JPH10112990A - タイマ - Google Patents

タイマ

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JPH10112990A
JPH10112990A JP26264796A JP26264796A JPH10112990A JP H10112990 A JPH10112990 A JP H10112990A JP 26264796 A JP26264796 A JP 26264796A JP 26264796 A JP26264796 A JP 26264796A JP H10112990 A JPH10112990 A JP H10112990A
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JP
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time
star
delta
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JP26264796A
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English (en)
Inventor
Takao Yamasaki
孝雄 山先
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】モータの巻線の結線がデルタの定常運転中に瞬
停が生じても、瞬停終了後再度電圧印加されて巻線の結
線がスターから始動が開始されるときに、瞬停前のデル
タを維持する接点と再始動後のスターを維持する接点と
が同時にオンになることによって生ずる電源短絡を防止
する。 【解決手段】スターを継続する時間を設定する第1の時
限回路761A、スターが終了後デルタを開始する時間
間隔を設定する第2の時限回路762に加えて、電源印
加後始動が開始するまでの遅れ時間T3 を設定する第3
の時限回路763を設けて、瞬停時の結線のデルタを維
持する接点が瞬停終了後の電圧再印加の後もオンを維持
したとしても時間T3 の値を適切に設定することによっ
て、デルタを維持する接点のアークが消えて実質的にこ
の接点がオフになった後に結線がスターとなる接点をオ
ンにすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、三相誘導電動機
(以下、モータと称する)の始動時直後の突入電流を低
減するために一次巻線を、始動直後は星形結線(以下ス
ターと称する)、電流が低減する所定の時間経過後、三
角結線(以下デルタと称する)に切替えるスターデルタ
始動器のように、二段階に結線を切り換える開閉制御に
用いられるタイマに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、誘導電動機は始動直後に
突入電流が流れるという特徴があるために、始動直後の
印加電圧を下げるために、一次巻線がスターの状態で電
圧を印加し、一定の時間経過後デルタに切り換えて定格
電圧が一次巻線に印加されるようにすることによって、
突入電流の最大値を低減する方式が採用されることがあ
る。このとき、最初のデルタの設定、一定の時間経過後
スターへの切り換えなどを制御するために使用されるの
がタイマと呼ばれている電子装置である。
【0003】図3はタイマが使用されたモータのスター
デルタ始動器の回路図である。この図において、モータ
2のスターデルタ始動器は、3つの電磁接触器3,4,
5及びタイマ7からなっていて、電磁接触器3はモータ
2の電流投入・遮断を行う主電磁接触器、電磁接触器4
はモータ2の巻線をスターにするスター電磁接触器、電
磁接触器5はデルタにするデルタ電磁接触器である。主
電磁接触器3は励磁コイル3Bとこの励磁コイル3Bに
よって駆動される三相の接点3Aとからなっている。図
では励磁コイル3Bと接点3Aとを破線で結びこの線に
符号3を付けてあるが、これらは一体の主電磁接触器3
を構成しているのである。スター電磁接触器4、デルタ
電磁接触器5も同様である。
【0004】接点3Aはモータ2の巻線の一方の端子U
1,V1,W1と三相電源のU,V,Wとの間にに接続
されていて、この接点3Aがオフである限りモータ2に
は電圧は印加されない。接点4Aは巻線の他方の端子U
2,V2,W2と符号を付けない中性点導体の間に接続
されていて、接点4Aがオンのときモータ2の巻線はス
ターになる。このとき接点5Aはオフの状態である。
【0005】接点5Aは電源の端子U,V,Wと巻線の
他方の端子U2,V2,W2との間を接続するもので、
オンのときには端子UとV2、VとW2、WとU1がそ
れぞれ接続されてモータ2の巻線はデルタとなる。もち
ろんこのとき接点4Aはオフの状態である。接点4A,
5Aがともにオンになると三相電源は短絡された状態に
なるので絶対にあってはならない状態である。
【0006】励磁コイル3Bはスイッチ6がオンになれ
ば直ちに電流が流れて励磁され、励磁コイル4B,5B
はタイマ7によってその励磁、非励磁が制御される。タ
イマ7の電源は図の一番右の線であり、スイッチ6のオ
ンと同時にタイマ7も動作を開始する。始動前の状態は
全ての接点がオフの状態にあり、スイッチ6がオンされ
て始めて始動動作が開始される。
【0007】詳しくは後述するように、スイッチ6が投
入されると、ただちに励磁コイル3Bが励磁されて接点
3Aがオンする。殆ど同時に接点4Aもオンしてスター
の状態でモータ2の巻線に電流が流れて回転を始め、一
定の時間経過後接点4Aがオフし、数十mm秒遅れて接点
5Aがオンになって巻線はデルタになり、後はこの状態
で定常運転が継続する。このような時間差を持ってそれ
ぞれの接点がオン・オフするのをタイマ7が励磁コイル
4B,5Bを介して制御する。
【0008】図4は図3の従来のタイマの回路図であ
る。この図において、図3のスイッチ6がオンになって
電源端子71Vに印加された交流は整流回路72によっ
て整流され、符号を付けない平滑コンデンサで平滑され
て直流電圧V0 となり、定電圧回路73で以下の電子回
路に適した一定の低電圧に維持された電圧VR が供給さ
れる。ちなみに電源端子71Vに印加される電圧は10
0Vあるいは200V程度であり、定電圧回路73が出
力する電圧は20V程度である。
【0009】リセット信号発生回路74は内部に設定さ
れているしきい値電圧VS に基づいて、電圧VR がしき
い値電圧VS 以下のときにはリセット信号SR を High
に、越えたらLow になる信号を出力し、このリセット信
号SR は第1の時限回路761と第2の時限回路762
とのリセット端子、及びゲート回路75の一方の入力端
子にNOT素子を介して入力される。
【0010】第1の時限回路761はリセットが解かれ
た時点からカウントを始めあらかじめ設定された時間
(T1 ) が経過したらLow から High に変化する信号S
1 を出力し、第2の時限回路762は信号S1 が入力さ
れてこの信号S1 がLow から High に変化した時点でカ
ウントを開始し内部に設定されている時間(T2 ) 経過
後出力信号がLow から High に変わる。
【0011】ゲート回路75はアンド回路であり、リセ
ット信号SR と信号S1 とのそれぞれのNOT信号が入
力されてこれらの入力信号がいずれも High のときだ
け、言い換えれば信号SR ,S1 がともにLow のときだ
け High の信号を出力する回路である。このゲート回路
75の出力信号SG はトランジスタ77Sに入力され
て、信号SG が Lowのときにオフ, High のときにオン
となる。また、第2の時限回路762の出力信号S2
トランジスタ77Dに入力されて信号S2 がLow のとき
にオフ、 High のときにオンとなる。
【0012】符号を付けないスターリレーは励磁コイル
78Sと接点79Sとからなり、符号を付けないデルタ
リレーは励磁コイル78Dと接点79Dとからなり、そ
れぞれの励磁コイルと接点とは図3の電磁接触器と同様
に破線で接続してある。図に○の中にXSと記されたス
ターリレーの励磁コイル78Sはトランジスタ77Sが
オンになったときに電流が流れて励磁されて接点79S
をオンにし、図に○の中にXDと記されたデルタリレー
の励磁コイル78Dはトランジスタ77Dがオンになっ
たときに励磁されて接点79Dをオンにする。
【0013】次に、モータ2の始動時のタイマ7の動作
について説明する。図5はモータ始動時のタイマの動作
を示すタイムチャートである。この図において、横軸は
時間(t)、上段は電源の印加・非印加、すなわち、電
圧VR の有無を、中断はスターリレーの接点79Sのオ
ン・オフの、下段はデルタリレーの接点79Dのオン・
オフのそれぞれ時間的変化を示す。
【0014】モータ2の始動直前の状態では、電源;非
印加、すなわち、電圧VR は0、接点79S、接点79
Dともにオフである。また、図3の2つのトランジスタ
77S,77Dもオフである。 図3のスイッチ6がオンされてタイマに交流電圧V0
が印加され(時点t0 )、定電圧回路5の出力電圧VR
が上昇する。 リセット信号発生回路6に印加された電圧VR がしき
い値電圧VS 以下の期間では、リセット信号発生回路7
4は High のリセット信号SR を出力して、時限回路7
61,762をリセット状態に、ゲート回路75の出力
信号SG をLow の状態にそれぞれ維持する。 電圧VR がしきい値電圧VS を越えた時点でリセット
信号SR はLow となって第1の時限回路761はリセッ
トが解かれてカウントを開始し、ゲート回路75の出力
信号は High となってトランジスタ77Sがオンする。
電圧印加の後リセット信号SR がLow になるまでの時間
は非常に短いので、図5ではその期間を表示せず、スタ
ー出力接点79Sがオンする時点は電圧印加時点
(t0 )と一致して図示してある。 トランジスタ77Sがオンすることによって励磁コイ
ル78Sが励磁され接点79Sがオンする。(その結
果、図3の励磁コイル4Bが励磁され接点4Aがオンに
なってモータ2はスターの状態で始動する) 第1の時限回路761はリセットが解かれた後所定の
時間(T1)が経過すると、その時点(t1 )で出力信号
1 がLow からHighになってゲート回路75がオフ、ト
ランジスタ77Dがオフとなって接点78Sの励磁が切
られ、それに伴い接点79Sがオフする(図3の励磁コ
イル4Bがオフして接点4Aがオフとなりモータ2が無
電圧状態になる)。 第2の時限回路762は第1の時限回路761がLow
から High になったことによりカウントを開始し、所定
の時間(T2 )経過した時点(t2 )で第2の時限回路
762の出力信号S2 がLow から High になってトラン
ジスタ77Dがオンになりデルタ接点リレー78Dが励
磁されデルタ出力接点79Dがオンする(その結果、図
3の励磁コイル5Bが励磁され接点5Aがオンになって
モータ2の巻線の結線がデルタになる)。時間T2 は図
3の接点4Aと5Aとが同時にオンの状態にならないよ
うに数十ミリ秒の適当な値に設定される。これは、接点
4Aや5Aがオンからオフになるときに接点間が開極後
もアークで短絡されて電気的には接続された状態が維持
されること及びそれぞれの接点の機械構造の駆動に時間
遅れがあることなどが考慮されて双方の接点が同時にオ
ンになって電源短絡となるようなことのないように設定
されるものである。デルタ接点5Aがオンの状態になる
と、この後はスイッチ6をオフにするまで定常運転が継
続される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、タイマ2で
始動が制御されるモータ2の電源系統に瞬停が生じたと
き次のような現象が生ずる。今、図5の時点t3 で瞬停
が生じ短時間後の時点t 4 で停電が回復して再度電圧が
印加されたとする。このとき、時点t3 でデルタ接点5
Aがオフになり、電圧が回復する時点t4 で前述の始動
開始と同じ動作となってスター接点4Aがオンになる。
しかし、実際には前述のようにデルタ接点5Aは時点t
4 でまだ開極していない可能性、あるいは機械的には開
極していても時点t4 で再度印加された電圧によってア
ークが発生して電気的には接続状態になる可能性があ
る。これは瞬停の期間が前述の時間T2 よりも短いとき
に生ずるものである。
【0016】瞬停が生ずるのは、電源の系統に何らかの
異常が発生して保護用の遮断器が動作して電流を遮断し
た後、直ちに再投入するという制御が行われることから
生ずるもので、多くの場合瞬停の時間間隔は前述の時間
2 以下になることはないので前述のような問題が生ず
るこはないが、近年、遮断器の性能が向上したこと、電
力品質をより向上さるという要請もあって、瞬停の期間
も短くなる傾向があり、今後瞬停によって接点4Aと5
Aとが同時にオンになる確率が増大するという問題があ
る。
【0017】この発明の目的はこのような問題を解決
し、たとえ瞬停の期間が短くてもモータ2の巻線をデル
タにする接点とスターにする接点とが同時にオンになる
ことがないタイマを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明によれば、負荷に電圧を印加する起動時に、
起動時点から開始された第1の段階の終了の時点を設定
する第1の時限回路、第1の段階の終了から所定の時間
を経て第1の段階と異なる状態の第2の段階の開始の時
点を設定する第2の時限回路を備えたタイマにおいて、
第3の時限回路を設け、電源が印加されてからこの第3
の時限回路によって設定される所定の時間(T3 )経過
してから第1の段階を開始することによって、負荷が第
2の段階の条件で運転中に瞬停が生じたとき、瞬停が終
わって再度電圧が印加されたときに第2の段階の条件が
成立していても、T3 だけの時間を経過した後に第1の
段階が開始されるので、T3 に適切な時間値を設定して
おけば瞬停前の第2の段階の条件が終了するに必要な時
間を経た後に第1の段階が開始されるので、第1の段階
と第2の段階とが重なる期間が生じない。
【0019】また、負荷が三相誘導電動機であり、第1
の段階がスター電磁接触器によってこの電導機の巻線が
星形結線される状態、第2の段階がデルタ電磁接触来に
よって三角結線される状態であり、これらの電磁接触器
の励磁コイルの励磁電流の有無がタイマによって制御さ
れることによって、スターデルタ始動器のスターにする
接点とデルタにする接点とが同時にオンになることを防
止して電源短絡を防止する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下この発明を実施例に基づいて
説明する。図1はこの発明の実施例を示すタイマの回路
図であり、図4と同じ回路要素には同じ符号を付けて重
複する説明を省く。この図のタイマ7Aと図4のタイマ
7との異なる点は、第3の時限回路763を設けた点、
ゲート回路75Aの2つの入力信号が、第1の時限回路
761の出力信号S1 のNOT信号と第3の時限回路7
63の出力信号S3 とである点及び第1の時限回路76
1Aは第3の時限回路763の出力信号が High になっ
た時点でカウントを始めるという点とである。このよう
な違いによって電源が印加された始動直後の動作が図4
とは異なるので、以下にタイマ7Aの動作について説明
する。
【0021】図2は図1のタイマの動作を説明するタイ
ムチャートであり、図5と同じ点については重複する説
明を省く。なお、この図の時点を表す符号の添字番号は
時点t0 を除き図5のそれと一致していない。時点t0
で電源が印加されてリセット信号発生回路74がまず H
igh の信号S G を出力して第1、第2及び第3の時限回
路761A,762,763をリセットし、電圧VR
しきい値電圧VS を越えた時点で信号S1 はLow になっ
てリセットを解除し、まず第3の時限回路763がカウ
ントを開始し、時間(T3 )を経過後出力信号S3 はLo
w から High に変化する。第1の時限回路761Aの出
力信号S2 はLow なのでゲート回路75Aへの入力信号
としてはそのNOT信号である High になっているが、
第3の時限回路763の出力信号S3 はLow なのでゲー
ト回路75Aの出力信号SG はLow のままである。第3
の時限回路763で設定された時間(T3 )を経過した
時点t1 になると信号S3 は High に変化するので信号
G は High になってトランジスタ77Sがオンして結
果的に図3の接点4Aがオンとなってモータ2の巻線が
スターで電圧が印加されてここで始めて始動が開始す
る。すなわち、モータ2が実際に始動を開始するのは電
源が投入されてから時間(T3 )後の時点t1 と遅れて
始動される点が従来のタイマと異なる。以下の動作は図
4の従来のタイマ7と大差はない。
【0022】このような始動動作をするタイマ7Aが使
用されたモータ2の電源系統で瞬停が生じた場合につい
て以下に説明する。時点t5 で瞬停が生じ短時間経過後
の時点t5 で瞬停が終了して電圧が回復したとする。こ
のとき、時点t5 で改めて始動が開始されたと同じよう
にモータ2の巻線の結線はスターから始まりデルタに変
化するが、スターが成立して実際にモータ2が始動され
て回転を始めるのは時点t5 の後、前述の時間(T3
だけ遅れた時点t6 である。したがって、瞬停が生じた
時点t4 とスター結線が成立する時点t6 との間には、
瞬停時間と時間(T3 )の和の時間となる。したがっ
て、時限回路763によって設定される時間(T3 )を
適切な値に設定すれば時点t4 の後で接点5Aの実質的
なオフの時点が遅れるにしてもそのオフ時点と接点4A
のオン時点とが重複しないようにすることができる。時
間(T3 )は、もし瞬停が継続する時間を無視すれば、
前述の時間(T2 )と同じ程度の値でよい。前述のよう
に瞬停は電力系統の保護用遮断器の電流遮断から再投入
までの時間であるからその継続時間の最小値は決定する
ことができるから、この時間に時間(T3 )を加えた時
間が時間(T1 )と同等か大きければよい。
【0023】前述のように、この発明においては、結線
がスターの第1の段階とデルタとなる第2の段階とが重
複すると電源短絡のような重大な事故に発展する可能性
があるときに有効であり、重複しても何ら支障が生じな
い場合にはこの発明を採用する必要はない。また、この
ような重大な事故に発展する可能性があるような第1の
段階とこれとは異なる状態の第2の段階とである場合に
は、三相誘導電動機のスターデルタ始動器に限らずこの
発明を採用して瞬停が引き金になって発生する事故を未
然に防ぐという効果を上げることができる。
【0024】
【発明の効果】この発明は前述のように、電源が印加さ
れてすぐには負荷に電圧が印加されず、所定の時間(T
3 )経過後に第1の段階の条件に基づいて負荷に電圧が
印加されて負荷が始動するようにしたことによって、負
荷が第2の段階の条件で運転中に瞬停が生じて、その期
間が短いために再度電圧が印加されたときに第2の段階
の条件が成立したとしても、T3 だけの時間を経過して
始めて第1の段階が開始されるので、T3 に適切な時間
値を設定しておけば瞬停前の第2の段階が終了するに必
要な時間を経た後に第1の段階を開始させることができ
ることから、第1の段階と第2の段階とが重なる期間が
生じず、そのためにこれらが重なることによって生ずる
重大な事故に発展する可能性のない信頼性の高い負荷運
転が可能なタイマを提供することができる。
【0025】また、負荷が三相誘導電動機であり、第1
の段階がスター電磁接触器によってこの電導機の巻線が
星形結線される状態、第2の段階がデルタ電磁接触来に
よって三角結線される状態であり、これらの電磁接触器
の励磁コイルの励磁電流の有無をタイマで制御すること
によって、スターデルタ始動器のスターにする接点とデ
ルタにする接点とが同時にオンになることを防止して電
源短絡を防止して信頼性を向上するという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すタイマの回路図
【図2】図1のタイマの電源瞬断が生じた時の現象を示
すタイムチャート
【図3】三相誘導電動機とそのスターデルタ始動装置の
回路図
【図4】図3の従来のタイマの回路図
【図5】図4のタイマの電源瞬断が生じた時の現象を示
すタイムチャート
【符号の説明】
2…モータ(三相誘導電動機)、3…主電磁接触器、3
A…接点、3B…励磁コイル、4…スター電磁接触器、
4A…接点、4B…励磁コイル、5…デルタ電磁接触
器、5A…接点、5B…励磁コイル、6…スイッチ、
7,7A…タイマ、74…リセット信号発生回路、7
5,75A…ゲート回路、761,761A…第1の時
限回路、762…第2の時限回路、763…第3の時限
回路、77S,77D…トランジスタ、78S,78D
…励磁コイル、79S,79D…接点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】負荷に電圧を印加する起動時に、起動時点
    から開始された第1の段階の終了の時点を設定する第1
    の時限回路、第1の段階の終了から所定の時間を経て第
    1の段階と異なる状態の第2の段階の開始の時点を設定
    する第2の時限回路を備えたタイマにおいて、第3の時
    限回路を設け、電源が印加されてからこの第3の時限回
    路によって設定される所定の時間(T3 )経過してから
    第1の段階が開始されることを特徴とするタイマ。
  2. 【請求項2】負荷が三相誘導電動機であり、第1の段階
    がスター電磁接触器によってこの電導機の巻線が星形結
    線される状態、第2の段階がデルタ電磁接触来によって
    三角結線される状態であり、これらの電磁接触器の励磁
    コイルの励磁電流の有無がタイマによって制御されるこ
    とを特徴とする請求項1記載のタイマ。
JP26264796A 1996-10-03 1996-10-03 タイマ Pending JPH10112990A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108347204A (zh) * 2018-01-03 2018-07-31 广东美芝制冷设备有限公司 切换方法、切换装置、永磁同步电机、存储介质和压缩机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108347204A (zh) * 2018-01-03 2018-07-31 广东美芝制冷设备有限公司 切换方法、切换装置、永磁同步电机、存储介质和压缩机

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