JP2958106B2 - 発泡成形型 - Google Patents

発泡成形型

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JP2958106B2 JP2333353A JP33335390A JP2958106B2 JP 2958106 B2 JP2958106 B2 JP 2958106B2 JP 2333353 A JP2333353 A JP 2333353A JP 33335390 A JP33335390 A JP 33335390A JP 2958106 B2 JP2958106 B2 JP 2958106B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/20Opening, closing or clamping
    • B29C33/202Clamping means operating on closed or nearly closed mould parts, the clamping means being independently movable of the opening or closing means
    • B29C2033/207Clamping means operating on closed or nearly closed mould parts, the clamping means being independently movable of the opening or closing means mould clamping by pivoting members

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は発泡成形型に関し、特には自動車のヘッド
レストなどを製造するための発泡成形型に関する。
(従来の技術) 一般に自動車のヘッドレスト等を製造するための発泡
成形型は、例えば添付の図面の第2図に示されるよう
に、各ヒンジ部H1,H2,H3,H4によって開閉可能に連結さ
れた分割金型91,92,93,94,95より構成される。なお、符
号95は材料注入用の蓋型である。この発泡成形型90はそ
のキャビティ97内に発泡材料96が注入された後、各ヒン
ジ部と反対側の開口部側に設けられた図示しないクラン
プによって型締めされる。
しかるに、この従来の発泡成形型90にあっては、各ヒ
ンジ部H1,H2,H3,H4側は材料が漏出しなうように型締め
状態で密着するように設計されるのであるが、しかしな
がら、ヒンジ部としての機能上金型開閉動作のための最
低限のクリアランスが必要である。このクリアランス
は、この種製品にあっては、成形時の発泡圧によって材
料をリークせしめ、該部分のバリを不可避のものとして
いる。
これに対して、当該ヒンジ部側の密着性を高めそのシ
ール性を確保すればバリの発生は抑えられるわけである
が、ヒンジ部側の型締め時における密着度を高めると、
今度は型の開閉時に該ヒンジ部に過度の力が加わるため
に金型本体が歪んだりヒンジ部が破損したりする問題が
生じ、金型の精度ならびに耐久性を低下させる原因とも
なりかねない。
(発明が解決しようとする課題) そこで、この発明は上記した問題点を悉く解消するた
めに提案されたものであって、簡単かつ容易な構成で、
バリを発生しない新規な発泡成形型を提供しようとする
ものである。
(課題を解決しようとする手段) すなわち、この発明は、ヒンジ部を介して少なくとも
一の金型が他の金型に対して開閉自在に構成されたもの
において、前記ヒンジ部はその開閉方向に自由性を持っ
て形成されているとともに、前記一の金型および前記他
の金型は少なくともそのヒンジ側および開口側において
圧締される緊締手段を有していることを特徴とする発泡
成形型に係る。
(実施例) 以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。
第1図はこの発明装置の概念を示すヘッドレストの発
泡成形型の概略断面図、第2図はこの発明と対比のため
に示した従来のヘッドレストの発泡成形型の概略断面
図、第3図はこの発明による発泡成形型の好ましい態様
を示すヘッドレスト成形型の平面図、第4図はその側面
図、第5図ないし第8図はこの発明装置を用いたヘッド
レストの製造方法を表すもので、第5図は材料注入状態
を示す成形型の断面図、第6図はその型締め状態を示す
側面図、第7図はガス抜きのために成形型を転置した状
態を示す側面図、第8図はそのガス抜き状態を示す成形
型の要部の断面図である。
第1図にはこの発明概念が表された発泡成形型10が示
される。図示のように、この発明の発泡成形型10は、例
えば下型11に対して上型12がヒンジ部14を介して開閉自
在に連結されており、少なくともそのヒンジ側15および
開口側16に緊締手段20、20を有している。
前記ヒンジ部14は金型の開閉方向に対して自由性を持
って形成されていることを特徴としており、そのため後
述する緊締手段によって型締めした際に、ヒンジ部に大
きな力が加わっても該ヒンジ機構が破損したり、あるい
は金型本体に歪みを生じさせたりするということがな
く、ヒンジ側も固く締め付けることが可能となる。
緊締手段20は、公知の油圧、空気圧あるいは機械的な
機構(手動を含む)によるクランプ機構が好ましく用い
られ、少なくとも前記成形型10のヒンジ側15および開口
側16、望ましくはその両側部にも設けられる。
そして、キャビティ13内に発泡材料17が注入された
後、前記緊締手段20によって前記成形型10を開口側16と
ヒンジ側15(および両側部)から圧締して発泡成形がな
される。
次に、第3図および第4図によって、この発明による
発泡成形型の好ましい実施態様について説明する。
第3図および第4図に図示した発泡成形型30は、下型
31と上型32とクランプ機構21とから構成され、前記上型
32はヒンジ部28,28によって開閉自在に構成されてい
る。
前記ヒンジ部28は、従来のこの種金型に備えられたヒ
ンジと比較してヒンジの有する隙間を大きく設けられ、
すなわち、金型の開閉方向に対して自由性を持って形成
されている。
この実施例において、クランプ機構21は、上型32に設
けられたシリンダ装置22と、前記シリンダ装置22の作動
軸23に取り付けられた十字状の連結ロッド24と、前記連
結ロッド24の各先端に取り付けられた開口側クランプア
ーム25とヒンジ側クランプアーム26と側部クランプアー
ム27,27とから構成されている。なお、このクランプの
数や位置は金型の大きさや割型の数などによって適宜に
選定することが可能である。
シリンダ装置22は、油圧あるいは空気圧などを作動源
とする公知のものが用いられる。
連結ロッド24は第3図に図示のように平面十字状のも
ので、成形型の四側面を同時かつ一体に圧締することが
できるように、その各先端に各部のクランプ、すなわち
開口側クランプアーム25とヒンジ側クランプアーム26、
および側部クランプアーム27,27とを相互に連結されて
いる。
これら各クランプアームは、第4図に図示したよう
に、該クランプアームの下端部を下型31の係合部29に係
合させた後シリンダ装置22を作動して、その作動軸23を
前進することによって下型31および上型32を緊締せしめ
るものである。なお、シリンダ装置22の作動軸23を後退
することによって、同図鎖線のようにクランプアームの
係合が解かれる。
この実施例においては、各クランプアームが連結ロッ
ド24によって一体に連結されているので、型締め時には
金型の全体が均一に精度よく締まる。従って、金型の歪
みやヒンジ部からのリークが生じにくく、従来ヒンジ部
において発生していたバリがほとんど見られない。
図中符号39は案内ロッドで、前記連結ロッド24に挿通
されその直進性を確保し、各クランプアームを一体かつ
均一に作動させるためのものである。第3図の符号33は
上型開閉用のレバーである。
第5図以下に、この発泡成形型30を用いて自動車のヘ
ッドレストを製造する好ましい実施例が示される。
この発泡成形型によるヘッドレストの成形方法は、型
内に発泡材料を導入する工程と、前記型を圧締する工程
と、前記型内のガス抜きを行う工程と、前記型より成形
品を取り出す工程とからなる。
まず、第5図に発泡成形型30内に発泡材料を導入する
工程が示される。
発泡成形型30の上型32がヒンジ部28を介して開かれ、
キャビティ34内に発泡材料35が注入機36より注入され
る。所定量の発泡材料35が導入された後上型32が閉じら
れる。符号37は架台で、軸部38によって前記成形型30を
回動自在に支持している。符号Iは発泡成形型内に挿入
される中空芯体である。
次に、第6図のように閉じ合わされた前記下型31と上
型32は前述したクランプ機構21よりなる緊締装置によっ
て圧締される。このクランプ機構21については第3図お
よび第4図の説明で既に述べた通りである。なお、説明
の便宜上案内ロッド39は省略した。
次いで第7図に図示したように、前記発泡型30を軸部
38を中心として90゜回動転置して開口側40を上側にす
る。それによって、第8図に示したように、発泡材料35
が発泡反応に伴って発生したガスを、開口側の型の割面
41より外部へ放出させることができる。
発泡成形完了後に型開きし、前記発泡型30より発泡成
形品が取り出される。
(作用・効果) 以上図示し説明したように、この発明による発泡成形
型によれば、金型の開閉方向に自由度を持たせたヒンジ
が形成されるとともに、金型の少なくともヒンジ側およ
び開口側を圧締する緊締手段を設けたものであるから、
開口側を緊締すると同時に、従来圧締することが困難で
あったヒンジ側も一体に緊締することができるようにな
った。そのため、開口側はもちろん、ヒンジ側の割面か
ら発泡材料がリークすることが大幅に減少し、成形品の
バリなどの発生を防ぐことができる。従って、この発明
によれば、成形品のバリ取りなどの後加工が不要となる
ばかりでなく成形品の品質も向上し、併せて工程の合理
化をはかることができる。
また連結ロッドによってクランプアームが連結された
ものにあっては、開口部とヒンジ部を同時に均一に圧締
することができクランプ工程を簡略化することができる
とともに、型締めによってヒンジ部を傷つけたり金型本
体に歪みを生じさせたりすることがなく、この発明のも
たらす実際上効果はきわめて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明装置の概念を示すヘッドレストの発泡
成形型の概略断面図、第2図はこの発明と対比のために
示した従来のヘッドレストの発泡成形型の概略断面図、
第3図はこの発明による発泡成形型の好ましい態様を示
すヘッドレスト成形型の平面図、第4図はその側面図、
第5図ないし第8図はこの発明装置を用いたヘッドレス
トの製造方法を表すもので、第5図は材料注入状態を示
す成形型の断面図、第6図はその型締め状態を示す側面
図、第7図はガス抜きのために成形型を転置した状態を
示す側面図、第8図はそのガス抜き状態を示す成形型の
要部の断面図である。 10,30……発泡成形型、11,31……下型、12,32……上
型、13,24……キャビティ、14,28……ヒンジ部、15……
ヒンジ側、16……開口側、20……緊締手段、21……クラ
ンプ機構、22……シリンダ装置、23……作動軸、24……
連結ロッド、25……開口側クランプアーム、26……ヒン
ジ側クランプアーム、29……係合部。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒンジ部を介して少なくとも一の金型が他
    の金型に対して開閉自在に構成されたものにおいて、 前記ヒンジ部はその開閉方向に自由性を持って形成され
    ているとともに、前記一の金型および前記他の金型は少
    なくともそのヒンジ側および開口側において圧締される
    緊締手段を有していることを特徴とする発泡成形型。
  2. 【請求項2】請求項第1項の緊締手段がクランプ機構よ
    りなることを特徴とする発泡成形型。
  3. 【請求項3】請求項第1項の緊締手段が金型の各部を同
    時かつ一体に圧締するための連結ロッドを備えたクラン
    プ機構よりなることを特徴とする発泡成形型。
  4. 【請求項4】請求項第3項の緊締手段が、一の金型に設
    けられたシリンダ装置と、前記シリンダ装置の作動軸に
    取付けられた連結ロッドと、前記連結ロッドに取付けら
    れた前記他の金型の係合部へ係着するクランプアームよ
    りなることを特徴とする発泡成形型。
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