JP2961821B2 - 青果物鮮度保持用包装袋 - Google Patents
青果物鮮度保持用包装袋Info
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- JP2961821B2 JP2961821B2 JP16444390A JP16444390A JP2961821B2 JP 2961821 B2 JP2961821 B2 JP 2961821B2 JP 16444390 A JP16444390 A JP 16444390A JP 16444390 A JP16444390 A JP 16444390A JP 2961821 B2 JP2961821 B2 JP 2961821B2
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- fruits
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- packaging bag
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- Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、例えば野菜、根菜、果実、切花、きのこ類
など（以下本明細書ではこれらを青果物と称する）の鮮
度保持用包装袋に関するものである。
など（以下本明細書ではこれらを青果物と称する）の鮮
度保持用包装袋に関するものである。
［従来の技術］ 近年、青果物の生産は、露地栽培から園芸施設栽培に
よる計画的な多重・多角的栽培へと移行してきているも
のが多く、定められた期間内に大量の青果物を収穫し、
包装しなければならないことが多い。
よる計画的な多重・多角的栽培へと移行してきているも
のが多く、定められた期間内に大量の青果物を収穫し、
包装しなければならないことが多い。
また、露地栽培を主体とする青果物にしても収穫時期
が決まっているので、短期間内に大量の収穫物を包装し
出荷しなければならず、これら青果物の包装物が一般消
費者の手に渡るまでの流通過程で最も問題となるのは、
収穫時の鮮度を如何にうまく保持するかということであ
る。
が決まっているので、短期間内に大量の収穫物を包装し
出荷しなければならず、これら青果物の包装物が一般消
費者の手に渡るまでの流通過程で最も問題となるのは、
収穫時の鮮度を如何にうまく保持するかということであ
る。
青果物の鮮度保持に最も効果的な手段とされているの
は、貯蔵雰囲気のガス（主に酸素、窒素、二酸化炭素）
をある特定の組成に制御すること、すなわちCA（＝Cont
rolled Atomosphere）条件とすることである。この方法
は非常に古くから多くの人々によって研究されてきてお
り、青果物の種類ごとに最適なCA条件が定められてい
る。CA条件で貯蔵するための大型貯蔵装置が実際に売ら
れているが、コストが高くつくため一般農家にはあまり
普及していない。そこで、もっと簡単にCA条件で貯蔵で
きる容器や包装袋の改良研究が盛んに行われている。例
えば、特開昭62-235088号公報や特開平1-309621号公報
では実質的に気体不透過性の容器の一部に微孔質気体透
過性パネルを有することにより、酸素と二酸化炭素の出
入りが制御される容器が示されている。また、特開昭56
-13361号公報、特開昭61-216640号公報や特開昭63-1026
34号公報ではガス透過率の大きいフィルムを用いて袋内
のガス組成をCA条件に近づける包装袋が示されている。
は、貯蔵雰囲気のガス（主に酸素、窒素、二酸化炭素）
をある特定の組成に制御すること、すなわちCA（＝Cont
rolled Atomosphere）条件とすることである。この方法
は非常に古くから多くの人々によって研究されてきてお
り、青果物の種類ごとに最適なCA条件が定められてい
る。CA条件で貯蔵するための大型貯蔵装置が実際に売ら
れているが、コストが高くつくため一般農家にはあまり
普及していない。そこで、もっと簡単にCA条件で貯蔵で
きる容器や包装袋の改良研究が盛んに行われている。例
えば、特開昭62-235088号公報や特開平1-309621号公報
では実質的に気体不透過性の容器の一部に微孔質気体透
過性パネルを有することにより、酸素と二酸化炭素の出
入りが制御される容器が示されている。また、特開昭56
-13361号公報、特開昭61-216640号公報や特開昭63-1026
34号公報ではガス透過率の大きいフィルムを用いて袋内
のガス組成をCA条件に近づける包装袋が示されている。
［発明が解決しようとする問題点］ しかし、これまでの材料は低温条件で使用される場合
には問題がなくても、青果物の呼吸量が温度の上昇にと
もない増加した場合には、ガス透過性が大きいプラスチ
ック材料として一般に用いられているポリブタジエンで
さえ、ガス透過性が不足し、袋内の酸素濃度が低くなり
すぎて窒息状態になったり、二酸化炭素濃度が高くなり
すぎて生理活動に異常を来たすなどの問題があった。一
方、例えば特開昭54-40793号公報や特開昭63-119647号
公報のように、一部に開孔を設けた袋が考案されている
が、開孔面積が大きすぎて（すなわち、ガス透過性が大
きすぎて）、ガス組成の調整ができないなど満足できる
ものではない。
には問題がなくても、青果物の呼吸量が温度の上昇にと
もない増加した場合には、ガス透過性が大きいプラスチ
ック材料として一般に用いられているポリブタジエンで
さえ、ガス透過性が不足し、袋内の酸素濃度が低くなり
すぎて窒息状態になったり、二酸化炭素濃度が高くなり
すぎて生理活動に異常を来たすなどの問題があった。一
方、例えば特開昭54-40793号公報や特開昭63-119647号
公報のように、一部に開孔を設けた袋が考案されている
が、開孔面積が大きすぎて（すなわち、ガス透過性が大
きすぎて）、ガス組成の調整ができないなど満足できる
ものではない。
本発明の目的は青果物の生理作用に好適なCA条件へ導
くことのできる酸素及び二酸化炭素透過性を発揮する青
果物鮮度保持用包装袋を提供しようとするものである。
くことのできる酸素及び二酸化炭素透過性を発揮する青
果物鮮度保持用包装袋を提供しようとするものである。
［問題点を解決するための手段］ 本発明者らは青果物の鮮度保持用包装袋について研究
を進めてきた。その結果、鮮度保持用包装袋の一部また
は全面に適当な開孔を設けることにより、青果物を包装
した袋内をCA条件に導くことができることを見いだし、
本発明を完成させるに至った。
を進めてきた。その結果、鮮度保持用包装袋の一部また
は全面に適当な開孔を設けることにより、青果物を包装
した袋内をCA条件に導くことができることを見いだし、
本発明を完成させるに至った。
すなわち本発明は、フィルム総表面積に対し0.0002〜
0.010％の総開孔面積比率を有する１個以上の開孔が設
けられたフィルムよりなることを特徴とする青果物鮮度
保持用包装袋に関するものである。
0.010％の総開孔面積比率を有する１個以上の開孔が設
けられたフィルムよりなることを特徴とする青果物鮮度
保持用包装袋に関するものである。
以下は本発明の詳細な説明である。
本発明によれば、CA条件へ導くことのできる酸素及び
二酸化炭素透過率を得るため、包装袋のフィルム総表面
積に対し0.0002〜0.010％の総開孔面積比率、好ましく
は0.0002〜0.008％の総開孔面積比率を有する開孔が少
なくとも１個以上設けられていることが必要である。総
開孔面積比率が0.0002％未満の場合は青果物の呼吸によ
り消費されて該袋内の酸素量が不足し、活力維持のため
最低限必要とされる呼吸が阻害され鮮度低下を招く。ま
た、二酸化炭素量が過剰になるため生理障害を生じるこ
ともある。一方総開孔面積比率が0.010％を越えた場合
は該袋内の酸素量が呼吸を抑制できるまで下がりきらず
に老化が進む。また、二酸化炭素量が低くなりすぎて腐
敗防止効果及び呼吸抑制効果が有効に発揮されなくな
る。
二酸化炭素透過率を得るため、包装袋のフィルム総表面
積に対し0.0002〜0.010％の総開孔面積比率、好ましく
は0.0002〜0.008％の総開孔面積比率を有する開孔が少
なくとも１個以上設けられていることが必要である。総
開孔面積比率が0.0002％未満の場合は青果物の呼吸によ
り消費されて該袋内の酸素量が不足し、活力維持のため
最低限必要とされる呼吸が阻害され鮮度低下を招く。ま
た、二酸化炭素量が過剰になるため生理障害を生じるこ
ともある。一方総開孔面積比率が0.010％を越えた場合
は該袋内の酸素量が呼吸を抑制できるまで下がりきらず
に老化が進む。また、二酸化炭素量が低くなりすぎて腐
敗防止効果及び呼吸抑制効果が有効に発揮されなくな
る。
開孔の大きさは外観上穴が目立たずまた強度を保持す
る上で、直径0.2mm以上1.0mm以下とするのが好ましい。
開孔の方法は、例えばマイクロシリンジのように非常に
細い針を熱して、フィルムに突き刺し溶解して開けた
り、または、炭酸ガスレーザを用いる方法等が適用でき
る。
る上で、直径0.2mm以上1.0mm以下とするのが好ましい。
開孔の方法は、例えばマイクロシリンジのように非常に
細い針を熱して、フィルムに突き刺し溶解して開けた
り、または、炭酸ガスレーザを用いる方法等が適用でき
る。
フィルムの材質は、ポリオレフィン系の樹脂が良い
が、特に、価格が安く透明性の優れた低密度ポリエチレ
ンが好ましい。また該袋を構成するフィルム中には必要
に応じて滑剤、アンチブロッキング剤、酸化防止剤、紫
外線吸収剤、着色剤、帯電防止剤等を配合することもで
きる。
が、特に、価格が安く透明性の優れた低密度ポリエチレ
ンが好ましい。また該袋を構成するフィルム中には必要
に応じて滑剤、アンチブロッキング剤、酸化防止剤、紫
外線吸収剤、着色剤、帯電防止剤等を配合することもで
きる。
フィルムの厚みは、比較的重量の大きい青果物を入
れ、流通にのせた場合に強度をもたせる意味で、通常20
〜100μｍのものが使用される。
れ、流通にのせた場合に強度をもたせる意味で、通常20
〜100μｍのものが使用される。
フィルムを袋に加工する方法は、特に限定されない
が、例えば、通常のインフレーション成形で筒状に加工
したフィルムを、ヒートシールして切断することによっ
て得られる袋が用いられる。
が、例えば、通常のインフレーション成形で筒状に加工
したフィルムを、ヒートシールして切断することによっ
て得られる袋が用いられる。
また、袋の大きさは青果物の形状に合わせ、青果物に
対して大きくなり過ぎないよう、ヘッドスペース率（袋
内空気体積の青果物体積に対する比率）が、３以下にな
る大きさとする。
対して大きくなり過ぎないよう、ヘッドスペース率（袋
内空気体積の青果物体積に対する比率）が、３以下にな
る大きさとする。
貯蔵する温度は低温はもちろん良いが、本発明の袋の
場合、温度変化に伴う青果物の呼吸量変化に追随するこ
とができるので、通常５℃から20℃までの温度範囲で使
用される。
場合、温度変化に伴う青果物の呼吸量変化に追随するこ
とができるので、通常５℃から20℃までの温度範囲で使
用される。
［発明の効果］ 本発明の包装袋で青果物を包装し該袋内のガス組成を
鮮度保持に有効な条件へ導くことによって、長期にわた
りガス組成を調整し鮮度が保持される。また、特に収穫
後も激しい生理作用を営む青果物の包装に好適であり、
鮮度保持作用を効果的に発揮することにより包装商品と
しての商品価値を高めることができる。
鮮度保持に有効な条件へ導くことによって、長期にわた
りガス組成を調整し鮮度が保持される。また、特に収穫
後も激しい生理作用を営む青果物の包装に好適であり、
鮮度保持作用を効果的に発揮することにより包装商品と
しての商品価値を高めることができる。
通常、ガス調整による青果物の鮮度保持は大型の貯蔵
庫を用いたものが多かったが、本発明では有孔袋に青果
物を包装するだけでよく、簡便かつ経済的なのが特徴で
ある。また、産地で個装すれば、あとで包装し直すこと
なく、そのまま販売することができ、取扱に便利である
というメリットもある。
庫を用いたものが多かったが、本発明では有孔袋に青果
物を包装するだけでよく、簡便かつ経済的なのが特徴で
ある。また、産地で個装すれば、あとで包装し直すこと
なく、そのまま販売することができ、取扱に便利である
というメリットもある。
［実施例］ 以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれに限定
されるものではない。
されるものではない。
なお、袋内ガス組成は、袋の一部に貼ったゴムシール
部分（面積１cm2）に、シリンジの針をさして袋内のガ
スをサンプリング（10cc）し、酸素用濃度計、および二
酸化炭素用濃度計（東レエンジニアリング社製）それぞ
れを用いて測定した。また、鮮度の評価については外
観、色の変化を目視で観察し、臭いについては袋内から
発生する異臭を以下の基準で官能評価した。
部分（面積１cm2）に、シリンジの針をさして袋内のガ
スをサンプリング（10cc）し、酸素用濃度計、および二
酸化炭素用濃度計（東レエンジニアリング社製）それぞ
れを用いて測定した。また、鮮度の評価については外
観、色の変化を目視で観察し、臭いについては袋内から
発生する異臭を以下の基準で官能評価した。
色 ○：全く変色がみられない △：少し変色がみられる ×：完全に変色してしまっている 臭 ○：全く異臭が感じられない △：少し異臭が感じられる ×：ひどい異臭がある 腐敗 ○：全く腐敗していない △：わずかに腐敗した部分がある ×：全体に軟化し腐敗部分が多い なお、各種青果物のCA条件は、第１表にまとめて示し
た。
た。
実施例１ 総表面積0.1m2の低密度ポリエチレン袋（大きさ25×2
0cm,厚み60μm,酸素透過率4190cc/m2・day,二酸化炭素
透過率18860cc/m2・day）に、マイクロシリンジ針を熱
して突き刺し、直径0.5mmの開孔を２個設けた包装袋
（総開孔面積比率0.0004％）にブロッコリーを１株（約
250g）いれてヒートシールしたものを、20℃、65％RHの
貯蔵室においた。10日間、袋内のガス組成を測定し、ブ
ロッコリーの鮮度を観察した結果を第２表に示す。
0cm,厚み60μm,酸素透過率4190cc/m2・day,二酸化炭素
透過率18860cc/m2・day）に、マイクロシリンジ針を熱
して突き刺し、直径0.5mmの開孔を２個設けた包装袋
（総開孔面積比率0.0004％）にブロッコリーを１株（約
250g）いれてヒートシールしたものを、20℃、65％RHの
貯蔵室においた。10日間、袋内のガス組成を測定し、ブ
ロッコリーの鮮度を観察した結果を第２表に示す。
第２表の結果から、実施例１においては貯蔵開始から
２〜３日後、袋内のガス組成はブロッコリーの最適CA条
件（酸素２％、二酸化炭素10％）に近づいて平衡に達し
10日後まで変化しなかった。また、鮮度もよく保持され
緑色のままで腐敗、異臭もなかった。
２〜３日後、袋内のガス組成はブロッコリーの最適CA条
件（酸素２％、二酸化炭素10％）に近づいて平衡に達し
10日後まで変化しなかった。また、鮮度もよく保持され
緑色のままで腐敗、異臭もなかった。
比較例１ 実施例１において、総開孔面積比率を０％とする以外
は、実施例１と同じである。結果を第２表に示す。
は、実施例１と同じである。結果を第２表に示す。
比較例２ 実施例１において、ブロッコリーを袋に包装しなかっ
た以外は、実施例１と同じ条件で試験した。評価結果を
第２表に示す。
た以外は、実施例１と同じ条件で試験した。評価結果を
第２表に示す。
以上、開孔をまったく設けなかった比較例１では袋内
の酸素が不足し二酸化炭素が過剰になり、緑色は保持さ
れたが異臭がひどく商品価値は失われた。また比較例２
では酸素濃度が高いため呼吸を抑えることができず黄化
したうえ、さらに水分蒸発による萎凋が著しかった。
の酸素が不足し二酸化炭素が過剰になり、緑色は保持さ
れたが異臭がひどく商品価値は失われた。また比較例２
では酸素濃度が高いため呼吸を抑えることができず黄化
したうえ、さらに水分蒸発による萎凋が著しかった。
実施例２ 約190gのイチゴを総表面積0.1m2の低密度ポリエチレ
ン袋（大きさ25×20cm,厚み60μm,酸素透過率4190cc/m2
・day,二酸化炭素透過率18860cc/m2・day）に実施例１
と同じくマイクロシリンジ針を熱して突き刺して、直径
0.5mmの開孔を３個設けた包装袋（総開孔面積比率0.000
6％）にいれてヒートシールしたものを20℃、65％RHの
貯蔵室においた。袋内のガス組成を測定し、鮮度を観察
した結果を第３表に示す。
ン袋（大きさ25×20cm,厚み60μm,酸素透過率4190cc/m2
・day,二酸化炭素透過率18860cc/m2・day）に実施例１
と同じくマイクロシリンジ針を熱して突き刺して、直径
0.5mmの開孔を３個設けた包装袋（総開孔面積比率0.000
6％）にいれてヒートシールしたものを20℃、65％RHの
貯蔵室においた。袋内のガス組成を測定し、鮮度を観察
した結果を第３表に示す。
第３表の結果から実施例２では１日で袋内の酸素濃度
はほぼ10％となり最適CA条件で平衡に達した。また、鮮
度もよく保持された。
はほぼ10％となり最適CA条件で平衡に達した。また、鮮
度もよく保持された。
比較例３ 実施例２において、総開孔面積比率を０％とする以外
は、実施例２と同じである。結果を第３表に示す。
は、実施例２と同じである。結果を第３表に示す。
比較例４ 実施例２において、ブロッコリーを袋に包装しなかっ
た以外は、実施例２と同じ条件で試験した。評価結果を
第３表に示す。
た以外は、実施例２と同じ条件で試験した。評価結果を
第３表に示す。
結果は第３表に示す通り、CA条件から外れ鮮度保持で
きなかった。
きなかった。
実施例３ 約165gの生シイタケを総面積0.1m2の低密度ポリエチ
レン袋（大きさ25×20cm,厚み60μm,酸素透過率4190cc/
m2・day,二酸化炭素透過率18860cc/m2・day）に実施例
１と同じくマイクロシリンジ針を熱して突き刺して、直
径0.5mmの開孔を12個設けた包装袋（総開孔面積比率0.0
024％）にいれてヒートシールしたものを20℃、65％RH
の貯蔵室においた。袋内のガス組成を測定し、鮮度を観
察した結果を第４表に示す。
レン袋（大きさ25×20cm,厚み60μm,酸素透過率4190cc/
m2・day,二酸化炭素透過率18860cc/m2・day）に実施例
１と同じくマイクロシリンジ針を熱して突き刺して、直
径0.5mmの開孔を12個設けた包装袋（総開孔面積比率0.0
024％）にいれてヒートシールしたものを20℃、65％RH
の貯蔵室においた。袋内のガス組成を測定し、鮮度を観
察した結果を第４表に示す。
第４表の結果から、実施例３では１日後、袋内のガス
組成が酸素９％、二酸化炭素11％とほぼ最適CA条件とな
り、腐敗が抑えられた。
組成が酸素９％、二酸化炭素11％とほぼ最適CA条件とな
り、腐敗が抑えられた。
比較例５ 実施例３において、総開孔面積比率を０％とする以外
は、実施例３と同じである。結果を第４表に示す。
は、実施例３と同じである。結果を第４表に示す。
比較例６ 実施例３において、ブロッコリーを袋に包装しなかっ
た以外は、実施例３と同じ条件で試験した。評価結果を
第４表に示す。
た以外は、実施例３と同じ条件で試験した。評価結果を
第４表に示す。
結果は第４表に示す通り、CA条件から外れ鮮度保持で
きなかった。
きなかった。
フロントページの続き (72)発明者 中西 美都子 大阪府高槻市塚原２丁目10番１号 住友 化学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−44838（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−259982（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A23B 7/00 A23B 7/148
Claims (1)
- 【請求項１】フィルム総表面積に対し0.0002〜0.010％
の総開孔面積比率を有する１個以上の開孔が設けられた
フィルムよりなり、且つ該開孔の大きさが、直径0.2mm
以上1.0mm以下であることを特徴とする青果物鮮度保持
用包装袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16444390A JP2961821B2 (ja) | 1990-06-21 | 1990-06-21 | 青果物鮮度保持用包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16444390A JP2961821B2 (ja) | 1990-06-21 | 1990-06-21 | 青果物鮮度保持用包装袋 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0453445A JPH0453445A (ja) | 1992-02-21 |
| JP2961821B2 true JP2961821B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=15793268
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16444390A Expired - Lifetime JP2961821B2 (ja) | 1990-06-21 | 1990-06-21 | 青果物鮮度保持用包装袋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2961821B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019082147A1 (es) * | 2017-10-27 | 2019-05-02 | Instituto De Capacitación E Investigación Del Plástico Y Del Caucho - Icipc | Superficie para intercambio de sustancias en estado gaseoso |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1994008463A1 (en) * | 1992-10-20 | 1994-04-28 | Sumitomo Bakelite Company Limited | Vegetables and fruit preservation bag |
| JP2020079091A (ja) * | 2018-11-12 | 2020-05-28 | 住友ベークライト株式会社 | 青果物入り包装体、及び青果物の包装方法 |
| JP7251108B2 (ja) * | 2018-11-12 | 2023-04-04 | 住友ベークライト株式会社 | 青果物入り包装体、及び青果物の鮮度保持方法 |
-
1990
- 1990-06-21 JP JP16444390A patent/JP2961821B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019082147A1 (es) * | 2017-10-27 | 2019-05-02 | Instituto De Capacitación E Investigación Del Plástico Y Del Caucho - Icipc | Superficie para intercambio de sustancias en estado gaseoso |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0453445A (ja) | 1992-02-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
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