JP2959783B2 - 電気機器制御装置 - Google Patents

電気機器制御装置

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JP2959783B2
JP2959783B2 JP1305466A JP30546689A JP2959783B2 JP 2959783 B2 JP2959783 B2 JP 2959783B2 JP 1305466 A JP1305466 A JP 1305466A JP 30546689 A JP30546689 A JP 30546689A JP 2959783 B2 JP2959783 B2 JP 2959783B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はホームオートメーションシステム(HAシステ
ム)に接続されて、テレコン(外出先から電話をかけて
HAシステムに接続されている機器をON−OFF制御するこ
と)により遠隔制御され、また、タイマによっても自動
運転される電気機器の電源のON、OFFを制御する電気機
器制御装置に関するものである。
(従来の技術) HAシステムに接続されている各種電気機器、例えば床
暖房システム、エアコン、その他の暖房機器、自動風呂
等はテレコンにより遠隔制御されたり、タイマにより自
動運転されたりしている。前記のタイマ制御とテレコン
による遠隔制御は機能が異なるため、従来はそれらの制
御装置が単独で別々に使用されていた。しかし最近はタ
イマ制御とテレコンとを併用することが試みられてい
る。この場合、HAシステムに接続されている電気機器の
制御は次のようになる。
.タイマ制御とテレコンが対等の時は、タイマがOFF
であれば、電気機器をテレコンで制御しようとしても制
御できない。
.第3図のようにタイマ付コントローラAとテレコン
Bとが直列接続され、しかもタイマ付コントローラAが
電源側に接続されてタイマ制御が優先となっている時
は、タイマがONの時間帯だけしかテレコンによる電気機
器のON−OFFができない。
.テレコン優先の時は、テレコンがONの時だけしかタ
イマによる電気機器の運転ができない。
.第4図のようにタイマAとテレコンBとが並列接続
されている時は、タイマAがONの時はテレコンで電気機
器をOFFにすることができない。
そこで、いつでも電気機器をタイマ制御から開放して
テレコンで制御可能とするために、テレコンによって電
気機器への電源供給を一時的に停止して、電気機器を初
期状態に戻すことでタイマ制御を解除する制御装置があ
る。
(発明が解決しようとする課題) テレコンにより遠隔制御される時は家に人が不在の時
であるため、タイマ制御よりもテレコンを優先させるの
が望ましい。しかし、従来のタイマ制御とテレコンの組
合せでは、前記のようにテレコンとタイマ制御とが対等
であったり、どちらか一方が優先していたり、両者が並
列であったりするためテレコンにより電気機器を自由に
制御することができないという問題があり、これを解決
するために電気機器を初期状態に戻すとタイマ制御は解
除されるがこれと共に時刻や日付等の初期設定までも失
われてしまうという問題がある。
(発明の目的) 本発明の目的は、タイマにより制御される電気機器で
あっても、テレコンから指令が入るとその指令がタイマ
より優先されて、その指令通りに電気機器を制御するこ
とができる電気機器制御装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の電気機器制御装置は第1図のように、電話に
よるテレコン及びタイマにより電気機器用の電源スイッ
チ部が制御されるようにした電気機器制御装置におい
て、前記電源スイッチ部にテレコン信号入力部が設けら
れ、前記タイマと電源スイッチ部との間に電子スイッチ
が設けられ、テレコン信号を受信すると電子スイッチが
OFFとなってタイマと電源スイッチ部との接続が強制的
に遮断されてタイマによる電源スイッチ部の制御が解除
され、電源スイッチ部がテレコン信号の指令に基づいて
ON−OFFされるようにしたものである。
(作用) 本発明の電気機器制御装置では、動作開始時には電子
スイッチ4をONにして、タイマ1の出力信号が電源スイ
ッチ部2に入力されるとタイマ運転されるようにしてあ
る。この状態で前記電源スイッチ部2にテレコン信号が
入力されると、そのテレコン信号により電子スイッチ4
がOFFにされ、電源スイッチ部2がタイマ1による制御
から解除され、電源スイッチ部2が同テレコン信号の指
令に基づいてON−OFFする。
前記電子スイッチ4は一旦OFFになると、以後、何回
テレコン信号が入力されてもOFFの状態に継続される。
また、第1図の電気機器制御装置ではモード切り替え
スイッチ5が設けられており、それをマニュアル操作す
ると同切り替えスイッチ5からの信号が電子スイッチ4
に入力されて同スイッチ4がONとなる。これによりタイ
マ1の出力信号が電源スイッチ部2に入力されてタイマ
運転−連続運転−停止と切り替わる。このモード切り替
えを一度操作すると、テレコンからの指示状態が解除さ
れて、タイマを含めたコントローラによる制御状態に戻
る。
(実施例) 第1図は本発明の電気機器制御装置の原理図、第2図
は同制御装置の一実施例である。
第2図におけるタイマ1はデジタルタイマであり、モ
ード切り替えスイッチ5によってタイマ運転−連続運転
−停止と切り替えられるようにしてある。
同図の電子スイッチ4はモード切り替えスイッチ5が
操作されて、R−SFF(リセット・セットフリップフロ
ップ)がセットされている時は、タイマ1からの出力が
ANDゲート6を通して電源スイッチ部2に入力される。
電子スイッチ4にテレコン信号が入力されるとR−SF
Fがリセットされるため、タイマ1からの出力はANDゲー
ト6で止まり、電源スイッチ部2に入力されなくなる。
このとき、テレコン信号は電源スイッチ部2にも入力さ
れるので、モードがタイマ運転の状態にセットされてい
ても、テレコンによる指令が優先され、電気機器はテレ
コンからの指令に基づいて動作する。即ち、テレコンに
よる制御が優先する。
ここで使用されるテレコン信号は一般にエアコン用と
して規定されているJEMAであり、一操作毎に一パルス送
られて、電源スイッチ部2が一パルス毎にON−OFF−ON
と切り替わるようにしたものである。
第2図の実施例では電子スイッチ4を個別のデジタル
ICで構成したが、タイマ等に用いられるマイクロコンピ
ュータにテレコン信号も入力し、ソフトウエアで同様の
論理を構成することもできる。
本発明の電気機器制御装置は床暖房用コントローラ、
温度調節器以外にもタイマとテレコンを併用する全ての
電気器、例えば、ルームエアコン、自動風呂、一般暖房
器、暖房設備、別荘のように常時は使用しない建物の換
気装置、自動雨戸等に適用可能である。
(発明の効果) 本発明の電気機器制御装置は次のような効果がある。
.タイマ1とテレコンの併用が1台の制御装置で可能
となるので、システムが簡潔になる。
.タイマ制御よりもテレコン制御が優先するので、不
在宅時の制御に便利であり、利用上の便利性が大きく向
上する。
.電気機器をタイマ1の制御から開放するために電気
機器の電源スイッチ部2とタイマ1との間に電子スイッ
チ4を設けて、同スイッチ4をOFFとすることで電源ス
イッチ部2とタイマ1との接続を強制的に遮断してタイ
マ制御から開放するものであり、電気機器への電源供給
を一度遮断して電気機器を初期状態に戻してタイマ制御
から開放するものではないので、電気機器への電源供給
が遮断されることはない。従って、電気機器の時刻設定
や日付設定等の初期設定までが消去されてしまうといっ
たようなことがない。
.タイマ1と電源スイッチ部2との間に電子スイッチ
4を設けるだけであるため、構造が簡潔でコストを低く
抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電気機器制御装置の原理図、第2図は
同制御装置の一実施例を示す説明図、第3図、第4図は
従来のタイマ制御とテレコンを併用した回路の異なる説
明図である。 1はタイマ 2は電源スイッチ部 3はテレコン信号入力部 4は電子スイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話によるテレコン及びタイマ(1)によ
    り電気機器用の電源スイッチ部(2)が制御されるよう
    にした電気機器制御装置において、前記電源スイッチ部
    (2)にテレコン信号入力部(3)が設けられ、前記タ
    イマ(1)と電源スイッチ部(2)との間に電子スイッ
    チ(4)が設けられ、テレコン信号を受信すると電子ス
    イッチ(4)がOFFとなってタイマ(1)と電源スイッ
    チ部(2)との接続が強制的に遮断されてタイマ(1)
    による電源スイッチ部(2)の制御が解除され、電源ス
    イッチ部(2)がテレコン信号の指令に基づいてON−OF
    Fされるようにしたことを特徴とする電気機器制御装
    置。
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