JP2952719B2 - 熱可塑性エラストマ−組成物 - Google Patents
熱可塑性エラストマ−組成物Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱可塑性エラストマ−組
成物に関するものである。詳しくは、クロロスルフオン
化ポリエチレン又は塩素化ポリエチレン、エチレン・酢
酸ビニル共重合体、脱塩酸捕捉剤、軟化剤及び/又は可
塑剤、有機過酸化物とポリプロピレンから成る熱可塑性
エラストマ−組成物に関するものである。そして本発明
の熱可塑性エラストマ−組成物はゴム電線、ゴムケ−ブ
ル、ゴムマット、ゴムホ−ス、ゴムル−フイングあるい
はゴム磁石等のあらゆるゴム分野で使用される。
成物に関するものである。詳しくは、クロロスルフオン
化ポリエチレン又は塩素化ポリエチレン、エチレン・酢
酸ビニル共重合体、脱塩酸捕捉剤、軟化剤及び/又は可
塑剤、有機過酸化物とポリプロピレンから成る熱可塑性
エラストマ−組成物に関するものである。そして本発明
の熱可塑性エラストマ−組成物はゴム電線、ゴムケ−ブ
ル、ゴムマット、ゴムホ−ス、ゴムル−フイングあるい
はゴム磁石等のあらゆるゴム分野で使用される。
【0002】
【従来の技術】ゴムを原料とする熱可塑性エラストマ−
組成物の成形加工ではゴムを架橋させるために加硫工程
を必要とするが、ゴムとポリオレフインを混練し、動的
熱処理によりゴムを部分架橋させたゲル分を含有する熱
可塑性エラストマ−組成物は、加硫工程を必要とせず短
時間に成形加工でき、成形加工費が低減出来る等の特徴
を有する。このために、近年、ゴムとポリオレフインを
主原料としたゲル分を含有する熱可塑性エラストマ−組
成物の需要が高まってきた。
組成物の成形加工ではゴムを架橋させるために加硫工程
を必要とするが、ゴムとポリオレフインを混練し、動的
熱処理によりゴムを部分架橋させたゲル分を含有する熱
可塑性エラストマ−組成物は、加硫工程を必要とせず短
時間に成形加工でき、成形加工費が低減出来る等の特徴
を有する。このために、近年、ゴムとポリオレフインを
主原料としたゲル分を含有する熱可塑性エラストマ−組
成物の需要が高まってきた。
【0003】これに伴って、塩素を含有するクロロスル
フオン化ポリエチレン又は塩素化ポリエチレンは耐油
性、耐オゾン性、耐候性、明色性等の物理的性質が他の
ゴムより優れていることから、クロロスルフオン化ポリ
エチレン又は塩素化ポリエチレンとポリオレフインであ
るポリプロピレンを主原料とするゲル分を含有する熱可
塑性エラストマ−組成物も実用化の機運にあるが、この
熱可塑性エラストマ−組成物は機械的性質である圧縮永
久歪と引張り強度の点が劣る。例えば、圧縮永久歪の劣
ったゴムマットは実用初期から変形が始り、実用中での
変形が大きく、また引張り強度の点が劣るとゴルフシュ
−ズのスパイク等により破壊する等、ゴムマットの耐用
年数は極めて短いものとなる。このためにクロロスルフ
オン化ポリエチレン又は塩素化ポリエチレンの耐油性、
耐オゾン性、耐候性、明色性等の物理的性質を損うこと
なく、圧縮永久歪と引張り強度の優れたゲル分を含有す
る熱可塑性エラストマ−組成物の提供が強く要望されて
いる。
フオン化ポリエチレン又は塩素化ポリエチレンは耐油
性、耐オゾン性、耐候性、明色性等の物理的性質が他の
ゴムより優れていることから、クロロスルフオン化ポリ
エチレン又は塩素化ポリエチレンとポリオレフインであ
るポリプロピレンを主原料とするゲル分を含有する熱可
塑性エラストマ−組成物も実用化の機運にあるが、この
熱可塑性エラストマ−組成物は機械的性質である圧縮永
久歪と引張り強度の点が劣る。例えば、圧縮永久歪の劣
ったゴムマットは実用初期から変形が始り、実用中での
変形が大きく、また引張り強度の点が劣るとゴルフシュ
−ズのスパイク等により破壊する等、ゴムマットの耐用
年数は極めて短いものとなる。このためにクロロスルフ
オン化ポリエチレン又は塩素化ポリエチレンの耐油性、
耐オゾン性、耐候性、明色性等の物理的性質を損うこと
なく、圧縮永久歪と引張り強度の優れたゲル分を含有す
る熱可塑性エラストマ−組成物の提供が強く要望されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するために鋭意研究の結果得られた、クロロスル
フオン化ポリエチレン又は塩素化ポリエチレンの優れた
物理的性質を損うことなく、機械的性質の優れたゲル分
を含有する熱可塑性エラストマ−組成物を提供するもの
である。
を解決するために鋭意研究の結果得られた、クロロスル
フオン化ポリエチレン又は塩素化ポリエチレンの優れた
物理的性質を損うことなく、機械的性質の優れたゲル分
を含有する熱可塑性エラストマ−組成物を提供するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなはち、本発明は、ク
ロロスルフオン化ポリエチレン又は塩素化ポリエチレ
ン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、脱塩酸捕捉剤、軟
化剤及び/又は可塑剤、有機過酸化物とポリプロピレン
から成る熱可塑性エラストマ−組成物にある。以下本発
明を詳細に説明する。
ロロスルフオン化ポリエチレン又は塩素化ポリエチレ
ン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、脱塩酸捕捉剤、軟
化剤及び/又は可塑剤、有機過酸化物とポリプロピレン
から成る熱可塑性エラストマ−組成物にある。以下本発
明を詳細に説明する。
【0006】本発明の熱可塑性エラストマ−組成物に使
用されるクロロスルフオン化ポリエチレン(以下CSM
と云う)とは、ポリエチレン、エチレン−ブテン−1共
重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プ
ロピレン共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合
体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体等に塩素およ
びクロロスルフオニル基を導入しゴム状にしたものであ
る。塩素およびクロロスルフオニル基の導入方法は、該
記ポリマ−を四塩化炭素等の不活性有機溶剤に溶解し、
塩素ガスを吹込み塩素化して次にクロロスルフオニルを
添加反応させてクロロスルフオニル基を導入するか、あ
るいはクロロスルフオニルによって塩素とクロロスルフ
オニル基を導入する等の方法がある。CSMはゴム状で
あれば特に塩素量は限定されないが15〜55重量%の
CSMがゴム状にある。また本発明の製造法に使用され
る塩素化ポリエチレン(以下CPEと云う)とは、該記
ポリマ−の粉末または粒子を水に懸濁させるか、あるい
は四塩化炭素等の不活性有機溶剤に溶解して塩素ガスを
吹込み塩素を導入しゴム状にしたものである。CPEは
CSMと同様にゴム状であれば特に塩素量は限定されな
いが15〜55重量%のCPEがゴム状にある。以上、
CSMとCPEの製造法を例記したが、本発明の熱可塑
性エラストマ−組成物に使用されるCSM又はCPEは
これらの製造法になんら限定されるものではない。本発
明に使用されるゴム弾性成分に対してCSM又はCPE
は60〜90重量%の範囲で使用される。60重量%未
満ではCSM又はCPEの持つ物理的性質である耐油性
が損われる。
用されるクロロスルフオン化ポリエチレン(以下CSM
と云う)とは、ポリエチレン、エチレン−ブテン−1共
重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プ
ロピレン共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合
体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体等に塩素およ
びクロロスルフオニル基を導入しゴム状にしたものであ
る。塩素およびクロロスルフオニル基の導入方法は、該
記ポリマ−を四塩化炭素等の不活性有機溶剤に溶解し、
塩素ガスを吹込み塩素化して次にクロロスルフオニルを
添加反応させてクロロスルフオニル基を導入するか、あ
るいはクロロスルフオニルによって塩素とクロロスルフ
オニル基を導入する等の方法がある。CSMはゴム状で
あれば特に塩素量は限定されないが15〜55重量%の
CSMがゴム状にある。また本発明の製造法に使用され
る塩素化ポリエチレン(以下CPEと云う)とは、該記
ポリマ−の粉末または粒子を水に懸濁させるか、あるい
は四塩化炭素等の不活性有機溶剤に溶解して塩素ガスを
吹込み塩素を導入しゴム状にしたものである。CPEは
CSMと同様にゴム状であれば特に塩素量は限定されな
いが15〜55重量%のCPEがゴム状にある。以上、
CSMとCPEの製造法を例記したが、本発明の熱可塑
性エラストマ−組成物に使用されるCSM又はCPEは
これらの製造法になんら限定されるものではない。本発
明に使用されるゴム弾性成分に対してCSM又はCPE
は60〜90重量%の範囲で使用される。60重量%未
満ではCSM又はCPEの持つ物理的性質である耐油性
が損われる。
【0007】本発明に使用されるゴム弾性成分のエチレ
ン・酢酸ビニル共重合体(以下EVAと云う)は、エチ
レンと酢酸ビニルのランダム共重合体であって、酢酸ビ
ニル含量が15〜60重量%、好ましくは20〜50重
量のEVAが使用される。市販のEVAとして例えば、
内外化学薬品資料 A 高分子:シ−エムシ−社刊(1
988)に掲載される市販のEVAがある。これらは単
独あるいは混合して使用される。本発明に使用されるゴ
ム弾性成分のEVAは10〜40重量%が使用される。
10重量%未満では、熱可塑性エラストマ−組成物の機
械的性質が改良されない。40重量%を越えると、物理
的性質である耐油性が劣る。
ン・酢酸ビニル共重合体(以下EVAと云う)は、エチ
レンと酢酸ビニルのランダム共重合体であって、酢酸ビ
ニル含量が15〜60重量%、好ましくは20〜50重
量のEVAが使用される。市販のEVAとして例えば、
内外化学薬品資料 A 高分子:シ−エムシ−社刊(1
988)に掲載される市販のEVAがある。これらは単
独あるいは混合して使用される。本発明に使用されるゴ
ム弾性成分のEVAは10〜40重量%が使用される。
10重量%未満では、熱可塑性エラストマ−組成物の機
械的性質が改良されない。40重量%を越えると、物理
的性質である耐油性が劣る。
【0008】本発明の熱可塑性エラストマ−組成物に使
用される脱塩酸捕捉剤とは、動的熱処理してCSM又は
CPEを部分架橋させる際に発生する塩酸を捕捉するも
のであって、これらには金属酸化物、金属鉛化合物、金
属水酸化物、脂肪酸金属石鹸類、例えば酸化マグネシウ
ム、酸化カルシウム、酸化亜鉛、一酸化鉛、四三酸化
鉛、三塩基性硫酸鉛、二塩基性亜燐酸鉛、水酸化カルシ
ウム、ステアリン酸ソ−ダ、ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸カルシウム等が挙げられる。そしてこ
れらは単独又は混合して使用される。使用される量は本
発明のゴム弾性成分100重量部当り0.1〜30重量
部が使用される。これらの脱塩酸捕捉剤は予めCSM又
はCPEに混練しないと、脱塩酸捕捉剤の分散不良等に
よる脱塩酸捕捉効率の低下から、得られる熱可塑性エラ
ストマ−組成物の機械的性質が劣り好ましくない。
用される脱塩酸捕捉剤とは、動的熱処理してCSM又は
CPEを部分架橋させる際に発生する塩酸を捕捉するも
のであって、これらには金属酸化物、金属鉛化合物、金
属水酸化物、脂肪酸金属石鹸類、例えば酸化マグネシウ
ム、酸化カルシウム、酸化亜鉛、一酸化鉛、四三酸化
鉛、三塩基性硫酸鉛、二塩基性亜燐酸鉛、水酸化カルシ
ウム、ステアリン酸ソ−ダ、ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸カルシウム等が挙げられる。そしてこ
れらは単独又は混合して使用される。使用される量は本
発明のゴム弾性成分100重量部当り0.1〜30重量
部が使用される。これらの脱塩酸捕捉剤は予めCSM又
はCPEに混練しないと、脱塩酸捕捉剤の分散不良等に
よる脱塩酸捕捉効率の低下から、得られる熱可塑性エラ
ストマ−組成物の機械的性質が劣り好ましくない。
【0009】本発明で云う軟化剤及び/又は可塑剤と
は、ゴム混練物の粘度を下げて、ゴム混練物の加工性を
良くするために配合されるか、あるいはゴム製品の硬度
を下げるために配合されるもので、軟化剤としては鉱物
油系軟化剤、植物油系軟化剤類がある。例えば、アロマ
系オイル、パラフィン系オイル、ナフテン系オイル、ひ
まし油、綿実油、あまに油、なたね油、大豆油、やし油
等が挙げられる。可塑剤としては、フタ−ル酸エステ
ル、二塩基酸エステル、グリコ−ルエステル、エポキシ
系可塑剤、リン酸エステル類がある。例えばジメチルフ
タレ−ト、ジエチルフタレ−ト、ジ−n−ブチルフタレ
−ト、ジイソブチルフタレ−ト、ジヘプチルフタレ−
ト、ジ−n−オクチルフタレ−ト、ジイソオクチルフタ
レ−ト、ジ−(2−エチルヘキシル)フタレ−ト、ジノ
ニルフタレ−ト、ジイソデシルフタレ−ト、ジアリルフ
タレ−ト、ジトリデシルフタレ−ト、ジシクロデシルフ
タレ−ト、ジイソデシルアジペ−ト、ジ−(2−エチル
ヘキシル)アゼレ−ト、ジブチルセバケ−ト、ジ−(2
−エチルヘキシル)イソセバケ−ト、ジエチレングリコ
−ルベンゾエ−ト、トリエチレングリコ−ルジ−(2−
エチルヘキソエ−ト)、ブチルステアレ−ト、ブチルア
リエ−ト、メチルアセチルリシノレ−ト、テトラハイド
ロハ−フリルオリエ−ト、ブチルエポキシステアレ−
ト、オクチルエポキシステアレ−ト、トリフェニルフォ
スフェ−ト、クレジルジフェニルフォスフェ−ト、トリ
クレジルフォスフェ−ト等が挙げられる。そしてこれら
は単独又は混合して使用される。使用される量はゴム弾
性成分100重量部当り5〜100重量部が使用され
る。5重量部未満では本発明の熱可塑性エラストマ−組
成物の加工性に効果が小さく、100重量部を越えると
軟化剤及び/又は可塑剤が浸出するおそれがあり、好ま
しくないのである。
は、ゴム混練物の粘度を下げて、ゴム混練物の加工性を
良くするために配合されるか、あるいはゴム製品の硬度
を下げるために配合されるもので、軟化剤としては鉱物
油系軟化剤、植物油系軟化剤類がある。例えば、アロマ
系オイル、パラフィン系オイル、ナフテン系オイル、ひ
まし油、綿実油、あまに油、なたね油、大豆油、やし油
等が挙げられる。可塑剤としては、フタ−ル酸エステ
ル、二塩基酸エステル、グリコ−ルエステル、エポキシ
系可塑剤、リン酸エステル類がある。例えばジメチルフ
タレ−ト、ジエチルフタレ−ト、ジ−n−ブチルフタレ
−ト、ジイソブチルフタレ−ト、ジヘプチルフタレ−
ト、ジ−n−オクチルフタレ−ト、ジイソオクチルフタ
レ−ト、ジ−(2−エチルヘキシル)フタレ−ト、ジノ
ニルフタレ−ト、ジイソデシルフタレ−ト、ジアリルフ
タレ−ト、ジトリデシルフタレ−ト、ジシクロデシルフ
タレ−ト、ジイソデシルアジペ−ト、ジ−(2−エチル
ヘキシル)アゼレ−ト、ジブチルセバケ−ト、ジ−(2
−エチルヘキシル)イソセバケ−ト、ジエチレングリコ
−ルベンゾエ−ト、トリエチレングリコ−ルジ−(2−
エチルヘキソエ−ト)、ブチルステアレ−ト、ブチルア
リエ−ト、メチルアセチルリシノレ−ト、テトラハイド
ロハ−フリルオリエ−ト、ブチルエポキシステアレ−
ト、オクチルエポキシステアレ−ト、トリフェニルフォ
スフェ−ト、クレジルジフェニルフォスフェ−ト、トリ
クレジルフォスフェ−ト等が挙げられる。そしてこれら
は単独又は混合して使用される。使用される量はゴム弾
性成分100重量部当り5〜100重量部が使用され
る。5重量部未満では本発明の熱可塑性エラストマ−組
成物の加工性に効果が小さく、100重量部を越えると
軟化剤及び/又は可塑剤が浸出するおそれがあり、好ま
しくないのである。
【0010】本発明で使用される有機過酸化物とは、ハ
イドロパ−オキサイド、ジアシルパ−オキサイド、ケト
ンパ−オキサイド、パ−オキシエステルおよびジアルキ
ルパ−オキサイド類等であって、例えばt−ブチルハイ
ドロパ−オキサイド、クメンハイドロパ−オキサイド、
ジ−イソプロピルベンゼンハイドロパ−オキサイド、
2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジハイドロパ−オ
キサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチル
パ−オキシ)ヘキシン−3、ジ−クミルパ−オキサイ
ド、ジ−t−ブチルパ−オキサイド、n−ブチル−4,
4−ビス(t−ブチルパ−オキシ)ヘキサン、t−ブチ
ルパ−オキシベンゾエ−ト、ベンゾイルパ−オキサイド
等が挙げられる。これらは単独または混合して使用され
る。使用される有機過酸化物の量は、本発明で使用され
るゴム弾性成分100重量部当り0.1〜10重量部が
使用される。0.1重量部未満では圧縮永久歪や引張り
強度等の機械的性質が劣る。10重量部を越えて使用す
ると熱可塑性エラストマ−組成物の高温下における成形
加工時の流動性が劣り好ましくない。
イドロパ−オキサイド、ジアシルパ−オキサイド、ケト
ンパ−オキサイド、パ−オキシエステルおよびジアルキ
ルパ−オキサイド類等であって、例えばt−ブチルハイ
ドロパ−オキサイド、クメンハイドロパ−オキサイド、
ジ−イソプロピルベンゼンハイドロパ−オキサイド、
2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジハイドロパ−オ
キサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチル
パ−オキシ)ヘキシン−3、ジ−クミルパ−オキサイ
ド、ジ−t−ブチルパ−オキサイド、n−ブチル−4,
4−ビス(t−ブチルパ−オキシ)ヘキサン、t−ブチ
ルパ−オキシベンゾエ−ト、ベンゾイルパ−オキサイド
等が挙げられる。これらは単独または混合して使用され
る。使用される有機過酸化物の量は、本発明で使用され
るゴム弾性成分100重量部当り0.1〜10重量部が
使用される。0.1重量部未満では圧縮永久歪や引張り
強度等の機械的性質が劣る。10重量部を越えて使用す
ると熱可塑性エラストマ−組成物の高温下における成形
加工時の流動性が劣り好ましくない。
【0011】本発明の熱可塑性エラストマ−組成物に使
用されるポリプロピレン(以下PPと云う)とは、プロ
ピレンを単独重合、あるいはプロピレンとα−オレフイ
ン、例えばエチレン、ペンテン−1、ブテン−1、4−
メチル・ペンテン−1等と共重合して得られる重合体で
あって、結晶性である。市販のPPとして例えば、内外
化学薬品資料 A 高分子:シ−エムシ−社刊(198
8)に掲載されるPPがある。これらは単独あるいは混
合して使用される。使用される量は、本発明で使用され
るゴム弾性成分100重量部当りPP5〜50重量部が
使用される。5重量部未満では得られる熱可塑性エラス
トマ−組成物の高温下における成形加工時の流動性が劣
る。50重量部を越えると弾性を示さなくなり好ましく
ない。
用されるポリプロピレン(以下PPと云う)とは、プロ
ピレンを単独重合、あるいはプロピレンとα−オレフイ
ン、例えばエチレン、ペンテン−1、ブテン−1、4−
メチル・ペンテン−1等と共重合して得られる重合体で
あって、結晶性である。市販のPPとして例えば、内外
化学薬品資料 A 高分子:シ−エムシ−社刊(198
8)に掲載されるPPがある。これらは単独あるいは混
合して使用される。使用される量は、本発明で使用され
るゴム弾性成分100重量部当りPP5〜50重量部が
使用される。5重量部未満では得られる熱可塑性エラス
トマ−組成物の高温下における成形加工時の流動性が劣
る。50重量部を越えると弾性を示さなくなり好ましく
ない。
【0012】本発明の熱可塑性エラストマ−組成物を得
る方法は特に制限されるものではないが、一般にゴムあ
るいは樹脂の混練に使用される混練機、例えばロ−ル混
練機、バンバリ−ミキサ−、双腕形ニ−ダ−、スクリュ
ウ式混練機、ロ−タ−形連続混練機等を使用し、CSM
又はCPE、脱塩酸捕捉剤、軟化剤及び/又は可塑剤と
PPを予めPPの融点以上の温度で混練し、次に有機過
酸化物を添加して動的熱処理した後、EVAを添加混合
する方法が好ましい。
る方法は特に制限されるものではないが、一般にゴムあ
るいは樹脂の混練に使用される混練機、例えばロ−ル混
練機、バンバリ−ミキサ−、双腕形ニ−ダ−、スクリュ
ウ式混練機、ロ−タ−形連続混練機等を使用し、CSM
又はCPE、脱塩酸捕捉剤、軟化剤及び/又は可塑剤と
PPを予めPPの融点以上の温度で混練し、次に有機過
酸化物を添加して動的熱処理した後、EVAを添加混合
する方法が好ましい。
【0013】本発明で云う動的熱処理とは、CSM又は
CPE或いはEVAを該記の混練機中で流動させながら
有機過酸化物で、ベンゼン、アセトン、シクロヘキサン
等の有機溶剤に溶解しない部分架橋したゲル分を作るこ
とである。そしてそのゲル分量は特に制限されるもので
はないが、熱可塑性エラストマ−組成物中のCSM又は
CPE或いはEVAのゲル分量は20重量%以上が好ま
しい。20重量%未満では熱可塑性エラストマ−組成物
の機械的性質が劣り好ましくない。
CPE或いはEVAを該記の混練機中で流動させながら
有機過酸化物で、ベンゼン、アセトン、シクロヘキサン
等の有機溶剤に溶解しない部分架橋したゲル分を作るこ
とである。そしてそのゲル分量は特に制限されるもので
はないが、熱可塑性エラストマ−組成物中のCSM又は
CPE或いはEVAのゲル分量は20重量%以上が好ま
しい。20重量%未満では熱可塑性エラストマ−組成物
の機械的性質が劣り好ましくない。
【0014】本発明の熱可塑性エラストマ−組成物には
その製造工程において、或いは得られた熱可塑性エラス
トマ−組成物にはゴム用配合剤或いは樹脂用配合剤、例
えば、ラジカル禁止剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、相
溶化剤、共架橋剤、カ−ホンブラック、白色充填剤、発
泡剤、滑剤、帯電防止剤、着色剤等を必要に応じて使用
することも出来る。
その製造工程において、或いは得られた熱可塑性エラス
トマ−組成物にはゴム用配合剤或いは樹脂用配合剤、例
えば、ラジカル禁止剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、相
溶化剤、共架橋剤、カ−ホンブラック、白色充填剤、発
泡剤、滑剤、帯電防止剤、着色剤等を必要に応じて使用
することも出来る。
【0015】
【実施例】以下、実施例および比較例により、本発明を
具体的に説明するが、本発明はこれらになんら制限され
るものではない。なお、実施例および比較例に使用した
配合を表−1に示す。
具体的に説明するが、本発明はこれらになんら制限され
るものではない。なお、実施例および比較例に使用した
配合を表−1に示す。
【0016】実施例−1〜4および比較例−1〜3 実施例−1は、表−1に示す配合−1を使用して、予め
CSMに酸化マグネシウム、DOP及びPW−380を
50℃のロール混錬機で混錬し、次にブラベンダープラ
スチコーダー ローラーミキサータイプを使用し、設定
温度140℃のチャンバーに、このゴム混錬物とPPを
入れ、ローラーミキサー100RPMで、ゴム混錬物の
発熱を利用してゴム混錬物の温度をPPの融点以上と
し、PPをゴム混錬物に溶融分散させた。次いでDCP
を添加して動的熱処理を行った後、EVAを添加混錬し
た。これに安定剤のTNPとNS−6を添加混錬して熱
可塑性エラストマー組成物を得た。
CSMに酸化マグネシウム、DOP及びPW−380を
50℃のロール混錬機で混錬し、次にブラベンダープラ
スチコーダー ローラーミキサータイプを使用し、設定
温度140℃のチャンバーに、このゴム混錬物とPPを
入れ、ローラーミキサー100RPMで、ゴム混錬物の
発熱を利用してゴム混錬物の温度をPPの融点以上と
し、PPをゴム混錬物に溶融分散させた。次いでDCP
を添加して動的熱処理を行った後、EVAを添加混錬し
た。これに安定剤のTNPとNS−6を添加混錬して熱
可塑性エラストマー組成物を得た。
【0017】次に、得られた熱可塑性エラストマ−組成
物を180℃の圧縮成形機で予熱4分間、加圧成形2分
間を行なった後、10℃の圧縮冷却機で4分間冷却を行
ない、厚さ2mmのシ−トを得た。得られたシ−トか
ら、JIS K 6301に従って引張り強度の測定、
及びNO.3油を使用し100℃、70時間の条件で浸
漬試験を行ない体積変化率の測定を行なった。また得ら
れた熱可塑性エラストマ−組成物を、180℃の圧縮成
形機で予熱6分間、加圧成形3分間を行った後、10℃
の圧縮冷却機で6分間冷却を行ない、厚さ12. 7mm
のシ−トを得た。得られたシ−トから、JIS K 6
301に従って、70℃、22時間の試験条件で圧縮永
久歪試験を行なった。
物を180℃の圧縮成形機で予熱4分間、加圧成形2分
間を行なった後、10℃の圧縮冷却機で4分間冷却を行
ない、厚さ2mmのシ−トを得た。得られたシ−トか
ら、JIS K 6301に従って引張り強度の測定、
及びNO.3油を使用し100℃、70時間の条件で浸
漬試験を行ない体積変化率の測定を行なった。また得ら
れた熱可塑性エラストマ−組成物を、180℃の圧縮成
形機で予熱6分間、加圧成形3分間を行った後、10℃
の圧縮冷却機で6分間冷却を行ない、厚さ12. 7mm
のシ−トを得た。得られたシ−トから、JIS K 6
301に従って、70℃、22時間の試験条件で圧縮永
久歪試験を行なった。
【0018】熱可塑性エラストマ−組成物中の動的熱処
理によって生成したCSM又はCPEおよびEVAから
成るゲル分量を知るために、次の方法に従ってゲル分量
を測定した。
理によって生成したCSM又はCPEおよびEVAから
成るゲル分量を知るために、次の方法に従ってゲル分量
を測定した。
【0019】熱可塑性エラストマ−組成物を成形して得
た上記の2mmのシ−トを1〜2mm角に裁断し、その
0.5gをベンゼン100gに入れ、23℃で24時間
放置し、次にボ−ルミルで1時間攪拌した後、1時間放
置し熱可塑性エラストマ−の不溶解の部分を沈降させ、
ベンゼンに溶解した部分を5g取り出しベンゼンを蒸発
させた後、その重量を測定した。生成したCSM又はC
PEおよびEVAから成るゲル分量は次式により計算し
た。
た上記の2mmのシ−トを1〜2mm角に裁断し、その
0.5gをベンゼン100gに入れ、23℃で24時間
放置し、次にボ−ルミルで1時間攪拌した後、1時間放
置し熱可塑性エラストマ−の不溶解の部分を沈降させ、
ベンゼンに溶解した部分を5g取り出しベンゼンを蒸発
させた後、その重量を測定した。生成したCSM又はC
PEおよびEVAから成るゲル分量は次式により計算し
た。
【0020】 但し GL:ゲル分量(重量%)L :ベンゼン100
gに溶解する熱可塑性エラストマ−組成物の重量測定し
た引張り強度、圧縮永久歪、体積変化率及びゲル分量を
表−1に示す。
gに溶解する熱可塑性エラストマ−組成物の重量測定し
た引張り強度、圧縮永久歪、体積変化率及びゲル分量を
表−1に示す。
【0021】 実施例−2は、表−1の配合−2を使用した以外実施例
−1に従った。 実施例−3は、配合−3を使用した以外実施例−1に従
った。 実施例−4は、配合−4を使用した以外実施例−1に従
った。 比較例−1は、配合−5を使用した以外実施例−1に従
った。 比較例−2は、配合−6を使用した以外実施例−1に従
った。 比較例−3は、配合−7を使用した以外実施例−1に従
った。
−1に従った。 実施例−3は、配合−3を使用した以外実施例−1に従
った。 実施例−4は、配合−4を使用した以外実施例−1に従
った。 比較例−1は、配合−5を使用した以外実施例−1に従
った。 比較例−2は、配合−6を使用した以外実施例−1に従
った。 比較例−3は、配合−7を使用した以外実施例−1に従
った。
【0022】表−1から、本発明の熱可塑性エラストマ
ー組成物によって得られる実施例1〜4の熱可塑性エラ
ストマー組成物は比較例1〜3と比較し機械的性質であ
る引張り強度と圧縮永久歪の両方が優れていることが分
かる。
ー組成物によって得られる実施例1〜4の熱可塑性エラ
ストマー組成物は比較例1〜3と比較し機械的性質であ
る引張り強度と圧縮永久歪の両方が優れていることが分
かる。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のCSM又はCPE、エチレン・酢酸ビニル共重合体、
脱塩酸捕捉剤、軟化剤及び/又は可塑剤、有機過酸化物
とポリプロピレンから成る熱可塑性エラストマ−組成物
は、物理的性質である耐油性を損うことなく、機械的性
質である圧縮永久歪と引張り強度の両方が優れているこ
とが分る。
のCSM又はCPE、エチレン・酢酸ビニル共重合体、
脱塩酸捕捉剤、軟化剤及び/又は可塑剤、有機過酸化物
とポリプロピレンから成る熱可塑性エラストマ−組成物
は、物理的性質である耐油性を損うことなく、機械的性
質である圧縮永久歪と引張り強度の両方が優れているこ
とが分る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 23/08 C08L 23/08 23/10 23/10 23/34 23/34 F16L 11/04 F16L 11/04 H01B 3/44 H01B 3/44 B
Claims (1)
- 【請求項1】クロロスルフオン化ポリエチレン又は塩素
化ポリエチレン60〜90重量%とエチレン・酢酸ビニ
ル共重合体10〜40重量%から成るゴム弾性成分10
0重量部当り脱塩酸捕捉剤0.1〜30重量部、軟化剤
及び/又は可塑剤5〜100重量部、有機過酸化物0.
1〜10重量部、ポリプロピレン5〜50重量部から成
る熱可塑性エラストマ−組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4452991A JP2952719B2 (ja) | 1991-01-10 | 1991-01-10 | 熱可塑性エラストマ−組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4452991A JP2952719B2 (ja) | 1991-01-10 | 1991-01-10 | 熱可塑性エラストマ−組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04239042A JPH04239042A (ja) | 1992-08-26 |
JP2952719B2 true JP2952719B2 (ja) | 1999-09-27 |
Family
ID=12694045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4452991A Expired - Fee Related JP2952719B2 (ja) | 1991-01-10 | 1991-01-10 | 熱可塑性エラストマ−組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2952719B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5529387B2 (ja) * | 2007-04-06 | 2014-06-25 | 積水化学工業株式会社 | 複合管およびその製造方法 |
CN103951875A (zh) * | 2014-03-31 | 2014-07-30 | 芜湖同达新材料科技有限公司 | 一种阻燃聚丙烯改性树脂及其制备工艺 |
CN105153606A (zh) * | 2015-07-10 | 2015-12-16 | 苏州科茂电子材料科技有限公司 | 一种耐热耐老化的高分子电缆材料及其制备方法 |
-
1991
- 1991-01-10 JP JP4452991A patent/JP2952719B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04239042A (ja) | 1992-08-26 |
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