JP3670143B2 - 情報記録再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、光磁気ディスク等の円盤状の記録媒体を収納したキャディが着脱自在に装填され、キャディ内の記録媒体を回転させて情報の記録や再生を行う情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
記録媒体に対して情報の記録や再生を行う情報記録再生装置として、光磁気ディスク等の円盤状の記録媒体を着脱自在に装填するとともに、キャディ内に収納された円盤状の記録媒体を一定速度で回転させつつ記録媒体の表面にピックアップを対向させ、ピックアップから記録媒体に情報の記録や読取を行うようにしたものがある。このような情報記録再生装置では、記録媒体を収納したキャディを装置に対して挿脱自在にするとともに、キャディ内に収納されている記録媒体に回転力を供給するための構成を設ける必要がある。
【0003】
このため、従来の情報記録再生装置では、図4(A)及び(B)に示すように、装置本体の内部に配置した薄板状のシャーシ131の上方にキャディ140の挿脱方向を案内するホルダ132をシャーシ131の上面に平行な方向及び上下方向に移動自在に配置し、シャーシ131の略中央部にモータ133の回転軸に固定されたターンテーブル134を回転自在に支持し、さらに、ターンテーブル134の半径方向にピックアップ135を往復移動自在に配置している。また、キャディ140の挿入方向に平行なシャーシ131及びホルダ132の2側面には、ホルダ132の動作機構136がシャーシ131に一体的に設けられている。
【0004】
このように構成された情報記録再生装置において、キャディ140を装置本体の内部に挿入する際には図5(A)に示すようにホルダ132はシャーシ131の上方に所定の間隙を設けてキャディ140の挿入方向の手前側に位置しており、キャディ140を装置本体の内部に挿入していくと図5(B)に示すようにホルダ132はキャディ140とともに矢印A方向にシャーシ131の上面に平行に移動し、キャディ140の矢印A方向の移動が完了すると図5(C)に示すようにホルダ132がキャディ140とともに矢印B方向に下降し、ターンテーブル134がキャディ140に収納されている記録媒体の中心に形成された孔部に嵌合する。
【0005】
キャディ140を装置本体130から抜脱する際には、ホルダ132はキャディ140とともに、図5(C)に示す状態から図5(B)に示す状態まで上方に移動し、さらに、図5(A)に示す状態まで前方に移動する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の情報記録再生装置では、装置本体の内部にキャディ140の下面の全面に対向するシャーシ131を固定して配置し、このシャーシ131に対してキャディ140をホルダ132とともに上下方向に移動するようにしていたため、シャーシ140の上方にはキャディ140の面積と上下方向の移動量との積によって定まる比較的大きな空間が必要となり、シャーシ131を含むキャディ140の挿脱範囲が大きくなって装置本体の大型化を招く問題がある。
また、キャディ140の挿脱方向を案内するホルダ132がキャディ140とともに移動する際に傾くことを防止して安定した状態で移動させるために、キャディ140の挿脱方向に平行なシャーシ131の2側面の外側にホルダ132の移動方向を規定する動作機構136を一体的に備える必要があり、キャディ140の挿脱方向に直交する方向におけるシャーシ131の長さがキャディ140の幅よりも広くなり、シャーシ131を含むキャディ140の挿脱範囲がさらに大きくなって装置本体がより大型化する。
【0007】
この発明の目的は、キャディの挿脱方向に直交する方向における長さがキャディの幅よりも十分に小さいシャーシを装置本体内に挿入されたキャディに対して上下方向に移動させる構成を備えることにより、シャーシを含むキャディの挿脱範囲を小さくし、装置本体を小型化できる情報記録再生装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した発明は、装置本体に挿脱されるキャディ内に収納された円盤状の記録媒体をシャーシに支持したターンテーブルを介して回転させ、シャーシ上で記録媒体の半径方向に往復移動するピックアップを介して記録媒体に対する情報の記録及び再生を行う情報記録再生装置において、
キャディの挿脱方向に直交する方向におけるシャーシの長さを、キャディの幅よりも短く、かつ、ピックアップの移動量とターンテーブルの径との和よりも長くし、
前記シャーシが、装置内部に挿入されたキャディに対して記録媒体の回転軸方向に往復移動し、キャディの挿脱方向に平行なシャーシの一方の側面及び背面の外側のみに配置された前記シャーシの前記往復移動を案内する移動機構を含むことを特徴とする。
【0009】
請求項1に記載した発明においては、シャーシの幅(キャディの挿脱方向に直交する方向におけるシャーシの長さ)がキャディの幅よりも短く、かつ、ピックアップの移動量とターンテーブルの径との和よりも長くされている。したがって、キャディは下面の一部においてシャーシに対向せず、この部分の下方に他の部品を配置することができる空間が形成される。
また、装置内部に挿入されたキャディに対してターンテーブル及びピックアップを支持したシャーシが、キャディの挿脱方向に平行なシャーシの一方の側面及び背面の外側のみに配置された移動機構によって記録媒体の回転軸方向に往復移動する。したがって、キャディの挿脱方向に平行なシャーシの他方の側面に移動機構が存在せず、キャディの挿脱方向に直交する方向の機構部の幅が短くなる。
【0012】
請求項に記載した発明は、前記記録媒体の中心軸がターンテーブルの回転軸上に一致する位置までキャディが水平方向に移動した後に前記シャーシを記録媒体の回転軸方向に移動させてキャディに接近させるシャーシ動作部材を備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項に記載した発明においては、キャディが水平方向にのみ移動するとともに、キャディが水平方向の適正な位置に移動した後にシャーシがシャーシ動作部材によって記録媒体の回転軸方向に移動してキャディに接近する。したがって、キャディをシャーシのターンテーブルに対して相対的に水平方向及び垂直方向(記録媒体の回転軸方向)に移動させる際に、キャディは水平方向にのみ移動するとともにシャーシは垂直方向にのみ移動し、キャディ及びシャーシを移動させるための機構が単純になる。また、キャディの水平方向の移動が完了した後にシャーシが垂直方向に移動してキャディに接近し、キャディ及びシャーシの動作が確実に行われる。
【0014】
請求項に記載した発明は、前記シャーシ動作部材が、水平部分及び水平部分の一端に斜め上方に連続する傾斜部分とからなりシャーシから突出したピンが嵌入する折曲孔を形成した水平レバーと、記録媒体の中心軸がターンテーブルの回転軸上に一致する位置までキャディが水平方向に移動することによって水平レバーの水平方向の移動の規制を解除する回転レバーと、からなることを特徴とする。
【0015】
請求項に記載した発明においては、キャディの水平方向の移動が完了した後にシャーシを垂直方向に移動させるためのシャーシ動作部材が、水平部分及び水平部分の一端に斜め上方に連続する傾斜部分とからなりシャーシから突出したピンが嵌入する折曲孔を形成した水平レバーと、記録媒体の中心軸がターンテーブルの回転軸上に一致する位置までキャディが水平方向に移動することによって水平レバーの水平方向の移動の規制を解除する回転レバーと、によって構成される。したがって、極めて簡単な構成によってキャディの水平方向の移動が完了した後にシャーシが垂直方向に移動する。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の実施形態に係る情報記録再生装置である光磁気ディスク装置の要部の構成を示す組立図である。この発明の実施形態に係る光磁気ディスク装置の装置本体の内部において、円盤状の光磁気ディスク10aを収納したキャディ10が矢印A及びA′方向に挿脱される位置には、シャーシ1、ホルダ2及び取付枠3が配置される。キャディ10の挿脱方向に直交する方向におけるホルダ2及び取付枠3の長さは、キャディ10の幅に略等しくされている。これに対して、キャディ10の挿脱方向に直交する方向におけるシャーシ1の長さは、後述するターンテーブル5の径とキャリッジ6の矢印D及びD′方向の移動範囲との和に略等しくされている。
【0017】
シャーシ1は、回転軸にターンテーブル5を固定したスピンドルモータ4a、光磁気ディスク10aに対する情報の書込及び読取を行うピックアップを搭載したキャリッジ6、及び、キャリッジ6に往復移動の駆動力を供給するモータ4bを保持しており、一方の側面からピン11a,11bが突出している。ホルダ2は、キャディ10の挿脱方向に平行な2側面においてキャディ10を保持して矢印A及びA′方向に移動する。ホルダ2には、上面にレバー21が軸支されており、一方の側面からピン22a,22bが突出している。取付枠3は、一方の側面の内側面にレバー7(この発明の水平レバーに相当する。)を長孔71a,71bとピン31a,31bとの係合によって矢印A及びA′方向に移動自在に支持しているとともにレバー9(この発明の回転レバーに相当する。)を軸32において軸支しており、背面の内側面にレバー8を軸支している。
【0018】
シャーシ1及びホルダ2は、取付枠3に対して、シャーシ1のピン11a,11bが取付枠3の垂直方向の長孔35a,35b及びレバー7の折曲孔72a,72bに嵌合し、かつ、シャーシ1のピン11cが取付枠3の垂直方向の長孔35cに嵌合し、ホルダ2のピン22a,22bが取付枠3の長孔33a,33bに嵌合する状態に組立られる。この時、コイルスプリング12がシャーシ1と取付枠3との間に垂直方向に係止され、コイルスプリング23がレバー21と取付枠との間に水平方向に係止され、コイルスプリング73がレバー7と取付枠3との間に水平方向に係止される。なお、取付枠3に組み立てられたホルダ2の前面は、装置本体の前面に開口したキャディ10の挿脱口に対向する。
【0019】
図2は、上記情報記録再生装置におけるローディング状態の平面図及び正面図である。上述のように、装置本体に対するキャディ10の挿脱方向(矢印A及びA′方向)に直交する方向におけるシャーシ1の幅が、ターンテーブル5の径とキャリッジ6の移動範囲との和に略等しくされている。また、シャーシ1は、装置本体内に挿入されたキャディ10に対して上下方向である矢印B及びB′方向に移動自在にされている。したがって、装置本体内においてホルダ2に保持されたキャディ10の下面は一部においてシャーシ1に対向しておらず、この部分に装置本体内に収納すべき他の部品を配置することができる。このため、情報記録再生装置を小型化することができる。
【0020】
また、ホルダ2が上下方向に移動しないため、矢印A及びA′方向に平行なホルダ2の2側面の外側のそれぞれにホルダ2の上下方向の移動を案内する動作機構を設ける必要がなく、キャディ10に対するシャーシ1の上下方向の移動を案内するレバー7及びレバー8をシャーシ1の矢印A及びA′方向に平行な一方の側面及び背面の外側に配置しているため、矢印A及びA′方向に直交する方向についての挿脱機構の長さを短くすることができ、情報記録再生装置をさらに小型化することができる。
【0021】
以下に図1及び図3を用いて上記の情報記録再生装置におけるキャディのローディング時及びイジェクト時の動作を説明する。
【0022】
以上のように構成された情報記録再生装置において、図3(A)に示すように、キャディ10のローディング時にキャディ10を装置本体の挿脱口から内部に挿入していくと、キャディ10はホルダ2に係合した状態で装置内部の背面側に移動し、キャディ10によりレバー21の一端の押圧部21aが背面側に押圧され、レバー21はホルダ2においてコイルスプリング23の弾性力に抗して時計方向に回転する。この回転によりレバー21の他端に形成された当接部21bが取付枠3に形成された当接片34に係合しなくなり、レバー21の延出片21cが取付枠3の当接片34の側面34aに当接し、ホルダ2はコイルスプリング23の弾性力によって矢印A方向に移動する。この時、ホルダ2はホルダ2から突出したピン22a,22bが嵌入する取付枠3の長孔33a,33bに沿って移動し、図3(B)に示すように、ピン22a,22bが長孔33a,33bの終端に当接した際にキャディ10に収納された光磁気ディスク10aの中心軸がシャーシ1に備えられたスピンドルモータ4aの回転軸の上方に一致する位置でホルダ2の矢印A方向の移動が停止する。
【0023】
キャディ10を装置内部に挿入していく間において、ホルダ2が矢印A方向に移動する直前に、キャディ10に形成された切欠部10bにホルダ2に取り付けられた板バネ24の凸部が嵌入する。この切欠部10bと板バネ24との嵌合により、キャディ10はホルダ2とともにコイルスプリング23の弾性力によって矢印A方向に移動する。この時、切欠部10bに対する板バネ24の凸部の嵌入状態が不十分である場合には、板バネ24の先端が取付枠3に軸支されたレバー8の側面81に当接し、変形によって板バネ24に生じる弾性力により板バネ24の凸部は切欠部10bに確実に嵌入するように付勢させる。このように、板バネ24の先端とレバー8の側面81との当接によって板バネ24に弾性力を生じさせ、この弾性力によって板バネ24の凸部を切欠部10bに確実に嵌入させるようにすることにより、板バネ24の先端がレバー8の側面81に当接する前における板バネ24の弾性力を比較的弱くすることができ、キャディ10を挿入する際の押し込み力を小さくして操作性を向上することができる。
【0024】
また、ホルダ2が矢印A方向の移動を停止する直前に、ホルダ2の側面から突出した当接片25が取付枠3に軸支されたレバー9の当接部91を押圧する。この当接片25による当接部91の押圧によりレバー9が回転し、レバー9の規制片92がレバー7に形成された当接片74に当接しなくなり、レバー7はコイルスプリング73の弾性力により矢印A方向に移動する。なお、レバー9は、キャディ10が装置内部に挿入されておらずホルダ2が矢印A方向に移動する前においてはホルダ2のピン22bによって回転を規制されており、キャディ10が装置内部に挿入された後にホルダ2が矢印A方向に移動することによって回転することができる。
【0025】
レバー7が矢印A方向に移動することにより、レバー7の折曲孔72a,72bに嵌入しているシャーシ1のピン11a,11bが折曲孔72a,72bの傾斜部に達すると、シャーシ1は折曲孔72a,72bの傾斜部に対するピン11a,11bの当接によって上側に付勢される。そして、この付勢力によってレバー7の背面側に形成された折曲孔75に嵌入していたレバー8のピン82が、レバー7の矢印A方向の移動によって折曲孔75の傾斜部に達すると、レバー8はピン82を突出した一端側においてピン82の折曲孔75の傾斜部に対する当接によって下側に付勢されて回転する。この回転によりレバー8の他端がシャーシ1の上面に当接しなくなり、シャーシ8の上側への移動の規制が解除され、ピン11a〜11cを取付枠3の垂直方向の長孔35a〜35cに嵌入したシャーシ1は、コイルスプリング12の弾性力によって長孔35a〜35cに沿って垂直方向の上方(矢印B方向)に移動する。
【0026】
シャーシ1が矢印B方向に移動すると、シャーシ1の上面に突出した突起13a,13bがキャディ10の下面に形成された凹部10d,10eに嵌入し、キャディ10とシャーシ1との水平方向における位置決めが行われる。また、シャーシ1が矢印B方向に移動すると、シャーシ1の上面に取り付けられたパッド14a〜14dがキャディ10の下面に当接し、キャディ10とシャーシ1との垂直方向における位置決めが行われる。このようにして、図3(C)に示すように、キャディ10とシャーシ1との水平方向及び垂直方向の位置決めが行われることにより、キャディ10内に収納された光磁気ディスク10aがシャーシ1に搭載されているターンテーブル5にチャッキングされ、光磁気ディスク10aはターンテーブル5を介してスピンドルモータ4aによって回転駆動される。
【0027】
以上のようにして、キャディ10のローディング時には、装置内部に挿入されたキャディ10に押圧されたレバー21が回転することによって矢印A方向の移動の規制が解除されたホルダ2がスプリング23の弾性力によって矢印A方向に移動し、矢印A方向に移動するホルダ2の当接片25がレバー9を回転させることによって矢印A方向の移動の規制が解除されたレバー7がスプリング73の弾性力によって矢印A方向に移動し、矢印A方向に移動するレバー7とスプリング12の弾性力とによってシャーシ1が矢印B方向に移動する。即ち、ホルダ2が矢印A方向に移動することによってレバー7の矢印A方向の移動の規制を解除するレバー9を設けることにより、キャディ10がホルダ2とともに矢印A方向の移動を完了した後にシャーシ1が矢印B方向の移動を開始する。したがって、シャーシ1は、水平方向について適正なローディング位置に移動したキャディ10に対して下側から当接する。
【0028】
なお、キャディ10がホルダ2とともに矢印A方向に移動する間に、キャディ10においてシャッタ10cが矢印A′方向に移動し、キャディ10の下面において光磁気ディスク10aが露出する。このため、パッド14a〜14dがキャディ10の下面に当接する位置までシャーシ1が矢印B方向に移動することにより、シャーシ1のキャリッジ6に搭載されたピックアップ61が所定の間隙を設けて光磁気ディスクの下面に対向する。したがって、シャーシ1においてキャリッジ6を矢印D又はD′方向に移動させることにより、ピックアップ61を介して光磁気ディスク10aの任意の位置に対して上方の読取/書込を行うことができる。
【0029】
キャディ10のイジェクト時には、上述したローディング時の動作と逆順序及び逆方向の動作が行われる。即ち、レバー7に対して矢印A′方向の付勢力を作用させると、レバー7の折曲孔72a,72bの傾斜部に当接するシャーシ1のピン11a,11bを介してシャーシ1に下方向の力が作用する。また、レバー7の折曲孔75の傾斜部に当接するレバー8のピン82を介してレバー8が矢印C′方向に回転し、取付枠3の長孔35cに嵌合しているシャーシ1のピン11cを下方に押圧する。これらによってシャーシ1は、スプリング12の弾性力に抗して取付枠3の長孔35a〜35cに沿って垂直下方の矢印B′方向に移動する。レバー7の矢印A′方向の移動が継続されることにより、シャーシ1のピン11a,11bがレバー7の折曲孔72a,72bの水平部に達すると、シャーシ1の矢印B′方向の移動が停止し、この位置でシャーシ1の垂直方向の位置が固定的に維持される。
【0030】
さらに、レバー7に矢印A′方向の付勢力を継続して作用させると、レバー7の上面に形成された当接部76がホルダ2のピン22bに当接し、ホルダ2が矢印A′方向に移動する。このホルダ2の矢印A′方向の移動によりレバー21の延出片21cが取付枠3の当接片34の側面34aに当接しなくなり、レバー21はスプリング23の弾性力によって反時計方向に回転する。このレバー21の反時計方向の回転により、キャディ10はレバー21の押圧部21aによってホルダ2から矢印A′方向に押し出され、キャディ10が装置内部から排出される。
【0031】
レバー21の回転によるキャディ10の排出が開始されるのと略同時に、ホルダ2のピン22bがレバー9に係合し、レバー9の回転が規制される。キャディ10の排出が完了した後にレバー7に対する矢印A′方向の付勢力の作用を停止すると、レバー7は突起74がレバー9の阻止片92に当接するまでスプリング73の弾性力によって矢印A方向に移動して停止する。また、レバー7がスプリング73の弾性力によって矢印A方向に移動すると、ホルダ2がスプリング23の弾性力によって矢印A方向に移動し、ホルダ2に軸支されたレバー21の当接部21bが取付枠3に形成された当接片34に係合して停止する。
【0032】
なお、本実施の形態では、装置本体に対するキャディ10の挿脱方向に直交する方向におけるシャーシ1の長さを、ターンテーブル5の径とキャリッジ6の移動範囲との和に略等しくしたが、これに限定されるものではなく、ターンテーブル5の径とキャリッジ6の移動範囲との和より長く、かつ、キャディ10の幅に比較して十分に短くすれば良い。
【0033】
【発明の効果】
請求項1に記載した発明によれば、シャーシの幅をキャディの幅よりも短く、かつ、ピックアップの移動量とターンテーブルの径との和よりも長くすることにより、キャディが下面の一部の下方に他の部品を配置することができる空間を形成することができ、装置を小型化することができる。
また、装置内部に挿入されたキャディに対してターンテーブル及びピックアップを支持したシャーシを、キャディの挿脱方向に平行なシャーシの一方の側面及び背面の外側のみに配置された移動機構によって記録媒体の回転軸方向に往復移動させることにより、キャディの挿脱方向に平行なシャーシの他方の側面に移動機構を配置する必要をなくし、キャディの挿脱方向に直交する方向の機構部の幅を短くすることができるため、より大きな空間を形成することができ、装置をさらに小型化することができる。
【0035】
請求項に記載した発明によれば、キャディを水平方向にのみ移動させるとともに、キャディが水平方向の適正な位置に移動した後にシャーシをシャーシ動作部材によって記録媒体の回転軸方向に移動させてキャディに接近させることにより、キャディをシャーシのターンテーブルに対して相対的に水平方向及び垂直方向(記録媒体の回転軸方向)に移動させる際に、キャディを水平方向にのみ移動させるとともに、シャーシを垂直方向にのみ移動させるようにし、キャディ及びシャーシを移動させるための機構を単純にすることができる。また、キャディの水平方向の移動が完了した後にシャーシを垂直方向に移動させてキャディに接近させるようにし、キャディ及びシャーシの動作を確実に行うことができる。
【0036】
請求項に記載した発明によれば、水平部分及び水平部分の一端に斜め上方に連続する傾斜部分とからなりシャーシから突出したピンが嵌入する折曲孔を形成した水平レバーと、記録媒体の中心軸がターンテーブルの回転軸上に一致する位置までキャディが水平方向に移動することによって水平レバーの水平方向の移動の規制を解除する回転レバーと、を備えることにより、極めて簡単な構成によってキャディの水平方向の移動が完了した後にシャーシを垂直方向に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る情報記録再生装置である光磁気ディスク装置の要部の構成を示す組立図である。
【図2】上記情報記録再生装置におけるキャディのローディング状態の平面図及び正面図である。
【図3】上記情報記録再生装置におけるキャディのローディング状態の動作を説明する側面図である。
【図4】従来の情報記録再生装置におけるキャディのローディング状態の平面図及び正面図である。
【図5】従来の情報記録再生装置におけるキャディのローディング状態の動作を説明する側面図である。
【符号の説明】
1−シャーシ
2−ホルダ
3−取付枠
5−ターンテーブル
6−キャリッジ
7−レバー(水平レバー)
9−レバー(回転レバー)
10−キャディ
10a−光磁気ディスク(記録媒体)
61−ピックアップ

Claims (3)

  1. 装置本体に挿脱されるキャディ内に収納された円盤状の記録媒体をシャーシに支持したターンテーブルを介して回転させ、シャーシ上で記録媒体の半径方向に往復移動するピックアップを介して記録媒体に対する情報の記録及び再生を行う情報記録再生装置において、
    キャディの挿脱方向に直交する方向におけるシャーシの長さを、キャディの幅よりも短く、かつ、ピックアップの移動量とターンテーブルの径との和よりも長くし、
    前記シャーシが、装置内部に挿入されたキャディに対して記録媒体の回転軸方向に往復移動し、キャディの挿脱方向に平行なシャーシの一方の側面及び背面の外側のみに配置された前記シャーシの前記往復移動を案内する移動機構を含むことを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 前記記録媒体の中心軸がターンテーブルの回転軸上に一致する位置までキャディが水平方向に移動した後に前記シャーシを記録媒体の回転軸方向に移動させてキャディに接近させるシャーシ動作部材を備えた請求項1に記載の情報記録再生装置。
  3. 前記シャーシ動作部材が、水平部分及び水平部分の一端に斜め上方に連続する傾斜部分とからなりシャーシから突出したピンが嵌入する折曲孔を形成した水平レバーと、記録媒体の中心軸がターンテーブルの回転軸上に一致する位置までキャディが水平方向に移動することによって水平レバーの水平方向の移動の規制を解除する回転レバーと、からなる請求項2に記載の情報記録再生装置。
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