JP2961963B2 - ピークシフト補正装置 - Google Patents
ピークシフト補正装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は磁気テープなどのディジ
タルデータ記録に関する。
タルデータ記録に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、ディジタルデータを磁気テープな
どに記録する機会が多いが、記録密度を高くしたときに
ピークシフトを補正する手段が重要課題となる。
どに記録する機会が多いが、記録密度を高くしたときに
ピークシフトを補正する手段が重要課題となる。
【０００３】以下、従来のピークシフト補正装置につい
て図面を参照しながら説明する。図２は従来のピークシ
フト補正装置の構成をブロック図で示す。また、図３は
図２に示した構成における各部の信号を波形図で示す。
図２および図３において、制御部ａから出力されるライ
トデータ（ディジタルパルスデータ）１がディジタルデ
ータ変調部ｂに入力され、フリップフロップなどの手段
でＦＭ方式（ＦＭ変調、ＭＦＭ変調）の実記録データ２
に変調される。書き込み回路部ｃは実記録データ２に対
応して記録ヘッドに正負の定電流３を流す。テープデッ
キ部ｄは前記記録ヘッドで磁気テープ上にデータを書き
込み、テープ上にはテープ残留磁気４が残る。この記録
された磁気テープをテープデッキｄで再生するとヘッド
読み出し電圧５が出力される。このヘッド読み出し電圧
５は読み出し回路部ｅに入力されて増幅される。ディジ
タルデータ１に対応する読み出し電圧５のピーク値を検
出するために、前記読み出し電圧５がピーク検出復調部
ｆに入力される。ピーク検出復調部ｆは読み出し電圧５
を微分して微分器出力６を求め、この微分器出力６を０
Ｖを基準に比較したコンパレート出力７の変化点の時間
位置にパルスを再現してリードデータ８を出力する。こ
のデータ８は制御部ａに入力される。
て図面を参照しながら説明する。図２は従来のピークシ
フト補正装置の構成をブロック図で示す。また、図３は
図２に示した構成における各部の信号を波形図で示す。
図２および図３において、制御部ａから出力されるライ
トデータ（ディジタルパルスデータ）１がディジタルデ
ータ変調部ｂに入力され、フリップフロップなどの手段
でＦＭ方式（ＦＭ変調、ＭＦＭ変調）の実記録データ２
に変調される。書き込み回路部ｃは実記録データ２に対
応して記録ヘッドに正負の定電流３を流す。テープデッ
キ部ｄは前記記録ヘッドで磁気テープ上にデータを書き
込み、テープ上にはテープ残留磁気４が残る。この記録
された磁気テープをテープデッキｄで再生するとヘッド
読み出し電圧５が出力される。このヘッド読み出し電圧
５は読み出し回路部ｅに入力されて増幅される。ディジ
タルデータ１に対応する読み出し電圧５のピーク値を検
出するために、前記読み出し電圧５がピーク検出復調部
ｆに入力される。ピーク検出復調部ｆは読み出し電圧５
を微分して微分器出力６を求め、この微分器出力６を０
Ｖを基準に比較したコンパレート出力７の変化点の時間
位置にパルスを再現してリードデータ８を出力する。こ
のデータ８は制御部ａに入力される。
【０００４】以上のように記録再生されるディジタルデ
ータは隣接した書き込みパルスによるピークシフト現象
を発生する。図４はこのピークシフト現象を波形図で示
す。このピークシフト現象を補正する手段として、書き
込み時に読み出し時のシフト量に対応した補正を行なう
書き込み補正の手段が用いられている。
ータは隣接した書き込みパルスによるピークシフト現象
を発生する。図４はこのピークシフト現象を波形図で示
す。このピークシフト現象を補正する手段として、書き
込み時に読み出し時のシフト量に対応した補正を行なう
書き込み補正の手段が用いられている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のピー
クシフト補正装置では、１つのディジタルデータに対応
する単独波形が理想的に左右対称であればピークシフト
補正は適切にできるが、現実には左右対称とならず、と
くにヘッドの書き込み方向により発生する非対称性が大
きいため、実記録データに対して正しく補正できないと
いう問題点がある。
クシフト補正装置では、１つのディジタルデータに対応
する単独波形が理想的に左右対称であればピークシフト
補正は適切にできるが、現実には左右対称とならず、と
くにヘッドの書き込み方向により発生する非対称性が大
きいため、実記録データに対して正しく補正できないと
いう問題点がある。
【０００６】この問題点を図５および図６を参照しなが
ら説明する。図５の波形１は十分な間隔をおいたパルス
データを示し、波形２は波形１に対応する変調データ
（実記録データ）を示す。波形２の変調データにより記
録した波形の例を波形３で示す。波形３において、ａお
よびｂは単独パルスに対応する理想的な単独波形の例を
示し、Ａ、Ｂは磁気データ実読み出しの単独波形の例を
示す。記録波形２の立ち上がり変化点における理想的単
独波形ａ実読み出し波形Ａはほぼ同一の波形となるが、
記録波形２の立ち下がり変化点出における波形では、理
想的な単独波形ｂと実読み出し波形Ｂは斜線で示した部
分で極端に異なっている。図６は近接したパルスを記録
再生したときの波形を示す。図６の波形１に示したよう
な隣接したデータパルスを記録すると、図６の波形２ま
たは波形３に示すような記録波形に対して、波形２−ａ
または波形３−ａに示すように読み出し波形間で干渉が
発生する。この干渉により図４に示したようなピークシ
フト現象で波形２−ｂまたは波形３−ｂに示すようなピ
ークシフト量を持った再生データが出力される。また、
図６の波形２と波形３のように同一データのビットパタ
ーンであっても、変調データの論理違い（書き込み方向
の違い）によって波形２−ｂと波形３−ｂに示すように
ピークシフト量の違いが発生する。
ら説明する。図５の波形１は十分な間隔をおいたパルス
データを示し、波形２は波形１に対応する変調データ
（実記録データ）を示す。波形２の変調データにより記
録した波形の例を波形３で示す。波形３において、ａお
よびｂは単独パルスに対応する理想的な単独波形の例を
示し、Ａ、Ｂは磁気データ実読み出しの単独波形の例を
示す。記録波形２の立ち上がり変化点における理想的単
独波形ａ実読み出し波形Ａはほぼ同一の波形となるが、
記録波形２の立ち下がり変化点出における波形では、理
想的な単独波形ｂと実読み出し波形Ｂは斜線で示した部
分で極端に異なっている。図６は近接したパルスを記録
再生したときの波形を示す。図６の波形１に示したよう
な隣接したデータパルスを記録すると、図６の波形２ま
たは波形３に示すような記録波形に対して、波形２−ａ
または波形３−ａに示すように読み出し波形間で干渉が
発生する。この干渉により図４に示したようなピークシ
フト現象で波形２−ｂまたは波形３−ｂに示すようなピ
ークシフト量を持った再生データが出力される。また、
図６の波形２と波形３のように同一データのビットパタ
ーンであっても、変調データの論理違い（書き込み方向
の違い）によって波形２−ｂと波形３−ｂに示すように
ピークシフト量の違いが発生する。
【０００７】本発明は上記の課題を解決するもので、デ
ータの書き込み方向を含めて適切にピークシフトを補正
できるピークシフト補正装置を提供することを目的とす
る。
ータの書き込み方向を含めて適切にピークシフトを補正
できるピークシフト補正装置を提供することを目的とす
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、ディジタルデータを書き込み用ディジタ
ル信号に変換し、その信号により記録媒体の磁化方向を
変えて書き込み、前記記録媒体から読み出した信号のピ
ークを検出してディジタルデータを復調再生するディジ
タルデータ記録再生装置の再生ディジタルデータのピー
クシフトを補正するピークシフト補正装置において、書
き込み方向検出手段と、ピークシフト量設定手段と、書
き込み補正手段とを設け、前記書き込み補正手段は書き
込み用ディジタル信号をあらかじめ与えられた補正基準
により書き込み方向別にシフトすることにより再生ディ
ジタルデータのピークシフトを相殺するように補正し、
前記ピークシフト量設定手段はあらかじめピークシフト
量を検出するための特定ディジタルデータを記録再生し
たディジタルデータのピークシフト量を検出して前記書
き込み補正手段の補正基準として書き込み方向別に与
え、前記書き込み方向検出手段は書き込み用ディジタル
信号の書き込み方向を検出して前記書き込み補正手段に
書き込み方向情報を与えるようにしたピークシフト補正
装置とする。
成するために、ディジタルデータを書き込み用ディジタ
ル信号に変換し、その信号により記録媒体の磁化方向を
変えて書き込み、前記記録媒体から読み出した信号のピ
ークを検出してディジタルデータを復調再生するディジ
タルデータ記録再生装置の再生ディジタルデータのピー
クシフトを補正するピークシフト補正装置において、書
き込み方向検出手段と、ピークシフト量設定手段と、書
き込み補正手段とを設け、前記書き込み補正手段は書き
込み用ディジタル信号をあらかじめ与えられた補正基準
により書き込み方向別にシフトすることにより再生ディ
ジタルデータのピークシフトを相殺するように補正し、
前記ピークシフト量設定手段はあらかじめピークシフト
量を検出するための特定ディジタルデータを記録再生し
たディジタルデータのピークシフト量を検出して前記書
き込み補正手段の補正基準として書き込み方向別に与
え、前記書き込み方向検出手段は書き込み用ディジタル
信号の書き込み方向を検出して前記書き込み補正手段に
書き込み方向情報を与えるようにしたピークシフト補正
装置とする。
【０００９】
【作用】本発明は上記の構成において、あらかじめ実デ
ータ記録前にピークシフトを起こす特定データを磁気テ
ープに記録再生し、ピークシフト設定手段がその再生デ
ータからピークシフト量を書き込み方向別に検出して書
き込み補正手段の基準補正量を設定する。書き込み補正
手段は実データ書き込みにおいて、書き込み方向検出手
段の検出する書き込み方向別に、書き込み用ディジタル
データを前記補正基準を基にあらかじめシフトすること
により再生ディジタルデータのピークシフトを相殺する
ように補正する。
ータ記録前にピークシフトを起こす特定データを磁気テ
ープに記録再生し、ピークシフト設定手段がその再生デ
ータからピークシフト量を書き込み方向別に検出して書
き込み補正手段の基準補正量を設定する。書き込み補正
手段は実データ書き込みにおいて、書き込み方向検出手
段の検出する書き込み方向別に、書き込み用ディジタル
データを前記補正基準を基にあらかじめシフトすること
により再生ディジタルデータのピークシフトを相殺する
ように補正する。
【００１０】
（実施例１）以下、本発明の一実施例のピークシフト補
正装置について図面を参照しながら説明する。
正装置について図面を参照しながら説明する。
【００１１】図１は本発明の一実施例のピークシフト補
正装置の構成をブロック図で示す。図において、ａはピ
ークシフトが発生するような特定パターンを発生し、そ
の特定パターンにおけるピークシフト量から補正データ
を書き込み補正部ｉに書き込む制御部、ｂはディジタル
ビットデータを実記録データに変調するディジタルデー
タ変調部、ｃは前記実記録データのパルス幅と書き込み
方向を調べる書き込み方向検出部、ｉは制御部ａから入
力する前記特定パターン時のピークシフト補正データよ
り補正量が決まる書き込み補正部、ｊはデータの書き込
み方向検出部ｃからの制御信号により書き込み補正部Ａ
とＢを切り換える切換部、ｅはテープに記録再生を行な
うテープデッキ部、ｆは再生データを増幅する読み出し
回路部、ｇはピーク検出および復調を行なうピーク検出
復調部、ｈは書き込み補正のためのピークシフト量設定
部である。
正装置の構成をブロック図で示す。図において、ａはピ
ークシフトが発生するような特定パターンを発生し、そ
の特定パターンにおけるピークシフト量から補正データ
を書き込み補正部ｉに書き込む制御部、ｂはディジタル
ビットデータを実記録データに変調するディジタルデー
タ変調部、ｃは前記実記録データのパルス幅と書き込み
方向を調べる書き込み方向検出部、ｉは制御部ａから入
力する前記特定パターン時のピークシフト補正データよ
り補正量が決まる書き込み補正部、ｊはデータの書き込
み方向検出部ｃからの制御信号により書き込み補正部Ａ
とＢを切り換える切換部、ｅはテープに記録再生を行な
うテープデッキ部、ｆは再生データを増幅する読み出し
回路部、ｇはピーク検出および復調を行なうピーク検出
復調部、ｈは書き込み補正のためのピークシフト量設定
部である。
【００１２】以下、上記構成要素の相互関係と動作につ
いて説明する。まず、ピークシフト量を設定するため、
制御部ａからピークシフトが発生するような特定パター
ンをディジタルデータ変調部ｂに入力する。ディジタル
データ変調部ｂはディジタルビットデータを実記録ディ
ジタルデータに変調し、書き込み方向検出部ｃに入力さ
れそのまま書き込み回路部ｄに伝わり書き込み回路部ｄ
では変調されたデータに応じてテープデッキ部ｅのヘッ
ドに定電流を流す。また、書き込まれたデータはテープ
デッキ部ｅでテープから読み出され、その後、読み出し
回路部ｆで増幅されピーク検出復調部ｇを通って書き込
み補正部Ａ、Ｂに伝えられる。また、書き込み補正部
Ａ、Ｂどちらに入力されるかは再生されたビットデータ
がディジタルデータ変調部ｂにて変調され、さらに変調
されたデータは書き込み方向検出部ｃにて正方向か負方
向か判別されその結果により入力先が決定される。
いて説明する。まず、ピークシフト量を設定するため、
制御部ａからピークシフトが発生するような特定パター
ンをディジタルデータ変調部ｂに入力する。ディジタル
データ変調部ｂはディジタルビットデータを実記録ディ
ジタルデータに変調し、書き込み方向検出部ｃに入力さ
れそのまま書き込み回路部ｄに伝わり書き込み回路部ｄ
では変調されたデータに応じてテープデッキ部ｅのヘッ
ドに定電流を流す。また、書き込まれたデータはテープ
デッキ部ｅでテープから読み出され、その後、読み出し
回路部ｆで増幅されピーク検出復調部ｇを通って書き込
み補正部Ａ、Ｂに伝えられる。また、書き込み補正部
Ａ、Ｂどちらに入力されるかは再生されたビットデータ
がディジタルデータ変調部ｂにて変調され、さらに変調
されたデータは書き込み方向検出部ｃにて正方向か負方
向か判別されその結果により入力先が決定される。
【００１３】つぎに、テープに実データを書き込むとき
は、制御部ａがディジタルビットデータをディジタルデ
ータ変調部ｂに入力し、ディジタルデータ変調部ｂは実
記録ディジタルデータに変調して書き込み方向検出部ｃ
に入力する。書き込み方向検出部ｃは実記録ディジタル
データの書き込み方向の正負を判別し、その結果を切換
部ｊに入力し、切換部ｊは前記結果に応じて書き込み補
正部ｉのＡの補正処理信号出力とＢの補正処理信号出力
を切り換え選択して書き込み回路ｄに出力する。書き込
み回路ｄは前記選択された補正処理信号を定電流化し、
テープデッキ部ｅが磁気テープ上に記録する。
は、制御部ａがディジタルビットデータをディジタルデ
ータ変調部ｂに入力し、ディジタルデータ変調部ｂは実
記録ディジタルデータに変調して書き込み方向検出部ｃ
に入力する。書き込み方向検出部ｃは実記録ディジタル
データの書き込み方向の正負を判別し、その結果を切換
部ｊに入力し、切換部ｊは前記結果に応じて書き込み補
正部ｉのＡの補正処理信号出力とＢの補正処理信号出力
を切り換え選択して書き込み回路ｄに出力する。書き込
み回路ｄは前記選択された補正処理信号を定電流化し、
テープデッキ部ｅが磁気テープ上に記録する。
【００１４】以上のように本発明の実施例のピークシフ
ト補正装置によれば、ディジタルデータを書き込み用デ
ィジタル信号に変換し、その信号により記録媒体の磁化
方向を変えて書き込み、前記記録媒体から読み出した信
号のピークを検出してディジタルデータを復調再生する
ディジタルデータ記録再生装置の再生ディジタルデータ
のピークシフトを補正するピークシフト補正装置におい
て、書き込み方向検出手段と、ピークシフト量設定手段
と、書き込み補正手段とを設け、前記書き込み補正手段
は書き込み用ディジタル信号をあらかじめ与えられた補
正基準により書き込み方向別にシフトすることにより再
生ディジタルデータのピークシフトを相殺するように補
正し、前記ピークシフト量設定手段はあらかじめピーク
シフト量を検出するための特定ディジタルデータを記録
再生したディジタルデータのピークシフト量を検出して
前記書き込み補正手段の補正基準として書き込み方向別
に与え、前記書き込み方向検出手段は書き込み用ディジ
タル信号の書き込み方向を検出して前記書き込み補正手
段に書き込み方向情報を与えるようにしたピークシフト
補正装置とすることにより、磁気テープにディジタルデ
ータを記録するとき、書き込み方向の違いによるピーク
シフトを正確に補正でき、エラー率の低いディジタル記
録ができる。
ト補正装置によれば、ディジタルデータを書き込み用デ
ィジタル信号に変換し、その信号により記録媒体の磁化
方向を変えて書き込み、前記記録媒体から読み出した信
号のピークを検出してディジタルデータを復調再生する
ディジタルデータ記録再生装置の再生ディジタルデータ
のピークシフトを補正するピークシフト補正装置におい
て、書き込み方向検出手段と、ピークシフト量設定手段
と、書き込み補正手段とを設け、前記書き込み補正手段
は書き込み用ディジタル信号をあらかじめ与えられた補
正基準により書き込み方向別にシフトすることにより再
生ディジタルデータのピークシフトを相殺するように補
正し、前記ピークシフト量設定手段はあらかじめピーク
シフト量を検出するための特定ディジタルデータを記録
再生したディジタルデータのピークシフト量を検出して
前記書き込み補正手段の補正基準として書き込み方向別
に与え、前記書き込み方向検出手段は書き込み用ディジ
タル信号の書き込み方向を検出して前記書き込み補正手
段に書き込み方向情報を与えるようにしたピークシフト
補正装置とすることにより、磁気テープにディジタルデ
ータを記録するとき、書き込み方向の違いによるピーク
シフトを正確に補正でき、エラー率の低いディジタル記
録ができる。
【００１５】
【発明の効果】以上の実施例から明かなように、本発明
はディジタルデータを書き込み用ディジタル信号に変換
し、その信号により記録媒体の磁化方向を変えて書き込
み、前記記録媒体から読み出した信号のピークを検出し
てディジタルデータを復調再生するディジタルデータ記
録再生装置の再生ディジタルデータのピークシフトを補
正するピークシフト補正装置において、書き込み方向検
出手段と、ピークシフト量設定手段と、書き込み補正手
段とを設け、前記書き込み補正手段は書き込み用ディジ
タル信号をあらかじめ与えられた補正基準により書き込
み方向別にシフトすることにより再生ディジタルデータ
のピークシフトを相殺するように補正し、前記ピークシ
フト量設定手段はあらかじめピークシフト量を検出する
ための特定ディジタルデータを記録再生したディジタル
データのピークシフト量を検出して前記書き込み補正手
段の補正基準として書き込み方向別に与え、前記書き込
み方向検出手段は書き込み用ディジタル信号の書き込み
方向を検出して前記書き込み補正手段に書き込み方向情
報を与えるようにしたピークシフト補正装置とすること
により、磁気テープにディジタルデータを記録すると
き、磁気ヘッドの傾き、摩耗などの原因による書き込み
方向（＋／−）における波形の違いをピークシフト補正
時に書き込み方向を認識して２つの書き込み方向に対す
る書き込み補正部を使い分けすることで、エラー率の低
いディジタル記録ができる。
はディジタルデータを書き込み用ディジタル信号に変換
し、その信号により記録媒体の磁化方向を変えて書き込
み、前記記録媒体から読み出した信号のピークを検出し
てディジタルデータを復調再生するディジタルデータ記
録再生装置の再生ディジタルデータのピークシフトを補
正するピークシフト補正装置において、書き込み方向検
出手段と、ピークシフト量設定手段と、書き込み補正手
段とを設け、前記書き込み補正手段は書き込み用ディジ
タル信号をあらかじめ与えられた補正基準により書き込
み方向別にシフトすることにより再生ディジタルデータ
のピークシフトを相殺するように補正し、前記ピークシ
フト量設定手段はあらかじめピークシフト量を検出する
ための特定ディジタルデータを記録再生したディジタル
データのピークシフト量を検出して前記書き込み補正手
段の補正基準として書き込み方向別に与え、前記書き込
み方向検出手段は書き込み用ディジタル信号の書き込み
方向を検出して前記書き込み補正手段に書き込み方向情
報を与えるようにしたピークシフト補正装置とすること
により、磁気テープにディジタルデータを記録すると
き、磁気ヘッドの傾き、摩耗などの原因による書き込み
方向（＋／−）における波形の違いをピークシフト補正
時に書き込み方向を認識して２つの書き込み方向に対す
る書き込み補正部を使い分けすることで、エラー率の低
いディジタル記録ができる。
【図１】本発明の一実施例のピークシフト補正装置を用
いたディジタルデータ記録再生装置の構成を示すブロッ
ク図
いたディジタルデータ記録再生装置の構成を示すブロッ
ク図
【図２】従来のディジタルデータ記録再生装置の構成を
示す要部ブロック図
示す要部ブロック図
【図３】記録再生動作における信号を示す波形図および
書き込み方向を示すパターン図
書き込み方向を示すパターン図
【図４】近接パスルによるピークシフトの発生を示す波
形図
形図
【図５】充分な間隔を有するパルスデータに対する読み
出し信号を示す波形図
出し信号を示す波形図
【図６】書き込み方向によるピークシフト量の違いを示
す波形図
す波形図
【符号の説明】 ｃ 書き込み方向検出部（書き込み方向検出手段） ｈ ピークシフト量設定部（ピークシフト量設定手段） ｋ ピークシフト補正手段 ｌ 書き込み補正手段
Claims (1)
- 【請求項１】 ディジタルデータを書き込み用ディジタ
ル信号に変換し、その信号により記録媒体の磁化方向を
変えて書き込み、前記記録媒体から読み出した信号のピ
ークを検出してディジタルデータを復調再生するディジ
タルデータ記録再生装置の再生ディジタルデータのピー
クシフトを補正するピークシフト補正装置において、書
き込み方向検出手段と、ピークシフト量設定手段と、書
き込み補正手段とを設け、前記書き込み補正手段は書き
込み用ディジタル信号をあらかじめ与えられた補正基準
により書き込み方向別にシフトすることにより再生ディ
ジタルデータのピークシフトを相殺するように補正し、
前記ピークシフト量設定手段はあらかじめピークシフト
量を検出するための特定ディジタルデータを記録再生し
たディジタルデータのピークシフト量を検出して前記書
き込み補正手段の補正基準として書き込み方向別に与
え、前記書き込み方向検出手段は書き込み用ディジタル
信号の書き込み方向を検出して前記書き込み補正手段に
書き込み方向情報を与えるようにしたピークシフト補正
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16815091A JP2961963B2 (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | ピークシフト補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16815091A JP2961963B2 (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | ピークシフト補正装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0520615A JPH0520615A (ja) | 1993-01-29 |
| JP2961963B2 true JP2961963B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=15862751
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16815091A Expired - Fee Related JP2961963B2 (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | ピークシフト補正装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2961963B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0845007A (ja) * | 1994-07-29 | 1996-02-16 | Nec Corp | 磁気ディスク装置 |
-
1991
- 1991-07-09 JP JP16815091A patent/JP2961963B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0520615A (ja) | 1993-01-29 |
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