JP2953618B1 - 縮径シールド工法及びその装置 - Google Patents

縮径シールド工法及びその装置

Info

Publication number
JP2953618B1
JP2953618B1 JP22585798A JP22585798A JP2953618B1 JP 2953618 B1 JP2953618 B1 JP 2953618B1 JP 22585798 A JP22585798 A JP 22585798A JP 22585798 A JP22585798 A JP 22585798A JP 2953618 B1 JP2953618 B1 JP 2953618B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shield
diameter
shield machine
segment
machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22585798A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000054784A (ja
Inventor
丸 裕 石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP22585798A priority Critical patent/JP2953618B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2953618B1 publication Critical patent/JP2953618B1/ja
Publication of JP2000054784A publication Critical patent/JP2000054784A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 1台のシールド機で中間立坑を必要とせず、
セグメント外径を150〜500mm程度縮径できる縮
径シールド工法及びその装置を提供する。 【解決手段】 シールド機前胴側には内側シールドスキ
ンプレート(2S)の外周に水平方向に複数個に分割し
た外側シールドスキンプレート(1S)を着脱可能に取
り付け、内側シールド機(2)に偏心金物(13)の回
転によってセグメント外径の大小に対応可能なシールド
ジャッキ(11)を装備し、後胴側には一体リング構造
の外側シールドテール部(1T)をピン(8)で着脱可
能に固定しておき、前記シールドジャッキ(11)を大
径セグメント(21)に合わせてそのセグメント(2
1)を所定位置まで押し出し、内側シールドテール部
(2T)を内側シールド機(2)端部の所定位置に溶接
し、小径セグメント(22)を組み立ててシールドジャ
ッキ(11)をその小径セグメント(22)に合わせ、
前記ピン(8)の結合を外し小径セグメント(22)を
反力として内側シールド機(2)を推進する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1台のシールド機
を使用しシールド外径を縮径して掘進する縮径シールド
工法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、1台のシールド機で2断面のトン
ネルを築造する技術としては、親子シールドを使用する
ことで可能であるが、このシールド工法では立坑を利用
することなく土水圧中で親シールド機を子シールド機に
改造するには、親シールド機と子シールド機との外径寸
法差が500mm以上必要で、外径差が少ないと親シー
ルド機と子シールド機とを組み付けることが困難であっ
た。そして、シールド機スキンプレートが2段となって
シールド機の価格が高価であり、また、親シールド機か
ら子シールド機を発進する際にクリアランスが小さいた
めに両機間でセリが発生する恐れがあるという問題を有
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、1台のシールド機で中間立坑を必要とせず、セグメ
ント外径を、例えば150〜500mm程度縮径できる
縮径シールド工法及びその装置を提供することを目的と
している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、一台の
シールド機を使用しシールド外径を縮径して掘進する縮
径シールド工法において、シールド機前胴側には内側シ
ールドスキンプレートの外周に水平方向に複数個に分割
した外側シールドスキンプレートを着脱可能に取り付
け、内側シールド機に偏心金物の回転によってセグメン
ト外径の大小に対応可能なシールドジャッキを装備し、
後胴側には一体リング構造の外側シールドテール部をピ
ンで脱着可能に固定しておき、前記シールドジャッキに
設けられている偏心金物を回転して大径セグメントの径
に合わせてそのセグメントを所定位置まで押し出し、内
側テールプレートを内側シールド機端部の所定位置に溶
接し、小径セグメントを組み立ててシールドジャッキを
偏心金具を回転してその小径セグメントの径に合わせ、
前記ピンの結合を外して小径セグメントを反力として内
側シールド機を推進する。
【0005】また、本発明によれば、一台のシールド機
を使用しシールド外径を縮径して掘進する縮径シールド
装置において、内側シールド機の先端部には伸縮可能な
カッターを備えたカッタースポークが回転自在に支持さ
れ、その内側シールド機の前胴側内側のシールドスキン
プレート外周に水平方向に複数個に分割した外側シール
ドスキンプレートが着脱可能に取り付けられており、後
胴側には一体リング構造の外側シールドテール部がピン
により着脱可能に前記内側シールド機に固定され、外側
シールドテール部と内側シールド機との間にはリング状
のシールが設けられており、内側シールド機に取り付け
られたシールドジャッキにはロッドに偏心金物が回動自
在に取り付けられ、その偏心金物は回転または交換によ
ってセグメント外径の大小に対応可能に構成されてお
り、内側シールド機端部の所定位置に内側テールプレー
トが固着されるよう構成されている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1には、一般の泥土圧(泥水)シ
ールドの外側シールド機1での推進時を示している。先
端に伸縮可能なカッター5を備えたカッタースポーク6
を先端部に支持した内側シールド機2には(図2参
照)、その前胴側外周に外側シールド機1のスキンプレ
ート1Sになる水平方向に複数個に分割されたライナー
プレートが(図3参照)、内側シールド機2の内方より
取り外し可能にボルト、ナット等3によって固定されて
いる。
【0007】なお、この構成では、内側スキンプレート
2Sで水圧を受けるため、外周のライナープレートは、
リング構造に一体化する必要がなく、加工が簡単であ
る。すなわち、分割を小さくすることで、ロール加工は
不要で平板でも必要精度が確保できればよい。
【0008】そして、後胴側には一体リング構造の外側
シールドテール部1Tが、ジャッキ18で作動するピン
8によって内側シールド機2に着脱可能に固着されてお
り、外側シールドテール部1Tと内側シールド2とはリ
ング状のシール9により止水されている。この状態で
は、まだ内側シールドテール部は未装着である。
【0009】図4〜7にはシールドジャッキ11が示さ
れている。シールドジャッキ11は内側シールド機2に
装着され、ロッド12を介して設けられた偏心金物13
を回転または交換することで、その偏心量δ(75〜2
50mm)に相当する半径差の大小セグメントに対応す
ることができる。
【0010】シールドの縮径は、まず、図8に示すよう
に、テール部1T内に内側テールプレート2Tの組み立
てが可能な位置まで、シールドジャッキ11で大径の
(スチール)セグメント21を押し出し、外側シールド
テール部1Tの端部に反力受け19を溶接してその反力
受け19を介してセグメント21に固定する。
【0011】なお、図示の実施形態では、テールシール
16の切羽側の一部を外して反力受け19を固定してい
るが、テールシール16の切羽側を外さず、その前方で
固定してもよい。
【0012】次に、シールドジャッキ11を縮めてスプ
レッダ14を外し、偏心金物13を回転させて小径セグ
メント22の位置に合わせる(図6、7参照)。そし
て、テールシール17装着済みの分割された内側テール
プレート2Tを内側シールド後端部の所定位置に溶接
し、固定してからジャッキスプレッダ14を取り付け、
小径の(スチール)セグメント22を組み立てて押し出
し、大径セグメント21に接続して固定する。
【0013】先端部のカッタースポーク6をシールド径
に対応して縮め、外周の外側シールドスキンプレート1
Sを固定しているボルト3を引き抜く(なお、止水のた
めに完全には引き抜かない方が良い)。そして、外側シ
ールドテール部1Tを固定しているピン8を必要長さま
で縮める。
【0014】外周ライナープレート1Sは、内側シール
ド機2との固定ボルト3を弛めれば、分割されるので内
側シールド機2が発進する際に、外側シールド機と内側
シールド機のスキンプレート1S、2Sがせるようなこ
とがない。
【0015】こうして、図9に示すように、内側シール
ド機2は小径セグメント22を反力として推進を開始
し、図10に示すように縮径状態で掘進する。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成さ
れ、以下の効果を奏する。 (1) 1台のシールド機で中間立坑を要せずにセグメ
ント外径を縮径できる。また、外側シールド機から内側
シールド機が発進する際に、互いにせりを生ずることが
ない。 (2) 外周ライナープレートを二重とすることで、3
断面のシールドトンネルの築造も可能である。 (3) 内側シールド機を中折れ装置付きとすることに
より、外側シールドも中折れ可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の外側シールド推進時を示す
断面図。
【図2】図1のカッターの前面図。
【図3】内外側シールドのスキンプレートを示す図1の
A−A及びB−B断面図。
【図4】外側シールド推進時のシールドジャッキを示す
側面図。
【図5】図4の後面図。
【図6】内側シールド推進時のシールドジャッキを示す
側面図。
【図7】図6の後面図。
【図8】内側シールドテール部の取り付け時を示す断面
図。
【図9】小径セグメントを反力として内側シールド機の
発進時を示す断面図。
【図10】内側シールド機の推進時を示す断面図。
【符号の説明】
1・・・外側シールド機 1S・・・外側シールドスキンプレート 1T・・・外側シールドテール部 2・・・内側シールド機 2S・・・内側シールドスキンプレート 2T・・・内側テールプレート 3・・・ボルト、ナット 5・・・カッター 6・・・カッタースポーク 8・・・ピン 9・・・シール 11・・・シールドジャッキ 13・・・偏心金物 21・・・大径セグメント 22・・・小径セグメント

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一台のシールド機を使用しシールド外径
    を縮径して掘進する縮径シールド工法において、シール
    ド機前胴側には内側シールドスキンプレートの外周に水
    平方向に複数個に分割した外側シールドスキンプレート
    を着脱可能に取り付け、内側シールド機に偏心金物の回
    転によってセグメント外径の大小に対応可能なシールド
    ジャッキを装備し、後胴側には一体リング構造の外側シ
    ールドテール部をピンで脱着可能に固定しておき、前記
    シールドジャッキに設けられている偏心金物を回転して
    大径セグメントの径に合わせてそのセグメントを所定位
    置まで押し出し、内側テールプレートを内側シールド機
    端部の所定位置に溶接し、小径セグメントを組み立てて
    シールドジャッキを偏心金具を回転してその小径セグメ
    ントの径に合わせ、前記ピンの結合を外して小径セグメ
    ントを反力として内側シールド機を推進することを特徴
    とする縮径シールド工法。
  2. 【請求項2】 一台のシールド機を使用しシールド外径
    を縮径して掘進する縮径シールド装置において、内側シ
    ールド機の先端部には伸縮可能なカッターを備えたカッ
    タースポークが回転自在に支持され、その内側シールド
    機の前胴側内側のシールドスキンプレート外周に水平方
    向に複数個に分割した外側シールドスキンプレートが着
    脱可能に取り付けられており、後胴側には一体リング構
    造の外側シールドテール部がピンにより着脱可能に前記
    内側シールド機に固定され、外側シールドテール部と内
    側シールド機との間にはリング状のシールが設けられて
    おり、内側シールド機に取り付けられたシールドジャッ
    キにはロッドに偏心金物が回動自在に取り付けられ、そ
    の偏心金物は回転または交換によってセグメント外径の
    大小に対応可能に構成されており、内側シールド機端部
    の所定位置に内側テールプレートが固着されるよう構成
    されていることを特徴とする縮径シールド装置。
JP22585798A 1998-08-10 1998-08-10 縮径シールド工法及びその装置 Expired - Fee Related JP2953618B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22585798A JP2953618B1 (ja) 1998-08-10 1998-08-10 縮径シールド工法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22585798A JP2953618B1 (ja) 1998-08-10 1998-08-10 縮径シールド工法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2953618B1 true JP2953618B1 (ja) 1999-09-27
JP2000054784A JP2000054784A (ja) 2000-02-22

Family

ID=16835942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22585798A Expired - Fee Related JP2953618B1 (ja) 1998-08-10 1998-08-10 縮径シールド工法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2953618B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002097887A (ja) * 2000-09-22 2002-04-05 Morimotogumi:Kk シールド掘進機の推進機構
JP2002097888A (ja) * 2000-09-22 2002-04-05 Morimotogumi:Kk 親子シールドの掘進方法及び反力受け用異径接続セグメント
CN108678762A (zh) * 2018-07-02 2018-10-19 中国铁建重工集团有限公司 一种掘进机

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003064984A (ja) * 2001-08-28 2003-03-05 Morimotogumi:Kk 異径シールドの推進装置および方法
JP5566806B2 (ja) * 2010-07-27 2014-08-06 独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構 覆工切替式トンネル掘削機及び覆工切替方法
CN102305078A (zh) * 2011-03-16 2012-01-04 江苏凯宫隧道机械有限公司 双层壳体结构盾构机盾体装置
CN103161471A (zh) * 2011-12-19 2013-06-19 上海市基础工程有限公司 大直径盾构长距离穿越风井推进施工方法
CN103711496A (zh) * 2013-12-30 2014-04-09 上海市机械施工集团有限公司 用于矩形盾构出洞的反力系统
CN105089672B (zh) * 2015-08-19 2017-11-14 武汉船用机械有限责任公司 一种盾构机旋转接头的支撑工装

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002097887A (ja) * 2000-09-22 2002-04-05 Morimotogumi:Kk シールド掘進機の推進機構
JP2002097888A (ja) * 2000-09-22 2002-04-05 Morimotogumi:Kk 親子シールドの掘進方法及び反力受け用異径接続セグメント
JP4504543B2 (ja) * 2000-09-22 2010-07-14 株式会社森本組 親子シールドの掘進方法及び反力受け用異径接続セグメント
JP4504544B2 (ja) * 2000-09-22 2010-07-14 株式会社森本組 シールド掘進機の推進機構
CN108678762A (zh) * 2018-07-02 2018-10-19 中国铁建重工集团有限公司 一种掘进机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000054784A (ja) 2000-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2953618B1 (ja) 縮径シールド工法及びその装置
JP2008297797A (ja) シールド掘進機
JP2013231317A (ja) トンネル掘削機
JP2010090587A (ja) 建設機械
JP2001173400A (ja) 管渠の撤去埋め戻し装置及び方法
JP4504544B2 (ja) シールド掘進機の推進機構
JP2645361B2 (ja) シールド機およびシールド工法
JP3884033B2 (ja) トンネル掘削機
JP2584177B2 (ja) シールド機のカッタディスク
JP3884034B2 (ja) トンネル掘削機
JPH0628942Y2 (ja) モータインホイール装置
JPH09132383A (ja) 走行クレーンの旋回機構部
JP3924197B2 (ja) 多段式トンネル掘削機
JP3595523B2 (ja) エレクタ装置
JP2676548B2 (ja) 立坑掘削併用型シールド掘進機
JP2009150087A (ja) エレクタ装置
JP2006028922A (ja) トンネル掘削機
JP2650114B2 (ja) シールド掘進機
JPH0242799Y2 (ja)
JP2000087692A (ja) トンネル掘進機
JPH02283564A (ja) 管内自走装置
JPS63110398A (ja) シ−ルド掘削機におけるライニングコンクリ−ト打設装置
JPH11343788A (ja) トンネル施工方法およびそれに用いるシールド掘進機
CN113954762A (zh) 一种轮胎内侧拍摄仪器的固定装置
JP2008248510A (ja) エレクター

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees