JP2958434B2 - 含フッ素β−インドール酪酸類 - Google Patents

含フッ素β−インドール酪酸類

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JP2958434B2
JP2958434B2 JP5486491A JP5486491A JP2958434B2 JP 2958434 B2 JP2958434 B2 JP 2958434B2 JP 5486491 A JP5486491 A JP 5486491A JP 5486491 A JP5486491 A JP 5486491A JP 2958434 B2 JP2958434 B2 JP 2958434B2
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正人 片山
省造 藤井
博 木本
篤彦 志田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植物生育調節作用を有
する新規含フッ素β−インドール酪酸類に関する。
【0002】
【従来の技術】インドール−3−酢酸(IAA)及びそ
の誘導体(インドール−3−酢酸メチルエステル、イン
ドール−3−アセトアミドなど)が植物の生長を促すこ
とは古くから知られている。また、4,7−ジクロルイ
ンドール−3−酢酸及び5,7−ジクロルインドール−
3−酢酸がanti-auxin作用を有することはPlanta14
:89(1978)において知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】世界人口の増大に伴な
い、植物特に食料として使用される作物の増収を促進す
ることは重要な課題となっている。この作物の増収に関
係する要件の一つとして、作物の根を伸長させる作用が
挙げられる。しかし、IAA等のいわゆるauxin活性を
有する従来の植物生長調節剤やその他の植物生長調節剤
では植物の根の伸長作用が充分でない。このため植物の
発根を促し、根の伸長作用の優れたものが望まれてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は鋭意研究し
た結果、式
【0005】
【化2】
【0006】(式中Rは水素原子又は水酸基を示し、R
1 はカルボキシル基又はシアノ基を示す)で示される含
フッ素β−インドール酪酸類が植物の根を顕著に伸長さ
せることを見い出し本発明を完成させた。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】式(1) の含フッ素β−インドール酪酸類
(以下式(1) の化合物という)は例えば次の反応式によ
って製造することができる。
【0009】
【化3】
【0010】すなわち、ジエチルマロネートを、例えば
トルエン、ベンゼン等に溶解し、これに金属ナトリウム
を加え好ましくは加熱還流して式(3) で示される化合物
とし、次いで式(2) で示される2,2,2−トリフルオ
ロ−1−(インドール−3−)エタノールを加え再び加
熱還流し、式(4) で示されるジエステルを得ることがで
きる。次に式(4) で示されるジエステルを低級アルコー
ル (例えばメタノール)に溶解したのち、アルカリ、好
ましくは炭酸アルカリ(例えば炭酸カリウム)の水溶液
を加え加熱還流することにより式(5) で示される化合物
を得ることができる。
【0011】本発明の式(8) 又は式(11)で示される化合
物は、前記の式(3) で示される化合物の代りに式(6) 又
は式(9) の化合物を用いた以外は前記と同様の反応工程
条件によって反応させて得ることができる。
【0012】なお、本発明の式(1) の化合物を製造する
ための原料である式(2) の化合物は、例えばY.Maki
、H.Kimoto and S.Fujii、J.Fluorine Che
m., 39,47〜59(1988)の方法によって製造
することができる。
【0013】式(1) で示される化合物を植物生育調節剤
として使用する場合、使用目的に応じてそのまま使用す
るか、又はその効果を助長若しくは安定化するために農
薬で通常用いられる補助剤と混合して、液剤、粉剤、粒
剤、水和剤、フロアブル剤又は乳剤のような製剤形態に
して使用することもできる。
【0014】これらの製剤は実際の使用においては直接
そのまま使用するか、又は水で所定の濃度に希釈して使
用することもできる。
【0015】式(1) で示される化合物は通常1×10-6
M〜1×10-2Mの濃度の範囲で使用することができる
が、この範囲に限定されるものではない。
【0016】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。
【0017】製造例1 4,4,4-Trifluoro-3-(indole-3-)butyric Acid 化合物N
o.5の製造 Diethyl malonate(16.0g, 100mmol)のトルエン50ml
溶液に金属ナトリウム(2.3g)を加え、1.5時間
加熱還流したのち、2,2,2-trifluoro-1-(indole-3-)eth
anol(4.3g, 20mmol) を加える。再び4時間加熱還流し
たのち注意深く水を加え、酢酸エチルで3回抽出する。
酢酸エチル層を水および飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥したのち減圧濃縮し、粗ジカルボン酸ジ
エステルのトルエン溶液を得る。この溶液をヘキサンー
アセトニトリルで分配したのちアセトニトリル層を減圧
濃縮する。得られた粗ジエステルをメタノール100ml
に溶解したのち炭酸カリウム(25.7g)の水溶液
(80ml)を加え、90時間加熱還流する。
【0018】塩酸で中和したのち減圧濃縮してメタノー
ルを除去し、4N水酸化ナトリウム水溶液でアルカリ性
にしたのち酢酸エチルで抽出する。水層を塩酸で酸性に
したのち酢酸エチル抽出し、酢酸エチル層を水、飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。減圧濃
縮後得られた粗カルボン酸をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにより精製して4,4,4-trifluoro-3-(indole-
3-)butyric acid(4.2g,82.0%) を得た。
【0019】m.p.:117〜119℃ MS(70ev):257(M+ 、86%):237
(30)、198(100)、188(22)1 H−NMR(200MHz、TMS)(An−
6 ):2.95〜3.25(3H,m)、4.35
(1H,m)、7.00〜7.25(2H,m)、7.
40〜7.55(2Hm)、7.69(1H,d,J=
7.0Hz) 製造例2 4,4,4-Trifluoro-2-hydroxy-3-(indole-3-)butyric aci
d 化合物No.8の製造 Diethyl acetoxymalonate(4.36g, 20mmol)のトルエン5
0ml溶液に金属ナトリウム(0.5g)を加え、1.5
時間加熱還流したのち2,2,2-trifluoro-1-(indole-3-)
ethanol(2.15g, 10mmol)を加える。再び4時間加熱還流
したのち注意深く水を加え、酢酸エチルで3回抽出す
る。酢酸エチル層を水および飽和食塩水で洗い、無水硫
酸ナトリウムで乾燥したのち減圧濃縮し、粗ジエステル
のトルエン溶液を得る。この溶液をヘキサンーアセトニ
トリルで分配したのちアセトニトリル層を減圧濃縮す
る。得られた粗ジエステルをメタノール20mlに溶解し
たのち炭酸カリウム(13.8g)の水溶液(16ml)
を加え、90時間加熱還流する。
【0020】塩酸で中和したのち減圧濃縮してメタノー
ルを除去し、4N水酸化ナトリウム水溶液でアルカリ性
にしたのち酢酸エチルで抽出する。水層を塩酸で酸性に
したのち酢酸エチル抽出し、酢酸エチル層を水、飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。減圧濃
縮後得られた粗ヒドロキシカルボン酸をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーにより精製して、4,4,4-trifluor
o-2-hydroxy-3-(indole-3-)butyric acid(1.2g,4
4%)を得た。
【0021】mp:164〜166℃ 製造例3 4,4,4-Trifluoro-3-(indole-3-)butyronitrile化合物N
o.11 の製造 Ethyl cyanoacetate(2.26g,20mmol)のベンゼ
ン(20ml) 溶液に金属ナトリウム(0.5g)を加
え、0.5時間加熱還流したのち、 2,2,2-tri−fluoro
-1-(indole-3-)ethanol(2.15g,10mmol) を加え
る。再び5時間加熱還流したのち注意深く水を加え、酢
酸エチルで3回抽出する。酢酸エチルーベンゼン層を水
および飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
たのち減圧濃縮し、粗シアノエステルを得る。この粗シ
アノエステルをメタノール20mlに溶解したのち炭酸カ
リウム(13.8g)の水溶液(16ml)を加え、4時
間50℃で加熱する。塩酸で中和したのち減圧濃縮して
メタノールを除去し、4N水酸化ナトリウム水溶液でア
ルカリ性にしたのち酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル
層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥する。減圧濃縮後得られた粗ニトリルをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにより精製して4,4,4-trifluor
o-3-(indole-3-)butyronitrile(0.8g,33.6
%)を得た。
【0022】Colorless oil1 H−NMR(An−d6 ) (TMS,ppm) 7.72(1H,d,J=7.2Hz)、7.61(1
H,d,J=2.5Hz)、7.47(1H,d,J=
7.3Hz)、7.14(2H,m)、4.46(1
H,tq,J=7.6,8.7Hz)、3.33(2
H,d,J=7.6Hz) MS(70ev):m/z 238(M+ , 32%)、
198(100) 試験例1 径9cmの腰高シャーレに約2cmの厚さで石英砂を敷き、
化合物(5) の10-6、10-5、10-4、(M)の濃度の
薬液をシャーレあたり20ml処理した。処理した石英砂
上にイネ (品種:日本晴)の催芽種子を置床し、25
℃、6000lux、16hr日長で7日間インキュベート
した後、草丈、第一葉鞘高、根数、根長を調査した。そ
の結果を表−1に示す。
【0023】試験例2 ブラックマッペを用いた生物試
験 ブラックマッペを水道水で充分洗った後蒸留水で濯ぎ、
シャーレ中の蒸留水を充分湿らせた脱脂綿上に播き、2
5℃で約24時間置く。少し根が出た状態の種子10個
を直径6cmのシャーレに化合物(5) の4mlのサンプル水
溶液を染め込ませた濾紙(φ5.5cm)上に置床し、暗
黒下3日間インキュベートしたのち、草丈、根長を測定
した。
【0024】 表−1 イネに対する効果 ____________________________________ 化合物 濃度(M) 草丈(cm) 第1葉鞘高(cm) 根数 根長(cm)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ TFIBA 10-6 6.3 3.5 4.7 6.3 (5) 10-5 6.8 3.6 4.9 7.2 10-4 6.2 3.1 4.9 11.7control - 5.8 3.2 4.4 5.6 ____________________________________ LSD(0.05) - 1.19 0.54 1.5 1.96  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 表−2 TFIBAのブラックマッペに対する効果 ____________________________________ 化合物 濃度(M) 草丈(cm) 根長(cm)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ TFIBA 1×10-3 3.94 2.25 (5) 10-4 5.23 10.19 10-5 5.46 6.26 10-6 5.50 4.04 Control 5.59 4.27  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 209/18 A01N 43/38 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 (式中Rは水素原子又は水酸基を示し、R1 はカルボキ
    シル基又はシアノ基を示す)で示される含フッ素β−イ
    ンドール酪酸類。
JP5486491A 1991-03-19 1991-03-19 含フッ素β−インドール酪酸類 Expired - Lifetime JP2958434B2 (ja)

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JPH07100691B2 (ja) * 1993-11-09 1995-11-01 工業技術院長 置換含フッ素β‐インドール酪酸類及びそれを有効成分として含有する植物生長調節剤
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CN1058960C (zh) * 1996-09-12 2000-11-29 汪国炽 新型植物生长调节剂三氟吲哚丁酸或其衍生物的合成

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