JP2953250B2 - ブレーキライニング材の摩耗検知用プローブ及びその製造方法 - Google Patents
ブレーキライニング材の摩耗検知用プローブ及びその製造方法Info
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D66/00—Arrangements for monitoring working conditions, e.g. wear, temperature
- F16D66/02—Apparatus for indicating wear
- F16D66/021—Apparatus for indicating wear using electrical detection or indication means
- F16D66/022—Apparatus for indicating wear using electrical detection or indication means indicating that a lining is worn to minimum allowable thickness
- F16D66/023—Apparatus for indicating wear using electrical detection or indication means indicating that a lining is worn to minimum allowable thickness directly sensing the position of braking members
- F16D66/024—Sensors mounted on braking members adapted to contact the brake disc or drum, e.g. wire loops severed on contact
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Description
ブレーキのブレーキパッド等のブレーキライニング材の
摩耗を検知するための摩耗検知用プローブに関する。
て、図7に示す構成のプローブ1が公知である。これ
は、全体としてU字状をなす金属板製の検知導体2の両
端に一対の電線3を接続し、その検知導体2を各電線接
続部4と共に樹脂5にて一体にモールドして製造されて
いる。この検知導体2の中央には折り返し状の断線可能
部6が形成されていて、プローブ1の先端面内に位置し
ている。
車両のブレーキ装置内のブレーキライニング材に沿わせ
てセットされ、そのライニング材の摩耗量が所定値に達
したときに先端面がロータに擦られるようになって断線
可能部6が摩滅して断線するため、両電線3,3間が電
気的に非導通状態になってライニング材の摩耗を検知す
ることができるのである。
耗検知用プローブ1において、検知導体2の両端部に電
線3を接続するに際しては、検知導体2の両端部の電線
接続部4に形成した舌片4a,4aを折り返して電線3
の芯線3aを包み込むように曲げ、その状態でスポット
溶接等によって固着する。このため、その接続作業の過
程で、電線3の芯線3aの一部がほつれて電線接続部4
から飛び出した状態となってしまう場合がある。
成型すべく成形型7にセットしたとき、図8に示すよう
に成形型7のキャビティ7a内で左右両方の電線接続部
4からはみ出した芯線3aが互いに接触する状態になる
ことがある。この状態でモールドされてしまうと、両電
線3,3間は短絡状態のままとなるから、仮にライニン
グ材の摩耗によって検知導体2の断線可能部6が切断さ
れても、両電線3,3間は電気的に導通状態を維持した
ままとなり、ライニング材の摩耗検知ができなくなって
しまう。
で、従って、その目的の1つは上述のような電線の短絡
による摩耗検知不良の発生を防止することができる摩耗
検知プローブを提供するところにあり、他の目的は、そ
のような摩耗検知プローブを簡単に製造することができ
る製造方法を提供するところにある。
イニング材の摩耗検知用プローブは、折り返し状の断線
可能部を有する検知導体の両端にそれぞれ電線を接続
し、その検知導体を電線接続部と共に樹脂にて一体にモ
ールドしてなるものであり、そのモールド樹脂層のうち
前記両電線接続部間に位置する部分に中空部を形成した
ところにある(請求項1の発明)。
造するにあたっては、折り返し状の断線可能部を有する
検知導体の両端にそれぞれ電線を接続し、その検知導体
を電線接続部と共に成形型内に収納して樹脂にて一体に
モールドすると共に、前記成形型としては両電線接続部
間に位置してモールド樹脂層に中空部を形成するための
突部が形成されているものを使用することができる(請
求項2の発明)。
ルド樹脂層のうち両電線接続部間に位置する部分に中空
部が形成されているから、仮に、左右両方の電線接続部
において電線の芯線がはみ出していたとしても、これら
の芯線は中空部に妨げられて互いに接触することがなく
なる。
造方法によれば、検知導体の両電線接続部間に位置して
中空部を形成するための突部が設けられている成形型を
使用するから、仮に左右両方の電線接続部から電線の芯
線がはみ出していたとしても、これらの芯線は成形型の
突部に妨げられて互いに接触することがなくなり、その
状態のままモールドされてしまうことが防止される。
用プローブによれば、検知導体に接続された一対の電線
の芯線が互いに短絡状態になってしまうことがないか
ら、ブレーキライニング材の摩耗検知を確実に行うこと
ができる。また、請求項2の製造方法によれば、樹脂モ
ールドのために検知導体を成形型に収容するだけで芯線
の短絡を解消できるから、請求項1の摩耗検知用プロー
ブを効率的に製造できる。
図1ないし図6を参照して説明する。
ように、車輪と一体回転する円盤状のロータ11の両面
をブレーキライニング材12,12で挟圧することによ
ってブレーキングを行う車両用ディスクブレーキに適用
したものである。このプローブ10は、ブレーキライニ
ング材12が固定された支持板13にブレーキライニン
グ材12と並べて固定され、ブレーキライニング材12
の摩耗が進んでその厚さが所定の寸法まで薄くなった時
にプローブ10の前面にロータ11が接触することによ
って摩耗の検知が行われる。
る。図1に示すように、これは金属製の検知導体14を
耐熱性の樹脂15によってモールドして構成されてい
る。検知導体14は、中央部に折り返し部16を有して
全体としてU字型をなしており、両端の電線接続部1
7,17に一対の電線18,18が接続されている。こ
れらの各電線18は、電線接続部17に形成した舌片1
7aを多数の細い芯線18aを包み込むように折り曲
げ、その状態で舌片17aをスポット溶接することによ
って検知導体14に固定されている。そして、モールド
樹脂層15のうち、上記各電線接続部17,17間には
両者間を二分するように深い溝形の中空部たるスリット
19が直径方向に沿って形成されている。
について述べる。まず、検知導体14の両電線接続部1
7,17に一対の電線18,18を接続する。これは上
述のように例えば舌片17aを曲げてスポット溶接する
ことにより行われる。なお、上記検知導体14には、当
初は図2に示すように折り返し部16に連続して位置決
め孔20aを有する位置決め突片20が前方に向けて一
体に設けられている。
続した検知導体14を成形型21に収容する。このと
き、検知導体14に形成されている位置決め突片20の
位置決め孔20aを成形型21の位置決めピン22に差
し込んで成形型21のキャビティ23内における検知導
体14の位置決め及び固定を行う(図3及び図4参
照)。この成形型21の下型には、モールド樹脂層15
にスリット19を形成するための突部24が一体に形成
されている。従って、この突部24はキャビティ23内
にセットされる検知導体14の各電線接続部17,17
間に位置してこれらを左右に区分するように板状をなし
ており、図4に示すようにキャビティ23内を上下に貫
通する形状である。
から電線18の芯線18aの一部がほつれて電線接続部
17から飛び出していたとしても、成形型21の突部2
4によって芯線18aが両電線接続部17,17間から
排除されるから、これらが互いに接触して両電線18が
短絡してしまうことが確実に防止される。この後、キャ
ビティ23内にモールド用樹脂が注入され、検知導体1
4と電線18の一部とが一体にモールドされ、芯線18
aが互いに短絡接続していない状態のままで樹脂モール
ドが行われる。この後、モールド樹脂の硬化後、脱型す
れば、成形型21の突部24によってモールド樹脂層1
5にスリット19が形成されたプローブ10が製造され
る(図5参照)。そして、この後、検知導体14の位置
決め突片20を切断して除去すれば、本実施例の摩耗検
知用プローブ10が完成する。
10によれば、モールド樹脂層15のうち両電線接続部
17,17間に位置する部分にスリット19が形成され
ているから、仮に、左右両方の電線接続部17において
電線18の芯線18aがはみ出していたとしても、これ
らの芯線18aはスリット19に妨げられて互いに接触
することがなくなる。これにて、両電線18間の電気的
に短絡を防止してライニング材の摩耗検知を確実に行い
得ることになる。
0の製造方法によれば、検知導体14の両電線接続部1
7、17間に位置する突部24が設けられている成形型
21を使用するから、仮に左右両方の電線接続部17、
17から電線18の芯線18aがはみ出していたとして
も、モールド成型を行うべく検知導体14を成形型21
内にセットするだけで、はみ出している芯線18aは成
形型21の突部24によって排除されて互いに接触する
ことがなくなる。これにて、極めて簡単に信頼性が高い
摩耗検知用プローブ10を製造することができることに
なる。
例に限定されるものではなく、中空部としては上述の深
い溝形のスリット19に限らず、例えば円柱型の中空部
であってもよく、また、中空部を製造するには例えば切
削により形成してもよい。
図
面図
Claims (2)
- 【請求項1】 ブレーキライニング材の摩耗量が所定量
に達したときにロータとの接触により断線状態にされる
ブレーキライニング材の摩耗検知用プローブであって、
折り返し状の断線可能部を有する検知導体の両端にそれ
ぞれ電線を接続し、その検知導体を電線接続部と共に樹
脂にて一体にモールドしてなるものにおいて、そのモー
ルド樹脂層のうち前記両電線接続部間に位置する部分に
は中空部が形成されていることを特徴とするブレーキラ
イニング材の摩耗検知用プローブ。 - 【請求項2】 ブレーキライニング材の摩耗量が所定量
に達したときにロータとの接触により断線状態にされる
ブレーキライニング材の摩耗検知用プローブを製造する
方法であって、折り返し状の断線可能部を有する検知導
体の両端にそれぞれ電線を接続し、その検知導体を電線
接続部と共に成形型内に収納して樹脂にて一体にモール
ドすると共に、前記成形型としては前記両電線接続部間
に位置してモールド樹脂層に中空部を形成するための突
部が形成されているものを使用することを特徴とするブ
レーキライニング材の摩耗検知用プローブの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5111078A JP2953250B2 (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | ブレーキライニング材の摩耗検知用プローブ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5111078A JP2953250B2 (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | ブレーキライニング材の摩耗検知用プローブ及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06300064A JPH06300064A (ja) | 1994-10-25 |
JP2953250B2 true JP2953250B2 (ja) | 1999-09-27 |
Family
ID=14551831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5111078A Expired - Lifetime JP2953250B2 (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | ブレーキライニング材の摩耗検知用プローブ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2953250B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1111657C (zh) | 1997-11-17 | 2003-06-18 | 住友电装株式会社 | 用于制动垫的磨损检测探头 |
DE102016207553A1 (de) * | 2015-05-08 | 2016-11-10 | Continental Teves Ag & Co. Ohg | Leadframe, Bremsbelagverschleißsensor und Verfahren zum Herstellen eines Bremsbelagverschleißsensors |
-
1993
- 1993-04-13 JP JP5111078A patent/JP2953250B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06300064A (ja) | 1994-10-25 |
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