JP2003123360A - ディスク検出装置およびディスク再生装置 - Google Patents

ディスク検出装置およびディスク再生装置

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JP2003123360A
JP2003123360A JP2001313020A JP2001313020A JP2003123360A JP 2003123360 A JP2003123360 A JP 2003123360A JP 2001313020 A JP2001313020 A JP 2001313020A JP 2001313020 A JP2001313020 A JP 2001313020A JP 2003123360 A JP2003123360 A JP 2003123360A
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disc
diameter
disk
lever
pin
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JP2001313020A
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English (en)
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Takashi Inoue
隆 井上
Yutaka Hino
豊 日野
Jiyunya Takahashi
順哉 高橋
Hiroki Kobayashi
浩樹 小林
Masakazu Hijikata
雅和 土方
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造を簡略化してコストの低減と円滑な動作
を得ること。 【解決手段】 装置内に挿入された小径ディスクを所定
位置に位置決めするとともに、装置内に挿入された大径
ディスクにより倒伏する回動可能なロックピン43と、
装置内に挿入された大径ディスクが前端ピン13に当接
して回動するディスク検知レバー10と、ディスク検知
レバー10の回動により横方向に移動してロックピン4
3を直立状態と倒伏状態とに選択的にロックするロック
プレート16と、小径ディスクまたは大径ディスクの外
周が当接する作動ピン31を一端部に有し、ロックプレ
ート16の移動により第1の回動支点位置と第2の回動
支点位置とに位置決めされる差動レバー27と、差動レ
バー27の他端部に係合ピン35が係合して差動レバー
27の回動に連動して回動する駆動レバー34とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク検出装置
およびこのディスク検出装置を用いたディスク再生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば直径12cmのディスクと
直径8cmのディスクの両方を再生可能なディスク再生
装置の場合、大径の12cmディスクを中心に設計さ
れ、小径の8cmディスクを使用する場合は、専用のア
ダプタに8cmディスクをセットし、そのアダプタを装
置内に挿入して再生を行っていた。このようなアダプタ
を使用する方法は、アダプタを保管する必要があり、ア
ダプタがなくては8cmディスクを再生できないばかり
か、アダプタに8cmディスクを装着するのに手間がか
かるという問題があった。そこで、この問題を解決する
ために、小径ディスクのためのアダプタを必要とするこ
となく、大径と小径のディスクの両方を再生可能なディ
スク再生装置が提案された。このディスク再生装置は、
装置内に挿入された小径ディスクを再生位置に位置決め
する回転部材であるロックピンを備えており、このロッ
クピンは、装置内に大径ディスクが挿入されてきた場合
には大径ディスクの進路の邪魔になるので、大径ディス
クが挿入された場合にはロックを解除されて、大径ディ
スクの外周縁に押されて倒伏するようになっている。こ
のロックピンのロックと解除の使い分けにより、大径デ
ィスクも小径ディスクと同じ再生位置に位置決めするた
めの機構がディスク検出機構である。
【0003】大径ディスクと小径ディスクの両方を再生
可能な車載用のディスク再生装置の場合は、再生時に車
両からの振動を吸収するために、ディスク再生機構がオ
イルダンパとばねにより支持されたサスペンションシャ
ーシに組み込まれている。実際のディスク再生装置は、
アッパシャーシとロアシャーシとサスペンションシャー
シとからなるシャーシ機構と、ディスクを装置内の挿入
/排出位置と再生位置の間で搬送するディスク搬送機構
と、挿入されたディスクが大径ディスクの場合は、挿入
された小径ディスクを位置決めするためのロックピンの
ロックを解除して大径ディスクの外周によってロックピ
ンを倒伏させるロック手段を有するディスク検出機構
と、このディスク検出機構に連動してサスペンションシ
ャーシのロアシャーシに対するロックまたはロック解除
を行うサスペンションロック機構と、上記サスペンショ
ンシャーシに設けられて、再生位置に搬送されたディス
クをターンテーブル上にクランプするディスククランパ
機構およびクランプされたデイスクを再生するディスク
再生機構とを備えている。この構成により、大径ディス
クでも小径ディスクでも、単に装置内にディスクを挿入
するだけで再生が可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記デ
ィスク再生装置においては、装置内に挿入された大径デ
ィスクと小径ディスクの直径の相違を検出して、それぞ
れのディスクを同一の所定位置に位置決めするためのデ
ィスク検出機構がかなり複雑であり、部品点数も多いの
でコストが高く、部品同士の係合部も多いので動作のが
たつきが生じやすいという問題があった。本発明は、こ
のような従来の課題を解決するためになされたもので、
構造を簡略化してコストの低減と円滑な動作を得ること
のできるディスク検出装置およびこれを用いたディスク
再生装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のディスク検出装置は、装置内に挿入された
大径ディスクの外周が一端部に当接して回動するディス
ク検知レバーと、前記ディスク検知レバーの回動により
前記ディスク検知レバーの他端部に押圧されることによ
り移動するロックプレートと、前記小径ディスクまたは
大径ディスクの外周が当接する作動ピンを一端部に有
し、常態において前記ロックプレートにより回動支点が
第1の回動支点位置にロックされるとともに、前記ロッ
クプレートが移動することにより前記回動支点が第2の
回動支点位置に移動してロックされる差動レバーと、前
記差動レバーの他端部に一端部が係合して前記差動レバ
ーの回動に連動して回動する駆動レバーとを備えたもの
である。この構成により、装置内に挿入された大径ディ
スクと小径ディスクの直径の相違を検出して、それぞれ
のディスクを同一の所定位置に位置決めするためのディ
スク検出機構を比較的簡単な構造で実現することがで
き、コストの低減と円滑な動作を得ることができる。
【0006】また、本発明のディスク検出装置は、前記
差動レバーの回動支点の第2の回動支点位置への移動
が、前記大径ディスクの外周が前記差動レバーの作動ピ
ンを押圧することにより行われることを特徴とするもの
である。この構成により、簡単な構造により差動レバー
の回動支点を移動させることができる。
【0007】また、本発明のディスク検出装置は、前記
差動レバーの回動支点の第2の回動支点位置におけるロ
ックが、前記大径ディスク外周の最大径部分が前記ディ
スク検知レバーの一端部を通過することにより、元の位
置に復帰した前記ロックプレートにより行われることを
特徴とするものである。この構成により、簡単な構造に
より差動レバーの回動支点位置をロックすることができ
る。
【0008】また、本発明のディスク検出装置は、装置
内に挿入された小径ディスクの外周が当接して前記小径
ディスクを所定位置に位置決めするとともに、前記装置
内に挿入された大径ディスクの外周が当接して倒伏する
回動可能なロックピンを備え、前記ロックプレートが前
記ロックピンを直立状態と倒伏状態とに選択的にロック
するとともに、前記小径ディスクの外周が前記差動レバ
ーの作動ピンを所定量だけ押圧した後に、前記小径ディ
スクの外周が前記ロックピンに位置決めされることを特
徴とするものである。この構成により、簡単な構造によ
り小径ディスクを所定の位置に位置決めすることができ
る。
【0009】また、本発明のディスク検出装置は、前記
差動レバーの回動支点が第2の回動支点位置に移動した
後に、さらに前記大径ディスクの外周が差動レバーの作
動ピンを所定量だけ押圧した後に、前記大径ディスクの
外周を位置決めするストッパ突起を備えたことを特徴と
するものである。この構成により、簡単な構造により大
径ディスクを所定の位置に位置決めすることができる。
【0010】また、本発明のディスク再生装置は、上記
したディスク検出装置を備えたものである。この構成に
より、構造が簡単で低コストで動作の円滑なディスク再
生装置を実現することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態
のディスク再生装置におけるディスク検出装置の概略平
面構成を示している。この図が描かれた紙面の下側が装
置の前方または手前、上側を後方または奥、両側をそれ
ぞれ左右の方向として説明する。このディスク再生装置
は、直径12cmの大径ディスクと直径8cmの小径デ
ィスクの両方を再生可能であり、図示されない板金製の
ロアシャーシの上にサスペンションロック機構および防
振機構を介して取り付けられた樹脂製のサスペンション
シャーシ1と、サスペンションシャーシ1の後端部両側
に設けられた回転軸2、3に、軸受部4、5の軸受穴が
回動可能の挿入された板金製のプレート部材であるクラ
ンプアーム6と、クランプアーム6の上からロアシャー
シの4隅に固定される板金製のアッパシャーシ7(一部
のみを図示)とを備えている。サスペンションシャーシ
1の後部左側面には、成形樹脂材料の物性による弾性を
有する押え片1aが形成され、その先端部1bは上向き
の斜面に形成されており、クランプアーム6の軸受部
4、5をサスペンションシャーシ1の回転軸2、3に挿
入すると、左側の軸受部5が押え片1aの先端斜面1b
を押し下げ、先端斜面1bを乗り越えた時点で、今度は
先端斜面1bの側面により軸受部5を位置規制するよう
になっている。この構成により、従来回転軸2、3の抜
け止めに必要であったEリングが不要になるばかりでな
く、組み付けを極めて簡単に行うことができる。サスペ
ンションシャーシ1には、ターンテーブルを一体化され
たディスク駆動モータおよび光ピックアップ装置が取り
付けられている。クランプアーム6の前端部中央には、
ディスクをターンテーブルに押し付けるためのディスク
クランパ8が取付板9を介して取り付けられている。ア
ッパシャーシ7の裏面右側には、ディスク検知レバー1
0が上向きの回転軸11を中心に回動可能に設けられて
いる。樹脂製のディスク検知レバー10の回転軸11の
両側には突片10a、10bが設けられて、アッパシャ
ーシ7のガイド片7a、7bに摺動可能に挟まれて落下
が防止されるようになっている。このように、ディスク
検知レバー10の回転軸11を一体化し、突片10a、
10bにより落下防止することにより構造を簡略化する
ことができる。ディスク検知レバー10は、引っ張りコ
イルばね12により時計回り方向に回動付勢されてい
る。
【0012】ディスク検知レバー10の前端部には、挿
入された大径ディスクが接触可能な前端ピン13が下向
きに形成され、その後端部には、ロックプレート16の
右端部に接触可能な後端ピン14が下向きに形成されて
いる。クランプアーム6には、後端ピン14の回動軌跡
に沿って逃げ穴15が形成されている。樹脂製のロック
プレート16は、その両側に形成されたガイド溝17、
18、19、20がクランプアーム6に形成されたガイ
ド片21、22、23、24に挟み込まれることによ
り、クランプアーム6にガイド溝17〜20の分だけ左
右方向に摺動可能に設けられている。ロックプレート1
6は、引張コイルばね25により右方向に押圧付勢され
ており、常態において、ガイド溝17〜20の左側端部
がガイド片21〜24に当たることにより位置規制され
ている。ロックプレート16の左端部には後方に向けて
突出したフック片26が形成されている。フック片26
の根元には軸係止溝26aが形成されており、フック片
26の頂部は平坦部26bになっている。軸係止溝26
aには、常態において差動レバー27の上向きに形成さ
れた回転軸28が係止されて、回転軸28が第1の回動
支点位置に位置決めされている。樹脂製の差動レバー2
7は、回転軸28がクランプアーム6に形成された円弧
状の逃げ穴29から突出するようにクランプアーム6の
裏面に取り付けられている。差動レバー27は、クラン
プアーム6に中心部が取り付けられた捩りコイルばね3
0の一端部30aにより、下側からクランプアーム6に
押圧付勢されるとともに、全体が装置前方に押圧付勢さ
れる。捩りコイルばね30の他端部30bは、クランプ
アーム6に固定されている。差動レバー27の右端部に
は作動ピン31が下向きに形成され、差動レバー27の
左端部には長溝32が形成されている。長溝32の上の
クランプアーム6の部分にも円弧状の逃げ穴33が形成
されている。長溝32には、駆動レバー34の二股に分
かれた一方の先端部に上向きに形成された係止ピン35
が係合しており、係止ピン35は逃げ穴33から突出し
ている。樹脂製の駆動レバー34は、サスペンションシ
ャーシ1の表面に、下向きの回転軸36により回動可能
に取り付けられ、図示されない引張コイルばねにより反
時計回り方向に回動付勢されている。駆動レバー34の
二股に分かれた他方の先端部には、作動ピン37が下向
きに形成されて、サスペンションロック機構のラック板
38の後端部に当接している。サスペンションロック機
構は、図示されないロアシャーシに取り付けられてい
る。
【0013】次に、ロックプレート16とクランプアー
ム6との間に2箇所設けられた同一構造のロックピン支
持機構40について説明する。図3はロックピン支持機
構40の分解斜視図である。ロックプレート16の裏面
には、ロックピン(回転部材)43の一部を軸方向に摺
動可能に収容する蒲鉾型の案内凹部41と、この案内凹
部41の一端部にロックピン43の係止突起48に係合
可能な係合突起42とが形成されている。樹脂製のロッ
クピン43は、両端部に設けられた同径の回転軸44、
45と、中央部に設けられて回転軸44、45よりも大
径の回転体46と、回転体46から直角方向に突出する
作動軸47と、一方の回転軸44に半径方向に突出する
係止突起48と、他方の回転軸45と回転体46との間
に設けられて、回転軸45よりも大径で回転体46より
も小径のばね取付軸49とを有する。係止突起48は扇
型に形成され、外周面は回転体46の外周面と同一であ
り、垂直側面48aと水平側面48bとが直交し、垂直
側面48aと同一面方向に作動軸47が突出している。
作動軸47は、係止突起48側の面が平面47aに形成
されている。また、回転体46の係止突起48とは反対
側の面も平面46aに形成されている。これら平面47
a、46aはロックピン43が倒伏した時の逃げ面であ
る。さらに、回転体46の作動軸47寄りには、捩りコ
イルばね55の一端部55aを固定するための軸方向に
貫通するばね取付穴50が形成されている。クランプア
ーム6には、ロックピン43の倒伏動作を許容する矩形
の逃げ穴51が形成され、その両側には、ロックピン4
3の回転軸44、45を回動可能の収容する凹部状の軸
受部52、53が形成されている。この軸受部52、5
3は、クランプアーム6をプレス成形する際に逃げ穴5
1とともに形成され、成形技術の点から奥側の面52
a、53aが開放されている。逃げ穴51の角の1つに
は捩りコイルばね55の他端部55bを固定するための
取付穴54が形成されている。なお、この軸受部52、
53の形状は、断面コ字状でも断面円弧状でもよい。
【0014】ここで、ロックピン支持機構40の組付順
序について説明する。まず、捩りコイルばね55をロッ
クピン43のばね取付軸49に挿入し、一端部55aを
ばね取付穴50に差し込む。ロックピン43を、その両
回転軸44、45をクランプアーム6の軸受部52、5
3に落とし込んで、逃げ穴51に中に挿入し、捩りコイ
ルばね55の他端部をばね取付穴54に差し込む。その
上からロックプレート16を被せる。ロックプレート1
6の取り付けは、図1において、クランプアーム6に形
成されたガイド片21、22、23、24に、ロックプ
レート16の両側に形成された切欠部17a、18a、
19a、20aを合わせて、ロックプレート16を右方
向に移動させることにより、ガイド片21、22、2
3、24をガイド溝17、18、19、20に係合させ
ることにより行われる。この状態で、図3に示すロック
プレート16の案内凹部41にロックピン43の回転体
46の一部が収容され、ロックプレート16の係合突起
42がロックピン43の係止突起48の垂直側面48a
と係合するとともに、係止突起48の水平側面48bが
軸受部52の上縁52bに乗るので、ロックピン43の
回動が固定される。このように、ロックピン支持機構4
0の組み付けは非常に簡単に行うことができる。
【0015】次に、本実施の形態におけるディスク検出
動作について説明する。まず直径12cmの大径ディス
クを挿入する場合について説明する。図1において、ロ
ックプレート16は、常態において引張コイルばね25
に引っ張られてその位置を保持している。この状態で
は、図4に示すように、ロックピン43の係止突起48
がロックプレート16の係合突起42とクランプアーム
6の軸受部52の左上縁52bとの間に挟まれて回動不
能になっているので、ロックピン43は作動軸47が下
方に向いた直立状態に位置決めされている。この状態か
ら、図2に示すように、装置内に12cmの大径ディス
クD1を挿入すると、その挿入を検知したフォトディテ
クタからの信号によりディスクフィード機構が作動し、
フィードモータが回転してフィードローラが大径ディス
クD1を装置内部へ向けて搬送する。大径ディスクD1
が装置内に搬送されると、ディスク検知レバー10は、
その前端ピン13が大径ディスクD1の外周に押され
て、軸11を中心に反時計回り方向に回動し、その後端
ピン14がロックプレート16を左方向Bに移動させ
る。
【0016】これにより、図5(a)に示すように、ロ
ックプレート16の係合突起42とロックピン43の係
止突起48との係合が外れるので、ロックピン43は時
計回り方向の回動が自由になる。したがって、大径ディ
スクD1がロックピン43の作動軸47をディスク挿入
方向Aに押すと、ロックピン43は時計回り方向に回動
して作動軸47は倒伏し、大径ディスクD1の進入を許
容する。そして、図2において、大径ディスクD1の最
大径の部分がディスク検知レバー10の前端ピン10を
通過すると、今度はディスク検知レバー10が、ばね1
2の復帰力により軸11を中心に時計回り方向に回動す
るので、ロックプレート16もばね25の復帰力により
右方向Cに移動する。これにより、図5(b)に示すよ
うに、ロックプレート16の係合突起42とロックピン
43の係止突起48とが再び係合してロックピン43が
ロックされるが、この場合には係止突起48がロックプ
レート16の係合突起42とクランプアーム6の軸受部
52の右上縁52cとの間に挟まれて回動不能になって
いるので、ロックピン43は、作動軸47が左方向に向
いた倒伏状態で位置決めされる。
【0017】図2に示すように、ディスク検知レバー1
0が、その前端ピン13が大径ディスクD1の外周に押
されて、軸11を中心に反時計回り方向に回動し、その
後端ピン14がロックプレート16を左方向Bに移動さ
せると、ロックプレート16の左端部のフック片26に
形成された軸係止溝26aが、差動レバー27の上向き
に形成された回転軸28から離れる。この状態では、上
記した動作によりロックピン43のロックが解除されて
いるので、装置内に挿入された大径ディスクD1により
ロックピン43が押されて倒伏するとともに、大径ディ
スクD1により差動レバー27の右端部の作動ピン31
が押される。これにより、差動レバー27は、その回転
軸28がロック片26の軸係止溝26aから自由になっ
ているので、長穴29内を後方に移動しながら、駆動レ
バー34の係止ピン35を中心に反時計回り方向に回動
する。そのように、差動レバー27の捩りコイルばね3
0と差動レバー34の図示されない引っ張りコイルばね
とのばね定数が設定されている。大径ディスクD1がさ
らに奥側に搬送されると、大径ディスクD1に押された
差動レバー27の回転軸28が、長穴29の終端に移動
する。この状態の時は、上記したように大径ディスクD
1の最大径部分がディスク検知レバー10の前端ピン1
3を通過して、ロックプレート16が右方向Cに戻り終
わった時なので、図6(a)に示すように、差動レバー
27の回転軸28は長穴29の終端部とロックプレート
16のフック片26の頂部の平坦部26bとの間に挟ま
れて、回転軸28は第2の回動支点位置に位置決めされ
る。この状態からさらに大径ディスクD1が奥側に搬送
されると、差動レバー27の作動ピン31がさらに押さ
れ、差動レバー27は、位置決めされた回転軸28を中
心に反時計回り方向に回動し、この回動により差動レバ
ー27の他端部の長穴33に係合する駆動レバー34の
係止ピン35が前方に押されるので、駆動レバー34は
回転軸36を中心に反時計回り方向に所定量だけ回動
し、もう一方の先端部の作動ピン37がラック板38を
押す。これにより、ラック板38が前方に所定量だけ移
動し、以降サスペンションロック機構が作動して、サス
ペンションシャーシ1がオイルダンパとばねにより浮遊
状態に支持されるとともに、フィードローラが大径ディ
スクD1から離れ、クランプアーム6が下方に回動し、
ディスククランパ8が大径ディスクD1をターンテーブ
ルに押し付ける。これにより、大径ディスクD1の中心
は、ターンテーブルに定置される。このクランプ動作が
完了するまで、大径ディスクD1の奥側の外周縁は、ク
ランプアーム6の奥側に下向きに形成された位置決め用
のストッパ突起6a、6b(図1参照)に突き当たり、
ディスクの奥側への行き過ぎを防止している。クランプ
動作が完了すると、この状態を検知したスイッチ(図示
せず)からの信号により、ターンテーブルがディスク駆
動モータにより回転駆動されるとともに、光ピックアッ
プが作動して、大径ディスクD1に記録された信号を読
み取って再生が行われる。
【0018】大径ディスクD1の再生が終了して、イジ
ェクトボタンが押されると、フィードモータが逆回転し
て、ラック板38およびサスペンションロック板が奥側
へ移動することにより、フィード板のロックが外れてば
ねにより元の位置に復帰するので、フィードローラが大
径ディスクD1に接触して大径ディスクD1を装置手前
側に搬送し、以後、上記したのと逆の動作が行われ、大
径ディスクD1が所定位置まで排出される。
【0019】次に、8cmの小径ディスクD2を装置内
に挿入した場合の動作について説明する。図1におい
て、ロックプレート16の初期位置では、上記したよう
に、ロックピン43は作動軸47が下方に向いた第1の
位置に位置決めされている。一方、ロックプレート16
の左端部のフック片26に形成された軸係止溝26aに
は、差動レバー27の上向きに形成された回転軸28が
係合している。この状態において、挿入された小径ディ
スクD2の外周縁は、左右2箇所に配置されたロックピ
ン43のいずれか一方に当たり、そのロックピン43の
作動軸47にガイドされながれ、さらに奥側にディスク
が移動した際にもう一方のロックピン43の作動軸47
に当たることで、小径ディスクD2がターンテーブルの
再生位置に位置決めされる。また、この間に、小径ディ
スクD2の外周縁が、差動レバー27の作動ピン31に
当たることで、図6(b)に示すように、差動レバー2
7を回転軸28を中心に反時計回り方向に所定量だけ回
動させる。これにより、作動ピン37によりラック板3
8を前方に押し出す。以降の動作は上記した大径ディス
クD1の場合と同様である。
【0020】このように、本実施の形態によれば、ディ
スク検出機構におけるロックピン43を、クランプアー
ム6とロックプレート16とで挟むように構成したの
で、ロックピン支持機構を薄型化できるとともに、ロッ
クピン43の組み付けを容易に行うことができる。ま
た、大径ディスクD1と小径ディスクD2のディスク検
出機構において、差動レバー27を採用して、大径ディ
スクD1が挿入された場合の回転軸28の回転中心と小
径ディスクD2が挿入された場合の回転軸28の回転中
心とをずらして、差動レバー27がほぼ同じ量(角度)
だけ回動することにより駆動レバー34によるほぼ同じ
量だけラック板38を移動させるようにしたので、大径
ディスクD1の場合と小径ディスクD2の場合とで、サ
スペンションロック機構に対し同じ動作ストロークを与
えることができる。また、差動レバー27の回動支点位
置と駆動レバー34の回動支点位置とが異なるため、駆
動レバー34のレバー比を任意に設定することができ、
ラック板38に対して大きな動作ストロークを与えるこ
とができ、動作の安定性と信頼性を高めることができ
る。
【0021】なお、上記実施の形態は、本発明のディス
ク検出装置をディスク再生装置に適用した例について説
明したものであるが、本発明のディスク検出装置は他の
機器装置に対しても適用可能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディスク
検出装置は、装置内に挿入された小径ディスクを所定位
置に位置決めするとともに、装置内に挿入された大径デ
ィスクにより倒伏する回動可能なロックピンと、装置内
に挿入された大径ディスクにより回動するディスク検知
レバーと、ディスク検知レバーの回動により移動してロ
ックピンを直立状態と倒伏状態とに選択的にロックする
ロックプレートと、小径ディスクまたは大径ディスクが
当接する作動ピンを一端部に有し、常態においてロック
プレートにより回動支点が第1の回動支点位置にロック
されるとともに、ロックプレートが移動することにより
回動支点が第2の回動支点位置に移動してロックされる
差動レバーと、差動レバーの他端部に一端部が係合して
差動レバーの回動に連動して回動する駆動レバーとを備
えたものであり、装置内に挿入された大径ディスクと小
径ディスクの直径の相違を検出して、それぞれのディス
クを同一の所定位置に位置決めするためのディスク検出
機構を比較的簡単な構造で実現することができ、コスト
の低減と円滑な動作を得ることができる。
【0023】また、本発明のディスク再生装置は、上記
したディスク検出装置を用いることにより、構造が簡単
で低コストで動作の円滑なディスク再生装置を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるディスク再生装置
のディスク検出機構の概略平面図
【図2】本発明の実施の形態におけるディスク検出機構
の別の動作時の概略平面図
【図3】本発明の実施の形態におけるディスク検出機構
のロックピン支持機構の分解斜視図
【図4】(a)本発明の実施の形態におけるロックピン
支持機構のロックピンの第1の位置に位置決めされた状
態を示す概略断面図 (b)図4(a)のa−a断面図
【図5】(a)本発明の実施の形態におけるロックピン
支持機構のロックプレートが移動した状態を示す概略断
面図 (b)本発明の実施の形態におけるロックピン支持機構
のロックピンの第2の位置に位置決めされた状態を示す
概略断面図
【図6】(a)本発明の実施の形態におけるディスク検
出機構の大径ディスク検出時の動作を示す概略平面図
(b)本発明の実施の形態におけるディスク検出機構の
小径ディスク検出時の動作を示す概略平面図
【符号の説明】
1 サスペンションシャーシ 6 クランプアーム 7 アッパシャーシ 10 ディスク検知レバー 16 ロックプレート 27 差動レバー 34 駆動レバー 38 ラック板 40 ロックピン支持機構 41 案内凹部 42 係合突起 43 ロックピン 44、45 回転軸 46 回転体 47 作動軸 48 係止突起 49 ばね取付軸 50 ばね取付穴 51 逃げ穴 52、53 軸受部 54 ばね取付穴 55 捩りコイルばね
フロントページの続き (72)発明者 高橋 順哉 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 小林 浩樹 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 土方 雅和 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5D046 AA12 AA16 CA16 EA06 EA12 GA02 GA15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置内に挿入された大径ディスクの外周
    が一端部に当接して回動するディスク検知レバーと、前
    記ディスク検知レバーの回動により前記ディスク検知レ
    バーの他端部に押圧されることにより移動するロックプ
    レートと、前記小径ディスクまたは大径ディスクの外周
    が当接する作動ピンを一端部に有し、常態において前記
    ロックプレートにより回動支点が第1の回動支点位置に
    ロックされるとともに、前記ロックプレートが移動する
    ことにより前記回動支点が第2の回動支点位置に移動し
    てロックされる差動レバーと、前記差動レバーの他端部
    に一端部が係合して前記差動レバーの回動に連動して回
    動する駆動レバーとを備えたディスク検出装置。
  2. 【請求項2】 前記差動レバーの回動支点の第2の回動
    支点位置への移動が、前記大径ディスクの外周が前記差
    動レバーの作動ピンを押圧することにより行われること
    を特徴とする請求項1記載のディスク検出装置。
  3. 【請求項3】 前記差動レバーの回動支点の第2の回動
    支点位置におけるロックが、前記大径ディスク外周の最
    大径部分が前記ディスク検知レバーの一端部を通過する
    ことにより、元の位置に復帰した前記ロックプレートに
    より行われることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載のディスク検出装置。
  4. 【請求項4】 装置内に挿入された小径ディスクの外周
    が当接して前記小径ディスクを所定位置に位置決めする
    とともに、前記装置内に挿入された大径ディスクの外周
    が当接して倒伏する回動可能なロックピンを備え、前記
    ロックプレートが前記ロックピンを直立状態と倒伏状態
    とに選択的にロックするとともに、前記小径ディスクの
    外周が前記差動レバーの作動ピンを所定量だけ押圧した
    後に、前記小径ディスクの外周が前記ロックピンに位置
    決めされることを特徴とする請求項1から請求項3のい
    ずれかに記載のディスク検出装置。
  5. 【請求項5】 前記差動レバーの回動支点が第2の回動
    支点位置に移動した後に、さらに前記大径ディスクの外
    周が差動レバーの作動ピンを所定量だけ押圧した後に、
    前記大径ディスクの外周を位置決めするストッパ突起を
    備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれ
    かに記載のディスク検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    のディスク検出装置を備えたディスク再生装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007088657A1 (ja) * 2006-01-31 2007-08-09 Mitsubishi Electric Corporation ディスク検知機構
CN100418149C (zh) * 2003-06-06 2008-09-10 日本胜利株式会社 光盘驱动器

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