JP2953336B2 - カセットローディング装置 - Google Patents

カセットローディング装置

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JP2953336B2
JP2953336B2 JP7038310A JP3831095A JP2953336B2 JP 2953336 B2 JP2953336 B2 JP 2953336B2 JP 7038310 A JP7038310 A JP 7038310A JP 3831095 A JP3831095 A JP 3831095A JP 2953336 B2 JP2953336 B2 JP 2953336B2
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多香士 市原
隆 井上
順哉 高橋
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録再生装置等に
使用しカセットを所定の再生位置に装填あるいは取出し
位置に搬送するカセットローディング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気記録再生装置等に使用される
カセットローディング装置では、カセットを装置外部か
らカセットホルダに挿入すると、カセット内に設けられ
た磁気テープが巻き付けられたハブを案内する巻取穴に
押さえ部材が係合することによりカセットがカセットホ
ルダに保持され、カセットがカセットホルダに保持され
るとカセットを再生位置に装填するものである。図6
は、カセットホルダに固定されたカセットの押さえ部材
を示している。図6において、51は板バネであり、こ
の板バネ51の先端には樹脂などにより成形される突起
片52が熱溶着により固定されている。また、板バネ5
1の他端には取付け穴53が形成されており、この取付
け穴53を介して板バネ51がカセットホルダに固定さ
れるものである。また、装置より排出されたカセットは
使用者により、板バネ51の弾性力に抗してカセットホ
ルダより抜き去られる。
【0003】このように、従来の磁気記録再生装置等に
使用されるカセットローディング装置でも、装置外部か
らカセットがカセットホルダに挿入されると、突起片5
2がカセットの巻取穴に係合し、カセットホルダに固定
された板バネ51の弾性力を介してカセットをカセット
ホルダに保持することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カセットローディング装置は、カセットの巻取穴に係合
する押さえ部材をカセットホルダに取付ける工程手順と
しては、先ず、板バネ51の先端に突起片52を熱溶着
等により固定し、次に、板バネ51の他端設けられた取
付け穴53に取付け用ピン等を挿入して板バネ51をカ
セットホルダに固定する必要がある。このように、従来
のカセットローディング装置では、カセット押さえ部材
の取付け工数が多く、組立て作業が繁雑となり製造コス
トが高価になるという問題があった。
【0005】また、磁気記録再生装置を車載用等の振動
中に使用した場合、装置よりカセットを抜き去り板バネ
の弾性力によるカセットの保持力がなくなった際に、回
転軸や摺動部の部品間の間隙等によりカセットホルダが
別部品に当接して騒音を発生するという問題があった。
【0006】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
であり、カセット押さえ部材を簡単にかつ確実にカセッ
トホルダに固定することができ、製造コストを安価にす
ることができるとともに、カセットを保持していないと
きにもカセットホルダが別部品に当接して騒音を発生す
ることのない優れたカセットローディング装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、水平移動可能に支持され2個の突片を有
するキャリッジと、このキャリッジに支持され上板と下
板とからなる断面逆コ字形のカセットホルダと、一端が
上記キャリッジに固定され遊端が3片に切断されこれら
切断された3片のうち両側の2片が上記2個の突片にそ
れぞれ当接し、中央の1片が上記カセットホルダに挿入
されるカセットの巻取穴に係合する突起が、カセット挿
入口側の傾斜が緩やかで反対側の傾斜が急になるように
絞り加工により一体に設けられ上記カセットホルダの
上板に当接する弾性体からなる押さえ板とを備えたこと
を特徴とするものである。
【0008】
【作用】したがって、本発明によれば、カセットを保持
する押さえ板を一体構造に形成でき、押さえ板を簡単に
かつ確実に固定することができ製造コストを安価にでき
るとともに、振動中においてもカセットを保持していな
いときにカセットホルダが別部品に当接して騒音を発生
することを防止できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係わる磁気記録再生装置のカ
セットホルダにおける一実施例を図面を参照して説明す
る。図1は、本発明を適用するカセットホルダを備えた
磁気記録再生装置の斜視図、図2はカセットを再生定位
置に装填したときの磁気記録再生装置の斜視図である。
【0010】図1において、1はカセットであり、この
カセット1には磁気テープが巻き付けられたハブを案内
する巻取穴1aが形成されている。2は本体シャーシで
あり、この本体シャーシ2には、第1案内板5、第2案
内板6及びモータM1が固定されている。モータM1の
回転駆動力は駆動伝達手段8を介してラック14に伝達
される。ラック14と一体に形成された可動板16は、
モータM1の回転駆動力により第1の案内板5に案内さ
れて直線運動を行う。4はキャリッジであり、このキャ
リッジ4は、第1の案内板5及び第2の案内板6に案内
され可動板16に係合している。3はカセットホルダで
あり、このカセットホルダ3はキャリッジ4に連結して
おり、キャリッジ4とともに、可動板16の直線運動に
より長穴2a、3aに添って移動可能である。
【0011】図3はカセットホルダ駆動部の分解斜視図
である。図3において、カセットホルダ3は、カセット
1の厚さ寸法より僅か大きな高さ寸法を有する逆コ字形
をし上板10と下板11とから成っている。カセット1
が挿入される入口近辺はテーパ状に広げられている。カ
セットホルダ3は軸17によりリンク板18に軸支され
ており、さらにカセットホルダ3の爪3aと3bがキャ
リッジ4の穴に係合している。リンク板18の軸21は
可動板16の長穴16aを貫通して第1案内板5の直線
ガイド長穴5aに係合している。キャリッジ4の軸20
はリンク板18の軸穴18a、可動板16の長穴16
b、第1案内板5の屈曲ガイド長穴5bを貫通して回動
板7を回動可能に支持している。すなわち、キャリッジ
4の垂直部4aがカセットホルダ3とリンク板18の間
に挟まる形で、カセットホルダ3とリンク板18の間、
リンク板18とキャリッジ4の間が各々回動可能とな
る。可動板16の軸24は第1案内板5の屈曲ガイド長
穴5bと係合し、同じく軸25は直線ガイド長穴5aと
係合している。キャリッジ4の軸22は直線ガイド長穴
5aに係合し、その外側で回動板7を回動可能に支持し
ている。さらに軸22には、可動板16との間にバネ2
7が、リンク板18の軸21との間にバネ28が各々掛
渡されている。またキャリッジ4の軸23は第2案内板
6の直線ガイド長穴6aに係合している。
【0012】キャリッジ4の下面には、固定ピン30a
により押さえ板30が取り付けられている。押さえ板3
0はバネ性を有する板材から成りその遊端部はスリット
状に切断され、折り曲げ部30b,30cと押圧部30
dが形成されている。押圧部30dには、プレス加工に
より押さえ板30に一体に加工された突起31が形成さ
れている。カセットホルダ3が突片3a,3bを介して
キャリッジ4に連結し図1に示す状態にあるときは、折
り曲げ部30b,30cはそれぞれキャリッジ4に形成
された突片4b,4cに当接して下方に変形されてお
り、押圧部30dはカセットホルダ3の上板10に当接
して上方に変形している。これにより、カセットホルダ
3は押さえ板30の変形により発生する弾性力により下
方に付勢されてキャリッジ4に保持される。
【0013】突起31は、カセット1がカセットホルダ
3に挟み込まれた際に、カセット1の巻取穴1aに係合
する位置に配置される。図4は、押さえ板30を示す上
面図及び断面側面図である。図5は、押さえ板30に突
起31をプレス加工する工程を示している。図5に示す
ように、押さえ板30は、外形抜き工程(a)後、絞り
加工工程(b)にて突起31が形成され、その後に押さ
え板30は折り曲げ加工(c)される。また、突起31
は図4に示すように、カセット1がカセットホルダ3に
挿入される際にカセット1と当接する面は傾斜が緩やか
に形成され、カセット1の巻取穴1aに係合した後にカ
セット1を抜き去る際に巻取穴1aに当接する面は傾斜
角度大きくなるように形成されている。
【0014】図3において、キャリッジ4とカセットホ
ルダ3の間にはスペーサ34が挟まれており空隙が形成
され、この空隙にはキャリッジ4に軸支された回動スト
ッパ32が配置される。回動ストッパ32はバネ33に
より時計方向に付勢され、回動ストッパ32の先端部3
2aは第1案内板5の切欠き5cに係合し、折返し部3
2bはカセットホルダ3のカセット1を装着する位置ま
で突出している。
【0015】次に、上記実施例の動作について説明す
る。カセット1をカセットホルダ3に挟んで押し込む
と、カセット1は上板10と下板11の間を摺動しカセ
ット1の上面が押さえ板30に一体に形成された突起3
1を押し上げるようにして前進し、カセット1の前面が
折返し部32bに当接して回動ストッパ32が反時計方
向に回動する。このとき、カセット1の巻取穴1aに突
起31が係合し押さえ板30の弾性力によりカセット1
はカセットホルダ3に挟持される。ここで装填用モータ
M1が回転し、その回転駆動力は駆動伝達手段8を介し
てラック14に伝達され、可動板16の直線運動に変換
される。可動板16が直線運動すると、軸24がガイド
長穴5bの直線部分を摺動し、軸25がガイド長穴5a
を摺動して進み、やがてガイド長穴16bの傾斜部分が
先行していたキャリッジ4の軸20に当たるため、キャ
リッジ4とカセットホルダ3も共に進む。
【0016】キャリッジ4及びカセットホルダ3は可動
板16との間にはバネ27及び28の弾性が作用してお
り、軸20がガイド長穴5bの立下り位置まで進んだ
後、その立下りに沿って下降し、キャリッジ4は軸22
と軸23を中心にして下方に回動する。軸20はリンク
板18の軸穴18aを貫通しており、軸20の下降によ
りリンク板18はガイド長穴5aに係合する軸21を中
心として下方に回動する。これにより、突片3a,3b
を介してキャリッジ4に連結したカセットホルダ3が下
降し、図2に示すようにカセット1が再生位置に装填さ
れる。
【0017】カセット1を排出する際には、装填用モー
タM1を逆回転させ、駆動伝達手段8を介してラック1
4を元の位置まで直線運動させる。これにより、前記カ
セット装填動作と逆の動作を経由してカセット1が排出
される。このとき、突起31がカセット1の巻取穴1a
に係合し押さえ板30の弾性力でカセット1は下板11
に付勢されており、不用意にカセット1が装置外に飛び
出すことはない。
【0018】以上のように、上記実施例によれば、さら
に、カセット1が使用者によりカセットホルダ3より抜
き去られた後においても、カセットホルダ3は押さえ板
30の押圧部30dを介して弾性力により下方に付勢さ
れているため、車載用等に使用し装置全体が振動した場
合にも、カセットホルダ3が振動することはなく、カセ
ットホルダ3が別部品に当接して騒音が発生することは
ない。
【0019】
【発明の効果】本発明は上記実施例より明らかなよう
に、一端がキャリッジに固定され遊端が3片に切断され
これら切断された3片のうち両側の2片が上記キャリッ
ジに設けられた2個の突片にそれぞれ当接し、中央の1
片がカセットホルダに挿入されるカセットの巻取穴に係
合する突起が一体に設けられ上記カセットホルダの上板
に当接する弾性体からなる押さえ板を設けたことによ
り、押さえ板を一体構造に形成でき、押さえ板を簡単に
かつ確実に固定することができ製造コストを安価にでき
るとともに、振動中においてもカセットを保持していな
いときにカセットホルダが別部品に当接して騒音を発生
することを防止できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるカセットローディン
グ装置の斜視図
【図2】同実施例のカセットを装填した状態を示す斜視
【図3】同実施例の要部分解斜視図
【図4】(a)同実施例のカセット押さえ板を示す上面
図 (b)同実施例のカセット押さえ板を示す側面図
【図5】(a)同実施例のカセット押さえ板の製造工程
図 (b)同実施例のカセット押さえ板の製造工程図 (c)同実施例のカセット押さえ板の製造工程図
【図6】(a)従来のカセットローディング装置のカセ
ット押さえ板を示す上面図 (b)従来のカセットローディング装置のカセット押さ
え板を示す側面図
【符号の説明】
1 カセット 1a 巻取穴 2 本体シャーシ 3 カセットホルダ 4 キャリッジ 5 第1の案内板 6 第2の案内板 16 可動板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日野 豊 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番 1号 松下通信工業株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−113852(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 15/675 101

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平移動可能に支持され2個の突片を有
    するキャリッジと、このキャリッジに支持され上板と下
    板とからなる断面逆コ字形のカセットホルダと、一端が
    上記キャリッジに固定され遊端が3片に切断されこれら
    切断された3片のうち両側の2片が上記2個の突片にそ
    れぞれ当接し、中央の1片が上記カセットホルダに挿入
    されるカセットの巻取穴に係合する突起が、カセット挿
    入口側の傾斜が緩やかで反対側の傾斜が急になるように
    絞り加工により一体に設けられ上記カセットホルダの
    上板に当接する弾性体からなる押さえ板とを備えたカセ
    ットローディング装置。
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