JP2958686B2 - 表面化粧ブロック用の多連型枠と、これを用いた表面化粧ブロックの製造方法 - Google Patents

表面化粧ブロック用の多連型枠と、これを用いた表面化粧ブロックの製造方法

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ブロック表面に
自然石などの化粧材を露出させた表面化粧ブロックを大
量生産させるための多連型枠と、この様な大量生産に適
した製造方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】ブロックの表面に玉石などの自然石や、
砕石、レンガなどの化粧材を露出させた表面化粧ブロッ
クには、張りブロック、積みブロックなどJIS規格に
より形状、大きさなどの定まっているものが多い。また
規格外であっても概ね共通化された形状により、小型で
軽量なブロックが土溜壁用として大量生産される事が多
い。その為、超硬練りコンクリートを用いて即時脱型方
式による生産が成されており、この方式であれば型枠に
打設したら直ちに脱型でき、1つの成形型及びブロック
相当数の面板で1000〜2000個/日程度の生産が
可能なため、同一形状ブロックの大量生産に適してい
る。
【0003】ただ、超硬練りコンクリートによるコンク
リート製品は、表面の仕上がりが粗く外観に劣る。また
脱型後に養生するため養生中に変形を招く虞があり、形
状の精度が従来流し込み製品に劣る。さらに養生前に脱
型するため脱型時が最も型崩れしやすく、よって製品形
状は脱型容易な形状に制約を受ける。さらに脱型後の移
送も型崩れの要因となり、よってこれに耐える製品形状
であることも求められる。
【0004】その為、上記の即時脱型方式とは別の方式
として、硬練りコンクリートを型枠に流し込むと共に振
動をかけ、脱型せずに養生する方式が流し込み方法とし
て一部に採られている。コンクリートブロックの表面が
きれいに仕上がるので外観に優れ、また型枠に入れたま
ま養生するので形状の精度にも優れ、さらに即時脱型方
式では不可能だった多彩な形状が可能になるからであ
る。
【0005】その製品例として、本願が対象とする小型
な表面化粧ブロックがある。またその製造には、一例と
して4個採りの型枠を用いた製造方法がある。また更
に、これに用いられる型枠の例としては、4枚の面板が
並べた状態でボルトや溶接によりフレームと固着され、
面板の各々に上型を被せて組み立てられる型枠である。
この型枠によれば4個の表面化粧ブロックを一度に製造
する事が可能である。具体的には、各面板に砂などによ
る離形用の下地を詰め、この下地上に自然石などの化粧
材を適当に配置し、これを半埋設させた状態で固定さ
せ、上型内面に離形剤の油を塗布したら、面板にこれを
被せて型枠を組み立て、ここにコンクリートを打設する
のである。
【0006】これら作業は土場打ちと呼ばれる方法によ
って行われており、上記型枠を土場に据え置いて、クレ
ーンなどにより、砂やコンクリートを型枠まで運搬し、
あるいは打設後の養生のため、打設された型枠をクレー
ンで積み上げる等を行っている。またこれら操作は、工
場内の汎用的なクレーンを手動操作して行っている。
【0007】またこの流し込み方式によれば型枠に入れ
たままの状態での養生に1日程度の時間を要し、つまり
1つの型で1個/日程度の生産性となるため、多数の型
枠を準備する必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】表面化粧ブロックを製
造する時には、一般に、面板に詰める下地を、用いる化
粧材に合わせて替えている。下地の砂などが表面化粧ブ
ロックの表面に付くためであり、化粧材が玉石なら玉石
を採取した現地の砂を下地に用いるなどの様に、化粧材
と下地との組合せに適不適があるからである。従って、
同じ型枠を用いて表面化粧ブロックを製造する時に、そ
れまでの化粧材から別の化粧材に替える時には、面板に
詰めた下地も入れ替えなければならない。ただ、それに
は型枠を裏返して砂などを空ける事となり、重量のある
鉄製の面板をフレームごとクレーンで裏返したり、その
際には砂置き場に面板をフレームごとクレーンで移動さ
せるなど大変に手間であった。
【0009】また、表面化粧ブロックは、これと同型状
ながらブロック表面が単にコンクリート面になっている
化粧無しのブロックが原型となって出来たものである。
この様な化粧の無いブロックの場合は、面板に油を離形
剤として塗布してコンクリートを打設するので、この油
が面板の腐食を防止する事になる。所が、表面化粧ブロ
ックの場合は、砂などが離形材であり、その砂などの上
にコンクリートが打設されるため、コンクリートの水分
が砂を浸透して直接面板に触れ、結果、面板の腐食を早
めることになっている。その為、面板は腐食による交換
が比較的多く成される。その場合、面板はボルト締め或
いは溶接などでフレームに固着されているので、これを
交換して新しくするには、手間をかけて外さなければな
らない。
【0010】また上型自体も経年と共に歪み、交換の必
要が生じてくる。所が、面板と上型は、使用と共に生ず
る擦り合わせにより相性が出来てくる為、この相性を維
持する必要上、面板と上型の組合せが固定されて用いら
れている。その為、上型と面板のいずれか一方を交換す
る時にも、両方を一緒に交換しなければならなかった。
【0011】以上の状況を鑑み、本発明の目的とすると
ころは、硬練りコンクリートを用いて流し込み方式によ
り表面化粧ブロックを製造する際に用いる型枠に関し、
製造する表面化粧ブロックの化粧材を変更する時には、
これに伴う砂などの下地の交換が容易に行え、面板と上
の交換が別々にしかも容易に行うことのできる表面化
粧ブロック用の多連型枠と、これを用いた表面化粧ブロ
ックの製造方法を提供する事にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】その為、本発明では、面
板がこれを並べて載置するためのフレームから、取り外
しが自在な様にした。面板はフレーム上に単に上載せす
るだけでよく、面板が一般には厚手の鋼板で形成されて
いるので、その重量により、上載せしただけでも十分安
定する。また面板をフレームに止める爪のような軽微な
装備により面板を安定的に取り付けても良く、この取り
付けが従来のボルト締めなどとは異なり、簡単な操作で
直ちに取り外せるなら、この様な装備により取り付ける
面板も、本願の「取り外し自在な面板」に含む。これに
より、砂などの下地の交換が、下地の詰められている面
板のみの取り外しにより行える。また新しい面板と交換
する時にも、面板のみの取り外しにより行える。
【0013】また、フレームはその上面側に面板を落と
し込んで収納できる枠状の収納部を有するようにした。
これにより面板の位置と姿勢の安定化に役立つと共に、
単なる落とし込みのため取り外しが自在になる。また収
納部の底部に穴を設けておけば、下からの突き上げによ
り、より取り外しが楽になる。収納部は鉄板等による側
壁を面板の外周形状に立設させたものが代表例である。
この場合、側壁は面板の外周の全てに切目無く設けても
良く、あるいは切目のある側壁でも良い。またフレーム
に面板を載置した時の面板外周位置に、棒材などを立起
周設させて収納部としても良い。
【0014】また、この様な多連型枠を、コンベア或い
は台車などの移動ラインで移動させる事により、養生さ
れた表面化粧ブロックの脱型から、新たな表面化粧ブロ
ックの打設までの処理を一連的に行う様にした。この移
動ラインには、養生済みで脱型前のブロックを多連型枠
の付いたままで移動開始するものである。具体的には、
上型を脱型した後に養生済みの表面化粧ブロックを面板
から取り出し(脱型工程)、面板に詰められた下地に化
粧材を固定させ(面板工程)、脱型時にバラした型枠を
組み立て(組立工程)、この組み立てられた多連型枠に
スランプが4cm以上のコンクリートを新たに流し込む
(打設工程)、と云う工程を、流れ作業的に行うのであ
る。打設された表面化粧ブロックは養生庫などに移し
て、1日程度の後に、養生済みの表面化粧ブロックをこ
の移動ラインの最初から再度流して、上記と同じ処理を
繰り返すのである。なお、以上述べた工程に他の処理を
付加させるのは行って良く、例えば、繰り返しの生産に
より下地の砂が減少したならこれを補充し、あるいは上
型に離形材の油を塗布する事は常時行われる。また、打
設工程では流し込みの後に振動を加えてコンクリートの
締め固めが行われる。この様な製造方法によれば、移動
ライン沿いに各種の化粧材とこれに対応した下地材とを
個別のホッパーに準備しておく事ができ、この準備によ
り必要に応じて、下地の補充が行える。あるいは化粧材
の変更に伴う下地の交換が、面板の取り外しにより容易
に行える。
【0015】ただ、表面化粧ブロック専用の生産ライン
を準備するのは装備的な負担が大きくなるため、化粧無
しの一般的なブロックの生産ラインと兼用させたい要望
があり、よって移動ラインが、面板工程の省略を選択可
能に移動される様にした。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、表面化粧ブロック用の多連
型枠と、これを用いた製造方法の実施例を説明する。 (実施例1)本発明の多連型枠1は、図1〜図4に示す
様に4個採りの多連型枠であり、図5〜図6に示す様な
表面11が方形で、ブロックの裏面側には括れ12を介
したアンカー部13が形成された表面化粧ブロック10
を成形形成するものである。またこの多連型枠1は同一
形状の4枚の面板2、2…と、これら面板2、2…を並
べて載置するためのフレーム3と、面板2、2…の各々
に被せる4個の上型4、4…とから成っている。
【0017】フレーム3はアングル材により梯子状に形
成され、上面側には面板2、2…を落とし込んで収納で
きる枠状の収納部5が4つ設けられている。この収納部
5、5…は、鉄板等による側壁を、次に述べる面板2、
2…の外周形状に立設させたものであり、面板2、2…
よりも10mm程度高く設けてある。そして、下地の砂
Aを詰める時には収納部5にすり切れ一杯に詰めても良
い様になっている。面板2は押圧形成されて略皿状を成
し、表面化粧ブロック1の表面形状を成す底板6と、こ
の底板6周囲に拡開させて立設した側板7とから成って
いる。そしてこの面板2を収納部5に落とし込んだ時
に、側板7の上端外周7aが収納部5の内周に対応する
様になっている。上型4は表面化粧ブロック1の(側面
の)外形同様に形成されている。上型4を面板2に被せ
た時には、実際にはフレーム3上に上載せされ、上型4
に装備された締め具8でフレーム3に締め付けられる様
になっている。また上型4は、表面化粧ブロック1の形
状に対応して括れ部分4aを有するので脱型時に抜き取
る事ができず、その為、上型4の括れ部分4aは、図3
に示す様にヒンジを介して開く事ができ、上型4の括れ
を結果的に無くして脱型できる様になっている。
【0018】(実施例2)次に、製造方法の実施例の説
明を、上記多連型枠1の使用方法の説明を兼ねて、以下
にする。なお発明の性質上、表面化粧ブロック10が養
生済み(要は製造が半ば終わった)ところから説明す
る。
【0019】まず図7に示す様に、養生済みの表面化粧
ブロック10を、多連型枠1ごとコンベア20に乗せ
る。コンベア20は上型脱型移載機21にて停止させる
と、上型脱型移載機21はまず、各上型4の締め具8を
外し、また括れ部分4aを開けさせる。次に上型4を挟
み、上方に引き抜く様にして脱型する。次に、脱板移載
機22で表面化粧ブロック10を面板2から脱型し、出
荷に回す。次に、面板2を載せたままのフレーム3が図
示しない種石処理機にて停止し、面板2に詰められてい
る砂Aの下地に、人手で化粧材としての種石Bを固定し
てゆく。次に、先に脱型した上型4に油を塗布してお
き、これをフレーム3の上に移動してくる。そして上型
4をフレーム3上の面板2に各々被せ、型組機23など
にて締め具8の締め付けなどを行い、多連型枠を組み立
てる。次に、この多連型枠をコンクリート投入機24に
て停止させ、コンクリートを投入する。そののち、振動
機25で振動をかけて、養生庫Xへ搬出する
【0020】(実施例3)次に、より詳細な製造方法の
実施例を、図8の生産ラインの図により説明する。な
お、この生産ラインは、化粧無しのブロックの生産ライ
ンも兼ね備えている。
【0021】まず、養生済みの表面化粧ブロックを多連
型枠1ごと、ラックリターンコンベア30の始点30a
に載置する。多連型枠1は、これを吊り上げて他のコン
ベアに移すためのアンローダ100の下にて停止させ
る。アンローダ100はこの多連型枠1を種石コンベア
40に移す。なお、化粧無しのブロックを処理する時
は、アンローダ100が面板処理コンベア80に移し、
後述する処理を行う。
【0022】種石コンベア40上の多連型枠1は、まず
脱型クレーン110の下に停止させる。脱型クレーン1
10のレールには、上型脱型移載機111と脱板移載機
112が備えられている。まず上型脱型移載機111が
多連型枠1上に移動され、上型4を掴んで脱型し、その
ままこの上型4を上型コンベア50に移す。移された上
型4は上型塗油機51を経る事により、上型4内面に離
形剤の油を塗布する。その後、上型クレーン120の下
にて停止して、新たな表面化粧ブロックの為に、多連型
枠1の組立工程の到来まで待機する。一方、上型4を脱
型された表面化粧ブロック1は、脱板移載機112に挟
み上げられる事により面板2から脱型され、そのまま製
品コンベア60に移される。そして製品としての表面化
粧ブロック10は出荷ヤードへ送出される。
【0023】以上の段階で、種石コンベア40には、面
板2だけが残ったフレーム3が載置されている。次に新
たな表面化粧ブロックの製造にはいる。
【0024】まず、種石コンベア40上のフレーム3
が、面板2を載せて砂替え装置41に到る。種石と共に
砂を替えるなら、ここで面板2のみをフレーム3から外
して砂出しを行い、面板2を空にする。面板2だけが外
れるので容易な作業として成される。空にしたら後流の
砂投入機42にて所望の砂を投入して詰めてゆく。な
お、砂を替えないのであればこの工程を省略すればよ
い。また単に砂を補充するなら砂投入機42で同種の砂
を補充すればよい。次に、フレーム3を種石処理機43
にて停止させ、面板2上の砂の上に、種石を適宜配置し
て軽く押し込み、固定させる。さらに後流の上型クレー
ン120下に移し、多連型枠の組立を待つ。ここで、先
に油の塗布された待機中の上型4を上型移載機121で
吊り上げ、上型コンベア50から種石コンベア40に移
し、フレーム3上の面板2各々に上型4を被せる。
【0025】この段階で、多連型枠1はまだ組立が完了
しておらず、この未完成な多連型枠1を上型クレーン1
20で型枠コンベア70に移し、型組機71にかけて締
め具の締め付けなどで組立を完了させる。
【0026】次に組み立てられた多連型枠1を、型組機
71からコンクリート投入機72に移動させ、投入を行
う。その後、振動機73にて振動をかける。以上の処理
が終わったら、ローダー130でラックリターンコンベ
ア30に移し、養生庫へと移送され、翌日の取出しまで
養生される。
【0027】以上が表面化粧ブロックの「脱型から、新
たな表面化粧ブロックの打設までの処理」である。これ
らの流れ作業は、手動でも良いが、自動制御により自動
化すると効率が一層向上する。
【0028】なお、化粧無しのブロックの場合は、先に
述べた様に、アンローダ100が脱型前の多連型枠1
を、種石コンベア40ではなく面板処理コンベア80に
移す。そして、この多連型枠1を前述同様に脱型クレー
ン110の下に停止させる。脱型クレーン110に備え
られた上型脱型移載機111と脱板移載機112によ
り、表面化粧ブロックの時と同様に、上型4の脱型、及
び化粧無しブロックの取出しが行われる。上型4は表面
化粧ブロックの時と同様に上型コンベア50上の移動過
程で油が塗布され、面板2はフレーム3ごと面板処理コ
ンベア80の上を移動して、面板クリーナー81にて油
が塗布される。あとは表面化粧ブロックの時と同様であ
り、型の組立とコンクリートの打ち込みなどが成され
る。
【0029】
【発明の効果】以上、本願請求項1記載の発明によれ
ば、化粧材の変更に伴う砂などの下地の交換が容易に行
えるので、作業性が向上する。また、面板あるいは上型
の交換が個別に、しかも容易に行える。
【0030】請求項2記載の発明によれば、フレームの
収納部に面板を落とし込むだけで簡単に取り付けられ
る。
【0031】請求項3記載の発明によれば、従来の土場
打ちなどに較べ、脱型から新たな表面化粧ブロックの打
設までの処理の生産性が上がる。また、これらの作業中
に、砂の交換や、面板の交換などがあっても作業の中断
を最小限に止める事ができ、この点でも生産性が上が
る。
【0032】また請求項4記載の発明によれば、請求項
3記載の製造方法を他の化粧無しのブロックの生産設備
と兼ねさせる事ができるので、設備負担が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この図は、実施例1に示した多連型枠を、一
部の上型を省略して示した図であり、下地の詰め方と化
粧材の固定とを併せて示している。
【図2】 この図は、図1の多連型枠を組み立てた様子
の斜視図である。
【図3】 この図は、図1の多連型枠をフレームの長手
方向から見た部分断面図である。
【図4】 この図は、図1の多連型枠にコンクリートを
打設した様子の説明図である。
【図5】 この図は、図1〜図4の多連型枠により製造
された表面化粧ブロックの斜視図である。
【図6】 この図も、図1〜図4の多連型枠により製造
された表面化粧ブロックの斜視図である。
【図7】 この図は、実施例2の製造方法の過程を略示
した図である。
【図8】 この図は、実施例3の製造方法が実施される
製造ラインの平面図である。
【符号の説明】
1 多連型枠 2 面板 3 フレーム 4 上型 5 収納部 10 表面化粧ブロック 20 コンベア 21 上型脱型移載機 22 脱板移載機 23 型組機 24 コンクリート投入機 25 振動機 30 ラックリフターコンベア 40 種石コンベア 41 砂替え装置 42 砂投入機 43 種石処理機 50 上型コンベア 60 製品コンベア 70 型枠コンベア 71 型組機 72 コンクリート投入機 73 振動機 80 面板処理コンベア 100 アンローダ 110 脱型クレーン 111 上型脱型移載機 112 面板移載機 120 上型クレーン 130 ローダー A 下地としての砂 B 化粧材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロック表面に自然石などの化粧材を露
    出させた表面化粧ブロックを、スランプが4cm以上の
    コンクリートで成形形成させるための多連型枠であっ
    て、 略皿状を成して砂などによる離型用の下地が詰められる
    複数の面板と、これら面板を並べて載置するためのフレ
    ームと、前記面板の各々に被せる複数の上型と、から成
    り、 前記面板が前記フレームから取り外し自在であることを
    特徴とする表面化粧ブロック用の多連型枠。
  2. 【請求項2】 前記フレームはその上面側に面板を落と
    し込んで収納できる枠状の収納部を有し、前記面板の前
    記取り外し自在はこの収納部に落とし込んで載置される
    ことにより成されることを特徴とする請求項1記載の表
    面化粧ブロック用の多連型枠。
  3. 【請求項3】 脱型前の請求項1又は2記載の多連型枠
    を、コンベア或いは台車などの移動ラインで移動させる
    ことにより、 この移動ライン沿いに配置された、少なくとも、 (1) 前記上の脱型及び表面化粧ブロックの前記面板
    からの脱型を含む脱型工程と、 (2) 前記面板に詰められた下地に表面化粧材を固定さ
    せる面板工程と、 (3) 前記面板に上型を被せる前記多連型枠の組立工程
    と、 (4) 前記多連型枠に前記コンクリートを流し込む打設
    工程と、 をこの順で処理させ、 養生された表面化粧ブロックの脱型から、新たな表面化
    粧ブロックの打設までの処理を一連的に行うことを特徴
    とする表面化粧ブロックの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の表面化粧ブロックの製造
    方法において、 前記移動ラインが、前記面板工程の省略を選択可能に移
    動されることを特徴とする表面化粧ブロックの製造方
    法。
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