JP2951173B2 - 空気電池 - Google Patents

空気電池

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JP2951173B2
JP2951173B2 JP5272502A JP27250293A JP2951173B2 JP 2951173 B2 JP2951173 B2 JP 2951173B2 JP 5272502 A JP5272502 A JP 5272502A JP 27250293 A JP27250293 A JP 27250293A JP 2951173 B2 JP2951173 B2 JP 2951173B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M12/00Hybrid cells; Manufacture thereof
    • H01M12/04Hybrid cells; Manufacture thereof composed of a half-cell of the fuel-cell type and of a half-cell of the primary-cell type
    • H01M12/06Hybrid cells; Manufacture thereof composed of a half-cell of the fuel-cell type and of a half-cell of the primary-cell type with one metallic and one gaseous electrode
    • H01M12/065Hybrid cells; Manufacture thereof composed of a half-cell of the fuel-cell type and of a half-cell of the primary-cell type with one metallic and one gaseous electrode with plate-like electrodes or stacks of plate-like electrodes

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単電池および単電池を
集束させた集合電池の形式の空気電池、特に注水して活
状態とさせる操作の簡便化を実現する空気電池に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、隣合う単電池の正極
と負極が電解液を介して導通することによる液絡を防止
する集合電池タイプの空気電池(以下、複数の単電池が
集合した空気電池を集合電池と称する)を開示した(特
開平2−265175)。この空気電池によれば、複数
の通気窓が設けられたケースと、このケース内に収納さ
れた複数の単電池と、ケース底部に設けられ、電解液を
吸収しかつ保持し得る吸水性材料が充填された電解液槽
とを具備し、この電解液槽が複数の槽に分割されており
分割された1つの槽に対して1つの単電池を対応させる
ように配置し、互いに異なる槽から電解液の供給を受け
る単電池同士を直列に接続してなるほぼ全面開放型の空
気電池としたため、単電池同士を直列接続しても液絡を
発生せず出力電圧を安定に維持することが可能である。
すなわち、リーク電流(液絡)の発生を防止するために
は、底部を仕切により分割したケースを作成することが
必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の空気電池の使用にあたって、分割された多数
の電解液槽に注水(塩水または水)して活状態にする際
分割されたすべての電解液槽の液レベルを一定に揃える
(仕切を越えないよう注意しながら)ことが必要である
ため、比較的煩雑な操作となっていた。また、ケース底
部にこのような仕切を多数設けたり、この仕切内に電解
液を吸収し保持する吸水性材料を充填することが製造工
程の煩雑さ引いては製造コストの上昇を招く傾向にある
という課題も有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題に鑑みてなされたものであり、単電池間の液絡を極
小に抑制しながら比較的簡易な操作で使用でき、かつコ
ストダウンを図ることができる単電池およびこの単電池
を集合させた集合電池を提供することを目的とする。ま
た、本発明は電解液を収容する特定の容器を必要としな
い単電池およびこの単電池を集合させた集合電池を提供
することを目的とする。
【0005】すなわち本発明は、正極および負極からな
る1対の電極ならびにこれらの電極間に配置され電解液
を吸収しかつ保持し得る吸水性材料からなるセパレータ
ーから形成され、前記セパレーターに電解液を供給し得
る電解液供給体が前記電極の下端に延出して設けられ、
前記電極の外表面を覆うとともにこの表面上に空気層を
形成するスペーサーが設けられ、さらに、電解液が前記
電解液供給体に供給されるための少なくとも最小限の開
口部を残して前記電解液供給体の表面を被覆する被覆体
が設けられていることを特徴とする単電池形式の空気電
池を提供するものである。また、本発明は、このような
単電池形式の空気電池がスペーサーおよび被覆体を介し
て複数集束されている、集合電池形式の空気電池を提供
するものである。
【0006】他方、本発明は上記のような有益な単電池
および集合電池を発明する過程において、隣合う単電池
の電解液浸漬部間に流れるシャント(shunt)電流
を実質的に抑制することが一定の出力電流を一定時間保
持させる上で重要な課題であることに気づいた(後述の
図9のグラフに示されるように)結果、この課題の解決
を図るための新規な構造の電解液浸漬部(電解液供給
体)を提供している。すなわち、隣合う単電池のセパレ
ーターの電解液供給体は、一方では電解液を吸収して毛
管作用により両電極間に電解液を供給する機能を果た
し、一方では絶縁性のシートからなる被覆体によって表
面積の大部分を覆われる構造を有することにより隣合う
電解液供給体間のシャント電流の発生を実質的に抑制す
ることに寄与している。
【0007】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ本発明を具体的
に説明する。図1は本発明の単電池1の一実施例の断面
を示し、平板状の負極2と、この負極2の両側を取り囲
むように配置された正極3と、この負極2と正極3の間
に挿入されるセパレーター4と、正極3の外側を取り囲
むスペーサー5と、正極3に密着して設けられる集電体
6と、この集電体6に接続された正極集電端子7と、負
極2に接続された負極集電端子8と、セパレーター4と
一体的に形成される電解液供給体9と、スペーサー5と
一体的に形成される被覆体10とから構成されている。
【0008】負極2はマグネシウムもしくはその合金、
亜鉛もしくはその合金またはアルミニュウムもしくはそ
の合金等で構成することができる。また負極2の端部に
は負極集電端子8が機械圧着または溶接等で接続されて
いる。
【0009】セパレーター4は、撥水処理を行なってい
ないグラスペーパー等の吸水性材料で構成され、正極3
(集電体6)と負極2とを電気的に絶縁するとともに、
その一端に連設される電解液供給体9からKCl液やN
aCl液からなる電解液を毛細管現象によって吸上げ、
負極2と正極3とを湿らせるものである。なお、セパレ
ーター4および電解液供給体9の材料としては、グラス
ペーパーの他にグラス繊維、グラスペーパーなどの吸水
性材料を使用してもよい。なお、セパレーター4と電解
液供給体9はそれぞれ独立して形成してもよく、その場
合電解液を電解液供給体からセパレーターへ供給するこ
とを確保しながら慣用的な接続手段により両者を接続し
て使用することができる。
【0010】また集電体6は、ニッケル、銅等の金属で
構成された340〜330メッシュの金網(空気が素通
りできるように網にしてある)であり、正極3に密着し
ている。集電体6の端部にはリード線が半田等によって
接続されている。
【0011】正極3は、石油系黒鉛粉末を主成分とする
膜によって構成することができ、多孔性を有し、集電体
6に密着している。この正極3は、石油系黒鉛粉末に活
性炭、必要に応じて触媒、を加え、これにポリテトラフ
ルオルエチレン分散液を加えて混合し、この混合物を集
電体6に薄く塗り、これを加熱することによって製造す
ることができる。また、正極3を集電体6に膜状に密着
させる場合には、静電塗装等の他の方法によって密着す
るようにしてもよい。
【0012】図2は単電池1の別の実施例を示し、重複
する部分の説明は省略するが、セパレーター4、集電体
6および正極3が平板状の負極2を取り囲むように形成
したものであって、集電体6および正極3には、後述す
る電池反応の結果発生するH2 等の気体を逃がすための
開口部6hおよび1hがそれぞれ設けられている。
【0013】他方、正極3および負極2の形状は一般に
平面形状であることが好ましく、特に正極では空気中の
酸素が容易に拡散浸透するようにする必要があることか
ら正極3が平面形状の負極2を外部から取り囲む(図1
および図2に示されるように)ようにU字状に形成し配
置することが好ましい。このほかにも、たとえば、単電
池1自体を棒状、筒状に設計変更することも勿論可能で
ある。
【0014】単電池1を製造する場合、平板状の負極2
の一端に集電端子を圧着または溶接付けし、集電体6の
一端にもリード線を接続し、次いで平面状のセパレータ
ー4を2つ折りにし、この2つ折りの間に負極2を挾み
込み、次いで集電体6が密着している正極(石油系黒鉛
粉末を主成分とする膜)3を2つ折りにし、この中に、
負極2を挾み込んだセパレーター4を挿入する。次いで
負極2およびセパレーター4を挟んだ状態の正極3(集
電体6)の外側にスペーサー5および被覆体10を巻い
て被覆体10の上部(図1で「H」で示される)をホッ
チキス等の係止手段で固定する。ここで、被覆体10の
両脇には開口部が形成され、この単電池1(集合電池1
3とした場合にも同様)下部(被覆体10に対応する部
分)を電解液に浸漬した場合に電解液が電解液供給体9
に出入することを保証している。
【0015】図3(a)〜(c)はそれぞれ単電池1を
複数集合させた集合電池13の各単電池1間を直列に接
続した状態の平面図、上面図、側面図を示す。これによ
れば、複数の単電池1がスペーサー5を介して隣合って
集合し、この集合した単電池群を保持するために一対の
側面ならびに上部および底部において防水紙またはプラ
スチックから形成されるガードホルダー14が箱状に形
成され、さらにこれを補強するために上部のガードホル
ダー14間に橋渡され両側面を係止するトップタイブリ
ッジ15と側面のガードホルダー14間に橋渡されるサ
イドタイブリッジ16とを有し、一端の単電池の負極集
電端子8が−(マイナス)出力端子12に接続され、他
端の単電池の正極集電端子7が+(プラス)出力端子1
1に接続されている。なお、各集電端子7,8を固定す
るためのプレート17が上部の端部のガードホルダー1
4上に設けられている。ここで、ガードホルダー14は
各単電池1の被覆体10の開口部10aに面する側面
(図3(a)に示される)には設けられておらず、この
集合電池13下部(被覆体10に対応する部分)を電解
液に浸漬した場合に電解液が電解液供給体9に自由に出
入することを保証している。
【0016】次に、図1〜図5を参照しながら、本発明
で用いるスペーサーと被覆体について説明する。通常、
集合電池を構成する場合においては、個々の単電池に充
分な空気を供給する必要があることから、1つの単電池
とこれに隣接する単電池との間に、所定の間隔を維持す
る必要がある。スペーサー5は、この間隔を維持するた
めに設けられる。このように所定の間隔を設ける理由
は、空気の流通を良好にして、これによって単位時間当
たりの電池の出力電力を大きくするためである。したが
って、スペーサーは、適当な通気性を確保できるもので
なければならない。また、実際に空気電池を使用してい
る期間中、上記所定間隔を維持させておくためには、ス
ペーサーが所定の強度を有している必要がある。
【0017】本発明においては、上記の事情に鑑みて、
一枚の板状体の一側(スペーサーを正極の回りに配置し
たときに少なくとも正極とスペーサーの間に凹凸が形成
されることが必要である)および/または両側に凹凸を
設けてなるスペーサーを用いる。このスペーサーは、加
工性に富み、ある程度の耐熱性と絶縁性を有するもので
あれば特に限定されず、ポリプロピレン等のプラスチッ
クで構成することができる。
【0018】一方、被覆体10は、集合電池13が電解
液に浸漬されるときに各単電池1の電解液供給体9を被
覆して隣合う電解液供給体9間に発生するシャント電流
を抑制する目的で設けられるものである。もし電解液供
給体9が被覆体10で被覆されていないとすれば、浸漬
した電解液供給体9間にシャント電流が流れることによ
りエネルギー損失を生じるので空気電池の出力電圧の降
下が起こり放電可能な時間(電池寿命)も短くなってし
まう。したがって、被覆体10は空気電池の出力電圧を
一定のレベルで安定に維持するためのきわめて有効な手
段である。また、被覆体10は、シャント電流を防止す
るために他の複雑な手段、たとえば、電解液槽を各単電
池ごとに仕切る等、を要さず極めて簡易な構成により上
記効果を得ている点で優れている。
【0019】被覆体10の材料はスペーサー5と同様で
ある。被覆体10は図8に示されるように電解液供給体
9を被覆した状態で単電池1a,bを電解液50に浸漬
したとき、電解液供給体9が電解液50に接触し得る開
口部10aを両脇に形成する。なお、開口部10aの形
成位置および形状は、被覆体10が電解液供給体9を十
分に被覆して上記のシャント電流の発生を実質的に抑制
することを確保できるものであるならば特に限定されな
い。
【0020】スペーサーと被覆体は一体的に形成する
か、または独立して形成してもよく互いに接続または非
接続の形式で電極または電解液供給体を被覆するために
使用することができる。ここで示される実施例はすべて
一体的にスペーサー5と被覆体10が形成されている。
スペーサーと被覆体を同一材料で一体的に製造する方
が、製造工程を簡略化し、製造コストを低減する上で好
ましい。
【0021】以下、一体的に形成されたスペーサーと被
覆体について具体的に説明する。図4(a)は、上記実
施例(図1)において、単電池1の外側に配置されるス
ペーサー5の展開状態を示す。図4(b)は、図4
(a)のI−I線から見た横断面図であり、図4(c)
は、図4(a)のII−II線から見た縦断面図であ
る。これらの図面に示されるように、スペーサー5は、
板状部20の一側に多数の凸部21を有し、この凸部2
1により凹部22が形成される。また、スペーサー5
は、正極3に空気を供給するための空気穴24を有する
被覆体10を連設するとともに、横方向に形成された切
り込み線23を有しこれらの線に沿って折り曲げ可能と
なっている。なお、この実施例の被覆体10はスペーサ
ー5と一体となって真空成形またはプレス加工により製
造されるが、被覆体10とスペーサー5は独立して形成
してもよく互いに接続または非接続の形式で電極または
電解液供給体を被覆するために使用することができる。
【0022】図1および図2に示されるようにスペーサ
ー5および被覆体10を折り曲げて負極2、セパレータ
ー4および正極3を包むように単電池1を形成すると、
被覆体10の両脇には開口部10aが形成されこの開口
部10aから電解液50が電解液供給体9に接触するこ
とが許容される(図8の矢印で示される)。また開口部
10aの上部(図8において電解液50の液面より上の
部分)およびスペーサー5の両脇の開放端においてセパ
レーター4との隙間部分を生じるので、ここから正極3
に空気をさらに供給できる構造となっている。また、こ
のスペーサー5および被覆体10は、単電池を構成する
負極、セパレーター、正極等の素子を包んで保持する機
能を有している。
【0023】一方、図8に示されるように、集合電池1
3においては、各単電池1の電解液供給体9は被覆体1
0により上記開口部10a以外のすべての側面9aおよ
び底面9bが覆われているので、電解液50を介して隣
合う単電池の電解液供給体9間に流れ電圧降下の原因と
なるシャント(shunt)電流がきわめて効果的に抑
制される。この結果、後述するようにこの被覆体10の
有無の違いに応じてきわめて著しい電圧降下の多少の差
が生じることが発見された。この効果は隣合う単電池の
電解液供給体間のイオンの移動が被覆体10によって抑
制されるためにもたらされるものと考えられる。
【0024】図5〜図7は両側に凹凸を有するスペーサ
ー5の他の実施例を示す。図6(a)は図5のV−V線
に沿う横断面図であり、図6(b)は図5の平面図であ
り、図7(a)は図5のVI−VI線に沿う横断面図で
あり、図7(b)は図5の右側面図である。なお、図6
および図7ではスペーサー5と一体化した被覆体10の
部分が省略されている。
【0025】表面41側に、凹部42と凸部43と空気
の通路44、441とを有し、その裏面46側に、凹部
47と凸部48と空気の通路49、491とを有する。
そして、スペーサー5は真空成型等で加工され、上記板
状部20の平板部以外は、上記凹凸部によってやや波形
を形成し、表面41側の凹部42の裏側に凸部48が位
置し、表面41側の凸部43の裏側に凹部47が位置し
ている。
【0026】図5にはスペーサー5の凹凸部が円弧で示
してあるが、これに対応する図6、図7の波形は説明の
都合上、台形で示してある。このように、凹部42、4
7、凸部43、48は、円弧でも、台形でも、三角形等
の他の形状でもよい。ただし、スペーサー5が各単電池
1の間に設けられ、単電池1同士の間隔を同じに維持す
るために、各単電池1を常に圧迫することを考えると、
上記凹凸部は点、線でなく面であることが望ましい。な
お、真空成型以外の方法で製造したスペーサー5を使用
してもよい。図6および図7のスペーサー5の構造、製
造法は、図5のスペーサー5の場合と同様である。ま
た、これらのスペーサーは図4で示したように被覆体と
一体化したものを使用すると本発明を実施する上でなお
一層効果的である。上記のように本発明におけるスペー
サーは、板状体の表裏に凹凸を設けたものからなるの
で、空気電池用のスペーサーとして、充分な通気性を有
し、実用上充分な強度を確実に保持でき、製造コストに
おいても有利である。
【0027】次に、上記実施例を参照して、本発明の空
気電池の動作について説明する。通常は、使用時以外に
おいては、正極3ならびに負極2等にはNaCl、KC
l等からなる電解液を接触させず、使用開始時に適宜供
給する。このようにすれば、電池使用前に自然放電等に
よる電力低下が生じないので、保存性が非常に良好にな
り、特に非常用の電源としても有用なものとなる。
【0028】そして、起電力を必要とする場合には、集
合電池13の下部(被覆体10に対応する部分)をNa
Cl、KCl等の電解液に浸漬する。電解液に浸漬する
液面レベルは、被覆体10の高さを越えず正極3および
負極3に接触しない程度であって、電解液供給体9が被
覆体10の開口部10aを通して常時電解液に接触して
濡れるための十分なレベルが与えられれば特に限定され
ない。なお、電解液を収容する容器としては、集合電池
13の形状に合わせた適当なケースを付属させるか、ま
たは集合電池13を収容可能なカップ、鍋等の手持ちの
容器を使用することもできる。あるいは、特に非常の場
合には、野外で一定の深さの水溜まりを利用して上記の
被覆体10を浸漬するようにしても使用できる。
【0029】電解液を所定量供給することによって、正
極3では次の反応が起こる。 1/2O+HO+2e- →2OH- または、 O+HO+2e- →O- +OH-- →OH- +1/2O 一方、負極2側ではMg合金を使用した場合、次の反応
が起こる。 Mg+2OH- →MgO+HO+2e- Mg+2HO→Mg(OH)+H↑ (副反応)上記の反応は、一般の電池と同様であり、空
気電池に負荷を接続すると、負極2に発生した電子e-
が負荷を経由して正極3に到達し、その正極3において
上記のように電子e- が消滅する。このようにして、負
荷を経由して、電流が正極3から負極2に流れる。
【0030】上記実施例において、スペーサー5および
被覆体10に着目すると、スペーサー5が各単電池1の
間に挿入され、各単電池1の間隔を所定の距離に維持
し、スペーサー5に設けられた通路44、441、49
および491ならびに被覆体10上部の空気穴24を経
由して、大気中の空気が正極3に充分に供給され正極3
における上記反応が充分に行なわれる。
【0031】スペーサー5における空気の通路は、図5
において、横方向と縦方向とに設けられている。表面4
1側における横方向の空気通路44は図5から容易に認
識できるが、縦方向の空気通路441は、表面41側の
平面部分と凹部42とを結ぶ部分に形成されている。裏
面46側における横方向の空気通路49は空気通路44
と同様であり、縦方向の空気通路491は、裏面46側
の平面部分と凹部47とを結ぶ部分に形成されている。
また、スペーサー5は、プラスチック等で構成されてい
るので軽量、安価であり、しかも凹凸部42、43、4
7、48によって充分な強度を得ることができる。
【0032】もし集合電池13を一時的に倒した場合で
あっても、吸水性材料からなる電解液供給体9の水分を
保持するとともに被覆体10がこの電解液供給体9表面
から水分が蒸発するのを防止することによって電解液が
一定時間保持されるので、セパレーター4を介して負極
2と正極3の間に電解液を供給し続けることができる。
したがって、空気電池が転倒しても電力発生が停止する
ことが無い。単電池の場合もこれと同様である。
【0033】このように、本発明においては、集合電池
13を密封構造にする必要がなく、密封構造による空気
電池全体が重くなるという問題も解消される。換言すれ
ば、本発明の空気電池はほぼ全面開放型であるので、通
気性にもすぐれ空気電池の機能を向上させることができ
る点においても有利である。
【0034】図9は、黒鉛粉末からなる正極、マグネシ
ウムからなる負極、グラスウールからなるセパレーター
(電解液供給体)およびポリプロピレンシートからなる
スペーサー(被覆体)から構成される単電池を直列に1
0個接続した集合電池13の被覆体10(全長約7c
m)を下端から約2cm電解液(NaCl10%)に浸
漬して定電流放電試験を行った結果を示すグラフであ
る。比較例として、底部を分割し各単電池を互いに隔離
した電解質容器(つまりシャント電流が理論的にはゼロ
の場合にあたる)に各単電池を浸漬(吸収材に含まれた
電解液をセパレーターが吸い上げる)した従来の集合電
池(比較例1)と、本発明の実施例の集合電池からスペ
ーサーの被覆体だけを除去した集合電池(比較例2)と
がこの試験に供された。図9のグラフから、本発明の実
施例の電圧保持時間(1Aおよび5Aの定電流放電にお
いて)はほぼシャント電流がゼロに等しい比較例1と同
等であること、本発明の実施例と比較例2とを比べると
本発明の被覆体がセパレーター電解液供給体を通じて生
じるシャント電流に起因する電圧降下を有意に抑制する
効果を果たしていることが明瞭に確かめられた。
【0035】上記実施例において、電解液としてNaC
l液を使用したが、KCl液、海水や他の食塩水等の電
解液を使用するようにしてもよい。なお、上記実施例に
おいて石油系黒鉛粉末を正極として使用した場合につい
て説明してあるが、石油系黒鉛粉末以外の原料黒鉛を正
極として使用してもよい。
【0036】本発明の空気電池はほぼ全面開放型であっ
て空気電池全体の重量を軽くすることができ、しかも単
電池に電解液を供給するための特別な容器(浸漬用容
器)を必要とせず且つ電解液を一定のレベルまで供給す
る操作がきわめて簡便である。したがって、本発明の空
気電池は、小型、軽量、高出力の電池であり、自動車用
バッテリーの性能が低下したときの緊急充電用電源、模
型飛行機などの動力源、キャンプ、釣り等のレジャー用
の電源(たとえば、発電機を用いる場合に比べきわめて
静粛であることから魚を驚かす等の心配が無い)などア
ウトドアーでの簡便な電源として種々の用途に広く利用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の単電池形式の空気電池の実施例を示す
断面図である。
【図2】本発明の単電池形式の空気電池の他の実施例を
示す一部破断した斜視図である。
【図3】(a)〜(c)はそれぞれ本発明の集合電池形
式の空気電池の実施例を示す正面図、上面図、側面図で
ある。
【図4】(a)〜(c)はそれぞれ本発明の空気電池に
使用されるスペーサーおよび被覆体の実施例を示す展開
図、(a)のI−I線に沿う横断面図、(a)のII−II
に沿う縦断面図である。
【図5】本発明の空気電池に使用されるスペーサーの別
の実施例を示す斜視図である。
【図6】(a)、(b)はそれぞれ図5のV−V線に沿
う縦断面図、図5の平面図である。
【図7】(a)、(b)はそれぞれ図5のVI−VI線に沿
う横断面図、図5の右側面図である。
【図8】本発明の空気電池が電解液に浸漬されている状
態を示す部分的斜視図である。
【図9】本発明の空気電池による定電流放電特性を測定
したグラフである。
【符号の説明】
1 単電池 2 負極 3 正極 4 セパレーター 5、40、40a、40b スペーサー 6 集電体 9 電解液供給体 10 被覆体 11、12 出力端子 21、43、48 凸部 22、42、47 凹部 50 電解液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01M 12/06 - 12/08

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正極および負極からなる1対の電極ならび
    にこれらの電極間に配置され電解液を吸収しかつ保持し
    得る吸水性材料からなるセパレーターから形成され、 前記セパレーターに電解液を供給し得る電解液供給体が
    前記電極の下端に延出して設けられ、 前記電極の外表面を覆うとともにこの表面上に空気層を
    形成するスペーサーが設けられ、 さらに、電解液が前記電解液供給体に供給されるための
    少なくとも最小限の開口部を残して前記電解液供給体の
    表面を被覆する被覆体が設けられていることを特徴とす
    る、単電池形式の空気電池。
  2. 【請求項2】前記セパレーターと前記電解液供給体が一
    体的に構成されている、請求項1に記載の空気電池。
  3. 【請求項3】前記被覆体が前記電解液供給体の上端に対
    応する部分に開口部を有する、請求項1に記載の空気電
    池。
  4. 【請求項4】前記スペーサーと被覆体とが一体的に設け
    られている、請求項1に記載の空気電池。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載の単電
    池形式の空気電池がスペーサーおよび被覆体を介して複
    数集束されている、集合電池形式の空気電池。
  6. 【請求項6】前記単電池形式の空気電池が直列および/
    または並列に接続されている、請求項5に記載の空気電
    池。
  7. 【請求項7】前記正極に密着してなる集電体が設けられ
    ている、請求項1または5に記載の空気電池。
  8. 【請求項8】前記セパレーターがパルプ材、化学繊維、
    天然繊維、石綿、グラスペーパーおよびこれらの混合物
    からなる群から選ばれた材料からなる、請求項1または
    2に記載の空気電池。
  9. 【請求項9】前記スペーサーが一側または両側に複数の
    凹凸部を設けられてなる、請求項1または5に記載の空
    気電池。
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