JP2953948B2 - 脱穀装置 - Google Patents

脱穀装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開度調節により扱室内
における処理物の送り量を変更する送塵弁と処理物量に
応じて開度調節されるチャフシーブとを備えた脱穀装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような脱穀装置において、
チャフシーブは、送塵弁の開度とは関係なく処理物量の
みに応じて全体が均一の開度に開度調節されるようにな
っていた。つまり、処理物量が多い場合には、送塵弁の
開度とは関係なくチャフシーブ全体の開度が均一に大き
くなるように開度調節されることによって処理物の漏下
を促進して選別効率の向上を図り、一方、処理物量が少
ない場合には、送塵弁の開度とは関係なくチャフシーブ
全体の開度が均一に小さくなるように開度調節されるこ
とによって切れワラやワラ屑の漏下を防止して選別精度
の向上を図るようにしていた〔特開平4‐360617
号公報参照〕。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、送塵弁
は、例えば、難脱穀粒を脱穀する場合などにおいては、
送塵弁の開度を小さくして処理物の後方への送りを抑制
することにより、扱室内における処理物の滞留時間を長
くして脱穀能力を高めて脱穀精度の向上を図り、又、易
脱穀粒を脱穀する場合などにおいては、送塵弁の開度を
大きくして処理物の後方への送りを促進することによ
り、扱室内における処理物の滞留時間を短くして穀粒の
損傷を抑制して脱穀精度の向上を図るとともに脱穀効率
の向上を図るものであることから、送塵弁を備えた脱穀
装置においては、送塵弁の開度の大きさによりチャフシ
ーブにおける処理物の分布の割合が大きく異なるように
なるため、上記の従来技術のように送塵弁の開度に関係
なく処理物量のみに応じてチャフシーブ全体の開度が均
一の大きさに開度調節されると、送塵弁の開度によって
はその開度調節により、却ってチャフシーブの選別精度
に悪影響を及ぼすようになり、チャフシーブによる良好
な処理物の粗選別を行えなくなっていた。
【0004】つまり、送塵弁を備えていない脱穀装置に
おいては、処理物量が多くなると、チャフシーブの後半
部に漏下供給される処理物が多くなるとともに、チャフ
シーブ後半部の処理物内における穀粒の割合も比較的に
多くなるので、チャフシーブ全体の開度が均一に大きく
なるように開度調節されることによって、チャフシーブ
の全体からの穀粒の漏下を促進するようになり選別効率
の向上を図ることができるのであるが、送塵弁を備えた
脱穀装置においては、例えば、難脱穀粒を脱穀する場合
などのように送塵弁の開度を小さくして処理物の後方へ
の送りを抑制していると、処理物量が多くなったとして
もチャフシーブの後半部に漏下供給される処理物は比較
的に少なく、チャフシーブ後半部の処理物内における切
れワラやワラ屑などの割合が多くなるので、穀粒の漏下
促進のためにチャフシーブ全体の開度が均一に大きくな
るように開度調節されると、チャフシーブの後半部から
切れワラやワラ屑などの多くが漏下するようになって、
チャフシーブにおける選別精度に悪影響を及ぼすように
なっていた。又、送塵弁を備えていない脱穀装置におい
ては、処理物量が少なくなると、チャフシーブの後半部
に漏下供給される処理物が少なくなるとともに、チャフ
シーブ後半部の処理物内における切れワラやワラ屑など
の割合も多くなるので、チャフシーブ全体の開度が均一
に小さくなるように開度調節されることによって、チャ
フシーブの後半部からの切れワラやワラ屑などの漏下を
抑制するようになり選別精度の向上を図ることができる
のであるが、送塵弁を備えた脱穀装置においては、例え
ば、易脱穀粒を脱穀する場合などのように送塵弁の開度
を大きくして処理物の後方への送りを促進させている
と、処理物量が少なくなったとしてもチャフシーブの後
半部に漏下供給される処理物は比較的に多く、チャフシ
ーブ後半部の処理物内における穀粒の割合が比較的に多
くなるので、切れワラやワラ屑などの漏下抑制のために
チャフシーブ全体の開度が均一に小さくなるように開度
調節されると、チャフシーブの後半部から穀粒が漏下し
なくなり、不必要に再処理されて損傷する穀粒や機外に
排出されて三番ロスとなる穀粒が多くなって、チャフシ
ーブにおける選別精度に悪影響を及ぼすようになってい
た。
【0005】本発明の目的は、開度調節可能な送塵弁を
備えた脱穀装置において、送塵弁の開度を考慮するとと
もにその特性を有効利用した改良をチャフシーブに施す
ことにより、チャフシーブにおける処理物の選別精度の
向上を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、開度調節により扱室内における処理物
の送り量を変更する送塵弁と、処理物量に応じて開度調
節されるチャフシーブとを備えた脱穀装置において、前
記チャフシーブを、夫々独立して開度調節される前半部
と後半部とに二分割するとともに、前記チャフシーブの
前半部が、前記送塵弁の開度が大きくなるほど前記処理
物量に対する開度が小さくなるように、かつ、前記チャ
フシーブの後半部が、前記送塵弁の開度が大きくなるほ
ど前記処理物量に対する開度が大きくなるように構成し
た。
【0007】
【作用】本発明によると、チャフシーブは、処理物量が
多いほど、チャフシーブ全体の開度が大きくなるように
開度調節されて、処理物中における穀粒の漏下を促進す
るようになり、又、処理物量が少ないほど、チャフシー
ブ全体の開度が小さくなるように開度調節されて、処理
物中における切れワラやワラ屑などの漏下を抑制するよ
うになるのは当然であるとともに、その処理物量に基づ
いたいずれの開度調節においても、送塵弁の開度を大き
くして処理物の後方への送りを促進させている場合ほ
ど、チャフシーブの前半部においては、漏下供給される
処理物が比較的に少なくなるので、処理物量に対するチ
ャフシーブの開度が小さくなるように開度調節されて、
処理物中における切れワラやワラ屑などの漏下を比較的
に抑制するようになり、チャフシーブの後半部において
は、漏下供給される処理物が比較的に多くなるので、処
理物量に対するチャフシーブの開度が大きくなるように
開度調節されて、処理物中における穀粒の漏下を比較的
に促進するようになる。又、送塵弁の開度を小さくして
処理物の後方への送りを抑制している場合ほど、チャフ
シーブの前半部においては、漏下供給される処理物が比
較的に多くなるので、処理物量に対するチャフシーブの
開度が大きくなるように開度調節されて、処理物中にお
ける穀粒の漏下を比較的に促進するようになり、チャフ
シーブの後半部においては、漏下供給される処理物が比
較的に少なくなるので、処理物量に対するチャフシーブ
の開度が小さくなるように開度調節されて、処理物中に
おける切れワラやワラ屑などの漏下を比較的に抑制する
ようになる。
【0008】
【発明の効果】従って、本発明によれば、処理物量に基
づくチャフシーブの開度調節に加え、送塵弁の開度に基
づいてチャフシーブの前半部と後半部とを夫々独立して
開度調節することによって、処理物量あるいは穀粒の種
類や状況などに応じたきめ細かなチャフシーブの開度調
節を行えるようになり、チャフシーブにおける選別精度
に悪影響を及ぼす切れワラやワラ屑などの漏下あるいは
穀粒の漏下不良による穀粒の損傷や穀粒ロスなどを回避
できる良好な処理物の粗選別を行えるようになった。つ
まり、開度調節可能な送塵弁を備えた脱穀装置におい
て、送塵弁の開度を考慮するとともにその特性を有効利
用した改良をチャフシーブに施すことにより、チャフシ
ーブにおける処理物の選別精度の向上を図ることができ
るようになった。
【0009】
【実施例】以下、本発明を全稈投入型コンバインの脱穀
装置Aに適用した実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】図1には、全稈投入型コンバインに搭載さ
れる脱穀装置Aの縦断側面が示されており、この脱穀装
置Aは、フィーダ1により送り込まれた刈取穀稈を脱穀
する脱穀部A1、脱穀部A1からの処理物を脱穀粒から
なる一番物と枝付き穀粒などの未脱穀粒からなる二番物
と切れワラやワラ屑などの塵埃からなる三番物とに選別
する選別部A2、及び、選別部A2により選別された一
番物と二番物とを回収する回収部A3、などによって構
成されている。
【0011】脱穀部A1は、螺旋状の扱歯2Aを備えた
軸流型の扱胴2、扱胴2の下方に張設された受網として
のコンケーブ3、及び、開度調節されることによって扱
室4内における処理物の送り量を変更する送塵弁5、な
どによって構成されており、扱胴2を駆動回転させるこ
とによって、刈取穀稈に扱処理を施すとともに長ワラや
切れワラなどを後部から機外に排出するようになってい
る。図2にも示すように、送塵弁5は、扱室4上部の左
右夫々に前後方向で所定間隔を隔てて配設されており、
操縦部に備えられた送塵弁開度調節用のスイッチ5aを
人為操作して、マイクロコンピュータを備えた制御装置
6へ処理物の種類や状態に応じた送塵弁5の開度操作量
を指令することにより、送塵弁5の開度変更用の電動モ
ータ7及び連係ロッド8を介して、夫々の上下軸芯P1
周りでの前後揺動により一体的に開度調節されるように
なっている。尚、図1における符号4sは、扱室4内に
おける処理物の流量を検出する接触式の流量センサ、符
号9は、排出する長ワラや切れワラなどを細かく叩き切
るチョッパ、図2における符号5sは、送塵弁5の開度
を検出する開度センサである。又、刈取穀稈の扱処理に
より得られた処理物はコンケーブ3から漏下するように
なっている。
【0012】選別部A2は、コンケーブ3の前部から漏
下した処理物を受け止めて後方へ移送するグレンパン1
0、グレンパン10から移送された処理物のうちの多く
の穀粒を漏下させる孔開き搬送板11、孔開き搬送板1
1に連なって処理物の粗選別を行うチャフシーブ12、
チャフシーブ12に連なって処理物の粗選別を行うリア
シーブ13、及び、孔開き搬送板11とチャフシーブ1
2から漏下した処理物の精選別を行う一番物選別用のグ
レンシーブ14、などを備えるとともに、偏芯カム式の
駆動機構15からの駆動力により上下成分と前後成分と
を持った揺動軌跡で揺動可能に構成された揺動選別ケー
ス16と、脱穀装置Aの前下部に配設されるとともに揺
動選別ケース16に向けて風力を供給する唐箕17、な
どによって構成されており、揺動選別ケース16の揺動
による篩い選別と唐箕17からの風力による風選別とに
よって、処理物の穀粒選別を行うとともに切れワラやワ
ラ屑などの塵埃を後方に向けて吹き上げ搬送して機外に
排出するようになっている。
【0013】回収部A3は、グレンシーブ14から漏下
した一番物としての脱穀粒を回収する一番物回収部18
と、グレンシーブ14にて漏下しなかった二番物やリア
シーブ13から漏下した二番物としての枝付き穀粒など
の未脱穀粒を回収する二番物回収部19とによって構成
されている。一番物回収部18にて回収された脱穀粒
は、一番スクリューコンベア20とバケットコンベア
(図示せず)によって搬送され、グレンタンク(図示せ
ず)にて貯留されるようになっている。一方、二番物回
収部19にて回収された未脱穀粒は、再処理機能付きの
二番還元装置21にて再処理された後に選別部A2へ揚
送還元されるようになっている。
【0014】図3に示すように、走行機体の右前部に搭
載されたエンジン22から脱穀装置Aの扱胴2や駆動機
構15あるいは唐箕17などに供給される動力は、唐箕
17からの選別風が通流する風路Rを横断するカウンタ
軸23を介して、開放された脱穀装置Aの左側部におい
て分配されるようになっており、脱穀装置Aのメンテナ
ンス時などにおける伝動系の切離しや接続を容易に行え
るようにしている。一方、カウンタ軸23には、横断流
ファン24が一体回動可能に取り付けられており、唐箕
17からの選別風を、揺動選別ケース16の孔開き搬送
板11とチャフシーブ12に向けて効率よく供給できる
ようになっている。又、図1に示すように、横断流ファ
ン24の下方には、左右軸芯P2周りで上下揺動自在に
枢支された選別風量調節ようの風向板25が設けられて
おり、この風向板25は、唐箕17の回転数が上昇する
ほど下方側に揺動操作されるように連係構成されてい
る。つまり、唐箕17からの選別風が多くなるほど、孔
開き搬送板11やチャフシーブ12に向けて供給される
粗選別風の割合が、グレンシーブ14に向けて供給され
る精選別風の割合に対して多くなるようになっている。
【0015】チャフシーブ12の構成について詳述する
と、図4に示すように、チャフシーブ12は前半部12
Aと後半部12Bとに二分割されており、チャフシーブ
12の前半部12Aと後半部7Bの夫々は、前後方向に
等間隔を隔てて配列された複数のチャフリップ板12
a,12bによって構成されている。又、夫々のチャフ
リップ板12a,12bの上端には、揺動選別ケース1
6に枢支連結される支軸a1,b1が左右外方に向けて
突設されるとともに、夫々のチャフリップ板12a,1
2bの下端には、連係軸a2,b2が左右外方に向けて
突設されている。各連係軸a2,b2の夫々は、左右一
対の連結板26A,26Bに前後方向に等間隔を隔てて
枢支連結されている。チャフシーブ12の前半部12A
を構成する複数のチャフリップ板12aのうちの一つに
は、支軸a1と連係軸a2を介して操作アーム27Aが
連結されており、この操作アーム27Aには、レリーズ
ワイヤ28Aを介してチャフシーブ前半部12Aの開度
を変更する電動モータ29Aが連係されている。一方、
チャフシーブ12の後半部12Bを構成する複数のチャ
フリップ板12bのうちの一つには、支軸b1と連係軸
b2を介して操作アーム27Bが連結されており、この
操作アーム27Bには、レリーズワイヤ28Bを介して
チャフシーブ後半部12Bの開度を変更する電動モータ
29Bが連係されている。又、夫々の電動モータ29
A,29Bは制御装置6によって駆動制御されるように
なっている。つまり、チャフシーブ12の前半部12A
と後半部12Bは、制御装置6の作動により夫々独立し
て開度調節されるようになっている。尚、図中の30A
と30Bの夫々は、夫々の操作アーム27A,27Bを
夫々のレリーズワイヤ28A,28Bによる引っ張り方
向と逆の方向に付勢するバネである。
【0016】制御装置6には、図5及び図6に示す夫々
の制御モードがチャフシーブ12の開度調節用の制御プ
ログラムとして備えられている。図5に示す制御モード
は、チャフシーブ12の前半部12Aを開度調節するた
めのものであり、チャフシーブ12の前半部12Aは、
処理物量が多くなるほど開度が大きくなるとともに、送
塵弁5の開度が大きくなるほど処理物量に対する開度が
小さくなるように設定されている。一方、図6に示す制
御モードは、チャフシーブ12の後半部12Bを開度調
節するためのものであり、チャフシーブ12の後半部1
2Bは、処理物量が多くなるほど開度が大きくなるとと
もに、送塵弁5の開度が大きくなるほど処理物量に対す
る開度が大きくなるように設定されている。
【0017】次に、制御装置6の作動によるチャフシー
ブ12の前半部12Aと後半部12Bの開度調節につい
て説明すると、図2、図5及び図6に示すように、先
ず、制御装置6は、開度センサ5sにより検出される送
塵弁5の開度αに基づいて、夫々の制御モードからチャ
フシーブ12の前半部12Aと後半部12Bの夫々の開
度調節モードMa,Mbを選定する。そして、選定した
夫々の開度調節モードMa,Mbから流量センサ4sに
より検出された処理物量vに対するチャフシーブ前半部
12Aの開度βaとチャフシーブ後半部12Bの開度β
bとを読み取り、チャフシーブ前半部12Aのチャフリ
ップ板12aの実開度がβaに、又、チャフシーブ後半
部12Bのチャフリップ板12bの実開度がβbとなる
ように、夫々の電動モータ29A,29Bを駆動制御す
るのである。尚、図4における符号Saと符号Sbは、
フィードバック制御を行うために設けられたチャフ開度
検出用のセンサである。
【0018】つまり、チャフシーブ12は、処理物量が
多いほど、チャフシーブ12全体の開度が大きくなるよ
うに開度調節されて、処理物中における穀粒の漏下を促
進するようになり、又、処理物量が少ないほど、チャフ
シーブ12全体の開度が小さくなるように開度調節され
て、処理物中における切れワラやワラ屑などの漏下を抑
制するようになっている。そして、その処理物量に基づ
いたいずれの開度調節においても、送塵弁5の開度を大
きくして処理物の後方への送りを促進させている場合ほ
ど、チャフシーブ12の前半部12Aにおいては、漏下
供給される処理物が比較的に少なくなるので、処理物量
に対するチャフシーブ12の開度が小さくなるように開
度調節されて、処理物中における切れワラやワラ屑など
の漏下を比較的に抑制するようになり、チャフシーブ1
2の後半部12Bにおいては、漏下供給される処理物が
比較的に多くなるので、処理物量に対するチャフシーブ
12の開度が大きくなるように開度調節されて、処理物
中における穀粒の漏下を比較的に促進するようになって
いる。又、送塵弁5の開度を小さくして処理物の後方へ
の送りを抑制している場合ほど、チャフシーブ12の前
半部12Aにおいては、漏下供給される処理物が比較的
に多くなるので、処理物量に対するチャフシーブ12の
開度が大きくなるように開度調節されて、処理物中にお
ける穀粒の漏下を比較的に促進するようになり、チャフ
シーブ12の後半部12Bにおいては、漏下供給される
処理物が比較的に少なくなるので、処理物量に対するチ
ャフシーブ12の開度が小さくなるように開度調節され
て、処理物中における切れワラやワラ屑などの漏下を比
較的に抑制するようになっている。又、制御装置6は、
処理物量や送塵弁5の開度によって異なるチャフシーブ
12上での処理物の分布に応じたチャフシーブ12の開
度調節を行えるようになっているのである。
【0019】〔別実施例〕以下、本発明の別実施例を列
記する。 本発明を、開度調節可能な送塵弁を備えた自脱型の
コンバインに適用するようにしてもよい。 処理物量vを検出するセンサとしては、作業負荷の
増大に伴うエンジン回転数の落ち込み量を検出するもの
や、作業負荷の増大に伴う扱胴回転数の落ち込み量を検
出するもの、あるいは、チャフシーブ12上における処
理物の堆積量を検出するものであってもよい。
【0020】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀装置の縦断側面図
【図2】脱穀部の一部切り欠き平面図
【図3】伝動構成の一部を示す概略図
【図4】チャフシーブの構成を示す揺動選別ケースの縦
断側面図
【図5】チャフシーブ開度と処理物量と送塵弁開度との
関係を示すグラフ
【図6】チャフシーブ開度と処理物量と送塵弁開度との
関係を示すグラフ
【符号の説明】
4 扱室 5 送塵弁 12 チャフシーブ 12A 前半部 12B 後半部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 祐二 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 平4−360617(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01F 12/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開度調節により扱室(4)内における処
    理物の送り量を変更する送塵弁(5)と、処理物量に応
    じて開度調節されるチャフシーブ(12)とを備えた脱
    穀装置であって、 前記チャフシーブ(12)を、夫々独立して開度調節さ
    れる前半部(12A)と後半部(12B)とに二分割す
    るとともに、前記チャフシーブ(12)の前半部(12
    A)が、前記送塵弁(5)の開度が大きくなるほど前記
    処理物量に対する開度が小さくなるように、かつ、前記
    チャフシーブ(12)の後半部(12B)が、前記送塵
    弁(5)の開度が大きくなるほど前記処理物量に対する
    開度が大きくなるように構成してある脱穀装置。
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