JP2961685B2 - 分岐シールド掘進方法 - Google Patents

分岐シールド掘進方法

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JP2961685B2
JP2961685B2 JP8027261A JP2726196A JP2961685B2 JP 2961685 B2 JP2961685 B2 JP 2961685B2 JP 8027261 A JP8027261 A JP 8027261A JP 2726196 A JP2726196 A JP 2726196A JP 2961685 B2 JP2961685 B2 JP 2961685B2
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド工法で分
岐トンネルを掘削する分岐シールド掘進方法に関するも
ので、特に、本線トンネル内より複数本の分岐トンネル
を直接分岐掘削できるようになした(分岐トンネルは必
ずしもシールド工法でなくてもよい。)分岐シールド掘
進方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者等は、予め分岐トンネルを掘削
する予定がある場合の分岐掘進機を特願平6−3325
93号等として提案した。これら等は、予めシールド機
内に分岐掘進機を収納しておいて、分岐予定地で該分岐
掘進機を発進するものである。しかし、この従来の分岐
掘進機は本線トンネルより一つの分岐トンネルを掘削す
ることを想定したもので、複数の分岐トンネルを掘進す
るには分岐掘進機を複数台シールド掘進機内に収納して
おかなくてはならず、始めの本線シールド掘進機があま
りに長くなり過ぎて掘進不能となることが想定される。
【0003】しかし、最近は一本の本線トンネルより複
数の分岐トンネルを掘削する要求があり、特にトンネル
を交差する(交差部は二方向への分岐とみなされる。)
要求は多く、一本のトンネルより複数の分岐トンネルを
掘削する要求もあり、さらには、一つの立坑の両側に、
或は一つの立坑より段違いに複数のトンネルを掘削する
要求等も実際に寄せられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、一本
の本線トンネルより複数本の分岐トンネルを、該本線ト
ンネル内より掘削できる分岐シールド掘進方法を提供す
ることを課題としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
め、本発明の構成は、スキンプレート11と掘削カッタ
ー12と推進ジャッキ13,13,13・・・とを設け
たシールド掘進機本体10の後方に、分岐トンネルT2
の直径より長い後胴21を中折れ式に連結して本線シー
ルド掘進機100を構成し、常時は、上記本線シールド
掘進機100を使用して、常法で本線トンネルT1を掘
進し、分岐予定位置では、第一工程として、上記後胴2
1内に、分岐用開口部SOを有したセグメントリングS
1,S2,S3・・・Snを組み立て、第二工程とし
て、立坑外等の坑外より分岐掘進機200を、上記後胴
21内に搬入し、この分岐掘進機200を分岐用開口部
SOに、この分岐用開口部SOより分岐トンネルT2を
掘進可能な状態とすると共に該分岐用開口部SOを塞ぐ
ように設置し、第三工程として、上記本線シールド掘進
機100による本線トンネルT1を、上記後胴21の内
側に組み立てたセグメントリングS1,S2,S3・・
・Snの分岐用開口部SOが、該後胴21の外に抜け出
るまで掘進し、第四工程として、本線シールド掘進機1
00による掘進を中断して、分岐掘進機200による分
岐トンネルT2の掘進を行ない、第五工程として、上記
分岐掘進機200が本線トンネルT1内より完全に抜け
出てたら、本線シールド掘進機100による掘進を再開
して、本線トンネルT1と分岐トンネルT2との両掘進
を同時に進行するようになした技術的手段を講じたもの
である。
【0006】また、「請求項2」の発明は、スキンプレ
ート11と掘削カッター12と推進ジャッキ13,1
3,13・・・とを設けたシールド掘進機本体10の後
方に、分岐トンネルT2の直径より長い後胴21を中折
れ式に連結して本線シールド掘進機100を構成し、常
時は、上記本線シールド掘進機100を使用して、常法
で本線トンネルT1を掘進し、分岐予定位置では、第一
工程として、上記後胴21内に、分岐用開口部SOを有
したセグメントリングS1,S2,S3・・・Snを組
み立て、第二工程として、上記セグメントリングS1,
S2,S3・・・Snの内側に分岐用開口部SOに連通
するエントランスリング31を取り付け、立坑外等の坑
外より分岐掘進機200を、上記エントランスリング3
1内に挿入し、該エントランスリング31と分岐掘進機
200との間には止水パッキン32を設置し、第三工
程として、上記本線シールド掘進機100による本線ト
ンネルT1を、上記後胴21の内側に組み立てたセグメ
ントリングS1,S2,S3・・・Snの分岐用開口部
SOが、該後胴 21の外に抜け出るまで掘進し、第四
工程として、本線シールド掘進機100による掘進を中
断して、分岐掘進機200による分岐トンネルT2の掘
進を行ない、第五工程として、上記分岐掘進機200が
本線トンネルT1内より完全に抜け出たら、本線シール
ド掘進機100による掘進を再開して、本線トンネルT
1と分岐トンネルT2との両掘進を同時に進行するよう
になした技術的手段を講じたものである。
【0007】したがって、本発明は、後胴21内に、分
岐用開口部SOを有したセグメントリングS1,S2,
S3・・・Snを組み立てるので、この分岐用開口部S
Oには、その外側を後胴21で覆われ地圧が加わらない
作用を呈する。
【0008】そして、上記分岐用開口部SOは、分岐掘
進機200で塞いだ後、本線トンネルT1の掘進を行な
って、上記後胴21が本線シールド掘進機100と共に
推進してその内側に組み立てたセグメントリングS1,
S2,S3・・・Snの分岐用開口部SOが、該後胴2
1の外(後方)に抜け出て開口するため、この状態で分
岐掘進機200は分岐トンネルT2を掘進可能となると
共に、地圧は該分岐掘進機200で受けられ解放される
ことがないように、すなわち、分岐予定場所の地盤の地
圧を解放することなく安全に本線トンネルT1より分岐
トンネルT2を掘削することができる作用を呈する。
【0009】なお、上記分岐用開口部SOを設け、分岐
掘進機200を搬入すれば、所望の場所で何箇所からも
同様な分岐トンネルT2を分岐掘削することが可能とな
る作用を呈するものである。
【0010】また、「請求項3」の発明は、スキンプレ
ート11と掘削カッター12と推進ジャッキ13,1
3,13・・・とを設けたシールド掘進機本体10の後
方に、分岐トンネルT2a,T2bの直径より長い後胴
21を中折れ式に連結して本線シールド掘進機100を
構成し、上記本線シールド掘進機100の後胴21内に
は、内胴22を収納し、この内胴22には分岐用開口部
SO1を開口し、この内胴22内には予め第一分岐掘進
機200aを、分岐用開口部SO1より第一分岐トンネ
ルT2aを掘進可能な状態とすると共に該分岐用開口部
SO1を塞ぐように設置し、常時は、上記本線シールド
掘進機100を使用して、常法で本線トンネルT1を掘
進し、第一の分岐予定位置では、第一工程として、内胴
22及びその内側に設置した第一分岐掘進機200aを
その場に残して本線トンネルT1の掘進を行ない、第一
の分岐予定位置での第二工程として、分岐用開口部SO
1が後胴21より完全に抜け出たら、本線トンネルT1
の掘進を一時中断し、第一分岐掘進機200aによる第
一分岐トンネルT2aの掘進を行ない、第一の分岐予定
位置での第三工程として、上記第一分岐掘進機200a
が本線トンネルT1内より完全に抜け出てたら、本線シ
ールド掘進機100による掘進を再開して、本線トンネ
ルT1と第一分岐トンネルT2aとの両掘進を同時に進
行するようになし、さらに本線シールド掘進機100に
よる掘進が進行して第二の分岐予定位置まで掘進した
ら、第一工程として、本線トンネルT1の掘進を一時中
断し、上記後胴21内に、分岐用開口部SO2を有した
セグメントリングS1,S2,S3・・・Snを組み立
て、第二の分岐予定位置での第二工程として、立坑外等
の坑外より第二分岐掘進機200bを、上記後胴21内
に搬入し、この第二分岐掘進機200bを第二の分岐用
開口部SO2に、この第二の分岐用開口部SO2より第
二分岐トンネルT2bを掘進可能な状態とすると共に該
第二の分岐用開口部SO2を塞ぐように設置し、第二の
分岐予定位置での第三工程として、上記本線シールド掘
進機100による本線トンネルT1の掘進を、上記後胴
21の内側に組み立てたセグメントリングS1,S2,
S3・・・Snの第二の分岐用開口部SO2が、該後胴
21の外に抜け出るまで再開し、第二の分岐予定位置で
の第四工程として、本線シールド掘進機100による掘
進を再度中断して、第二分岐掘進機200bによる第二
分岐トンネルT2bの掘進を行ない、第二の分岐予定位
置での第五工程として、上記第二分岐掘進機200bが
本線トンネルT1内より完全に抜け出てたら、本線シー
ルド掘進機100による掘進を再開して、本線トンネル
T1と第二分岐トンネルT2bとの両掘進を同時に進行
するようになした技術的手段を講じたものである。
【0011】したがって、第一の分岐予定位置では、内
胴22及びその内側に設置した第一分岐掘進機200a
をその場に残して本線シールド掘進機100により本線
トンネルT1の掘進を行なうと、分岐用開口部SO1が
後胴21より順次抜け出るが、この分岐用開口部SO1
は予め第一分岐掘進機200aで塞がれているので、地
圧の解放がなく、第一分岐トンネルT2aを安全に掘進
できる作用を呈するものである。
【0012】なお、第一分岐トンネルT2aを掘進した
後、本線トンネルT1の掘進を続行して第二分岐トンネ
ルT2bの掘進予定場所に到達したら、第二分岐トンネ
ルT2bを分岐掘削するが、この第二分岐トンネルT2
bは「請求項1」と同じ作用で掘削できるものである。
【0013】
【発明の実施の態様】次に、本発明の実施の態様を説明
する。図中、100が本発明に使用される本線シールド
掘進機である。そして、この本線シールド掘進機100
は、スキンプレート11と掘削カッター12と推進ジャ
ッキ13,13,13・・・とを設けたシールド掘進機
本体10の後方に、分岐トンネルT2の直径より長い後
胴21を中折れ式に連結して構成してある。
【0014】上記シールド掘進機本体10自体及び、こ
のシールド掘進機本体10に後胴21を中折れ式に連結
することは従来公知であり、要するに、本線シールド掘
進機100は従来公知なものである。該本線シールド掘
進機100は推進ジャッキ13,13,13・・・で推
進力を得て、掘削カッター12を回転して切羽を掘削
し、掘削したズリと称する掘削土は図示しない排泥装置
で搬出するようになしてある。なお、この排泥装置は切
羽の崩壊を防ぎ安定性を保ちつつ掘削土を排出するもの
で切羽を泥水で安定化する泥水シールド方式、掘削土自
体で安定化する土圧シールド方式、圧気で安定化する圧
気シールド方式等があり、これらのいずれの方式を採用
してもよい。
【0015】上記後胴21は、分岐トンネルT2を掘削
し始める場所を確保するために使用されるためのもの
で、該後胴21を連結して本線シールド掘進機100が
長くなると本線トンネルT1が屈曲している部位で曲が
りずらくなるので中折れ式となすもので、この中折れ式
のシールド掘進機は前記したように従来公知なものが利
用できる。すなわち、シールド掘進機本体10のスキン
プレート11の後端に後胴(後ろスキンプレートとも称
する。)21を適宜継手等で気密を保って屈曲可能に連
結し、該スキンプレート11と後胴21との内側には両
者を連結する複数の中折れジャッキ(図示せず)を設
け、この中折れジャッキを選択的に進退することでスキ
ンプレート11と後胴21との連結角度を変更可能とな
してある。
【0016】なお、掘削を予定している複数本の分岐ト
ンネルT2,T2,T2・・・の径が相違する場合は、
最も径の大きい分岐シールドT2の径よりも長い後胴2
1を使用するものである。
【0017】そして、常時は、上記本線シールド掘進機
100を使用して、常法で本線トンネルT1を掘進す
る。
【0018】すなわち、上記シールド掘進機本体10
は、土圧シールド方式または泥水シールド方式、さらに
は圧気シールド方式、またはこれらの複合方式のいずれ
の方式でもよいが、掘削カッター12で切刃を掘削し、
掘削土は切羽の崩壊を防ぎつつ図示しない排泥装置で地
上等に排出し、スキンプレート11の後部、本実施態様
では後胴21内にセグメントSを組み立て、このセグメ
ントSを反力受けにして推進ジャッキ13,13,13
・・・で掘進の推進力を得るようになしてある。なお、
推進ジャッキ13,13,13・・・を伸長して本線シ
ールド掘進機100を推進させ、所定距離の掘進が終了
すると、掘進を一時停止して、推進ジャッキ13,1
3,13・・・を縮退して、この縮退によって生じた空
隙に新たなセグメントSを組み立てるようになしてあ
る。
【0019】そして、分岐予定位置まで本線トンネルT
1を掘進したら、分岐予定位置では、第一工程として、
上記後胴21内に、分岐用開口部SOを有したセグメン
トリングS1,S2,S3・・・Snを組み立てる。
【0020】「図1」(B)の分岐用開口部SOが分岐
予定位置に合致するもので、この分岐用開口部SOを設
けるには「図1」(A)の分岐予定場所にさしかかった
時より順次後胴21内に分岐用開口部SOを有したセグ
メントリングS1,S2,S3・・・Snを順次組み立
てて最終的に「図1」(B)の状態となす。
【0021】上記分岐用開口部SOは、セグメントSに
欠部を設けて形成すればよいが、この欠部を設けること
は本線シールド掘進機100の掘進のための反力を充分
受けることができなくなることもあるので、該欠部には
「図1」(B)及び同図(C)に示す補強桟R,R,R
・・・を一時的に入れておくとよい。
【0022】また、別の分岐用開口部SOの実施態様と
しては、図示はしていないがセグメントSに上記分岐用
開口部SOに該当する部分を着脱可能な組み込み部とし
て取り付けておき、必要時に該組み込み部を外して分岐
用開口部SOを形成するようになしてもよい。さらに、
別の実施態様としては、分岐用開口部SOの予定場所の
セグメントSを鉄筋を有さないコンクリートまたは繊維
補強コンクリートで形成し、後記する分岐掘進機200
で掘削可能となしておいてもよい。
【0023】そして、第二工程として、立坑外等の坑外
より分岐掘進機200を、上記後胴21内に搬入し、こ
の分岐掘進機200を分岐用開口部SOに、この分岐用
開口部SOより分岐トンネルT2を掘進可能な状態とす
ると共に該分岐用開口部SOを塞ぐように設置する。
【0024】すなわち、分岐用開口部SOが後胴21内
にある時、言い換えると分岐用開口部SOが後胴21で
塞がれている時に、「図1」(C)から同図(D)に示
すように分岐掘進機200の設置を完了して、分岐用開
口部SOが開かれる際は、その分岐用開口部SOの外側
部位を切羽とする地圧が分岐掘進機200で受けられよ
うになしたものである。
【0025】したがって、上記分岐用開口部SOを分岐
掘進機200で塞ぐには、確実な土留めと止水とが必要
で、分岐用開口部SO内側に「図3」及び「図4」に示
すように、分岐掘進機200が挿入されるエントランス
リング31を組み立て、このエントランスリング31内
に分岐掘進機200を挿入し、分岐掘進機200とエン
トランスリング31との間には止水パッキン32を配置
する。
【0026】さらに、分岐掘進機200での分岐トンネ
ルT2を掘進可能とするため、本線トンネルT1内には
分岐掘進機200の推進力を受ける反力受け40を設置
するが、この反力受け40は次の第三工程の支障ともな
ることがあるので、次ぎの第三工程が終了した後となし
てもよい。
【0027】第三工程として、上記本線シールド掘進機
100による本線トンネルT1の掘進を、上記後胴21
の内側に組み立てたセグメントリングS1,S2,S3
・・・Snの分岐用開口部SOが、該後胴21の外(後
方)に抜け出るまで行う。
【0028】すなわち、「図1」(D)の状態より、本
線シールド掘進機100での掘進を行ない、該本線シー
ルド掘進機100が同図「E」に示すように左側に進む
と、分岐用開口部SOは該後胴21の外(後方)に抜け
出ることになる。
【0029】なお、上記第三工程に先立って、分岐用開
口部SOが開くと、分岐掘進機200の掘削カッター1
2aの前方に相応の空隙が発生し、一時的に分岐トンネ
ルT2の掘進開始場所の地盤が緩むことがあるので、分
岐掘進機200が泥水シールド方式の場合は該分岐掘進
機200の隔壁前方に泥水を満たしておき、土圧シール
ド方式の場合は該分岐掘進機200のカッター12aの
前方の空隙に「図3」に示すモルタルM等を充填してお
くとよい。
【0030】なお、上記泥水やモルタルを使用する場合
は、セグメントリングS1,S2,S3・・・Snと後
胴21との間に、「図3」に示すパッキンP1を配して
おくことが望ましいのは無論である。
【0031】第四工程として、本線シールド掘進機10
0による掘進を中断して、分岐掘進機200による分岐
トンネルT2の掘進を行なう。
【0032】この分岐トンネルT2の掘進も従来法で行
なえばよい、図示例では分岐掘進機200にシールド掘
進機を使用しており、「図4」に示すように、分岐トン
ネルT2のセグメントリングs,s,s・・・と反力受
け40との間に支保41,41,41・・・を組み立
て、図では明示していない分岐掘進機200の推進ジャ
ッキで推進力を得て掘進できるようになしている。した
がって、この状態では、エントランスリング31、セグ
メントリングs、支保41、反力受け40等で本線トン
ネルT1の断面はほぼ占拠されてしまうため、本線シー
ルド掘進機100による掘進は中断せざるを得ないが、
特別に本線トンネルT1の径が大きい等の事由で分岐ト
ンネルT2の掘進開始時にも本線トンネルT1内に排泥
装置を設置したり新たなセグメント等の資材搬入路が確
保できる充分な余裕のある場合は、本線トンネルT1の
掘削を中断しなくてよい場合もあり、無論、このような
場合は本線シールド掘進機100による掘進を中断する
必要性はない。なお、分岐掘進機200は、必ずしもシ
ールド掘進機を使用しなくてもよく、例えば推進用掘進
機を使用してもよく、この場合は前記支保41,41,
41・・・を元押し装置に変更すればよいものである。
【0033】そして、第五工程として、上記分岐掘進機
200が本線トンネルT1内より完全に抜け出たら、
(分岐掘進機200にシールド掘進機を使用する場合
は、この分岐掘進機200の後方に組み立てたセグメン
トリングが該分岐掘進機200の掘進反力を充分受けら
れるようになった)本線シールド掘進機100による掘
進を再開して、本線トンネルT1と分岐トンネルT2と
の両掘進を同時に進行する。
【0034】すなわち、「図4」の状態から、さらに分
岐掘進機200による分岐トンネルT2の掘削が進行
し、分岐掘進機200が本線トンネルT1内より完全に
抜け出たら、その分空隙が確保(エントランスリング3
1は撤去する。)でき、排泥装置を設置するスペースや
新たなセグメント等の資材搬入路が確保されるので本線
シールド掘進機100による掘進を再開すればよい。
【0035】なお、図示シールド掘進機の場合は、分岐
掘進機200が本線トンネルT1内より完全に抜け出て
その後方に組み立てた分岐トンネルT2のセグメント
s,s,s・・・に地圧が加わり、この地圧のみで分岐
掘進機200の掘進力の反力を充分受けられるようにな
る。そこで、前記した本線トンネルT1内のエントラン
スリング31、セグメントリングs、支保41、反力受
け40等は不要となるので、これらを撤去することで排
泥装置を設置するスペースや新たなセグメント等の資材
搬入路が確保されるので本線シールド掘進機100によ
る掘進を再開すればよい。
【0036】そして、本線シールド掘進機100による
掘進を再開した後、新たに別の分岐トンネルT2を掘削
する必要性がある場合は、その分岐予定場所において、
上記第一工程から第五工程を繰り返して行なえばよいも
のである。
【0037】なお、以上は本線トンネルT1を横方向の
トンネルと想定して説明したが、上記の本線トンネルT
1を立坑とした場合、すなわち、立坑を上記本線シール
ド掘進機100で掘削(掘進力は本線シールド掘進機1
00の自重で得る、足りない場合はアースアンカー等を
使用する)して、横方向の通常のトンネルをこの立坑よ
り分岐して掘削することもでき、別途立坑を構築する従
来方法に比べて工法の大幅な簡素化も期待できるもので
ある。
【0038】なお、分岐トンネルT2が本線トンネルT
1の一箇所から両側に設けられる、すなわち本線トンネ
ルT1に分岐トンネルT2が交差するようになすには、
両側に同時に分岐掘進機200を搬入すればよいが、通
常本線トンネルT1にそのようなスペースの余裕はな
い。そこで、一方側の分岐トンネルT2を掘削した後に
他方側の分岐トンネルT2を掘削すればよいが、この場
合一方の分岐用開口部SOは通孔とせずに、前記した分
岐用開口部SOに着脱可能な組み込み部材を装着する
か、鉄筋を有さないコンクリートまたは繊維補強コンク
リートで形成しておき、分岐掘進機200で掘進可能と
なしておけばよい。
【0039】次ぎに、「請求項2」の発明は、最初の分
岐トンネル、すなわち第一分岐トンネルT2aを掘削す
る第一分岐掘進機200aを予め本線シールド掘進機1
00内に収納しておくもので、スキンプレート11と掘
削カッター12と推進ジャッキ13,13,13・・・
とを設けたシールド掘進機本体10の後方に、分岐トン
ネルT2の直径より長い後胴21を中折れ式に連結して
本線シールド掘進機100を構成してあるのは「請求項
1」と同じである。
【0040】そして、上記本線シールド掘進機100の
後胴21内には、内胴22を収納し、この内胴22には
分岐用開口部SO1を開口し、この内胴22内には予め
第一分岐掘進機200aを、分岐用開口部SO1より第
一分岐トンネルT2を掘進可能な状態とすると共に該分
岐用開口部SOを塞ぐようにして設置しておく。
【0041】上記内胴22は後胴21と同心筒状に構成
し、適所に分岐用開口部SO1を開口しておく。そし
て、この内胴22は、常時は後胴21に一体的に連結し
ておく。また、図示はしていないが、該内胴22には
「請求項1」で説明したエントランスリング31と止水
パッキン32と同じものをあらかじめ設けておき、第一
分岐掘進機200aはこのエントランスリング31内に
挿入・固定しておく。
【0042】そして、常時は、上記本線シールド掘進機
100を使用して、常法で本線トンネルT1を掘進す
る。
【0043】上記本線トンネルT1の掘削は「請求項
1」と同様に行なえばよいが、本発明では、予め第一分
岐掘進機200aが収納されているため、この部位には
セグメントSを組むことができない。そこで、セグメン
トSは前記内胴22の後方に順次組み立てるようになし
てあり、図示例では、内胴22のさらに後方に最後尾胴
23を中折れ式に連結(中折れ式連結は後胴21ではな
く内胴22に連結する)し、この最後尾胴23内にセグ
メントSを組み立てつつ本線トンネルT1を掘削するよ
うになしてある。
【0044】なお、「図2」実施態様では最後尾胴23
内に設けた推進ジャッキ13b,13b,13b・・・
と、スキンプレート11内に設けた推進ジャッキ13
a,13a,13a・・・とを有してなるが、スキンプ
レート11内に推進ジャッキ13a,13a,13a・
・・は省略し、必要時に最後尾胴23内に設けた推進ジ
ャッキ13b,13b,13b・・・を取り外して組み
込むようになしてもよい。
【0045】そして、第一の分岐予定位置では、第一工
程として、内胴22及びその内側に設置した第一分岐掘
進機200aをその場に残して本線トンネルT1の掘進
を行なう。
【0046】すなわち、「図2」(イ)の状態まで掘進
したら、後胴21と内胴22との連結を外し、前記した
スキンプレート11内に設けた推進ジャッキ13a,1
3a,13a・・・を作動させて本線トンネルT1を掘
削する。すると、シールド掘進機本体10と後胴21と
は掘進に伴って推進(「図2」左側に移動)するが、内
胴22及びその内側に設置した第一分岐掘進機200a
はその場に残ることになる。なお、本実施態様では最後
尾胴23もその場に残る。
【0047】そして、第一の分岐予定位置での第二工程
として、分岐用開口部SO1が後胴21より完全に抜け
出たら、本線トンネルT1の掘進を一時中断し、第一分
岐掘進機200aによる第一分岐トンネルT2aの掘進
を行なう。
【0048】上記第一分岐トンネルT2aの掘進は前記
「請求項1」の分岐トンネルT2の掘進と同じ方法で行
なえばよい。
【0049】そして、第一の分岐予定位置での第三工程
として、上記第一分岐掘進機200aが本線トンネルT
1内より完全に抜け出たら、(第一分岐掘進機200a
にシールド掘進機を使用した場合は、この第一分岐掘進
機200aの後方に組み立てたセグメントリングs,
s,s・・・が該第一分岐掘進機200aの掘進反力を
充分受けられるようになったら)本線シールド掘進機1
00による掘進を再開して、本線トンネルT1と第一分
岐トンネルT2aとの両掘進を同時に進行するようにな
すのも「請求項1」の分岐トンネルT2の掘進の場合と
同じである。
【0050】そして、本線トンネルT1と第一分岐トン
ネルT2aとの両掘進を行ない、本線トンネルT1が再
度分岐予定場所まで掘進したら、第二の分岐予定位置で
は、第一工程として、本線トンネルT1の掘進を一時中
断し、上記後胴21内に、分岐用開口部SOを有したセ
グメントリングS1,S2,S3・・・Snを組み立
て、第二の分岐予定位置での第二工程として、立坑外等
の坑外より第二分岐掘進機200bを、上記後胴21内
に搬入し、この第二分岐掘進機200を分岐用開口部S
Oに、この分岐用開口部SOより分岐トンネルT2を掘
進可能な状態とすると共に該分岐用開口部SOを塞ぐよ
うに設置し、第二の分岐予定位置での第三工程として、
上記本線シールド掘進機100による本線トンネルT1
の掘進を、上記後胴21の内側に組み立てたセグメント
リングS1,S2,S3・・・Snの分岐用開口部SO
が、該後胴21の外に抜け出るまで再開し、第二の分岐
予定位置での第四工程として、本線シールド掘進機10
0による掘進を再度中断して、第二分岐掘進機200b
による第二分岐トンネルT2bの掘進を行ない、第二の
分岐予定位置での第五工程として、上記分岐掘進機20
0が本線トンネルT1内より完全に抜け出てら、本線シ
ールド掘進機100による掘進を再開して、本線トンネ
ルT1と第二分岐トンネルT2bとの両掘進を同時に進
行するようになす。
【0051】なお、上記に於て、第一分岐トンネルT2
aの掘削が終了していない場合は、この第一分岐トンネ
ルT2aの掘削も同時に行えばよいのは無論である。
【0052】すなわち、第一分岐掘進機200aはすで
に使用しているので、第二分岐トンネルT2bは新たな
第二分岐掘進機200bを搬入しなくてはならず、「図
2」(ニ)の状態で搬入する。そして、この「図2」
(ニ)から以後の工程は「請求項1」と同じである。
【0053】そして、図示しない第三分岐トンネルが必
要な場合は、「図2」(ニ)の状態からの工程を場所を
変えて行なえばよいのは無論である。
【0054】
【発明の効果】本発明は上記のごときであるので、途中
で複数の分岐トンネルを、分岐予定場所に立坑を掘るこ
となく、本線トンネルT1内より掘削することのできる
分岐シールド掘進方法を提供できるものである。
【0055】また、本発明は分岐掘進機を必要時に搬入
するようになしたので、本線シールド掘進機をいたずら
に長くすることなく、複数の分岐トンネルを分岐掘削す
ることができる分岐シールド掘進方法を提供できるもの
である。
【0056】また本発明は分岐用開口部SO,SO1を
予め設けるので、分岐掘進がし易く、また、この分岐用
開口部SO,SO1は分岐トンネル掘進前は後胴21で
遮蔽されているので安全であり、分岐トンネル掘進時は
分岐掘進機200,200a,200bで塞がれるの
で、地圧が解放されたり、止水構造が崩れることがなく
安全で信頼性の高い分岐シールド掘進方法を提供できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明法での施工例工程を順に示す縦断面図で
ある。
【図2】本発明法での別の実施態様での施工例工程を順
に示す縦断面図である。
【図3】「図1」(D)状態での要部横断面図である。
【図4】「図1」(E)状態での要部横断面図である。
【符号の説明】
11 スキンプレート 12 掘削カッター 13 推進ジャッキ 10 シールド掘進機本体 21 後胴 22 内胴 100 本線シールド掘進機 200 分岐掘進機 200a 第一分岐掘進機 200b 第二分岐掘進機 S1 セグメントリング S2 セグメントリング S3 セグメントリング Sn セグメントリング s セグメントリング SO 分岐用開口部 SO1 分岐用開口部 T1 本線トンネル T2 分岐トンネル T2a 第一分岐トンネル T2a 第二分岐トンネル
フロントページの続き (72)発明者 桑原 資孝 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松 建設株式会社内 (72)発明者 大西 徳治 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−26879(JP,A) 特開 平6−317087(JP,A) 特開 平7−127376(JP,A) 特公 昭61−38318(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21D 9/06 301 E21D 11/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキンプレート(11)と掘削カッター
    (12)と推進ジャッキ(13,13,13・・・)と
    を設けたシールド掘進機本体(10)の後方に、分岐ト
    ンネル(T2)の直径より長い後胴(21)を中折れ式
    に連結して本線シールド掘進機(100)を構成し、 常時は、上記本線シールド掘進機(100)を使用し
    て、常法で本線トンネル(T1)を掘進し、 分岐予定位置では、第一工程として、上記後胴(21)
    内に、分岐用開口部(SO)を有したセグメントリング
    (S1,S2,S3・・・Sn)を組み立て、 第二工程として、立坑外等の坑外より分岐掘進機(20
    0)を、上記後胴(21)内に搬入し、この分岐掘進機
    (200)を分岐用開口部(SO)に、この分岐用開口
    部(SO)より分岐トンネル(T2)を掘進可能な状態
    とすると共に該分岐用開口部(SO)を塞ぐように設置
    し、 第三工程として、上記本線シールド掘進機(100)に
    よる本線トンネル(T1)を、上記後胴(21)の内側
    に組み立てたセグメントリング(S1,S2,S3・・
    ・Sn)の分岐用開口部(SO)が、該後胴(21)の
    外に抜け出るまで掘進し、 第四工程として、本線シールド掘進機(100)による
    掘進を中断して、分岐掘進機(200)による分岐トン
    ネル(T2)の掘進を行ない、 第五工程として、上記分岐掘進機(200)が本線トン
    ネル(T1)内より完全に抜け出てたら、本線シールド
    掘進機(100)による掘進を再開して、本線トンネル
    (T1)と分岐トンネル(T2)との両掘進を同時に進
    行するようになした分岐シールド掘進方法。
  2. 【請求項2】 スキンプレート(11)と掘削カッター
    (12)と推進ジャッキ(13,13,13・・・)と
    を設けたシールド掘進機本体(10)の後方に、分岐ト
    ンネル(T2)の直径より長い後胴(21)を中折れ式
    に連結して本線シールド掘進機(100)を構成し、 常時は、上記本線シールド掘進機(100)を使用し
    て、常法で本線トンネル(T1)を掘進し、 分岐予定位置では、第一工程として、上記後胴(21)
    内に、分岐用開口部(SO)を有したセグメントリング
    (S1,S2,S3・・・Sn)を組み立て、第二工程
    として、上記セグメントリング(S1,S2,S3・・
    ・Sn)の内側に分岐用開口部(SO)に連通するエン
    トランスリング(31)を取り付け、立坑外等の坑外よ
    り分岐掘進機(200)を、上記エントランスリング
    (31)内に挿入し、該エントランスリング(31)と
    分岐掘進機(200)との間には止水パッキン(32)
    を設置し、 第三工程として、上記本線シールド掘進機(100)に
    よる本線トンネル(T1)を、上記後胴(21)の内側
    に組み立てたセグメントリング(S1,S2,S3・・
    ・Sn)の分岐用開口部(SO)が、該後胴(21)の
    外に抜け出るまで掘進し、 第四工程として、本線シールド掘進機(100)による
    掘進を中断して、分岐掘進機(200)による分岐トン
    ネル(T2)の掘進を行ない、 第五工程として、上記分岐掘進機(200)が本線トン
    ネル(T1)内より完全に抜け出てたら、本線シールド
    掘進機(100)による掘進を再開して、本線トンネル
    (T1)と分岐トンネル(T2)との両掘進を同時に進
    行するようになした分岐シールド掘進方法。
  3. 【請求項3】 スキンプレート(11)と掘削カッター
    (12)と推進ジャッキ(13,13,13・・・)と
    を設けたシールド掘進機本体(10)の後方に、分岐ト
    ンネル(T2a,T2b)の直径より長い後胴(21)
    を中折れ式に連結して本線シールド掘進機(100)を
    構成し、 上記本線シールド掘進機(100)の後胴(21)内に
    は、内胴(22)を収納し、この内胴(22)には分岐
    用開口部(SO1)を開口し、この内胴(22)内には
    予め第一分岐掘進機(200a)を、分岐用開口部(S
    O1)より第一分岐トンネル(T2a)を掘進可能な状
    態とすると共に該分岐用開口部(SO1)を塞ぐように
    設置し、 常時は、上記本線シールド掘進機(100)を使用し
    て、常法で本線トンネル(T1)を掘進し、 第一の分岐予定位置では、第一工程として、内胴(2
    2)及びその内側に設置した第一分岐掘進機(200
    a)をその場に残して本線トンネル(T1)の掘進を行
    ない、 第一の分岐予定位置での第二工程として、分岐用開口部
    (SO1)が後胴(21)より完全に抜け出たら、本線
    トンネル(T1)の掘進を一時中断し、第一分岐掘進機
    (200a)による第一分岐トンネル(T2a)の掘進
    を行ない、 第一の分岐予定位置での第三工程として、上記第一分岐
    掘進機(200a)が本線トンネル(T1)内より完全
    に抜け出たら、本線シールド掘進機(100)による掘
    進を再開して、本線トンネル(T1)と第一分岐トンネ
    ル(T2a)との両掘進を同時に進行するようになし、 さらに本線シールド掘進機(100)による掘進が進行
    して第二の分岐予定位置まで掘進したら、第一工程とし
    て、本線トンネル(T1)の掘進を一時中断し、上記後
    胴(21)内に、分岐用開口部(SO2)を有したセグ
    メントリング(S1,S2,S3・・・Sn)を組み立
    て、 第二の分岐予定位置での第二工程として、立坑外等の坑
    外より第二分岐掘進機(200b)を、上記後胴(2
    1)内に搬入し、この第二分岐掘進機(200b)を第
    二の分岐用開口部(SO2)に、この第二の分岐用開口
    部(SO2)より第二分岐トンネル(T2b)を掘進可
    能な状態とすると共に該第二の分岐用開口部(SO2)
    を塞ぐように設置し、 第二の分岐予定位置での第三工程として、上記本線シー
    ルド掘進機(100)による本線トンネル(T1)の掘
    進を、上記後胴(21)の内側に組み立てたセグメント
    リング(S1,S2,S3・・・Sn)の第二の分岐用
    開口部(SO2)が、該後胴(21)の外に抜け出るま
    で再開し、 第二の分岐予定位置での第四工程として、本線シールド
    掘進機(100)による掘進を再度中断して、第二分岐
    掘進機(200b)による第二分岐トンネル(T2b)
    の掘進を行ない、 第二の分岐予定位置での第五工程として、上記第二分岐
    掘進機(200b)が本線トンネル(T1)内より完全
    に抜け出てたら、本線シールド掘進機(100)による
    掘進を再開して、本線トンネル(T1)と第二分岐トン
    ネル(T2b)との両掘進を同時に進行するようになし
    た分岐シールド掘進方法。
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