JP2835390B2 - 分岐シールド掘進機 - Google Patents
分岐シールド掘進機Info
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Description
ルをシールド工法で構築する際に使用する分岐シールド
掘進機に関するものである。
83号及び特願平5ー192730号として、本線トン
ネル掘進中に該本線トンネル内より分岐トンネルを分岐
掘削するようになした分岐シールド工法を提案した。
案では、その「特許請求の範囲」の項に記載したように
「本線シールド掘進機の主スキンプレート内に抜き差し
可能な副スキンプレートを二重筒状に収納し、この副ス
キンプレートの周面に窓孔を設け、さらに、本線シール
ド掘進機内には該窓孔より発進できる分岐線シールド掘
進機を収納し」た分岐シールド掘進機を使用するもの
で、具体的構成は「図12」に示すように(但し、符号
に関しては本願と合致させるため先願の符号とは変更し
てある。)なっている。
ド掘進機は、本線シールド掘進機100の主スキンプレ
ート110A内に抜き差し可能な副スキンプレート12
2Aを二重筒状に収納し、この副スキンプレート122
Aの周面に窓孔124を設け、さらに、本線シールド掘
進機100内には該窓孔124より発進できる分岐線シ
ールド掘進機200を収納している。なお、「図12」
中、1がカッターディスク、2が切羽側シールドジャッ
キ、5が立坑側シールドジャッキ、Sがセグメントを、
T1が掘削した本線トンネルを示すものである。
右側より左側に向けて掘削するものとして説明し、「切
羽側」とは図の左側を、「立坑側」とは図の左側を意味
する。なお、図の左側には必ずしも立坑を必要とするも
のではなく、法面に設けたトンネル発進口であっても無
論差し支えないものである。
ルド掘進機では、分岐予定場所までは立坑側シールドジ
ャッキ5を伸張させることで既設のセグメントSを反力
受けとして本線シールド掘進機100の掘進力を得て掘
進し、一定距離の掘進が終了すると該立坑側シールドジ
ャッキ5を縮退し、この縮退によって生じた間隙に新た
なセグメントSを組み立てるという従来法で本線トンネ
ルT1の掘進が行われる。このようにして分岐予定場所
まで本線トンネルT1を掘進したら、上記立坑側シール
ドジャッキ5の使用は止めて、今度は切羽側シールドジ
ャッキ2を伸張させ、副スキンプレート122Aをその
場所に残し、主スキンプレート110Aを前進させるこ
とで窓孔124を開き、この窓孔124より収納した分
岐線シールド掘進機200で分岐トンネルを掘進するも
のである。
号の提案ではその「特許請求の範囲」の項に記載したよ
うに「本線シールド掘進機の主スキンプレートを、前胴
と中胴と後胴とを中折れ式に連結して構成し、該中胴内
には抜き差し可能な副スキンプレートを二重筒状に収納
し、この副スキンプレート内には分岐線シールド掘進機
を収納し、該副スキンプレートの周面には分岐線シール
ド掘進機が発進できる窓孔を設け」た分岐シールド掘進
機を使用するもので、具体的構成は「図13」に示すよ
うに(但し、符号に関しては本願と合致させるため先願
の符号とは変更してある。)なっている。
シールド掘進機は、本線シールド掘進機100を、前胴
110Bと中胴120Bと後胴130Bとを中折れ式に
連結して構成し、該中胴120B内には抜き差し可能な
副スキンプレート122Bを二重筒状に収納し、この副
スキンプレート122B内には分岐線シールド掘進機
(図示せず)を収納し、該副スキンプレート122Bの
周面には分岐線シールド掘進機が発進できる窓孔124
を設けてなる。なお、「図13」中、1がカッターディ
スク、2が切羽側シールドジャッキ、3が切羽側中折れ
用ジャッキ、3aがこの切羽側中折れ用ジャッキ3のロ
ッドにシリンダー本体を連結したストローク補充用ジャ
ッキ、4が立坑側中折れ用ジャッキ、5が立坑側シール
ドジャッキ、Sがセグメントを、Bが後胴130bの後
方室、B1が前胴110Bの後方室、T1が本線トンネ
ルを示すものである。
ルド掘進機では、分岐予定場所までは立坑側シールドジ
ャッキ5を伸張させることで既設のセグメントSを反力
受けとして本線シールド掘進機100の掘進力を得て掘
進し、一定距離の掘進が終了すると該立坑側シールドジ
ャッキ5を縮退することによって生じた間隙に新たなセ
グメントSを組み立てる従来法で本線トンネルT1の掘
進を行う。
スキンプレート122Bとの連結を解き、副スキンプレ
ート122Bと後胴130Bとをその分岐点位置に残し
て、今度は該副スキンプレート121Bを反力受けに使
用して、前胴110Bと中胴120Bとの切羽側中折れ
用ジャッキ3の作動によって推進力を得て(この際に、
切羽側中折れ用ジャッキ3はストロークが短いので、ス
トローク補充用ジャッキ3aを使用する。)、前胴11
0Bと中胴120Bとを連結した状態で掘進を行う。
とが推進して該中胴120Bの後端部が副スキンプレー
ト121Bの窓孔124部位を通過したら分岐地点に残
された副スキンプレート120Bの該窓孔124より分
岐線シールド掘進機(図示せず)により分岐線トンネル
を掘進(「図13」の場合、該分岐線トンネルは奥方向
または手前方向に掘進)する。
た後には、前胴110Bと中胴120Bとの連結を解い
て、前胴110Bのみで本線トンネルT1を分岐線トン
ネルの掘削と並行して掘削するようになしている。
岐シールド掘進機は実機化途中のもので、なお改善の必
要性を有するもので、鋭意検討を加えたところ以下のよ
うな検討事項及び課題点を有するものであった。
キンプレート110A内に分岐線シールド掘進機200
を収納しているので、本線シールド掘進機100の全長
がその分長く必要となり、本線トンネルT1の掘削が困
難となる。すなわち、本線シールド掘進機100が長い
と、土水圧が加わる面が広くなり、これを推進させるの
には大きな力を要するのと、曲線掘削を行うには余堀量
を相当に多くしないとならないことが、本線トンネルT
1の掘削を困難となす主な原因である。
分岐予定場所以後も全長の長い主スキンプレート110
Aを使用するため、上記本線トンネルの掘削が困難であ
ると共に、該主スキンプレート110Aの広い面積に大
きな土水圧が加わるため、分岐予定場所以後も大型のシ
ールドジャッキを使用しなくてはならない。また、全長
の長い主スキンプレート110Aの掘削は曲線施工で余
掘を大きくしないと方向転換できずその分本線トンネル
の掘削が困難となるものである。但し、この「図12」
例の場合も主スキンプレート110Aはその後部110
A1を途中で切り離すことは想定していた。
と「課題その2」とを解決すべく、「図13」従来例で
は中折れ式を採用し、途中、後胴130Bと中胴120
Bを切り離すようになしたが、この方式はストローク補
充用ジャッキ3aを有した切羽側中折れ用ジャッキ3を
使用しているので構造が複雑となるという課題を有して
いた。
は、前胴110Bに独立したシールド掘進機としての最
低必要全長の大きさを確保(後方室B1内でセグメント
Sを組み立てるためのスペースを確保)しなくてはなら
ず、その後方に中胴120Bを中折れ式に連結してある
ので、全長が長くなり、その分立坑側シールドジャッキ
5を大型のものを使用しなくてはならないという課題を
有していた。
れたもので、曲線状の本線トンネルT1の掘削も容易
で、装置も簡易化できる分岐シールド工法を提供するこ
とを目的としたものである。
特許請求の範囲を要旨とする本発明の構成は前述課題を
解決するために、前端にカッターディスク1を設けた前
胴110の後端側に、中胴120を中折れ式に連結し、
上記中胴120は外側スキンプレート121とこの外側
スキンプレート121内に二重筒状に収納されると共に
該外側スキンプレート121に着脱可能に連結した内側
スキンプレート122とで構成し、該外側スキンプレー
ト121は前側胴体121aと後側胴体121bとを着
脱可能に連結し、該内側スキンプレート122内には分
岐シールド掘進機200を収納し、さらに、該内側スキ
ンプレート122の周面には上記分岐シールド掘進機2
00の発進用の窓孔124を設け、上記中胴120の後
端側に後胴130を中折れ式に連結してなる技術的手段
を講じたものである。
ーディスク1を設けた前胴110の後端側に、複数の切
羽側中折れ用ジャッキ3を介して中胴120を中折れ式
に連結し、上記中胴120は切羽側中折れ用ジャッキ3
の後端が連結される外側スキンプレート121と、この
外側スキンプレート121内に二重筒状に収納すると共
に該外側スキンプレート121に着脱可能に連結した内
側スキンプレート122とで構成し、上記外側スキンプ
レート121は前側胴体121aと後側胴体121bと
を着脱可能に連結し、上記内側スキンプレート122
は、その内側に分岐シールド掘進機200を収納し、さ
らに、該内側スキンプレート122の周面には上記分岐
シールド掘進機200の発進用の窓孔124を設け、上
記外側スキンプレート121の前内側には内側スキンプ
レート122の前端を反力受けとする複数の切羽側シー
ルドジャッキ2を取り付け、上記中胴120の後端側に
前端側が内側スキンプレート122に連結される複数の
立坑側中折れ用ジャッキ4を介して後胴130を連結
し、この後胴130内には複数の立坑側シールドジャッ
キ5を取り付けてなる技術的手段を講じたものである。
ッターディスク1を設けた前胴110の後端側に、複数
の切羽側中折れ用ジャッキ3を介して中胴120を中折
れ式に連結し、上記中胴120は切羽側中折れ用ジャッ
キ3の後端が連結される外側スキンプレート121とこ
の外側スキンプレート121内に二重筒状に収納すると
共に該外側スキンプレート121に着脱可能に連結した
内側スキンプレート122とで構成し、上記外側スキン
プレート121は後端部内側に開閉式テールパッキン6
を配したテールパッキン取り付け部125を有した前側
胴体121aと、この前側胴体121aと同径の後側胴
体121bとで形成され、該後側胴体121bの前端部
内側に突出したブラケット部123bと前側胴体121
bの上記テールパッキン取り付け部125より前方部内
側に突出したブラケット部123aとを軸方向の連結棒
9で連結して該前側胴体121aと後側胴体121bと
を複数カ所で連結し、上記内側スキンプレート122
は、その内側に分岐シールド掘進機200を収納し、さ
らに、該内側スキンプレート122の周面には上記分岐
シールド掘進機200の発進用の窓孔124を設け、上
記外側スキンプレート121の前内側には内側スキンプ
レート122の前端を反力受けとする複数の切羽側シー
ルドジャッキ2を取り付け、上記中胴120の後端側に
は、前端側が副スキンプレート122に連結される複数
の立坑側中折れ用ジャッキ4を介して後胴130を連結
し、この後胴130内には複数の立坑側シールドジャッ
キ5を設けてなる技術的手段を講じたものである。
示す掘削工程を参照して説明する。まず、本発明分岐シ
ールド掘進機は外側スキンプレート121と内側スキン
プレート122、及び前側胴体121aと後側胴体12
1bとは夫々連結された状態となしてある。そこで、本
線トンネルT1を掘削するには、立坑側シールドジャッ
キ5を伸張させることで、後胴130内に組み立てた既
設のセグメントSを反力受けとして本線トンネル掘削機
100は掘進力を得て本線トンネルT1を掘進する。そ
して、一定距離の掘進が終了すると該立坑側シールドジ
ャッキ5を縮退して生じた間隙に新たなセグメントSを
組み立て、再度該立坑側シールドジャッキ5を伸張させ
る工程を繰り返すという従来法で本線トンネルT1の掘
進を行う。
を伸張させると、前胴110と中胴120と後胴130
とは全て一体的に連結してあるので、これらは一体とな
って該立坑側シールドジャッキ5で押し進められる作用
を受ける。
力を得たらカッターディスク1の回動で切羽を切削でき
るのは従来と同じ作用であり、また、この本線トンネル
T1の掘削に際して屈曲した本線トンネルT1を掘削す
るには、両中折れジャッキ3,4を作動させて前胴11
0と中胴120と後胴130との夫々の連結角度を変更
することで、本線シールド掘進機100を所定の曲率に
対処できるように屈曲できる作用を呈するものである。
態まで)本線トンネルT1を掘削したら、立坑側シール
ドジャッキ5の操作を止め、外側スキンプレート121
と内側スキンプレート122との連結を解いた後、今度
は切羽側シールドジャッキ2を作動させ本線トンネルT
1の掘削を続ける。
側スキンプレート122を反力受けとして伸張し、前胴
110と外側スキンプレート121とを推進し、内側ス
キンプレート122と後胴130はその場所に残すこと
になる。なお、切羽側シールドジャッキ2は一定距離の
掘進を終了すると縮退させその間隙部にセグメントSを
組み立てるのは従来と同じであり、外側スキンプレート
121が推進すると「図6」の状態を介してやがてこの
外側スキンプレート121の後端が窓孔124の部位を
通り越し、この窓孔124を「図7」に示すように開
く。
地下地盤が地上に連通する本線トンネルT1内に露出し
て地盤崩壊等の危険性を有するので、「図5」に示すよ
うに、窓孔124の内側にエントランスガイド筒124
aを取り付け、この中に分岐シールド掘進機200の先
端を嵌入して設置し、該エントランスガイド筒124a
の後端にはエントランスパッキン6bを取り付けてお
き、さらに該分岐シールド掘進機200の前方には一定
の土圧または泥水圧を加えておくか、さらにはモルタル
等の充填物を充填しておくとよいものである。なお、
「図6」乃至「図11」では上記エントランスガイド筒
124aとエントランスパッキン6bとは省略してある
が、実際には「図8」または「図9」の状態まで(分岐
トンネルT2がある程度掘進されるまで)は、これらを
撤去しないで使用するものである。
線トンネルT1の掘削に先だって、後胴130内に収納
してあったセグメントSを組み立てるために使用するエ
レクター8を内側スキンプレート122の前方にある後
方室B1内(本実施例では、後記する前側胴体121a
内)に移動して組み立て、その他の掘削に必要な排泥装
置等も内側スキンプレート122内を通して前胴110
につながるように組み替える。
が完全に開いたらこの窓孔124より分岐シールド掘進
機200を発進して分岐トンネルT2を「図8」乃至
「図11」に示すように掘削する。この分岐シールド掘
進機200の掘進も従来方で行えばよく、分岐シールド
掘進機200内にセグメントSを組み立て、このセグメ
ントを反力受けにして順次分岐線トンネルT2を掘進す
る。
ネルT1の掘進を並行してもよいが、分岐トンネルT2
の掘進に際して分岐シールド掘進機200の反力受け1
0や支保11を内側スキンプレート122内に設ける必
要があるので、この内側スキンプレート122の前方に
セグメントSを搬入するための搬入路を確保できないの
で、この場合は本線トンネルT1の掘削は一時中断して
おけばよい。
態まで進み、分岐トンネルT2のセグメントSの長さが
分岐シールド掘進機200のシールドジャッキ(図示せ
ず)の反力受けとして充分抗するようになったら、前記
反力受け10や支保11を撤去して本線トンネルT1の
掘進を再開する。
先立ち、外側スキンプレート121の前側胴体121a
と後側胴体121bとの連結を解く。すると、以後は切
羽側シールドジャッキ2を伸張させると、前胴110と
前側胴体121aとが一体となって推進され、外側スキ
ンプレート121の後側胴体121bはその場所に残る
ことになる。
(分岐予定場所まで本線トンネルT1を掘削する状態)
は後側胴体121bと共に窓孔124を閉じる作用を呈
し、分岐予定場所以後に後側胴体121bを切り離した
状態では、本線トンネルT1を掘削するに際しての短い
前胴110の後方にセグメントを組み立てるために使用
する後方室B1を確保する作用を呈し、該外側スキンプ
レート121を前側胴体121aと後側胴体121bと
を着脱可能に連結することで、切り離し前の本発明分岐
シールド掘進機の全長は「図13」従来例より短く構成
でき、後側胴体121bを切り離しても前側胴体121
aでセグメント組立に必要な長さを確保する作用を呈す
るものである。
側胴体121aと後側胴体121bとの連結を解く際
は、その内側にセグメントSを組み立ててあるため、こ
の部位のセグメントS1(「図10」参照)を一時取り
はずす必要性を(この部位のセグメントS1は容易に取
りはずし易い構造のものを使用しておくとよい。)有す
る。そこで、本実施例及び「請求項3」の発明では、こ
の外側スキンプレート121は後端部内側に開閉式テー
ルパッキン6を配したテールパッキン取り付け部125
を有した前側胴体121aと、この前側胴体121aと
同径の後側胴体121bとで形成してあるので、開閉式
テールパッキン6を閉じることでこの部位のセグメント
S1を一時的に外しても止水性を確保できる作用を呈す
る。
「請求項1」及び「請求項2」では必須要件としていな
いが、これは、後記する用にテールパッキン取り付け部
125に予めテールパッキン6aを配設しておいたり、
同じく後記するパッキン63a,63bを設けた場合は
一応止水性が確保できるためである。
体121bの前端部内側に突出したブラケット部123
bと前側胴体121bの上記テールパッキン取り付け部
125より前方部内側に突出したブラケット部123a
とを軸方向の連結棒9で連結して該前側胴体121aと
後側胴体121bとを複数カ所で連結してあるので、上
記セグメントS1を外してこの連結棒9を除去または切
断すれば該前側胴体121aと後側胴体121bとの連
結は解かれ、テールパッキン取り付け部125にテール
パッキンを取り付け(該テールパッキンは予め取り付け
ておいてもよい。)、セグメントS1を外した場所に恒
久用のセグメントSを再度組み立て、以後は前胴110
と前側胴体121aとになった本線シールド掘進機10
0と分岐シールド掘進機200とで本線トンネルT1と
分岐トンネルT2とを並行して掘進できるものである。
詳細に説明する。図中、100が本線シールド掘進機
で、この本線シールド掘進機100は前胴110と、中
胴120と、後胴130とを夫々中折れ式に連結してな
る。
ク1を設けてある。このカッターディスク1は従来公知
なものが使用でき、図示しない駆動源で回転して切羽を
掘削するようになしてあるのは無論である。
ないが、カッターディスク1で掘削したズリと称される
掘削土を地上まで搬出する排泥管やズリトロと称される
搬送台車、その他のコンベヤー等からなる排泥装置が設
けられる(正確には排泥装置の排泥始端装置が設けられ
るもので、その一部または全部が中胴120内に臨入す
ることは差し支えなく、排泥装置の搬送路は中胴12
0、後胴130、既設トンネルT1内を通過するのは無
論である。)のも従来と同じである。なお、本線シール
ド掘進機100には、泥水式、土圧式、その他の従来公
知な掘削方式を採用でき、この掘削方式に対応して上記
排泥装置が適宜選定されるのは無論である。
後胴130とを夫々中折れ式に連結するには従来技術が
使用でき、複数の切羽側中折れジャッキ3,3,3・・
・及び立坑側中折れジャッキ4,4,4・・・を夫々周
方向に一定間隔で配設し、各切羽側中折れジャッキ3,
3,3・・・の伸退量を調整することで前胴110と中
胴120との連結角度を、各立坑側中折れジャッキ4,
4,4・・・の伸退量を調整することで中胴120と後
胴130との連結角度を夫々調整できるようになしてあ
るのも従来と同じである。
胴110に他端を中胴120に、立坑側中折れジャッキ
4は一端を中胴120に他端を後胴130に、夫々自在
継手を介して連結すればよいが、本発明では後記するよ
うに中胴120を外側スキンプレート121とこの外側
スキンプレート121内に二重筒状に収納されると共に
該外側スキンプレート121に着脱可能に連結した内側
スキンプレート122とで構成してあるので、切羽側中
折れジャッキ3は一端を前胴110に他端を中胴120
の外側スキンプレート121に、立坑側中折れジャッキ
4は一端を中胴120の内側スキンプレート122に他
端を後胴130に、夫々自在継手を介して連結してあ
る。
結部と、中胴120と後胴130との周部連結部とは、
夫々内側挿入外面に球面座部7を設けて、前胴110と
中胴120と後胴130との相互の連結角度を変更して
も止水性を確保するようになしてあるのも従来の中折れ
式と同じである。
ート121とこの外側スキンプレート121内に二重筒
状に収納されると共に該外側スキンプレート121に着
脱可能に連結した内側スキンプレート122とで構成
し、該外側スキンプレート121は前側胴体121aと
後側胴体121bとを着脱可能に連結してある。
とを着脱可能に連結するには、図示例及び「請求項3」
の発明では、後側胴体121bの前端部内側に突出した
ブラケット部123bと前側胴体121bの上記テール
パッキン取り付け部125より前方部内側に突出したブ
ラケット部123aとを軸方向の連結棒9で連結してあ
る。
3a,132bとの連結は、「図2」及び「図3」に最
も明らかに示すように、両ブラケット部123a,13
2bにピン挿通孔(図示せず)を設けておき、一方から
ピン頭部を有した連結棒9のピン部(螺足でもよい。)
を挿通し両ブラケット部123a,132bを挿通して
貫出した部位に、固定具91(ナットでもよい)を固定
螺子92で固定(螺足とナットの場合は両者の螺合)し
てあり、この固定具91を取りはずすことで連結を解く
ようになしてあるが、該連結棒9の両端は両ブラケット
部123a,132bを介して、あるいは両端を折り曲
げて直接、後側胴体121bの前端部と前側胴体121
bの上記テールパッキン取り付け部125より前方部に
溶接止めしてもよく、この場合の連結はガスバーナ切断
等によって該連結棒9を切断して行うようになしてもよ
い。
に示すような断面略半円形状のものを使用しており、外
側スキンプレート121aの内面と連結棒9の半円状周
面と内側スキンプレート122の外周面とで構成される
間隙部には後記するパッキン63a,63aを適所に収
納してある。
21bとの着脱可能な連結は、上記以外の方法を採用し
てもよいが、上記連結棒9を使用するのは前側胴体12
1aの後端部位に後記するテールパッキン取り付け部1
25を確保できるようになすためである。また、この連
結棒9は必ずしも棒状でなくてもよく、帶板状等の別の
断面形状のものを使用してもよいものである。
セグメントSとの間隙を塞ぎ止水性を確保するためのテ
ールパッキン6aを取り付けるもので、このテールパッ
キン6aは従来公知なものを使用すればよい。
付けておいてもよいが、本実施例では後で装着するよう
になしている。後で装着するようになしたのは必須の要
件ではないが、テールパッキン6aが長期間前記連結棒
9に局所的に圧接しているとその部分が変形して止水性
の信頼性が低下すること、また該連結棒9を除去した
り、後記するパッキン63aを乗り越える際に損傷する
おそれもあるため後から装着するのが望ましいためであ
る。
明では、上記テールパッキン取り付け部125には開閉
式テールパッキン6を予め配してある。この開閉式テー
ルパッキン6は、例えばテールパッキン6aの破損・摩
耗等で交換が必要になった際に一時的に閉じて止水性を
確保するものとして従来提案されているもので、パッキ
ン本体61の裏側に膨縮性袋62を設けておき、この膨
縮性袋62に空気を圧送すると該パッキン本体61の自
由端は「図2」下方側に押され閉じる(内側に組み立て
たセグメントSに圧接する)ようになしてある。
二重筒状に収納されると共に該外側スキンプレート12
1に着脱可能に連結した内側スキンプレート122は、
外側スキンプレート121より一回り小径に形成され、
抜き差し可能に挿入される。なお、ここで外側スキンプ
レート121内に二重筒状に収納するとしたのは必ずし
もその全部を収納しなくてもよいことを意味し、図示例
では後端部は外側スキンプレート121の後方に突出す
るようにしてあり、前端は外側スキンプレート121よ
り後方に位置して後記する切羽側シールドジャッキ2の
収納場所を確保するようになしてある。
状に構成してもよいが、図示実施例では内周部に補強リ
ブ127を設けてある。通常シールド掘進機のスキンプ
レートは主に土水圧に抗する強度を有すればよく、主に
略求心方向の外力に対してその強度を設定するが、本発
明ではこの内側スキンプレート122を介して本線シー
ルドジャッキ100の推進力を伝達するようになしたた
め、軸方の外力に対しても充分なる抗力を要求されるた
め該補強リブ127を設けたものである。なお、後記す
る窓孔124部位には無論この補強リブ127を設ける
ことはできないが、この部位は同じく後記する分岐シー
ルド掘進機200のカッターディスク201を介して推
進力を伝達するようになすとよい。
側スキンプレート121に着脱可能に連結するには、螺
子止め等適宜方法を採用すればよいが、図示例では該内
側スキンプレート122の前端部の螺子止めと、周面の
ピン(螺子)止めとを併用している。
螺子止めは、外側スキンプレート121の前部内周に連
結リング126を固定しておきこの連結リング126に
内側スキンプレート122の前端内フランジを重ねて締
着螺子128a,128a,128a・・・で締着して
ある。
た切羽側中折れジャッキ3の他端側を連結して、この連
結リング126を介して前胴110と外側スキンプレー
ト121とが中折れ式に連結されるようになし、また該
内側スキンプレート122の後端内フランジに立坑側中
折れジャッキ4の一端を連結して内側スキンプレート1
22を介して中胴120と後胴130とを中折れ式に連
結するようになしてある。
「図4」に示すように内側スキンプレート122の内側
から該内側スキンプレート122を挿通する締着螺子1
28b,128b,128b・・・の先端を外側スキン
プレート121に締着してなる。なお、外側スキンプレ
ート121と内側スキンプレート122との間には適宜
スペーサ128cを介装しておくのが望ましいが、この
スペーサ128cは局所的なものとして内側スキンプレ
ート122の抜き差しに支承を与えないようなしてお
く。
めに内側スキンプレート122に設けた通孔128d
は、該締着螺子128bを脱着した後適部材で塞ぐよう
になす。
内側スキンプレート122との間にはパッキン63a,
63bを介装しておくのが望ましく、「図1」例の左側
パッキン63aは内側スキンプレート122の先端外周
面に固定され、右側パッキン63bは外側スキンプレー
ト121の後端内周面に固定され、外側スキンプレート
121と内側スキンプレート122とが重なる両者の間
隙が密閉できるようになしてある。
には分岐シールド掘進機200が収納され、さらに、該
内側スキンプレート122の周面には上記分岐シールド
掘進機200の発進用の窓孔124を設けてある。
ンプレート122内に収納できるものであれば従来公知
なものでよいが、内側スキンプレート122内のスペー
スを有効に利用するため、そのスキンプレートの後方部
200a(「図7」に破線で示す部位)は分断しておい
て後から搬入・組み付けるようになしておくことが望ま
しく、必要に応じては分岐シールド掘進機200の図示
しないシールドジャッキも後で(分岐線トンネルT1の
掘削開始直前)搬入・組込むようになしてもよい。
を使用すればよく、その中折れ連結機構も前記したよう
に立坑側中折れジャッキ4の一端を内側スキンプレート
122の後端内フランジに連結した以外は従来と同じで
ある。さらに、この後胴120内にはシールドジャッキ
が収納されるもので、本発明もこのシールドジャッキと
して複数の立坑側シールドジャッキ5,5,5・・・を
収納してなる。
ドジャッキを立坑側シールドジャッキ5と称したのは、
本実施例では前胴110側にもシールドジャッキを配設
したためで、前胴110側立坑側シールドジャッキ5と
区別するためである。
後胴130にその本体部を固定して収納され、既設のセ
グメントSを反力受けとして本線シールド掘進機100
を推進されるために使用する。また、上記切羽側シール
ドジャッキ2はその本体部を外側スキンプレート121
の前側に固定し、伸縮先端を内側スキンプレート122
の前端に連結し、この内側スキンプレート122を反力
受けとして前胴110と外側スキンプレート121を推
進するようになしてある。
ジャッキ2は予め設置しておくようになしてあるが、立
坑側シールドジャッキ5が不要となったら、これを移動
して使用してもよいものであるが、狭い坑内で立坑側シ
ールドジャッキ5を移動据え付けするのは大きな労力と
時間とを要するためと、この切羽側シールドジャッキ2
は掘進機の全長が短くなることで立坑側シールドジャッ
キ5より小型のものでよいことから、「請求項2」及び
「請求項3」の発明のように予め設置しておくのが効率
的である。
を組み立てるためのエレクター8が収納されるのは従来
と同じで、このエレクター8は従来と同じものを使用す
ればよい。
122の前方にも設けておいてもよいが、そのためのス
ペースを確保すると、本線シールド掘進機100の全長
が長くなるので、本実施例では後胴130内のエレクタ
ー8が不要となったらこれを移動するようになしてい
る。なお、エレクター8が軸方向にスペースを占拠する
のは主にそのセグメント把持部8aであるので、内側ス
キンプレート122の前方には、このセグメント把持部
8aを除いた本体部を予め取り付けておき、後胴130
内のエレクター8が不要となったらそのセグメント把持
部8aを取りはずして、予め設置した上記本体部に移動
組み込むようになしてよいものである。
れ式となしたので、分岐シールド掘進機200を収納し
て全長が長くなっても屈曲トンネルをも効率的に掘削で
きる分岐シールド掘進機を提供できるものである。
00内に分岐シールド掘進機200を収納したので、分
岐トンネルT2を本線トンネルT1内より掘削できるの
で、分岐トンネルT2用の立坑を必要とせず工費、工期
を低減でき、かつ地上の交通等への影響を与えることの
ない分岐シールド掘進機を提供できるものであり、さら
には本線トンネルT1と分岐トンネルT2は同時施工が
でき、工期の短縮化が図られるものである。。
を収納する中胴120を二重筒状となし内側スキンプレ
ート122の周面に分岐シールド掘進機200の発進用
の窓孔124を設けたので、外側スキンプレート120
を推進させることで、それまで閉じていた該窓孔124
を容易・確実に開くことのできる分岐シールド掘進機を
提供できるものである。
は前側胴体121aと後側胴体121bとを着脱可能に
連結し、分岐予定場所以後は従来は「図13」の前胴1
10Bと中胴120Bとで本線トンネルT1を掘削した
が、本発明では中胴120を分割し、前胴110と前側
胴体121aとを連結した状態で掘削できるようになし
たため、該前胴110自体はそれに連結される前側胴体
121aの分短く形成でき、立坑側シールドジャッキ5
に小型なものが使用できる分岐シールド掘進機を提供で
きるものである。
22を引き抜いた前側胴体121aをを前胴110に連
結する後方室として使用できるので、この部位でセグメ
ントSを組み立てることができる分岐シールド掘進機を
提供できるものである。
側胴体121aとを連結した状態で掘削できるので、曲
線施工部でも余掘量が少なくてすみ合理的な掘削ができ
分岐シールド掘進機を提供できるものである。
プレート121を、後端部内側に開閉式テールパッキン
6を配したテールパッキン取り付け部125を有した前
側胴体121aと、この前側胴体121aと同径の後側
胴体121bとで形成され、該後側胴体121bの前端
部内側に突出したブラケット部123bと前側胴体12
1bの上記テールパッキン取り付け部125より前方部
内側に突出したブラケット部123aとを軸方向の連結
棒9で連結して該前側胴体121aと後側胴体121b
とを複数カ所で連結してあるので、前側胴体121aと
後側胴体121bとの連結を簡易に脱着でき、この際に
開閉式テールパッキン6を操作することで確実に止水性
が保たれる効果を有するものである。
断面図である。
連結部拡大断面図である。
連結部拡大断面図である。
の分岐予定位置以前まで掘削した状態での縦断面図であ
る。
の分岐予定位置で窓孔を開いている状態での縦断面図で
ある。
の分岐予定位置で窓孔を完全に開いた状態での縦断面図
である。
の分岐予定位置で分岐トンネルを掘進し始めた状態での
縦断面図である。
に掘進した状態での縦断面図である。
開した状態での縦断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 前端にカッターディスク(1)を設けた
前胴(110)の後端側に中胴(120)を中折れ式に
連結し、 上記中胴(120)は外側スキンプレート(121)と
この外側スキンプレート(121)内に二重筒状に収納
されると共に該外側スキンプレート(121)に着脱可
能に連結した内側スキンプレート(122)とで構成
し、該外側スキンプレート(121)は前側胴体(12
1a)と後側胴体(121b)とを着脱可能に連結し、
該内側スキンプレート(122)内には分岐シールド掘
進機(200)を収納し、さらに、該内側スキンプレー
ト(122)の周面には上記分岐シールド掘進機(20
0)の発進用の窓孔124を設け、 上記中胴(120)の後端側に後胴(130)を中折れ
式に連結してなる分岐シールド掘進機。 - 【請求項2】 前端にカッターディスク1を設けた前胴
(110)の後端側に、複数の切羽側中折れ用ジャッキ
(3)を介して中胴(120)を中折れ式に連結し、 上記中胴(120)は切羽側中折れ用ジャッキ(3)の
後端が連結される外側スキンプレート(121)と、こ
の外側スキンプレート(121)内に二重筒状に収納す
ると共に該外側スキンプレート(121)に着脱可能に
連結した内側スキンプレート(122)とで構成し、 上記外側スキンプレート(121)は前側胴体(121
a)と後側胴体(121b)とを着脱可能に連結し、 上記内側スキンプレート(122)は、その内側に分岐
シールド掘進機(200)を収納し、さらに、該内側ス
キンプレート(122)の周面には上記分岐シールド掘
進機(200)の発進用の窓孔(124)を設け、 上記外側スキンプレート(121)の前内側には内側ス
キンプレート(122)の前端を反力受けとする複数の
切羽側シールドジャッキ(2)を取り付け、 上記中胴(120)の後端側に前端側が内側スキンプレ
ート(122)に連結される複数の立坑側中折れ用ジャ
ッキ(4)を介して後胴(130)を連結し、この後胴
(130)内には複数の立坑側シールドジャッキ(5)
を取り付けてなる分岐シールド掘進機。 - 【請求項3】 前端にカッターディスク(1)を設けた
前胴(110)の後端側に、複数の切羽側中折れ用ジャ
ッキ(3)を介して中胴(120)を中折れ式に連結
し、 上記中胴(120)は切羽側中折れ用ジャッキ(3)の
後端が連結される外側スキンプレート(121)とこの
外側スキンプレート(121)内に二重筒状に収納する
と共に該外側スキンプレート(121)に着脱可能に連
結した内側スキンプレート(122)とで構成し、 上記外側スキンプレート(121)は後端部内側に開閉
式テールパッキン(6)を配したテールパッキン取り付
け部(125)を有した前側胴体(121a)と、この
前側胴体(121a)と同径の後側胴体(121b)と
で形成され、該後側胴体(121b)の前端部内側に突
出したブラケット部(123b)と前側胴体(121
b)の上記テールパッキン取り付け部(125)より前
方部内側に突出したブラケット部(123a)とを軸方
向の連結棒(9)で連結して該前側胴体(121a)と
後側胴体(121b)とを複数カ所で連結し、 上記内側スキンプレート(122)は、その内側に分岐
シールド掘進機(200)を収納し、さらに、該内側ス
キンプレート(122)の周面には上記分岐シールド掘
進機(200)の発進用の窓孔(124)を設け、 上記外側スキンプレート(121)の前内側には内側ス
キンプレート(122)の前端を反力受けとする複数の
切羽側シールドジャッキ(2)を取り付け、 上記中胴(120)の後端側には、前端側が副スキンプ
レート(122)に連結される複数の立坑側中折れ用ジ
ャッキ(4)を介して後胴(130)を連結し、この後
胴(130)内には複数の立坑側シールドジャッキ
(5)を設けてなる分岐シールド掘進機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2469194A JP2835390B2 (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | 分岐シールド掘進機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2469194A JP2835390B2 (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | 分岐シールド掘進機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08326475A JPH08326475A (ja) | 1996-12-10 |
JP2835390B2 true JP2835390B2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=12145201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2469194A Expired - Lifetime JP2835390B2 (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | 分岐シールド掘進機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2835390B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108457663B (zh) * | 2018-04-09 | 2023-08-29 | 成都利拓重工机械有限公司 | 一种用于城市管囊建造的移动式支护护盾 |
-
1994
- 1994-01-27 JP JP2469194A patent/JP2835390B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08326475A (ja) | 1996-12-10 |
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