触器１９が閉路するとともに、該電
磁接触器１９の補助接点（主電磁接触器８８の保持回路
に接続した接点１９）が閉路して主電磁接触器８８が再
投入される。したがって、停電中に惰性で回転を続けて
いた電動機ＩＭは、改めてＹ接続から始動することな
く、△接続のまま再始動して運転を継続するようにな
る。
【００１１】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のＹ−△始動
制御回路によれば、電動機の運転中にＹ−△タイマの復
帰動作時間以内の極短時間な瞬間停電が発生した場合で
も、電動機の自動的な再始動が不能となるといったトラ
ブルなしに、電動機を△接続のまま再始動して継続運転
が可能となり、これによりＹ−△始動制御回路の信頼性
の向上化が図れる。
制御回路によれば、電動機の運転中にＹ−△タイマの復
帰動作時間以内の極短時間な瞬間停電が発生した場合で
も、電動機の自動的な再始動が不能となるといったトラ
ブルなしに、電動機を△接続のまま再始動して継続運転
が可能となり、これによりＹ−△始動制御回路の信頼性
の向上化が図れる。
【図１】本発明の実施例による電動機のＹ−△始動制御
回路図
回路図
【図２】従来における電動機のＹ−△始動制御回路図
ＩＭ 誘導電動機 ＰＢ 押釦スイッチ ２ Ｙ−△タイマ ６ Ｙ接続用電磁接触器 １９ △接続用電磁接触器 ６２ 再始動リレー ８８ 主電磁接触器
Claims (3)
- 【請求項１】誘導電動機のＹ−△始動制御回路であり、
電動機の主回路に主電磁接触器、およびＹ接続，△接続
に対応する始動，運転切換用の各電磁接触器を接続し、
Ｙ−△タイマを使用して電動機をＹ接続で始動し、一定
時限後に△接続の運転に切り換えるものにおいて、電動
機始動後の運転中に電源が瞬時停電した際に、復電まで
の停電時間がＹ−△タイマの復帰時間以内の条件で、電
動機を△接続に保持して再始動する制御手段を備えたこ
とを特徴とする電動機のＹ−△始動制御回路。 - 【請求項２】請求項１記載のＹ−△始動制御回路におい
て、制御手段として、△接続用電磁接触器の投入条件で
主電磁接触器を励磁する保持回路を設けたことを特徴と
する電動機のＹ−△始動制御回路。 - 【請求項３】請求項１記載のＹ−△始動制御回路におい
て、瞬間停電保護対策として再始動リレーを備え、該再
始動リレーの限時復帰接点をＹ−△タイマの保持回路に
接続したことを特徴とする電動機のＹ−△始動制御回
路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13950092A JP2962045B2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 電動機のｙ−△始動制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13950092A JP2962045B2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 電動機のｙ−△始動制御回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06113575A JPH06113575A (ja) | 1994-04-22 |
| JP2962045B2 true JP2962045B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=15246729
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13950092A Expired - Lifetime JP2962045B2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 電動機のｙ−△始動制御回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2962045B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5165348B2 (ja) * | 2007-11-29 | 2013-03-21 | 株式会社日立産機システム | スターデルタ始動装置 |
-
1992
- 1992-06-01 JP JP13950092A patent/JP2962045B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06113575A (ja) | 1994-04-22 |
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Legal Events
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