JP2957612B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は半導体装置の製造方法に係り、特に素子分
離に関するものである。
(従来の技術) 従来、半導体装置における素子分離は一般にLOCOS法
により行われている。そのLOCOS法による素子分離の一
例を第3図に示し、以下説明する。
まず、P型シリコン基板1上に酸化膜2を形成する。
その上に窒化膜3をCVDで形成し、これを前記酸化膜2
とともにパターニングして、基板1のアクティブ領域と
なる部分にのみ残す。次に、窒化膜3をマスクとして、
基板1のフィールド領域となる部分にチャネルストップ
形成用の不純物4(ボロンイオン)をイオン注入により
打込む。(第3図(a)) その後、窒化膜3をマスクとして熱酸化を行う。これ
により基板1のフィールド領域となる部分に前記不純物
4によりP+型のチャネルストッパ領域5が形成されると
ともに、熱酸化により厚いフィールド酸化膜6が形成さ
れる。(第3図(b)) その後、アクティブ領域の窒化膜3と酸化膜2をエッ
チングにより除去する。(第3図(c))。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記のような従来のLOCOS法による素
子分離では、フィールド酸化膜6の形成時に窒化膜3の
エッヂ部分に炭素が侵入してバーズビークが形成される
から、アクティブ領域が減少する問題点があった。この
アクティブ領域の減少は、その分予めアクティブ領域を
大きくして設計しておかなければならなくなるので、例
えばメモリセルを有するデバイスにおいてメモリセルの
縮小化を妨げる結果となる。
この発明は上記の点に鑑みなされたもので、アクティ
ブ領域の減少を伴わずに素子分離が可能となる半導体装
置の製造方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この発明では、半導体基板のフィールド領域となる部
分の表面に第1の耐酸化性膜を形成し、その第1の耐酸
化性膜をマスクとして熱酸化することにより、基板のア
クティブ領域となる部分にフィールド酸化膜を形成し、
そのフィールド酸化膜を除去し、さらに前記第1の耐酸
化性膜を除去する一方、前記フィールド酸化膜を除去し
た部分に第2の耐酸化性膜を形成し、その第2の耐酸化
性膜をマスクとして、前記第1の耐酸化性膜が除去され
た基板のフィールド領域となる部分を熱酸化し、フィー
ルド酸化膜を形成し、その後、前記第2の耐酸化性膜を
除去してその下の基板のアクティブ領域を露出させる。
(作 用) 上記この発明においては、LOCOS酸化を2回行って、
各々の回で形成されるバーズビークによりアクティブ領
域とフィールド領域の幅の増減を相殺させることによ
り、マスク通りのアクティブ領域幅およびフィールド領
域幅を実現するようになる。また、アクティブ領域の表
面が彎曲した形となるので、幅が実質上広がることにな
る。これらを以下詳述する。
半導体基板のフィールド領域となる部分の表面に第1
の耐酸化性膜を形成し、それをマスクとして熱酸化によ
り基板のアクティブ領域となる部分にフィールド酸化膜
を形成すると、該フィールド酸化膜のバーズビークによ
り例えば第1図(a)に示すようにアクティブ領域(フ
ィールド酸化膜下の部分)は増大し、その分、第1の耐
酸化性膜下のフィールド領域(酸化膜が形成されていな
い部分)は減少する。次に、前記フィールド酸化膜を除
去して、そこに第2の耐酸化性膜を形成する一方、前記
第1の耐酸化性膜を除去し、その後第2の耐酸化性膜を
マスクとして、前記第1の耐酸化性膜が除去された基板
のフィールド領域となる部分を熱酸化し、フィールド酸
化膜を形成すれば、該フィールド酸化膜のバーズビーク
により例えば第1図(d)に示すようにフィールド領域
(フィールド酸化膜を形成した部分)は広がり、その分
アクティブ領域(第2の耐酸化性膜下の酸化膜が形成さ
れていない部分)は減少する。結局、アクティブ領域は
2回の熱酸化により「増」,「減」と変化し、フィール
ド領域は「減」,「増」と変化し、各領域とも増減が相
殺されるもので、したがって、アクティブ領域およびフ
ィールド領域とともに、最初に第1の耐酸化性膜(マス
ク)を形成した時に決定される幅で実現されることにな
る。換言すれば、アクティブ領域を減少させることなく
素子分離が可能となる。
また、アクティブ領域は、一旦そこにフィールド酸化
膜を形成してそれを除去しているので、表面は彎曲した
形となる。この彎曲により、アクティブ領域は、前記マ
スクで決まる幅より実際上多少広がったようになる。
(実施例) 以下この発明の一実施例を第1図を参照して説明す
る。
第1図(a)において、11はP型シリコン基板であ
り、まずその表面に酸化膜12を形成する。次にその上に
窒化膜13をCVDで厚さ1500Å程度に形成し、これを前記
酸化膜12とともにパターニングして、基板11のフィール
ド領域となる部分にのみ残す。その後、窒化膜13をマス
クとして熱酸化を行うことにより、基板11のアクティブ
領域となる部分にフィールド酸化膜14を形成する。この
時、フィールド酸化膜14にバーズビークが発生するの
で、該フィールド酸化膜14下の基板部分(アクティブ領
域)は窒化膜13の下に広がり、その分フィールド領域
(窒化膜13下のフィールド酸化膜が形成されていない部
分)は狭まる。
次に、前記窒化膜13をマスクとしてフィールド酸化膜
14を第1図(b)に示すようにドライエッチングとウェ
ットエッチングを利用して除去する。その後、同様に窒
化膜13をマスクとして、前記フィールド酸化膜14が除去
された部分の基板11表面に窒素イオン15をイオン注入す
る。
次に、酸化膜12上の窒化膜13を第1図(c)に示すよ
うにウェットエッチングで除去する。その後、窒素雰囲
気中で1000℃以上のアニールを行うことにより、前記窒
素イオン15が注入された前記フィールド酸化膜14が除去
された部分の基板11表面に熱窒化膜16を約1000〜1500Å
厚に形成する。続いて、その熱窒化膜16をマスクとして
基板11のフィールド領域となる部分にチャネルストッパ
形成用の不純物17(ボロンイオン)をイオン注入により
打込む。
その後、前記熱窒化膜16をマスクとして熱酸化を行う
ことにより、第1図(d)に示すように、基板11のフィ
ールド領域となる部分に、前記不純物17によりチャネル
ストッパ領域18を形成すると同時にフィールド酸化膜19
を熱酸化により形成する。この時、このフィールド酸化
膜19にバーズビークが発生するので、このフィールド酸
化膜19が形成された部分であるフィールド領域は前記熱
窒化膜16の下に広がり、その分アクティブ領域(熱窒化
膜16の下のフィールド酸化膜が形成されていない部分)
は狭まる。
しかる後、熱窒化膜16をエッチングで第1図(e)に
示すように除去し、その下の基板のアクティブ領域を露
出させる。以上で素子分離を終了する。
以上の方法においては、第1図(a)と第1図(d)
におけるフィールド酸化膜14,19の形成により、アクテ
ィブ領域は「増」,「減」と変化し、フィールド領域は
「減」,「増」と変化する。したがって、2回のフィー
ルド酸化膜の形成を終えた段階では各領域の増減は相殺
されることになり、その結果としてアクティブ領域およ
びフィールド領域は共に、最初に窒化膜13をパターニン
グした時の幅で実現されることになる。
いま、第2図(a)に示すように、窒化膜21の幅と窒
化膜21相互間の幅(アクティブ領域とフィールド領域の
幅)を1.0μmに決めて従来の方法と上記本発明の一実
施例の方法で素子分離を実施したとする。従来の方法に
よれば、フィールド酸化膜を5000Å程度形成すると、バ
ーズビークは片側0.2μm程度となるため、1.0μmでパ
ターニングしても実際のアクティブ領域の幅は第2図
(b)および下記の表に示すように0.6μmとなり、フ
ィールド領域幅は1.4μmとなる。これに対して、上記
本発明の一実施例の方法によれば、第2図(c)に示す
ようにアクティブ領域幅およびフィールド領域幅共に1.
0μmとし得る。
しかも、本発明の一実施例の方法によれば、アクティ
ブ領域に一担フィールド酸化膜14を形成してそれを除去
しているので、アクティブ領域の表面は第2図(c)に
示すように彎曲した形となる。そして、この彎曲により
アクティブ領域は第2図(c)および下記表中に記すよ
うに1.05にまで広がったものとなる。
なお、彎曲による凹みは最も深い所で0.2〜0.3μmと
なるが、この凹みは素子形成、配線の際、特に問題とは
ならない。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、この発明の方法によれ
ば、各領域の増減を相殺させてマスク通りのアクティブ
領域幅およびフィールド領域幅を実現でき、アクティブ
領域の減少を防止できる。そればかりか、この発明の方
法によれば、アクティブ領域の表面が彎曲した形となる
ので、その彎曲によりマスク幅以上に広いアクティブ領
域とすることができる。したがって、例えばメモリセル
を有するデバイスにおいて、メモリセルの縮小化を素子
分離上から妨害することをなくし、メモリセルの縮小化
に大きく貢献する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の半導体装置の製造方法の一実施例を
示す工程断面図、第2図は従来の方法と本発明の一実施
例の方法とでの各領域の寸法の違いを説明するための断
面図、第3図は従来のLOCOS法による素子分離を示す工
程断面図である。 11……P型シリコン基板、13……窒化膜、14……フィー
ルド酸化膜、16……熱窒化膜、19……フィールド酸化
膜。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板のフィールド領域となる部分の
    表面に第1の耐酸化性膜を形成する工程と、 その第1の耐酸化性膜をマスクとして熱酸化することに
    より、前記半導体基板のアクティブ領域となる部分に第
    1のフィールド酸化膜を形成する工程と、 その第1のフィールド酸化膜を除去することによって、
    前記半導体基板のアクティブ領域となる部分の表面が彎
    曲した形状を得る工程と、 前記第1の耐酸化性膜を除去する一方、前記第1のフィ
    ールド酸化膜を除去した部分に第2の耐酸化性膜を形成
    する工程と、 その第2の耐酸化性膜をマスクとして、前記第1の耐酸
    化性膜が除去された前記半導体基板の前記フィールド領
    域となる部分の前記表面を熱酸化し、第2のフィールド
    酸化膜を形成する工程と、 前記第2の耐酸化性膜を除去し、その下の前記半導体基
    板表面のアクティブ領域を露出させる工程とを具備して
    なる半導体装置の製造方法。
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