JP2960864B2 - 自動二輪車用タイヤ - Google Patents

自動二輪車用タイヤ

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JP2960864B2 JP7046215A JP4621595A JP2960864B2 JP 2960864 B2 JP2960864 B2 JP 2960864B2 JP 7046215 A JP7046215 A JP 7046215A JP 4621595 A JP4621595 A JP 4621595A JP 2960864 B2 JP2960864 B2 JP 2960864B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バイアス構造タイヤの
優れた乗心地性を生かし、高速走行安定性及び旋回安定
性などを維持しつつタイヤ重量を軽量化しうる自動二輪
車用タイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車は、旋回時、タイヤのスリッ
プ角によるコーナリングフォースと、キャンバー角によ
るキャンバースラストとを発生させ、これにより遠心力
に打ち勝って旋回を行うものである。
【0003】このため自動二輪車用タイヤは、トレッド
面を外に向けて凸な小さい曲率半径で形成するととも
に、トレッド部端縁間のタイヤ軸方向距離であるトレッ
ド巾がタイヤ最大巾をなすなど、四輪車用のタイヤとは
全く異なる構造を採用している。
【0004】このような自動二輪車用タイヤは、カーカ
スの構造から、主としてバイアスプライタイヤ、ベルテ
ッドバイアスタイヤ、ラジアルプライタイヤ等に区別で
きるが、とりわけ前記バイアス構造の自動二輪車用タイ
ヤは、ラジアル構造のタイヤに比べ、カーカスの局部的
な伸縮を容易になしうる結果、乗心地性に優れ、しかも
タイヤサイド部を適度に補強しうるため、車両を傾けた
ときの安定性に優れるなど自動二輪車では普及率が高
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
バイアス構造のタイヤは、トレッド部に強靱なベルト層
を有するラジアルプライタイヤに比べると、トレッド接
地面の局部的な収縮により、発生するコーナリングフォ
ースが小さく旋回時の操縦安定性に劣り、かつ高速耐久
性も低い。
【0006】このような実状から、バイアス構造の自動
二輪車用タイヤは、タイヤ強度を規格値の2ないし4倍
程度に保ちうるよう、特にカーカスコードに大径のコー
ドを使用するなど材料使用量が多く、タイヤ重量が大と
なる問題がある。
【0007】本発明は、かかる問題に鑑み案出されたも
のであって、カーカスプライのトッピングゴムに、短繊
維と、ヨウ素吸着率を規制したカーボンブラックとを含
有させ、かつこの短繊維をカーカスコードの長手方向に
沿って配向することを基本として、バイアス構造のタイ
ヤの優れた乗心地を生かし、操縦安定性と高速耐久性と
を維持しつつタイヤ重量を軽減しうる自動二輪車用タイ
ヤの提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、トレッド部端
縁間のタイヤ軸方向の距離であるトレッド巾がタイヤ最
大巾をなし、かつタイヤ子午断面におけるトレッド面が
外に凸な円弧状に湾曲した自動二輪車用タイヤであっ
て、 トレッド部からサイドウォール部を経てビード部
のビードコアの周りを折り返し、かつコードをタイヤ赤
道に対して25〜60度の角度範囲で傾けてトッピング
ゴム中に配列した複数枚のカーカスプライを前記コード
が互いに交差する向きに重ね合わせたバイアス構造のカ
ーカスと、このカーカスの半径方向外側かつトレッド部
内方に配され、かつコードを前記カーカスと同一の角度
範囲で傾けてトッピングゴム中に埋設したブレーカプラ
イからなるブレーカ層とを具えるとともに、前記カーカ
スプライのトッピングゴムは、ゴム成分100重量部中
に対し、5〜30重量部の短繊維と、30〜60重量部
のヨウ素吸着率が35〜80mg/gであるカーボンブ
ラックとを含有するゴム組成物からなり、かつ前記短繊
維を前記カーカスコードの長手方向に沿って配向したこ
とを特徴とする自動二輪車用タイヤである。
【0009】なお前記ブレーカプライのトッピングゴム
は、ゴム成分100重量部中に対し、5〜30重量部の
短繊維と、30〜60重量部のヨウ素吸着率が35〜8
0mg/gであるカーボンブラックとを含有するゴム組
成物からなり、かつ前記短繊維を前記ブレーカコードの
長手方向に沿って配向しても良く、前記短繊維として
は、ナイロン短繊維が好ましい。
【0010】
【作用】本発明の自動二輪車用タイヤは、カーカスプラ
イのトッピングゴムが、短繊維をカーカスコードの長手
方向に沿って配向されていることにより、前記方向に配
向された短繊維は、個々のカーカスプライにおいてカー
カスコードの長手方向に沿った向きの弾性率を高めうる
結果、カーカストレッド部分の横曲げ剛性を高め、タイ
ヤにスリップ角を付与したときのコーナリングフォース
が従来より大きく旋回時の操縦安定性を向上させる。
【0011】さらに、重なるカーカスプライの重なり面
では、短繊維自体をも交差させうる結果、カーカスプラ
イの剛性を増すことができ、高速耐久性を向上しうると
ともに、特にカーカスコードに従来より小径のコードを
用いることを可能とし、カーカスに使用するコードの総
デニール数を低減しうる結果、タイヤ重量を軽量化しう
る。
【0012】なお前記短繊維は、カーカスコードの長手
方向の剛性のみを高める結果、カーカスコードがいわゆ
るパンタグラフ状に伸縮し、トレッド接地部分における
カーカスの局部的変形を容易になしうるのは従来と同様
に変わりなく、ラジアル構造のタイヤに比して優れた乗
り心地性能を維持しうる。
【0013】又カーボンブラックとして、ヨウ素吸着量
が30〜85mg/gのものを使用することにより、プ
ライのトッピングゴム補強性を高めてタイヤ強度の向上
に寄与しうる。なお本発明では、短繊維を前記カーカス
コードの方向に配向させることによって、コードに沿っ
た方向を高弾性率化でき、ゴム全体の硬度、及び発熱性
を高めるカーボンブラックの量を前記規制範囲のように
少なくでき、これによって、軽量化を図ることができ
る。
【0014】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。本発明の自動二輪車用タイヤ1は、トレッド部2の
両端からそれぞれ半径方向内側にのびるサイドウォール
部3と、このサイドウォール部3の半径方向内側に連な
るビード部4とを具えるとともに、トレッド部端縁E、
E間のタイヤ軸方向の距離であるトレッド巾TWがタイ
ヤ最大巾をなし、かつタイヤ子午断面におけるトレッド
面2Aが外に凸な単一若しくは複数の円弧の組み合わせ
により湾曲している。
【0015】又自動二輪車用タイヤ1は、前記トレッド
部2からサイドウォール部を通りビード部4のビードコ
ア5の周りを折返すカーカス6と、トレッド部2の内部
かつカーカス6の半径方向外方に配されるブレーカ層7
とを有し、本例では前記ビードコア5の半径方向外側
に、カーカス6の本体部6aと折返し部6bとの間でタ
イヤ半径方向外側にのびる硬質ゴムからなるビードエー
ペックス8を設けている。なおビード部4は、チェーフ
ァ等など適宜の補強部材を配することができる。$前記
カーカス6は、コードをタイヤ赤道に対して25〜60
度の角度範囲内、本例では25゜の角度αで傾けてトッ
ピングゴム中に配列した複数枚、本例では3枚のカーカ
スプライ6A、6B、6Cを前記コードが互いに交差す
る向きに重ね合わせたバイアス構造をなす。
【0016】なお前記各ーカスプライのコードは、本例
ではナイロンを採用するが、これ以外にもレーヨン、ポ
リエステル、芳香族ポリアミド等の有機繊維コードを適
宜用いうるとともに、後述する短繊維によって補強され
る結果、例えばタイヤ断面巾の呼び寸法が120を越え
るものでは、ナイロンコードで従来2/1890dを採
用していたものが、2/1260d以下の小径コード
を、例えば5cm当たり31〜39本の打込本数で用いる
ことを可能とし、カーカスコードの材料使用量を低減し
てタイヤ重量を軽量化しうる。
【0017】次に、前記カーカスプライ6A、6B、6
Cは、その折返し部6bを、それぞれビードベースライ
ンBLから高さh1、h2、h3の如く、高さ位置を違
えて終端させることにより、折り返し端での応力集中を
緩和しうる。なお、最もタイヤ内腔側に位置するカーカ
スプライ6Aの折り返し高さh1は、タイヤ断面高さの
0.5倍以上、本例では0.6倍程度に位置させてい
る。
【0018】前記ブレーカ層7は、前記カーカス6の半
径方向外側かつトレッド部内方に配され、かつコードを
前記カーカスと同一の角度範囲、好ましくは35〜60
゜で傾けてトッピングゴム中に埋設した少なくとも1
枚、本例ではコードが互いに交差する2枚のブレーカプ
ライ7A、7Bからなり、カーカスを路面からの衝撃に
対して保護し、トレッドに受けた外傷が直接カーカス6
に達するのを防ぎうる。
【0019】なおブレーカプライ7A、7Bは、そのコ
ードに前記カーカスと同様、ナイロンコードを採用する
が、これ以外にもレーヨン、ポリエステル、芳香族ポリ
アミド等の有機繊維コードを適宜用いることができ、好
ましくは前記カーカスコードと同一のコード材料、コー
ド繊度とするのが良い。なお打込本数は5cm当り、31
〜39本程度とする。
【0020】又ブレーカ層7は、タイヤ軸方向最外側の
両端のタイヤ軸方向距離であるブレーカ巾BWは、前記
トレッド巾TWの0.8〜0.95倍程度とすることが
好ましく、しかも前記ブレーカプライ7Aは、カーカス
プライのうち半径方向最外側のカーカスプライ6Cのカ
ーカスコードと交差する向きにブレーカコードを前記角
度範囲で傾けて配することが望ましい。
【0021】次に、本例では前記カーカスプライ6A、
6Cのトッピングゴム及びブレーカプライ7Aのトッピ
ングゴムは、夫々短繊維と、カーボンブラックとを含有
するゴム組成物を用いている。
【0022】本実施例で用いる短繊維は、ナイロン短繊
維であるが、これ以外にもポリエステル、アラミド、レ
ーヨン、ビニロンなどの有機繊維の他、金属繊維、ウイ
スカ、ボロン、ガラス繊維等の無機材質が挙げられ、こ
れらは単独でも、又2種以上を組合わせて使用すること
もでき、さらに好ましくは、短繊維はゴム成分との接着
性を向上させるために表面処理を施してもよい。
【0023】又前記短繊維は、直径dが0.3〜0.5
μm、長さlが300〜500μm、従って前記直径と
長さの比(l/d)が1000程度の極細短寸の繊維体
であって、前記カーカスプライ及びブレーカプライのト
ッピングゴムは、ともにこれらの短繊維をゴム成分10
0重量部に対して、5〜30重量部含んでいることが必
要である。
【0024】前記短繊維の量が、ゴム成分100重量部
に対して5重量部を下回ると、短繊維を配向してもコー
ドの長手方向に沿った方向の弾性率を高めることができ
ず、操縦安定性の向上を期待し得ない反面、30重量部
を越えるとカレンダー作業が困難となりがちで、しかも
多量の短繊維により、トッピングゴムがタイヤコードと
の接着性を損ない、プライの耐久性を悪化させるためで
あり、かかる観点より、さらに好ましくは15〜25重
量部含有させることが好ましい。
【0025】次に、前記カーボンブラックとしては、例
えば、昭和キャボット社、三菱化学社、東海カーボン社
等から市販されているHAF、FEF、GPF等が挙げ
られ、ヨウ素吸着量が35〜80mg/gのものを使用
することにより、ゴム補強性を高めてタイヤ強度の向上
に寄与しつつゴム発熱性を低減させる。
【0026】前記カーボンブラックのヨウ素吸着量が3
5mg/g未満ではゴム補強性が低く、強度、耐カット
性が共に劣り、逆に80mg/gを越えると発熱性が高
く転がり抵抗が悪化する。このようなヨウ素吸着量は、
例えば「カーボンブラック便覧」の438頁記載の測定
法に従って測定する。
【0027】又このカーボンブラックの添加量は、前述
のゴム成分100重量部に対して30〜60重量部、好
ましくは40〜50重量部程度である。前記カーボンブ
ラックの含有量が30重量部に満たないと、ゴム補強効
果に劣り、逆に60重量部を越えるとゴムの発熱性が高
くなり転がり抵抗も大きくなる。
【0028】本発明では、短繊維を前記カーカスコー
ド、ブレーカコードの長手方向に配向させることによっ
て、コード方向を高弾性率化でき、ゴム全体の硬度、及
び発熱性を高めるカーボンブラックの量を少なくしう
る。
【0029】このようなカーカスプライ、ブレーカプラ
イのトッピングゴムのゴム組成物として、例えば表1に
示すAないしDのようなものが挙げられる。
【0030】
【表1】
【0031】又前記短繊維は、それぞれのプライにおけ
るコードの長手方向に沿って配向される。なお「短繊維
をコードの長手方向に沿って配向する」とは、プライに
含まれる全短繊維中、70%以上の短繊維が、前記コー
ドの長手方向に対して±15゜の角度で配向されている
ものとして定義する。
【0032】このような短繊維の配向は、前記短繊維を
含有するゴム組成物を、常法に従って、押出機、カレン
ダー等により混練して押出し、かつカーカス、ブレーカ
の各コードにトッピングすることにより容易になしう
る。
【0033】又この短繊維は、バイアス構造のタイヤの
乗り心地を損なうことなく、カーカス6のカーカスコー
ドの長手方向の弾性率を高めて、操縦安定性を向上しう
るとともに、重なるカーカスプライの表面で短繊維が互
いに交差することとなりカーカス剛性を高め高速耐久性
を高めるのは既に述べたとおりである。
【0034】又短繊維は、カーカスプライに配向された
結果、タイヤのサイドウォール部、ビード部においても
これを効果的に補強し、特にカーカス6の本体部6aと
折り返し部6bとが接する部位においても短繊維の多重
交差部分を得るなど、高速旋回時などのいわゆる腰くだ
け感をも防止しうる。
【0035】なお本例では、ブレーカプライ7Aのトッ
ピングゴムについても短繊維を配合するものを示した
が、ブレーカプライは短繊維を配合していないトッピン
グゴムを採用しうるのは言うまでもなく、又カーカスプ
ライを4枚以上とすることなど本発明は種々の態様に変
形しうる。
【0036】
【具体例】自動二輪車の後輪用として、タイヤサイズが
140/70−17でありかつ図1、表2、表3に示す
構成、仕様を有するタイヤ(実施例1〜7)について試
作するとともに、その性能についてテストした。なお短
繊維を配合しないゴム組成物Eをカーカスプライ、ブレ
ーカプライのトッピングゴムに用いた従来のタイヤ(従
来例)と、本発明の構成外のタイヤ(比較例1〜4)に
ついても併せてテストを行い性能比較を行った。なお、
テストに用いたタイヤのトレッド部2のトレッドゴム、
サイドウォール部のサイドウォールゴム及びビードエー
ペックスを構成する各ゴム組成物を表2に示す。
【0037】
【表2】
【0038】又、テスト条件は以下の通りである。 イ)操縦安定性、乗り心地及び腰くだけ感 各試供タイヤを実車の後輪に装着するとともにフロント
には110/70−17サイズの標準品(クロスベル
ト)を装着し、ドライバーのフィーリングにより判定す
るとともに、従来例を100とする指数で評価した。何
れも数値が大きいほど良好であることを示す。
【0039】ロ)高速耐久性 JISK6366−1982の5.3項に規定する高速
耐久性能試験に準拠して行ない、タイヤに損傷が発生す
る迄の延走行距離で判定するとともに、従来例を100
とする指数で表示した。数値が大きいほど良好である。
【0040】ハ)タイヤ強度 JISK6366−1982の4.2.1項に規定する
タイヤ強度試験に準拠して行ない、従来例の破壊エネル
ギーを100とする指数で表示した。数値が大きいほど
良好である。
【0041】ニ)タイヤ重量 タイヤ1本あたりの重量を、従来例を100とする指数
で表示した。数値が小さいほどタイヤ重量が軽量であ
る。テストの結果を表3に示す。
【0042】
【表3】
【0043】テストの結果、実施例1〜4のものは従来
例、比較例1〜6のものに比べて、種々の走行性能、タ
イヤ強度を同等或いはそれ以上に確保する一方、タイヤ
重量を軽量化しうることが確認できた。なお実施例の各
タイヤのタイヤ重量の低減は、トッピングゴムが短繊
維、カーボンブラックの補強により、カーカス、ブレー
カ層においてコード径の小径化を可能とし、カーカスの
総デニール数が低減したことに基づいており、特に実施
例3、4のコード繊度ないしはこれ以下、又コード打込
数は5cm当たり31〜39が優れていることも確認でき
た。
【0044】
【発明の効果】叙上のごとく、本発明の自動二輪車用タ
イヤは、バイアス構造タイヤの優れた乗心地性を生か
し、かつ高速走行安定性及び旋回安定性などを維持しつ
つタイヤ重量を軽量化しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】カーカスと、ブレーカ層との配列を示す展開平
面図である。
【符号の説明】
2 トレッド部 3 サイドウォール部 4 ビード部 5 ビードコア6 カーカス 6A、6B、6C カーカスプライ 7 ブレーカ層 7A ブレーカプライ C タイヤ赤道 E トレッド部端縁
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60C 1/00,3/00 B60C 9/06,9/18 C08L 21/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド部端縁間のタイヤ軸方向の距離で
    あるトレッド巾がタイヤ最大巾をなし、かつタイヤ子午
    断面におけるトレッド面が外に凸な円弧状に湾曲した自
    動二輪車用タイヤであって、 トレッド部からサイドウォール部を経てビード部のビー
    ドコアの周りを折り返し、かつコードをタイヤ赤道に対
    して25〜60度の角度範囲で傾けてトッピングゴム中
    に配列した複数枚のカーカスプライを前記コードが互い
    に交差する向きに重ね合わせたバイアス構造のカーカス
    と、 このカーカスの半径方向外側かつトレッド部内方に配さ
    れ、かつコードを前記カーカスと同一の角度範囲で傾け
    てトッピングゴム中に埋設したブレーカプライからなる
    ブレーカ層とを具えるとともに、 前記カーカスプライのトッピングゴムは、ゴム成分10
    0重量部中に対し、5〜30重量部の短繊維と、30〜
    60重量部のヨウ素吸着率が35〜80mg/gである
    カーボンブラックとを含有するゴム組成物からなり、 かつ前記短繊維を前記カーカスコードの長手方向に沿っ
    て配向したことを特徴とする自動二輪車用タイヤ。
  2. 【請求項2】前記ブレーカプライのトッピングゴムは、
    ゴム成分100重量部中に対し、5〜30重量部の短繊
    維と、30〜60重量部のヨウ素吸着率が35〜80m
    g/gであるカーボンブラックとを含有するゴム組成物
    からなり、 かつ前記短繊維を前記ブレーカコードの長手方向に沿っ
    て配向してなる請求項1記載の自動二輪車用タイヤ。
  3. 【請求項3】前記短繊維は、ナイロン短繊維からなる請
    求項1乃至2記載の自動二輪車用タイヤ。
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