JP2928792B2 - コンクリート製品の製造方法及び装置 - Google Patents

コンクリート製品の製造方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動機械を導入したコ
ンクリート製品製造装置において、機械にトラブルが発
生した場合にもラインを停止させることなく製造するこ
とが可能な装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】生産性の向上、労働環境の改善整備など
の要請もあって、産業用ロボットと呼ばれる自動機械が
種々の産業分野で採用されている。そしてその種類は実
に多種多様なものとなっている。
【0003】また、産業用ロボットが現段階では対応で
きない作業が依然として存在すること、或いは無人化或
いは少人数化がもたらす労働者の雇用問題などにより、
人員作業に依存する作業部分というものも併存してお
り、実情としてはどちらも完全に無くすることはできな
い。
【0004】これを、コンクリート製品、特にその中
で、コンクリート板と該コンクリート板に半埋設状態で
設けられた鉄筋組立体とで構成された「ハーフPC板」
と呼ばれるものの製造装置について見てみると、この製
造には、型枠の清掃、仕切板の設置、付属品の取り付け
位置や外形寸法の墨出し、付属品の取り付け、脱型剤の
噴霧、配筋、コンクリートの打設、打設したコンクリー
トの締め固め、その養生、脱型、といった工程が必要と
なっている。各々の作業は、製造ラインを構成する複数
のステーション上を順次移動する形で遂行されてゆく
が、それらのいくつかのステーションにおいては作業を
産業用ロボットに担当させている。
【0005】ロボットが担当する作業は、人員に頼った
場合に、労働条件が苛酷なものや製品の品質が均一性に
欠けてしまうもの、或いは熟練を要するもの、等という
ことになるが、上記ハーフPC板の場合であると、型枠
の清掃作業、仕切板の設置作業、型枠内に配置する小物
付属品のための墨出し作業等がこれに該当する。そこ
で、従来よりこれらの作業を自動的に行なう産業用ロボ
ットがあり、これを一つのステーションに配備して製造
ラインを形成していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようにして、或る
ステーションにロボットを配備して作業を進めた場合、
全体としては人員作業をする部分が少なくなって良いの
であるが、ロボットに担当させている作業の種類が多す
ぎてそのステーションを通過する時間が掛かり過ぎ、人
員に依存して作業を行なっている他のステーションに時
間ロスが発生し、その結果生産性の低いラインとなって
いた。
【0007】また、ロボットを導入した装置では、一旦
ロボットが故障した場合には、ライン全てが停止してし
まうか、ロボットが行なっていた作業を人員がするか、
のいずれかしかない。しかし、ロボットが担当している
作業というものは、労働自体が苛酷なものか、熟練を要
したり作業数が多すぎて人員に頼ると非常に多くの時間
を必要とするものである。例えば小物付属品の墨出し作
業は、ロボットが行なった場合には10〜20分程度で
完了するが、これを人員が行なうと半日以上掛かること
も稀ではない。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は、上記
諸点に鑑み鋭意研究の結果遂に本発明を完成させたもの
であり、その特徴とするところは、方法の発明にあって
は、型枠の清掃、仕切板の設置、付属品の取り付け位置
や外形寸法の墨出し、付属品の取り付け、脱型剤の噴
霧、配筋、コンクリートの打設、打設したコンクリート
の締め固め、その養生、脱型、等の工程を経てコンクリ
ート製品の製造を、系統的に配置した複数のステーショ
ンを順次移動しながら行なう方法であって、これらの工
程の中、型枠の清掃、仕切板の設置、付属品の取り付け
位置や外形寸法の墨出しについてはすべて1台にて自動
的に作業し得る第一自動機械が、或るステーションに配
置されており、該第一自動機械はこれらの作業の中で少
なくとも小物付属品の墨出し作業をしないでそのステー
ションでの作業を完了させ、その後該第一自動機械が配
置されているステーションの下流側のステーションの一
つには少なくとも小物付属品の取り付け作業が行なえる
第二自動機械が配置されており、ここで付属品の取り付
け作業を行なうことを特徴としている。
【0009】また装置の発明にあっては、型枠の清掃、
仕切板の設置、付属品の取り付け位置や外形寸法の墨出
し、付属品の取り付け、脱型剤の噴霧、配筋、コンクリ
ートの打設、打設したコンクリートの締め固め、その養
生、脱型、等の工程を経てコンクリート製品を製造する
ため、複数のステーションを系統的に配置した装置であ
って、これらの工程の中、型枠の清掃、仕切板の設置、
付属品の取り付け位置や外形寸法の墨出しについてはす
べて1台にて自動的に作業し得る第一自動機械が配置さ
れており、且つ該第一自動機械が配置されたステーショ
ンとは別のステーションには、少なくとも小物付属品の
取り付け作業が行なえる第二自動機械が配置されたもの
であることを特徴としている。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。
【0011】図1は本発明に係るコンクリート製品の製
造装置1の一例として、ハーフPC板を製造するための
装置を示すものであり、図より明らかなように本発明装
置1は、9種のステーションa〜iより構成されてお
り、養生室Sに置かれた或るステーションaには、一時
養生の済んだ製品が載置されている。続くステーション
bには脱型機2が置かれ、ここで型枠からコンクリート
製品を取り出し、ステーションbに隣接して設けられた
搬送トラバーサ3に移動させて屋外養生のためのストッ
クヤードに置かれる。
【0012】コンクリート製品を取り出した型枠は、続
くステーションcに移され、ここで第一自動機械4によ
る作業が行なわれる。この作業は、仕切り板の回収、型
枠の清掃作業、仕切り板の設置、外形寸法及び大物付属
品(電気ボックス、スリーブ等)の墨出し作業である。
但し第一自動機械4は、能力としては上記の作業以外
に、小物付属品の墨出し作業もできる。
【0013】ステーションdは、人員による作業を行な
うステーションであり、ここで型組及び大物付属品の取
り付けを行なう。
【0014】ステーションeは、第二自動機械5及び脱
型剤自動噴霧機6が配置されたステーションである。こ
の第二自動機械5は、小物付属品を自動的に取り付け配
置するための専用ロボットである。このロボットは、予
めインプットされた情報に基づいて小物付属品を自動的
に取り付けるものであるため、墨出しという作業が例え
なされておらずとも取り付け配置が可能である。
【0015】ステーションf及びgは、鉄筋組立作業を
行なうステーションであり、この作業は人員によって行
なう。また、この後方にあるステーションh及びiで
は、コンクリートの打設及び、高周波バイブレータによ
るコンクリートの締め固め及び打設後取付部品の取り付
けを行ない、その後一時養生工程のための養生室に移動
させる。
【0016】本発明の装置1は、第一自動機械4又は第
二自動機械5にトラブルが発生し、いずれかの機械が全
く作動しないような事態になったとしても、機械に依存
すべき作業は、双方の機械ができるため、ラインが停止
するということはない。つまり、第一自動機械4が作動
しなくなった場合には、ステーション間を移動するパレ
ットは、ステーションcについては単に通過するだけと
し、ステーションdでは、ステーションcで行なうはず
であった作業も一緒に、人員が行なうようにする。
【0017】第2自動機械5が作動しなくなった場合に
は、ステーションcで第1自動機械4が通常行なってい
る作業と小物付属品墨出し作業を行なわせ、ステーショ
ンdに於いて型組及び付属品の取り付けを行なう。作業
が完了したら、ステーションeに移動し、ここで脱型剤
自動噴霧機6による脱型剤噴霧作業が行なわれ、以降の
ステーションに移動する。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
コンクリート製品の製造方法及び装置は、方法の発明に
あっては、型枠の清掃、仕切板の設置、付属品の取り付
け位置や外形寸法の墨出し、付属品の取り付け、脱型剤
の噴霧、配筋、コンクリートの打設、打設したコンクリ
ートの締め固め、その養生、脱型、等の工程を経てコン
クリート製品の製造を、系統的に配置した複数のステー
ションを順次移動しながら行なう方法であって、これら
の工程の中、型枠の清掃、仕切板の設置、付属品の取り
付け位置や外形寸法の墨出しについてはすべて1台にて
自動的に作業し得る第一自動機械が、或るステーション
に配置されており、該第一自動機械はこれらの作業の中
で少なくとも小物付属品の墨出し作業をしないでそのス
テーションでの作業を完了させ、その後該第一自動機械
が配置されているステーションの下流側のステーション
の一つには少なくとも小物付属品の取り付け作業が行な
える第二自動機械が配置されており、ここで小物付属品
の取り付け作業を行なう。また装置の発明にあっては、
型枠の清掃、仕切板の設置、付属品の取り付け位置や外
形寸法の墨出し、付属品の取り付け、脱型剤の噴霧、配
筋、コンクリートの打設、打設したコンクリートの締め
固め、その養生、脱型、等の工程を経てコンクリート製
品を製造するため、複数のステーションを系統的に配置
した装置であって、これらの工程の中、型枠の清掃、仕
切板の設置、付属品の取り付け位置や外形寸法の墨出し
についてはすべて1台にて自動的に作業し得る第一自動
機械が配置されており、且つ該第一自動機械が配置され
たステーションとは別のステーションには、少なくとも
小物付属品の取り付け作業が行なえる第二自動機械が配
置されたものであることを特徴とするものであり、以下
述べる如き種々の効果を有する極めて高度な発明であ
る。 第1自動機械によって行なう作業のうちの一つを第
2自動機械にさせ、第2自動機械は該作業以外の作業を
行なうため、第1自動機械の作業時間が短縮されるの
で、結果的に装置自体の生産性が向上する。 自動機械による作業を分担しているが、その作業の
中で人員によって行なうと非常に時間の掛かるものにつ
いては、いずれの自動機械も処理可能であるため、これ
らのいずれかが停止しても、生産性の大幅な低下はな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンクリート製品の製造装置の一
例を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 コンクリート製品の製造装置 2 脱型機 3 搬送トラバーサ 4 第1自動機械 5 第2自動機械 6 脱型剤自動噴霧機 a ステーション b ステーション c ステーション d ステーション e ステーション f ステーション g ステーション h ステーション i ステーション S 養生室

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型枠の清掃、仕切板の設置、付属品の取
    り付け位置や外形寸法の墨出し、付属品の取り付け、脱
    型剤の噴霧、配筋、コンクリートの打設、打設したコン
    クリートの締め固め、その養生、脱型、等の工程を経て
    コンクリート製品の製造を、系統的に配置した複数のス
    テーションを順次移動しながら行なう方法であって、こ
    れらの工程の中、型枠の清掃、仕切板の設置、付属品の
    取り付け位置や外形寸法の墨出しについてはすべて1台
    にて自動的に作業し得る第一自動機械が、或るステーシ
    ョンに配置されており、該第一自動機械はこれらの作業
    の中で少なくとも小物付属品の墨出し作業をしないでそ
    のステーションでの作業を完了させ、その後該第一自動
    機械が配置されているステーションの下流側のステーシ
    ョンの一つには少なくとも小物付属品の取り付け作業が
    行なえる第二自動機械が配置されており、ここで付属品
    の取り付け作業を行なうことを特徴とするコンクリート
    製品の製造方法。
  2. 【請求項2】 型枠の清掃、仕切板の設置、付属品の取
    り付け位置や外形寸法の墨出し、付属品の取り付け、脱
    型剤の噴霧、配筋、コンクリートの打設、打設したコン
    クリートの締め固め、その養生、脱型、等の工程を経て
    コンクリート製品を製造するため、複数のステーション
    を系統的に配置した装置であって、これらの工程の中、
    型枠の清掃、仕切板の設置、付属品の取り付け位置や外
    形寸法の墨出しについてはすべて1台にて自動的に作業
    し得る第一自動機械が配置されており、且つ該第一自動
    機械が配置されたステーションとは別のステーションに
    は、少なくとも付属品の取り付け作業が行なえる第二自
    動機械が配置されたものであることを特徴とするコンク
    リート製品の製造装置。
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