JP2584177B2 - シールド機のカッタディスク - Google Patents

シールド機のカッタディスク

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JP2584177B2
JP2584177B2 JP4301144A JP30114492A JP2584177B2 JP 2584177 B2 JP2584177 B2 JP 2584177B2 JP 4301144 A JP4301144 A JP 4301144A JP 30114492 A JP30114492 A JP 30114492A JP 2584177 B2 JP2584177 B2 JP 2584177B2
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cut
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幸信 佐々木
仁 小林
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カッタディスクをシー
ルド機の前端に中心の中空シャフトにより回転自在に支
持して設け、そのカッタディスクにはカッタビットを有
する第1及び第2のカッタスポークを前記中空シャフト
の前部に中空シャフトに直交してその直交する軸の回り
に両方向に回動自在に設けたシールド機のカッタディス
クに関する。
【0002】
【従来の技術】長距離シールドトンネルの施工では、カ
ッタビットが摩耗するため、途中で点検用の立坑または
地盤改良帯を設けて地山を自立させ、カッタディスクの
外方から作業員がカッタビットの交換を行っていた。
【0003】従来のカッタビットの交換方法では、点検
用の立坑、地盤改良帯を作る必要があって不経済であっ
た。さらに、地盤改良帯により地山を完全に自立させる
ことは困難で、安全性に欠けていた。そのため、かかる
欠点に対して点検用立坑や地盤改良帯を設けず、シール
ド機側で交換作業が行える技術として、特開平4−14
0398号公報に、カッタディスクの中心部から放射状
にカッタスポークを設け、そのカッタスポークの外周に
複数のビットを設けて、カッタスポークをその軸まわり
に遠隔操作で回動することで、ビットを選択的に使用す
る技術が開示されている。しかし、この技術では、中実
のカッタスポークを、中心の中空シャフトにその一端を
係着した片持ち式であって、中空シャフト側から遠隔操
作で回動してビットを交換するものでり、掘削時にカッ
タビットに加わる掘削抵抗によって生じるカッタスポー
クのねじりトルクや曲げ荷重に対し、カッタスポークの
中空シャフト側の支持のみで対応している。したがっ
て、この技術は、小型のシールド機に適しているが、強
力に掘削を行う場合には、カッタスポーク先端にねじれ
や曲げが生じるので、大型のシールド機での強力掘削に
は適さない。また、遠隔操作によっており、確実容易に
操作できる簡単な構造のものでない。また、特開平3−
202593号公報に、円筒状の内筒にカッタビットを
突設した外筒を回動自在に設けたカッタスポークによ
り、外筒を回動してカッタビットを交換する技術が開示
されている。しかし、この技術は、シールド筒に設けた
スライドボックスを前進させてカッタスポークに水密状
態に当接し、カッタビットを脱着交換するもので、構造
及びその作業は簡単なものでなく、また、経済的なもの
ではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、点検用立坑や地盤改良帯によらず、安全で、複雑な
機構を要せず、経済的で、かつ容易にカッタビットの交
換ができると共に、強力な掘削ができるカッタディスク
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、カッタ
ディスクをシールド機の前端に中心の中空シャフトによ
り回転自在に支持して設け、そのカッタディスクにはカ
ッタビットを有する第1及び第2のカッタスポークを前
記中空シャフトの前部に中空シャフトに直交してその直
交する軸の回りに両方向に回動自在に設けたシールド機
のカッタディスクにおいて、前記中空シャフトの前部に
1対の透孔を有するボス部を突設して1対の中空の第1
のカッタスポークを前記透孔に連結部を貫通して回動自
在に支持し、さらに前記ボス部に1対の筒部を前記連結
部に直交して突設し、その筒部にそれぞれ回動自在に第
2のカッタスポークを両持ち式に支持し、前記第1及び
第2のカッタスポークを選択的に回動する油圧シリンダ
を設け、前記第1及び第2のカッタスポークと前記中空
シャフトとをそれぞれボルト及びねじ孔で固定する固定
手段を設けている。
【0006】
【好ましい実施の態様】前記カッタスポークは、複数列
のカッタビット群を円周等配に設け、各カッタビット群
には、複数段のカッタビットを半径方向に設けるのが好
ましい。
【0007】
【作用効果】上記のように構成されたシールド機のカッ
タディスクにおいては、カッタビットが摩耗したら、掘
削を中止し、シールド機内から作業員が中空シャフトを
通ってカッタスポークの取付部に移動し、カッタスポー
クを固定しているボルトを外す。
【0008】次いで、油圧シリンダでカッタスポークを
回動して新しいカッタビットを地山に対向させ、ボルト
によりカッタビットを固定する。そして、掘削を再開す
る。
【0009】したがって、作業員が中空シャフトの内部
から新しいビットを地山に対向させることで掘削するカ
ッタビットを換えることができるので、その作業は容易
であり、かつ安全で、従来の点検用立坑や地盤改良帯が
不要、また複雑な機構を要せず経済的である。そして、
第1のカッタスポークはは連結部で一体に連結されてお
り、第2のカッタスポークは筒部に両持ち式に支持され
ているので、強度・剛性が高く、スムースに回動するこ
とができ、また、強力な掘削をすることができる。
【0010】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0011】図1において、シールド機20の本体21
の前端には、全体を符号1で示すカッタディスクが設け
られている。そのカッタディスク1は、中心の中空シャ
フト2によりベアリング22を介し本体21に回転自在
に支持されている。そして、中空シャフト2の後端に設
けられたリングギヤ17、そのリングギヤ17に外接す
るピニオン24及びピニオン24を駆動する駆動モータ
25で回転されるようになっている。
【0012】なお、図中の符号26はシールドジャッ
キ、27はスクリリューコンベア、29はエレクタ、3
0はテールシール、33はセグメントである。
【0013】図2および図3をも参照し、中空シャフト
2の前部には、ボス部3が突設され、そのボス部3に
は、1対の透孔3aが形成されている。その透孔3aに
は、1対の中空の第1のカッタスポーク4の連結部4a
が回動自在に支持され、固定手段であるボルト5及び図
示しないねじ孔により固設されている。また、ボス部3
には、連結部4aに直交して1対の筒部3Aが突設され
ている。その筒部3Aの透孔3aの半径方向内方及び筒
部3Aの外周の半径方向中程に両持ちに回動自在に支持
された第2のカッタスポーク4Aが設けられている。そ
して、前記同様にボルト5及びねじ孔で固定されてい
る。また、前記連結部4aの外周及び第2のカッタスポ
ーク4Aの端縁部にそれぞれ突設されたブラケット6と
中空シャフト2にそれぞれ突設されたブラケット7との
間には、第1及び第2のカッタスポーク4、4Aをそれ
ぞれ選択的に回動する回動手段である油圧シリンダ8が
介装されている。そして、両カッタスポーク4、4Aの
外周には、複数列(図示の例では3列)のカッタビット
群10が円周等配に突設されており、そのカッタビット
群10には、半径方向に複数段(図示の例では9段)の
カッタビット11が設けられている。なお、図中の符号
14はトップカッタである。なお、油圧シリンダ8は脱
着可能にすると良い。
【0014】次に、カッタビット交換の態様を説明す
る。
【0015】地山に対向しているカッタビット群10の
カッタビット11が摩耗したら、掘削を停止する。そこ
で、作業員が中空シャフト2からボス部3に移動し、カ
ッタスポーク4又は4Aを固定しているボルト5を外
す。
【0016】次いで、油圧シリンダ8を作動してカッタ
スポーク4又は4Aを120度回動し、新しいカッタビ
ット群10を地山に対向させる。
【0017】最後に、ボルト5でカッタスポーク4又は
4Aをボス部3に固定して終る。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、次の効果を奏する。 (a) 中空シャフトの内部からカッタスポークを回動
して新しいビットを地山に対向させることでカッタビッ
トの交換ができ、その作業は作業員が直接行うので確実
かつ容易である。 (b) そして、従来の点検用立坑や地盤改良帯によら
ず、内部から作業をするので、安全であり、また、遠隔
操作でなく直接作業をするので複雑な機構を必要とせ
ず、経済的である。 (c) また、各カッタスポークは中空であり、その1
対は、連結部で一体に連結されており、他方の1対は、
筒部に両持ち式に支持されているので、強度・剛性が高
く、強力な掘削をすることができると共に、ビット交換
時にはスムースに回動することができる。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカッタディスクを備えたシー
ルド機を示す側断面図。
【図2】本発明の一実施例を示す正面図。
【図3】図2の側断面図。
【符号の説明】
1・・・カッタディスク 2・・・中空シャフト 3・・・ボス部 3A・・・筒部 3a・・・透孔 4、4A・・・カッタスポーク 4a・・・連結部 5・・・ボルト 6、7・・・ブラケット 8・・・油圧シリンダ 10・・・カッタビット群 11・・・カッタビット 14・・・トップカッタ 17・・・リングギヤ 20・・・シールド機 21・・・本体 22・・・ベアリング 24・・・ピニオン 25・・・駆動モータ 26・・・シールドジャッキ 27・・・スクリューコンベア 29・・・エレクタ 30・・・テールシール 33・・・セグメント

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カッタディスク(1)をシールド機の前
    端に中心の中空シャフト(2)により回転自在に支持し
    て設け、そのカッタディスク(1)にカッタビット(1
    1)を有する第1及び第2のカッタスポーク(4、4
    A)を前記中空シャフト(2)の前部に中空シャフト
    (2)に直交してその直交する軸の回りに両方向に回動
    自在に設けたシールド機のカッタディスクにおいて、前
    記中空シャフト(2)の前部に1対の透孔(3a)を有
    するボス部(3)を突設して1対の中空の第1のカッタ
    スポーク(4)を前記透孔(3a)に連結部(4a)を
    回動自在に支持し、さらに前記ボス部(3)に1対の筒
    部(3A)を前記連結部(4a)に直交して突設し、そ
    の筒部(3A)にそれぞれ回動自在に第2のカッタスポ
    ーク(4A)を両持ち式に支持し、前記第1及び第2の
    カッタスポーク(4、4A)を選択的に回動する油圧シ
    リンダ(8)を設け、前記第1及び第2のカッタスポー
    ク(4、4A)と前記中空シャフト(2)とをそれぞれ
    ボルト(5)及びねじ孔で固定する固定手段を設けたこ
    とを特徴とするシールド機のカッタディスク。
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