JP3534490B2 - トンネル掘削機及びトンネル掘削方法 - Google Patents
トンネル掘削機及びトンネル掘削方法Info
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- JP3534490B2 JP3534490B2 JP13071895A JP13071895A JP3534490B2 JP 3534490 B2 JP3534490 B2 JP 3534490B2 JP 13071895 A JP13071895 A JP 13071895A JP 13071895 A JP13071895 A JP 13071895A JP 3534490 B2 JP3534490 B2 JP 3534490B2
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- tunnel
- cutter head
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、岩盤などを掘削して異
形断面形状のトンネルを掘削するトンネル掘削機並びに
トンネル掘削方法に関する。削方法。
形断面形状のトンネルを掘削するトンネル掘削機並びに
トンネル掘削方法に関する。削方法。
【0002】
【従来の技術】一般的なトンネル掘削機は、円筒形の掘
削機本体の前部に円形のカッタヘッドが回転自在に装着
され、掘削機本体に装着された駆動モータによってカッ
タヘッドが旋回させながら、掘削機本体を前進させるこ
とで、地盤を掘削してトンネルを構築するものである。
削機本体の前部に円形のカッタヘッドが回転自在に装着
され、掘削機本体に装着された駆動モータによってカッ
タヘッドが旋回させながら、掘削機本体を前進させるこ
とで、地盤を掘削してトンネルを構築するものである。
【0003】ところで、掘削形成するトンネルは、地下
鉄が走行するためのものの他に、駅の地下道や下水道な
どとして用いられるものがあり、そのトンネルの断面は
円形のみならず、楕円形や四角形、矩形、繭形、馬蹄形
などとなっている。ところが、このような円形以外の異
形断面のトンネルは上述したようなトンネル掘削機で掘
削形成することはできない。そのため、異形断面のトン
ネルを形成するには、掘削機本体の前部に複数のカッタ
ヘッドを装着し、この複数のカッタヘッドの装着位置を
変えることにより、異形断面のトンネルを形成可能とし
ていた。
鉄が走行するためのものの他に、駅の地下道や下水道な
どとして用いられるものがあり、そのトンネルの断面は
円形のみならず、楕円形や四角形、矩形、繭形、馬蹄形
などとなっている。ところが、このような円形以外の異
形断面のトンネルは上述したようなトンネル掘削機で掘
削形成することはできない。そのため、異形断面のトン
ネルを形成するには、掘削機本体の前部に複数のカッタ
ヘッドを装着し、この複数のカッタヘッドの装着位置を
変えることにより、異形断面のトンネルを形成可能とし
ていた。
【0004】図5に異形断面トンネルを掘削するための
従来の異形断面トンネル掘削機の正面視、図6に従来の
別の異形断面トンネル掘削機の正面視を示す。
従来の異形断面トンネル掘削機の正面視、図6に従来の
別の異形断面トンネル掘削機の正面視を示す。
【0005】図5に示す従来の異形断面トンネル掘削機
100は矩形トンネルを掘削するためのものであって、
掘削機本体101の前端部に3つの円形のカッタヘッド
102,103,104が回転自在に装着されている。
そして、このカッタヘッド102,103は隣接して配
設され、カッタヘッド104はこのカッタヘッド10
2,103の間で掘進方向前方に重なるように配設され
ており、それぞれ図示しない駆動モータによって駆動回
転することができる。また、カッタヘッド102,10
3の外方にそれぞれ上下の小型のカッタヘッド105,
106が重なるように配設されており、図示しない駆動
モータによって駆動回転することができる。従って、各
円形のカッタヘッド102,103,104及び小型の
カッタヘッド105,106を駆動回転しながら、掘削
機本体101を前進させることで、矩形断面のトンネル
を掘削形成することができる。
100は矩形トンネルを掘削するためのものであって、
掘削機本体101の前端部に3つの円形のカッタヘッド
102,103,104が回転自在に装着されている。
そして、このカッタヘッド102,103は隣接して配
設され、カッタヘッド104はこのカッタヘッド10
2,103の間で掘進方向前方に重なるように配設され
ており、それぞれ図示しない駆動モータによって駆動回
転することができる。また、カッタヘッド102,10
3の外方にそれぞれ上下の小型のカッタヘッド105,
106が重なるように配設されており、図示しない駆動
モータによって駆動回転することができる。従って、各
円形のカッタヘッド102,103,104及び小型の
カッタヘッド105,106を駆動回転しながら、掘削
機本体101を前進させることで、矩形断面のトンネル
を掘削形成することができる。
【0006】また、図6に示す従来の異形断面トンネル
掘削機200は繭形トンネルを掘削するためのものであ
って、掘削機本体201の前端部に3つの円形のカッタ
ヘッド202,203,204が回転自在に装着されて
いる。そして、このカッタヘッド202,203は隣接
して配設され、カッタヘッド204はこのカッタヘッド
202,203の間で掘進方向前方に重なるように配設
されており、それぞれ図示しない駆動モータによって駆
動回転することができる。従って、各円形のカッタヘッ
ド202,203,204を駆動回転しながら、掘削機
本体201を前進させることで、繭形断面のトンネルを
掘削形成することができる。
掘削機200は繭形トンネルを掘削するためのものであ
って、掘削機本体201の前端部に3つの円形のカッタ
ヘッド202,203,204が回転自在に装着されて
いる。そして、このカッタヘッド202,203は隣接
して配設され、カッタヘッド204はこのカッタヘッド
202,203の間で掘進方向前方に重なるように配設
されており、それぞれ図示しない駆動モータによって駆
動回転することができる。従って、各円形のカッタヘッ
ド202,203,204を駆動回転しながら、掘削機
本体201を前進させることで、繭形断面のトンネルを
掘削形成することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した図5に示す従
来の異形断面トンネル掘削機100にあっては、複数の
カッタヘッド102,103,104,105,106
を組み合わせ、これらを駆動回転しながら前進させるこ
とで、矩形断面のトンネルを掘削形成している。ところ
が、このように複数のカッタヘッド102,103,1
04,105,106によって矩形断面のトンネルを掘
削しようとしても、完全に矩形断面にはならず、未掘削
部Aが発生してしまう。すると、矩形をなす掘削機本体
101の前進時に、この掘削機本体101が未掘削部A
に接触して推進抵抗が大きくなってしまう。そのため、
異形断面トンネル掘削機101の掘削効率が低下してし
まうという問題があった。
来の異形断面トンネル掘削機100にあっては、複数の
カッタヘッド102,103,104,105,106
を組み合わせ、これらを駆動回転しながら前進させるこ
とで、矩形断面のトンネルを掘削形成している。ところ
が、このように複数のカッタヘッド102,103,1
04,105,106によって矩形断面のトンネルを掘
削しようとしても、完全に矩形断面にはならず、未掘削
部Aが発生してしまう。すると、矩形をなす掘削機本体
101の前進時に、この掘削機本体101が未掘削部A
に接触して推進抵抗が大きくなってしまう。そのため、
異形断面トンネル掘削機101の掘削効率が低下してし
まうという問題があった。
【0008】また、前述した図6に示す従来の異形断面
トンネル掘削機200にあっては、3つのカッタヘッド
202,203,204を重ねて組み合わせ、これらを
駆動回転しながら前進させることで、繭形断面のトンネ
ルを掘削形成している。この異形断面トンネル掘削機2
00は異形断面トンネル掘削機100のように未掘削部
は発生しないものの、カッタヘッド204はカッタヘッ
ド203,204と重ねられて配設されており、重複掘
削部Bが発生してしまう。すると、掘削機自体に不要部
分が発生し、必要以上に装置自体が大型化してしまい、
不経済であるという問題があった。
トンネル掘削機200にあっては、3つのカッタヘッド
202,203,204を重ねて組み合わせ、これらを
駆動回転しながら前進させることで、繭形断面のトンネ
ルを掘削形成している。この異形断面トンネル掘削機2
00は異形断面トンネル掘削機100のように未掘削部
は発生しないものの、カッタヘッド204はカッタヘッ
ド203,204と重ねられて配設されており、重複掘
削部Bが発生してしまう。すると、掘削機自体に不要部
分が発生し、必要以上に装置自体が大型化してしまい、
不経済であるという問題があった。
【0009】本発明はこのような問題点を解決するもの
であって、掘削効率の向上を図ると共に装置の小型化を
図ったトンネル掘削機及びトンネル掘削方法を提供する
ことを目的とする。
であって、掘削効率の向上を図ると共に装置の小型化を
図ったトンネル掘削機及びトンネル掘削方法を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成する請
求項1の発明のトンネル掘削機は、掘削機本体の前端部
に、駆動手段によって駆動回転可能な一対の円形のカッ
タヘッドが隣接して設けられると共に、前記一対の円形
のカッタヘッドの間で掘進方向前方あるいは後方に重な
るように、揺動手段によって見かけ上自転せずに公転す
るように揺動回転可能な矩形のカッタヘッドが設けられ
たことを特徴とするものである。
求項1の発明のトンネル掘削機は、掘削機本体の前端部
に、駆動手段によって駆動回転可能な一対の円形のカッ
タヘッドが隣接して設けられると共に、前記一対の円形
のカッタヘッドの間で掘進方向前方あるいは後方に重な
るように、揺動手段によって見かけ上自転せずに公転す
るように揺動回転可能な矩形のカッタヘッドが設けられ
たことを特徴とするものである。
【0011】請求項2の発明のトンネル掘削機は、前記
一対の円形のカッタヘッド及び前記矩形のカッタヘッド
によって構成されるカッタヘッド群の外周部に小径のカ
ッタヘッドが揺動回転可能に設けられたことを特徴とす
るものである。
一対の円形のカッタヘッド及び前記矩形のカッタヘッド
によって構成されるカッタヘッド群の外周部に小径のカ
ッタヘッドが揺動回転可能に設けられたことを特徴とす
るものである。
【0012】請求項3の発明のトンネル掘削機は、前記
揺動手段が、矩形のカッタヘッドが第1回転軸により揺
動体に回転自在に支持されると共に第1駆動モータによ
って一方方向に駆動回転可能とされ、前記揺動体が前記
第1回転軸に対して所定量偏心した第2回転軸により本
体に回転自在に支持されると共に第2駆動モータによっ
て前記一方方向とは逆方向に駆動回転可能とされ、前記
第1駆動モータによる一方方向の回転と前記第2駆動モ
ータによる逆方向の回転とが打ち消されることで、前記
カッタヘッドを見かけ上自転せずに公転可能としたカッ
タ駆動装置であることを特徴とするものである。
揺動手段が、矩形のカッタヘッドが第1回転軸により揺
動体に回転自在に支持されると共に第1駆動モータによ
って一方方向に駆動回転可能とされ、前記揺動体が前記
第1回転軸に対して所定量偏心した第2回転軸により本
体に回転自在に支持されると共に第2駆動モータによっ
て前記一方方向とは逆方向に駆動回転可能とされ、前記
第1駆動モータによる一方方向の回転と前記第2駆動モ
ータによる逆方向の回転とが打ち消されることで、前記
カッタヘッドを見かけ上自転せずに公転可能としたカッ
タ駆動装置であることを特徴とするものである。
【0013】
【0014】また、請求項4の発明のトンネル掘削方法
は、複数の駆動回転するカッタヘッドによって異形断面
のトンネルを掘削するトンネル掘削方法において、隣接
して設けられた一対の円形のカッタヘッドが駆動回転し
ながら掘進して一対の平行な円形断面トンネルを形成
し、前記一対の円形のカッタヘッドの間で掘進方向前方
あるいは後方に重なるように設けられた矩形のカッタヘ
ッドが見かけ上自転せずに公転しながら掘進して矩形断
面トンネルを形成することで、前記一対の円形断面トン
ネルを連通して異形断面のトンネルを形成することを特
徴とするものである。
は、複数の駆動回転するカッタヘッドによって異形断面
のトンネルを掘削するトンネル掘削方法において、隣接
して設けられた一対の円形のカッタヘッドが駆動回転し
ながら掘進して一対の平行な円形断面トンネルを形成
し、前記一対の円形のカッタヘッドの間で掘進方向前方
あるいは後方に重なるように設けられた矩形のカッタヘ
ッドが見かけ上自転せずに公転しながら掘進して矩形断
面トンネルを形成することで、前記一対の円形断面トン
ネルを連通して異形断面のトンネルを形成することを特
徴とするものである。
【0015】
【作用】請求項1の発明のトンネル掘削機において、駆
動手段によって駆動回転する一対の円形のカッタヘッド
が掘削機本体の前進に伴って平行な円形断面のトンネル
を形成し、この一対の円形のカッタヘッドの間で揺動手
段によって見かけ上自転せずに公転するように揺動回転
する矩形のカッタヘッドが掘削機本体の前進に伴って一
対の円形断面のトンネルを連通させるように掘削し、異
形断面のトンネルが形成される。
動手段によって駆動回転する一対の円形のカッタヘッド
が掘削機本体の前進に伴って平行な円形断面のトンネル
を形成し、この一対の円形のカッタヘッドの間で揺動手
段によって見かけ上自転せずに公転するように揺動回転
する矩形のカッタヘッドが掘削機本体の前進に伴って一
対の円形断面のトンネルを連通させるように掘削し、異
形断面のトンネルが形成される。
【0016】請求項2の発明のトンネル掘削機にて、円
形のカッタヘッドと矩形のカッタヘッドによるトンネル
掘削時に、このカッタヘッド群の外周部に設けられた小
径のカッタヘッドが掘削することで、矩形断面のトンネ
ルが形成される。
形のカッタヘッドと矩形のカッタヘッドによるトンネル
掘削時に、このカッタヘッド群の外周部に設けられた小
径のカッタヘッドが掘削することで、矩形断面のトンネ
ルが形成される。
【0017】請求項3の発明のトンネル掘削機にて、第
2駆動モータによって第2回転軸を介して揺動体を一方
方向に回転し、且つ、第1駆動モータによって第1回転
軸を介して非円形のカッタヘッドを揺動体と逆方向に回
転すると、第1回転軸と第2回転軸とが所定量偏心して
いることで、第1駆動モータによる一方方向の回転と第
2駆動モータによる逆方向の回転とが打ち消されること
となり、非円形のカッタヘッドは見かけ上自転せずにそ
の姿勢を保ったまま公転、即ち、揺動することとなる。
2駆動モータによって第2回転軸を介して揺動体を一方
方向に回転し、且つ、第1駆動モータによって第1回転
軸を介して非円形のカッタヘッドを揺動体と逆方向に回
転すると、第1回転軸と第2回転軸とが所定量偏心して
いることで、第1駆動モータによる一方方向の回転と第
2駆動モータによる逆方向の回転とが打ち消されること
となり、非円形のカッタヘッドは見かけ上自転せずにそ
の姿勢を保ったまま公転、即ち、揺動することとなる。
【0018】
【0019】請求項4の発明のトンネル掘削方法におい
て、隣接した一対の円形のカッタヘッドは一対の平行な
円形断面トンネルを形成し、矩形のカッタヘッドは矩形
断面トンネルを形成することで、この一対の円形断面ト
ンネルを連通して異形断面のトンネルを形成する。
て、隣接した一対の円形のカッタヘッドは一対の平行な
円形断面トンネルを形成し、矩形のカッタヘッドは矩形
断面トンネルを形成することで、この一対の円形断面ト
ンネルを連通して異形断面のトンネルを形成する。
【0020】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0021】図1に本発明の一実施例に係るカッタ駆動
装置が適用されたトンネル掘削機の断面、図2に本実施
例のトンネル掘削機の正面視、図3に矩形カッタヘッド
の作用を表す概略を示す。
装置が適用されたトンネル掘削機の断面、図2に本実施
例のトンネル掘削機の正面視、図3に矩形カッタヘッド
の作用を表す概略を示す。
【0022】図1及び図2に示すように、本実施例のト
ンネル掘削機10は矩形断面のトンネルを掘削できるよ
うに構成されている。このトンネル掘削機10におい
て、スキンプレート11は矩形の筒状をなしており、前
端部に左右一対の円形のカッタヘッド12,13が配設
されると共に、この左右一対のカッタヘッド12,13
の間には掘進方向後方側に重なるように矩形のカッタヘ
ッド14が配設されている。また、スキンプレート11
の前端両側部には左右一対のカッタヘッド12,13の
掘進方向後方側に重なるように小径のカッタヘッド1
5,16が配設されている。
ンネル掘削機10は矩形断面のトンネルを掘削できるよ
うに構成されている。このトンネル掘削機10におい
て、スキンプレート11は矩形の筒状をなしており、前
端部に左右一対の円形のカッタヘッド12,13が配設
されると共に、この左右一対のカッタヘッド12,13
の間には掘進方向後方側に重なるように矩形のカッタヘ
ッド14が配設されている。また、スキンプレート11
の前端両側部には左右一対のカッタヘッド12,13の
掘進方向後方側に重なるように小径のカッタヘッド1
5,16が配設されている。
【0023】各円形のカッタヘッド12,13は中心部
の回転軸17,18が図示しない駆動モータによってそ
れぞれスキンプレート11に回転自在に支持されてい
る。また、矩形のカッタヘッド14はカッタ駆動装置1
9によって揺動自在に支持されている。更に、小径のカ
ッタヘッド15,16は図示しないカッタ駆動装置によ
って揺動自在に支持されている。
の回転軸17,18が図示しない駆動モータによってそ
れぞれスキンプレート11に回転自在に支持されてい
る。また、矩形のカッタヘッド14はカッタ駆動装置1
9によって揺動自在に支持されている。更に、小径のカ
ッタヘッド15,16は図示しないカッタ駆動装置によ
って揺動自在に支持されている。
【0024】この矩形のカッタヘッド14を揺動自在に
支持するカッタ駆動装置19において、矩形のカッタヘ
ッド14は中心部O1 に第1回転軸20の一端部が固着
されて箱状の揺動体21に回転自在に支持されている。
そして、この第1回転軸20の他端部には第1駆動ギア
22が固結され、この第1駆動ギア22には揺動体21
に装着された第1駆動モータ23の出力ギア24が噛み
合っている。従って、この第1駆動モータ23を駆動す
ると、出力ギア24及び第1駆動ギア22を介して矩形
のカッタヘッド14を中心部O1 を支点として一方方向
に回転させることができる。
支持するカッタ駆動装置19において、矩形のカッタヘ
ッド14は中心部O1 に第1回転軸20の一端部が固着
されて箱状の揺動体21に回転自在に支持されている。
そして、この第1回転軸20の他端部には第1駆動ギア
22が固結され、この第1駆動ギア22には揺動体21
に装着された第1駆動モータ23の出力ギア24が噛み
合っている。従って、この第1駆動モータ23を駆動す
ると、出力ギア24及び第1駆動ギア22を介して矩形
のカッタヘッド14を中心部O1 を支点として一方方向
に回転させることができる。
【0025】また、一方、スキンプレート11のバルク
ヘッド25にはハウジング26が固定され、このハウジ
ング26にはこのスキンプレート11の中心部O2 に
位置して第2回転軸27が回転自在に支持されている。
そして、この第2回転軸27の一端部は中心部O2 と
中心部O1 とが所定量Sだけ偏心して揺動体21に固
着されている。一方、この第2回転軸27の他端部には
第2駆動ギア28が固結され、この第2駆動ギア28に
はバルクヘッド25に装着された第2駆動モータ29の
出力ギア30が噛み合っている。従って、この第2駆動
モータ23を駆動すると、出力ギア29及び第2駆動ギ
ア28を介して揺動体21を中心部O2 を支点として
第1回転軸20(矩形のカッタヘッド14)とは逆方向
に回転させることができる。
ヘッド25にはハウジング26が固定され、このハウジ
ング26にはこのスキンプレート11の中心部O2 に
位置して第2回転軸27が回転自在に支持されている。
そして、この第2回転軸27の一端部は中心部O2 と
中心部O1 とが所定量Sだけ偏心して揺動体21に固
着されている。一方、この第2回転軸27の他端部には
第2駆動ギア28が固結され、この第2駆動ギア28に
はバルクヘッド25に装着された第2駆動モータ29の
出力ギア30が噛み合っている。従って、この第2駆動
モータ23を駆動すると、出力ギア29及び第2駆動ギ
ア28を介して揺動体21を中心部O2 を支点として
第1回転軸20(矩形のカッタヘッド14)とは逆方向
に回転させることができる。
【0026】なお、小径のカッタヘッド15,16のカ
ッタ駆動装置は矩形のカッタヘッド14のカッタ駆動装
置19とほぼ同様の構成をなしているため、説明は省略
する。
ッタ駆動装置は矩形のカッタヘッド14のカッタ駆動装
置19とほぼ同様の構成をなしているため、説明は省略
する。
【0027】また、スキンプレート11には円周方向に
複数のシールドジャッキ31が並設されており、後方に
伸びる駆動ロッドの先端部にはスプレッダ32が取付け
られている。このシールドジャッキ31が作動してトン
ネル掘削機の掘進方向後方に駆動ロッドが伸長し、掘削
したトンネル内周面に構築された既設のセグメント33
にスプレッダ32を押し付けることで、その反力により
スキンプレート11を前進することができる。
複数のシールドジャッキ31が並設されており、後方に
伸びる駆動ロッドの先端部にはスプレッダ32が取付け
られている。このシールドジャッキ31が作動してトン
ネル掘削機の掘進方向後方に駆動ロッドが伸長し、掘削
したトンネル内周面に構築された既設のセグメント33
にスプレッダ32を押し付けることで、その反力により
スキンプレート11を前進することができる。
【0028】而して、本実施例のトンネル掘削機10に
よって岩盤を掘削するには、まず、複数のシールドジャ
ッキ31を伸長し、既設のセグメント33への押し付け
反力によってシールド掘削機本体、即ち、スキンプレー
ト11を前進させる。一方、各円形のカッタヘッド1
2,13及び矩形のカッタヘッド14、小径のカッタヘ
ッド15,16を駆動させ、前方の岩盤を掘削してい
く。
よって岩盤を掘削するには、まず、複数のシールドジャ
ッキ31を伸長し、既設のセグメント33への押し付け
反力によってシールド掘削機本体、即ち、スキンプレー
ト11を前進させる。一方、各円形のカッタヘッド1
2,13及び矩形のカッタヘッド14、小径のカッタヘ
ッド15,16を駆動させ、前方の岩盤を掘削してい
く。
【0029】このとき、各円形のカッタヘッド12,1
3が回転軸17,18を中心として回転することで、ス
キンプレート11の前進に伴って平行な円形断面のトン
ネルを形成する。一方、矩形のカッタヘッド14はカッ
タ駆動装置19によって揺動回転することで、スキンプ
レート11の前進に伴って円形断面のトンネルの間に矩
形断面のトンネルを形成する。更に、小径のカッタヘッ
ド15,16は揺動回転することで、スキンプレート1
1の前進に伴って円形断面のトンネルの外側に矩形断面
のトンネルを形成する。従って、一対の円形断面のトン
ネルはその間の矩形断面のトンネルによって連通し、且
つ、外側の矩形断面のトンネルによって角部が掘削さ
れ、矩形断面のトンネルが掘削形成される。
3が回転軸17,18を中心として回転することで、ス
キンプレート11の前進に伴って平行な円形断面のトン
ネルを形成する。一方、矩形のカッタヘッド14はカッ
タ駆動装置19によって揺動回転することで、スキンプ
レート11の前進に伴って円形断面のトンネルの間に矩
形断面のトンネルを形成する。更に、小径のカッタヘッ
ド15,16は揺動回転することで、スキンプレート1
1の前進に伴って円形断面のトンネルの外側に矩形断面
のトンネルを形成する。従って、一対の円形断面のトン
ネルはその間の矩形断面のトンネルによって連通し、且
つ、外側の矩形断面のトンネルによって角部が掘削さ
れ、矩形断面のトンネルが掘削形成される。
【0030】即ち、矩形のカッタヘッド14のカッタ駆
動装置19において、第2駆動モータ29を駆動し、出
力ギア30及び駆動ギア28を回転し、第2回転軸27
を介して揺動体21を一方方向に回転する。更に、第1
駆動モータ23を駆動し、出力ギア24及び駆動ギア2
2を回転し、第1回転軸20を介して矩形のカッタヘッ
ド14を揺動体21の回転方向とは逆方向に回転する。
すると、図3に示すように、第2回転軸27はO2 を
中心として時計回り方向に回転し、第1回転軸20はO
1 を中心として反時計回り方向に回転することとな
り、矩形のカッタヘッド14は回転が打ち消されて見か
け上自転はしない。ところが、この第1回転軸20と第
2回転軸27とは所定量Sだけ偏心しているので、この
矩
動装置19において、第2駆動モータ29を駆動し、出
力ギア30及び駆動ギア28を回転し、第2回転軸27
を介して揺動体21を一方方向に回転する。更に、第1
駆動モータ23を駆動し、出力ギア24及び駆動ギア2
2を回転し、第1回転軸20を介して矩形のカッタヘッ
ド14を揺動体21の回転方向とは逆方向に回転する。
すると、図3に示すように、第2回転軸27はO2 を
中心として時計回り方向に回転し、第1回転軸20はO
1 を中心として反時計回り方向に回転することとな
り、矩形のカッタヘッド14は回転が打ち消されて見か
け上自転はしない。ところが、この第1回転軸20と第
2回転軸27とは所定量Sだけ偏心しているので、この
矩
【0031】このように本実施例にあっては、一対の円
形のカッタヘッド12,13が一対の平行な円形断面ト
ンネルを形成し、その間に設けられた矩形のカッタヘッ
ド14が矩形断面トンネルを形成することで、この一対
の円形断面トンネルが矩形断面トンネルによって連通
し、矩形断面のトンネルを形成することができ、このと
き矩形のカッタヘッド14が揺動しながら掘削すること
で、未掘削部が発生することはない。
形のカッタヘッド12,13が一対の平行な円形断面ト
ンネルを形成し、その間に設けられた矩形のカッタヘッ
ド14が矩形断面トンネルを形成することで、この一対
の円形断面トンネルが矩形断面トンネルによって連通
し、矩形断面のトンネルを形成することができ、このと
き矩形のカッタヘッド14が揺動しながら掘削すること
で、未掘削部が発生することはない。
【0032】また、上述の実施例のトンネル掘削機10
にあっては、矩形断面のトンネルを掘削可能としたもの
であるが、トンネルの断面形状はこれに限定されるもの
ではない。
にあっては、矩形断面のトンネルを掘削可能としたもの
であるが、トンネルの断面形状はこれに限定されるもの
ではない。
【0033】図4に本発明の他の実施例に係るトンネル
掘削機の正面視を示す。同図に示すように、本実施例の
トンネル掘削機40は繭形断面のトンネルを掘削できる
ように構成されており、繭形のスキンプレート41の前
端部に左右一対の円形のカッタヘッド42,43が配設
されると共に、この左右一対のカッタヘッド42,43
の間には掘進方向後方側に重なるように上下が弧状をな
す矩形のカッタヘッド44が配設されている。そして、
各円形のカッタヘッド42,43は図示しない駆動モー
タによってそれぞれスキンプレート41に回転自在に支
持されている。また、矩形のカッタヘッド44は図示し
ないカッタ駆動装置によって揺動自在に支持されてい
る。なお、この矩形のカッタヘッド44を揺動自在に支
持するカッタ駆動装置は前述のカッタ駆動装置19と同
様の構成であるため、説明は省略する。
掘削機の正面視を示す。同図に示すように、本実施例の
トンネル掘削機40は繭形断面のトンネルを掘削できる
ように構成されており、繭形のスキンプレート41の前
端部に左右一対の円形のカッタヘッド42,43が配設
されると共に、この左右一対のカッタヘッド42,43
の間には掘進方向後方側に重なるように上下が弧状をな
す矩形のカッタヘッド44が配設されている。そして、
各円形のカッタヘッド42,43は図示しない駆動モー
タによってそれぞれスキンプレート41に回転自在に支
持されている。また、矩形のカッタヘッド44は図示し
ないカッタ駆動装置によって揺動自在に支持されてい
る。なお、この矩形のカッタヘッド44を揺動自在に支
持するカッタ駆動装置は前述のカッタ駆動装置19と同
様の構成であるため、説明は省略する。
【0034】而して、本実施例のトンネル掘削機40に
よって岩盤を掘削するには、シールド掘削機本体、即
ち、スキンプレート41を前進させる一方、各円形のカ
ッタヘッド42,43及び矩形のカッタヘッド44を駆
動させ、前方の岩盤を掘削していく。即ち、各円形のカ
ッタヘッド42,43が回転することで、スキンプレー
ト41の前進に伴って平行な円形断面のトンネルを形成
する。一方、矩形のカッタヘッド44が揺動回転するこ
とで、スキンプレート41の前進に伴って円形断面のト
ンネルの間に矩形断面のトンネルを形成する。従って、
一対の円形断面のトンネルはその間の矩形断面のトンネ
ルによって連通し、繭形断面のトンネルが掘削形成され
る。
よって岩盤を掘削するには、シールド掘削機本体、即
ち、スキンプレート41を前進させる一方、各円形のカ
ッタヘッド42,43及び矩形のカッタヘッド44を駆
動させ、前方の岩盤を掘削していく。即ち、各円形のカ
ッタヘッド42,43が回転することで、スキンプレー
ト41の前進に伴って平行な円形断面のトンネルを形成
する。一方、矩形のカッタヘッド44が揺動回転するこ
とで、スキンプレート41の前進に伴って円形断面のト
ンネルの間に矩形断面のトンネルを形成する。従って、
一対の円形断面のトンネルはその間の矩形断面のトンネ
ルによって連通し、繭形断面のトンネルが掘削形成され
る。
【0035】なお、上述の各実施例において、一対の円
形のカッタヘッドの間に矩形のカッタヘッドを設けた
り、円形のカッタヘッドの外側に小径のカッタヘッドを
設けて矩形断面のトンネルや繭形断面のトンネルを形成
したが、揺動する矩形のカッタヘッドの配設位置はこれ
らに限定されるものではなく、掘削するトンネルの断面
形状も矩形や繭形以外のものでも形成可能である。
形のカッタヘッドの間に矩形のカッタヘッドを設けた
り、円形のカッタヘッドの外側に小径のカッタヘッドを
設けて矩形断面のトンネルや繭形断面のトンネルを形成
したが、揺動する矩形のカッタヘッドの配設位置はこれ
らに限定されるものではなく、掘削するトンネルの断面
形状も矩形や繭形以外のものでも形成可能である。
【0036】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに請求項1の発明のトンネル掘削機によれば、掘削機
本体の前端部に駆動手段によって駆動回転可能な一対の
円形のカッタヘッドを隣接して設けると共に、この一対
の円形のカッタヘッドの間で掘進方向前方あるいは後方
に重なるように揺動手段によって見かけ上自転せずに公
転するように揺動可能な矩形のカッタヘッドを設けたの
で、円形のカッタヘッドによって平行な円形断面のトン
ネルを形成し、矩形のカッタヘッドによってこの円形断
面のトンネルを連通させるように矩形のトンネルを掘削
して異形断面のトンネルを形成することとなり、矩形の
カッタヘッドは見かけ上自転せずにその姿勢を保ったま
ま公転、即ち、揺動することとなり、未掘削部を発生さ
せずに掘削することで掘削効率の向上を図ることができ
ると共に、不要な部分は掘削しないので、装置の小型化
を図ることができる。
うに請求項1の発明のトンネル掘削機によれば、掘削機
本体の前端部に駆動手段によって駆動回転可能な一対の
円形のカッタヘッドを隣接して設けると共に、この一対
の円形のカッタヘッドの間で掘進方向前方あるいは後方
に重なるように揺動手段によって見かけ上自転せずに公
転するように揺動可能な矩形のカッタヘッドを設けたの
で、円形のカッタヘッドによって平行な円形断面のトン
ネルを形成し、矩形のカッタヘッドによってこの円形断
面のトンネルを連通させるように矩形のトンネルを掘削
して異形断面のトンネルを形成することとなり、矩形の
カッタヘッドは見かけ上自転せずにその姿勢を保ったま
ま公転、即ち、揺動することとなり、未掘削部を発生さ
せずに掘削することで掘削効率の向上を図ることができ
ると共に、不要な部分は掘削しないので、装置の小型化
を図ることができる。
【0037】請求項2の発明のトンネル掘削機によれ
ば、この一対の円形のカッタヘッド及び矩形のカッタヘ
ッドによって構成されるカッタヘッド群の外周部に小径
のカッタヘッドを揺動回転可能に設けたので、円形のカ
ッタヘッドによって掘削された円形断面のトンネルの外
周部が小径のカッタヘッドによって掘削されることで、
未掘削部を発生させずに矩形断面のトンネルを掘削する
ことができる。
ば、この一対の円形のカッタヘッド及び矩形のカッタヘ
ッドによって構成されるカッタヘッド群の外周部に小径
のカッタヘッドを揺動回転可能に設けたので、円形のカ
ッタヘッドによって掘削された円形断面のトンネルの外
周部が小径のカッタヘッドによって掘削されることで、
未掘削部を発生させずに矩形断面のトンネルを掘削する
ことができる。
【0038】請求項3の発明のトンネル掘削機によれ
ば、揺動手段を、矩形のカッタヘッドを第1回転軸によ
り揺動体に回転自在に支持して第1駆動モータによって
一方方向に駆動回転可能とし、揺動体を第1回転軸に対
して所定量偏心した第2回転軸により本体に回転自在に
支持して第2駆動モータによって一方方向とは逆方向に
駆動回転可能とし、第1駆動モータによる一方方向の回
転と第2駆動モータによる逆方向の回転とが打ち消され
ることで、カッタヘッドを見かけ上自転せずに公転可能
としたカッタ駆動装置としたので、非円形のカッタヘッ
ドは自転せずにその姿勢を保ったまま公転、即ち、揺動
することとなり、簡単な構造で非円形のトンネルを掘削
することができる。
ば、揺動手段を、矩形のカッタヘッドを第1回転軸によ
り揺動体に回転自在に支持して第1駆動モータによって
一方方向に駆動回転可能とし、揺動体を第1回転軸に対
して所定量偏心した第2回転軸により本体に回転自在に
支持して第2駆動モータによって一方方向とは逆方向に
駆動回転可能とし、第1駆動モータによる一方方向の回
転と第2駆動モータによる逆方向の回転とが打ち消され
ることで、カッタヘッドを見かけ上自転せずに公転可能
としたカッタ駆動装置としたので、非円形のカッタヘッ
ドは自転せずにその姿勢を保ったまま公転、即ち、揺動
することとなり、簡単な構造で非円形のトンネルを掘削
することができる。
【0039】
【0040】また、請求項4の発明のトンネル掘削方法
によれば、隣接して設けられた一対の円形のカッタヘッ
ドが駆動回転しながら掘進して一対の平行な円形断面ト
ンネルを形成し、この一対の円形のカッタヘッドの間で
掘進方向前方あるいは後方に重なるように設けられた矩
形のカッタヘッドが見かけ上自転せずに公転しながら掘
進して矩形断面トンネルを形成することで、一対の円形
断面トンネルを連通して異形断面のトンネルを形成する
ようにしたので、簡単な構造で非円形のトンネルを掘削
することができる。
によれば、隣接して設けられた一対の円形のカッタヘッ
ドが駆動回転しながら掘進して一対の平行な円形断面ト
ンネルを形成し、この一対の円形のカッタヘッドの間で
掘進方向前方あるいは後方に重なるように設けられた矩
形のカッタヘッドが見かけ上自転せずに公転しながら掘
進して矩形断面トンネルを形成することで、一対の円形
断面トンネルを連通して異形断面のトンネルを形成する
ようにしたので、簡単な構造で非円形のトンネルを掘削
することができる。
【図1】本発明の一実施例に係るカッタ駆動装置が適用
されたトンネル掘削機の断面図である。
されたトンネル掘削機の断面図である。
【図2】本実施例のトンネル掘削機の正面図である。
【図3】矩形カッタヘッドの作用を表す概略図である。
【図4】本発明の他の実施例に係るトンネル掘削機の正
面図である。
面図である。
【図5】異形断面トンネルを掘削するための従来の異形
断面トンネル掘削機の正面図である。
断面トンネル掘削機の正面図である。
【図6】従来の別の異形断面トンネル掘削機の正面図で
ある。
ある。
10 トンネル掘削機
11 スキンプレート(掘削機本体)
12,13 円形のカッタヘッド
14 矩形のカッタヘッド
15,16 小径のカッタヘッド
19 カッタ駆動装置
20 第1回転軸
21 揺動体
23 第1駆動モータ
27 第2回転軸
29 第2駆動モータ
40 トンネル掘削機
41 スキンプレート(掘削機本体)
42,43 円形のカッタヘッド
44 矩形のカッタヘッド
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平5−209497(JP,A)
特開 平6−272472(JP,A)
実開 平4−17495(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E21D 9/087
Claims (4)
- 【請求項1】 掘削機本体の前端部に、駆動手段によっ
て駆動回転可能な一対の円形のカッタヘッドが隣接して
設けられると共に、前記一対の円形のカッタヘッドの間
で掘進方向前方あるいは後方に重なるように、揺動手段
によって見かけ上自転せずに公転するように揺動回転可
能な矩形のカッタヘッドが設けられたことを特徴とする
トンネル掘削機。 - 【請求項2】 前記一対の円形のカッタヘッド及び前記
矩形のカッタヘッドによって構成されるカッタヘッド群
の外周部に小径のカッタヘッドが揺動回転可能に設けら
れたことを特徴とする請求項1記載のトンネル掘削機。 - 【請求項3】 前記揺動手段が、矩形のカッタヘッドが
第1回転軸により揺動体に回転自在に支持されると共に
第1駆動モータによって一方方向に駆動回転可能とさ
れ、前記揺動体が前記第1回転軸に対して所定量偏心し
た第2回転軸により本体に回転自在に支持されると共に
第2駆動モータによって前記一方方向とは逆方向に駆動
回転可能とされ、前記第1駆動モータによる一方方向の
回転と前記第2駆動モータによる逆方向の回転とが打ち
消されることで、前記カッタヘッドを見かけ上自転せず
に公転可能としたカッタ駆動装置であることを特徴とす
る請求項1記載のトンネル掘削機。 - 【請求項4】 複数の駆動回転するカッタヘッドによっ
て異形断面のトンネルを掘削するトンネル掘削方法にお
いて、隣接して設けられた一対の円形のカッタヘッドが
駆動回転しながら掘進して一対の平行な円形断面トンネ
ルを形成し、前記一対の円形のカッタヘッドの間で掘進
方向前方あるいは後方に重なるように設けられた矩形の
カッタヘッドが見かけ上自転せずに公転しながら掘進し
て矩形断面トンネルを形成することで、前記一対の円形
断面トンネルを連通して異形断面のトンネルを形成する
ことを特徴とするトンネル掘削方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13071895A JP3534490B2 (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | トンネル掘削機及びトンネル掘削方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13071895A JP3534490B2 (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | トンネル掘削機及びトンネル掘削方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08326481A JPH08326481A (ja) | 1996-12-10 |
JP3534490B2 true JP3534490B2 (ja) | 2004-06-07 |
Family
ID=15040973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13071895A Expired - Fee Related JP3534490B2 (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | トンネル掘削機及びトンネル掘削方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3534490B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6356444B1 (en) | 1999-06-03 | 2002-03-12 | Fujitsu Network Communications, Inc. | Card shelf heat transfer system and method |
CN104912568B (zh) * | 2015-06-17 | 2017-07-04 | 唐忠盛 | 高频振动横向铣挖头及具有该铣挖头的铣挖机和掘进机 |
CN111091747B (zh) * | 2019-12-31 | 2023-11-03 | 西南交通大学 | 一种tbm滚刀多功能试验台 |
-
1995
- 1995-05-29 JP JP13071895A patent/JP3534490B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08326481A (ja) | 1996-12-10 |
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