JPH10337091A - 電動機駆動用インバータの再始動制御方法 - Google Patents
電動機駆動用インバータの再始動制御方法Info
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- JPH10337091A JPH10337091A JP9138613A JP13861397A JPH10337091A JP H10337091 A JPH10337091 A JP H10337091A JP 9138613 A JP9138613 A JP 9138613A JP 13861397 A JP13861397 A JP 13861397A JP H10337091 A JPH10337091 A JP H10337091A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】インバータと誘導電動機との間に電磁接触器が
挿入されている電動機駆動用インバータで、交流電源の
停電をインバータ内部で検出し、停電復旧の際は適切な
時点で電動機の運転を再開できるようにすることにあ
る。 【解決手段】インバータ20が誘導電動機6を駆動中に
交流電源2が停電すると電磁接触器7はオフする。よっ
てインバータ出力電流が停止を示す値以下になる直前に
運転中を示す最低値を越えていれば、交流電源2の停電
が原因と判断し、インバータ20を停止にする。この停
止から再始動までの間に誘導電動機6の残留電圧を消滅
させる。残留電圧消滅時間経過後に運転指令発令中を条
件にしてインバータ20を再始動させる。この時停電が
復旧済みならば電磁接触器7はオンでインバータ再始動
と共に電流が立ち上がって運転中を示す最低値を越える
ので運転を継続するが、出力電流が運転中を示す最低値
に達しないときは交流電源2は停電継続中と判断してイ
ンバータを停止させる。
挿入されている電動機駆動用インバータで、交流電源の
停電をインバータ内部で検出し、停電復旧の際は適切な
時点で電動機の運転を再開できるようにすることにあ
る。 【解決手段】インバータ20が誘導電動機6を駆動中に
交流電源2が停電すると電磁接触器7はオフする。よっ
てインバータ出力電流が停止を示す値以下になる直前に
運転中を示す最低値を越えていれば、交流電源2の停電
が原因と判断し、インバータ20を停止にする。この停
止から再始動までの間に誘導電動機6の残留電圧を消滅
させる。残留電圧消滅時間経過後に運転指令発令中を条
件にしてインバータ20を再始動させる。この時停電が
復旧済みならば電磁接触器7はオンでインバータ再始動
と共に電流が立ち上がって運転中を示す最低値を越える
ので運転を継続するが、出力電流が運転中を示す最低値
に達しないときは交流電源2は停電継続中と判断してイ
ンバータを停止させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動機を駆動す
るインバータへ電力を供給する交流電源が短時間停電し
たときの再始動を制御する電動機駆動用インバータの再
始動制御方法に関する。
るインバータへ電力を供給する交流電源が短時間停電し
たときの再始動を制御する電動機駆動用インバータの再
始動制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は電動機駆動用インバータの主回路
の第1従来例を示した回路図である。インバータ10は
交流を直流に変換する電源側変換器3と、直流を交流に
変換する負荷側変換器4と、これら両変換器の直流側同
士を結合した直流中間回路に接続している平滑コンデン
サ5とでなり、交流電源2が供給する交流電力は、イン
バータ10で所望の電圧と周波数の交流電力に変換さ
れ、この交流電力が交流電動機としての誘導電動機6を
所定の回転速度で駆動する。
の第1従来例を示した回路図である。インバータ10は
交流を直流に変換する電源側変換器3と、直流を交流に
変換する負荷側変換器4と、これら両変換器の直流側同
士を結合した直流中間回路に接続している平滑コンデン
サ5とでなり、交流電源2が供給する交流電力は、イン
バータ10で所望の電圧と周波数の交流電力に変換さ
れ、この交流電力が交流電動機としての誘導電動機6を
所定の回転速度で駆動する。
【0003】商用電源に接続されている交流電源2は、
例えば送電線への落雷や線路の切り替え作業の際などに
ごく短時間ではあるが停電することがある。インバータ
10へ電力を供給する交流電源2が停電すれば当該イン
バータ10をトリップさせて電動機6を停止させ、停電
復旧後に再始動させるのが一般的であるが、この再始動
には手間がかかる。ところが停電の大部分は前述した短
時間の停電であるから、停電復旧までの時間の電動機速
度の低下は僅かである。従ってインバータ10をトリッ
プさせることなく、停電復旧と同時に電動機の駆動を再
開することが望ましい。
例えば送電線への落雷や線路の切り替え作業の際などに
ごく短時間ではあるが停電することがある。インバータ
10へ電力を供給する交流電源2が停電すれば当該イン
バータ10をトリップさせて電動機6を停止させ、停電
復旧後に再始動させるのが一般的であるが、この再始動
には手間がかかる。ところが停電の大部分は前述した短
時間の停電であるから、停電復旧までの時間の電動機速
度の低下は僅かである。従ってインバータ10をトリッ
プさせることなく、停電復旧と同時に電動機の駆動を再
開することが望ましい。
【0004】そこで図7の第1従来例回路では、交流電
源2が停電しても誘導電動機6は運転を継続する。この
ときの誘導電動機6の運転エネルギーは平滑コンデンサ
5が供給するので、平滑コンデンサ5の電圧即ち直流中
間回路電圧が低下する。そこで直流中間回路に電圧検出
器(図示せず)を設置し、この検出電圧が所定値まで低
下すれば、これ以上運転継続はできないからインバータ
10を停止にする。しかし直流中間回路電圧がこの所定
値に低下する以前に停電が復旧すれば、直流中間回路電
圧は元の値まで上昇するし、誘導電動機6はそのまま運
転を続けることになる。
源2が停電しても誘導電動機6は運転を継続する。この
ときの誘導電動機6の運転エネルギーは平滑コンデンサ
5が供給するので、平滑コンデンサ5の電圧即ち直流中
間回路電圧が低下する。そこで直流中間回路に電圧検出
器(図示せず)を設置し、この検出電圧が所定値まで低
下すれば、これ以上運転継続はできないからインバータ
10を停止にする。しかし直流中間回路電圧がこの所定
値に低下する以前に停電が復旧すれば、直流中間回路電
圧は元の値まで上昇するし、誘導電動機6はそのまま運
転を続けることになる。
【0005】運転中の誘導電動機6を電源から切り離す
と、この誘導電動機6の端子には残留電圧が現れる。こ
の残留電圧が減衰しないうちに電源を再接続したとき
に、残留電圧と電源電圧とが逆位相の場合は、大きな突
入電流が流れてインバータ10はトリップしてしまう。
よって直流中間回路電圧が低下してインバータ10の運
転を停止した場合は、停電が早期に復旧しても前記の残
留電圧が消滅するまでの一定時間は誘導電動機6を再始
動させない。
と、この誘導電動機6の端子には残留電圧が現れる。こ
の残留電圧が減衰しないうちに電源を再接続したとき
に、残留電圧と電源電圧とが逆位相の場合は、大きな突
入電流が流れてインバータ10はトリップしてしまう。
よって直流中間回路電圧が低下してインバータ10の運
転を停止した場合は、停電が早期に復旧しても前記の残
留電圧が消滅するまでの一定時間は誘導電動機6を再始
動させない。
【0006】図8は図7に図示の第1従来例回路の動作
を示したタイムチャートであって、図8は電源電圧の
変化、図8は直流中間回路電圧の変化、図8はイン
バータ10の出力周波数の変化、をそれぞれが示してい
る。図8において、停電がt0 時点に発生しても、直流
中間回路電圧が運転継続不可能な値に低下するtX 時点
まではインバータ10は交流を出力している。このtX
時点でインバータ10は停止するので、これ以後の直流
中間回路電圧は緩やかに低下する。t1 時点で停電が復
旧しても、誘導電動機6の残留電圧が消滅するtY 時点
まではインバータ10は再始動させない。
を示したタイムチャートであって、図8は電源電圧の
変化、図8は直流中間回路電圧の変化、図8はイン
バータ10の出力周波数の変化、をそれぞれが示してい
る。図8において、停電がt0 時点に発生しても、直流
中間回路電圧が運転継続不可能な値に低下するtX 時点
まではインバータ10は交流を出力している。このtX
時点でインバータ10は停止するので、これ以後の直流
中間回路電圧は緩やかに低下する。t1 時点で停電が復
旧しても、誘導電動機6の残留電圧が消滅するtY 時点
まではインバータ10は再始動させない。
【0007】図9は電動機駆動用インバータの主回路の
第2従来例を示した回路図であって、交流電源2,電源
側変換器3,負荷側変換器4,平滑コンデンサ5,誘導
電動機6の名称・用途・機能は、図8で既述の第1従来
例回路と同じであるから、これらの説明は省略する。図
8で既述の第1従来例回路と異なるのは、インバータ1
0と誘導電動機6との間に電磁接触器7を挿入している
ことである。誘導電動機6がインバータ10からのみで
はなく、図示していない商用電源からも電力の供給を受
けることができるシステムでは、電源切り換えのために
電磁接触器7が必要となる。この電磁接触器7のコイル
は交流電源2に接続されるので、電磁接触器7は交流電
源2の電圧の有無に連動してオン・オフする。
第2従来例を示した回路図であって、交流電源2,電源
側変換器3,負荷側変換器4,平滑コンデンサ5,誘導
電動機6の名称・用途・機能は、図8で既述の第1従来
例回路と同じであるから、これらの説明は省略する。図
8で既述の第1従来例回路と異なるのは、インバータ1
0と誘導電動機6との間に電磁接触器7を挿入している
ことである。誘導電動機6がインバータ10からのみで
はなく、図示していない商用電源からも電力の供給を受
けることができるシステムでは、電源切り換えのために
電磁接触器7が必要となる。この電磁接触器7のコイル
は交流電源2に接続されるので、電磁接触器7は交流電
源2の電圧の有無に連動してオン・オフする。
【0008】図10は図9に図示の第2従来例回路の動
作を示したタイムチャートであって、図10は電源電
圧の変化、図10は電磁接触器7のオン・オフ動作、
図10は直流中間回路電圧の変化、をそれぞれが示し
ている。図10において、t0 時点で停電が発生すると
電磁接触器7は直ちにオフするのでインバータ10の出
力は零になる。それ故直流中間回路電圧の低下の程度は
僅かである。従ってt1 時点で停電が復旧すれば直ちに
誘導電動機6の駆動を再開できるのであるが、前述した
ように誘導電動機6の残留電圧が消滅するまでは誘導電
動機6をインバータ10に接続してはいけない。しかし
ながら電磁接触器7のコイルは交流電源2に接続してい
るので、停電時間Tが極めて短い時間後に復旧して電磁
接触器7が自動的にオンすると、大きな突入電流が流れ
てインバータ10をトリップさせる恐れがある。
作を示したタイムチャートであって、図10は電源電
圧の変化、図10は電磁接触器7のオン・オフ動作、
図10は直流中間回路電圧の変化、をそれぞれが示し
ている。図10において、t0 時点で停電が発生すると
電磁接触器7は直ちにオフするのでインバータ10の出
力は零になる。それ故直流中間回路電圧の低下の程度は
僅かである。従ってt1 時点で停電が復旧すれば直ちに
誘導電動機6の駆動を再開できるのであるが、前述した
ように誘導電動機6の残留電圧が消滅するまでは誘導電
動機6をインバータ10に接続してはいけない。しかし
ながら電磁接触器7のコイルは交流電源2に接続してい
るので、停電時間Tが極めて短い時間後に復旧して電磁
接触器7が自動的にオンすると、大きな突入電流が流れ
てインバータ10をトリップさせる恐れがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図10のタイムチャー
トで分かるように、第2従来例回路のようにインバータ
10の出力側に電磁接触器7を設けている場合は、交流
電源2が停電しても直流中間回路電圧は殆ど低下しない
から、インバータ10の内部だけで電源の停電を検出す
るのは困難である。停電が検出できなければ電源が回復
したことも検出できないから、自動的に誘導電動機6が
インバータ10に接続されて、大きな事故を発生してし
まう恐れを生じる。
トで分かるように、第2従来例回路のようにインバータ
10の出力側に電磁接触器7を設けている場合は、交流
電源2が停電しても直流中間回路電圧は殆ど低下しない
から、インバータ10の内部だけで電源の停電を検出す
るのは困難である。停電が検出できなければ電源が回復
したことも検出できないから、自動的に誘導電動機6が
インバータ10に接続されて、大きな事故を発生してし
まう恐れを生じる。
【0010】そこで電磁接触器7の主接点に連動する補
助接点のオン・オフ信号をインバータ10へ導入し電源
の停電と復旧とを検出できるようにしている。しかしな
がら電磁接触器7はインバータ10のすぐ近くに設置さ
れるとは限らない。遠方の場合はこの補助接点信号用の
ケーブルを余分に敷設しなければならないし、インバー
タ10にはこの補助接点信号を内部へ導入するための端
子が必要になる。標準型のインバータであるならば新た
な端子の設置や内部配線の変更に余分な手間と費用がか
かってしまうことになるし、スペースが不足で端子の設
置や内部配線の追加が不可能な場合もある。
助接点のオン・オフ信号をインバータ10へ導入し電源
の停電と復旧とを検出できるようにしている。しかしな
がら電磁接触器7はインバータ10のすぐ近くに設置さ
れるとは限らない。遠方の場合はこの補助接点信号用の
ケーブルを余分に敷設しなければならないし、インバー
タ10にはこの補助接点信号を内部へ導入するための端
子が必要になる。標準型のインバータであるならば新た
な端子の設置や内部配線の変更に余分な手間と費用がか
かってしまうことになるし、スペースが不足で端子の設
置や内部配線の追加が不可能な場合もある。
【0011】そこでこの発明の目的は、インバータと誘
導電動機との間に電磁接触器が挿入されている電動機駆
動用インバータで、交流電源の停電をインバータ内部で
検出し、停電復旧の際は適切な時点で電動機の運転を再
開できるようにすることにある。
導電動機との間に電磁接触器が挿入されている電動機駆
動用インバータで、交流電源の停電をインバータ内部で
検出し、停電復旧の際は適切な時点で電動機の運転を再
開できるようにすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、この発明の電動機駆動用インバータの再始動制御
方法において、第1の発明は、電動機駆動用インバータ
が電源側変換器と負荷側変換器とこれら両変換器の直流
側同士を結合した直流中間回路とでなるインバータと、
このインバータと交流電動機との間に交流電源の停電に
連動してオン・オフする電磁接触器とを備えて構成して
いる場合は、前記インバータの出力電流が当該インバー
タの停止を示す値を下回った不足電流を検出したとき
に、その直前まで当該インバータが運転中であることを
示す電流を検出していたならば交流電源の停電と判断し
て当該インバータを停止させる。停電発生を判断した時
点から所定時間経過後に、運転指令信号が発令中である
ことを条件にして前記インバータの運転を再開させる
が、このとき当該インバータの出力電流が前記運転中を
示す値を越えれば停電復旧と判断してインバータの運転
を継続するが、インバータの出力電流が前記運転中を示
す値を越えなければ停電継続中と判断して当該インバー
タを停止させるものとする。
めに、この発明の電動機駆動用インバータの再始動制御
方法において、第1の発明は、電動機駆動用インバータ
が電源側変換器と負荷側変換器とこれら両変換器の直流
側同士を結合した直流中間回路とでなるインバータと、
このインバータと交流電動機との間に交流電源の停電に
連動してオン・オフする電磁接触器とを備えて構成して
いる場合は、前記インバータの出力電流が当該インバー
タの停止を示す値を下回った不足電流を検出したとき
に、その直前まで当該インバータが運転中であることを
示す電流を検出していたならば交流電源の停電と判断し
て当該インバータを停止させる。停電発生を判断した時
点から所定時間経過後に、運転指令信号が発令中である
ことを条件にして前記インバータの運転を再開させる
が、このとき当該インバータの出力電流が前記運転中を
示す値を越えれば停電復旧と判断してインバータの運転
を継続するが、インバータの出力電流が前記運転中を示
す値を越えなければ停電継続中と判断して当該インバー
タを停止させるものとする。
【0013】第2の発明は、前記第1の発明における前
記インバータ運転中を示す電流と前記インバータ停止を
示す電流とを、それぞれを別個に任意の値に設定できる
ものとする。第3の発明は、平滑コンデンサ用の限流抵
抗と交流電源の停電に連動してオン・オフし且つ限流抵
抗を短絡する短絡開閉器とを備えた直流中間回路を、電
源側変換器の直流側と負荷側変換器の直流側との間に挿
入した構成のインバータと、このインバータと交流電動
機との間に交流電源の停電に連動してオン・オフする電
磁接触器とを備えている電動機駆動用インバータの場合
であって、前記インバータの出力電流が当該インバータ
の停止を示す値を下回った不足電流を検出したときに、
その直前まで当該インバータが運転中であることを示す
電流を検出し、且つ前記短絡開閉器がオフしていれば、
前記交流電源の停電と判断して当該インバータを停止さ
せる。停電発生を判断した時点から所定時間経過後に、
運転指令信号が発令中であることを条件にして前記イン
バータの運転を再開させるが、このとき当該インバータ
の出力電流が前記運転中を示す値を越えれば停電復旧と
判断してインバータの運転を継続し、インバータの出力
電流が前記運転中を示す値を越えなければ停電継続中と
判断して当該インバータを停止させる。
記インバータ運転中を示す電流と前記インバータ停止を
示す電流とを、それぞれを別個に任意の値に設定できる
ものとする。第3の発明は、平滑コンデンサ用の限流抵
抗と交流電源の停電に連動してオン・オフし且つ限流抵
抗を短絡する短絡開閉器とを備えた直流中間回路を、電
源側変換器の直流側と負荷側変換器の直流側との間に挿
入した構成のインバータと、このインバータと交流電動
機との間に交流電源の停電に連動してオン・オフする電
磁接触器とを備えている電動機駆動用インバータの場合
であって、前記インバータの出力電流が当該インバータ
の停止を示す値を下回った不足電流を検出したときに、
その直前まで当該インバータが運転中であることを示す
電流を検出し、且つ前記短絡開閉器がオフしていれば、
前記交流電源の停電と判断して当該インバータを停止さ
せる。停電発生を判断した時点から所定時間経過後に、
運転指令信号が発令中であることを条件にして前記イン
バータの運転を再開させるが、このとき当該インバータ
の出力電流が前記運転中を示す値を越えれば停電復旧と
判断してインバータの運転を継続し、インバータの出力
電流が前記運転中を示す値を越えなければ停電継続中と
判断して当該インバータを停止させる。
【0014】第4の発明は、前記第3の発明における前
記インバータ運転中を示す電流と前記インバータ停止を
示す電流とを、それぞれを別個に任意の値に設定できる
ものとする。本発明は、負荷である交流電動機とインバ
ータとの間に交流電源の停電に連動して動作する電磁接
触器が挿入されている場合である。インバータが交流電
動機を駆動中ならばその出力電流は運転中を示す最低値
を越えているはずである。ここで交流電源が停電すると
電磁接触器はオフになり、インバータの出力電流は停止
を示す値以下まで減少する。即ち、インバータ出力電流
が停止を示す値以下に減少する直前には運転中を示す最
低値を越えていたならば、これは交流電源の停電に起因
する電流の減少と考える。よって電源停電と判断してイ
ンバータを停止にする。
記インバータ運転中を示す電流と前記インバータ停止を
示す電流とを、それぞれを別個に任意の値に設定できる
ものとする。本発明は、負荷である交流電動機とインバ
ータとの間に交流電源の停電に連動して動作する電磁接
触器が挿入されている場合である。インバータが交流電
動機を駆動中ならばその出力電流は運転中を示す最低値
を越えているはずである。ここで交流電源が停電すると
電磁接触器はオフになり、インバータの出力電流は停止
を示す値以下まで減少する。即ち、インバータ出力電流
が停止を示す値以下に減少する直前には運転中を示す最
低値を越えていたならば、これは交流電源の停電に起因
する電流の減少と考える。よって電源停電と判断してイ
ンバータを停止にする。
【0015】インバータ停止から再始動までの間隔は、
交流電動機の残留電圧が消滅するのに十分な時間を設定
し、この時間が経過すれば運転指令信号が発令中である
ことを条件にしてインバータを再始動させる。交流電源
の停電が既に復旧していれば電磁接触器はオンしている
から、インバータの再始動と共にその出力電流が立ち上
がって運転中を示す最低値を越えるので、そのまま運転
を継続する。
交流電動機の残留電圧が消滅するのに十分な時間を設定
し、この時間が経過すれば運転指令信号が発令中である
ことを条件にしてインバータを再始動させる。交流電源
の停電が既に復旧していれば電磁接触器はオンしている
から、インバータの再始動と共にその出力電流が立ち上
がって運転中を示す最低値を越えるので、そのまま運転
を継続する。
【0016】インバータ再始動時に交流電源の停電が継
続していれば電磁接触器はオフのままであり、インバー
タ出力電流は運転中を示す最低値には達しない。よって
交流電源の停電継続中と判断してインバータを停止させ
る。また本発明は、第1の発明におけるインバータの直
流中間回路に限流抵抗とこれを短絡する短絡開閉器とが
付加されている構成であって、この短絡開閉器は交流電
源の停電に連動してオン・オフ動作する。インバータが
負荷へ電力を供給中に交流電源が停電したことの判定
は、インバータ出力電流が停止を示す値以下に減少する
直前には運転中を示す最低値を越えていることに、更に
前記の短絡開閉器がオフなることが付加して判定し、電
源停電の判定精度が向上する。
続していれば電磁接触器はオフのままであり、インバー
タ出力電流は運転中を示す最低値には達しない。よって
交流電源の停電継続中と判断してインバータを停止させ
る。また本発明は、第1の発明におけるインバータの直
流中間回路に限流抵抗とこれを短絡する短絡開閉器とが
付加されている構成であって、この短絡開閉器は交流電
源の停電に連動してオン・オフ動作する。インバータが
負荷へ電力を供給中に交流電源が停電したことの判定
は、インバータ出力電流が停止を示す値以下に減少する
直前には運転中を示す最低値を越えていることに、更に
前記の短絡開閉器がオフなることが付加して判定し、電
源停電の判定精度が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施例を表し
た回路図であって、第1の発明に対応しているが、この
図1に図示の交流電源2,電源側変換器3,負荷側変換
器4,平滑コンデンサ5,誘導電動機6,および電磁接
触器7の名称・用途・機能は、図7と図9で既述の従来
例回路の場合と同じであるから、これらの説明は省略す
る。
た回路図であって、第1の発明に対応しているが、この
図1に図示の交流電源2,電源側変換器3,負荷側変換
器4,平滑コンデンサ5,誘導電動機6,および電磁接
触器7の名称・用途・機能は、図7と図9で既述の従来
例回路の場合と同じであるから、これらの説明は省略す
る。
【0018】この第1実施例回路のインバータ20には
変流器11が付加されているが、この変流器11は過電
流保護用としてインバータには常備されるものである。
当該変流器11には電流検出器12を接続し、電流検出
器12に接続した運転中電流検出器13は検出電流がイ
ンバータの運転中を示す値より大であるか否かを検出
し、不足電流検出器14は検出電流がインバータの停止
を示す値より小であるか否かを検出する。
変流器11が付加されているが、この変流器11は過電
流保護用としてインバータには常備されるものである。
当該変流器11には電流検出器12を接続し、電流検出
器12に接続した運転中電流検出器13は検出電流がイ
ンバータの運転中を示す値より大であるか否かを検出
し、不足電流検出器14は検出電流がインバータの停止
を示す値より小であるか否かを検出する。
【0019】図2は図1に図示の第1実施例回路の動作
を表したタイムチャートであって、図2は電源電圧の
変化、図2は電磁接触器7の動作、図2はインバー
タ出力電流の変化、図2はインバータ出力周波数の変
化、図2は運転指令信号の変化、をそれぞれが表して
いる。なお、図2に記載のIH は運転中を示す電流の
大きさを表し、IL は停止を示す不足電流の大きさを表
している。
を表したタイムチャートであって、図2は電源電圧の
変化、図2は電磁接触器7の動作、図2はインバー
タ出力電流の変化、図2はインバータ出力周波数の変
化、図2は運転指令信号の変化、をそれぞれが表して
いる。なお、図2に記載のIH は運転中を示す電流の
大きさを表し、IL は停止を示す不足電流の大きさを表
している。
【0020】図3は図1に図示の第1実施例回路の動作
を表したフローチャートである。即ち判断31,32,
33と論理積51とで、インバータ出力電流が運転中電
流から値が減少して停止に相当する不足電流以下になっ
たことを検出し、これが停電検出(処理43)である。
停電検出によりインバータ停止指令(処理44)とタイ
マ作動開始指令(処理45)が発令され、タイマで定め
た時間,即ち残留電圧が消滅するまでの時間が経過(判
断36)すれば、運転指令発令中(判断37)を条件に
して、論理積52を介してインバータへ再始動が指令
(処理46)され、インバータ出力電流を検出(処理4
7)する。この出力電流が運転中電流を越えているか否
かを判断37で判定し、越えていれば停電復旧済みとみ
なして運転を継続(処理48)し、越えていなければ停
電継続中と判断してインバータ停止指令(処理49)を
与える。
を表したフローチャートである。即ち判断31,32,
33と論理積51とで、インバータ出力電流が運転中電
流から値が減少して停止に相当する不足電流以下になっ
たことを検出し、これが停電検出(処理43)である。
停電検出によりインバータ停止指令(処理44)とタイ
マ作動開始指令(処理45)が発令され、タイマで定め
た時間,即ち残留電圧が消滅するまでの時間が経過(判
断36)すれば、運転指令発令中(判断37)を条件に
して、論理積52を介してインバータへ再始動が指令
(処理46)され、インバータ出力電流を検出(処理4
7)する。この出力電流が運転中電流を越えているか否
かを判断37で判定し、越えていれば停電復旧済みとみ
なして運転を継続(処理48)し、越えていなければ停
電継続中と判断してインバータ停止指令(処理49)を
与える。
【0021】第2の発明は、図1に図示の運転中電流検
出器13と不足電流検出器14の設定値を別個に任意の
値に設定できるようにするものであるから、その図示は
省略する。図4は本発明の第2実施例を表した回路図で
あって第3の発明に対応しているが、この図4に図示の
交流電源2,電源側変換器3,負荷側変換器4,平滑コ
ンデンサ5,誘導電動機6,電磁接触器7,変流器1
1,電流検出器12,運転中電流検出器13,および不
足電流検出器14の名称・用途・機能は、図1で既述の
第1実施例回路の場合と同じであるから、これらの説明
は省略する。
出器13と不足電流検出器14の設定値を別個に任意の
値に設定できるようにするものであるから、その図示は
省略する。図4は本発明の第2実施例を表した回路図で
あって第3の発明に対応しているが、この図4に図示の
交流電源2,電源側変換器3,負荷側変換器4,平滑コ
ンデンサ5,誘導電動機6,電磁接触器7,変流器1
1,電流検出器12,運転中電流検出器13,および不
足電流検出器14の名称・用途・機能は、図1で既述の
第1実施例回路の場合と同じであるから、これらの説明
は省略する。
【0022】この第2実施例回路のインバータ21は、
直流中間回路に限流抵抗8とこれを短絡する短絡開閉器
9とを付加した構成である。限流抵抗8はインバータ2
1を始動するにあたって平滑コンデンサ5を充電する際
に、充電電流が過大になるのを制限するための抵抗であ
り、短絡開閉器9はインバータ運転中に限流抵抗8に電
流が流れて損失を発生するのを防止するためのものであ
る。従って短絡開閉器9も電磁接触器7と同様に、交流
電源2の停電に連動した動作となる。
直流中間回路に限流抵抗8とこれを短絡する短絡開閉器
9とを付加した構成である。限流抵抗8はインバータ2
1を始動するにあたって平滑コンデンサ5を充電する際
に、充電電流が過大になるのを制限するための抵抗であ
り、短絡開閉器9はインバータ運転中に限流抵抗8に電
流が流れて損失を発生するのを防止するためのものであ
る。従って短絡開閉器9も電磁接触器7と同様に、交流
電源2の停電に連動した動作となる。
【0023】図5は図4に図示の第2実施例回路の動作
を表したタイムチャートであって、図5は電源電圧の
変化、図5は電磁接触器7の動作、図5はインバー
タ出力電流の変化、図5は短絡開閉器9の動作,図5
はインバータ出力周波数の変化、図5は運転指令信
号の変化、をそれぞれが表している。なお、図5に記
載のIH は運転中を示す電流の大きさを表し、IL は停
止を示す不足電流の大きさを表している。
を表したタイムチャートであって、図5は電源電圧の
変化、図5は電磁接触器7の動作、図5はインバー
タ出力電流の変化、図5は短絡開閉器9の動作,図5
はインバータ出力周波数の変化、図5は運転指令信
号の変化、をそれぞれが表している。なお、図5に記
載のIH は運転中を示す電流の大きさを表し、IL は停
止を示す不足電流の大きさを表している。
【0024】図6は図4に図示の第2実施例回路の動作
を表したフローチャートであるが、このフローチャート
では図3で既述の第1実施例回路のフローチャートに、
停電検出の条件として短絡開閉器9のオフ(判断34)
を付加している点が異なっている。しかしこれ以外は図
3で既述の第1実施例回路のフローチャートと同じであ
るから、同じ部分の説明は省略する。
を表したフローチャートであるが、このフローチャート
では図3で既述の第1実施例回路のフローチャートに、
停電検出の条件として短絡開閉器9のオフ(判断34)
を付加している点が異なっている。しかしこれ以外は図
3で既述の第1実施例回路のフローチャートと同じであ
るから、同じ部分の説明は省略する。
【0025】第4の発明は、図4に図示の運転中電流検
出器13と不足電流検出器14の設定値を別個に任意の
値に設定できるようにするものであるから、その図示は
省略する。
出器13と不足電流検出器14の設定値を別個に任意の
値に設定できるようにするものであるから、その図示は
省略する。
【0026】
【発明の効果】従来の電動機駆動用インバータで、負荷
である電動機とインバータとの間に電磁接触器が挿入さ
れていると、インバータ内部の状態だけで電源が停電し
たか否かを正確に検出するには困難であるから、外部か
らの信号をインバータ内部に導入するが、それには余分
な端子の設置や配線作業が必要であった。本発明では、
インバータに流れる電流の変化から電源停電の発生を判
断してインバータを停止させ、電動機の残留電圧消滅時
間経過後にインバータを再始動させ、そのときの出力電
流の変化から停電が継続中か否かを判断する。即ちイン
バータ内部の電流変化のみで電源停電の状態を正確に把
握できるので、従来のように外部から信号を導入する必
要がなく、従って余分な端子の設置や配線作業を省略で
きる効果が得られる。更に、直流中間回路に限流抵抗と
これを短絡する短絡用開閉器を備えている場合は、当該
短絡用開閉器のオフを停電発生の判断条件に付加する。
この条件を付加すれば、インバータ出力電流が零近くま
で大きく変動するような負荷であっても、電源停電を正
確に判定できる効果が得られる。この短絡用開閉器はイ
ンバータ内部に設置しているので、外部信号を導入する
必要がないのは勿論である。
である電動機とインバータとの間に電磁接触器が挿入さ
れていると、インバータ内部の状態だけで電源が停電し
たか否かを正確に検出するには困難であるから、外部か
らの信号をインバータ内部に導入するが、それには余分
な端子の設置や配線作業が必要であった。本発明では、
インバータに流れる電流の変化から電源停電の発生を判
断してインバータを停止させ、電動機の残留電圧消滅時
間経過後にインバータを再始動させ、そのときの出力電
流の変化から停電が継続中か否かを判断する。即ちイン
バータ内部の電流変化のみで電源停電の状態を正確に把
握できるので、従来のように外部から信号を導入する必
要がなく、従って余分な端子の設置や配線作業を省略で
きる効果が得られる。更に、直流中間回路に限流抵抗と
これを短絡する短絡用開閉器を備えている場合は、当該
短絡用開閉器のオフを停電発生の判断条件に付加する。
この条件を付加すれば、インバータ出力電流が零近くま
で大きく変動するような負荷であっても、電源停電を正
確に判定できる効果が得られる。この短絡用開閉器はイ
ンバータ内部に設置しているので、外部信号を導入する
必要がないのは勿論である。
【図1】本発明の第1実施例を表した回路図
【図2】図1に図示の第1実施例回路の動作を表したタ
イムチャート
イムチャート
【図3】図1に図示の第1実施例回路の動作を表したフ
ローチャート
ローチャート
【図4】本発明の第2実施例を表した回路図
【図5】図4に図示の第2実施例回路の動作を表したタ
イムチャート
イムチャート
【図6】図4に図示の第2実施例回路の動作を表したフ
ローチャート
ローチャート
【図7】電動機駆動用インバータの主回路の第1従来例
を示した回路図
を示した回路図
【図8】図7に図示の第1従来例回路の動作を示したタ
イムチャート
イムチャート
【図9】電動機駆動用インバータの主回路の第2従来例
を示した回路図
を示した回路図
【図10】図9に図示の第2従来例回路の動作を示した
タイムチャート
タイムチャート
2 交流電源 3 電源側変換器 4 負荷側変換器 5 平滑コンデンサ 6 交流電動機としての誘導電動機 7 電磁接触器 8 限流抵抗 9 短絡開閉器 10 インバータ 11 変流器 12 電流検出器 13 運転中電流検出器 14 不足電流検出器 20,21 インバータ 31〜36 判断 41〜49 処理 51,52 論理積
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02P 1/28 H02P 1/28 3/18 3/18 Z
Claims (4)
- 【請求項1】交流電源が出力する交流を直流に変換して
直流中間回路へ出力する電源側変換器と、この直流中間
回路に接続してその直流を交流に変換して出力する負荷
側変換器とでなるインバータと、このインバータの出力
側に接続して前記交流電源が停電している期間は開路と
なる電磁接触器とを備え、この電磁接触器を介して接続
した交流電動機を前記インバータの出力交流で駆動する
構成の電動機駆動用インバータにおいて、 前記インバータの出力電流が当該インバータの運転中を
示す値を越えていることを検出する運転中電流検出器
と、前記インバータの出力電流が当該インバータの停止
を示す値を下回った不足電流を検出する不足電流検出器
と、前記交流電源の停電発生時点から所定時間が経過し
たことを検出するタイマーと、当該インバータに運転指
令を与える運転指令信号発生器とを備え、 前記不足電流を検出したときにその直前まで前記運転中
を示す電流を検出していた場合は前記交流電源の停電と
判断して前記インバータを停止させると共に前記タイマ
ーを始動させ、このタイマーで設定した所定時間経過後
に前記運転指令信号発令中ならば前記インバータの運転
を再開し、当該インバータの出力電流が前記運転中を示
す値を越えれば停電復旧と判断してインバータの運転を
継続し、インバータの出力電流が前記運転中を示す値を
越えなければ停電継続中と判断して当該インバータを停
止にすることを特徴とする電動機駆動用インバータの再
始動制御方法。 - 【請求項2】請求項1に記載の電動機駆動用インバータ
の再始動制御方法において、 前記インバータ運転中を示す電流は任意の値に設定で
き、前記インバータ停止を示す電流は任意の値に設定で
きることを特徴とする電動機駆動用インバータの再始動
制御方法。 - 【請求項3】平滑コンデンサとこの平滑コンデンサへの
充電電流を制限する限流抵抗とこの限流抵抗の短絡用で
交流電源が停電している期間は開路となる短絡開閉器と
を備えている直流中間回路と、交流電源が出力する交流
を直流に変換して前記直流中間回路へ出力する電源側変
換器と、前記直流中間回路に接続してその直流を交流に
変換して出力する負荷側変換器とでなるインバータと、
このインバータの出力側に接続して前記交流電源が停電
している期間は開路となる電磁接触器とを備え、この電
磁接触器を介して接続した交流電動機を前記インバータ
の出力交流で駆動する構成の電動機駆動用インバータに
おいて、 前記インバータの出力電流が当該インバータの運転中を
示す値を越えていることを検出する運転中電流検出器
と、前記インバータの出力電流が当該インバータの停止
を示す値を下回ったことを検出する不足電流検出器と、
前記交流電源の停電発生時点から所定時間が経過したこ
とを検出するタイマーと、当該インバータに運転指令を
与える運転指令信号発生器と、前記交流電源の停電で前
記短絡開閉器を開路させる回路とを備え、 前記不足電流を検出したときにその直前まで前記運転中
を示す電流を検出し、且つ前記短絡開閉器が開路してい
るときに前記交流電源の停電と判断し、前記インバータ
を停止させると共に前記タイマーを始動させ、このタイ
マーで設定した所定時間経過後に前記運転指令信号発令
中ならば前記インバータの運転を再開し、当該インバー
タの出力電流が前記運転中を示す値を越えれば停電復旧
と判断してインバータの運転を継続し、当該インバータ
の出力電流が前記運転中を示す値を越えなければ停電継
続中と判断して当該インバータを停止にすることを特徴
とする電動機駆動用インバータの再始動制御方法。 - 【請求項4】請求項3に記載の電動機駆動用インバータ
の再始動制御方法において、 前記インバータ運転中を示す電流は任意の値に設定で
き、前記インバータ停止を示す電流は任意の値に設定で
きることを特徴とする電動機駆動用インバータの再始動
制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9138613A JPH10337091A (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | 電動機駆動用インバータの再始動制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9138613A JPH10337091A (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | 電動機駆動用インバータの再始動制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10337091A true JPH10337091A (ja) | 1998-12-18 |
Family
ID=15226186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9138613A Pending JPH10337091A (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | 電動機駆動用インバータの再始動制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10337091A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006262540A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 機器停止状況の把握方法とその装置 |
KR20160122348A (ko) * | 2015-04-13 | 2016-10-24 | 엘에스산전 주식회사 | 인버터의 제어 장치 |
JP2017139904A (ja) * | 2016-02-04 | 2017-08-10 | 三浦工業株式会社 | ボイラ |
CN107303665A (zh) * | 2016-04-18 | 2017-10-31 | 株式会社牧田 | 电动作业机 |
CN112532127A (zh) * | 2019-09-17 | 2021-03-19 | 株式会社东芝 | 控制装置及马达驱动系统 |
CN114026780A (zh) * | 2019-06-14 | 2022-02-08 | 株式会社日立制作所 | 三相交流电动机用驱动装置、具备该驱动装置的铁道车辆以及三相交流电动机的驱动方法 |
-
1997
- 1997-05-28 JP JP9138613A patent/JPH10337091A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006262540A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 機器停止状況の把握方法とその装置 |
KR20160122348A (ko) * | 2015-04-13 | 2016-10-24 | 엘에스산전 주식회사 | 인버터의 제어 장치 |
JP2016201986A (ja) * | 2015-04-13 | 2016-12-01 | エルエス産電株式会社Lsis Co., Ltd. | インバータシステム |
US9871486B2 (en) | 2015-04-13 | 2018-01-16 | Lsis Co., Ltd | Inverter system |
JP2017139904A (ja) * | 2016-02-04 | 2017-08-10 | 三浦工業株式会社 | ボイラ |
CN107303665A (zh) * | 2016-04-18 | 2017-10-31 | 株式会社牧田 | 电动作业机 |
US10541636B2 (en) | 2016-04-18 | 2020-01-21 | Makita Corporation | Electric working machine |
CN107303665B (zh) * | 2016-04-18 | 2021-10-22 | 株式会社牧田 | 电动作业机 |
CN114026780A (zh) * | 2019-06-14 | 2022-02-08 | 株式会社日立制作所 | 三相交流电动机用驱动装置、具备该驱动装置的铁道车辆以及三相交流电动机的驱动方法 |
CN112532127A (zh) * | 2019-09-17 | 2021-03-19 | 株式会社东芝 | 控制装置及马达驱动系统 |
CN112532127B (zh) * | 2019-09-17 | 2024-04-30 | 株式会社东芝 | 控制装置及马达驱动系统 |
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